JP3869495B2 - 球状農作物搬出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホッパー等の収容器内に多数収容した芋類等の球状の農作物を連続的に搬出していく球状農作物搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の球状農作物搬出装置は、球状農作物を多数収容する収容器の底壁を一部開口し、農作物を支持する支持板を間隔あけてベルトに多数設けた無端搬出コンベアの一部を収容器の開口部から導入して収容器の側面に沿って上方へ送り出し、農作物を上方から横方向へ送り出していく構造であり、又横方向へ送られる部分の搬出コンベアの両側には、農作物落下防止用の側壁を立設している。更に搬出される農作物が上方位置で横方向へ送られる搬出コンベアのターン部分の横の側壁の前端には、搬出コンベアと共に送られてくる農作物を搬出コンベアの横の側壁間に案内するラッパ状の固定案内板を設けていた。
【0003】
搬出コンベアにより送られてくる農作物は固定案内板に接触して整列していくが、固定案内板は固定されているので、農作物と固定案内板の表面との間に摩擦が生じ、農作物が傷つくものである。
又、複数の農作物が搬出コンベアの1つの支持板の上面に一度に載置し、且つそのままの状態で、搬出コンベアと共に送り出されていくと、載置数オーバーにより支持板からはみ出した農作物が搬出コンベアの横の側壁間を通過出来ずに側壁間にはまり込み、搬出コンベアの送りが止まることがある。このため、作業者は収容器内から送り出される農作物が搬出コンベアの横の側壁間に入る前に載置数オーバーした分の農作物を支持板から取り除く作業が必要となり、作業性が悪いばかりか作業者にかかる負担が大きく重労働であった。
又、搬出コンベアの横の側壁に農作物がはまり込むと、農作物は大きく傷ついてしまう。
【0004】
農作物が固定案内板を通過して横方向へ送られる際に、支持板で区画された搬出コンベアのベルト面に複数の農作物が載置されていると、作業者は農作物が載置される側壁及び支持体で区画された狭い空間に手を入れ、オーバー分の農作物を手で握って持ち上げて取り除かなければならない。農作物が載置される区画された1つの空間は狭いので農作物を握って持ち上げることに手間がかかり、又作業者は限られた区間でオーバー分の農作物を取り除かなければならず、作業者にかかる負担が大きく、重労働である。このため、搬出コンベアの送り速度を上げると、オーバー分の農作物の取り除きミスが起き易く、搬出コンベアの送り速度を上げることが出来ず、作業速度の向上が図れなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする第1の課題は、従来のこれらの問題点を解消し、収容器内から取り出した農作物を傷つけることなく速やかに搬送コンベアで送り出していくことが出来、搬出作業の作業性が向上する球状農作物搬送装置を提供することにある。
第2の課題は取り除き作業の労力を大幅に軽減出来、又作農作物の搬送速度を速く出来、作業効率を大幅に向上出来るようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 球状農作物を多数収容する収容器の底壁の一部を開口し、農作物を支持する支持体を間隔あけてベルトに多数設けた無端搬出コンベアの一部を前記収容器の底壁の開口部から導入して前記収容器の側面に沿って上方へ農作物を送り出し、農作物を上方位置で横方向へ送り出していく球状農作物搬出装置において、
前記収容器内を通り上方位置で送り方向が横方向へ変わる前記搬出コンベアのターン部分に回転盤を近接状態で並設し、前記搬出コンベアのターン部分における前記支持体の回転方向と同一方向で且つ前記支持体の回転速度とほぼ同じ回転速度で前記回転盤を回転させ、前記回転盤と反対側は前記搬出コンベアの側壁が無い開放状態としたことを特徴とする球状農作物搬出装置
2) 横方向へ送り出される部分の搬出コンベアに並設して長い樋を設け、同樋の中へ搬出コンベア上の農作物を転がして移動可能なように前記樋側は前記搬出コンベアの側壁の無い開放状態とした前記1)記載の球状農作物搬出装置
3) 樋と反対側の搬出コンベアの垂直な側壁の上端を外側へ傾斜状態又は水平状態に延伸させた前記2)記載の球状農作物搬出装置
4) 回転盤の外周に搬送コンベアと反対側へ傾斜する傾斜面を設けた前記1),2),3)記載の球状農作物搬出装置
にある。
【0007】
【作用】
請求項1記載の発明では、搬出コンベアを収容器の底壁の開口部から上方へ送り出すことで、収容器内に多数収容される農作物のひとつが搬出コンベアの支持体上に載置され搬出コンベアと共に収容器の上方へ送られていく。搬出コンベアは、収容器の上方へ送られた後横方向へ送り方向が変向されていくが、この横方向へ送り方向が変わるターン部分に搬出コンベアと連動して搬出コンベアの送り方向へ回転する回転盤を搬出コンベアに近接して設けているので、搬出コンベアの支持体1つに複数の農作物が載置した状態で送られてくると、載置数オーバーにより支持体からはみ出した部分の農作物が回転盤と接触し、回転盤の横を農作物が通過する際に回転盤と接触する農作物は、支持体の中央又は支持体の外へ押し出されていく。回転盤で押し出された農作物が載置数をオーバーした他の農作物を支持体の外へ押し出したり、回転盤から直接押し出された農作物が支持体の外へ押し出される等してオーバー分の農作物を支持体の外へ落下させて収容器内に収容し、複数の農作物を一度にまとめて搬出していくことを防ぐ。又回転盤は搬出コンベアの送り方向と同一方向へ且つ支持体の回転速度とほぼ同一速度で回転しており、農作物と回転盤との間に生じる摩擦がほとんどなくなり、農作物の傷つきがなくなる。
【0009】
請求項2記載の発明では、前記同様にして回転盤により、複数の農作物が1つの支持体に載置されたまま搬出されることを防ぎ、又回転盤で防ぎきれずに搬出されてしまった場合は前記同様に作業者が手でオーバーした農作物を転して樋内に回収していくので、支持体1つに対し複数の農作物が搬出されることをより防ぐことが出来る。
【0010】
請求項3記載の発明では、樋と反対側の搬出コンベアの側壁上部に作業者が指を載せる傾斜面又は水平面を形成しており、農作物が送られる先の傾斜面又は水平面に指を載せてオーバー分の農作物の到達を待ち、農作物が到達すれば指を傾斜面又は水平面に滑らせて農作物を転がしていくことが出来るので、搬出コンベアで送られる途中のオーバー分の農作物をスムーズに樋内へ移動させて取り除くことが出来る。又、待機中の手の疲れを少なく出来る。
【0011】
請求項4記載の発明では、回転盤の外周が外側へ傾斜しており、支持体をはみ出した部分の農作物を、この回転盤の傾斜面で受けて徐々に移動させていくので、回転盤の外周縁で農作物が傷つくことが防がれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の回転盤は外周を外側へ傾斜させる場合と、傾斜させない場合とがあるが、傾斜させておくことが、回転盤の外周縁で農作物が傷つくことがなく望ましい。
回転盤は、搬出コンベアのプーリーに固着して支持体の回転方向と同一方向及び支持体の回転速度とほぼ同じ速度で回転させることが容易で望ましい。
回転盤の素材としてステンレス・アルミ・鉄等がある。
支持体としては、中央が凹んだスプーン状のものを搬出コンベアのベルト面に固着させることが農作物を安定させて搬出させることが出来るので望ましいが、メッシュ板や板状のものをベルト面に設けてもよい。収容器の底の開口部の大きさは、一般的に支持体の大きさよりやや大きくした程である。
収容器の開口部の下方には農作物を支持し、且つ支持体の導入に障害とならない弾力性のある支持具を設ける必要があり、この支持具としては一般的に、弾力性のある細長な繊維を多数植設したブラシ体等が望ましい。
【0013】
本発明での樋は横方向へ延びる搬出コンベアの部分全てにわたり並設する場合と部分的に並設する場合とがある。樋の一端を収容器の内部空間に連通状態としておくことが望ましいが、互いを分離しておく場合もある。
農作物を転し易くするため樋と反対側に位置する搬出コンベアの横の側壁上端を外側へ延伸させて指を置くための傾斜面を形成することが望ましいが、水平面でもよい。回転盤と樋とを備えたものが農作物を正しく個別に搬出していくことが出来るので望ましい。
【0014】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例の使用状態を示す説明図、図2は本実施例の要部を示す正面図、図3は実施例の要部を示す右側面図、図4は実施例の要部を示す平面図、図5は図2での拡大A−A断面図、図6は本実施例で収容器内から農作物を支持体で支持して上方へ送り出す状態を示す説明図、図7は本実施例で回転盤との接触でオーバー分の農作物を支持体から外へ落して排除する状態を示す説明図、図8は本実施例での横方向へ送られる搬出コンベアの部分で支持体により区画されるベルト部分に載置されるオーバーした分の農作物を手で排除する状態を示す説明図である。
【0015】
;本実施例(図1〜8参照)
図中1は農作物搬出装置、2は農作物20を収容する収容器、3は同収容器2の底壁を開口した開口部、3aは収容器2の周壁を2段階に分けて外側へ緩やかに傾斜させた傾斜面のうち底の開口部側となり図6の図面上の傾斜角θ1が60度前後となる内側の傾斜面、3bは2段階に分けた収容器2の傾斜面のうち外側に位置し図6の図面上の傾斜角θ2が35度前後となる外側の傾斜面、4は同開口部3から導入すると共に収容器2の側壁に沿って上方へ送り且つ上方から送り方向を横へ変えて送り出していく無端の搬出コンベア、5は同搬出コンベア4のベルト面に10cm間隔あけて平行に固定した金属製または同等品で中央をやや低くしたスプーン状の支持体、6は搬出コンベア4を支持する従動プーリー、7は収容器2の上方及び下方に配置される搬出コンベア4を支持する原動プーリー、8は収容器2の上方に位置する原動プーリー7に一体連結される直径が25cm前後で外周を外側へ約5度前後傾斜させた金属製または同等品の回転盤、8aは同回転盤8の外周の傾斜面、10は2つの原動プーリー7を回動自在に支持し且つ収容器2を固定する支持フレーム、11は同支持フレーム10の上端から収容器2と反対側へやや傾斜して横へ延びる横フレーム、12は収容器2の底壁の開口部3の下方に設ける農作物落下防止用のブラシ体、13は同ブラシ体12を支持する支持アーム、14は農作物搬出装置1に備えた車輪、15は同車輪14と上方の原動プーリー7とにかけわたした第1チェーン、16は2つの原動プーリー7の回動軸にかけわたした第2チェーン、17は収容器2の上方から横方向へ送られる部分の搬出コンベア4に近接状態で並設する樋、18は同樋17と反対側の搬出コンベア4の横に立設される農作物落下防止用の側フレーム、19は同側フレーム18の上端から外側へ傾斜させて延伸した延伸面、20は芋を用いた農作物、21は作業者、22は手、23は搬出コンベア4が収容器2内を通過して上方へ送られた後送り方向が横方向へ変わるターン部分、24は農作物20が搬出コンベア4で横方向へ送られた後搬出コンベア4に沿って降下するように案内していく透明筒体、25はトラクターである。
【0016】
図1〜8に示す本実施例の農作物搬送装置1はトラクター25に連結して農作物20の芋を植付けていく例であり、収容器2内に多数の農作物20を収容し、トラクター25による索引により農作物搬出装置1の車輪14が回転することで第1チェーン15を介して原動プーリー7を回転させ、搬出コンベア4を収容器2の底壁の開口部3から導入して上方へ送り出していく。
搬出コンベア4の送りにより収容器2内の下方に位置する農作物20が搬出コンベア4の支持体5の上面に載置し、そのまま搬出コンベア4の上昇と共に上方へ送られていく。このとき、搬出コンベア4の支持体5に載置した農作物20の上には他の農作物20が積み重なっているが、収容器2の周壁は底の開口部4から放射状に傾斜角度が緩やかになるように2段階に分けて外側へ傾斜させ、又底の開口部3側となる内側の傾斜面3aは面積を狭くし、且つ外側の傾斜面3bは内側の傾斜面3aの外周から放射状に広い面積で緩やかな傾斜面としている。
このため、搬出コンベア4の支持体5に載置する農作物20が搬出コンベア4の上昇と共に上方へ送られる際に、上に積み重なる多数の他の農作物20が広い空間となる収容器2の外側の傾斜面3bへ放射状に転がっていくので、支持体5で支持される農作物20の上に積み重なる他の農作物20が横へ移動し易く、支持体5で支持した農作物20にかかる荷重が軽減され搬出コンベア4が農作物20の荷重で停止することなく、スムーズに農作物20を収容器2内から上方へ送り出していくことが出来る。このため、又小さな駆動力で搬出コンベア4を送り出していくことが可能となる。
【0017】
農作物20が上へ送られた後は、収容器2の外側の傾斜面3bに沿って放射状に転った農作物20は、自重で外側の傾斜面3bに沿って底の開口部3へ転がって集まる。又底の開口部3側となる内側の傾斜面3aは外側の傾斜面3bより傾斜角度をやや大きくしているので、次回、支持体5で支持される農作物20が支持体5の上面に載らずに横へ転がっていくことを防ぎ、底の開口部3から導入される支持体5の上面に農作物20を載置し易くしている。
収容器2の底の開口部3の下方には農作物20の落下を防ぐ弾力性のあるブラシ体12を設置しており、収容器2の底の開口部3に支持体5が位置していないときはブラシ体12が農作物20を支持しており、農作物20が収容器2の底の開口部3から落下することを防いでいる。支持体5が収容器12の開口部3から導入される場合は、支持体5が弾力性のあるブラシ体12を押しどけながら移動してくるので、ブラシ体12が支持体5の通過の障害とならない。
【0018】
搬出コンベア4と共に上方へ送られた農作物20は、上方から横へ送り方向が変わるターン部分23を通過していく。この搬出コンベア4のターン部分23に位置する原動プーリー7には回転盤8が一体連結されており、この回転盤8は搬出コンベア4の送り方向と同一方向へ回転し、又回転盤8の外周は外側へ傾斜する傾斜面8aとなっているので、搬出コンベア4の1つの支持体5に2つの農作物20が載置されたまま送られてくれば、載置数オーバーにより支持体5からはり出した部分の農作物20が回転盤8の外周の傾斜面8aに接触して支持体5中央へ押し出され、回転盤8で押された農作物20が同じ支持体5に載置する他の農作物20を支持体5外へ押し出していくのでオーバー分の農作物20は支持体5の上面から収容器2内へ落下していく。
支持体5の上面に残った農作物20は、そのまま回転盤8の横を通過し搬出コンベア4と共に送られていく。
回転盤8は搬出コンベア4と同一方向へほぼ同一速度に回転するので、回転盤8と接触する農作物20との間に摩擦が大幅に軽減され、農作物20の傷つきを防止している。
【0019】
2個の農作物20が搬出コンベア4の送り方向となる前後に重なって1つの支持体5に載置している場合は、回転盤8で一方の農作物20が落されずに通過していくことがあるが、この場合、樋17の前に立った作業者21が手作業で一方の農作物20を取り除いていく。この取り除き作業は、作業者21が、2個の農作物20が支持体5間に位置したまま送られてくることを見つければ、樋17と反対側に位置する側フレーム18の上端の傾斜した延伸面19に指を置き、取り除く農作物20が到達するのを待ち、農作物20が到達した際に指を側フレーム18の延伸面19に滑らせて農作物20を手前にかき込むようにして手前に転がし、搬出コンベア4の上面から樋17内へ農作物20を転がして移動させる。搬出コンベア4により横方向へ送られた農作物20は、従動プーリー6の位置を過ぎると下方へ降下していくが、透明筒体24の案内により、その後も搬出コンベア4と共に送られ、透明筒体24の下端から地面へ搬出されていく。
【0020】
農作物20の取り除き作業は手で握って持ち上げる必要がなく手で転がすという簡単な作業であるので、作業者の労力が軽減される。又取り除き作業を連続して行う場合でも確実に農作物20を取り除くことが出来るので、搬出コンベア4の送り速度を速くしても、農作物20の取り除きミスがなく、搬出コンベア4の速度を速くしても農作物20を1個づつ搬出していくことが出来る。
このように搬出コンベアの速度を上げることで、作業効率の向上が図れる。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、回転盤の回転を搬出コンベアの支持体の回転方向と同一方向へ回転させ且つ支持体の回転速度とほぼ同じ回転速度で回転させているので、農作物と回転盤との間に生じる摩擦を大幅に軽減出来、農作物の傷つきを防ぐものとなる。又回転盤は載置数オーバーにより支持体からはみ出る農作物を押し出し、オーバーした分の農作物を支持体上から収容器内へ落下させていくことが出来るので搬出コンベアの側壁間への農作物のはまり込みを防ぎ搬出コンベアの送りが停止することはない。スムーズな搬出コンベアの搬出により作業性が向上し、又作業者の負担が大幅に軽減される。
請求項2記載の発明では、横方向へ送られる搬出コンベア上の農作物を作業者が手で樋内へ転がして移動させることが出来るので、搬出コンベアの送り方向の前後へ農作物が並ぶ等して搬出コンベアの支持体間のベルト面に複数の農作物が載置されたまま搬出される際、作業者がオーバー分の農作物を手作業で容易にスムーズに且つ確実に搬出コンベア上から取り除くことが出来る。
作業者は農作物を握って持ち上げる必要がなくなり、単に手で転がすようにして移動させるという大変簡単な作業であるため作業者の労力を大幅に軽減出来た。農作物の取り除き作業を連続して行うような場合でも確実に農作物を取り除くことが出来るので、搬送コンベアの送り速度を上げることが可能となり農作物を搬出する作業の効率が向上するものとなる。
又農作物を1個づつスムーズに且つ確実に搬出していくことが可能となった。
【0022】
請求項4記載の発明では、回転盤により載置数オーバー分の農作物を傷つけずに容易に除去し、搬出コンベアを不要に停止させることがなく、搬出作業が大変スムーズに行える。又農作物の傷つきもなく、農作物を1個づつスムーズに容易に且つ確実に搬出することが出来るようになる。
樋と反対側となる搬出コンベアの横の側壁の上端を傾斜面又は水平面としていれば、この側壁の上端面に作業者が指を置くことで、手の疲れを軽減出来、且つ取り出す農作物の到達の際に瞬時に農作物を転がすことが出来、作業性が向上する。
【0023】
外周が外側へ傾斜した回転盤では、接触する農作物を搬出コンベアの支持体上へスムーズに押し出していけるので、農作物の傷つきを大幅に防止出来るものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す説明図である。
【図2】本実施例の要部を示す正面図である。
【図3】実施例の要部を示す右側面図である。
【図4】本実施例の要部を示す平面図である。
【図5】図2での拡大A−A断面図である。
【図6】本実施例で収容器内から農作物を支持体で支持して上方へ送り出す状態を示す説明図である。
【図7】本実施例で回転盤との接触でオーバー分の農作物を支持体から外へ落して排除する状態を示す説明図である。
【図8】本実施例での横方向へ送られる搬出コンベアの部分で支持体により区画されるベルト部分に載置されるオーバーした分の農作物を手で排除する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 農作物搬出装置
2 収容器
3 開口部
3a 内側の傾斜面
3b 外側の傾斜面
4 搬出コンベア
5 支持体
6 従動プーリー
7 原動プーリー
8 回転盤
8a 傾斜面
9 欠番
10 支持フレーム
11 横フレーム
12 ブラシ体
13 支持アーム
14 駆動モーター
15 第1チェーン
16 第2チェーン
17 樋
18 側フレーム
19 延伸面
20 農作物
21 作業者
22 手
23 ターン部分
24 透明筒体
25 トラクター
Claims (4)
- 球状農作物を多数収容する収容器の底壁の一部を開口し、農作物を支持する支持体を間隔あけてベルトに多数設けた無端搬出コンベアの一部を前記収容器の底壁の開口部から導入して前記収容器の側面に沿って上方へ農作物を送り出し、農作物を上方位置で横方向へ送り出していく球状農作物搬出装置において、
前記収容器内を通り上方位置で送り方向が横方向へ変わる前記搬出コンベアのターン部分に回転盤を近接状態で並設し、前記搬出コンベアのターン部分における前記支持体の回転方向と同一方向で且つ前記支持体の回転速度とほぼ同じ回転速度で前記回転盤を回転させ、前記回転盤と反対側は前記搬出コンベアの側壁が無い開放状態としたことを特徴とする球状農作物搬出装置。 - 横方向へ送り出される部分の搬出コンベアに並設して長い樋を設け、同樋の中へ搬出コンベア上の農作物を転がして移動可能なように前記樋側は前記搬出コンベアの側壁の無い開放状態とした請求項1記載の球状農作物搬出装置。
- 樋と反対側の搬出コンベアの垂直な側壁の上端を外側へ傾斜状態又は水平状態に延伸させた請求項2記載の球状農作物搬出装置。
- 回転盤の外周に搬送コンベアと反対側へ傾斜する傾斜面を設けた請求項1,2,3記載の球状農作物搬出装置。
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---|---|---|---|
JP18122796A JP3869495B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 球状農作物搬出装置 |
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JP18122796A JP3869495B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 球状農作物搬出装置 |
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JPH107230A JPH107230A (ja) | 1998-01-13 |
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JP18122796A Expired - Lifetime JP3869495B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 球状農作物搬出装置 |
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- 1996-06-21 JP JP18122796A patent/JP3869495B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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