JPH02224425A - 移動通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移動通信方式に関し、特に、正規に移動通信シ
ステムに加入していない不正移動機の使用を制限し、防
止する技術に係る。

〔従来の技術〕

移動通信システムでは、そのシステムを利用する移動加
入者はシステムを設置している通信業者に対して、シス
テム利用に対する対価として月額基本料と通信料を支払
うのが一般的である。

月額基本料とは、通信の多少によらず支払う一定の金額
で、その加入者のために基地局側に固定的に必要な装置
（例えば、加入者ごとの通信料等を記録する加入者メモ
リ）に対する料金等である。

通信料とは、通信の量に比例して支払う料金である。

これらの料金を正規に支払わないで不正に移動通信シス
テムを利用する者がある場合には通信業者は、これを阻
止する必要がある。

移動機を製造する技術を有するものが、あるシステムの
移動機を製造し、これに適当な移動機番号（普通これは
移動機の電話番号と同じである）を与えた場合、この移
動機番号が他の正規の加入者の移動機番号のどれかに一
致する場合には、通話が可能となる。そして、この場合
システム側では正規の加入者の移動機との区別がつかな
いから通信料は正規の加入者の通信料に加算される。

このような不都合を防止する一般的な方法と１−て、従
来暗証番号を移動機番号と併用する方法があった。

これは、移動加入者には知らせない番号を移動加入者に
暗証番号として付与し、これを移動機と基地局側の加入
者メモリの両方で記憶しておく、移動機からまたは移動
機への通信の要求が生じた場合は、移動機に対して暗証
番号を送出させ、基地局側の加入者メモリ内の暗証番号
と照合をとり、両番号が一致した場合のみ接続を許容す
るものである。

これにより、第３者が移動機を製造し、適当な移動機番
号をっけて使用しようとしても、暗証番号が一致しない
から、不正使用を阻止することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したような従来の暗証番号を用いる方式においても
、移動機の内部メモリを読み取る等により、暗証番号を
含めて移動機をコピーされた場合には、やはり不正使用
を防止できないという欠点があった。

この場合は、正規の加入者が自分に請求される通信料が
多いことに気付き、暗証番号を変元るまでは不正使用が
続くことになる。しかし、請求された通信料が異常に多
い場合の他は、なかなか気付かない恐れがある。

このため少な（とも料金請求周期である１力月程度は不
正使用ができることになる。

本発明は、このような従来の問題点に鑑み、移動機を暗
証番号を含めてコピーされた場合であっても、不正使用
を防止することができる移動通信方式を提供することを
目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によれば、上述の目的は剪記特許請求の範囲に記
載した手段により達成される。

すなわち、本発明は、基地局に、移動機からの発呼ある
いは移動機への着呼の要求を受け付けたときに、当該移
動機から該移動機が記憶している暗証番号を受信する手
段と、該暗証番号と当該移動機に対応せしめて自局で記
憶していた暗証番号とを比較する手段と、上記暗証番号
が一致しているとき、新たな暗証番号を当該移動機に通
知するとともに自局で記憶していた当該移動機に対応す
る暗証番号を前記新たな暗証番号に書き替える手段とを
設けるとともに、移動機に、暗証番号を記憶する手段と
、基地局より新たな暗証番号を通知されたと軽、自己の
記憶しでいた暗証番号を前記新たな暗証番号に書き替え
る手段とを設けた移動通信方式である。

〔作　用〕

本発明は、従来のように暗証番号を移動機対応または移
動加入者対応に固定的に付与するものではなく、上述の
ように通信の接続毎に、次の接続時に使用する暗証番号
を基地局から指定することを最も主要な特徴とする。

従って、不正な移動機による通信を抑止し得るとともに
、万一、何等かの理由で不正な使用が行なわれた場合で
あっても、正規の移動機での暗証番号の不一致を生ずる
ことからこれを早期に発見することがで終る。

〔実施例〕

第１図は本発明における移動機と基地局の信号送受信制
御の例を示す流れ図であって、（、）は移動機の制御を
、（ｂ）は基地局の制御を示している。

第２図は移動機の構成の例を示すブロック図、第３図は
基地局の構成の例を示すブロック図である。

第２〜４図において、１は送受話器、２は制御回路、３
は送信回路、４は受信回路、５は７ンテナ共用回路、６
　７はアンテナ、　８はアンテナ共用装置、９　１０は
送信機、　１１１２は受信機、１３は制御装置、１４　
１５は固定網への通信線路を表わしている。

基地局の送信機および受信機は基地局内移動機数に応じ
て一つまたは複数チャネル分設けられるが図では２チヤ
ネルの場合について示している。

固定網への通信線路１４　１５は、固定網と接続され固
定網交換機等を経て固定網加入者（図示せず）に接続さ
れる。

移動加入者は、送受話器１、送信回路３、受信回路４、
アンテナ６　７、送信機９　１０の内のいずれか、受信
ｆｉｌｌ、１２の内のいずれか、固定網への通信線路１
４．１５の内のいずれかにより固定網加入者と通信を行
なう、この経路の途中にある制御回路２、アンテナ共用
回路５．７ンテナ共用装置８、制御装置１３はそれぞれ
移動機および基地局の制御動作を実行するものであり、
また送受信機を一つのアンテナで共用するためのもので
ある。

以下、移動機から発呼する場合についてその動作を説明
する。

移動加入者が発呼のために送受話器１を７７クオフする
と制御回路２はこれを検出し、発呼信号と移動機番号を
生成して送信機３、アンテナ共用回路５、アンテナ６を
経てこの信号を基地局側に送出する。基地局ではアンテ
ナ７、アンテナ共用装置８を経て受信ａｉｉ　　　１２
のいずれかを経て移動機からの信号を受信・復調し、制
御装置１３に入力する。制御装置１３は、これにより暗
証番号要求信号を生成し、この信号は送信ｆｉ９　　１
０の内のいずれか、アンテナ共用装置８、アンテナ７、
アンテナ６、受信回路４を経て制御回路２に達する。こ
の信号を受信すると制御回路２は記憶している暗証番号
を基地局側に送出する。制御装置１３はこの暗証番号を
受信したとき、その移動加入者に対応して記憶されてい
る暗証番号と照合し、一致しなければ不正使用があった
と判断して移動機に接続を拒否する意味で切断信号を送
出するとともに保守者等にアラーム等を送出する。一致
していれば、移動機に対して新しい暗証番号を通知する
。移動機はこれを受信すると、今まで記憶していた暗証
番号を消去して、新しい暗証番号を記憶する。これと同
時に制御装置１３は、この移動機に対応して記憶してい
る暗証番号を新しい暗証番号に書き替える。

以上により発呼を要求してきた移動機が、正規の移動機
であることが確認されたので通信を許可し、固定網への
通信線路１４または１５を経て固定網側加入者との通信
を開始させる。

第４図は、第２図の制御回路２の構成を示すブロック図
、第５図は第３図の制御装置１１３の構成を示すブロッ
ク図であって、１６は信号入出力回路、１７は中央制御
回路、１８は制御プログラム記憶回路、１９は暗証番号
記憶回路、２０　．２１は信号入出力装置、２２は中央
制御装置、２３は制御プログラム記憶装置、２４は加入
者メモリを表わしている。

移動機の制御動作のプログラムは、制御プログラム記憶
回路１８に記憶されており、基地局のそれはプログラム
記憶装置２３に記憶されている。中央制御回路１７お上
り中央制御装置２２は、１８および２３のプログラムに
従って、信号入出力回路１６および信号入出力装置１１
２０゜２１、暗証番号記憶回路１９および加入者メモリ
２４をそれぞれ制御する。

加入者メモリ２４のメモリ構成は第６図に示すように移
動機番号に対応して、その暗証番号、その通信料が記録
されている。

移動機の暗証番号を含めて不正に移動機がコピーされた
とき、その時点では正規と不正の移動機はシステムから
みれば全く同等であるから不正移動機の使用を阻止する
ことはできない。

しかし、不正移動機を使用すると呼毎にこの不正移動機
の暗証番号は変化し、結果的に正規移動機の暗証番号と
は異なることとなる。従って、不正移動機が使用された
あとで、正規の移動機を使用したときは正規の移動機の
暗証番号が基地局側の暗証番号と一致しないこととなる
ので、不正使用があったことが判明する。不正使用が１
明したときは、正規の加入者と連絡をとるなどして暗証
番号をあらためて設定する。これにより、これ以降の不
正使用を阻止することができる。

すなわち、不正使用されても、その次に正規の移動機が
使用されたときには不正使用が発覚する。一般に移動機
は１日に何回か使用されるから、不正使用は通常１日以
内にとどめることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、暗証番号を呼毎
に変えるから、暗証番号を含めて移動機をコピーされた
場合でも早期にこれを発見することができる利点がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における移動機と基地局の信号送受信制
御の例を示す流れ図、第２図は移動機の構成の例を示す
ブロック図、第３図は基地局の構成の例を示すブロック
図、第４図は第２図の制御回路の構成を示すブロック図
、第５図は第３図の制御装置の構成を示ｒブロック図、
第６図は加入者メモリの＃Ｉ威の例を示す図である。 １　・・・・・・送受話器、　　　　　　２　・・・・
・・制御回路、　　　　３　・・・・・・送信回路、　
　　４・・・・・・受信回路、　　　　　５　・・・・
・・アンテナ共ル回路、　　　　　６　７　・・・・・
・アンテナ、８　・・・・・・　アンテナ共用装置、　
　　　９　、１０・・・・・・送信機、　　　　　１１
．１２　　・・・・・・受信機、　　　　　１３　・・
・・・・制御装置、１４　　、１５　　・・・・・・固
定網への通Ｍ線路、１６　・・・・・・信号入出力回路
、　　　　　１７　・・・・・・中央制御回路、　　　
　１８　・・・・・・制御プログラム記憶回路、　　　
　１９　・・・・・・暗証番号記憶回路、　　　　２０
　２１　・・・・・・信号入出力装置、　　　　　２２
　・・・・・・中央ＩＩＩ御装置、２３　・・・・・・
制御プログラム記憶装置、２４　・・・・・・加入者メ
モリ （＆） （ｂ） 代理人　弁理士　本　　間　　　　　素環　１　図 第 目 悴 図 悴 図 悴 目 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 基地局に、移動機からの発呼あるいは移動機への着呼の
   要求を受け付けたときに、当該移動機から該移動機が記
   憶している暗証番号を受信する手段と、 該暗証番号と当該移動機に対応せしめて自局で記憶して
   いた暗証番号とを比較する手段と、上記暗証番号が一致
   しているとき、新たな暗証番号を当該移動機に通知する
   とともに自局で記憶していた当該移動機に対応する暗証
   番号を前記新たな暗証番号に書き替える手段とを設ける
   とともに、 移動機に、暗証番号を記憶する手段と、基地局より新た
   な暗証番号を通知されたとき、自己の記憶していた暗証
   番号を前記新たな暗証番号に書き替える手段とを設けた
   ことを特徴とする移動通信方式。