JP3868273B2 - カメラのブレ検出方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラのブレ検出方法に係り、特に、カメラによる撮影の際に発生する手ブレを検出し、撮影者に警告を行う手ブレ防止の技術を採用したカメラのブレ検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、手でカメラを持って撮影する際に、シャッタ速度が遅い場合などに露光中にカメラが振れてしまい失敗写真となる、所謂、手ブレが発生する場合がある。
【0003】
この手ブレを防止するために、種々の防振技術が検討されている。
【0004】
この防振技術は、振動の検出と、検出した振動への対策との二つの技術に分けられる。
【0005】
また、振動対策の技術は、さらに、振動状態をユーザーに認知させる警告技術と、撮影レンズを駆動制御して手ブレによる像の劣化を防止する技術に分類される。
【0006】
このうち警告技術として、本出願人は、例えば、特願平11一201845号において、表示手段の工夫によって手ブレに強いカメラを提案している。
【0007】
また、測距センサを応用した例も、最近では、特開2001−165622号公報、より古くは、特公昭62−27686号公報等に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般ユーザーの中には、そもそも手ブレとは何かすら知らずに手ブレ防止の必要性を認識せずにレリーズ釦を深く押し込んで、失敗写真を撮影してしまう人が存在する。
【0009】
特に、旅先などで自分の写真を撮ってもらうために、カメラを付近にいた人に手渡してレリーズ操作を依頼すると、その依頼された人は戸惑いのあまり図6の(a)に示すようにカメラを大きく動かしてホールディングしてしまい、せっかくの写真が台無しとなる場合が少なくない。
【0010】
また、測距センサを用いて手ブレ判定を行う場合、被写体像の時間変化により手ブレ検出を行うので、カメラは静止状態にあっても、被写体の方が動いていると手ブレと誤判定してしまうことがあった。
【0011】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、動体の影響や構図変更による誤判定をなくし、測距センサによる手ブレ判定精度を向上させることが可能なカメラのブレ検出方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題を解決するために、
(1) AFセンサを用いて撮影画面の中央領域、および、周辺領域を所定時間間隔で測距し、上記領域毎の像ずれ量に基づいて手ブレを検出するカメラのブレ検出方法において、
上記中央領域の像ずれ量が手ブレ判定値より大きい場合には、上記周辺領域の像ずれ量が手ブレ判定値よりも小さくても手ブレと判定し、
上記中央領域の像ずれ量が手ブレ判定値より小さい場合には、上記周辺領域の像ずれ量が手ブレ判定値よりも大きくても手ブレでないと判定し、
上記中央領域および周辺領域の像ずれ量が手ブレ判定値より大きい場合には、構図変更であると判定することを特徴とするカメラのブレ検出方法が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
本実施の形態は、カメラのファインダ内に設けられた撮影モードによる撮影範囲(ファインダ視野)を光の透過率変化で表示する液晶表示手段と、手ブレ判定としては前述の測距センサの他、モノリシック加速度計を併用し、カメラの振動を検出して手ブレの発生を示唆する振動検出手段とを備えて、手ブレが発生した場合には、液晶表示手段の表示領域の透過率をパターン的に変化させてユーザーへ手ブレ発生を容易に認識させる技術を採用している。
【0020】
前記モノリシック加速度計は、ICチップ上に形成されるものであり、可動のパターンと非可動のパターンとの間に発生する容量変化を利用して振動を検出する装置であり、本実施の形態では、例えば、特開平8−178954号公報等で提案されているものを用いることができる。
【0021】
このモノリシック加速度計の構成としては、前述の両パターンは共にシリコン基板上にポリシリコン部材により形成されており、一方の電極が移動可能で加速度に応答し、他方の電極が加速度に対して静止しているような状態で一対のコンデンサを形成している。
【0022】
このようなシリコン基板に加速度が加わると、一方のコンデンサの容量は増大し、他方のコンデンサの容量は減少する。
【0023】
これらの差動キャパシタンスを電圧信号の変換する信号処理回路が必要であり、これらの可動電極、コンデンサ及び信号処理回路が同一基板上にモノリシックに形成されている。
【0024】
また、特開平8一178954号公報には、自動車の制動システムやエアバッグ等の安全装置を作動させるための応用が述べられており、モノリシック化することにより、寸法、コスト、所要電力、信頼性等にすぐれている点が説明されている。
【0025】
本実施の形態では、このようなモノリシック加速度計素子を有効に配置、制御し、上記特質を保ちつつ、カメラ特有の状況を加味し、高精度で効果的な防振カメラを実現する。
【0026】
なお、この部分は、モノリシック加速度計素子に代えて、衝撃などを検出するショックセンサ等で構成してもよい。
【0027】
図1及び図2は、本実施の形態に係るカメラの構成例を示す図である。
【0028】
図1の(a)は、本実施の形態に係るカメラの外観と、その一部を切り欠いた内部構造を示す斜視図である。
【0029】
図1の(b)は、本実施の形態に用いられる硬質プリント基板14と、フレキシブルプリント基板(以下フレキ基板と称する)7との配置関係を示す側面図である。
【0030】
図1の(c)は、本発明の測距光学系を説明するために示す図である。
【0031】
図2の(a)は、本実施の形態によるカメラの電子回路を含む制御系の構成を示すブロック図である。
【0032】
図2の(b)は、図2の(a)のモノリシック加速度計3によって検出可能な方向を説明するための図である。
【0033】
図1の(a)に示すように、カメラ10の前面には、撮影レンズ9やストロボ8の他、ファインダ対物レンズ15やオートフォーカス用の測距部の受光レンズ等が配置されている。
【0034】
このカメラ10の内部には、該カメラ10を全自動で動かすための電子回路が設けられている。
【0035】
この電子回路には、硬質プリント基板14上に実装される前述したモノリシック加速度計(加速度IC)3も含まれており、位置関係を示すために、図1の(a)において一部内部構造が見えるように切り欠いて示している。
【0036】
また、硬質プリント基板14上には、加速度IC3の他に、カメラ全体の撮影に関する動作を制御するためのワンチップマイクロコンピュータ(CPU)1や、モータ等のアクチュエータを動作させて機械系機構部を駆動させるインターフェースIC(IFIC)2が実装されている。
【0037】
また、CPU1の近傍には、カメラ組立工程で部品ばらつきの調整用データを記憶するためのメモリ4として、例えば、EEPROMが設けられている。
【0038】
図1の(b)は、図1のカメラ10の主要部を取り除いて横方向から見た状態で、硬質プリント基板14とフレキ基板7の関係を示す図である。
【0039】
この硬質プリント基板14は、カメラ10の内部の曲面に沿って折り曲げられないため、フレキ基板7が用いられており、これらの二つの基板はコネクタ12により接続されている。
【0040】
このフレキ基板7の上には、図1の(a)に示すように、表示素子(LCD)6が実装され、オートフォーカス(AF)用センサ5との通信ラインやスイッチ用パターン13が形成されている。
【0041】
このフレキ基板7は、カメラ10の背面まで回り込み、図1の(b)に示すような警告表示部11における発音素子PCVやLED等の告知用素子が実装され、警告表示部11にCPU1から出力された信号が伝達される他、AF用センサ5にも信号の授受がなされるようになっている。
【0042】
このAFセンサ5は、図1の(c)のように、三角測距の原理を用いて、被写体101までのの距離を求めるもので、被写体101の像信号102を、二つの受光レンズ5d及びセンサアレイ5cによって検出し、その相対位置差Xより被写体距離を検出することができる。
【0043】
被写体は、一般に縦方向の陰影を有するため、この二つの受光レンズ5dは図1の(a)に示すように横方向(X方向)に配置されており、センサアレイ5cも横方向に分割されている。
【0044】
これによって、横方向に手ブレがある場合に生じるX方向の像ずれは、このAFセンサ5により検出できる。
【0045】
従って、加速度IC3は、図2の(b)に示すように、X方向よりもY方向のブレを検出する方向に配置して、X、Y両方向の検出を別々のセンサで補い合うようにしている。
【0046】
ここで、加速度IC3について説明する。
【0047】
図3は、加速度IC3の製造工程の一例を示す図である。
【0048】
まず、図3の(a)、(b)に示すように、シリコン基板(ICチップ)20上に酸化膜21を形成し、その酸化膜21上にレジストマスクによるパターンを形成する。
【0049】
次に、図3の(c)に示すように、露出している部分をエッチングで除去し、レジストマスクをすると、任意の部分に開口部を形成することができる。
【0050】
その後、図3の(d)に示すように、ポリシリコン層22を堆積させる。
【0051】
その後、図3の(e)に示すように、酸化膜21をウエットエッチングを用いて選択的に除去することにより、ポリシリコン層22がブリッジ状の構造でシリコン基板20上に形成される。
【0052】
このポリシリコン層22には、リンなどの不純物拡散を行うことによって、導電性を持たせる。
【0053】
図4は、以上のようにして製造される加速度IC3の各部の構成を示す図である。
【0054】
まず、上述したようなブリッジ構造の形式により、図4の(b)に示すような4隅に支柱部を有する可動電極22cがシリコン基板20上に形成される。
【0055】
また、シリコン基板20上には、図4の(a)に示すように、別の電極24、25を形成し、前述した可動電極22cの腕部23a、23bと隣接させて配置することにより、腕部23aと電極24、腕部23bと電極25との間に微小容量のコンデンサが形成される。
【0056】
さらに、図4(c)に示すように、シリコン基板20上に、この可動電極構造を配置するICチップとすることによって、所定方向の加速度を検出することができる処理回路付きのICがモノリシックで構成される。
【0057】
つまり、図4の(c)に示すように、このICチップ上には上記モノリシックで構成された可動電極コンデンサと共に、処理回路29がオンチップで形成されている。
【0058】
これは可動電極22cによって変化する容量成分を検出して、加速度に応じた信号を出力するものである。
【0059】
ブリッジ状の可動電極22cの動きによって、上記二つの電極に形成される容量の一方は増加し、他方は減少するので、図4の(b)に示す矢印方向の加速度を検出することができる。
【0060】
従って、このICチップをカメラに搭載すると、図2の(b)に示すように、Y方向の加速度を検出することができる。
【0061】
図5の(a)は、処理回路29の構成例を示すブロック図である。
【0062】
前述したように、Y方向の移動を検出するためのY方向加速度センサ31に含まれる腕部23a、23bと電極24及び電極25のそれぞれの間で容量成分が形成され、腕部23a、23bの動きによって、これらの容量が変化する。
【0063】
この容量変化は、処理回路29によって電気的信号に変換される。
【0064】
この処理回路29は、パルス波形の搬送波を発振する搬送波発生器(発振回路)32と、Y方向加速度センサ31の容量変化によって変化したそれぞれの発振波形を全波スイッチング整流によって復調する復調回路34と、加速度依存のアナログ信号を出力するフィルタ回路36と、アナログPWM変換するPWM信号発生回路37とで構成される。
【0065】
図5の(b)は、処理回路29からのの出力波形を示す図である。
【0066】
このように加速度に応じて、パルスのデューティー比(図5の(b)に示す出力波形の半周期T1と全周期T2との割合)が変化する。
【0067】
従って、この加速度IC3は、加速度に比例する電圧信号または加速度に比例するパルス幅変調(PWM)信号を出力する。
【0068】
デジタル信号のみを扱えるCPU1は、内蔵するカウンタを利用して、PWM信号を復調すれば、加速度検出が可能となる。
【0069】
加速度に比例する電圧信号は、A/D変換器を有する調整機等を利用すればよい。
【0070】
また、PWM信号を利用すれば、CPU1にA/D変換器を搭載する必要はない。
【0071】
図2の(a)は、このような加速度IC3を実装したカメラの電子回路を含む制御系の構成を示すブロック図である。
【0072】
この構成においては、カメラ全体を制御するCPU1と、IFIC2と、モノリシック加速度計(加速度IC)3と、調整用データを記憶するするメモリ(EEPROM)4と、オートフォーカス(AF)部5aと、測光部5bと、カメラの設定状態や撮影に関する情報を表示するための液晶表示素子(LCD)6と、ファインダ内に設けられて撮影に関する情報を表示するファインダ内LCD6aと、補助光等を発光させる発光管を含むストロボ部8と、発光管を発光させるための電荷をチャージするメインコンデンサ8aと、ズーミング機能を有する撮影レンズ9と、LEDを含む警告表示部11と、警告表示部11に直列接続された抵抗11aと、カメラの撮影シーケンスを開始させるためのスイッチ13a、13bと、撮影レンズ9、シャッタ19、フィルム給送等の駆動機構を駆動するモータ18と、モータ18と連動して回転する回転羽根16と、モータ18の駆動制御のために回転する回転羽根16の穴を光学的に検出するフォトインタラプタ17とで構成される。
【0073】
また、モータ18は、撮影レンズ9やシャッタ19等の各駆動機構を駆動する場合に切替機構により駆動先を切り替えてもよいし、それぞれ駆動機構に別のモータを備えてもよい。
【0074】
この構成において、CPU1は、スイッチ13a、13bの操作状態に従って、カメラの撮影シーケンスを司る。
【0075】
つまり、モノリシック加速度計3の出力に従って手ブレ警告用のファインダ内LCD6aによる警告表示の他、撮影時にはAF用の測距部を含むAF部5a、露出制御のために被写体の輝度を測定する測光部5bを駆動し、必要な信号を受け取って前述したIFIC2を介して、モータ18を制御する。
【0076】
このとき、モータ18の回転は回転羽根16に伝えられ、その調整の穴の有無の位置に従ってフォトィンタラプタ17が出力する信号をIFIC2が波形整形する。
【0077】
そして、CPU1は、IFIC2からの出力信号に基づいて、モータ18の回転の状態をモニタする。
【0078】
また、必要に応じてストロボ部8による補助光の発光が行われる。
【0079】
図13は、ファインダ内LCD6aに表示される警告パターンの一例を示したものである。
【0080】
このファインダ内LCD6aは、パノラマモード時の画面表示や、シャッタが切れたことを示すブラックアウト表示等に使われるものを流用する。
【0081】
図13に示すA、Cのパターンは、パノラマ撮影設定時に表示される遮光パターンを用いるものであり、まず、画面Aに示すように、上部領域のみを遮光し、次に画面Bに示すようにパノラマ撮影時の撮影範囲を示す中央の領域のみを遮光し、最後に画面Cに示すようにパノラマ遮光領域の下部領域のみを遮光することを順次、繰り返し行うパターンである。
【0082】
この表示形態を繰り返し行うことにより、ファインダを覗いているユーザーに手ブレが発生していることを認知させることができる。
【0083】
ちなみに、このA、B、Cのパターンを同時に遮光することで、上記のブラックアウト表示を行うことができる。
【0084】
図14は、ファインダ内LCD6aに表示される通常表示パターンの一例を示したものである。
【0085】
このような表示によって、ファインダ画面が揺れる感じを表現することができるので、ユーザーはカメラを構え直して手ブレが発生しなくなると、ノーマルかパノラマのモードに応じて図14の(a)の画面Dまたは図14の(b)の画面Eに戻り、被写体モニタが可能となる。
【0086】
また、図15は、LCD6aに表示される手ブレ警告の表示パターンの例を示している。
【0087】
この図15に示す手ブレ警告の表示パターンは、図13で説明したパターンと同様に、パノラマ撮影設定時に表示される遮光部分を利用している。
【0088】
すなわち、図15に示す手ブレ警告の表示パターンは、上下の遮光部分を交互に画面A、画面Cとして表示するパターンである。
【0089】
この図15に示す手ブレ警告の表示パターンは、図13におけるパターンとは異なり、常に、画面中央部が見えているため、パノラマ撮影モード時に、被写体の表情が見えにくくなったりすることはない。
【0090】
また、手ブレ警告時には、前述したように点滅を行うため、図14の(a)、(b)における通常表示とは異なり、ユーザーが誤解することはない。
【0091】
次に、このような構成によるカメラの振動検出の原理について、図6以下により説明する。
【0092】
図6の(a)に示すように、ユーザー10が片手でカメラをホールディングする場合には、カメラを斜め方向に微小振動させる傾向があり、これは図6の(b)に示すように、X方向とY方向の動きに分解できるものである。
【0093】
一般のユーザーは、こうした微小振動が撮影時に「ブレ」という作用を引き起こすことに対して無意識である場合が多く、カメラ10がこの微小振動を検出して、図13で説明したような表示を行うことにより、ユーザーは左手100aをカメラに添える等、振動を押さえるような方策を講じて撮影するため、手ブレによる失敗のない写真撮影が可能となる。
【0094】
但し、常に、警告が出ていると煩わしく、十分手ブレの発生を熟知しているハイクラスのユーザーはむしろ、ブレを効果的に用いた写真撮影を楽しんだりする場合もあるので、このホールディングチェック機能は撮影モードの一つにしておき、ユーザーが必要と判断する場合のみに設定できるような工夫をする。
【0095】
つまり、図8の(a)に示すような、スイッチ13cや液晶表示部6を設け、通常状態ではフィルムカウンタ6a等の機能のみを作動させ、モードの切替スイッチ13cをユーザー100が図8の(b)に示すように操作した場合のみ、手ブレモード設定を行うようにする。
【0096】
そして、このモードが設定されると、図8の(b)、(c)に示すように表示セグメント6b、6cの部分が表示され、6b部が点滅すると、ユーザーはホールディングチェックモードに入ったことが分かる。
【0097】
図8の(d)に示すように、このモード表示は、セルフタイマーモード表示の一部を兼用しているので、LCD内のレイアウトに負担をかけることがない。
【0098】
この場合、表示セグメント6b、6cは、図9に示すように基板6d上に配置されていることにより、それぞれ、独立して表示制御を行うことができるようになっている。
【0099】
図10は、カメラ10を背面から見た外観図である。
【0100】
ユーザーは、このモードに設定してカメラを構え、ホールディングチェックが不安定であれば、前述のように、ファインダ内LCDが点滅し、また、図10に示すようにカメラ10のファインダ接眼部61近くのLED等による警告表示部11を点滅させて警告するようにしてもよい。
【0101】
図11は、カメラ10を前面から見た外観図である。
【0102】
この図11に示すように、セルフタイマー表示用LED65を点滅させて、カメラの所有者が他の人に撮影を頼んだ場合に、撮影者のホールディングをチェックすることができるようにしてもよい。
【0103】
図7の(a)、(b)は、本発明の特徴たるAFセンサの出力(像信号)と、加速度センサの出力との違いについて説明するために示した図である。
【0104】
但し、この場合、ユーザーが、図6の(a)、(b)に示したように、X、Yの両方向成分の動きを持つ手ブレを起こしているとする。
【0105】
図7の(a)に示すように、像位置X1、時間t=t0の静止状態からカメラが動いた瞬間、t=t1のタイミングで加速度センサはカメラが動き出すことによる信号を出力するが、その後、像位置X2からX6、時間t=t2からt=t6の間で一定速度で動いていれば、カメラがブレているにもかかわらず、加速度センサは加速度がないので信号を出さない。
【0106】
そして、再び、カメラが止まったとき、t=t7のタイミングで、今度は、先の定速度運動を停止させるような方向に、加速度センサから出力が生じ、カメラは、時間t=t8以降で静止状態となる。
【0107】
この加速度センサを補うように、カメラの像センサ(AFセンサ)は、定速度運動中も変化しつづける像信号を出力するので、この出力を判定すれば加速度センサの出力が0でも、カメラのCPU1は、カメラが動いていることを判別することができる。
【0108】
また、図7の(b)に示すように、像信号がほとんど変化しなくても、加速度センサから出力が生じることもある。
【0109】
これは、ユーザーが震えながらカメラを固定して保持しようとする状態の場合で、図7の(a)とは異なり、像の変化は小さく、実際、これで撮影したとしても、焦点距離によっては、問題ない写真が撮れるケースが多い。
【0110】
つまり、加速度センサから大きな出力が生じても、カメラは微動しているだけである場合があり、加速度センサがたまにしか反応しなくとも、カメラ位置は大きく変化している場合もある。
【0111】
また、AFセンサによるブレ判定にも限界がいくつかある。
【0112】
例えば、コントラストがないシーンや、暗くて像が分からないようなシーンでは、カメラの像センサ(AFセンサ)は、像の変化が解らないため判定を行うことができない。
【0113】
また、本実施の形態のように、一方向しか検出方向のないセンサでは、それとは異なる方向のカメラの移動や像変化は解らないし、カメラがあまりに大きくブレた場合には、AFセンサがモニタしている位置が外れて像が完全に変化してしまい、ブレ量の正確な判定ができなくなってしまう。
【0114】
従って、この加速度センサとAFセンサとの二つの検出方式によるセンサを適当に使い分けてブレを判定する工夫が必要となる。
【0115】
図12は、このような二つの検出方式によるセンサを搭載したホールディングチェックモード付カメラ内のCPUが、内蔵のプログラムに沿ったシーケンスにより行う表示制御等を説明するために示すフローチャートである。
【0116】
例えば、図11に示すカメラでは、前面のレンズを保護するバリア10aを開いたときには、ユーザーは、まず、フレーミングを行い、まだホールディングの動作に入っておらず、カメラは大きく動かされるため、AFセンサによる判定は有効でない。
【0117】
AFセンサは画面内の狭い部分しかモニタしていないので、大きなカメラの移動に対しては、全く定量的な評価ができない。
【0118】
従って、ステップS1では、まず、加速度センサの出力を判定し、バリアを開いたときのショックや、ユーザーがカメラを構えたときのショックがあっても、所定時間はホールディング警告の表示は禁止する(ステップS2)。
【0119】
その後で、AFセンサを使った像検出に入る(ステップS3)。
【0120】
これによって、像検出がホールディングチェックに向いているかが判断されるので、低輝度(ステップS4)かローコントラスト(ステップS5)の場合には、これを判定して像信号を利用しないで、加速度検出によるブレ判定のフローに入る(ステップS10)。
【0121】
そして、加速度センサが信号を出力したとき、所定時間、逆方向の加速度を出力するのが検出されないとき(ステップS11、S12)、警告を発する(ステップS13)。
【0122】
これは、図7の(a)に示すように、カメラが定速で動き続けていることを判別し、手ブレが起こり得ることをユーザーに知らしめるものである。
【0123】
この状態では、ユーザーが流し撮りなどを意図している可能性があるので、例えば、ファインダ内のLCDの点滅(図13等)を行わず、図10に示すようにファインダ接眼近辺のLED11を点滅させるだけにして、AFセンサも併用した場合(ステップS26)とは異なる警告にしてもよい。
【0124】
また、像信号が高輝度、ハイコントラストで手ブレ判定に向いている場合には、ステップS20、S21以下のフローにて像検出を所定時間間隔で(ステップS22)繰り返し(ステップS23、S24)、図16に示すようにAFセンサを複数の領域111、112、113に分割して、各領域毎に像ずれ量に基づいてブレ検出を行い(ステップS25、詳細は後述)、検出の結果ブレフラグ(f_bure)が立っているかどうかをステップS26で判定し、立ってる場合にはステップS27に分岐してホールディングが不十分である旨の警告を行うようにする。
【0125】
これらの警告によって、ユーザーは自分が無意識に手ブレを起こしていることを認識し、カメラを両手で構えたり、何かの上に乗せたりして、手ブレを起こさないように対策をとることができる。
【0126】
図16は、本実施の形態においてAFセンサ5cによるブレ検出領域の分割形態の一例を説明するために示す図である。
【0127】
図16において、参照符号5Cは、受光レンズにより結像された被写体像を光電変換し、像信号として出力するラインセンサである。
【0128】
また、参照符号111は、分割されたブレ検出領域の左領域である。
【0129】
また、参照符号112は、分割されたブレ検出領域の中央領域である。
【0130】
また、参照符号113は、分割されたブレ検出領域の右領域である。
【0131】
ステップS25のブレ検出でAFセンサ5cを複数の領域111、112、113に分割しているのは、次のような理由による。
【0132】
すなわち、図17に示すような主要被写体の背後に動体被写体が存在するような撮影シーンの場合、動体被写体の影響により検出される像ずれ量が大きくなってしまい、カメラがしっかりとホールディングされているにもかかわらず、手ブレを起こしていると誤判定してしまうことがある。
【0133】
このため、ブレ検出領域を複数領域に分割して、各領域毎に像ずれ量を検出することにより、撮影画面全体が動いているのか、画面内の一部の被写体が動いているのかを判定し、上記のような誤判定を防ぐようにしている。
【0134】
図17は、主要被写体の背後に動体被写体が存在する撮影シーンを示す図である。
【0135】
図17において、参照符号114は、撮影画面である。
【0136】
また、参照符号115は、撮影画面内のラインセンサ視野である。
【0137】
また、参照符号116は、主要被写体である人物を示している。
【0138】
また、参照符号117は、主要被写体の背後の動体被写体である。
【0139】
そして、ステップS25のブレ検出の結果、像信号の差が通常のブレ判定レベルよりも大きく、構図変更フラグ(f_change)が立っている場合には、ユーザーは全く別のアングルをとったり、構図を変更したりした場合だと考えられるので、ステップS1に戻るようにする(ステップS28をYに分岐)。
【0140】
また、像信号が安定している場合には、ステップS26をNに分岐するのでレリーズ操作が可能となり、これ以降はステップS30以下の露光シーケンスに入る。
【0141】
まず、ピント合わせ及びそのための測距が行われ、ステップS3の像検出によって得られた輝度情報によって露出時間が決められ、露光を開始する。
【0142】
この間、カメラが揺れると手ブレになるので、ステップS33において加速度検出を行い、レリーズスイッチの押し込み時のショック等による加速度gを求める。
【0143】
この加速度gが大きいと、露光時間が短くとも手ブレ写真となり、加速度gが小さくとも露光時間が長いと、この場合も手ブレ写真となる。
【0144】
これを判定するために、ステップS34にて露出時間をカウントし、露出を終了すると(ステップS35)、求められた加速度gと露出時間tENDから速度を求める。
【0145】
そして、この速度によってtENDの時間だけ変化したということから、移動量を算出することができるので、これがそのレンズの許容量△Yを越えていれば、ステップS36からステップS37に分岐して警告を行う。
【0146】
前述のように、加速度だけでは速度の変化しか解らないが、本実施の形態では、まず、所定位置に停止していることをAFセンサの出力(像信号)が変化しないことによって判定しているので、これを基準として露光中にどれだけカメラが移動したかを正確に判定することができる。
【0147】
図18は、上記ステップS25におけるブレ検出の詳細な処理手順を説明するために示すフローチャートである。
【0148】
まず、ステップS101では、ブレプラグ(f bure)及び構図変更フラグ(f change)をクリアする。
【0149】
次に、ステップS102では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の左領域111内の、前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(n)との像ずれ量X1を公知の相関演算等により検出する。
【0150】
次に、ステップS103では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の、前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(n)との像ずれ量Xcを公知の相関演算等により検出する。
【0151】
次に、ステップS104では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の右領域113内の前回検出した像データD(n−1)と、今回検出したデータD(n)との像ずれ量Xrを公知の相関演算等により検出する。
【0152】
次に、ステップS105では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の左領域111内の像ずれ量X1とブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量X1の方が大きければステップS106に進み、小さければステップS113に進む。
【0153】
次に、ステップS106では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の右領域113内の像ずれ量Xrとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xrの方が大きければステップS107に進み、小さければステップS113に進む。
【0154】
次に、ステップS107では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の像ずれ量Xcとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、撮影画面内全体の像ずれ量が大きいので、手ブレを起こしていると判定してステップS108に進み、小さければ、雑被写体の存在確率の大きい撮影画面周辺部の像ずれ量が大きく、主要被写体の存在確率の大きい中央部の像ずれ量が小さいので、手ブレは発生しておらず、撮影画面の周辺部の雑被写体が動いていると判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0155】
次に、ステップS108では、ブレフラグ(f_bure)をセットする。
【0156】
次に、ステップS109では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の左領域111内の像ずれ量X1と構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量X1の方が大きければステップS110に進み、小さければブレ検出を終了してリターンする。
【0157】
次に、ステップS110では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の右領域113内の像ずれ量Xrと構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量Xrの方が大きければステップS111に進み、小さければブレ検出を終了してリターンする。
【0158】
次に、ステップS111では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の像ずれ量Xcと構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、撮影画面内全体の像ずれ量が、通常の手ブレで発生する量よりも大きいので、撮影構図の変更が行われていると判定して、ステップS112に進む。
【0159】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、雑被写体の存在確率の大きい撮影画面周辺部の像ずれ量が通常の手ブレで発生する量よりも大きく、主要被写体の存在確率の大きい中央部の像ずれ量が通常の手ブレで発生する量であるので、撮影画面の周辺部の雑被写体が動いていて、かつ、手ブレが発生していると判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0160】
次に、ステップS112では、構図変更フラグ(f_change)をセットする。
【0161】
次に、ステップS113では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の像ずれ量Xcとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ手ブレは発生していないが、撮影画面中央部の主要被写体動いてしまっていると判定し、このまま撮影を行うと主要被写体がブレた写真が撮影されてしまうので、ステップS114に進む。
【0162】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、手ブレは発生していないと判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0163】
次に、ステップS114では、ブレフラグ(f_bure)をセットする。
【0164】
以上説明したように本実施の形態によれば、AF用のセンサを有効に活用したので、AFセンサを単に測距用として用いるだけでなく、ホールディングチェック用にも用いて、カメラの付加価値を高めることができる。
【0165】
また、加速度センサの信号と併用し、X方向、Y方向の揺れを検出して、暗いシーンや低コントラストシーンにも対応できるばかりでなく、静止検出センサとして用いることによって、加速度センサ出力からカメラ移動量算出を正確に行うことが可能である。
【0166】
さらに、AF用のセンサのブレ検出領域を複数領域に分割し、各領域毎の像ずれ量により手ブレが発生しているのか、被写体が動いているのかを判定するようにしたので、撮影画面内の動いている雑被写体の影響により、誤って手ブレ判定してしまうことを防ぐことができるばかりでなく、主要被写体自身が動いたために動体ブレ写真となってしまうのも防ぐことができる。
【0167】
これらによって撮影レンズの焦点距離や絞り、撮影時のシャッタスピードに対応して、正確な撮影後の手ブレ判定を行うことができる。
【0168】
また、算出された移動量により、撮影レンズの位置を補正すれば、防振機能付カメラヘの応用ができることは言うまでもない。
【0169】
(第2の実施の形態)
この第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同様に、ブレ検出領域を複数領域111、112、113に分割し、カメラの撮影モードが通常モードの場合には、各領域の像ずれ量により手ブレが発生しているか、撮影構図の変更であるかどうかを判定する。
【0170】
そして、この第2の実施の形態では、カメラの撮影モードがスポットモードの場合には、中央領域112の像ずれ量のみを用いて、手ブレが発生しているか、撮影構図の変更であるかどうかを判定するようにしたものである。
【0171】
つまり、スポットモード時は、撮影者の関心は撮影画面中央部に存在する主要被写体に置かれているので、中央領域112の像ずれ量のみを用いることにより、正確な手ブレ判定を行うようにしたものである。
【0172】
カメラの撮影モードによる手ブレ判定の切り換えは、スポットモードに限るものではなく、例えば、風景モード時は、ブレ検出領域を分割せずに、AFセンサ全体の像ズレ量を用いたり、ポートレートモード時は、スポットモードと同様に中央領域112の像ずれ量のみを用いる等の変形が可能であることは言うまでもない。
【0173】
このような第2の実施の形態によれば、カメラの撮影モードに応じて最適な手ブレ判定を行うことができる。
【0174】
図19は、第2の実施の形態におけるブレ検出の詳細な処理手順を説明するために示すフローチャートである。
【0175】
まず、ステップS201では、ブレフラグ(f bure)及び構図変更フラグ(f_change)をクリアする。
【0176】
次に、ステップS202では、カメラの撮影モードがスポットモードであるかどうかを判定し、スポットモードでなければステップS203に進み、スポットモードであればステップS216に進む。
【0177】
次に、ステップS203では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の左領域111内の前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(n)との像ずれ量X1を公知の相関演算等により検出する。
【0178】
次に、ステップS204では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(n)との像ずれ量Xcを公知の相関演算等により検出する。
【0179】
次に、ステップS205では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の右領域113内の前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(n)との像ずれ量Xrを公知の相関演算等により検出する。
【0180】
次に、ステップS206では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の左領域111内の像ずれ量X1とブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量X1の方が大きければステップS207に進み、小さければステップS214に進む。
【0181】
次に、ステップS207では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の右領域113内の像ずれ量Xrとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xrの方が大きけばステップS208に進み、小さければステップS214に進む。
【0182】
次に、ステップS208では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の像ずれ量Xcとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、撮影画面内全体の像ずれ量が大きいので、手ブレを起こしていると判定してS209に進む。
【0183】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、雑被写体の存在確率の大きい撮影画面周辺部の像ずれ量が大きく、主要被写体の存在確率の大きい中央部の像ずれ量が小さいので、手ブレは発生しておらず、撮影画面の周辺部の雑被写体が動いていると判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0184】
次に、ステップS209では、ブレフラグ(f bure〉をセットする。
【0185】
次に、ステップS210では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の左領域111内の像ずれ量X1と構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量x1の方が大きければステップS211に進み、小さければブレ検出を終了してリターンする。
【0186】
次に、ステップS211では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の右領域113内の像ずれ量Xrと構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量Xrの方が大きければステップS212に進み、小さければブレ検出を終了してリターンする。
【0187】
次に、ステップS212では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の像ずれ量Xcと構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、撮影画面内全体の像ずれ量が、通常の手ブレで発生する量よりも大きいので、撮影構図の変更が行われていると判定して、ステップS213に進む。
【0188】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、雑被写体の存在確率の大きい撮影画面周辺部の像ずれ量が通常の手ブレで発生する量よりも大きく、主要被写体の存在確率の大きい中央部の像ずれ量が通常の手ブレで発生する量であるので、撮影画面の周辺部の雑被写体が動いていて、かつ、手ブレが発生していると判定して、ブレ検出を終了してリターンする。
【0189】
次に、ステップS213では、構図変更フラグ(f change)をセットする。
【0190】
次に、ステップS214では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の像ずれ量Xcとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ手ブレは発生していないが、撮影画面中央部の主要被写体動いてしまっていると判定し、このまま撮影を行うと主要被写体がブレた写真が撮影されてしまうので、ステップS215に進む。
【0191】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、手ブレは発生していないと判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0192】
次に、ステップS215では、ブレフラグ(f_bure)をセットする。
【0193】
次に、ステップS216では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(n)との像ずれ量Xcを検出する。
【0194】
次に、ステップS217では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の像ずれ量Xcとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、手ブレが発生しているか、または、主要被写体が動いていると判定してステップS218に進む。
【0195】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、手ブレは発生しておらず、主要被写体も動いていないと判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0196】
次に、ステップS218では、ブレフラグ(f_bure)をセットする。
【0197】
次に、ステップS219では、AFセンサ5c(ラインセンサ5C)の中央領域112内の像ずれ量Xcと構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、通常の手ブレで発生する量よりも大きいので、撮影構図の変更が行われていると判定して、ステップS220に進む。
【0198】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、手ブレが発生していると判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0199】
次に、ステップS220では、構図変更フラグ(f change)をセットする。
【0200】
(第3の実施の形態)
この第3の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同様に、ブレ検出領域を複数領域111、112、113に分割し、カメラの撮影レンズの焦点距離が短焦点側の場合には、各領域の像ずれ量により手ブレが発生しているか、撮影構図の変更であるかどうかを判定する。
【0201】
そして、この第3の実施の形態では、長焦点側の場合には、中央領域112の像ずれ量のみを用いて、手ブレが発生している撮影構図の変更であるかどうかを判定するようにしたものである。
【0202】
すなわち、撮影レンズの焦点距離が短焦点側の場合には、図21の(a)に示すように、AFセンサ視野は撮影画面内にあるが、長焦点側の場合には、図21の(b)に示すように、AFセンサ視野は撮影画面からはみ出してしまい、左右のブレ検出領域111、113は、撮影画面外の被写体の影響を受けるので、これらの領域をブレ検出に用いると正確なブレ判定の妨げになる。
【0203】
このため、第3の実施の形態では、長焦点側では中央領域112の像ずれ量のみを用いて、ブレ検出を行うようにし、正確な手ブレ判定を行えるようにしたものである。
【0204】
図21は、カメラの撮影レンズの焦点距離によるAFセンサ視野と撮影画面の関係を示す図である。
【0205】
すなわち、図21の(a)は、撮影レンズの焦点距離が短焦点側の場合のAFセンサ視野と撮影画面の関係を示す図である。
【0206】
また、図21の(b)は、撮影レンズの焦点距離が長焦点側の場合のAFセンサ視野と撮影画面の関係を示す図である。
【0207】
図21において、参照符号111は、撮影画面114中で、分割されたブレ検出領域の左領域である。
【0208】
また、参照符号112は、撮影画面114中で、分割されたブレ検出領域の中央領域である。
【0209】
また、参照符号113は、撮影画面114中で、分割されたブレ検出領域の右領域である。
【0210】
なお、撮影レンズの焦点距離によるブレ検出領域の変更は、上記のように段階的に切り換える方法に限るものではなく、焦点距離に応じて連続的に切り換えるようにしてもよい。
【0211】
また、撮影レンズの焦点距離が長焦点側の場合には、中央領域112をさらに複数のブレ検出領域に分割して、前述した第1の実施の形態と同様な方法で、ブレ検出を行うようにしてもよい。
【0212】
このような第3の実施の形態によれば、カメラの撮影レンズの焦点距離に応じて最適な手ブレ判定を行うことができる。
【0213】
図20は、第3の実施の形態におけるブレ検出の詳細な処理手順を説明するために示すフローチャートである。
【0214】
まず、ステップS301では、ブレフラグ(f bure)及び構図変更フラグ(f_change)をクリアする。
【0215】
次に、ステップS302では、カメラの撮影レンズの焦点距離fが所定値foより長焦点側であるかどうかを判定し、短焦点側であればステップS303に進み、長焦点側であればステップS316に進む。
【0216】
次に、ステップS303では、分割されたブレ検出領域の左領域111内の前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(h)との像ずれ量X1を公知の相関演算等により検出する。
【0217】
次に、ステップS304では、分割されたブレ検出領域の中央領域112内の前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(n)との像ずれ量Xcを公知の相関演算等により検出する。
【0218】
次に、ステップS305では、分割されたブレ検出領域の右領域113内の前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(n〉との像ずれ量Xrを公知の相関演算等により検出する。
【0219】
次に、ステップS306では、分割されたブレ検出領域の左領域111内の像ずれ量X1とブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量X1の方が大きければステップS307に進み、小さければステップS314に進む。
【0220】
次に、ステップS307では、分割されたブレ検出領域の右領域113内の像ずれ量Xrとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xrの方が大きければステップS308に進み、小さければステップS314に進む。
【0221】
次に、ステップS308では、分割されたブレ検出領域の中央領域112内の像ずれ量Xcとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、撮影画面内全体の像ずれ量が大きいので、手ブレを起こしていると判定してステップS309に進む。
【0222】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、雑被写体の存在確率の大きい撮影画面周辺部の像ずれ量が大きく、主要被写体の存在確率の大きい中央部の像ずれ量が小さいので、手ブレは発生しておらず、撮影画面の周辺部の雑被写体が動いていると判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0223】
次に、ステップS309では、ブレフラグ(f_bure)をセットする。
【0224】
次に、ステップS310では、分割されたブレ検出領域の左領域111内の像ずれ量X1と構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量X1の方が大きければステップS311に進み、小さければブレ検出を終了してリターンする。
【0225】
次に、ステップS311では、分割されたブレ検出領域の右領域113内の像ずれ量Xrと構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量Xrの方が大きければステップS312に進み、小さければブレ検出を終了してリターンする。
【0226】
次に、ステップS312では、分割されたブレ検出領域の中央領域112内の像ずれ量Xcと構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、撮影画面内全体の像ずれ量が、通常の手ブレで発生する量よりも大きいので、撮影構図の変更が行われていると判定し、ステップS313に進む。
【0227】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、雑被写体の存在確率の大きい撮影画面周辺部の像ずれ量が通常の手ブレで発生する量よりも大きく、主要被写体の存在確率の大きい中央部の像ずれ量が通常の手ブレで発生する量であるので、撮影画面の周辺部の雑被写体が動いていて、かつ、手ブレが発生していると判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0228】
次に、ステップS313では、構図変更フラグ(f_change)をセットする。
【0229】
次に、ステップS314では、分割されたブレ検出領域の中央領域112内の像ずれ量Xcとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、手ブレは発生していないが、撮影画面中央部の主要被写体動いてしまっていると判定し、このまま撮影を行うと主要被写体がブレた写真が撮影されてしまうので、ステップS315に進む。
【0230】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、手ブレは発生していないと判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0231】
次に、ステップS315では、ブレフラグ(f_bure)をセットする。
【0232】
次に、ステップS316では、分割されたブレ検出領域の中央領域112内の前回検出した像データD(n−1)と、今回検出した像データD(n)との像ずれ量Xcを検出する。
【0233】
次に、ステップS317では、分割されたブレ検出領域の中央領域112内の像ずれ量Xcとブレ判定値Xbを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、手ブレが発生しているか、または、主要被写体が動いていると判定してステップS318に進む。
【0234】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、手ブレは発生しておらず、主要被写体も動いていないと判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0235】
次に、ステップS318では、ブレフラグ(f_bure)をセットする。
【0236】
次に、ステップS319では、分割されたブレ検出領域の中央領域112内の像ずれ量Xcと構図変更判定値Xchを比較し、像ずれ量Xcの方が大きければ、通常の手ブレで発生する量よりも大きいので、撮影構図の変更が行われていると判定し、ステップS320に進む。
【0237】
また、像ずれ量Xcの方が小さければ、手ブレが発生していると判定し、ブレ検出を終了してリターンする。
【0238】
次に、ステップS320では、構図変更フラグ(f_change)をセットする。
【0239】
以上説明したように本発明によれば、とりわけ手ブレが気になる撮影シーンにおいて、ホールディングチェックモードを設定すれば、手ブレ時には警告を発し、撮影者に手ブレを認識させるようにしたので、手ブレによる失敗のない写真撮影が可能となる。
【0240】
しかも、ホールディング判定時には、従来の測距用のセンサとして使用されているセンサを手ブレ判定にも有効使用したので、コストアップすることなく、信頼性の高い手ブレ判定を行うことができる。
【0241】
さらに、動体の影響による誤判定をなくし、測距センサによる手ブレ判定精度を向上させることができる。
【0242】
そして、上述したような実施の形態で示した本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至3以外にも、以下に付記1乃至付記3として示すような発明が含まれている。
【0243】
(付記1) 前記カメラの撮影モードがスポットモード、または、ポートレートモードである場合には、中央領域の像ずれ量で手ブレ判定を行うことを特徴とする請求項5に記載のブレ検出装置。
【0244】
(付記2) 前記カメラの撮影モードが風景モードである場合には、前記AF用センサの領域を複数の領域に分割せず、前記AF用センサ領域全体の像ずれ量で手ブレ判定を行うことを特徴とする請求項5に記載のブレ検出装置。
【0245】
(付記3) 前記カメラの撮影レンズの焦点距離が長焦点側の場合には、中央領域の像ずれ量で手ブレ判定を行うことを特徴とする請求項6に記載のブレ検出装置。
【0246】
【発明の効果】
従って、以上説明したように、本発明によれば、動体の影響や構図変更による誤判定をなくし、測距センサによる手ブレ判定精度を向上させることが可能なカメラのブレ検出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラの外観と、その一部を切り欠いた内部構造を示す斜視図であり、図1の(b)は、本実施の形態に用いられる硬質プリント基板14と、フレキシブルプリント基板(以下フレキ基板と称する)7との配置関係を示す側面図であり、図1の(c)は、本発明の測距光学系を説明するために示す図である。
【図2】図2の(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラの電子回路を含む制御系の構成を示すブロック図であり、図2の(b)は、図2の(a)のモノリシック加速度計3によって検出可能な方向を説明するための図である。
【図3】図3は、図2の加速度IC3の製造工程の一例を示す図である。
【図4】図4は、図3の製造工程によって製造される加速度IC3の各部の構成を示す図である。
【図5】図5の(a)は、図4の処理回路29の構成例を示すブロック図であり、図5の(b)は、処理回路29からのの出力波形を示す図である。
【図6】図6は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラの振動検出の原理について説明するための図である。
【図7】図7の(a)、(b)は、本発明の特徴たるAFセンサの出力(像信号)と、加速度センサの出力との違いについて説明するために示した図である。
【図8】図8は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラのホールディングチェック機能を撮影モードの一つにしておき、ユーザーが必要と判断する場合のみに設定できるようにする場合を示す図である。
【図9】図9は、図8の(b)、(c)の表示セグメント6b、6cの配置例を示す図である。
【図10】図10は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラ10を背面から見た外観図である。
【図11】図11は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラ10を前面から見た外観図である。
【図12】図12は、本発明の第1の実施の形態で採用している二つの検出方式によるセンサを搭載したホールディングチェックモード付カメラ内のCPUが、内蔵のプログラムに沿ったシーケンスにより行う表示制御等を説明するために示すフローチャートである。
【図13】図13は、図2の(a)のファインダ内LCD6aに表示される警告パターンの一例を示す図である。
【図14】図14は、図2の(a)のファインダ内LCD6aに表示される通常表示パターンの一例を示す図である。
【図15】図15は、図2の(a)のファインダ内LCD6aに表示される手ブレ警告の表示パターンの一例を示す図である。
【図16】図16は、本発明の第1の実施の形態においてAFセンサ5cによるブレ検出領域の分割形態の一例を説明するために示す図である。
【図17】図17は、主要被写体の背後に動体被写体が存在する撮影シーンを示す図である。
【図18】図18は、図12のステップS25におけるブレ検出の詳細な処理手順を説明するために示すフローチャートである。
【図19】図19は、本発明の第2の実施の形態におけるブレ検出の詳細な処理手順を説明するために示すフローチャートである。
【図20】図20は、本発明の第3の実施の形態におけるブレ検出の詳細な処理手順を説明するために示すフローチャートである。
【図21】図21は、カメラの撮影レンズの焦点距離によるAFセンサ視野と撮影画面の関係を示す図である。
【符号の説明】
14…硬質プリント基板、
7…フレキシブルプリント基板(フレキ基板)、
3…モノリシック加速度計(加速度IC)、
10…カメラ、
9…撮影レンズ、
8…ストロボ、
15…ファインダ対物レンズ、
1…ワンチップマイクロコンピュータ(CPU)、
2…インターフェースIC(IFIC)、
4…メモリ(EEPROM)、
12…コネクタ、
6…表示素子(LCD)、
5…オートフォーカス(AF)用センサ、
13…通信ラインやスイッチ用パターン、
11…警告表示部、
101…被写体、
102…像信号、
5d…受光レンズ、
5c…センサアレイ、
20…シリコン基板(ICチップ)、
21…酸化膜、
22…ポリシリコン層、
22c…可動電極、
24、25…別の電極、
23a、23b…可動電極22cの腕部、
29…処理回路、
32…搬送波発生器(発振回路)、
31…Y方向加速度センサ、
34…復調回路、
36…フィルタ回路、
37…PWM信号発生回路、
5a…オートフォーカス(AF)部、
5b…測光部、
6a…ファインダ内LCD6a、
8a…メインコンデンサ、
11a…抵抗11a、
スイッチ…13a、13b、
19…シャッタ、
18…モータ、
16…回転羽根、
17…フォトインタラプタ、
6b、6c…表示セグメント、
61…ファインダ接眼部、
65…セルフタイマー表示用LED、
10a…バリア、
111…分割されたブレ検出領域の左領域、
112…分割されたブレ検出領域の中央領域、
112…分割されたブレ検出領域の右領域。

Claims (1)

  1. AFセンサを用いて撮影画面の中央領域、および、周辺領域を所定時間間隔で測距し、上記領域毎の像ずれ量に基づいて手ブレを検出するカメラのブレ検出方法において、
    上記中央領域の像ずれ量が手ブレ判定値より大きい場合には、上記周辺領域の像ずれ量が手ブレ判定値よりも小さくても手ブレと判定し、
    上記中央領域の像ずれ量が手ブレ判定値より小さい場合には、上記周辺領域の像ずれ量が手ブレ判定値よりも大きくても手ブレでないと判定し、
    上記中央領域および周辺領域の像ずれ量が手ブレ判定値より大きい場合には、構図変更であると判定することを特徴とするカメラのブレ検出方法。
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