JP3054225B2 - 無線電話サービスアクセス方法 - Google Patents

無線電話サービスアクセス方法

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JP3054225B2
JP3054225B2 JP3127849A JP12784991A JP3054225B2 JP 3054225 B2 JP3054225 B2 JP 3054225B2 JP 3127849 A JP3127849 A JP 3127849A JP 12784991 A JP12784991 A JP 12784991A JP 3054225 B2 JP3054225 B2 JP 3054225B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主に固定局と、該固定
局に無線接続された無線ディジタル電話機と、集積サー
ビスディジタル公衆交換電話ネットワークとから構成さ
れるネットワークにより提供される無線電話サービスア
クセス方法に係る。本発明はより詳細には、後述する
「インテリジェント」ネットワークにより提供される無
線電話サービスに関する。
【０００２】
【従来技術の説明】従来の無線電話サービスアクセス方
法は、発呼者が発信しようとする電話機を使用する権利
があることを確認する機能と、この電話機が無線電話サ
ービスを使用する権利を含む有効な加入契約に該当する
ことを確認する機能との２つの機能を有する。前者の確
認のために、発呼者は電話機のキーパッドから機密コー
ド（即ち個人識別番号ＰＩＮ）を入力する。このコード
は電話機に記憶された同一コードと比較され、両者が一
致する場合には電話機を使用できる。後者の確認（即ち
発呼者認証）は、サービス加入者全体の加入契約内容は
終始変更する膨大な量の情報を構成するため、一層困難
である。特に、電話機をなくしたり、盗難されたりする
と、加入契約は無効になる。
【０００３】既知の無線電話サービスアクセス方法の一
例によると、発呼者は、加入者を識別する番号を発呼者
の電話機から固定局に伝送することにより認証される。
各固定局は無効になった加入者のブラックリストを含む
固有の認証システムを備える。各固定局は電話回線のみ
を介して公衆交換電話ネットワークに接続されている。
ブラックリストを更新するためのデータは、オフピーク
時間にこれらの電話回線を通ってモデムにより伝送され
る。
【０００４】この認証方法はブラックリストが最善の場
合でも１日１回しか更新されず、加入番号が無線伝送中
に第三者により遮断され得るため、さほど確実ではな
い。
【０００５】更に、既知方法は被呼者番号又は加入者の
勘定金額に応じて認証又はアクセス拒否を含む種々の型
の加入契約を提供することができない。更に、この方法
は電話機のディスプレイ上に料金請求金額を指示するた
めのメッセージを発呼者の電話機に伝送することができ
ない。賃貸業者は料金不払い者から防衛するために、所
定の番号を禁止するか又は加入者の勘定上限を設定する
ことにより、加入契約により与えられる権利を制限する
ことができず、更に、賃借者に各呼以前の勘定状態を知
らせずにその勘定上限を設けることは容易でないので、
これらの点は無線電話機の賃貸に関する重大な欠点であ
る。
【０００６】本発明の目的は不正使用を防ぎ、所定の番
号を選択的に認証し、請求金額を指示するメッセージを
発呼者の電話機に送信し、加入者の勘定状態に応じて呼
を選択的に許可することが可能なアクセス方法を提案す
ることにある。この目的は、無線電話ネットワークにイ
ンテリジェントネットワーク構造を使用し、以下に規定
するようなアクセス方法を実施することにより達せられ
る。
【０００７】
【発明の要約】本発明は、固定局及び該固定局に無線接
続された無線ディジタル電話機を含む分配ネットワーク
と、使用者間通信回線を含む標準ポートにより各固定局
が接続された集積ディジタルサービス公衆交換電話ネッ
トワークと、公衆交換電話ネットワークに接続されてお
り且つ夫々無線電話サービス加入者データベース及び呼
処理論理装置を含むサービス制御点と、参照データベー
スを含むサービス管理システムとを備えるネットワーク
により提供される無線電話サービスアクセス方法に係
り、該方法は、固定局を公衆交換電話ネットワークに接
続する標準ポートから使用者間通信回線を介する発呼者
のアクセス権を決定するために、固定局とサービス制御
点又はサービス管理システムとの間で情報を交換するこ
とを特徴とする。
【０００８】このアクセス方法は、情報が集積サービス
公衆交換電話ネットワークサービス制御点で実時間で更
新されるので、確実な情報に基づいてアクセスを許可す
ることができる。他方、使用者間通信回線のビットレー
トは集積サービスディジタル公衆ネットワークへの各標
準アクセスに体系的に存在するので、追加コストを加え
ることなく発呼者のアクセス権を決定するために情報を
交換するのに十分高い。
【０００９】本発明の好適方法によると、発呼者を認証
するために、各加入契約及び対応する電話機を識別する
語と、この加入契約に関連し且つ１人の加入者のみに知
られているシークレットキーとをサービス制御点のデー
タベースに格納及び更新し、加入契約及び発呼者の電話
機を識別する語を、発呼者の電話機からこの発呼者に通
じるサービス制御点に使用者間通信回線を介して伝送
し、発呼者のみに知られているシークレットキーと乱数
とを使用して発呼者の電話機で所定のアルゴリズムによ
り第１の符牒を決定し、第１の符牒を使用者間通信回線
を介してサービス制御点に伝送し、発呼者の加入契約に
関連するシークレットキーと該乱数とを使用して該サー
ビス制御点で該所定のアルゴリズムにより第２の符牒を
決定し、第１の符牒と第２の符牒とが同一であり、発呼
者の加入契約を識別する語が有効な加入契約を表し、発
呼者の加入契約を識別する語が発呼者の電話機を識別す
る語に対応することを該サービス制御点で確認すること
を含む。
【００１０】このアクセス方法は電話機とネットワーク
サービス制御点との間に秘密データが伝送されないの
で、発呼者の認証の信頼性が高く、認証データの不正遮
断を避けることができる。他方、データが集中して格納
されているため、サービス制御点のデータベースで実時
間で更新することができるので、全加入契約を実質的に
瞬時に無効にすることができる。
【００１１】本発明の好適方法によると、被呼者番号へ
のアクセスを許可するために、各加入契約毎に該加入契
約により許可される番号のデータをサービス制御点及び
サービス管理システムデータベースに格納及び更新し、
アクセス要求毎に、被呼者番号が緊急サービス番号であ
るか否かを確認し、被呼者番号が緊急サービス番号でな
いならば発呼者加入契約により許可されるか否かを確認
することを含む。
【００１２】このアクセス方法は被呼者番号が加入契約
の型に合致しない場合に無線電話のサービスへのアクセ
スを禁止することにより、公衆に種々の型の加入契約を
提供することができる。
【００１３】本発明の好適方法は更に、被呼者番号のア
クセスを許可するために、各加入契約毎にこの加入契約
の電話料金勘定状態とこの加入契約の勘定に許可される
所定の最高金額即ち上限とをサービス制御点及びサービ
ス管理システムのデータベースに格納及び更新し、被呼
者番号が緊急サービス番号であるか否かを確認し、被呼
者番号が緊急サービス番号でないならば発呼者の加入契
約勘定状態が上限に達していないか否かを該サービス制
御点で確認することを含む。
【００１４】この方法は、サービス供給者が種々の勘定
上限値に対応する種々の型の加入契約を公衆に提供する
ことができ、上限値金額は場合により加入者により予納
される。
【００１５】本発明の好適方法は更に、サービスへのア
クセスが要求されるときに発呼者に通じるサービス制御
点から発呼者の電話機に向かってその加入契約の勘定状
態を示すメッセージを送信し、発呼者の電話機のディス
プレイにこの状態を表示することを更に含む。
【００１６】この方法は、加入者に請求金額を知らせる
ことができ、したがって、加入者は不適宜にその電話機
の使用権を失うことがない。
【００１７】本発明の好適方法によると、第１及び第２
の符牒を決定するために、サービス制御点で該乱数を生
成し、該乱数を使用者間通信回線を介して発呼者の電話
機に伝送する。
【００１８】本発明の好適方法によると、第１及び第２
の符牒を決定するために、発呼者に通じる固定局で該乱
数を生成し、該乱数を使用者間通信回線を介して該サー
ビス制御点に伝送する。
【００１９】以下、添付図面を参考に非限定的な実施例
により本発明を詳細に説明する。
【００２０】
【実施例】図１は本発明の方法が実施されるインテリジ
ェント無線電話ネットワークの１例のブロック図であ
る。該ネットワークは分配ネットワーク１と、集積サー
ビスディジタル公衆交換電話ネットワーク２と、サービ
ス制御点ネットワーク３と、オペレーティングユニット
４，７，８及び９とを含む。
【００２１】分配ネットワーク１は、ポータブル無線デ
ィジタル電話機Ｔ１〜Ｔｎと固定局Ｂ１〜Ｂｐとを含
む。この例では、各移動電話機は呼の間中、同一の固定
局の近傍に維持される必要があるが、本発明は呼の間に
移動電話機を移動できるように１つの固定局から隣接す
る別の固定局に呼を転送することが可能なネットワーク
にも適用できる。
【００２２】この例では、各電話機Ｔ１〜Ｔｎは英数字
ディスプレイ２０を組み込んでいる。各電話機は付近の
固定局に無線接続され得る。各固定局Ｂ１〜Ｂｐは同時
に数台の電話機に接続することができ、標準ポートを介
して公衆交換電話ネットワーク２に接続されている。ネ
ットワーク２に通じる各ポートは１つの使用者間通信回
線Ｄと複数の電話回線Ｂとを備える。電話回線の数は基
本ポートに２つ、一次ポートに３０であり得る。これら
の双方向電話回線は回路モードで交換される。双方向の
使用者間通信回線はメッセージモードで交換される。し
たがって、通話と平行してデータを伝送することができ
る。従来の適用例の１つによると、電話番号又は発呼者
名を被呼者の電話機端末のディスプレイに伝送する。
【００２３】公衆交換電話ネットワーク２は中央局（Ｃ
Ｏ）とサービス交換センター（ＳＳＰ）とから構成され
る。この例のネットワークは、ＣＣＩＴＴ Ｎｏ．７通
信リンクにより夫々のサービス交換センター１２及び１
３に夫々接続された２つの中央局１０及び１１を含む。
固定局Ｂ１〜Ｂｐは中央局１０に接続されている。
【００２４】この例ではサービス制御点ネットワーク３
は２つのサービス制御点（ＳＣＰ）１４及び１５と、１
つのサービス管理システム（ＳＭＳ）１６とを含む。ネ
ットワークサービス制御点１４及び１５はＣＣＩＴＴ
Ｎｏ．７リンクにより夫々のサービス交換センター１２
及び１３に接続されており、ＣＣＩＴＴ Ｘ．２５リン
クによりサービス管理システム１６に接続されている。
【００２５】各オペレーティングユニット４，７，８，
９は主にスクリーン−キーボード端末から構成される。
端末は種々の管理チームに割り当てられ、サービス管理
システム１６は各チームに情報及び対話資源を供給す
る。端末４はインテリジェントネットワークのテクニカ
ルオペレータに割り当てられる。端末９は固定局全体又
は固定局の特定のサブセットのテクニカルオペレータに
割り当てられたＡＳＣＩＩ又はビデオテックス端末であ
る。この端末は固定局管理サーバ（ＳＧＢ）及び統計サ
ーバ（ＳＤＳ）１９を介してサービス管理システム１６
のデータベースにアクセスする。オプションである端末
８は、加入者がサービスデータ（例えば加入契約データ
及び勘定表）を調べることが可能なビデオテックス端末
である。この端末はユーザアクセスサーバ（ＳＡＵ）１
８を介してサービス管理システム１６にアクセスする。
端末７は無線電話サービス商オペレータに割り当てられ
るビデオテックス端末である。この端末は、同様に加入
者管理システム６に接続された加入者管理サーバ（ＳＧ
Ａ）１７を介してサービス管理システム１６にアクセス
する。
【００２６】各固定局Ｂ１〜Ｂｐは、電話回線Ｂ、通信
回線Ｄ及び無線回線との接続インタフェースを監視する
コントローラを含む。このコントローラは、無線回線が
電話機Ｔ１〜Ｔｎにより捕えられるとネットワークへの
呼を初期化し、発呼者の認証手順に寄与し、無線回線で
受信された情報を分析し、無線回線を監視し、固定局管
理に関する内部自己試験手順を実施し、固定局ソフトウ
ェアを修正するためにダウンロードし、測定（計数及び
統計）し、無線回線を同期化する機能を有する。
【００２７】公衆ネットワーク２の使用者からサービス
への呼はサービス交換センター１２又は１３で分析さ
れ、その後、夫々のサービス制御点１４又は１５に伝送
される。次にサービス制御点は呼処理の全体を監視し、
交換資源を必要とする全動作のため、例えば、音声指示
を送信するため、又はネットワークの１つの入力とネッ
トワークの１つの出力との間に接続を設定するため、又
は遅延を導入するためにサービス交換センターを制御す
る。基本動作列として編成された各サービスのサービス
制御点ソフトウェアは、受信メッセージに応じて各呼を
処理する。更に、サービス制御点は実時間でアクセス可
能なデータベースを備える。
【００２８】サービス管理システム１６は呼処理には関
与しない。一方、該システムはサービスソフトウェアと
加入者データとを含むデータベースを備えるので、サー
ビスの参照資源を構成する。該サービス管理システムは
特にデータベースの一貫性を維持することによりサービ
ス制御点１４及び１５のネットワークの技術的管理を確
保し、更に、サービスの商業的管理（即ち契約管理、オ
ペレータアクセス、加入者アクセス）を確保する。
【００２９】サービス制御点１４及び１５とサービス管
理システム１６は、例えばＡＬＣＡＴＥＬ社から市販さ
れているマルチプロセッサＡＬＣＡＴＥＬ８３００から
構成され得る。
【００３０】サービス制御点１４及び１５は無線電話サ
ービスアクセス方法を実施するために使用される。各サ
ービス制御点は、サービス加入者の一部又は全体に対応
するデータを含む無線電話サービス加入者データベース
を含む。このデータベースはサービス管理システム１６
により更新され、サービス管理システム１６が管理セン
ター４，７，８，９の１つを介して加入者に関する修正
を通知されるや否や、サービス制御点１４及び１５の全
データベースは同時に更新される。
【００３１】サービス制御点１４及び１５とサービス管
理システム１６のデータベースは各加入者に関する以下
のデータ、即ち加入契約を識別する語ＩＤＡＢ、電話機
識別語ＩＤＣＰ、加入者に固有のシークレットキーＫ
ｉ、加入契約サービス及びサービスオペレータ識別語Ｉ
ＤＳＯ、加入契約の型（無制限に全呼を許可する国際加
入、１国内での呼を許可する国内加入、予め規定された
リストの番号への呼を許可する選択加入）、選択型の加
入契約の場合はこの加入者がアクセスを許可される番
号、勘定上限、加入契約の有効期限を含む。
【００３２】図２は起呼者が無線電話サービスにアクセ
スする時の情報交換を示すタイミング図である。時間軸
は図の上から下に向かってとった。まず起呼者は電話機
のキーパッドから機密コードを入力することにより電話
機Ｔ１をアンロックする。コードは電話機自体により確
認される。電話機がアンロックされると、標準従来手順
により近傍の固定局Ｂ１の無線回線が捕捉される。
【００３３】電話機Ｔ１は次に固定局Ｂ１に向かって２
つの語ＩＤＣＰ及びＩＤＳＯを送信する。語ＩＤＳＯは
無線電話サービス及びそのオペレータを表す。語ＩＤＣ
Ｐは電話機Ｔ１を表す。固定局Ｂ１は語ＩＤＳＯが既知
のオペレータを表すことを確認した後、要求されるサー
ビスへのアクセスが可能であることを示すメッセージを
電話機Ｔ１に送信する。
【００３４】同時に、固定局Ｂ１はプロトコルＮｏ．
７に合致し且つ特に使用者間通信に予約されたフィール
ドを含むＳＥＴ−ＵＰメッセージを中央局１０に送信す
る。このフィールドは、要求されるサービス（即ち無線
電話サービス）を表すコード語と、語ＩＤＣＰ及びＩＤ
ＳＯと、固定局Ｂ１を表す語（番号）ＢＳＮとを含む。
中央局１０は同一の語を含むメッセージＩＡＭをサービ
ス交換センター１２に送信する。該サービス交換センタ
ーは同一の語を含むＰＲＯＶＩＤＥＩＮＳＴＲＵＣＴＩ
ＯＮメッセージをサービス制御点１４に送信する。
【００３５】次にサービス制御点１４は乱数ＲＡＮＤを
生成し、これをＧＥＮＥＲＡＴＥＳＩＧＮＡＬメッセー
ジ中の使用者間送信に予約されたフィールドに配置して
サービス交換センター１２に送信する。サービスアクセ
スセンター１２は乱数ＲＡＮＤを含むメッセージＡＣＭ
を中央局１０に送信する。中央局１０は乱数ＲＡＮＤを
ＡＬＥＲＴメッセージに配置して固定局Ｂ１に転送す
る。固定局Ｂ１は乱数ＲＡＮＤを電話機Ｔ１に転送し、
該電話機はこの乱数を使用して、電話機Ｔ１に記憶され
且つ１人の加入者のみに固有のシークレットキーＫｉに
応じて符牒ＳＲＥＳを計算する。符牒は従来の暗号化ア
ルゴリズムにより計算される。
【００３６】キーＫｉは保護されたモジュールに含ま
れ、モジュールを電話機Ｔ１に差し込み、特定の加入者
が利用できるようにする。このプラグインモジュールは
更に、モジュールを差し込む電話機Ｔ１を表す語ＩＤＣ
Ｐから独立して加入契約を表す語ＩＤＡＢを含む。電話
機Ｔ１はその符牒を構成する語ＳＲＥＳと語ＩＤＡＢと
を固定局Ｂ１に送信する。固定局Ｂ１は発呼者に被呼者
番号をダイアルするように促すトーンを電話機Ｔ１に送
信する。
【００３７】固定局Ｂ１は語ＳＲＥＳ及びＩＤＡＢをメ
ッセージＩＵＵに乗せて中央局１０に伝送する。中央局
１０はこれらの語をメッセージＭＵＵに乗せてサービス
交換センター１２に転送する。サービス交換センター１
２はこれらの語をメッセージＥＶＥＮＴに乗せてサービ
ス制御点１４に転送する。
【００３８】発呼者は被呼者番号を入力する。固定局Ｂ
１は番号の数字間に通常の遅延を形成する。発呼者はダ
イアリング終了信号により番号入力を終了し、被呼者番
号をメッセージＩＵＵに乗せて固定局Ｂ１から中央局１
０へ送信する。中央局１０は被呼者番号をメッセージＭ
ＵＵに乗せてサービス交換センター１２に転送する。サ
ービス交換センター１２は被呼者番号をメッセージＥＶ
ＥＮＴに乗せてサービス制御点１４に転送する。
【００３９】被呼者番号が緊急サービス（消防、警察、
救急車）の番号である場合、呼は認証なしに許可され
る。このような呼の続きは簡単にするために図示しな
い。サービス管理システム１６は即座に呼チケットを作
成し、サービス交換センター１２に設定命令を送信し、
その後、呼を復旧する。固定局Ｂ１は次に中央局１０に
向かって呼をルーチングする。呼はこうして呼を受信し
た固定局の地理的位置に応じてルーチングされる。
【００４０】番号が緊急サービスの番号でない場合、サ
ービス制御点１４は発呼者を認証し、発呼者が被呼者番
号にアクセスするように許可されることを確認しなけれ
ばならない。
【００４１】サービス制御点１４は乱数ＲＡＮＤと語Ｉ
ＤＡＢにより表される加入契約に対応し且つそのデータ
ベースで読み取られるシークレットキーＫｉとに基づい
て符牒ＳＲＥＳ−ＯＫを決定する。このために使用され
るアルゴリズムは電話機Ｔ１で使用されるアルゴリズム
と同一である。該アルゴリズムは、電話機Ｔ１により送
信される語ＩＤＳＯから決定されるサービスオペレータ
に依存する。
【００４２】サービス制御点１４はネットワークからの
受信内容をデータベースの内容に対して複数の方法でチ
ェックする。サービス制御点は符牒ＳＥＲＳが参照符牒
ＳＲＥＳ−ＯＫに同一であることを確認し、加入者の語
ＩＤＡＢ及びＩＤＣＰの遮断後の不正使用をチェックす
る。更に、加入契約を識別する語ＩＤＡＢが有効な加入
契約を表すことを確認する。ＩＤＡＢが電話機Ｔ１を識
別する語ＩＤＣＰに一致することを確認し、盗難電話機
をチェックする。
【００４３】サービス制御点１４は更に、被呼者番号を
この加入者に関するデータの一部としてデータベースに
格納された許可番号に比較することにより、被呼者番号
が発呼者のアクセスを許可された番号であることを確認
する。
【００４４】最後に、サービス制御点は、起呼者の勘定
状態が加入契約により設定された上限に達していないこ
とを確認する。この機能を実施するために、サービス制
御点１４のデータベースはサービス管理システム１６に
より実時間で更新される加入者勘定総額を含む。
【００４５】上記チェックのいずれかが否であるならば
アクセスは拒否される。この手順の続きは簡単にするた
めに図示しない。サービス制御点１４は、トーン又は音
声指示により起呼者にこの拒否を知らせるように中央局
１０に命令する。同一発呼者によるアクセスが所定回数
拒否されたその加入契約をブラックリストに入れ、その
後、回線を復旧する。
【００４６】全チェックの結果が諾であるならば、サー
ビス制御点１４は被呼者番号を含むメッセージＣＲＥＡ
ＴＥ／ＪＯＩＮをサービス交換センター１２に送信す
る。サービス交換センター１２はこの番号に対応するリ
ンクを設定するための命令を中央局１０に送信する。
【００４７】この例では、サービス管理システム１６
は、被呼者番号に対応するリンクが設定される直前に発
呼者の電話機Ｔ１にこの加入者の加入契約勘定状態を送
信することにより付加オペレーションを実施する。サー
ビス制御点１４はこの情報をメッセージＧＥＮＥＲＡＴ
Ｅ ＳＩＧＮＡＬの使用者間通信フィールドに乗せてサ
ービス交換センター１２に送信する。サービス交換セン
ター１２はこの情報をＡＣＭメッセージに乗せて中央局
１０に転送する。中央局１０はこれをＡＬＥＲＴメッセ
ージに乗せて固定局Ｂ１に転送する。固定局Ｂ１は無線
経路を介してこれを電話機Ｔ１に転送する。請求金額は
電話機Ｔ１のディスプレイ２０に表示される。
【００４８】図３は乱数ＲＡＮＤが発呼者に通じる固定
局で発生され、乱数ＲＡＮＤが固定局Ｂ１からサービス
制御点１４に伝送され、該サービス制御点で参照符牒を
計算するために使用される点が上述の実施例と異なる本
発明の方法の変形例を示すタイミング図である。固定局
Ｂ１により返送されるＧＥＮＥＲＡＴＥ ＳＩＧＮＡ
Ｌ，ＡＣＭ，ＡＬＥＲＴメッセージは乱数ＲＡＮＤを含
まず、固定局Ｂ１によりトーンの送信を開始する命令を
伝送する機能のみを有する。他方、メッセージＩＵＵ，
ＭＵＵ及びＥＶＥＮＴは、固定局Ｂ１からサービス制御
点１４に乱数ＲＡＮＤ、符牒ＳＲＥＳ及び加入者を識別
する語ＩＤＡＢを伝送する。
【００４９】サービス制御点１４により実施されるチェ
ック及び加入者の勘定状態の伝送については同様であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の方法を使用することにより無線電話サ
ービスを提供するインテリジェントネットワークの一例
のブロック図である。
【図２】本発明の方法の１実施例を示すタイミング図で
ある。
【図３】この実施例の変形例を示すタイミング図であ
る。
【符号の説明】
１ 分配ネットワーク Ｂ１，．．．Ｂｐ 固定局 Ｔ１，．．．Ｔｎ ディジタル電話機 ２ 公衆電話交換ネットワーク Ｄ 使用者間通信回線 １４，１５ サービス制御点 １６ サービス管理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−277842（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−278868（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−278870（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04M 15/00 - 15/38 H04M 3/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 固定局及び該固定局に無線接続された無
    線ディジタル電話機を含む分配ネットワークと、使用者
    間通信回線を含む標準ポートにより各固定局が接続され
    た集積ディジタルサービス公衆交換電話ネットワーク
    と、公衆交換電話ネットワークに接続されており且つ夫
    々無線電話サービス加入者データベース及び呼処理論理
    装置を含むサービス制御点と、参照データベースを含む
    サービス管理システムとを備えるネットワークにより提
    供される無線電話サービスアクセス方法であって、固定
    局を公衆交換電話ネットワークに接続する標準ポートの
    使用者間通信回線への発呼者のアクセス権を決定するた
    めに、固定局とサービス制御点又はサービス管理システ
    ムとの間で情報を交換し、被呼者番号へのアクセスを許
    可するために、各加入契約毎に当該加入契約により許可
    される番号のデータをサービス制御点及びサービス管理
    システムデータベースに格納及び更新し、アクセス要求
    毎に、被呼者番号が緊急サービス番号であるか否かを確
    認し、被呼者番号が緊急サービス番号でないならば発呼
    者加入契約により許可されるか否かを確認することを特
    徴とする無線電話サービスアクセス方法。
  2. 【請求項２】 発呼者を認証するために、各加入契約及
    び対応する電話機を識別する語と当該加入契約に関連し
    且つ１人の加入者のみに既知のシークレットキーとをサ
    ービス制御点のデータベースに格納及び更新し、前記加
    入契約及び発呼者の電話機を識別する語を発呼者の電話
    機から該発呼者に通じるサービス制御点に使用者間通信
    回線を介して伝送し、発呼者のみに既知のシークレット
    キーと乱数とを使用して発呼者の電話機で所定のアルゴ
    リズムにより第１の符牒を決定し、第１の符牒を使用者
    間通信回線を介してサービス制御点に伝送し、発呼者の
    加入契約に関連するシークレットキーと前記乱数とを使
    用して前記サービス制御点で前記所定のアルゴリズムに
    より第２の符牒を決定し、第１の符牒と第２の符牒とが
    同一であり、発呼者の加入契約を識別する語が有効な加
    入契約を表しており、発呼者の加入契約を識別する語が
    発呼者の電話機を識別する語に対応していることを前記
    サービス制御点で確認することを含む請求項１に記載の
    アクセス方法。
  3. 【請求項３】 被呼者番号へのアクセスを許可するため
    に、各加入契約毎に当該加入契約の電話料金勘定状態と
    当該加入契約の勘定に許可される所定の最高金額即ち上
    限とをサービス制御点及びサービス管理システムのデー
    タベースに格納及び更新し、被呼者番号が緊急サービス
    番号であるか否かを確認し、被呼者番号が緊急サービス
    番号でないならば発呼者の加入契約勘定状態が上限に達
    していないか否かを前記サービス制御点で確認すること
    を含む請求項１に記載のアクセス方法。
  4. 【請求項４】 サービスへのアクセスが要求されるとき
    に発呼者に通じるサービス制御点から発呼者の電話機に
    向かってその加入契約の勘定状態を示すメッセージを送
    信し、発呼者の電話機のディスプレイにこの状態を表示
    することを含む請求項３に記載のアクセス方法。
  5. 【請求項５】 第１及び第２の符牒を決定するために、
    サービス制御点で前記乱数が生成され、該乱数が使用者
    間通信回線を介して発呼者の電話機に伝送される請求項
    ２に記載のアクセス方法。
  6. 【請求項６】 第１及び第２の符牒を決定するために、
    発呼者に通じる固定局で前記乱数が生成され、該乱数が
    使用者間通信回線を介して前記サービス制御点に伝送さ
    れる請求項２に記載のアクセス方法。
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