JP3869851B2 - 導電性ボール配列用マスク及びその製造方法 - Google Patents

導電性ボール配列用マスク及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、導電性ボールを搭載するのに好適な配列用マスクおよびその製造方法に関するものである。
導電性ボール搭載方法としては、基板に形成された電極部に半田ペーストやフラックスを塗布し、半田ペーストやフラックスを塗布された電極部に導電性ボールを搭載した後、リフローすることで導電性ボールを溶融することが一般的である。そして、この導電性ボールの搭載方法については、既に数多く存在し、その中の一つに振込みタイプがある。振込みタイプは、複数の開口が形成されたマスクを用いて導電性ボールを搭載する方法であり、この振込みタイプに用いるマスクとして特許文献1に開示されたものがある。特許文献1について図20に基づいて説明すると、基板101を保持する保持台106を設け、前記基板101上に形成されたパターン102に対応する導電性ボール103の導入孔104aを形成したマスク104を前記基板101の上部に設けたものであって、フラックスがマスク104に付着して導電性ボール103の搭載不良が発生することを防ぐためマスク104と基板101との間にスペーサ105を配置したものである。
特開平10−126046号公報
しかし、特許文献1に開示されたマスク104は、マスク104とスペーサ105が一体的に形成されていないため、基板101とマスク104とスペーサ105を正確に位置合わせすることが困難であった。その結果、導電性ボール103が所定の位置に搭載されず、これが不良に繋がっていた。
本発明の目的は、導電性ボールを所定の位置に精度良く配列させるマスクを提供することにある。
本発明は、所定の配列パターンに対応した開口部を有し、前記開口部に導電性ボールを振り込むことで所定の位置に前記導電性ボールを搭載する配列用マスクであって、前記配列用マスクのマスク部は磁性体から成り、前記マスク部の被搭載体と対面する側には部分的に突出する突起部が一体的に形成されており、前記突起部が樹脂又はレジストで形成されていることを特徴とする。ここで言う「一体的に」とは、同じ物質のもの同士またはそれぞれ異なる物質のものが固着されているものも含む。
また本発明は、所定の配列パターンに対応した開口部を有し、前記開口部に導電性ボールを振り込むことで所定の位置に前記導電性ボールを搭載する配列用マスクであって、前記開口部は微小孔部と前記微小孔部よりも孔径が大きい径大孔部との二段穴によって形成されており、前記配列用マスクの前記微小孔部形成側は磁性体から成り、前記径大孔部が形成されている前記マスク部の被搭載体と対面する側は樹脂又はレジストで形成されていることを特徴とする。
また本発明は、所定の配列パターンに対応した開口部を有し、前記開口部に導電性ボールを振り込むことで所定の位置に前記導電性ボールを搭載する配列用マスクの製造方法であって、母型の表面に、レジスト体を有する一次パターンレジストを設ける第1のパターンニング工程と、一次パターンレジストを用いて、母型上に電着金属を電鋳して、一次電着層を形成する第1の電鋳工程と、一次電着層上にレジスト層を形成し、レジスト体を有する二次パターンレジストを設ける第2のパターンニング工程と、母型を剥離する工程とを含むことを特徴とする。
本発明においては、所定の配列パターンに対応した開口部を有し、前記開口部に導電性ボールを振り込むことで所定の位置に前記導電性ボールを搭載する配列用マスクであって、前記配列用マスクのマスク部は磁性体から成り、前記マスク部の被搭載体と対面する側には部分的に突出する突起部が一体的に形成されており、前記突起部が樹脂又はレジストで形成されているので、配列用マスクと被搭載体との位置合わせがしやすくなり、その結果、導電性ボールが所定の位置に一括搭載されるので不良を減らすことができる。また、スキージによって導電性ボールを落とし込む際にスキージの負荷によるたわみが生じにくく、よって、各開口部には一定量の導電性ボールを一括搭載できるので、不良を減らすことができる。また、突起部は樹脂又はレジストで形成されているので、この配列用マスクを磁力によって吸引する搭載装置に用いる場合、突起部は磁力の影響を受けず、マスク部に対し磁力を均一に働かせることができ、配列用マスクを被搭載体に良好に密着させることができる。さらに、この樹脂又はレジスト製の突起部がクッション的な役割となり、配列用マスクを安定して被搭載体に搭載できるとともに、樹脂又はレジスト製の突起部は軟らかいので配列用マスクの着脱時に被搭載体を傷付ける恐れが少ない。
また本発明においては、所定の配列パターンに対応した開口部を有し、前記開口部に導電性ボールを振り込むことで所定の位置に前記導電性ボールを搭載する配列用マスクであって、前記開口部は微小孔部と前記微小孔部よりも孔径が大きい径大孔部との二段穴によって形成されており、前記配列用マスクの前記微小孔部形成側は磁性体から成り、前記径大孔部が形成されている前記マスク部の被搭載体と対面する側は樹脂又はレジストで形成されているので、スキージによって導電性ボールを落とし込む際にスキージの負荷によるたわみが生じにくいので、各開口部には一定量の導電性ボールを一括搭載でき、不良を減らすことができる。また、この配列用マスクを磁力によって吸引する搭載装置に用いる場合、前記配列用マスクの被搭載体と対面する側が磁性体で形成されているものに比べ、マスク部に対し磁力を均一に働かせることができ、前記配列用マスクを被搭載体に良好に密着させることができるとともに、前記配列用マスクを取り外す際には被搭載体と前記配列用マスクの被搭載体に接する面が直接磁力結合しないので、版離れを良好にすることができる。また、前記配列用マスクの被搭載体と対面する側の樹脂又はレジストがクッション的な役割となり、配列用マスクを安定して被搭載体に搭載できるとともに、樹脂又はレジストは軟らかいので配列用マスクの着脱時に被搭載体を傷付ける恐れが少ない。
本発明に係る配列用マスクの製造方法は、所定の配列パターンに対応した開口部を有し、前記開口部に導電性ボールを振り込むことで所定の位置に前記導電性ボールを搭載する配列用マスクの製造方法であって、母型の表面に、レジスト体を有する一次パターンレジストを設ける第1のパターンニング工程と、一次パターンレジストを用いて、母型上に電着金属を電鋳して、一次電着層を形成する第1の電鋳工程と、一次電着層上にレジスト層を形成し、レジスト体を有する二次パターンレジストを設ける第2のパターンニング工程と、母型を剥離する工程とから成る。これによれば、突起部はレジストで形成されるので、コストを抑えることができる。また、突起部のレジストとマスク部を形成するために使用するレジストとを同じものを使用すればお互いの寸法公差を同じとすることができる。なお、レジストはソルダーレジストとするのが好ましい。
本発明に係る配列用マスクの製造方法では、母型20の表面にレジスト体31aを有する一次パターンレジスト31を設け、一次パターンレジスト31を用いて母型20上に電着金属を電鋳して一次電着層32を形成し、一次電着層32上にレジスト層33を形成しレジスト体34aを有する二次パターンレジスト34を設け、母型20を剥離するようにした。これによれば、突起部11cはレジストで形成され、コストを抑えることができる。なお、レジストはソルダーレジストが好ましい。
本発明の配列用マスクおよび前記配列用マスクが備えられた導電性ボールの搭載装置について以下図面を参照して説明する。図1は、導電性ボールの搭載装置の一態様を示す概略構成図である。図2(a)は、配列用マスクの平面図であり、図2(b)は、配列用マスクの断面図である。図3は、配列用マスクの部分拡大断面図である。
搭載装置10は、図1に示すように、所定のパターンで電極部14aが配列された被搭載体14と、電極部14aが配列された面を上方に向けて被搭載体14を載置するテーブル12と、電極部14aの配列パターンに対応し、導電性ボール13が挿通可能な開口部11aが形成された配列用マスク11とを有し、電極部14aが配列された面に配列用マスク11を対面させるとともに、電極部14aに開口部11aを位置合わせし、開口部11aを通して電極部14aに導電性ボール13を搭載する搭載装置10である。
前記配列用マスク11は、図1に示すように、マスク部111と枠部112からなり、マスク部111には図2および図3に示すように、導電性ボール13が挿通可能で電極部14aの配列パターンに応じ形成された開口部11a、非開口部11bおよび支柱のような突起部11cが形成されている。以下、前記配列用マスク11の製造方法について参考例を図4および図5に基づいて説明する。
まず、図4(a)に示すごとく、母型20を用意する。母型20は導電性を有するものであれば何でも良く、本参考例ではSUSを用いた。
次いで、母型20の表面にフォトレジスト層を形成し、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図4(b)に示すごとく、レジスト体21aを有する一次パターンレジスト21を母型20上に形成した。前記フォトレジスト層は、ネガタイプの感光性ドライフィルムレジストを、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして形成した。
次いで、上記母型20を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、図4(c)に示すごとく、先のレジスト体21aの高さと同じ程度に、母型20のレジスト体21aで覆われていない表面に電着金属を電鋳して、一次電着層22を形成した。本参考例では、Cu電鋳により一次電着層22を形成した。
次いで、図4(d)に示すごとく、レジスト体21aを溶解除去した。
次いで、図4(e)に示すごとく、一次電着層22の表面上に、フォトレジスト層23を形成した。このフォトレジスト層23は、ネガタイプの感光性ドライフィルムレジストを、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして形成した。
次いで、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図5(a)に示すごとく、レジスト体24aを有する二次パターンレジスト24を一次電着層22上に形成した。
次いで、図5(b)に示すごとく、母型20上の一次電着層22が形成されていない表面および一次電着層22上のレジスト体24aで覆われていない表面に電着金属を電鋳して、二次電着層25を形成した。本参考例では、Ni−Co合金電鋳により二次電着層25を形成した。なお、二次電着層25を形成する工程において、レジストパターン24の厚みを越えて電着させるいわゆるオーバーハングさせても良い。これにより、導電性ボール13を開口部11aに振り込みやすくなるとともに、一旦搭載された導電性ボール13が抜けにくくさせることができる。また、二次電着層25を形成した後に二次電着層25表面に対し、ベルト研摩などといった機械的研摩および/または電解研磨するのが好ましい。
次いで、図5(c)に示すごとく、レジスト体24aを溶解除去した。
次いで、図5(d)に示すごとく、母型20から電着金属層22および25を剥離した。
最後に、一次電着層を除去、本参考例ではエッチングすることによって、図2および図3に示すような配列用マスク11を得ることができる(図5(e))。
前記配列用マスク11の着脱は、人手で行っても良いし、マスク移動手段を設けて行っても良い。マスク移動手段を設けた場合は、マスク移動手段に前記配列用マスク11の一端部を支持され、導電性ボール13を搭載する場合には被搭載体14の上方に位置決めされ、テーブル12から被搭載体14を取外す際には、被搭載体14 の上方から離脱される構成とすれば、配列用マスク11の位置決めを効率的に行えるので望ましい。
なお、テーブル12の位置決めは、人手で行っても良いし、テーブル昇降手段を設けて行っても良い。テーブル昇降手段を設けた場合は、テーブル昇降手段にテーブル12を連結し、導電性ボール13を搭載する場合には所定位置にテーブル12を上昇させ、導電性ボール13を搭載した後には、テーブル12を下降させる構成とすれば、テーブル12の位置決めを効率的に行えるので望ましい。
前記導電性ボール13の供給手段、すなわち、電極部14aが配列された面の上方に位置決めした配列用マスク11の上面に、開口部11aの個数より多い導電性ボール13を供給する手段は、特に限定されることはないが、例えば、配列用マスク11の左方端(一方端)の上方に配設した供給口15aを備えた導電性ボール供給手段15を設け、該導電性ボール供給手段15により導電性ボール13を定量供給すれば導電性ボール13の供給を効率的にできるので望ましい。
前記配列用マスク11に供給された導電性ボール13を開口部11aに振り込む振込手段の構成は、特に限定されることはないが、例えば、紙面において配列用マスク11の左方端(一方端)と右方端(他方端)の間を配列用マスク11の上面と先端部が接触しつつ横行可能な、スキージ17を用いると良い。このスキージ17用いれば、配列用マスク11の上面に供給された導電性ボール13は、スキージ17の先端部で捕捉されるとともに配列用マスク11の両端間を移動され、開口部11aに挿入されることとなる。
前記導電性ボール13の除去手段、すなわち、開口部11aに挿入されない残余の導電性ボール13を配列用マスク11の上面から除去する手段は、特に限定されることはないが、例えば、配列用マスク11の右方端(他方端)の上方に配設した供給口16aを備えた導電性ボール除去手段16を設け、前記スキージ17で右方端に移動された残余の導電性ボール13を導電性ボール除去手段16で除去すれば、導電性ボール13の除去を効率的にできるので望ましい。
かかる構成の搭載装置10による導電性ボール13の搭載方法は、所定のパターンで電極部14aが配列された被搭載体14と、前記被搭載体14の電極部14aの配列パターンに対応し、導電性ボール13が挿通可能な開口部11aが形成された配列用マスク11とを、被搭載体14の電極部14aが配列された面に対し配列用マスク11を上方で対面させるとともに、電極部14aに開口部1aを位置合わせし、開口部11aを通して電極部14aに導電性ボール13を搭載する。以下、導電性ボール13の搭載方法について図6にて説明する。
まず、被搭載体14に形成された電極部14aに印刷用マスクを用いて半田ペーストやフラックスなどといった粘性を有する仮固定材を塗布する。これは、搭載された導電性ボール13が電極部14aから離脱することを防止するために行っている。(仮固定材塗布工程)
次に、配列用マスク11を準備し、被搭載体14の電極部14aが配列された面に対し配列用マスク11の下面が上方で対面するよう位置決めするとともに、電極部14aに開口部11aを位置合わせして、電極部14aが配列された面に配列用マスク11の下面を密着させる。(配列用マスク装着工程)
次に、前記開口部11aの個数以上の導電性ボール13を配列用マスク11の上面に供給し、導電性ボール13を開口部11aに振り込み、開口部11aを通して電極部14aに搭載するとともに、残余の導電性ボール13を配列用マスク11の上面から除去する。(導電性ボール搭載工程)なお、必要に応じて、搭載された導電性ボール13が電極部14aから離脱することを防止するため、例えば、搭載された導電性ボール13を電極部14aに押圧する工程を導電性ボール搭載工程の後に設けてもよい。
次に、配列用マスク11を取り外す。(配列用マスク取外工程)
そして、電極部14aに搭載された導電性ボール13をリフローすることで、被搭載体14の電極部14aに精度良く導電性ボール13を溶融することができる。(リフロー工程)
本発明に係る配列用マスクは、上記導電性ボール搭載装置に磁気発生装置を備える搭載装置においても好適であり、磁力によって吸引しても前記配列用マスク11においてたわみを生じにくくすることができる。なお、前記配列用マスク11は、例えば、磁気発生装置を給電制御手段に連結させ、給電制御手段により給電されることによって、テーブル12に磁力を発生させ、前記配列用マスク11を吸引する。
(第1実施形態)
次に、本発明に係る配列用マスクの第1実施形態について説明する。本実施形態では、突起部11cが非磁性体で一体的に形成されている点が着目される。前記突起部11cは、樹脂やレジストなどといった非磁性体であれば何でも良いが、本実施形態ではソルダーレジストによって形成することが望ましい。以下、図7および図8に基づいて本実施形態の配列用マスク11の製造方法を説明する。なお、上記したものと同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
まず、図7(a)に示すごとく、母型20を用意する。母型20は導電性を有するものであれば何でも良く、本実施形態ではSUSを用いた。
次いで、母型20の表面にフォトレジスト層を形成し、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図7(b)に示すごとく、レジスト体31aを有する一次パターンレジスト31を母型20上に形成した。前記フォトレジスト層は、ネガタイプの感光性ドライフィルムレジストを、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして形成した。
次いで、上記母型20を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、図7(c)に示すごとく、先のレジスト体31aの高さと同じ程度に、母型20のレジスト体31aで覆われていない表面に電着金属を電鋳して、一次電着層32を形成した。本実施形態では、Ni−Co電鋳により一次電着層32を形成した。なお、一次電着層32を形成した後に一次電着層32表面に対し、ベルト研摩などといった機械的研摩および/または電解研磨するのが好ましい。
次いで、図7(d)に示すごとく、レジスト体31aを溶解除去した。
次いで、図8(a)に示すごとく、一次電着層32の表面上に、ソルダーレジスト層33を形成した。このソルダーレジスト層33は、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして形成した。
次いで、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図8(b)に示すごとく、レジスト体34aを有する二次パターンレジスト34を一次電着層32上に一体的に形成した。なお、二次パターンレジスト34を形成した後にベーキングなどといった脱落防止処理を行うのが好ましい。これにより、レジスト体34aを有する二次パターンレジスト34と一次電着層32との密着がより強固なものとなる。
次いで、図8(c)に示すごとく、母型20から一次電着層32およびその表面に形成された二次パターンレジスト34を剥離することによって、突起部11cが樹脂によって形成されている配列用マスク11を得ることができる。
なおここで、配列用マスク11の前記突起部11cが金属体で形成されるものにおいては、スキージ17によって導電性ボール13を落とし込む際のスキージ17の負荷に対して耐久性に優れるものとなるが、本実施形態のように、配列用マスク11の前記突起部11cが非磁性体で形成されるものにおいては、マスク部111に対し磁力が均一に働くことになるので前記配列用マスクを被搭載体14に良好に密着させることができるとともに、前記配列用マスクを取り外す際には版離れを良好にすることができる。また、前記非磁性体がレジストなどといった軟らかいものであると、前記突起部11cがクッション的な役割となるので、前記配列用マスクを被搭載体14に載置または被搭載体14から取り外す際に、突起部11cによって被搭載体14を傷付けてしまうといったことが生じにくくさせることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る配列用マスクの第2実施形態について以下図面を参照して説明する。図9(a)は、配列用マスクの斜視図であり、図9(b)は、配列用マスクの断面図である。本実施形態に係る配列用マスク210は、図9に示すように、マスク部211と枠部(図示せず)からなり、マスク部211には導電性ボール13が挿通可能で電極部14aの配列パターンに応じ形成された開口部18が形成されており、前記開口部18は微小孔部18aと前記微小孔部よりも孔径が大きい径大孔部18bとの二段穴によって形成されている。以下、図10および図11に基づいて配列用マスクの製造方法の参考例を説明する。なお、上記実施形態ないし参考例と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
まず、図10(a)に示すごとく、母型20を用意する。母型20は導電性を有するものであれば何でも良く、本参考例ではSUSを用いた。
次いで、母型20の表面にフォトレジスト層を形成し、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図10(b)に示すごとく、レジスト体41aを有する一次パターンレジスト41を母型20上に形成した。前記フォトレジスト層は、ネガタイプの感光性ドライフィルムレジストを、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして形成した。
次いで、上記母型20を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、図10(c)に示すごとく、先のレジスト体41aの高さと同じ程度に、母型20のレジスト体41aで覆われていない表面に電着金属を電鋳して、一次電着層42を形成した。本参考例では、Ni−Co電鋳により一次電着層422を形成した。なお、一次電着層42を形成した後に一次電着層42表面に対し、機械的研摩および/または電解研磨するのが好ましい。
次いで、図10(d)に示すごとく、一次電着層42の表面上およびレジスト体41aの表面上にレジスト層43を形成した。このレジスト層43は、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして形成した。
次いで、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図11(a)に示すごとく、レジスト体44aを有する二次パターンレジスト44を一次電着層42上およびレジスト体41aの表面上に形成した。
次いで、図11(b)に示すごとく、一次電着層42上およびレジスト体41aの表面上のレジスト体44aで覆われていない表面に電着金属を電鋳して、二次電着層45を形成した。本参考例では、Ni−Co合金電鋳により二次電着層45を形成した。なお、二次電着層45を形成した後に二次電着層45表面に対し、ベルト研摩などといった機械的研摩および/または電解研磨するのが好ましい。
次いで、図11(c)に示すごとく、母型20から電着金属層42および45を剥離することによって、開口部18が微小孔部18aと前記微小孔部よりも孔径が大きい径大孔部18bとの二段穴となっているとともに磁性体によって形成された配列用マスク210を得ることができる。
次に、本発明に係る配列用マスクの第2実施形態について説明する。本実施形態では、前記配列用マスク210の被搭載体14と対面する側が非磁性体で形成されている点が着目される。以下、図12および図13に基づいて本実施形態の配列用マスクの製造方法を説明する。なお、上記実施形態ないし参考例と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
まず、図12(a)に示すごとく、母型20を用意する。母型20は導電性を有するものであれば何でも良く、本実施形態ではSUSを用いた。
次いで、母型20の表面にフォトレジスト層を形成し、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図12(b)に示すごとく、レジスト体51aを有する一次パターンレジスト51を母型20上に形成した。前記フォトレジスト層は、ネガタイプの感光性ドライフィルムレジストを、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして形成した。
次いで、上記母型20を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、図12(c)に示すごとく、先のレジスト体51aの高さと同じ程度に、母型20のレジスト体31aで覆われていない表面に電着金属を電鋳して、一次電着層52を形成した。本実施形態では、Ni−Co電鋳により一次電着層52を形成した。なお、一次電着層52を形成した後に一次電着層52表面に対し、ベルト研摩などといった機械的研摩および/または電解研磨するのが好ましい。
次いで、図12(d)に示すごとく、レジスト体51aを溶解除去した。
次いで、図13(a)に示すごとく、一次電着層52の表面上に、ソルダーレジスト層53を形成した。このソルダーレジスト層53は、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして形成した。
次いで、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図13(b)に示すごとく、レジスト体54aを有する二次パターンレジスト54を一次電着層52上に形成した。なお、二次パターンレジスト54を形成した後にベーキングなどといった脱落防止処理を行うのが好ましい。これにより、レジスト体54aを有する二次パターンレジスト54と一次電着層52との密着がより強固なものとなる。
次いで、図13(c)に示すごとく、母型20から一次電着層52およびその表面に形成された二次パターンレジスト54を剥離することによって、被搭載体14と対面する側が非磁性体で形成されている配列用マスク210を得ることができる。
なおここで、配列用マスク210の被搭載体14と対面する側が金属体で形成されるものにおいては、スキージ17によって導電性ボール13を落とし込む際のスキージ17の負荷に対して耐久性に優れるものとなるが、本実施形態のように、配列用マスク210の被搭載体14と対面する側が非磁性体で形成されるものにおいては、マスク部211に対し磁力が均一に働くことになるので前記配列用マスクを被搭載体14に良好に密着させることができるとともに、前記配列用マスクを取り外す際には版離れを良好にすることができる。また、前記非磁性体がレジストなどといった軟らかいものであると、被搭載体14と対面する非磁性体がクッション的な役割となるので、前記配列用マスクを被搭載体14に載置または被搭載体14から取り外す際に、被搭載体14を傷付けてしまうといったことが生じにくくさせることができる。

(第3実施形態)
次に、本発明に係る配列用マスクの第3実施形態について説明する。本実施形態は、突起部11cの形状や形成位置が前記実施形態と異なる。以下、図14に基づいて本実施形態の配列用マスク11を説明する。なお、上記実施形態ないし参考例と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
図14に示す配列用マスク11は中央付近に突起部11cを設けたものであり、導電性ボール13の径が大きく、使用する配列用マスク11の厚さが大きいものに有効である。これは、配列用マスクがある程度厚ければたわみにくく、従って、図2のように突起部11cを多数設けなくても配列用マスク中央付近に突起部11cを設けていれば十分だからである。このような図14に示す配列用マスクの製造方法の参考例としては、例えば図15に示すように、まず、母型(SUS)20を用意する工程(図15(a))、母型20の表面にフォトレジスト層を形成し、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、レジスト体61aを有する一次パターンレジスト61を母型20上に形成する工程(図15(b))、上記母型20を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、先のレジスト体61aの高さと同じ程度もしくは先のレジスト体61aの高さを超えるまで、母型20のレジスト体61aで覆われていない表面に電着金属(Ni−Co)を電鋳して、一次電着層62を形成する工程(図15(c))、一次電着層62の表面上に、フォトレジスト層63を形成する工程(図15(d))、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、レジスト体64aを有する二次パターンレジスト64を一次電着層62上に形成する工程(図15(e))、二次パターンレジスト64で覆われていない一次電着層62を一次パターンレジスト61の高さまでエッチングする工程(図15(f))、レジスト体64aを溶解除去した後、母型20から電着金属層62を剥離する工程(図15(g))により形成する方法がある。
次に、本発明に係る配列用マスクの第3実施形態について説明する。まず、母型(SUS)20を用意する工程(図16(a))、母型20の表面にフォトレジスト層を形成し、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、レジスト体71aを有する一次パターンレジスト71を母型20上に形成する工程(図16(b))、上記母型20を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、先のレジスト体71aの高さと同じ程度まで、母型20のレジスト体71aで覆われていない表面に電着金属(Ni−Co)を電鋳して、一次電着層72を形成する工程(図16(c))、一次電着層72の表面上に、フォトレジスト層73を形成する工程(図16(d))、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、レジスト体74aを有する二次パターンレジスト74を一次電着層72上に形成する工程(図16(e))、レジスト体74aを溶解除去した後、母型20から電着金属層72を剥離する工程(図16(f))により形成する。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る配列用マスクの第4実施形態について説明する。本実施形態は、突起部11cの形状や形成位置が前記実施形態とさらに異なる。以下、図17に基づいて本実施形態の配列用マスク11を説明する。なお、上記実施形態ないし参考例と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
図17に示す配列用マスク11は突起部11cを開口部11a付近には設けず、マスク部111周縁に設けたものであり、導電性ボール13の径が大きく、使用する配列用マスク11の厚さが大きいものに有効である。これは、配列用マスクがある程度厚ければたわみにくく、従って、図2のように突起部11cを多数設けなくてもマスク部111周縁に突起部11cを設けていれば十分だからである。このような図17に示す配列用マスクの製造方法の参考例としては、例えば図18に示すように、まず、母型(SUS)20を用意する工程(図18(a))、母型20の表面にフォトレジスト層を形成し、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、レジスト体81aを有する一次パターンレジスト81を母型20上に形成する工程(図18(b))、上記母型20を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、先のレジスト体81aの高さと同じ程度もしくは先のレジスト体81aの高さを超えるまで、母型20のレジスト体81aで覆われていない表面に電着金属(Ni−Co)を電鋳して、一次電着層82を形成する工程(図18(c))、一次電着層82の表面上に、フォトレジスト層83を形成する工程(図18(d))、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、レジスト体84aを有する二次パターンレジスト84を一次電着層82上に形成する工程(図18(e))、二次パターンレジスト84で覆われていない一次電着層82を一次パターンレジスト81の高さまでエッチングする工程(図18(f))、レジスト体84aを溶解除去した後、母型20から電着金属層62を剥離する工程(図18(g))により形成する方法が考えられる。
次に、本発明に係る配列用マスクの第4実施形態について説明する。まず、母型(SUS)20を用意する工程(図19(a))、母型20の表面にフォトレジスト層を形成し、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、レジスト体91aを有する一次パターンレジスト91を母型20上に形成する工程(図19(b))、上記母型20を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、先のレジスト体91aの高さと同じ程度まで、母型20のレジスト体91aで覆われていない表面に電着金属(Ni−Co)を電鋳して、一次電着層92を形成する工程(図19(c))、一次電着層92の表面上に、フォトレジスト層93を形成する工程(図19(d))、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、レジスト体94aを有する二次パターンレジスト94を一次電着層92上に形成する工程(図19(e))、レジスト体94aを溶解除去した後、母型20から電着金属層92を剥離する工程(図19(f))により形成する。
このように、第3実施形態および第4実施形態の配列用マスク11においても配列用マスクの被搭載体14と対面する側に突起部11cを一体的に形成するので、配列用マスクと被搭載体14との位置合わせがしやすくなり、その結果、導電性ボール13を所定の位置に搭載することが可能となり、不良を減らすことができる。また、図2に示すような多数の突起部11cを一つも開口部11aとかぶらないように非開口部11b上に形成しなければならず非常に精度が要求されるが、これに比べ図14および図17に示す配列用マスクは突起部11cを比較的容易に形成することができる。
また、前記突起部11cが、非磁性体で形成されていると、非磁性体により前記突起部11cが形成されている前記配列用マスク11を磁力によって吸引する搭載装置に用いる場合において、前記突起部11cが磁性体で形成されているものに比べて、マスク部111に対し磁力が均一に働くことになるので前記配列用マスク11を被搭載体14に良好に密着させることができ、また、前記配列用マスク11を取り外す際には被搭載体14と突起部11cが直接磁力結合しないので、版離れを良好にすることができる。
さらに、前記非磁性体がレジストなどといった軟らかいものであれば、前記突起部11cがクッション的な役割となるので、前記配列用マスク11を被搭載体14に載置または被搭載体14から取り外す際に、突起部11cによって被搭載体14を傷付けてしまうといったことが生じにくい。
もちろん図14と図17を組み合わせたような配列用マスクであっても良い。
(その他の実施形態)
前記実施形態において、突起部11cの形状は図示例に限らず、例えば星状、三角状、無端枠状などとどのような形状であっても良い。また、突起部11cの形成位置は、図示例のように開口部11a・11aの中間に形成するのが好ましいが、必ずしも中間になくてもよく、要は開口部11aとかぶらない位置であれさえすればどこでも良い。さらに、突起部11cは規則正しく形成する必要はなく、例えば、一個飛ばしやまだらに形成しても良く、要は配列用マスク11がたわまないように突起部11cが形成してあれば良い。
前記実施形態においては、配列用マスクには1つの被搭載体14に対応した配列パターンが形成された形態となっているが、もちろん1枚の配列用マスクに複数の被搭載体14に対応した配列パターンを形成して、導電性ボール13を複数の被搭載体14に一括搭載することも考えられる。これによって、より効率の良い導電性ボール13の搭載が可能となる。
前記実施形態において、各開口部は、配列用マスクを搭載装置10に搭載した際に、被搭載体14に向かって下窄まりのテーパー状に形成することが好ましい。これによれば、導電性ボール13を所定位置に精度良く搭載することができる。
前記実施形態において、被搭載体14としては、例えば、ウェハーなどが挙げられる。このウェハーにおいては、ウェハーの所定の位置に前記実施形態の配列用マスクを用いて導電性ボール13を一括搭載した後、リフローすることで電子部品を所定の位置に結合する。
前記実施形態において、導電性ボール13としては、半田ボールや銅ボールなどが挙げられる。
本発明に係る搭載装置の概略構成図である。 (a)は、本発明に係る配列用マスクの平面図、(b)は、その断面図である。 本発明に係る配列用マスクを被搭載体に載置した状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の参考例となる配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 本発明の参考例となる配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 本発明に係る導電性ボールの搭載方法の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 本発明の第1実施形態に係る配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係る配列用マスクの斜視図、(b)は、その断面図である。 本発明の参考例となる配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 本発明の参考例となる配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 本発明の第2実施形態に係る配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 本発明の第2実施形態に係る配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 (a)は、本発明の第3実施形態に係る配列用マスクの平面図、(b)は、その断面図である。 本発明の参考例となる配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 本発明の第3実施形態に係る配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 (a)は、本発明の第4実施形態に係る配列用マスクの平面図、(b)は、その断面図である。 本発明の参考例となる配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 本発明の第4実施形態に係る配列用マスクの製造方法の工程説明図である。 従来の配列用マスクを用いて導電性ボールを搭載する状態を示す断面図である。
符号の説明
10 搭載装置
11、210 配列用マスク
111、211 マスク部
112 枠部
11a、18 開口部
11b 非開口部
11c 突起部
12 テーブル
13 導電性ボール
14 被搭載体
15 供給手段
16 除去手段
17 スキージ
18a 微小孔部
18b 径大孔部
20 母型
21、31、41、51、61、71、81、91 一次パターンレジスト
22、32、42、52、62、72、82、92 一次電着層
23、33、43、53、63、73、83、93 レジスト層
24、34、44、54、64、74、84、94 二次パターンレジスト
25、45 二次電着層

Claims (3)

  1. 所定の配列パターンに対応した開口部を有し、前記開口部に導電性ボールを振り込むことで所定の位置に前記導電性ボールを搭載する配列用マスクであって、前記配列用マスクのマスク部は磁性体から成り、前記マスク部の被搭載体と対面する側には部分的に突出する突起部が一体的に形成されており、前記突起部が樹脂又はレジストで形成されていることを特徴とする配列用マスク。
  2. 所定の配列パターンに対応した開口部を有し、前記開口部に導電性ボールを振り込むことで所定の位置に前記導電性ボールを搭載する配列用マスクであって、前記開口部は微小孔部と前記微小孔部よりも孔径が大きい径大孔部との二段穴によって形成されており、前記配列用マスクの前記微小孔部形成側は磁性体から成り、前記径大孔部が形成されている前記マスク部の被搭載体と対面する側は樹脂又はレジストで形成されていることを特徴とする配列用マスク。
  3. 所定の配列パターンに対応した開口部を有し、前記開口部に導電性ボールを振り込むことで所定の位置に前記導電性ボールを搭載する配列用マスクの製造方法であって、
    母型の表面に、レジスト体を有する一次パターンレジストを設ける第1のパターンニング工程と、
    一次パターンレジストを用いて、母型上に電着金属を電鋳して、一次電着層を形成する第1の電鋳工程と、
    一次電着層上にレジスト層を形成し、レジスト体を有する二次パターンレジストを設ける第2のパターンニング工程と、
    母型を剥離する工程とを含むことを特徴とする配列用マスクの製造方法。
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