JP3871108B2 - クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法及びシステム、クレジットカード決済型電話端末、及び情報管理装置 - Google Patents

クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法及びシステム、クレジットカード決済型電話端末、及び情報管理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法及びシステムに係り、詳しくは、クレジットカード決済型電話端末に対して入力されたクレジットカード情報を与信機関に通知し、該与信機関での与信判定結果に基づいて電話端末と相手方の端末との通信の可否が制御されるようにしたクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御方法及びシステムに関する。
【0002】
また、本発明は、そのようなクレジットカード情報の通知方法及びシステムに適したクレジットカード決済型電話端末に関する。
【0003】
更に、上記クレジットカード情報の通知方法及びシステムに適した情報管理装置に関する。
【0004】
【従来の技術】
従来、クレジットカード決済型電話通信システムでは、クレジットカード決済型電話端末において、例えば、磁気的にクレジットカード情報(クレジットカード番号、利用者名、有効期限など)が記録されたクレジットカードの読取りが行われると、その読取られたクレジットカード情報が当該電話端末から電話通信システムの通信経路を介して与信機関に通知される。そして、与信機関にて上記クレジットカード情報に基づいて与信判定処理が行われる。この与信判定処理にて正常な与信判定結果が得られると、その情報が上記通信経路を介して上記電話端末に転送され、当該電話端末と相手方の端末との通信が可能となるように回線接続がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクレジットカード決済型電話通信システムでは、上述したように、電話端末からクレジットカード情報が送信され、そのクレジットカード情報が電話通信システムの通信経路を介して与信機関に転送され、そして、その与信機関での与信判定結果が電話端末に転送された後に、当該電話端末での通信が可能となる。このため、電話端末の利用者は、クレジットカード情報を入力してから通信が可能になるまで、比較的長い時間待たされてしまう。
【0006】
そこで、本発明の第一の課題は、クレジットカード決済型電話通信システムにおいてクレジットカード情報を電話端末に入力してから通信が可能になるまでの時間をできるだけ短くすることができるような通信制御方法及びシステムを提供することである。
【0007】
また、本発明の第二の課題は、上記のような通信制御方法及びシステムに適したクレジット決済型電話端末を提供することである。
【0008】
更に、本発明の第三の課題は、上記のような通信制御方法及びシステムに適した情報管理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第一の課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、通信料の決済がクレジットカードにて行うことのできる電話端末に対して入力されたクレジットカード情報を与信機関に通知し、該与信機関での与信判定結果に基づいて電話端末と相手方の端末との通信の可否が制御されるようにしたクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、電話端末は、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を参照して、該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されているか否かを判定し、該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されていると判定されたときに該電話端末からその識別情報を情報管理装置に送信し、電話端末から上記識別情報が送信された後、かつ上記与信機関での与信判定結果を得る前に、上記電話端末と相手方の端末との間の通信を可能な状態に制御し、該情報管理装置は、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を参照して、受信した識別情報に対応するクレジットカード情報を上記与信機関に送信するように構成される。
【0010】
このような通信制御方法では、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報に電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報が存在す場合、電話端末から識別情報が送信された後で、かつ上記与信機関での与信結果を得る前に上記電話端末と相手方の端末との間の通信が可能な状態に制御される。即ち、クレジットカード情報に基づいた与信機関での与信判定結果が得られる前に電話端末の利用者は通信が可能となる。
【0011】
上記のように与信判定結果が得られ得る前に通信が可能な状態になった後に、与信機関は情報管理装置から送信されるクレジットカード情報に基づいて与信判定を行い、その与信判定結果に基づいて上記のように電話端末と相手方の端末との間の通信が可能になった状態を維持またはその通信を可能でなくすることが可能である。
【0012】
また、上記のようにクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を予め登録しておくということで、電話端末に入力されたクレジットカード情報に基づいて正常な与信判定結果が得られることを保証することが可能となる。登録の条件を厳格にするほど、その保証の信頼性が高くなる。
【0013】
上記クレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報は、上記電話端末と情報管理装置が利用しうるものであれば、その格納場所は制限されない。
【0014】
電話端末がより早く入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報を取得できるという観点から本発明は、請求項2に記載されるように、上記クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、上記電話端末は、当該電話端末に予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を示す管理情報を参照して、該電話端末に入力されたクレジットカードに対応した識別情報を情報管理装置に送信するように構成することができる。
【0015】
また、上記情報管理装置が識別情報に対応したクレジットカード情報をより迅速に与信機関に通知できるという観点から、本発明は、請求項3に記載されるように、上記各クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、上記情報管理装置は、当該情報管理装置に予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を示す管理情報を参照して、該情報管理装置にて受信した識別情報に対応するクレジットカード情報を上記与信機関に送信するように構成することができる。
【0016】
与信判定結果が得られる前に電話端末と相手方の端末との間の通信が可能となった後、与信機関で当該通信が可能としうる与信判定結果が得られる保証の信頼性がより高められるという観点から、本発明は、請求項4に記載されるように、上記各クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、上記電話端末に入力されたクレジットカード情報を当該電話端末から上記与信機関に通知し、該与信機関にて当該電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果が得られたときに、上記電話端末及び情報管理装置が利用し得る当該入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を登録するように構成することができる。
【0017】
このような通信制御方法では、クレジットカード情報に基づいて電話端末と相手方の端末との間の通信を可能にし得るという与信結果を実際に得られた場合に、そのクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報が登録される。従って、その登録から電話端末からのその後の発信までの間にクレジットカード情報に対する与信に影響が与える事情が無い限り、その電話端末からの発信に対して通信可能な状態にした後に得られる与信判定結果も同様に通信を可能にし得る結果となる。
【0018】
また、上記管理情報の登録が効率的にできるという観点から、本発明は、請求項5に記載されるように、上記クレジットカード決済型電話端末通信システムでの通信制御方法において、上記電話端末は、該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されていないと判定したときに、その入力されたクレジットカード情報を情報管理装置に送信し、上記情報管理装置は、上記電話端末から送信されたクレジットカード情報を上記与信機関に送信し、該与信機関にて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果が得られたときに、上記情報管理装置は、上記電話端末から送信されたクレジットカード情報に対して識別情報を付与し、該クレジットカード情報と該識別情報との対応関係を表す管理情報を登録するように構成することができる。
【0019】
同様の観点から、本発明は、請求項6に記載されるように、上記クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、上記情報管理装置は、上記電話端末から送信されたクレジットカード情報に付与された識別情報を該記電話端末に送信し、上記電話端末は、該電話端末に入力されたクレジットカード情報と上記情報管理装置から送信された識別情報との対応関係を表す管理情報を当該電話端末の利用しうる管理情報として登録するように構成することができる。
【0020】
より高いセキュリティを確保できるという観点から、本発明は、請求項7に記載されるように、上記各クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、上記与信機関にて与信判定結果が得られる前に上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、該与信機関が上記情報管理装置から送信されたクレジットカード情報に基づいて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果を出したときに、上記電話端末と相手方の端末との通信を可能な状態に維持すると共に、既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す管理情報における上記電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を更新するように構成することができる。
【0021】
このような通信制御方法では、クレジットカード情報に対応する識別情報が更新されるので、識別情報を盗用されても、その識別情報に対応したクレジットカード情報を与信機関に通知することができなくなる。
【0022】
その識別情報の更新が効率的にできるという観点から、本発明は、請求項8に記載されるように、上記クレジットカード決済型電話電話通信システムでの通信制御方法において、上記与信機関が上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果を出したときに、上記情報管理装置は、該情報管理装置が利用し得る既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す情報管理情報における上記電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を更新すると共に、更新後の新たな識別情報を電話端末に送信し、電話端末は、当該電話端末が利用し得る既に格納されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報における当該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を上記情報管理装置から送信された識別情報に更新するように構成することができる。
【0023】
正常な与信判定結果が得られなかった際の手順を提供するという観点から、本発明は、請求項9に記載されるように、上記各クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、上記与信機関にて与信判定結果が得られる前に上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、該与信機関が上記情報管理装置から送信されたクレジットカード情報に基づいて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得ない与信判定結果を出したときに、上記電話端末と相手方の端末との通信を可能とならない状態に切替えると共に、既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す管理情報から上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を削除するように構成することができる。
【0024】
このような通信制御方法では、与信機関にて与信判定結果が得られる前に上記電話端末と相手方の端末との通信を可能な状態にした後に、その通信を可能にすべきでないという与信判定結果が実際に得られた場合、その通信を可能としない状態に切替えられる。そして、電話端末に入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報が削除されることにより、次に、電話端末に同じクレジットカード番号を入力しても、そのクレジットカード番号に対応した識別情報は存在しないと判定される。
【0025】
上記クレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報の削除が効率的にできるという観点から、本発明は、請求項10に記載されるように、上記クレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、上記与信機関が上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得ない与信判定結果を出したときに、上記情報管理装置は、該情報管理装置が利用し得る既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す情報管理情報から上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を削除すると共に、その識別情報を電話端末に送信し、電話端末は、当該電話端末が利用し得る既に格納されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報から当該電話端末に入力されたクレジットカード情報と上記情報管理装置から送信された識別情報との対応関係を表す管理情報を削除するように構成することができる。
【0026】
また、上記第一の課題を解決するため、本発明は、請求項11に記載されるように、通信料の決済がクレジットカードにて行うことのできる電話端末に対して入力されたクレジットカード情報を与信機関に通知し、該与信機関での与信判定結果に基づいて電話端末と相手方の端末との通信の可否が制御されるようにしたクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、クレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報が予め登録された管理情報格納手段と、情報管理装置とを有し、上記電話端末は、上記管理情報格納手段に格納された管理情報を参照して、該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されているか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されていると判定されたときに、その識別情報を情報管理装置に送信する識別情報送信制御手段とを有し、電話端末から上記識別情報が送信された後、かつ上記与信機関での与信判定結果を得る前に、上記電話端末と相手方の端末との間の通信を可能な状態に制御する与信前通信許容制御手段を有し、該情報管理装置は、上記管理情報格納手段に格納された管理情報を参照して、受信した識別情報に対応するクレジットカード情報を上記与信機関に送信する対応クレジットカード情報送信制御手段を有するように構成される。
【0027】
本発明は、請求項22に記載されるように、上記クレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、上記クレジットカード決済型電話通信システムは、上記電話端末に接続された無線機、基地局及び交換機を有する無線通信システムであり、電話端末から上記情報管理装置に送信すべき情報が、無線機と基地局間の無線区間及び基地局から交換機を経由する所定の通信経路を介して転送されるように構成することができる。
【0028】
より迅速に識別情報を送信できるとう観点から、本発明は、請求項23に記載されるように、上記クレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、上記電話端末の識別情報送信制御手段は、上記識別情報を無線機から基地局を介して交換機に送信される発呼要求に係る制御信号に含めて送信させるように構成することができる。
【0029】
上記第二の課題を解決するため、本発明は、請求項24に記載されるように、通信料の決済がクレジットカードにて行うことのできる電話電話端末に対して入力されたクレジットカード情報を与信機関に通知し、該与信機関での与信判定結果に基づいて電話端末と相手方の端末との通信の可否が制御されるようにしたクレジットカード決済型電話通信システムにおける当該電話端末において、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との関係を表す管理情報を参照して、該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されているか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されていると判定されたときに、その識別情報を情報管理装置に送信する識別情報送信制御手段とを有し、該電話端末から上記識別情報が送信されたことを契機として上記与信機関での与信判定結果を得る前に上記電話端末と相手方の端末との間の通信が可能な状態に制御された後に、上記情報管理装置が、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を参照して、当該電話端末から送信される識別情報に対応したクレジットカード情報を与信機関に送信できるように構成される。
【0030】
更に、上記第三の課題を解決するため、本発明は、請求項29に記載されるように、通信料の決済がクレジットカードにて行うことのできる電話端末に対して入力されたクレジットカード情報を与信機関に通知し、該与信機関での与信判定結果に基づいて電話端末と相手方の端末との通信の可否が制御されるようにしたクレジットカード決済型電話通信システムにおける上記与信機関への上記クレジットカード情報の通知に用いられる情報管理装置において、上記電話端末から当該電話端末に入力されたクレジットカード情報送信されることを契機として上記与信機関での与信判定結果を得る前に上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、上記電話端末から送信された識別情報を受信したときに、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を参照して、上記受信した識別情報に対応するクレジットカード情報を上記与信機関に送信するクレジットカード情報送信制御手段を有するように構成される。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0032】
本発明の実施の一形態に係るクレジットカード決済型電話通信システムは、例えば、図1に示すように構成される。この例は、船舶、航空機などの移動体に設置されたクレジットカード決済型電話端末にて通信(通話、データ通信)を行えるようにした移動通信システムである。
【0033】
図1において、クレジットカード決済型電話端末(以下、単に電話端末という)10は無線機20に接続されている。この電話端末10は無線機20と共に、例えば、船舶に設置される。このように船舶に設置された電話端末は、その航海の間に乗務員、乗客により繰返し利用される。
【0034】
無線機20は、移動通信システムにおける通信端末であり、交換機100に接続された基地局101と無線通信を行う。交換機100は所定の通信網NWに接続され、電話端末10は、無線機20、基地局101、交換機100及び通信網NWを介して他の端末と通信(通話、データ通信)を行えるようになっている。
【0035】
また、交換機100はクレジットカード認証サーバ110に接続される。このクレジットカード認証サーバ110は、更に、クレジットカードによる決済に際して与信判定を行うクレジットカードセンタ200に、例えば、専用線によって接続されている。上記クレジットカード認証サーバ110は、後述するように、電話端末10からの暗号化されたクレジットカード情報またはクレジットカード情報に対応付けられた論理IDを無線機10、基地局101及び交換機100を介して受信する。そして、クレジットカード認証サーバ110は、暗号化されたクレジットカード情報を復号し、その復号により得られた元のクレジットカード情報、または、受信した論理IDに対応するクレジットカード情報をクレジットカードセンタ200に送信する。
【0036】
クレジットカードセンタ200は、受信したクレジットカード情報に基づいて与信判定処理を行い、その判定結果をクレジット認証サーバ110に返す。クレジットカード認証サーバ110はその与信判定の結果を認証結果として交換機100に送信し、交換機100は、その認証結果に応じて電話端末10に対する回線の接続または切断の制御を行う。
【0037】
上記電話端末10は、例えば、図2に示すように構成されている。
【0038】
図2において、電話端末10は、送受話部11、音声処理部12、カード読込み部13、暗号化部14、制御部15、ダイヤル入力部16及び表示部17を有している。制御部15は上記無線機20に接続されている。
【0039】
送受話部11は、送受話器を有し、利用者からの音声の入力及び利用者に対する音声の出力を行う。音声処理部12は、送受話部11からの入力音声信号に対して所定の処理(例えば、符号化処理等)を施し、その処理にて得られた音声信号が制御部15を介して無線機20に供給される。また、音声処理部12は、無線機20からの受信音声信号に対して処理の処理(例えば、復号処理等)を施し、その処理にて得られた音声信号が送受話部11に送られる。
【0040】
カード読込み部13は、利用者がクレジットカードの読取り操作を行った際に、そのクレジットカードに例えば磁気的に記憶されたクレジットカード番号等のクレジットカード情報を読取る。暗号化部14は、カード読込み部13にてクレジットカードから読取られたクレジットカード情報を所定のアルゴリズムに従って暗号化する。この暗号化されたクレジットカード情報は、制御部15を介して無線機20に供給され、無線機20から送信される。
【0041】
ダイヤル入力部16は、利用者が通信相手の電話番号等を入力するために用いられ、その操作に対応したダイヤル情報が制御部15に供給される。表示部17は、制御部15の制御のもとにメッセージなどの表示を行う。
【0042】
制御部15は、暗号化部14に対する暗号化処理の開始指示、表示部17に対するメッセージ表示制御を行うと共に無線機20に対するインタフェースを行う。また、この制御部15は、後述するようなクレジットカード番号と論理IDとの対応表をその記憶部に保存してそれらの情報を管理し、発信に際してこのように管理される論理IDの送出制御なども行う。
【0043】
利用者がクレジットカードを用いて当該電話端末10から電話をかける場合、上述したようなシステムでは、例えば、次のような処理が行われる。
【0044】
電話端末10の制御部15は、図3、図4及び図7に示す手順に従って処理を行う。また、クレジットカード認証サーバ110は、図5に示す手順に従って処理を行い、交換機100は、図9に示す手順に従って処理を行う。
【0045】
図3において、電話端末10の制御部15は、送受話部11においてオフフック操作がなされたか否かの判定を行っている(S1)。この状態で、利用者が電話をかけるためにオフクック操作を行い、そのオフクック操作が検出されると(S1でYES)、制御部15は、表示部17に対してクレジットカード読込みメッセージの表示指示を行う。そして、制御部15は、クレジットカードの読込みが終了したか否かの判定処理を行う(S3)。
【0046】
表示部17は、上記表示指示に従ってクレジットカード読込みメッセージを表示する。このメッセージを見た利用者がカード読込み部13に対してクレジットカードの読込み操作を行い、そのクレジットカードの読込み操作が完了したことが判定されると(S3でYES)、制御部15は、カード読込み部13にてクレジットカードから読取られたクレジットカード情報(クレジットカード番号、利用者ID、有効期限など)を取得し、記憶部に格納する(S4)。
【0047】
そして、制御部15は、そのクレジットカード情報に含まれるパリティビットを用いた読み取りエラーチェック、そのクレジットカードの有効期限チェックなどの処理を行う(S5)。その各チェックの結果、そのクレジットカード情報が無効であると判定されると(S5でNG)、制御部15は、表示部17にそのクレジットカードが無効である旨のメッセージを表示させ(S6)、処理を終了する。この場合、利用者はクレジットカードを利用して電話をかけることができない。
【0048】
一方、上記各チェックの結果、そのクレジットカード情報が有効なものであると判定されると(S5でOK)、制御部15は、表示部17に対してダイヤル入力指示のメッセージを表示させる(S7)。そして、制御部15は、上記のように取得したクレジットカード情報が既に登録されているか否かを判定する(S8)。このクレジットカード情報の登録については後述する。利用者が始めて当該クレジットカードを使用して電話端末10から通話を行う状況であって、取得されたクレジットカード情報がまだ登録されていない場合(S8でNO)、制御部15は、暗号化部14に対して取得したクレジットカード情報の暗号化を開始するように指示し(S9)、暗号化部14からその暗号化処理が完了した旨の報告を待つ(S10)。
【0049】
この暗号化開始の指示を受けた暗号化部14は、上記取得されたクレジットカード情報を所定のアルゴリズムに従って暗号化する。そして、その暗号化の処理が終了すると、その旨と共に暗号化されたクレジットカード情報が暗号化部14から制御部15に供給される。そして、制御部15は、その暗号化部14からの暗号化されたクレジットカード情報を取得し(S10でYES、S11)、図4に示す手順に従って処理を続行する。
【0050】
図4において、このようにして暗号化されたクレジット情報を取得した制御部15は、ダイヤル入力部16からの利用者による相手先の電話番号の入力(ダイヤル入力)が完成しているか否かを判定する(S12)。前述したように表示部17に表示されたダイヤル入力指示のメッセージを見た利用者がダイヤル入力部16を操作して相手先の電話番号を入力すると(S12でYES)、制御部15は、通信の相手先に対する発信処理を行う(S13)。この発信処理において相手先の電話番号及びクレジットカード決済である旨を表す情報が無線機20に供給され、以後、制御部15は、無線機20にて接続信号(呼接続を表す信号)が受信されるか否かの判定(S14)を繰返し行う。
【0051】
上記のようにして電話番号及びクレジットカード決済である旨を表す情報が制御部15から無線機20に供給されると、当該無線機20、交換機100、クレジットカード認証サーバ110及びクレジットカードセンタ200との間で移動通信システムにて予め定められた手順に従って通信が、例えば、図6に示すような手順に従って行われる。
【0052】
図6において、無線機20は、着番号(相手先の電話番号)、発番号及びクレジットカード決済である旨を表す情報を含み、発呼要求を表す制御信号(SETUP)を送信する(1)。交換機100は、基地局101を介して上記制御信号(SETUP)を受信すると、それに含まれる情報に基づいてクレジットカード決済での発呼であることを認識する。そして、交換機100は、通話チャネルでの通信可能な状態であれば、発呼受付を表す制御信号(CALL PROC)を基地局101を介して無線機20に送信し(2)、更に、呼接続を表す制御信号(CONN)を送信する(3)。この呼接続を表す制御信号(CONN)が交換機100から無線機20に送信された後に、無線機20と交換機100との間が通話チャネルにて接続される(4)。
【0053】
図4に戻って、上記のように発信処理(S13)の後に、無線機20にて接続信号が受信されるか否かの判定(S14)を行っている電話端末10の制御部15は、上記のように呼接続を表す制御信号(CONN)が無線機20にて受信されたことを判定すると(S14でYES)、上記のように暗号化されたクレジットカード情報を無線機20に供給する(S15)。以後、制御部15は、切断信号が受信されたか否かの判定(S16)及び着側接続信号が受信されたか否かの判定(S17)を繰返し行う。
【0054】
図6に戻って、無線機20は電話端末10から供給される暗号化されたクレジットカード情報を上記のように形成された通話チャネルを介して交換機100に順次送信する(5)。この暗号化されたクレジット情報を受信した交換機100は、その情報を含む認証要求をクレジットカード認証サーバ110に送信する(6)。この認証要求を交換機100から受信したクレジットカード認証サーバ110は、図5に示す手順に従って処理を行う。
【0055】
図5において、クレジットカード認証サーバ110は、交換機100から認証要求を受信すると(S51)、その受信した認証要求に暗号化されたクレジットカード情報または後述するような論理IDのいずれが含まれているかを判定する(S52)。上記のように利用者が当該クレジットカードを始めて使用して電話端末10から電話をかける状況であって、交換機100からの認証要求に暗号化されたクレジットカード情報が含まれている場合、クレジットカード認証サーバ110は、その暗号化されたクレジットカード情報を所定のアルゴリズムに従って復号して元のクレジットカード情報を取得し、そのクレジットカード情報をクレジットカードセンタ200に送信して与信依頼を行う(S53)。この与信依頼を行った後、クレジットカード認証サーバ110は、クレジットカードセンタ200からの与信結果の待ち状態となる(S54)。
【0056】
図6に戻って、上記のようにしてクレジットカード認証サーバ110から与信依頼を受けた(7)クレジットカードセンタ200では、公知の手順に従ってその与信依頼と共に受信したクレジットカード情報に基づいて与信判定処理を行う。そして、その与信判定処理の結果がクレジットカードセンタ200からクレジットカード認証サーバ110に送信される(8)。
【0057】
図5に戻って、クレジットカード認証サーバ110は、上記のようにクレジットカードセンタ200から与信判定処理の結果を受信すると(S54でYES)、その判定結果が正常(与信OK)であるか否かを判定する(S55)。この与信結果が正常なものであれば(S55でOK)、クレジットカード認証サーバ110は、論理IDの登録処理を行う(S56)。
【0058】
この論理IDの登録処理では、クレジットカード情報と電話端末10の発番号(電話番号)とに固有のID情報(論理ID)が付与される。そして、その論理IDが例えば図10に示すような論理ID管理表にその電話番号及びクレジットカード情報に対応するように登録される。
【0059】
このように論理IDの登録処理が終了すると、クレジットカード認証サーバ110は、上記登録された論理IDと共に上記与信結果に対応した認証結果(認証OK)を交換機100に送信する(S57)。
【0060】
図6に戻って、正常な認証結果(認証OK)と共に論理IDがクレジットカード認証サーバ110から交換機100に送信されると(9)、交換機100は、着側接続信号と共にその論理IDを基地局101を介して無線機20に送信する。そして、交換機100は呼接続要求を表す制御信号(SETUP)に含まれる着番号で特定される相手先の電話端末に対する交換接続処理を行う。その結果、上記着側接続信号を受信した無線機20が着側の電話端末に回線接続される(11)。その結果、電話端末10の利用者は、無線機20、基地局101、交換機100及び通信網NWを介して相手先の電話端末と通信(通話)を行うことができる。
【0061】
図4に戻って、上述したように暗号化されたクレジットカード情報の送信が終了(S15)した後に、切断信号が受信されるか否かの判定(S16)及び着側接続信号が受信されるか否かの判定(S17)を繰返し行う電話端末10の制御部15は、上記のように無線機20が交換機100から着側接続信号を受信したと判定すると(S16でNO、S17でYES)、その着側接続信号と共に交換機100から受信した論理IDの登録処理を行う(S18)。
【0062】
この論理IDの登録処理では、取得されたクレジットカード情報(図3におけるS2〜S4参照)に含まれるクレジットカード番号に対応するように、例えば、図11に示すような論理ID管理表に上記受信した論理IDが登録される。この倫理ID管理表は、制御部15における記憶部に格納されている。
【0063】
このように論理IDの登録処理が終了すると、制御部15は、当該電話端末10と着側の電話端末との間での通信処理を行う(S19)と共に通話が終了して回線の切断がなされるか否かの判定を行う(S20)。そして、通話が終了して回線の切断がなされると(S20でYES)、制御部15は、所定の終了処理(課金表示等)を行って(S21)、全ての処理を終了する。
【0064】
図5に戻って、クレジットカードセンタ200での与信判定処理の結果が正常でない場合(与信NG)、その与信結果を受信したクレジットカード認証サーバ110は、その与信結果(S55でNG)に基づいて、認証拒絶の情報(認証NG)を交換機100に送信する(S59)。そして、クレジットカード認証サーバ110は、論理ID管理表(図10参照)を参照して、受信したクレジットカード情報に含まれるクレジットカード番号及び発側の電話番号に対応した論理IDが登録されているか否かを判定する(S60)。そのクレジットカード番号及び電話番号に対応した論理IDが登録されていない場合(S60)、クレジットカード認証サーバ110での処理が終了する。
【0065】
交換機100は、上記のようにクレジットカード認証サーバ110から認証拒絶の情報(認証NG)を受信すると、切断信号を基地局101を介して無線機20に送信する。図4に戻って、上述したように暗号化されたクレジットカード情報の送信が終了(S15)した後に、切断信号が受信されるか否かの判定(S16)及び着側接続信号が受信されるか否かの判定(S17)を繰返し行う電話端末10の制御部15は、上記のように無線機20が交換機100から切断を受信したと判定すると(S16でYES)、表示部17にクレジットカードの「取り扱い不可」のメッセージを表示させ(S22)、その後、処理を終了する。この場合、無線機20と交換機100との間の通話チャネルが切断され、利用者は、クレジットカード決済による通話を行うことができない。
【0066】
上述したように、利用者があるクレジットカードを始めて使用して電話端末10から電話をかける際に、そのクレジットカードから読み出されたクレジットカード番号とそれに付与された論理IDとの対応関係が電話端末10及びクレジットカード認証サーバ110における論理ID管理表(図10、図11参照)に登録される。この状態で、再びそのクレジットカードを使用して電話端末10から通話を行う際には、以下のような処理がなされる。
【0067】
図3において、電話端末10の制御部15は、オフフックがなされた後に、読み込まれたクレジットカード情報のチェックし、そのクレジットカード情報が有効であると判定すると(S1〜S5)、表示部17にダイヤル入力指示表示をさせる(S7)。その後、制御部15は、その読み込まれたクレジットカード情報に含まれるクレジットカード番号が上記論理ID管理表(図11参照)に登録されていると判定すると(S8でYES)、図7に示す手順に従って処理を継続する。
【0068】
図7において、制御部15は、前述した場合(図4におけるS12)と同様に、通信相手の電話番号の入力操作(ダイヤル入力操作)が終了しているか否かを判定する。このダイヤル入力操作が終了していると判定すると(S31でYES)、上記論理ID管理表(図11参照)を参照して読み込まれたクレジットカード番号に対応する論理IDを取得する(S32)。このように論理IDを取得した後に、制御部15は、上記のようにダイヤル入力された電話番号に基づいて発信処理を行う(S33)。そして、制御部15は、接続信号の待ち状態となる(S34)。
【0069】
上記発信処理が開始により、無線機20、交換機100、クレジット認証サーバ110及びクレジットカードセンタ200との間で例えば、図8に示すような手順に従って通信が行われる。
【0070】
図8において、無線機20は、着番号、発番号、上記のよう読み込まれたクレジットカード番号に対応した論理ID及びクレジットカード決済である旨を表す情報を含み、発呼要求を表す制御信号(SETUP)を送信する(1)。交換機100は、基地局101を介して上記制御信号(SETUP)を受信すると、それに含まれる情報に基づいてクレジットカード決済での発呼であることを認識する。そして、交換機100は、通信可能な状態であれば、無線機20を通信相手の端末に回線交換接続するため、各制御信号(CALL PROC、CONN)を基地局101を介して無線機20に送信する(2、3)
図7に戻って、上記のように接続信号の待ち状態となる電話端末10の制御部15は、無線機20にて接続信号(制御信号CONN)が受信されたことを判定すると(S34でYES)、交換機100によって回線交換接続された通信相手の端末との通信処理を開始し(S35)、その通信処理の過程で、切断信号が受信されるか否かの判定を繰返し行う(S36)。
【0071】
図8に戻って、上記のような各制御信号により無線機20が通信相手の端末に回線交換接続されると(4)、交換機100は、それと並行して、無線機20から受信した制御信号(SETUP)に含まれていた論理IDと共に認証要求をクレジットカード認証サーバ110に送信する(5)。
【0072】
図5に戻って、このように認証要求を受信した(S51)クレジットカード認証サーバ110は、その認証要求に含まれる情報が論理IDであると判定すると(S52)、論理ID管理表(図10参照)を参照して、その論理IDに対応するクレジットカード情報を取得する(S58)。そして、クレジットカード認証サーバ110は、このクレジットカード情報と共に与信依頼をクレジットカードセンタ200に送信する(S53)。その後、クレジットカード認証サーバ110は、与信結果の待ち状態となる(S54)。
【0073】
図8に戻って、上記のようにしてクレジットカード認証サーバ110から与信依頼がクレジットカードセンタ200に送信されると(6)、クレジットカードセンタ200は、前述の場合と同様に、与信依頼と共に受信したクレジットカード情報に基づいて与信判定処理を行う。そして、その与信判定処理の結果が正常でない場合(与信NG)、クレジットカードセンタ200は、その与信判定結果(与信NG)をクレジットカード認証サーバ110に送信する(7)。
【0074】
図5に戻って、上記のように与信結果の待ち状態となる(S54)クレジットカード認証サーバ110は、上記のような与信判定結果を受信し、その結果が正常でないもの(与信NG)と判定すると(S54でYES、S55でNG)、クレジットカード認証サーバ110は、認証拒絶を表す認証結果(認証NG)を上記のように受信した論理IDと共に交換機100に送信する(S59)。そして、クレジットカード認証サーバ110は、その論理IDが既に論理ID管理表(図10参照)に登録されていると判定すると(S60でYES)、その論理ID及びそれに対応する電話番号及びクレジットカード情報を論理ID管理表から削除する(S61)。以後、正常な与信判定がなされなかたクレジットカード情報と論理IDの対応関係の管理はなされない。
【0075】
図8に戻って、上記のようにクレジットカード認証サーバ110から認証拒絶を表す認証結果(認証NG)及び論理IDが交換機100に送信されると(8)、交換機100は、切断信号を上記認証結果(認証NG)及び論理IDと共に無線機20に送信する(9)。その結果、無線機20と通信相手の端末との間の回線が切断される(10)。
【0076】
図7に戻って、上記のように回線交換接続により接続される無線機20と通信相手の端末との間の通信制御処理を行う制御部15は、上記のように無線機20にて切断信号を受信したと判定すると(S36でYES)、その切断信号と共に受信した認証結果が正常なものであるか否かを判定する(S37)。上記のように認証拒絶を表す認証結果(認証NG)を無線機20が受信しているので(S37でNO)、制御部15は、その認証結果と共に無線機20にて受信された論理ID及び対応するクレジットカード番号を論理ID管理表(図11参照)から削除する(S40)。その後、終了処理が行われる(S39)。以後、電話端末10では上記クレジットカード番号と論理IDとの対応関係の管理はなされない。
【0077】
図8に戻って、上述したようにクレジットカード認証サーバ110からの与信依頼(6)に基づいてクレジットカードセンタ200にてなされた与信判定処理の結果、正常な与信結果(与信OK)が得られると、クレジットカードセンタ200は、その与信結果(与信OK)をクレジットカード認証サーバ110に送信する(11)。
【0078】
図5に戻って、上記のように与信結果の待ち状態となる(S54)クレジットカード認証サーバ110は、上記のような与信判定結果を受信し、その結果が正常であると(与信OK)判定すると(S54でYE、S55でOK)、クレジットカード認証サーバ110は、論理ID管理表に登録されている今回使用した論理IDを新たな論理IDに更新する(S56)。そして、クレジットカード認証サーバ110は、正常な認証がなされ旨の認証結果(認証OK)を上記新たな論理IDと共に交換機100に送信する(S57)。
【0079】
図8に戻って、上記のようにして正常な認証がなされた旨の認証結果(認証OK)がクレジットカード認証サーバ110から交換機100に送信されると(12)、交換機100は、無線機20と通信相手の端末との間の回線交換接続を維持し、電話端末10と通信相手の端末との間で通信(通話)が行われる。そして、その通信が終了すると、交換機100は、切断信号を上記認証結果(OK)及び新たな論理IDと共に無線機20に送信する(13)。
【0080】
図7に戻って、上記のように無線機20に切断信号が受信されたか否かを判定しつつ(S36)、通信制御処理を行う電話端末10の制御部15は、上記のように無線機20が交換機100から切断信号を受信したと判定すると(S36でYES)、その切断信号と共に受信された認証結果が正常な認証がなされた旨の認証結果であるか否かを判定する(S37)。そして、その認証結果が正常な認証がなされた旨の認証結果であると(S37でYES)、制御部15は、論理ID管理表(図11参照)において、前述したように読取られたクレジットカード番号に対応する論理IDを上記切断信号と共に受信された新たな論理IDに更新する(S38)。その後、所定の終了処理が行われて(S39)、制御部15での処理が終了される。
【0081】
以後、同じクレジットカードを使用して通話を行う場合には、電話端末10の制御部15は、図3、図7に示す手順に従って処理を行い、クレジットカード認証サーバ110は、図5に示す手順に従って処理を行い、無線機20、クレジットカード認証サーバ110及びクレジットカードセンタ200は、図8に示す手順に従って通信を行う。その結果、無線機20から基地局101を介して交換機100にはクレジットカード情報に代えて論理IDが送信されると共に、交換機100からクレジットカード認証サーバ110に対してクレジットカード情報に代えてその論理IDが送信されることになる。
【0082】
上述した例では、電話端末10にて読取られたクレジットカード情報に対応する論理IDが論理ID管理表(図11)に登録されていない場合には、電話端末10に接続された無線機20からクレジットカード情報が送信され、そのクレジットカード情報がクレジットカードセンタ200に通知される。そして、そのクレジットカード情報に基づいてクレジットカードセンタ200にて正常な与信判定結果が得られると、電話端末10の通信が可能になると共に、そのクレジットカード情報に対応する論理IDがクレジットカード認証サーバ110及び電話端末10の論理ID管理表(図10及び図11)に登録される。これにより、通信システム内では、この論理IDを確認するだけで実質的に与信判定を行うことができる。即ち、電話端末10にて読取られたクレジットカード情報に対応する論理IDが登録されていることを確認するだけで、正常な与信判定がなされたと見なし得ることができるようになる。
【0083】
上記のようにクレジットカード情報に対応した論理IDが登録された状態で、次に同じクレジットカード情報が電話端末10にて読取られると、電話端末10に接続された無線機20からそのクレジットカード情報に対応した論理IDが送信されると、クレジットカードセンタ200での実際の与信判定処理が行われる前に、当該電話端末10は通信可能な状態となる。このようにクレジットカード情報に基づいた与信判定処理の前に通信が可能となるので、電話端末10の利用者は、クレジットカード情報の読込操作を行った後により迅速に通話が可能となる。
【0084】
その後、クレジットカード認証サーバ110からその論理IDに対応したクレジットカード情報がクレジットカードセンタ200に送信され、クレジットカードセンタ200にて正常な与信判定結果が得られれば、上記電話端末10の通信可能な状態は維持され、正常でない与信判定結果が得られれば、上記電話端末10の通信は切断される。
【0085】
また、このようにクレジットカード情報より情報量の少ない論理ID情報が用いられるので、無線機20と通信相手となる端末との間の回線交換接続するための処理時間が短縮される。また、クレジットカード情報が無線機20と基地局101との間の無線区間及び基地局101から交換機100を経由したクレジットカード認証サーバ110に至る有線区間を伝送されなくなるので、セキュリティの向上が図られる。更に、1回の通話毎にクレジットカード情報に対応する論理IDが更新されるので、更に高いセキュリティを得ることができる。
【0086】
なお、交換機10での更に詳細な処理手順は、例えば、図9に示すようになっている。
【0087】
図9において、交換機100は、前述したように無線機20からの発呼要求に係る制御信号の受信(S71)、その制御信号に対する応答としての発呼受付に係る信号の無線機20への送信(S72)、暗号化されたクレジットカード情報または論理IDの受信(S73)の各処理、更に、クレジットカード認証サーバ110との接続処理(S74)、クレジットカード認証サーバ10への認証依頼(S75)を行う。そして、交換機100は、クレジットカードの与信判定結果に基づいて利用者の認証が正常になされたか否かの判定を行う(S76)。
【0088】
この認証が正常になされると(S76でOK)、交換機100は、上述した着側接続信号を送信して無線機20と相手方の端末との回線交換接続を行い(図6における(11)、図8における(4)参照)、通話時間のカウントを開始する(S77)。このように通話時間のカウントが開始されると、交換機100は、通信を行ういずれかの端末でのオンフック操作に基づいた切断信号が受信されるか否かの判定を繰返し行う(S78)。そして、切断信号が受信されると(S78でYES)、上記通話時間のカウントが停止される(S79)。その後、交換機100は、その通話時間のカウント結果に対応した通話料金を演算し、クレジットカードセンタ200に通話料金の請求を行うべく、その通話料金の請求信号をクレジットカード認証サーバ110に送信する(S80)。
【0089】
上記例において、クレジットカード情報と論理IDとの対応関係の管理は、クレジットカード認証サーバ110にて行うようにしたが、それに限られず、例えば、その管理を行う専用のサーバを設けることも、また、その管理を交換機100にて行うことも可能である。
【0090】
また、上記例では、クレジットカード認証サーバ110にて、クレジットカード情報、発信元電話番号及び論理IDの対応関係を管理するようにしている(図10参照)が、電話端末10での管理と同様に、発信元電話番号についての管理を行わずにクレジットカード情報と論理IDの対応関係だけを管理するようにしてもよい。その場合、他のクレジットカード決済型電話端末からクレジットカードを使用して発信する場合にも、上記と同様の処理が行われる。
【0091】
更に、上記例では、電話端末から始めてクレジットカードを使用して通話を行う際に、クレジットカード情報と論理IDとの対応関係が登録されるようにしているが、予め、クレジットカード情報を例えばサースセンタ(クレジットカード認証サーバ110が設置される)に予め登録しておき(電話、郵便、サービス係員に対する直接申込みなどにより)、そのサービスセンタにて発行される論理IDとそのクレジットカード情報との対応関係を管理するようにしてもよい。
【0092】
また、上記例では、クレジットカードに磁気的に記憶されたクレジットカード情報をカード読込部13により読み込むようにしているが、利用者が暗証番号と共にクレジットカード情報を電話端末10のダイヤル入力部16を入力するようにしてもよい。
【0093】
更にまた、上記例では、クレジットカード決済型電話端末10を無線機20に接続して移動通信システムにて利用するものであったが、固定電話機をクレジットカード決済型電話端末とすることもできる。
【0094】
上記例では、クレジットカード情報を暗号化して無線機20から基地局101、交換機100を介してクレジットカード認証サーバ110に転送されるようにしたが、特に暗号化しないクレジットカード情報を上記の経路にてクレジットカード認証サーバ110に転送することも可能である。この場合、無線機20と基地局101との間の無線区間が通話チャネルにて接続され、このクレジットカード情報がその通話チャネルを介して転送されるので、クレジットカード情報の無線区間における秘匿性もある程度保たれる。
【0095】
また、上記例において、図2に示す電話端末の制御部15内に設けられた記憶部及びクレジットカード認証サーバ110の格納機能が管理情報格納手段に対応し、クレジットカード認証サーバ110が情報管理装置に対応し、図3に示すS8での処理が判定手段に対応し、図7に示すS32、S33での処理が識別情報送信制御手段に対応する。また、図8に示す手順(4)での交換機100の機能が与信前通信許容制御手段に対応し、図5に示すS58、S53での処理が対応クレジットカード情報送信制御手段に対応する。
【0096】
図5に示すS56での処理が管理情報登録手段及び識別情報更新手段に対応し、図4に示すS18での処理も管理情報登録手段に対応し、図7に示すS38での処理も識別情報更新手段に対応する。
【0097】
図8に示す手順(12)と(13)との間の交換機100での処理機能が通信継続制御手段に対応し、図8に示す手順(10)での交換機100の処理機能が通信状態切替え制御手段に対応する。また、図5に示すS61での処理及び図7に示すS40での処理が管理情報削除手段に対応する。
【0098】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1乃至23記載の本願発明によれば、与信機関にてクレジットカード情報に基づいた与信結果が得られる前に電話端末と相手方の端末との間の通信が可能となるように制御されるので、クレジットカード決済型電話通信システムにおいてクレジットカード情報を電話端末に入力してから通信が可能になるまでの時間をより短くすることができるような通信制御方法及びシステムを提供することが可能となる。
【0099】
請求項24乃至28記載の本願は発明によれば、上記のような通信制御方法及びシステムに適したクレジット決済型電話端末を提供することが可能となる。
【0100】
また、請求項29乃至34記載の本願発明によれば、上記のような通信制御方法及びシステムに適した情報管理装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るクレジットカード決済型電話通信システムの構成例を示す図である。
【図2】クレジットカード決済型電話端末の構成例を示すブロック図である。
【図3】電話端末における制御部での処理手順の一例(その1)を示すフローチャートである。
【図4】電話端末における制御部での処理手順の一例(その2)を示すフローチャートである。
【図5】クレジットカード認証サーバでの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】無線機、交換機、クレジットカード認証サーバ及びクレジットカードセンタの間の通信手順の一例を示すシーケンス図である。
【図7】電話端末における制御部での処理手順の一例(その3)を示すフローチャートである。
【図8】無線機、交換機、クレジットカード認証サーバ及びクレジットカードセンタの間の通信手順の他の一例を示すシーケンス図である。
【図9】交換機での処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】クレジットカード認証サーバにて格納される論理ID管理表の一例を示す図である。
【図11】電話端末にて格納される論理ID管理表の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 電話端末(クレジットカード決済型電話端末)
11 送受話部
12 音声処理部
13 カード読込み部
14 暗号化部
15 制御部
16 ダイヤル入力部
17 表示部
20 無線機
100 交換機
101 基地局
110 クレジットカード認証サーバ
200 クレジットカードセンタ

Claims (34)

  1. 通信料の決済がクレジットカードにて行うことのできる電話端末に対して入力されたクレジットカード情報を与信機関に通知し、該与信機関での与信判定結果に基づいて電話端末と相手方の端末との通信の可否が制御されるようにしたクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、
    電話端末は、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を参照して、該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されているか否かを判定し、
    該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されていると判定されたときに該電話端末からその識別情報を情報管理装置に送信し、
    電話端末から上記識別情報が送信された後、かつ上記与信機関での与信判定結果を得る前に、上記電話端末と相手方の端末との間の通信を可能な状態に制御し、
    該情報管理装置は、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を参照して、受信した識別情報に対応するクレジットカード情報を上記与信機関に送信するようにした通信制御方法。
  2. 請求項1記載のクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、
    上記電話端末は、当該電話端末に予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を示す管理情報を参照して、該電話端末に入力されたクレジットカードに対応した識別情報を情報管理装置に送信するようにした通信制御方法。
  3. 請求項1または2記載のクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、
    上記情報管理装置は、当該情報管理装置に予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を示す管理情報を参照して、該情報管理装置にて受信した識別情報に対応するクレジットカード情報を上記与信機関に送信するようにしたクレジットカード情報通知方法。
  4. 請求項1乃至3いずれか記載のクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、
    上記電話端末に入力されたクレジットカード情報を当該電話端末から上記与信機関に通知し、該与信機関にて当該電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果が得られたときに、上記電話端末及び情報管理装置が利用し得る当該入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を登録するようにした通信制御方法。
  5. 請求項3記載のクレジットカード決済型電話端末通信システムでの通信制御方法において、
    上記電話端末は、該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されていないと判定したときに、その入力されたクレジットカード情報を情報管理装置に送信し、
    上記情報管理装置は、上記電話端末から送信されたクレジットカード情報を上記与信機関に送信し、
    該与信機関にて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果が得られたときに、上記情報管理装置は、上記電話端末から送信されたクレジットカード情報に対して識別情報を付与し、該クレジットカード情報と該識別情報との対応関係を表す管理情報を登録するようにした通信制御方法。
  6. 請求項5記載のクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、
    上記情報管理装置は、上記電話端末から送信されたクレジットカード情報に付与された識別情報を該記電話端末に送信し、
    上記電話端末は、該電話端末に入力されたクレジットカード情報と上記情報管理装置から送信された識別情報との対応関係を表す管理情報を当該電話端末の利用しうる管理情報として登録するようにした通信制御方法。
  7. 請求項1乃至6いずれか記載のクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、
    上記与信機関にて与信判定結果が得られる前に上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、
    該与信機関が上記情報管理装置から送信されたクレジットカード情報に基づいて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果を出したときに、上記電話端末と相手方の端末との通信を可能な状態に維持すると共に、
    既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す管理情報における上記電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を更新するようにした通信制御方法。
  8. 請求項7記載のクレジットカード決済型電話電話通信システムでの通信制御方法において、
    上記与信機関が上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果を出したときに、上記情報管理装置は、該情報管理装置が利用し得る既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す情報管理情報における上記電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を更新すると共に、更新後の新たな識別情報を電話端末に送信し、
    電話端末は、当該電話端末が利用し得る既に格納されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報における当該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を上記情報管理装置から送信された識別情報に更新するようにした通信制御方法。
  9. 請求項1乃至8いずれか記載のクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、
    上記与信機関にて与信判定結果が得られる前に上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、
    該与信機関が上記情報管理装置から送信されたクレジットカード情報に基づいて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得ない与信判定結果を出したときに、上記電話端末と相手方の端末との通信を可能とならない状態に切替えると共に、
    既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す管理情報から上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を削除するようにした通信制御方法。
  10. 請求項9記載のクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御方法において、
    上記与信機関が上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得ない与信判定結果を出したときに、上記情報管理装置は、該情報管理装置が利用し得る既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す情報管理情報から上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を削除すると共に、その識別情報を電話端末に送信し、
    電話端末は、当該電話端末が利用し得る既に格納されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報から当該電話端末に入力されたクレジットカード情報と上記情報管理装置から送信された識別情報との対応関係を表す管理情報を削除するようにした通信制御方法。
  11. 通信料の決済がクレジットカードにて行うことのできる電話端末に対して入力されたクレジットカード情報を与信機関に通知し、該与信機関での与信判定結果に基づいて電話端末と相手方の端末との通信の可否が制御されるようにしたクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システム方法において、
    クレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報が予め登録された管理情報格納手段と、
    情報管理装置とを有し、
    上記電話端末は、上記管理情報格納手段に格納された管理情報を参照して、該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によって該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されていると判定されたときに、その識別情報を情報管理装置に送信する識別情報送信制御手段とを有し、
    電話端末から上記識別情報が送信された後、かつ上記与信機関での与信判定結果を得る前に、上記電話端末と相手方の端末との間の通信を可能な状態に制御する与信前通信許容制御手段を有し、
    該情報管理装置は、上記管理情報格納手段に格納された管理情報を参照して、受信した識別情報に対応するクレジットカード情報を上記与信機関に送信する対応クレジットカード情報送信制御手段を有する通信制御システム。
  12. 請求項11記載のクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、
    上記管理情報格納手段は、上記電話端末にて利用可能な第一の管理情報格納手段と、上記情報管理装置にて利用可能な第二の管理情報格納手段として二重化された通信制御システム。
  13. 請求項12記載のクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、
    上記電話端末が上記第一の管理情報格納手段を有する通信制御システム。
  14. 請求項12または13記載のクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、
    上記情報管理装置が上記第二の管理情報格納手段を有する通信制御システム。
  15. 請求項11乃至14いずれか記載のクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、
    上記電話端末に入力されたクレジットカード情報が当該電話端末から上記与信機関に通知され、該与信機関にて当該電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果が得られたときに、上記管理情報格納手段に上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を登録する管理情報登録手段を有する通信制御システム。
  16. 請求項12乃至14いずれか記載のクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、
    上記情報管理装置は、上記電話端末に入力されたクレジットカード情報が当該電話端末から上記与信機関に通知され、該与信機関にて当該電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果が得られたときに、上記電話端末から送信されたクレジットカード情報に対して識別情報を付与し、該クレジットカード情報と該識別情報との対応関係を上記第二の管理情報格納手段に登録する第一の管理情報登録手段とを有する通信制御システム。
  17. 請求項16記載のクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、
    上記情報管理装置は、上記電話端末から送信されたクレジットカード情報に付与された識別情報を該記電話端末に送信する付与識別情報送信制御手段を有し、
    上記電話端末は、該電話端末に入力されたクレジットカード情報と上記情報管理装置から送信された識別情報との対応関係を表す管理情報を上記第一の管理情報格納手段に登録する第二の管理情報登録手段を有する通信制御システム。
  18. 請求項11乃至17いずれか記載のクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、
    上記与信前通信許容制御手段により上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、該与信機関が上記情報管理装置から送信されたクレジットカード情報に基づいて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果を出したときに、上記電話端末と相手方の端末との通信を可能な状態に維持する通信継続制御手段と、
    上記管理情報格納手段に既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す管理情報における上記電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を更新する識別情報更新手段を有する通信制御システム。
  19. 請求項12乃至14、16及び17いずれか記載のクレジットカード決済型電話電話通信システムでの通信制御システムにおいて、
    上記与信前通信許容制御手段により上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、該与信機関が上記情報管理装置から送信されたクレジットカード情報に基づいて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得る与信判定結果を出したときに、上記電話端末と相手方の端末との通信を可能な状態に維持する通信継続制御手段を有し、
    上記情報管理装置は、上記第二の管理情報格納手段に既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す情報管理情報における上記電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を更新する第一の識別情報更新手段と、
    該第一の識別情報更新手段にて得られた更新後の新たな識別情報を電話端末に送信する更新識別情報送信制御手段とを有し、
    電話端末は、上記第一の管理情報格納手段に既に登録されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報における当該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を上記情報管理装置から送信された識別情報に更新する第二の識別情報更新手段を有する通信制御システム。
  20. 請求項11乃至19いずれか記載のクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御システムにおいて、
    上記与信前通信許容制御手段により上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、該与信機関が上記情報管理装置から送信されたクレジットカード情報に基づいて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得ない与信判定結果を出したときに、上記電話端末と相手方の端末との通信を可能とならない状態に切替える通信状態切替え制御手段と、
    上記管理情報格納手段に既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す管理情報から上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を削除する管理情報削除手段とを有する通信制御システム。
  21. 請求項12乃至14、16、17及び19いずれか記載のクレジットカード決済型電話通信システムでの通信制御システムにおいて、
    上記与信前通信許容制御手段により上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、該与信機関が上記情報管理装置から送信されたクレジットカード情報に基づいて上記電話端末と相手方の端末との通信を可能にし得ない与信判定結果を出したときに、上記電話端末と相手方の端末との通信を可能とならない状態に切替える通信状態切替え制御手段を有し、
    上記情報管理装置は、上記第二の管理情報格納手段に既に登録されているクレジットカード情報と識別情報の対応関係を表す情報管理情報から上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を削除する第一の管理情報削除手段と、
    該第一の管理情報削除手段にて削除された管理情報に係る識別情報を電話端末に送信する削除識別情報送信制御手段とを有し、
    電話端末は、上記第一の管理情報格納手段に既に格納されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報から当該電話端末に入力されたクレジットカード情報と上記情報管理装置から送信された識別情報との対応関係を表す管理情報を削除する第二の管理情報削除手段を有する通信制御システム。
  22. 請求項11乃至20記載のクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、
    上記クレジットカード決済型電話通信システムは、上記電話端末に接続された無線機、基地局及び交換機を有する無線通信システムであり、
    電話端末から上記情報管理装置に送信すべき情報が、無線機と基地局間の無線区間及び基地局から交換機を経由する所定の通信経路を介して転送されるようにした通信制御システム。
  23. 請求項22記載のクレジットカード決済型電話通信システムにおける通信制御システムにおいて、
    上記電話端末の識別情報送信制御手段は、上記識別情報を無線機から基地局を介して交換機に送信される発呼要求に係る制御信号に含めて送信させるようにした通信制御システム。
  24. 通信料の決済がクレジットカードにて行うことのできる電話電話端末に対して入力されたクレジットカード情報を与信機関に通知し、該与信機関での与信判定結果に基づいて電話端末と相手方の端末との通信の可否が制御されるようにしたクレジットカード決済型電話通信システムにおける当該電話端末において、
    予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との関係を表す管理情報を参照して、該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によって該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応した識別情報が登録されていると判定されたときに、その識別情報を情報管理装置に送信する識別情報送信制御手段とを有し、
    該電話端末から上記識別情報が送信されたことを契機として上記与信機関での与信判定結果を得る前に上記電話端末と相手方の端末との間の通信が可能な状態に制御された後に、上記情報管理装置が、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を参照して、当該電話端末から送信される識別情報に対応したクレジットカード情報を与信機関に送信できるようにした電話端末。
  25. 請求項24記載の電話端末において、
    上記クレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を格納する管理情報格納手段を有する電話端末。
  26. 請求項25記載の電話端末において、
    当該電話端末に入力されたクレジットカード情報を上記情報管理装置に送信した後に、上記情報管理装置から当該クレジットカード情報に付与された識別情報が送信されてきたときに、該入力されたクレジットカード情報と上記情報管理装置から送信された識別情報の対応関係を表す管理情報を上記管理情報格納手段に登録する管理情報登録手段を有する電話端末。
  27. 請求項25または26記載の電話端末において、
    上記識別情報送信制御手段により入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を送信した後に、上記情報管理装置からの上記識別情報と異なる識別情報を上記入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報として受信したときに、上記管理情報格納手段に既に格納されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を示す管理情報における当該電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を受信した識別情報に更新する識別情報更新手段を有する電話端末。
  28. 請求項25乃至27記載の電話端末において、
    上記識別情報送信制御手段により入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を送信した後に、上記管理装置からの上記識別情報と異なる識別情報を削除すべき識別情報として受信したときに、上記管理情報格納手段に既に格納されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報から上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と上記受信した識別情報との対応関係を表す管理情報を削除する管理情報削除手段とを有する電話端末。
  29. 通信料の決済がクレジットカードにて行うことのできる電話端末に対して入力されたクレジットカード情報を与信機関に通知し、該与信機関での与信判定結果に基づいて電話端末と相手方の端末との通信の可否が制御されるようにしたクレジットカード決済型電話通信システムにおける上記与信機関への上記クレジットカード情報の通知に用いられる情報管理装置において、
    上記電話端末から当該電話端末に入力されたクレジットカード情報送信されることを契機として上記与信機関での与信判定結果を得る前に上記電話端末と相手方の端末との通信が可能な状態に制御された後に、上記電話端末から送信された識別情報を受信したときに、予め登録されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を参照して、上記受信した識別情報に対応するクレジットカード情報を上記与信機関に送信するクレジットカード情報送信制御手段を有する情報管理装置。
  30. 請求項29記載の情報管理装置において、
    上記クレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を格納する管理情報格納手段を有する情報管理装置。
  31. 請求項30記載の情報管理装置において、
    上記電話端末から該電話端末に入力されたクレジットカード情報が送信されてきたときに、そのクレジットカード情報に識別番号を付与して当該クレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報を上記管理情報格納手段に登録する管理情報登録手段を有する情報管理装置。
  32. 請求項31記載の情報管理装置において、
    上記与信機関での与信判定結果に基づいて上記電話端末と相手方の端末との間の通信が可能な状態に維持される場合に、上記クレジットカード情報に付与された識別情報を上記電話端末に送信する付与識別情報送信制御手段を有し、
    上記電話端末が入力されたクレジットカード情報と上記付与された識別情報との対応関係を表す管理情報を得ることができるようにした情報管理装置。
  33. 請求項30乃至32いずれか記載の情報管理装置において、
    上記与信判定が得られる前に上記電話端末と相手方の端末との間の通信を可能な状態に制御されている際に、上記電話端末と相手方の端末との通信を可能とすべき与信判定結果が与信機関から送信されたときに、上記管理情報格納手段に格納されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報における上記電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を更新する識別情報更新手段と、
    該識別情報更新手段にて得られた識別情報を上記電話端末に送信する更新管理情報送信制御手段とを有し、
    上記電話端末がクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報における上記電話端末に入力されたクレジットカード情報に対応する識別情報を更新できるようにした情報管理装置。
  34. 請求項30乃至33いずれか記載の情報管理装置において、
    上記与信判定が得られる前に上記電話端末と相手方の端末との間の通信を可能な状態に制御されている際に、上記電話端末と相手方の端末との間の通信を可能とすべきでない与信判定結果が与信機関から送信されたときに、上記管理情報格納手段に既に格納されているクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報から上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と識別情報との対応関係を削除する管理情報削除手段と、
    その識別情報を上記電話端末に送信する削除識別情報送信制御手段とを有し、
    上記電話端末がクレジットカード情報と識別情報との対応関係を表す管理情報から上記電話端末に入力されたクレジットカード情報と当該情報管理装置から送信された識別情報との対応関係を削除することができるようにした情報管理装置。
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