JP3869830B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信エリア内に漏洩伝送路や送受信アンテナを配置し、基地局が無線通信端末と無線通信を行う無線通信システムに関する。
従来、漏洩ケーブルを使用したアンテナ装置として、1本の漏洩ケーブルの一端を第1の切替器によって送受信器と第1の終端抵抗に選択的に接続できるようにし、漏洩ケーブルの他端を第2の切替器によって送受信器と第2の終端抵抗に選択的に接続できるようにし、漏洩ケーブルの一端を第1の切替器によって送受信器に接続するときには他端を第2の切替器によって第2の終端抵抗に接続し、漏洩ケーブルの他端を第2の切替器によって送受信器に接続するときには一端を第1の切替器によって第1の終端抵抗に接続し、これにより、漏洩ケーブルにおける電波不感帯を避けるものが知られている。また、2本の漏洩ケーブルを並行に配置し、第1の漏洩ケーブルの一端を、切替器を介して送受信器に接続するとともに他端を第1の終端抵抗に接続し、第1の漏洩ケーブルの一端と同じ側の第2の漏洩ケーブルの一端を第2の終端抵抗に接続するとともに他端を切替器を介して送受信器に接続し、これにより、漏洩ケーブルにおける電波不感帯を避けるものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平08−298473号公報
しかし、このように1本の漏洩ケーブルの給電端と終端を切替えるものや、給電端と終端を互いに逆にして並行配置した2本の漏洩ケーブルを切替器で選択するものでは、漏洩ケーブル近傍の電波不感帯を避けることはできても、この漏洩ケーブルを介して送受信器と無線通信を行う無線通信端末が漏洩ケーブルと離れた位置にあり、しかも、間に障害物があって無線通信端末から漏洩ケーブルが見通せなくなると、送受信器が無線通信端末と通信ができなくなるという問題があった。また、棚などの障害物が配置された場所において、当初は無線通信端末から漏洩ケーブルが見通せるようになっていても、障害物のレイアウト変更によって漏洩ケーブルの見通しが悪くなると漏洩ケーブルの配置を変更しなければならない面倒があった。
本発明は、無線通信端末が障害物によって漏洩伝送路や送受信アンテナを見通せなくなる事態を極力避けることができるとともに受信信号による受信処理をより確実に行うことができ、これにより、基地局は無線通信端末と確実に無線通信することができ、しかも、障害物のレイアウト変更があっても漏洩伝送路の配置変更を極力避けることができる無線通信システムを提供する。
本発明は、無線通信エリア内において互いに略直交して交差するように配置された漏洩同軸ケーブルや漏洩導波管からなる複数の漏洩伝送路と、この各漏洩伝送路を介して無線通信端末と無線通信を行う基地局とからなり、基地局は、1つの無線通信端末からの信号を複数の漏洩伝送路を介して受信し、受信レベルの高い方の受信信号を選択して受信処理することにある。
本発明によれば、無線通信端末が障害物によって漏洩伝送路や送受信アンテナを見通せなくなる事態を極力避けることができるとともに受信信号による受信処理をより確実に行うことができ、これにより、基地局は無線通信端末と確実に無線通信することができる。しかも、障害物のレイアウト変更があっても漏洩伝送路の配置変更を極力避けることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、無線通信エリア1内に第1、第2の2本の漏洩伝送路2、3を互いに中央部近傍で略直交して交差するように配置している。前記各漏洩伝送路2、3は、例えば、漏洩同軸ケーブルや漏洩導波管からなる。
前記各漏洩伝送路2、3は、一端に給電部2a,3aを接続し、他端に終端器2b,3bを接続し、給電部2a,3aをそれぞれ同軸ケーブル4、5を経由して基地局6に接続している。
前記無線通信エリア1内には棚などの複数の障害物7や複数の無線通信端末8が配置されている。例えば、第1の漏洩伝送路2を図中縦方向に配置し、第2の漏洩伝送路3を図中横方向に配置した場合、第1の漏洩伝送路2の左側で第2の漏洩伝送路3の上側には、障害物7a,7bが第1の漏洩伝送路2と並行に所定の間隔を隔てて配置され、かつ、障害物7aと7bとの間に無線通信端末8aが配置され、障害物7bの反対側に無線通信端末8bが配置されている。また、第1の漏洩伝送路2の左側で第2の漏洩伝送路3の下側には、障害物7c,7dが第1の漏洩伝送路2と並行に所定の間隔を隔てて配置され、かつ、障害物7cと7dとの間に無線通信端末8cが配置され、障害物7dの反対側に無線通信端末8dが配置されている。
また、第1の漏洩伝送路2の右側には、3個の障害物7e、7f、7gが第2の漏洩伝送路3と並行に所定の間隔を隔てて配置されている。なお、障害物7fは第2の漏洩伝送路3の真下に位置して配置されている。そして、障害物7eと7fとの間に無線通信端末8eが配置され、障害物7fと7gとの間に無線通信端末8fが配置され、障害物7eの反対側に無線通信端末8gが配置され、障害物7gの反対側に無線通信端末8hが配置されている。
前記基地局6は、図2に示すように、制御部11、記憶部12、受信機13、送信機14、第1、第2の送受信切替器15、16及びアンテナ切替器17を備え、前記第1の漏洩伝送路2からの同軸ケーブル4を第1のアンテナ端子18に接続し、前記第2の漏洩伝送路3からの同軸ケーブル5を第2のアンテナ端子19に接続している。
前記第1のアンテナ端子18は前記第1の送受信切替器15の共通接点15cに接続し、前記第2のアンテナ端子19は前記第2の送受信切替器16の共通接点16cに接続している。そして、前記第1のアンテナ端子18に入力した受信信号を前記第1の送受信切替器15の第1接点15a及び第1の受信用増幅器20を介して前記受信機13に供給し、前記第2のアンテナ端子19に入力した受信信号を前記第2の送受信切替器16の第1接点16a及び第2の受信用増幅器21を介して前記受信機13に供給している。
前記制御部11は、受信時には第1、第2の送受信切替器15、16の共通接点15c、16cを第1接点15a、16aに切替え制御する。これにより、前記第1のアンテナ端子18に入力した受信信号は第1の送受信切替器15及び第1の受信用増幅器20を介して受信機13に供給される。また、前記第2のアンテナ端子19に入力した受信信号は第2の送受信切替器16及び第2の受信用増幅器21を介して受信機13に供給される。
前記受信機13は、通信開始時において同一の無線通信端末8からの信号を第1、第2のアンテナ端子18、19から同時に取込み、その各受信信号の受信レベルを比較し受信レベルが高い方の受信信号を選択して受信処理を行い、そして、前記制御部11にどちらのアンテナ端子からの受信信号を使用して受信処理を行ったかを通知するようになっている。なお、無線通信端末8から信号には無線通信端末を特定するIDやアドレス等が含まれている。
前記制御部11は、送信時には第1、第2の送受信切替器15、16の共通接点15c、16cを第2接点15b、16bに切替え制御する。また、直前に受信処理をしていた受信信号を入力していたアンテナ端子を選択するようにアンテナ切替器17を切替え制御する。すなわち、前記送信機14から送信信号を第1のアンテナ端子18に送出させるときには、アンテナ切替器17の共通接点17cを第1接点17aに接続し、また、前記送信機14から送信信号を第2のアンテナ端子19に送出させるときには、アンテナ切替器17の共通接点17cを第2接点17bに接続する。前記送信機14からの送信信号は送信用増幅器22で増幅された後に前記アンテナ切替器17に供給されるようになっている。
このような構成においては、基地局6は、受信時には、制御部11によって第1の送受信切替器15の共通接点15cを第1接点15aに接続するとともに第2の送受信切替器16の共通接点16cを第1接点16aに接続する。この状態で、同一の無線通信端末8、例えば、無線通信端末8fからの信号を第1の漏洩伝送路2を経由して受信するとともに第2の漏洩伝送路3を経由して受信すると、受信レベルの高い方の漏洩伝送路を選択する。
すなわち、基地局6においては、第1の漏洩伝送路2が受信した受信信号を、同軸ケーブル4→第1のアンテナ端子18→第1の送受信切替器15の共通接点15c、第1接点15a→第1の受信用増幅器20の順に経由して受信機13に入力し、また、第2の漏洩伝送路3が受信した受信信号を、同軸ケーブル5→第2のアンテナ端子19→第2の送受信切替器16の共通接点16c、第1接点16a→第2の受信用増幅器21の順に経由して受信機13に入力する。そして、受信機13は2つの受信信号の受信レベルを比較し、受信レベルの高い方のアンテナ端子を選択する。例えば、第1のアンテナ端子18からの受信信号の受信レベルが高ければ、受信機13はこの受信信号を選択して受信処理を行い、どちらのアンテナ端子の受信信号を選択して受信処理を行ったかを制御部11に通知する。
このように、無線通信エリア1内に2本の漏洩伝送路2、3を互いに中央部近傍で略直交して交差するように配置しているので、無線通信端末8から見た場合にいずれかの方向に漏洩伝送路を見通すことができる確率は高くなる。換言すれば、無線通信端末8が障害物によって漏洩伝送路を見通せなくなる事態を極力避けることができる。しかも、1つの無線通信端末8からの信号をそれぞれ漏洩伝送路2、3を介して受信し、受信機13において受信レベルの高い方の信号を選択して受信処理を行うので、受信信号による受信処理をより確実に行うことができる。
なお、ここでは、受信機13において受信信号の受信レベルを比較するのを受信開始時において行うようにしたがこれに限定するものではなく、定期的に受信レベルの比較を行ってもよい。また、予め受信レベルの閾値を設定しておき、途中で受信レベルが閾値以下になったときに受信レベルの比較を行うようにしてもよい。閾値を使用した場合には定期的に受信レベルを比較する場合に比べてアンテナ切替器17の切替え回数を少なくできる。
また、基地局6は、送信時には、制御部11によってアンテナ切替器17を切替え制御するが、このときには、直前の受信において選択していた側のアンテナ端子を選択するようにする。例えば、直前に第1のアンテナ端子18の受信信号を選択して受信処理を行ったならば、アンテナ切替器17の共通接点17cを第1接点17aに接続する。そして、送信機14からの送信信号を送信用増幅器22で増幅し、アンテナ切替器17、第1の送受信切替器15を介して第1のアンテナ端子18に出力する。そして、送信信号は第1のアンテナ端子18から同軸ケーブル4を介して第1の漏洩伝送路2に送信され、この漏洩伝送路2から該当する無線通信端末8に無線送信される。
また、無線通信エリア1内に2本の漏洩伝送路2、3を互いに中央部近傍で略直交して交差するように配置しているので、障害物のレイアウト変更があっても漏洩伝送路の配置変更を極力避けることができる。例えば、無線通信エリア1内に第1、第2の漏洩伝送路2、3及び複数の障害物7、複数の無線通信端末8が図3に示すように配置されている状態で、複数の障害物7を図4に示すように並びの方向を90°変えるレイアウト変更した場合、各障害物7のレイアウト変更に合わせて各無線通信端末8の配置を換える必要は有るが、第1、第2の漏洩伝送路2、3については配置を変更する必要はない。そして、レイアウト変更後も各無線通信端末8は2本の漏洩伝送路2、3のいずれかを見通せる状態は維持される。
また、図1に示すレイアウトにおいて、各無線通信端末8a〜8hが固定式あるいは半固定式のものであれば、各無線通信端末8a〜8hと各障害物7a〜7gと第1、第2の漏洩伝送路2、3との位置関係が固定されるので、このような場合には、基地局6の記憶部12に予めどの無線通信端末がどの漏洩伝送路を使用して無線通信を行うかの関係を決めたテーブルを用意し、通信の開始時にはこのテーブルのデータに基づいてどちらのアンテナ端子からの受信信号を選択するかを決めるようにしてもよい。
すなわち、無線通信端末8a〜8h毎に受信レベルの高い方のアンテナ端子を予め調べ、図5に示すように無線通信端末8a〜8hとアンテナ端子18,19との対応関係を設定した設定テーブル12aを記憶部12に格納しておく。
このようにすれば、通信開始時には、受信機13において受信レベルの比較を行う必要が無く、受信機13は無線通信端末から信号を受信したときには設定テーブル12aのデータに基づいて受信信号を入力するアンテナ端子を直ちに選択して受信処理を開始することができる。これにより、迅速な受信開始ができる。
なお、設定テーブル12aを使用したものにおいて、予め受信レベルの閾値を設定しておき、受信機13において受信信号の受信レベルが閾値以下になったことを検出したときには、この受信機13において改めて受信信号の受信レベルを比較してアンテナ端子の選択を行うようにしてもよい。その場合に、設定テーブル12aの該当する部分のデータを比較結果に基づいて書き換えるようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
この実施の形態は、基地局6の変形例について述べる。なお、全体の構成は図1と同様である。また、基地局6の構成において図2と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図6に示すように、この基地局6は第1、第2の送受信切替器15、16に代えて送受信切替器23を使用し、アンテナ切替器17に代えてアンテナ切替器24を使用している。すなわち、第1のアンテナ端子18は前記アンテナ切替器24の第1接点24aに接続し、第2のアンテナ端子19は前記アンテナ切替器24の第2接点24bに接続している。そして、前記アンテナ切替器24の共通接点24cを前記送受信切替器23の共通接点23cに接続し、前記送受信切替器23の第1接点23aを受信用増幅器20の入力端子に接続し、前記送受信切替器23の第2接点23bを送信用増幅器22の出力端子に接続している。
制御部111は送受信によつて前記送受信切替器23を切替え制御し、受信レベル判定時にはアンテナ切替器24を切替え制御する。すなわち、制御部111は、受信開始時には送受信切替器23の共通接点23cを第1接点23aに接続する。そして、先ず、アンテナ切替器24の共通接点24cを第1接点24aに接続する。これにより、先ず第1の漏洩伝送路2が無線通信端末8から受信した受信信号が第1のアンテナ端子18からアンテナ切替器24、送受信切替器23、受信用増幅器20を介して受信機131に入力される。
受信機131はこのときの受信信号の受信レベルを検出し、制御部111に通知する。制御部111は取り込んだ該当する無線通信端末8の受信レベルを記憶部12に記憶する。続いて、制御部111はアンテナ切替器24を切替え制御して共通接点24cを第2接点24bに接続する。これにより、第2の漏洩伝送路3が該当する無線通信端末8から受信した受信信号が第2のアンテナ端子19からアンテナ切替器24、送受信切替器23、受信用増幅器20を介して受信機131に入力される。
受信機131はこのときの受信信号の受信レベルを検出し、制御部111に通知する。制御部111は取り込んだ該当する無線通信端末8の受信レベルを記憶部12に記憶する。そして、前回取り込んだ受信レベルと今回取り込んだ受信レベルを比較し、受信レベルの高い方を判定し、この判定に基づいて入力端子を第1のアンテナ端子18にするか第2のアンテナ端子19にするかを選択する。例えば、前回取り込んだ受信レベルの方が高ければ、アンテナ切替器24を第1のアンテナ端子18を選択するように切替える。以降、受信機131は該当する無線通信端末8からの受信信号を第1のアンテナ端子18から入力し、この受信信号を受信処理する。
このような構成の基地局6においても、1つの無線通信端末8からの信号をそれぞれの漏洩伝送路2、3を介して受信し、制御部111において受信レベルの高い方のアンテナ端子を選択してから受信機131が受信処理を行うので、受信信号による受信処理をより確実に行うことができる。
なお、ここでは、制御部111において受信信号の受信レベルを比較するのを受信開始時において行うようにしたがこれに限定するものではなく、定期的に行ってもよい。また、予め受信レベルの閾値を設定しておき、途中で受信レベルが閾値以下になったときに受信レベルの比較を行うようにしてもよい。
また、基地局6は、送信時には、制御部111によって送受信切替器23を切替え、共通接点23cを第2接点23bに接続する。また、アンテナ切替器24については直前の受信において選択していた側のアンテナ端子を選択するようにする。例えば、直前に第1のアンテナ端子18の受信信号を選択して受信処理を行ったならば、アンテナ切替器24の共通接点24cを第1接点24aに接続する。そして、送信機14からの送信信号を送信用増幅器22で増幅し、送受信切替器23、アンテナ切替器24を介して第1のアンテナ端子18に出力する。そして、送信信号は第1のアンテナ端子18から同軸ケーブル4を介して第1の漏洩伝送路2に送信され、この漏洩伝送路2から該当する無線通信端末8に無線送信される。
なお、この実施の形態においても第1、第2の漏洩伝送路2、3の配置については前述した実施の形態と同様であり、従って、同様の作用効果が得られるのは勿論である。
なお、前述した各実施の形態では2本の漏洩伝送路を互いに中央部近傍で略直交して交差するように配置したものについて述べたがこれに限定するものではない。例えば、図7の(a)に示すように3本の漏洩伝送路31,32,33を使用し、1本の漏洩伝送路31と互いに所定の間隔離れて並行に配置される2本の漏洩伝送路32,33を略直交して交差するように配置したものであっても、また、図7の(b)に示すように4本の漏洩伝送路34,35,36,37を使用し、互いに所定の間隔離れて並行に配置される2本の漏洩伝送路34,35と互いに所定の間隔離れて並行に配置される2本の漏洩伝送路36,37を略直交して交差するように配置したものであってもよい。
また、図7の(c)に示すように2本の漏洩伝送路38,39を使用し、この2本の漏洩伝送路38,39を互いに中央部近傍で斜めに交差するように配置したものであっても、また、図7の(d)に示すように2本の漏洩伝送路40,41を使用し、1本の漏洩伝送路40に対して残りの1本の漏洩伝送路41を蛇行させ、かつ、漏洩伝送路40に対して漏洩伝送路41が蛇行する毎に略直交して交差するように配置したものであってもよい。
また、図7の(e)に示すように2本の漏洩伝送路42,43を使用し、1本の漏洩伝送路42を蛇行して配置し、もう1本の漏洩伝送路43を直線状にして漏洩伝送路42に対して並設するように配置したものであってもよい。
なお、使用する漏洩伝送路の本数も2本〜4本に限定するものでないのは勿論である。
(第3の実施の形態)
この実施例は漏洩伝送路と送受信アンテナを組み合わせたものについて述べる。
図8に示すように、無線通信エリア1内に1本の漏洩伝送路51を配置し、この漏洩伝送路51から離れた位置に送受信アンテナ52を配置している。前記漏洩伝送路51は、一端に給電部51aを接続し、他端に終端器51bを接続し、給電部51aを、同軸ケーブル53を経由して基地局6に接続している。なお、前記基地局6は、図2と同一構成になっている。また、前記送受信アンテナ52を、同軸ケーブル54を経由して前記基地局6に接続している。すなわち、同軸ケーブル53を基地局6の第1のアンテナ端子18に接続し、同軸ケーブル54を前記基地局6の第2のアンテナ端子19に接続している。
前記漏洩伝送路51を間にして、例えば4台の棚などの障害物55a,55b,55c,55dを、2台ずつ所定の間隔離れて対向配置している。すなわち、漏洩伝送路51を間にして障害物55aと55cが対向位置し、障害物55bと55dが対向配置している。そして、障害物55aと55cとの対向した部位に無線通信端末56aと56bを配置し、障害物55bと55dとの対向した部位に無線通信端末56cと56dを配置し、前記障害物55c、55dにおける無線通信端末56b、56dの配置側とは反対側の部位に無線通信端末56eと56fを配置している。すなわち、前記無線通信端末56eと56fは障害物55c、55dと送受信アンテナ52の間の部位に配置されている。
このような構成においては、無線通信端末56a〜56dは漏洩伝送路51を確実に見通せるので、この漏洩伝送路51及び同軸ケーブル53を経由して基地局6と無線通信ができる。また、無線通信端末56eと56fは漏洩伝送路51と送受信アンテナ52を異なる方向に見ることになる。そして、漏洩伝送路51を見通すことができればこの漏洩伝送路51及び同軸ケーブル53を経由して基地局6と無線通信が可能になる。また、無線通信端末56eと56fは送受信アンテナ52も見通せるので、この送受信アンテナ52及び同軸ケーブル54を経由して基地局6と無線通信することも可能になる。
そこで、基地局6は、無線通信端末56eと56fからの信号を受信するときには、漏洩伝送路51及び同軸ケーブル53を経由して第1のアンテナ端子18からの受信信号の受信レベルと送受信アンテナ52及び同軸ケーブル54を経由して第2のアンテナ端子19からの受信信号の受信レベルを受信機13で比較し、受信レベルの高い方のアンテナ端子を選択する。例えば、送受信アンテナ52及び同軸ケーブル54を経由して第2のアンテナ端子19からの受信信号の受信レベルが高ければ、第2のアンテナ端子19を選択し、この第2のアンテナ端子19からの受信信号を受信処理する。
ところで、障害物が多数配置されているエリアでは漏洩伝送路51が有効となり、また、障害物があまり配置されていないエリアでは送受信アンテナ52が有効となる。従って、障害物が多数配置されているエリアと障害物があまり配置されていないエリアとが混在している場合には、漏洩伝送路と送受信アンテナとの組み合わせが有効となる。この組み合わせによって通信エリアを広くすることができる。
このように、漏洩伝送路と送受信アンテナとを組み合わせた場合においても、無線通信端末8から見た場合にいずれかの方向に漏洩伝送路51あるいは送受信アンテナ52を見通すことができる確率が高くなる。しかも、無線通信端末56eあるいは56fからの信号を漏洩伝送路51あるいは送受信アンテナ52を介して受信し、受信機において受信レベルの高い方の信号を選択して受信処理を行うので、受信信号による受信処理をより確実に行うことができる。
なお、受信機における受信レベルの比較を、受信開始時に行っても、定期的に行っても、或いは閾値を設け、受信レベルがこの閾値以下になったときに行ってもよい。
(第4の実施の形態)
この実施例も漏洩伝送路と送受信アンテナを組み合わせたものについて述べる。
図9に示すように、無線通信エリア1内に第1、第2の2本の漏洩伝送路61、62を互いに中央部近傍で略直交して交差するように配置している。前記各漏洩伝送路61、62は、一端に給電部61a,62aを接続し、他端に終端器61b,62bを接続し、給電部61a,62aをそれぞれ同軸ケーブル64、65を経由して基地局66に接続している。
また、無線通信エリア1内の漏洩伝送路62から離れた、漏洩伝送路61の終端器61bの後方に位置して送受信アンテナ63を配置している。前記送受信アンテナ63は同軸ケーブル67を経由して前記基地局66に接続している。
前記無線通信エリア1内には、例えば、第1の漏洩伝送路61を図中縦方向に配置し、第2の漏洩伝送路62を図中横方向に配置する。そして、第1の漏洩伝送路61の左側で第2の漏洩伝送路62の上側には、障害物68a,68bを第1の漏洩伝送路61と並行に所定の間隔を隔てて配置し、障害物68aの漏洩伝送路61側には無線通信端末69aを配置し、障害物68aと68bとの間に無線通信端末69bを配置し、障害物68bの反対側に無線通信端末69cを配置している。
また、第1の漏洩伝送路61の左側で第2の漏洩伝送路62の下側には、障害物68cを第2の漏洩伝送路62と並行に配置し、障害物68cの漏洩伝送路62側には無線通信端末69dを配置し、反対側には無線通信端末69eを配置している。
また、第1の漏洩伝送路2の右側で第2の漏洩伝送路62の上側には、障害物68d,68eを第1の漏洩伝送路61と並行に所定の間隔を隔てて配置し、障害物68dの漏洩伝送路61側には無線通信端末69fを配置し、障害物6dと68eとの間に無線通信端末69gを配置し、障害物68eの反対側に無線通信端末69hを配置している。
また、第1の漏洩伝送路61の右側で第2の漏洩伝送路62の下側には、障害物68fを第2の漏洩伝送路62と並行に配置し、障害物68fの漏洩伝送路62側には無線通信端末69iを配置し、反対側には無線通信端末69jを配置している。
この実施の形態では、無線通信エリア1内に2本の漏洩伝送路61、62を互いに中央部近傍で略直交して交差するように配置しているので、無線通信端末69から見た場合にいずれかの方向に漏洩伝送路を見通すことができる確率は高くなる。そして、さらに漏洩伝送路62から離れた、漏洩伝送路61の終端器61bの後方に位置して送受信アンテナ63を配置しているので、たとえ漏洩伝送路を見通すことができない無線通信端末69があっても、送受信アンテナ63によってカバーすることができる。
また、基地局66は、同一の無線通信端末69からの信号を第1の漏洩伝送路61で受信したときの受信レベルと、第2の漏洩伝送路62で受信したときの受信レベルと、送受信アンテナ63で受信したときの受信レベルを比較し、最も高い受信レベルの受信信号を選択して受信処理を行う。従って、受信信号による受信処理をより確実に行うことができる。
この場合の受信レベルの比較は、受信開始時に行うようにしても、定期的に行うようにしても、或いは閾値を設け、受信レベルがこの閾値以下になったときに行うようにしてもよい。
(第5の実施の形態)
この実施例も漏洩伝送路と送受信アンテナを組み合わせたものについて述べる。
図10に示すように、無線通信エリア1内を囲むように1本の漏洩伝送路71を配置している。前記漏洩伝送路71は、一端に給電部71aを接続し、他端に終端器71bを接続し、給電部71aを、同軸ケーブル72を経由して基地局66に接続している。
無線通信エリア1内には、中央部を除いて、図中上側に4つの障害物73a、73b、73c、73dを2個ずつ並行に並べて配置し、図中下側に4つの障害物73e、73f、73g、73hを2個ずつ並行に並べて配置している。障害部の無い中央部には図中上側に指向性を持った第1の送受信アンテナ74を配置するとともに図中下側に指向性を持った第2の送受信アンテナ75を配置している。
前記障害物73aと73bとの間に無線通信端末76aを配置し、障害物73aにおけるその反対側には無線通信端末76bを配置し、障害物73bにおけるその反対側には無線通信端末76cを配置している。前記障害物73cと73dとの間に無線通信端末76dを配置し、障害物73cにおけるその反対側には無線通信端末76eを配置し、障害物73dにおけるその反対側には無線通信端末76fを配置している。
また、前記障害物73eと73fとの間に無線通信端末76gを配置し、障害物73eにおけるその反対側には無線通信端末76hを配置し、障害物73fにおけるその反対側には無線通信端末76iを配置している。前記障害物73gと73hとの間に無線通信端末76jを配置し、障害物73gにおけるその反対側には無線通信端末76kを配置し、障害物73hにおけるその反対側には無線通信端末76lを配置している。
このような構成においては、障害物が有っても各無線通信端末76a〜76lから漏洩伝送路71あるいは送受信アンテナ74、75を見通すことができる確率は高い。従って、各無線通信端末76a〜76lは漏洩伝送路71あるいは送受信アンテナ74、75を経由して基地局66と確実に無線通信することができる。
また、基地局66は、同一の無線通信端末76からの信号を漏洩伝送路71で受信したときの受信レベルと、第1の送受信アンテナ74で受信したときの受信レベルと、第2の送受信アンテナ75で受信したときの受信レベルを比較し、最も高い受信レベルの受信信号を選択して受信処理を行う。従って、受信信号による受信処理をより確実に行うことができる。
この場合の受信レベルの比較は、受信開始時に行うようにしても、定期的に行うようにしても、或いは閾値を設け、受信レベルがこの閾値以下になったときに行うようにしてもよい。
本発明の、第1の実施の形態に係る漏洩伝送路の配置と障害物、無線通信端末との関系を示す図。 同実施の形態における基地局の構成を示すブロック図。 同実施の形態において障害物のレイアウト変更前の状態を示す図。 同実施の形態において障害物のレイアウト変更後の状態を示す図。 同実施の形態において無線通信端末とアンテナ端子との対応関係を設定した設定テーブルを使用する場合の設定テーブルの構成を示す図。 本発明の、第2の実施の形態に係る基地局の構成を示すブロック図。 本発明における漏洩伝送路の各種配置例を示す図。 本発明の、第3の実施の形態に係る漏洩伝送路及び送受信アンテナの配置と障害物、無線通信端末との関系を示す図。 本発明の、第4の実施の形態に係る漏洩伝送路及び送受信アンテナの配置と障害物、無線通信端末との関系を示す図。 本発明の、第5の実施の形態に係る漏洩伝送路及び送受信アンテナの配置と障害物、無線通信端末との関系を示す図。
符号の説明
1…無線通信エリア、2,3…漏洩伝送路、6…基地局、8a〜8h…無線通信端末。

Claims (3)

  1. 無線通信エリア内において互いに略直交して交差するように配置された複数の漏洩伝送路と、この各漏洩伝送路を介して無線通信端末と無線通信を行う基地局とからなり、
    前記基地局は、1つの無線通信端末からの信号を複数の漏洩伝送路を介して受信し、受信レベルの高い方の受信信号を選択して受信処理することを特徴とする無線通信システム。
  2. 基地局は、受信信号の受信レベルが予め設定した閾値を低下した場合に、1つの無線通信端末からの信号を複数の漏洩伝送路を介して受信し、受信レベルの高い方の受信信号を選択して受信処理することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 基地局は、無線通信端末毎にどの漏洩伝送路を使用して無線通信を行うか設定し、通信開始時にはこの設定に基づいて漏洩伝送路を選択して信号を受信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
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