JPH1150418A - 橋桁の仮受工法およびこれに用いうる架台 - Google Patents

橋桁の仮受工法およびこれに用いうる架台

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JPH1150418A
JPH1150418A JP9208943A JP20894397A JPH1150418A JP H1150418 A JPH1150418 A JP H1150418A JP 9208943 A JP9208943 A JP 9208943A JP 20894397 A JP20894397 A JP 20894397A JP H1150418 A JPH1150418 A JP H1150418A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋桁を支持する支承部の交換に際し、橋脚に
損傷を与えることなく橋桁を支持することができ、作業
効率の向上をも図ることのできる、橋桁の仮受工法を提
案する。 【解決手段】 橋桁を支持するための架台を、少なくと
も二つの要素からなる構成とし、これらにより橋脚を挟
み、これら架台要素に鋼線を挿通すると共にこの鋼線を
緊張させて、架台要素を互いに締結して架台を形成す
る。この締結力により架台と橋脚との間に生じる摩擦抗
力で、橋桁の荷重に抗してこれを支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁の橋脚と橋桁
との間に設けた、橋桁を支持するための支承部の取替工
事において橋桁の仮受けを行う仮受工法および、この工
法に用いることのできる、橋桁の仮受けを行うための架
台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、支承部の取替工事において、橋桁
の仮受のための空間が橋脚と橋桁の間で十分確保できな
い場合、橋脚に、鋼板、型鋼等を組み合わせたブラケッ
トを例えば1橋脚当たり4基程度取り付け、このブラケ
ット上にジャッキを設置して橋桁の仮受を行っていた。
【0003】このブラケット取り付けの際には、橋脚に
削孔し、この孔にブラケットの固定のためのアンカーボ
ルトを埋め込んでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、ブラケット取り付けのために橋脚へ削孔するので、
橋脚に損傷を与えることとなる。また、この削孔に際
し、橋脚内部の鉄筋との干渉のため所望の位置に削孔で
きない場合には、削孔したアンカーボルト埋め込み位置
に合わせてブラケットの取り合い孔を現場で加工する必
要が生じるという問題がある。
【0005】さらに、各ブラケットに加わる荷重を常に
均等に保つのが困難であり、設置したブラケットの内一
か所でも不均等な荷重が加わった場合、アンカーボルト
の耐力が不足してしまい安全性に問題が生じるため、多
数のアンカーボルトを埋め込む必要があった。
【0006】こうした問題に対処するため、鋼材を用い
て仮の橋脚(支保工)を組み立て、この支保工により橋
桁を仮受する方法がある。しかし、この方法では、仮受
の際の荷重が大きい場合には多数の支保工を設ける必要
があり、しかもこれを設置する地盤の性質によっては予
めコンクリート等による基礎を設けた後に支保工を設け
なければならなかったり、橋脚近傍に道路、住居等があ
る場合には支保工を設置できないという問題があった。
【0007】本発明は、上述した問題を解決して作業効
率および安全性の向上が図れると共に、設置場所の制約
の少ない、橋桁の支承部取り替えのための仮受工法に関
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、橋脚上に設け
た、橋桁を支持する支承部の交換に際し、一箇所の挟持
面と、この挟持面にそれぞれ隣接する対向面とを具え
る、少なくとも二つ以上のプレキャストコンクリート製
の架台要素を、前記挟持面が橋脚表面に対向して橋脚を
囲むと共に前記対向面が架台要素同士で対向する位置に
配置する工程と、前記各架台要素の挟持面と橋脚との間
隙および前記各架台要素間の間隙に無収縮性の充填材を
それぞれ充填して該架台要素を前記橋脚に固定する工程
と、前記各架台要素内部に鋼線を挿通し、この鋼線を緊
張させることにより前記架台要素を互いに締結して架台
を形成すると共に前記挟持面で前記充填材を介して橋脚
を挟持する工程と、前記架台上に橋桁支持手段を設け、
該橋桁支持手段により橋桁を支持する工程と、を具える
ことを特徴とする、橋桁の仮受工法に関するものであ
る。
【0009】すなわち、本発明に係る仮受工法において
は、少なくとも二つ以上の架台要素で橋脚を挟み、これ
ら架台要素を互いに締結して、それによって生じる圧縮
力による摩擦抗力で橋桁からの荷重に抵抗して橋桁を支
持するものである。そのため、橋脚に損傷を与えること
なく架台を設置することができ、かつ架台全体で均等に
荷重を受けることができる。また、予め製作した架台を
現場に搬入して据え付けるため、据え付けおよび解体が
容易であり、支承部の取替工事期間の短縮が図れると共
に、設置場所による制約も少ない。さらに、この架台を
作業時の足場等としても利用できるため、作業効率およ
び安全性の向上も図れることとなる。
【0010】また、本発明に係る仮受工法においては、
前記した架台要素を締結するに際し、これら各架台要素
内部に、各架台要素を橋脚を囲む位置に配置した際に略
U字状をなすように、少なくとも一つの曲管と、前記各
対向面からこれと対抗する外面へと延在する少なくとも
一つの直管を埋設し、各架台要素を橋脚を囲む位置に配
置した後、前記直管および前記曲管に鋼線を略U字状を
なすように挿通し、この鋼線を緊張させることにより、
各架台要素を互いに締結することを特徴とする。
【0011】すなわち、架台要素内部に、鋼線を略U字
状に橋脚を巻くように挿通し、この鋼線に張力を与えて
架台を橋脚に対して強固に締結するものである。これに
よって、橋桁から加わる荷重に十分抵抗できる摩擦抗力
を得ることができる。なお、この鋼線は、架台要素を吊
り上げる前に予め挿通しても良く、また吊り上げ後に挿
通しても良い。
【0012】本発明の好適な実施形態においては、架台
要素内に埋設する前記曲管および直管として、鋼管、鋼
製スパイラルシース管、ポリエチレン管、塩化ビニール
管等を用いることができる。また、これらの管に挿通す
る鋼線には、PC鋼線、PC鋼縒り線等が使用できる。
【0013】本発明の好適な実施形態においては、前記
した充填材として、無収縮モルタル等の硬化時に収縮し
ない材料、または膨張剤を混入させたコンクリート等を
用いることができる。これによって、架台と橋脚との間
に隙間が生じるのを防ぐことが可能となる。
【0014】また、本発明の好適な実施形態において
は、架台要素同士の対向面の間に、木材、プラスチック
等の、架台要素よりも弾性係数が小さく、かつ薄板状で
も靱性の高い中間材を介挿しても良い。これによって、
前記対向面における圧縮歪みを他の箇所と比較して大き
くし、架台要素に対する締結力(圧縮力)を橋脚への締
め付け力として有効に作用させることができる。
【0015】さらに、本発明の好適な実施形態において
は、前述した充填材を充填する際、架台要素の挟持面と
橋脚との間隙に多数の中空管を挿入し、支承部を交換し
た後、この中空管に静的破砕剤と呼ばれる、岩石、鉄筋
コンクリート等の破砕に用いる膨張性の材料を充填して
も良い。これにより、工事終了後この破砕剤を膨張させ
て充填材を破砕することで、架台要素を容易に分離させ
ることができる。なお、この中空管には、鋼製スパイラ
ルシース管、紙製ボイド管等が使用可能である。
【0016】また本発明は、上述した橋桁の仮受工法に
用いることのできる架台に関するものでもある。
【0017】本発明による橋桁の仮受工法に用いうる架
台は、一箇所の挟持面と、この挟持面の両側にそれぞれ
隣接する対向面を有する、少なくとも二つ以上のプレキ
ャストコンクリート製の架台要素を具え、前記各架台要
素内部に、各架台要素を、前記挟持面が橋脚表面に対向
して橋脚を囲むと共に前記対抗面が前記架台要素同士で
対向する位置に配置した際に略U字状をなすように、少
なくとも一つの曲管と、前記対向面からこれと対抗する
外面へと延在する少なくとも一つの直管を埋設し、各架
台要素を前記橋脚を囲む位置に配置した後、前記直管お
よび前記曲管に鋼線を略U字状をなすように挿通し、こ
の鋼線を緊張させることにより、各架台要素を互いに締
結することを特徴とする。
【0018】本発明による架台は、少なくとも二つの架
台要素で橋脚を挟み、さらにこれら架台要素に埋設した
管内に鋼線を挿通してこれに張力を与えることにより、
架台要素を互いに締結して生じる橋桁への締め付け力に
よる摩擦抗力で橋桁を支持するものである。したがっ
て、橋脚に損傷を与えることなく設置することができ、
架台全体で均等に荷重を受けることができる。また、予
め製作したものを現場に搬入、設置するため、設置場所
の制約を受けることもなく、工事期間の短縮も図ること
が可能である。さらに、この架台を足場として使用する
こともできる。
【0019】本発明による架台の好適な実施形態におい
ては、架台要素内に埋設する曲管および直管として、鋼
管、鋼製スパイラルシース管、ポリエチレン管、塩化ビ
ニール管等が使用できる。また、これらの管に挿通する
鋼線には、PC鋼線、PC鋼縒り線等が使用できる。
【0020】また、本発明による架台の好適な実施形態
においては、架台要素同士の対向面の間に、木材、プラ
スチック等の、架台要素よりも弾性係数が小さく、かつ
薄板状でも靱性の高い中間材を介挿しても良い。これに
よって、前記対向面における圧縮歪みを他の箇所と比較
して大きくし、架台要素に対する締結力(圧縮力)を橋
桁への締め付け力として有効に作用させることができ
る。
【0021】さらに、本発明による架台の好適な実施形
態においては、架台要素を分離可能とするために、架台
要素の挟持面と橋脚との間隙に充填材を充填すると共に
多数の中空管を挿入し、支承部を交換した後、この中空
管に静的破砕剤と呼ばれる、岩石、鉄筋コンクリート等
の破砕に用いる膨張性の材料を充填しても良い。これに
より、工事終了後この破砕剤を膨張させて充填材を破砕
することで、架台要素を容易に分離させることができ
る。なお、この中空管には、鋼製スパイラルシース管、
紙製ボイド管等が使用可能である。
【0022】また、本発明による架台の好適な実施形態
においては、橋脚を挟む挟持面の形状を、橋脚の断面形
状に合わせて略円弧状、または略コ字状等の凹面として
も良く、さらには平面としても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。
【0024】図1および図2は、本発明による工法を用
いた、橋桁の支承部交換作業を示す図である。図1に示
すように、橋桁1と橋脚2の間にある、橋桁1を支持す
る支承部3を交換するに際し、一時的に橋桁1を支持す
るための、コンクリート製の架台4を設置している。架
台4は、吊上げ台5上に高さ調整台6を介して設けた架
台据付梁7上に設けられており、二つの架台要素4aおよ
び4bからなる。架台据付梁7にはチェーンブロック8が
複数取り付けられ、このチェーンブロック8を橋桁1に
設けた吊上げ梁9と接続することにより、架台据付梁7
は橋桁1から吊り下げられることとなる。架台4上には
ジャッキ10が複数配置され、支承部3の交換時にはこの
ジャッキ10が橋桁1を支持する。
【0025】図2は、図1に示す架台4の平面図である
が、ここではチェーンブロック8を省略して示す。図1
では省略しているが、図2に示すように、架台4上に
は、ジャッキ10と共に橋桁1を支持するためのサンドル
11を設けている。このサンドル11は、型鋼を組み合わせ
て製作するものであるが、詳細はここでは省略する。図
2より、本例においては、架台4の各要素4aおよび4b
は、橋脚2の断面形状(円形)に合わせた凹面(挟持
面)を有していることが理解される。
【0026】図3は、図1および図2に示す架台4を、
図2のA−A断面に沿って示す図である。なお、ここで
は架台据付梁7等は省略している。架台4の各要素は、
橋脚を挟むために、その断面形状に合わせて凹面4dと、
またこれと隣接した対向面4eおよび4fを有する。各架台
要素には、後述する鋼線を挿通するための鋼管シース12
a 、12b 、13a 、13b 、14a 、14b が埋設され、対向面
4eおよび4fには、これらの開口部が設けられている。
【0027】図4は、図3に示す架台4を、図3のB−
B断面に沿って示す図である。架台要素4aに設けた鋼管
シース12a 、12b 、13a 、13b 、および架台要素4bに設
けた鋼管シース12a'、12b'、13a'、13b'はいずれも直管
であり、鋼管シース12a 、12b は架台要素4aの対向面4e
から、鋼管シース13a 、13b は対向面4fから、それぞれ
これらの面と対抗する面4cへと延在する。同様に、架台
要素4bに設けた鋼管シース12a'、12b'は架台要素4bの対
向面4e' から、鋼管シース13a'、13b'は対向面4f' か
ら、それぞれこれらの面と対抗する面4c' へと延在す
る。
【0028】また、鋼管シース14a 、14b 、14a'および
14b'は、いずれも半円状をなす曲管であり、14a 、14b
は架台要素4aの対向面4eから、もう一方の対向面4fへと
橋脚2の外周に沿うように半円状をなして埋設されてい
る。同様に、鋼管シース14a'および14b'も架台要素4bの
対向面4e' から、もう一方の対向面4f' へと半円状をな
して埋設されている。
【0029】さらに、架台要素4aの鋼管シース14a 、14
b は、対向面4e、4e' で架台要素4bの鋼管シース12a'、
12b'と、対向面4f、4f' で鋼管シース13a'、13b'とそれ
ぞれ連通し、一方架台要素4bの鋼管シース14a'、14b'
は、対向面4e、4e' で架台要素4aの鋼管シース12a 、12
b と、対向面4f、4f' で鋼管シース13a 、13b とそれぞ
れ連通する。なお、各架台要素4a、4bに埋設した鋼管シ
ース12a 、12b 、13a 、13b および12a'、12b'、13a'、
13b'の、面4c 4c' 側の開口部には、定着金具15が取り
付けられている。
【0030】なお、本例では鋼管シースを設けている
が、これは、通常の鋼管の他、スパイラルシース管等で
も良い。また、ポリエチレン管、塩化ビニール管等の樹
脂製の管を使用することもできる。
【0031】図5は、架台要素4の対向面の詳細を示す
図である。図5(a) に示すように、架台要素4aの対向面
4fの外周にはゴムパッキング16が設けられる。これは、
後述するように、架台要素4aと4bとを対向させた後、両
者の間隙に充填する充填材の漏れを防ぐためである。ま
た、架台要素4aに埋設した鋼管シース12a 〜14b の開口
部にも、鋼管シース内への充填材の侵入を防ぐためのリ
ングパッキング17を取り付ける。なお、対向面4eにも、
同様にゴムパッキング16およびリングパッキング17をそ
れぞれ設ける。
【0032】図5(b) に示すように、各架台要素の対向
面の間には、ベニヤ板18を介挿する。これは、両架台要
素を橋脚を挟んで対向させて互いに締結する際に、架台
要素よりも弾性係数が小さく、かつ薄板状でも靱性の高
い材料を介挿することで、対向面での圧縮歪みを他の箇
所よりも大きくし、それによって締結力を橋桁への締め
付け力として有効に作用させるためである。この介挿す
る物としては、本例のベニヤ板の他、プラスチック板等
が使用できる。
【0033】図6および図7は、架台4内の鋼管シース
内に鋼線を挿通させて状態を概略示す図である。図に示
すように、架台要素4aに埋設した鋼管シース12a および
12bの、面4c側の開口部から挿入された鋼線19は、対向
面4e、4e' を経て、橋脚2の外周を半周するように架台
要素4b内に埋設した鋼管シース14a'および14b'を貫通
し、さらに対向面4f、4f' を経て鋼管シース13a および
13b の、面4c側の開口部から外部へと抜ける。なお、図
では架台要素4aおよび4b内部の鋼管シースは省略してい
る。
【0034】同様に、架台要素4bに埋設した鋼管シース
12a'および12b'の、面4c' 側の開口部から挿入された鋼
線19は、対向面4e' 、4eを経て、橋脚2の外周を半周す
るように架台要素4a内に埋設した鋼管シース14a および
14b を貫通し、さらに対向面4f' 、4fを経て鋼管シース
13a'および13b'の、面4c' 側の開口部から外部へと抜け
る。
【0035】なお、鋼線19としては、PC鋼線、細長い
鋼線を縒り合わせたPC鋼縒り線等が利用できる。
【0036】また、この鋼線19は、後述するように架台
4を吊り上げる前に挿通しておいても良く、或いは吊り
上げ後に挿通しても良い。
【0037】図8は、架台4を締結した状態を概略示す
図である。図8(a) に示すように、架台4の仮位置決め
のために、架台4の各要素の側面に固定金具20をそれぞ
れ取り付け、これらの間を鋼棒21により接続する。図8
(c) に示すように、固定金具20の取り付けに際しては、
架台4にアンカー22を埋設し、固定金具20を、ボルト23
により、これをアンカー22にねじ込むことで取り付け
る。鋼棒21は、固定金具20の支圧板24に設けた開口部を
挿通させる。架台4の仮位置決めは、鋼棒21に通したナ
ット25を締めつけることにより行う。
【0038】なお、架台4の仮位置決め後の締結は、後
述するように、先に述べた架台4内に挿通させた鋼線19
に張力を与えることにより行う。
【0039】また、図8に示すように、架台4と橋脚と
の間の間隙にはゴムパッキング26をその底部に埋設す
る。このゴムパッキング26は、間隙に充填材を充填する
際に、この充填材が漏れるのを防ぐためのものである。
【0040】図9は、架台4の締結後に充填材を充填し
た状態を示すものである。図9においては、架台要素4
a、4bと橋脚との間隙および架台要素の対向面の間に無
収縮モルタル28を充填している。なお、充填材として
は、この他、膨張材を混入させたコンクリート等の、硬
化時に収縮しない材料が使用できる。
【0041】また、図示の例では、架台要素4a、4bと橋
脚との間隙にスパイラルシース管27を多数、挿入してい
る。これは、後述するように支承部の交換作業が終了し
て架台を撤去する際に、管内部に静的破砕剤を充填し、
これによって硬化した無収縮モルタル28を破砕させて架
台要素を分離させるためのものである。なお、スパイラ
ルシース管以外にも紙製ボイド管等も使用できる。
【0042】図10は、本発明に係る仮受工法を用いた、
支承部取り替え作業の手順を示すフローチャートであ
る。以下、図に従って作業手順を説明する。
【0043】まず、ステップS1で、取り替え対象となる
支承部3が設けられている橋脚2の周囲に、吊り上げ設
備、すなわち吊り上げ台5、その上に設置した架台据付
梁7を設置する。次いで架台据付梁7に設けたチェーン
ブロック8を、橋桁1に設けた吊り上げ梁9と接続し、
吊り上げ設備を完成させる。
【0044】次いで、ステップS2で、架台据付梁7上に
架台4を、各架台要素4a、4bを互いに分離した状態で載
置する。ここで、鋼線19を架台4内部に挿通しておいて
も良く、また架台要素の対向面4e、4fそれぞれの鋼管シ
ース開口部にリングパッキング17を取り付け、対向面4e
と4e' および4fと4f' それぞれの間にベニヤ板等の中間
材18を配置しても良い。次いでチェーンブロック8を巻
き上げて架台4を吊り上げ台5と共に吊り上げる。所定
の高さまで吊り上げた後、続くステップS3でこれら架台
要素を互いに引き寄せて対向させ、固定金具20およびこ
れに挿通させた鋼棒21を締め付けて仮位置決めを行い、
さらに架台4と橋桁2との間隙にゴムパッキング26を埋
め込む。なお、鋼線19はこの時点で架台4に挿通させて
も良く、また中間材18もこの時点で架台要素間に配置し
ても良い。その後、ステップS4で架台4と橋脚2との間
隙にスパイラルシース管27を挿入すると共に、充填材で
ある無収縮モルタル28を充填する。
【0045】無収縮モルタル28の養生を行った後、ステ
ップS5で架台4内を挿通させた鋼線19を油圧ジャッキ等
を用いて緊張させることにより、橋脚2へ架台4を強固
に締結する。その後ステップS6で架台4上に橋桁1を支
持するためのジャッキ10を配置すると共にサンドル11を
組み立てる。さらにステップS7でジャッキ10をジャッキ
アップして橋桁1を支持し、続くステップS8で支承部2
の交換作業を行う。
【0046】支承部の交換が終了した後、ステップS9で
ジャッキ10をジャッキダウンさせ、またステップS10 で
サンドル11を分解する。次いでステップS11 で鋼線19を
緊張から開放させると共に、ナット25を緩めて鋼棒21の
締め付けも解除する。その後ステップS12 で架台4と橋
脚2との間隙に挿入したスパイラルシース管27に、水を
加えて混練した静的破砕剤を充填する。ここで静的破砕
剤とは、生石灰、珪酸塩等を主成分とするもので、水と
反応して膨張し、その際の圧力により岩石、コンクリー
ト等の破砕を行うものである。この静的破砕剤が膨張す
ることにより、架台4と橋脚2との間隙に充填した無収
縮モルタル28が破砕され、その結果架台要素4aおよび4b
が互いに分離できるようになる。なお、この静的破砕剤
としては、宅地造成工事等における地山破砕や建築物の
解体工事等に用いられている公知の物が使用できる。
【0047】最後に、ステップS13 で分離した架台4を
吊り下げ設備と共に地上に下ろし、据付梁7から撤去し
た後に、ステップS14 で吊り上げ設備を解体して支承部
交換作業を終了させる。
【0048】なお、上述した工程では、支承部の交換後
架台4を解体、撤去しているが、交換後の点検や支承部
の再度の交換等のために、架台4を橋脚2に締結したま
ま残して置くことも可能である。
【0049】この場合、橋脚の縁端部の幅を拡張するこ
ととなるので、地震等により橋脚あるいは支承部が破損
した際には、橋桁1を架台4で受けることができるよう
になり、橋桁1の地上への落下を防ぐことが可能であ
る。
【0050】なお、上述した例では、橋脚の断面形状が
円形の場合について説明しているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、他の断面形状を有する橋脚に対
しても適用は可能である。例えば、橋脚の断面が長円
形、四角形等の場合にも適用可能である。これらの場
合、架台の凹面をこれら橋脚の断面形状に合わせて略U
字状、略コ字状等とすれば良い。
【0051】また、上述した例では架台4を二分割構造
としているが、設置場所への搬入、搬出の便宜等のため
に、例えば四分割等としても良い。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、橋
桁の支承部の交換に際し、橋脚に損傷を与えることなく
橋桁を支持することができる。また、橋桁支持のための
架台も設置および撤去が容易であることから、設置場所
の制約を受けることも少なく、工事期間の短縮を図るこ
とも可能である。さらに、架台を作業時の足場等として
も利用できるため、作業効率および安全性の向上をも図
ることができる。
【0053】また、本発明においては、橋桁支持のため
の架台内部に、鋼線を略U字状に橋脚を巻くように挿通
し、この鋼線に張力を与えて架台を橋脚に強固に締結す
る。これにより、橋桁より加わる荷重に十分抵抗できる
摩擦効力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による工法において、橋桁を支持するた
めの架台を設置した状態を示す側面図である。
【図2】本発明による工法において、橋桁を支持するた
めの架台を設置した状態を示す平面図である。
【図3】図2に示す架台の、図2のA−A線に沿った断
面図である。
【図4】図2および図3に示す架台の、図3のB−B線
に沿った断面図である。
【図5】本発明に係る架台の対向面を示す図である。
【図6】本発明に係る架台内部に鋼線を挿通させた状態
を概略示す斜視図である。
【図7】本発明に係る架台内部に鋼線を挿通させた状態
を概略示す平面図である。
【図8】本発明に係る架台を橋脚に締結した状態を概略
示す平面図である。
【図9】本発明に係る架台と橋脚との間隙に充填材を充
填し、また分離のための静的破砕剤を注入する管を挿入
した状態を示す図である。
【図10】本発明に係る工法を用いた、支承部取り替え
作業の工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 橋桁 2 橋脚 3 支承部 4 架台 5 吊上げ台 6 高さ調整台 7 架台据付梁 8 チェーンブロック 9 吊上げ梁 10 ジャッキ 11 サンドル 12, 13, 14 鋼管シース 15 定着金具 16, 26 ゴムパッキング 17 リングパッキング 18 ベニヤ板 19 鋼線 20 固定金具 21 鋼棒 22 ねじアンカー 23 ボルト 24 支圧板 25 ナット 27 スパイラルシース管 28 無収縮モルタル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋脚上に設けた、橋桁を支持する支承部
    の交換に際し、 一箇所の挟持面と、この挟持面の両側にそれぞれ隣接す
    る対向面とを具える、少なくとも二つ以上のプレキャス
    トコンクリート製の架台要素を、前記挟持面が橋脚表面
    に対向して橋脚を囲むと共に前記対向面が架台要素同士
    で対向する位置に配置する工程と、 前記各架台要素の挟持面と橋脚との間隙および各架台要
    素間の間隙に無収縮性の充填材をそれぞれ充填して該架
    台要素を前記橋脚に固定する工程と、 前記各架台要素内部に鋼線を挿通し、この鋼線を緊張さ
    せることにより前記架台要素を互いに締結して架台を形
    成すると共に、前記挟持面で前記充填材を介して橋脚を
    挟持する工程と、 前記架台上に橋桁支持手段を設け、該橋桁支持手段によ
    り橋桁を支持する工程と、を具えることを特徴とする、
    橋桁の仮受工法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の工法において、 前記各架台要素内部に、 各架台要素を前記橋脚を囲む位置に配置した際に略U字
    状をなすように、少なくとも一つの曲管と、前記各対向
    面からこれと対抗する外面へと延在する少なくとも一つ
    の直管を埋設し、 各架台要素を前記橋脚を囲む位置に配置した後、前記直
    管および前記曲管に鋼線を略U字状をなすように挿通
    し、 この鋼線を緊張させることにより、各架台要素を互いに
    締結することを特徴とする、橋桁の仮受工法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の工法において、 前記各架台要素の対向面の間に、該架台要素よりも小さ
    い弾性係数を有する中間板材を介挿したことを特徴とす
    る、橋桁の仮受工法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の工法
    において、 前記架台要素の挟持面と前記橋脚との間隙に前記充填材
    を充填すると共に多数の中空管を挿入し、 前記支承部の交換後、前記各中空管に膨張性の静的破砕
    剤を充填し、該破砕剤を膨張させて前記充填材を破砕す
    ることにより、前記各架台要素を互いに分離させる工程
    をさらに具えることを特徴とする、橋桁の仮受工法。
  5. 【請求項5】 橋脚に設けた、橋桁を支持する支承部の
    交換に際して橋桁の仮受に用いうる架台であって、 一箇所の挟持面と、この挟持面の両側にそれぞれ隣接す
    る対向面とを有する、少なくとも二つ以上のプレキャス
    トコンクリート製の架台要素を具え、 前記各架台要素内部に、 各架台要素を、前記挟持面が橋脚表面に対向して橋脚を
    囲むと共に前記対抗面が前記架台要素同士で対向する位
    置に配置した際に略U字状をなすように、少なくとも一
    つの曲管と、前記対向面からこれと対抗する外面へと延
    在する少なくとも一つの直管を埋設し、 各架台要素を前記橋脚を囲む位置に配置した後、前記直
    管および前記曲管に鋼線を略U字状をなすように挿通
    し、 この鋼線を緊張させることにより、各架台要素を互いに
    締結することを特徴とする、橋桁の仮受工法に用いうる
    架台。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の架台において、 前記各架台要素の対向面の間に、該架台要素よりも小さ
    い弾性係数を有する中間板材を介挿したことを特徴とす
    る、橋桁の仮受工法に用いうる架台。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の架台において、 前記各架台要素の挟持面と前記橋脚との間隙に充填材を
    充填すると共に多数の中空管を挿入し、 前記支承部の交換後、前記中空管に膨張性の静的破砕剤
    を充填し、該破砕剤を膨張させて前記充填材を破砕する
    ことにより、前記各架台要素を互いに分離可能としたこ
    とを特徴とする、橋桁の仮受工法に用いうる架台。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか1項記載の架台
    において、 前記挟持面が略円弧状または略U字状の平面形をなす凹
    面であることを特徴とする、橋桁の仮受工法に用いうる
    架台。
  9. 【請求項9】 請求項5〜7のいずれか1項記載の架台
    において、 前記挟持面が略コ字状の平面形をなす凹面であることを
    特徴とする、橋桁の仮受工法に用いうる架台。
  10. 【請求項10】 請求項5〜7のいずれか1項記載の架
    台において、 前記挟持面が平面であることを特徴とする、橋桁の仮受
    工法に用いうる架台。
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