JP3871385B2 - 自動車用表示器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば他の自動車とのコミュニケーションに使用して好適な自動車用表示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車の運転中に、追越しや車線変更などを行った場合には、後続の自動車に不快感を与えることが心配されるものである。そこで従来から、手のひら状に切り抜かれた板体をバネ材を介して後部窓等に取り付け、追越しや車線変更などによって自動車が左右揺れたときにその振動によって手のひら状の板体が左右に揺れ、手を振っているような表示を行う装置が提案されている。
【0003】
しかしながらこの装置では、板体の左右の揺れはバネ材によって与えられた振動のみが行われるものであり、単調なものである。このため見る者によっては、人間性が欠如している印象を与え、却って不快感を増長させる恐れのあることが指摘されているものである。
【0004】
また、例えば後部窓に電光掲示板を設け、任意のメッセージ文等を表示することも行われている。しかしこの方法では、後続の自動車の運転者は文字を読むために注意が向いて運転に支障を来す恐れがある。また文字による表示では瞬時の把握が困難であり、遠方からの判読も困難になる。さらに表示言語の判らない人には意味がない、等の問題が生じるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この出願はこのような点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問題点は、従来の装置では、示そうとするメッセージを明瞭且つ良好に表示することができず、却って不快感を増長させる恐れもあったというものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本発明においては、自動車の後部に任意の例えば動物の尾を模した表示体を設け、この表示体を少なくとも上下左右及びその中間の方向に駆動するようにしたものであって、これによれば、誰にでも理解できるメッセージを明瞭に表示することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
すなわち本発明においては、自動車の後部に設けられ任意の表示体を少なくとも上下左右及びその中間の方向に駆動する駆動部と、表示体の駆動を指示する駆動指示手段とからなり、自動車のハンドルの近傍に設けられる駆動指示手段からの駆動指示信号を有線または無線を介して駆動部に伝達してなるものである。
【0008】
以下、図面を参照して本発明を説明するに、図1は本発明を適用した自動車用表示器の一例を示す駆動部10の構成図である。この図1において、Aは駆動部10の正面図、Bは側面図を示す。そしてこの駆動部10には、支持棒1と、この支持棒1を任意の点で支える支点2とが設けられ、さらにこの支持棒1の一端に表示体3が設けられる。またこの表示体3にはランプ4が内蔵されている。これによって駆動部10の全体は、任意の例えば動物の尾を模した形状とされる。
【0009】
さらに支持棒1の他端にはスプリング5及びカウンターウエイト6が設けられる。それと共に、このカウンターウエイト6と支点2と間で、支持棒1の周囲の少なくとも上下左右に相当する位置に、駆動手段としての4個のソレノイド7a、7b、7c、7dが設けられる。また、これらの支点2、スプリング5、カウンターウエイト6及びソレノイド7a〜7dを覆うカバー8が設けられる。
【0010】
そしてこれらのソレノイド7a〜7dが後述する駆動指示信号によって駆動されることによって、支持棒1の一端に設けられた表示体3が例えば上下左右及びその中間の方向に任意に駆動される。さらにこの駆動部10の全体が、例えば上述のカバー8に設けられた強力な磁石9によって、自動車の後部トランクあるいはルーフ等の鉄板20の上に設置される。
【0011】
また、例えば図2に示すように、自動車の運転席のハンドル11の近傍に駆動指示部12が設けられる。この駆動指示部12には、いわゆるジョイスティック等の、例えば図示の矢印のような上下左右及びその中間の方向の操作入力を検出する検出手段(図示せず)が設けられ、例えば運転者がハンドル11を握ったまま左手の親指等でこの駆動指示部12を操作することができるものである。
【0012】
そして図3は、この駆動指示部12からの駆動指示信号の伝達手段を示す。すなわちこの図3において、駆動指示部12には例えば図示のような上下左右及びその中間の方向の操作入力(矢印)に対して、例えば上下左右の位置にマイクロスイッチ13a、13b、13c、13dが設けられる。
【0013】
これによって、例えば駆動指示部12が上下左右に操作されたときはスイッチ13a〜13dがオンされる。またその中間の方向に操作されたときには、それぞれその両側のスイッチ13a〜13dがオンされて、それぞれの方向の操作入力が検出されるものである。
【0014】
さらにこれらのスイッチ13a〜13dからの信号が変換回路14に供給されて所定の駆動指示信号に変換される。この変換された駆動指示信号が有線または無線の送信機15を通じて駆動部10に設けられる受信機16に伝達される。そして駆動部10では、この受信機16からの信号が逆変換回路17に供給され、逆変換回路17からの信号がそれぞれソレノイド7a〜7dに供給される。
【0015】
そしてこの装置において、駆動指示部12が上下左右及びその中間の方向に操作されると、その操作入力が駆動指示信号に変換され、駆動部10に伝達されてソレノイド7a〜7dが駆動される。これによって駆動部10の支持棒1及び表示体3を、駆動指示部12の操作に従って上下左右及びその中間の方向に任意に駆動することができるものである。
【0016】
そこでこの装置において、例えば表示体3を上下に振ることによって、運転者の感謝の気持ちを表現することができる。また、表示体3を左右に振ることによって、運転者の惜別の気持ちを表現することができる。さらに表示体3を下向きに固定することによって、運転者の謝罪の気持ちを表現することができる。
【0017】
あるいは表示体3を上向きに固定することによって、運転者の了解を求める気持ちを表現することができる。さらに表示体3を上向きで大きく振ることによって、運転者の大きな感謝の気持ちを表現することができる。このようにして表示体3の動きによって、運転者の各種の気持ちを表現することができる。
【0018】
すなわちこのような表示体3の動きは、運転者等によって意思を持って駆動されていることが明白なものである。また上述の動きは感覚的に理解し易いものである。そしてこのような表示体3の動きによって運転者の各種の気持ちを表現することで、運転者間のコミュニケーションを成立できるものである。
【0019】
従ってこの装置において、自動車の後部に任意の例えば動物の尾を模した表示体を設け、この表示体を少なくとも上下左右及びその中間の方向に駆動することによって、誰にでも理解できるメッセージを明瞭に表示することができる。
【0020】
これによって、従来の装置では、示そうとするメッセージを明瞭且つ良好に表示することができず、却って不快感を増長させる恐れもあったものを、本発明によれば、メッセージを明瞭に表示することができ、後続の自動車等に不快感を与える恐れを解消することができるものである。
【0021】
なお上述の装置において、駆動部10のソレノイド7a〜7dによって行われる支持棒1の駆動は、例えばモーターを用いてアナログ的に行うこともできる。また、駆動指示部12には既製のジョイスティック装置等を用いて、その出力信号を上述の駆動指示信号に変換することもできる。
【0022】
さらに、送信機15、受信機16間の駆動指示信号の伝達は、無線または有線で行うことができる。またこの伝達には、アナログ方式あるいはデジタル方式の信号を用いて行うことが可能である。
【0023】
こうして上述の自動車用表示器によれば、自動車の後部に設けられ任意の表示体を少なくとも上下左右及びその中間の方向に駆動する駆動部と、表示体の駆動を指示する駆動指示手段とからなり、自動車のハンドルの近傍に設けられる駆動指示手段からの駆動指示信号を有線または無線を介して駆動部に伝達することにより、メッセージを明瞭に表示することができ、後続の自動車等に不快感を与える恐れを解消することができるものである。
【0024】
【発明の効果】
この発明によれば、自動車の後部に任意の例えば動物の尾を模した表示体を設け、この表示体を少なくとも上下左右及びその中間の方向に駆動することによって、誰にでも理解できるメッセージを明瞭に表示することができるようになった。
【0025】
これによって、従来の装置では、示そうとするメッセージを明瞭且つ良好に表示することができず、却って不快感を増長させる恐れもあったものを、本発明によれば、メッセージを明瞭に表示することができ、後続の自動車等に不快感を与える恐れを解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される自動車用表示器の駆動部の一例の構成図である。
【図2】その駆動指示部の説明のための図である。
【図3】その駆動指示信号の伝達手段を示す回路図である。
【符号の説明】
10 駆動部、1 支持棒、2 支点、3 表示体、4 ランプ、5 スプリング、6 カウンターウエイト、7a,7b,7c,7d ソレノイド、8 カバー、9 磁石、20 鉄板、11 ハンドル、12 駆動指示部、13a,13b,13c,13d マイクロスイッチ、14 変換回路、15 送信機、16 受信機、17 逆変換回路
Claims (3)
- 自動車の後部に設けられ任意の表示体を少なくとも上下左右及びその中間の方向に駆動する駆動部と、
上記表示体の駆動を指示する駆動指示部とからなり、
上記自動車のハンドルの近傍に設けられる上記駆動指示部からの駆動指示信号を有線または無線を介して上記駆動部に伝達する
ことを特徴とする自動車用表示器。 - 請求項1記載の自動車用表示器において、
上記駆動部は、任意の支点を有し一端に上記表示体の設けられた支持棒と、この支持棒の周囲の少なくとも上下左右に相当する位置に設けられ上記駆動指示信号によって制御される駆動手段とを有する
ことを特徴とする自動車用表示器。 - 請求項1記載の自動車用表示器において、
上記駆動指示部は、少なくとも上下左右の操作入力を検出する検出手段と、この検出手段の出力を所定の上記駆動指示信号に変換する変換手段とを有する
ことを特徴とする自動車用表示器。
Priority Applications (1)
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JP32408796A JP3871385B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 自動車用表示器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32408796A JP3871385B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 自動車用表示器 |
Publications (2)
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JPH10157514A JPH10157514A (ja) | 1998-06-16 |
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ID=18162017
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JP32408796A Expired - Fee Related JP3871385B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 自動車用表示器 |
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JP (1) | JP3871385B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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-
1996
- 1996-12-04 JP JP32408796A patent/JP3871385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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