JP3868178B2 - 光記録媒体、光記録情報の再生方法並びに再生装置 - Google Patents

光記録媒体、光記録情報の再生方法並びに再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多値のディジタルデータを記録した光記録媒体及びその再生方法と再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ディスクは2値のデータをピットの有無に対応させる2値記録である。ディスクの高密度化を行うには、ピットの大きさを小さくして行き、また、それを読み取るためのレーザービームスポットも小さくしてゆくことが行われている。これ以外に、1つのピットに多値データを持たせるいわゆる多値記録も高密度化に有効な手段である。
【0003】
例えば、特開昭58−215735号公報には、ピットの深さを複数段階に設定して反射光量を多段階に変えることで、多値データを記録するようにした光ディスクが提案されているが、この方法では、反射光量レベルの判定が難しく、再生データにエラーが多くなるという問題がある。これに対し、特開平5−205276号公報には、反射光量レベルとプッシュプル信号レベルを組み合わせて多値記録データを再生する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開平5−205276号公報で開示された方法では、反射光量を得るためのビームスポットとは別に、プッシュプル信号を得るためのビームスポットを用意する必要があり、2つのビームスポットが必要となる。1つのビームスポットで行うには、ビームスポットをトラック中心からずらせるか、もしくは、トラックをウォブルさせて相対的にビームとトラック中心の位置ずれを起こす必要がある。
【0005】
このような場合、トラッキング制御が安定せず、トラックはずれや、再生エラーを招きやすいという問題がある。
【0006】
本発明は、係る問題を解決するためになされたものであり、記録密度の向上と共に、トラッキングを安定させ、多値データを正しく再生できる光記録媒体、光記録情報情報の再生方法、並びに光記録情報の再生装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明の要旨は、記録媒体の基板上に、2種類の深さからなる部位を形成し、かつ前記2種類の深さからなる部位が必ずしも離れておらず前記2種類の深さからなる部位が接して存在するよう形成して、情報が記録されており、
使用する光の波長をλ、光記録媒体の基板の屈折率をnとしたとき、前記2種類の部位の深さD3及びD4はλ/8n<D3<λ/4nかつλ/4n<D4<3λ/8nを満たし、
照射されたビームスポットが深さ0と深さD3の部位を遷移する際に、光記録媒体のトラック方向に2分割された受光素子の検出出力の差信号として得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が、深さ0と深さD4の部位を遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と逆になっており、かつ深さD3と深さD4の接する部位を直接遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と同じになるように構成され、タンジェンシャルプッシュプル信号と前記2分割された受光素子の検出出力の和信号として得られるRF信号の論理演算処理を行なうことで、3値記録された記録情報の再生を行う光記録媒体の光記録情報再生方法にある。
また、本発明の請求項2に係る発明の要旨は、前記2種類の部位の深さD3及びD4を、D3+D4=λ/2nとした請求項1に記載の光記録媒体の光記録情報再生方法にある。
また、本発明の請求項3に係る発明の要旨は、前記2種類の部位の深さD3及びD4を、D3=λ/6n、及びD4=λ/3nとした請求項1に記載の光記録媒体の光記録情報再生方法にある。
また、本発明の請求項4に係る発明の要旨は、記録媒体の基板上に、2種類の深さからなる部位を形成し、かつ前記2種類の深さからなる部位が必ずしも離れておらず前記2種類の深さからなる部位が接して存在するよう形成して、情報が記録されており、使用する光の波長をλ、光記録媒体の基板の屈折率をnとしたとき、前記2種類の部位の深さD3及びD4はλ/8n<D3<λ/4nかつλ/4n<D4<3λ/8nを満たし、照射されたビームスポットが深さ0と深さD3の部位を遷移する際に、光記録媒体のトラック方向に2分割された受光素子の検出出力の差信号として得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が、深さ0と深さD4の部位を遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と逆になっており、かつ深さD3と深さD4の接する部位を直接遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と同じになるように構成され、タンジェンシャルプッシュプル信号と前記2分割された受光素子の検出出力の和信号として得られるRF信号の論理演算処理を行なうことで、3値記録された記録情報の再生を行う光記録媒体の光記録情報再生装置にある。
また、本発明の請求項5に係る発明の要旨は、前記2種類の部位の深さD3及びD4を、D3+D4=λ/2nとした請求項4に記載の光記録媒体の光記録情報再生装置にある。
また、本発明の請求項6に係る発明の要旨は、前記2種類の部位の深さD3及びD4を、D3=λ/6n、及びD4=λ/3nとした請求項4に記載の光記録媒体の光記録情報再生装置にある。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
波長650nmのレーザー光とNA0.6のレンズからなる光学系を用いて、トラックピッチ(グルーブとグルーブの間隔=Wg+Wl=)0.74μmで、様々なピット深さをもつディスクに対して実験を行った。
【0024】
ディスク基板には屈折率1.5のポリカーボネートを用い、反射膜はAlとした。2種類のピット深さをもつディスクは、米国特許5246531やカナダ特許2062840に示された方法を用いることで作製した。また、トラッキングはDifferential Phase Detection(DPD)法を用い、トラック中心をビームスポットが走行するようにしている。
[実施形態1]
本発明の第1実施形態を図1乃至図5を用いて説明する。
【0025】
図1は、ピット深さとタンジェンシャルプッシュプル信号振幅、及び、RF信号振幅の関係を表わしたものである。横軸はピットの深さであって、使用する光の波長を基準として表わしているが、この実験では、λ/8n=54nm、λ/4n=108nm、3λ/8n=162nm、λ/2n=216nmである。
【0026】
RF信号振幅はピット深さがλ/4nのとき最大値をとり、図1の右側の縦軸はこの値を1として規格化している。タンジェンシャルプッシュプル(TPP)信号振幅はピット深さがλ/8nのとき最大となり、図1の左側の縦軸はこの時の値を1として規格化して示している。
【0027】
TPP信号はピット深さλ/4nを境にして、その極性が反転するが、それを表わすために、図1では、λ/4n<ピット深さ<λ/2nの領域でTPPの値を負にとっている。
【0028】
次にTPP信号とRF信号について図2と図3で説明する。図2(a)は、ピット上をビームスポットが走行しており、図2(b)は、その反射光が2分割受光素子A、Bで構成されるディテクターに導かれている様子を示している。TPP信号とRF信号はこの2分割受光素子A、Bの出力を用いて、以下の演算により、求められる。
TPP=A−B
RF=A+B
図1において、D1(80nm)、D2(135nm)で表わされる深さのピットを作製し、それに対応したRF信号とTPP信号の現われ方を図3を用いて説明する。
【0029】
なお、ここでλ=650nm、n=1.5であるから、D1<λ/4n、λ/4n<D2となっている。
【0030】
RF信号はビームスポットを光記録媒体たるディスクに照射した際に受光素子A、Bに戻って来る光量の総和信号である。ビームスポットがピット上に位置する時点では、光はピットによる回折の影響を受け、受光素子への戻り光量(反射光量と言い換えても良い)が少なくなるため、RF信号のレベルは低下する。
【0031】
一方TPP信号は、ビームスポットを光記録媒体たるディスクに照射した際に、その反射光のピットの長さ方向(タンジェンシャル方向)における光量の偏りを示す信号である。ビームスポットがピットのエッジに差し掛かると、光の回折方向はピットの長さ方向に偏り、その偏る方向はピットの前後何れのエッジであるかによって相違するため、受光素子A、Bの出力の差を求めると、ピットの前・後のエッジで極性が異なるパルス状の信号が得られる。
【0032】
但しピットの前後エッジでどちらの極性の信号が現れるかはピットの深さにも依存しており、上記の条件を満たす深さD1のピットでは、ピットの前エッジでは正方向、後エッジでは負方向に信号が出るのに対し、深さD2のピットでは、その逆となる。
【0033】
このようにピットの前後エッジでの信号の出方がD1とD2では反転しており、これを先の図1に於いてはタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が異なると表現している。
【0034】
再度図1を参照すると、上記の条件を満たす深さD1並びにD2のピット双方ではRF信号振幅、TPP信号振幅の絶対値はほぼ同等であり、TPP信号の極性のみが異なることになる。
【0035】
以下に、RF信号とTPP信号を用いて多値データを再生する方法、及びその装置の主要部の構成について図4並びに図5を用いて説明する。図4は再生装置の主要部の構成を示すブロック図であり、図5は再生する方法や動作、その際の波形やタイミングを説明する図である。
まず図5(a)に示すように配置されたピットを再生する場合を考える。この図5ではピット深さは左から順にD1、D2、D1となっている場合を想定している。受光素子A、Bからなるディテクター1からの出力は差動アンプ2により両者の差が求められてTPP信号(図5(c))となる一方、加算アンプ3により総和が求められRF信号(図5(b))となる。
RF信号は等化回路7により特に短いピットからの再生信号に対する周波数特性の補正等が行われ、2値化回路8により2値化された後(図5(d))、図示しない復調回路へ送られる。
【0036】
一方、TPP信号はコンパレーター4により、正の基準値と比較され、基準値より大きい(符号が正で絶対値が大きい)場合に、加減算回路6へパルス(+1)が出力される(図5(e))。同様にコンパレーター5により、負の基準値と比較され、負の基準値より小さい(符号が負で絶対値が大きい)場合に、加減算回路6へパルス(−1)が出力される(図5(f))ようになっている。加減算回路6ではコンパレーター4、5からのパルスを加算して、−1、0、+1の3状態を2ビットの出力信号(図5(g))として復調回路へ導く。
【0037】
即ち加減算回路6ではタンジェンシャルプッシュプル信号からコンパレーター4、5により2値化された2組のパルス信号を演算(この例ではその極性も含めて加算)している事になり、その加減算の結果を以って、ピット部ではそのピット深さ(換言すればタンジェンシャルプッシュプル信号上の正負パルスの出る順序)に応じて−1と+1の2状態を復元・再生出来ることになり、またピットが形成されていない非ピット部では0と言う状態が復元出来、ピットの有無と深さによって合計3値の記録情報の再生が可能となる。従って従来の所謂2値記録した場合に比べて、光記録媒体上の情報の記録密度を大幅に向上させる事が可能である。
【0038】
因みに従来の2値記録再生と同様な記録情報の再生を行うためには、ピットの深さを全て同一のものとすれば良い。先の図5を参照すれば、例えば深さD1のピットではビームスポットがその前エッジに差し掛かった場合にはタンジェンシャルプッシュプル信号(TPP信号)(図5(c))は正、後エッジで負に出現するので、図5(e)(f)のパルスを符号を含めて加算して行けば、ピット部では+1、非ピット部では0の状態が得られる事になる。
【0039】
更に換言すれば本発明における、この記録情報の再生方法あるいは装置では、ピットの深さが同一である従来の2値記録された光記録媒体に対しては2値化情報を、深さを異ならせた新たな光記録媒体に対しては3値化情報をそれぞれ復元・再生出来る事になり、従来の2値化記録された光記録媒体に対する互換性も維持する事が可能である。
【0040】
ここで説明したように、RF信号と、TPP信号を組み合わせて多値記録を行うには、TPP信号の極性が反転する深さλ/4nを挟んで2種類の深さD1、D2のピットを光記録媒体に形成すれば良く、D1、D2の条件としては、図1から判るように、
0<D1<λ/4nかつλ/4n<D2<λ/2n
を満たすように構成されていればよい。
【0041】
更に、図1からこのD1、D2の範囲をより限定し、
λ/8n<D1<λ/4nかつλ/4n<D2<3λ/8n
とすればRF信号、TPP信号共にバランス良く、振幅を大きく得られることが読み取れる。
【0042】
即ち、より大きな振幅の信号を得ることでその信号品質を向上させ、記録されている情報を再生する際のエラーを低減することが可能となる。
【0043】
また従来のピット深さが一定の光記録媒体でも2値の情報の再生が可能である事は既に述べたが、上記の様にピット深さを設定した光記録媒体を用いるとピットの深さによって3値の情報再生が可能であり、更にその深さをより限定するとRF信号・TPP信号共にバランス良く大きな振幅で得る事が出来るので信号品質が向上し、情報を再生する際のエラーが低減出来てなお好適である。
[実施形態2]
先の実施形態1ではタンジェンシャルプッシュプル信号(TPP信号)の正負に応じた2組の2値化信号を生成し、その加減算結果から記録されている情報の再生を行うものを示した。しかし同じ光記録媒体上の情報を別の手法・構成によっても同様に再生する事は可能である。
【0044】
まず先の図5に戻り、RF信号(b)の2値化信号(d)と、TPP信号(c)を正負それぞれの基準値で2値化した信号(e)(f)の関係に注目すると、(d)の変化点における(e)または(f)の出現タイミングはほぼ同一であり、しかも
(1)(d)の立ち下がりで(e)が出現すれば、再生情報は+1
(2)(d)の立ち下がりで(f)が出現すれば、再生情報は−1
(3)(d)の立ち上がりでは、再生情報は常に0
とすれば、先の実施形態1と全く同様の再生情報が得られる事が判る。
図6はこの手法・考え方により同じ情報を再生するための再生装置の主要部の構成を示している。
【0045】
構成は先の実施形態1における図4とほぼ同等であるが、加減算回路6に代わってラッチ9、10が設けられている。これらラッチ9、10の入力としてはコンパレーター4、5から出力されるパルス(図5における(e)(f))が与えられており、RF信号を2値化した信号(図5における(b))の立ち下がりでこれら入力をラッチして出力する一方、立ち上がりではこれらの入力に関わらずラッチ9、10はクリアされて0を出力される様に構成されている。
【0046】
これらラッチ9、10の出力はRF信号の2値化した信号(2値化回路8の出力)と共に、図示しない復調回路に与えられ、復調回路はラッチ9の出力が1となっていれば再生した情報は+1、ラッチ10の出力が1となっていれば再生した情報は−1、ラッチ9、10双方の出力が0であれば再生した情報は0として判断すれば良い。
【0047】
なおこの実施形態2に於いても、使用する光記録媒体のピット深さは実施形態1で述べたものが好適であるのは当然であり、メリットもそのまま享受出来る。
[実施形態3]
本発明の第3の実施形態を図7乃至図9を用いて説明する。
【0048】
図1において、D3(72nm)、D4(144nm)で表わされる深さのピットを作製し、それに対応したRF信号とTPP信号の現われ方を図7を用いて説明する。なお、ここで、λ=650nm、n=1.5であるから、D3≒λ/6n、D4≒λ/3nとなっている。
【0049】
RF信号は、ビームスポットを光記録媒体たるディスクに照射した際に受光素子A、Bに戻って来る光量の総和信号である。ビームスポットがピット上に位置する時点では、光はピットによる回折の影響を受け、受光素子への戻り光量(反射光量と言い換えても良い)が少なくなるためRF信号のレベルは低下する。
【0050】
D3、D4が上記の値になっている場合、図1より、両ピット深さでのRF信号振幅は同じになる。つまり、どちらの深さのピット上をビームスポットが通過しても、同じRF信号が得られる事となる。
【0051】
一方、TPP信号は、ビームスポットを光記録媒体たるディスクに照射した際に、その反射光のピットの長さ方向(タンジェンシャル方向)における光量の偏りを示す信号である。ビームスポットがピットのエッジに差し掛かると、光の回折方向はピットの長さ方向に偏り、その偏る方向はピットの前後何れのエッジであるかによって相違するため、受光素子A、Bの出力の差を求めると、ピットの前・後のエッジで極性が異なるパルス状の信号が得られる。
【0052】
但し、ピットの前後エッジでどちらの極性の信号が現れるかはピットの深さにも依存しており、上記の条件を満たす深さD3のピットでは、ピットの前エッジでは正方向、後エッジでは負方向に信号が出るのに対し、深さD4のピットでは、その逆となる。
【0053】
このようにピットの前後エッジでの信号の出方がD3とD4では反転しており、これを先の図1に於いてはタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が異なると表現している。
【0054】
再度図1を参照すると、上記の条件を満たす深さD3並びにD4のピット双方ではRF信号振幅、TPP信号振幅の絶対値はほぼ同等であり、TPP信号の極性のみが異なることになる。即ち、
λ/8n<D3<λ/4nかつλ/4n<D4<3λ/8n
の条件で、RF信号振幅、TPP信号振幅の絶対値はほぼ同等であり、TPP信号の極性のみが異なる深さD3、D4が存在することとなる。
【0055】
さて、ここまでは、図7のように、深さD3のピットと深さD4のピットが離れて形成されている場合を説明したものであり、深さD3のピットに+1、深さD4のピットに−1、ミラー部(非ピット部)に0を当てる事で、3値記録が可能になる。ただし、図7の場合、深さD3のピットと深さD4のピットは離れて形成されているので、±1間での遷移はできず、0と+1、もしくは0と−1の間での遷移のみが可能である。この制限は、記録密度の制限につながる。完全な3値記録を行うには、±1間での遷移を可能にする必要があり、このように作製したディスクと得られる信号について、以下に解説する。
【0056】
図8(a)(b)に示すように、ピットとピットが必ずしも離れておらず、深さD3の部位と深さD4の部位が接して存在するディスクを作製した。
【0057】
図8(a)はディスクの平面図を表わし、図8(b)はディスクの断面図を表わしている。ビームスポット(図示しない)は、ピットに沿って左から右へ移動している。
【0058】
D3、D4は、前述したようにD3≒λ/6n、D4≒λ/3nを満たしている。この時に得られるRF信号とTPP信号が図8(c)(d)である。
【0059】
図8(c)において、深さD3の部位でも深さD4の部位でもRF信号振幅が同じになるのは、図7(b)と同じ理由による。即ち、ここで選ばれているD3、D4では、図1から同じRF信号振幅が得られることになる。
【0060】
次に、図8(d)に示すTPP信号が得られる理由について説明する。
【0061】
図9はピットのエッジ部にビームスポットが位置している時の(a)平面図と(b)断面図 と(c)ディテクター上の反射光の様子を表わす図である。
【0062】
ビームスポットはピットの左エッジにある場合と右エッジにある場合の2通りについて示している。ビームスポットがピットの左エッジにある時、ディテクター上ではA部の光量のほうがB部の光量より大きくなり、演算A−Bは正の値になる。
【0063】
これに対し、ビームスポットがピットの右エッジにある場合は、ディテクター上ではA部の光量のほうがB部の光量より小さくなり、演算A−Bは負の値になる。A、B間での光量の大小関係は、このようにピットの右エッジと左エッジで逆転するわけであるが、この大小関係はピット深さにも依存しており、図1に示したTPP信号の極性反転はピット深さにより生じることとなる。具体例でいうと、深さD3(λ/6n)のピットの左エッジでA−B>0であるならば、深さD4(λ/3n)のピットの左エッジではA−B<0になる。
【0064】
ところで、ディテクターの受光素子A、Bで、上述のような光量の偏りが発生するのは、以下の理由による。
【0065】
図9(b)において、ピット左エッジからの反射光では、ピット上部からの反射光LTとピット底部からの反射光LBの干渉が起こっており、その結果として、Aの方にBよりも大きな光量が入射する事になる。ピット右エッジでは、反射光RTとRBの干渉となるが、これは、左エッジでの様子とは左右対称になる。
【0066】
従って、ディテクター上でもこの対称を反映して、Bの方にAよりも大きな光量が入射する事になる。ピット上部からの反射光とピット底部からの反射光との干渉は、当然、それらの光路差から起こるわけであるが、この光路差を決めるのがピット上部とピット底部の高低差Dである。高低差D3、D4と左右エッジとA−Bの関係をまとめると表1になる。
【0067】
【表1】
Figure 0003868178
【0068】
図8において、非ピット部から深さD3への遷移、及び、深さD3の部位から深さD4の部位への遷移においては、ともに高低差はD3であり左エッジとみなせる事から、A−B>0となる。
【0069】
深さD4の部位から深さD3の部位への遷移、及び、深さD3の部位から非ピット部への遷移は、高低差D3の右エッジとみなせるから、A−B<0である。
【0070】
非ピット部から深さD4の部位への遷移は、高低差D4の左エッジであるから、A−B<0であり、深さD4の部位から非ピット部への遷移は、高低差D4の右エッジであるから、A−B>0である。
【0071】
このようにして、図8(d)のTPP信号が得られる事となる。
【0072】
深さD3のピットに+1、深さD4のピットに−1、ミラー部(非ピット部)に0を当てる事で、3値記録が可能になるが、その理由を以下に説明する。
【0073】
今、0、−1、+1の3状態があるので、0から0、−1から−1、+1から+1への遷移も含めると、9通りの遷移がある。遷移の種類と、RF信号、TPP信号の関係を表2にまとめる。
【0074】
【表2】
Figure 0003868178
【0075】
表2から判るように、遷移前の状態が判っておれば、遷移後の状態は、TPP信号で判別する事ができる。遷移前の状態のうち、0であることは、RF信号がHighになることで判明する。したがって、0を初期値として判別すれば、その後の状態は、TPP信号を用いて、順に求める事ができる。このようにして、3値の再生が可能となる。
【0076】
次に、表2の遷移特性を実現するためのD3、D4について考察する。
【0077】
D3、D4は、λ/8n<D3<λ/4nかつλ/4n<D4<3λ/8nを満たす事で、表2のTPP信号の遷移特性を実現できるので、この条件を満足すれば3値記録が可能となる。
【0078】
更に、信号検出の精度を上げるため、RF信号振幅を両深さで同程度にしようとすると、図1より、RF信号振幅のグラフの対称性から、
D3=λ/4n−a、D4=λ/4n+a(aは正の実数)
となる。
【0079】
aを消去して、
D3+D4=λ/2n ・・・▲1▼
を満たす必要がある。
【0080】
また、TPP信号の絶対値の大きさをどの遷移においても同程度にしようとすると、少なくとも、状態0と状態+1の高低差と、状態+1と 状態−1の高低差を等しくしておく必要がある。したがって、
D3=D4−D3 ・・・▲2▼
の条件が必要になる。
▲1▼、▲2▼ より、D3=λ/6n、D4=λ/3n
が、得られる。
【0081】
従って、D3、D4は、好ましくは、
D3≒λ/6nかつD4≒λ/3n
を満たすように構成されていることが要求される。
【0082】
本実施例では、650nm波長、NA0.6の光学系を用いたが、本発明の効果は光学系に制限されるものではないことは自明である。さらに、ピット深さの値は、上記実施例で示した値に限定されるものではなく、本発明の主旨に従えば、請求項に述べた範囲の幅で様々な組み合わせが可能であることは言うまでもない。
【0083】
尚、この実施例では、D3、D4を上記のように決めたが、ピットの形状によっては、上記の深さに限定されるものではなく、深さ0と深さD3の部位を遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が、深さ0と深さD4の部位を遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と逆になっており、かつ、深さD3と深さD4の部位を遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と同じになっているように構成されておれば、本発明の主旨を満たすのは明らかである。
【0084】
【発明の効果】
本発明の光記録媒体では、基板上に2種類(D1、D2)の深さをもつピットが形成しており、かつ使用する光の波長をλ、光記録媒体の基板の屈折率をnとしたとき、
0<D1<λ/4nかつλ/4n<D2<λ/2n
を満たすように構成されている。
【0085】
従ってその深さの違いによりタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が相違するため、ピット深さを変える事で従来の2値記録では無く更に高密度の3値記録を施した光記録媒体の実現が可能となる。
【0086】
また本発明の光記録媒体では、上記ピットの深さD1並びにD2が、
λ/8n<D1<λ/4nかつλ/4n<D2<3λ/8n
を満たすように構成されている。
【0087】
従ってRF信号、タンジェンシャルプッシュプル信号の双方共にバランス良く大きな振幅のものを得る事が出来、再生時の信号品質が向上して再生エラーを低減する事が出来る。
【0088】
本発明の光記録情報の再生方法は、光記録媒体の反射光量に基く信号とタンジェンシャルプッシュプル信号を組み合わせて記録データを再生することを特徴としている。従って従来の様に反射光量に基く、所謂RF信号だけから2値の記録データを再生するものよりも多値の記録データを再生する事が出来る。
【0089】
また本発明の光記録情報の再生方法では、光記録媒体からの反射光量に基く信号の変化点におけるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性に基き情報を再生する事を特徴としている。従ってピットの深さによって変化するタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が、ピット毎に一定していて変化しない従来の2値記録の光記録媒体の情報も再生する事が可能である。
【0090】
本発明の光記録情報の再生方法では、上記タンジェンシャルプッシュプル信号の極性に基き3値の情報を再生する事を特徴としている。従って従来の2値記録よりも高密度の情報記録が可能な3値記録の光記録媒体から情報の再生が可能である。
【0091】
本発明の光記録情報の再生方法では、上記光記録媒体上のタンジェンシャルプッシュプル信号を正負それぞれの基準値を越えた事を示す2組の2値化信号に変換し、これら第2の2値化信号の各組を正負の信号として加減算し、その加減算の結果に基づき情報を再生する事を特徴としている。従って簡単な手法で3値記録された光記録媒体の情報を再生する事が可能である。
【0092】
また本発明の光記録情報の再生方法では、上記光記録媒体からの反射光量に基く信号を第1の2値化信号に変換すると共に、タンジェンシャルプッシュプル信号を正負それぞれの極性で所定の基準値を越えた事を示す2組の第2の2値化信号に変換し、第1の2値化信号の変化点に於いて第2の2値化信号を観測して情報を再生する事を特徴としている。従ってまた別の簡単な手法で3値記録された光記録媒体の情報を再生する事が可能である。
【0093】
そして本発明の光記録情報の再生方法では、前記光記録媒体を用いる事を特徴としている。従って実現可能な3値記録された光記録媒体からの再生信号の品質も向上し、再生エラーを低減する事が出来る。
【0094】
本発明の光記録情報の再生装置では、光記録媒体上のピットからの反射光量とタンジェンシャルプッシュプル信号を組み合わせて記録データを再生することを特徴としている。従って従来の様に反射光量に基く、所謂RF信号だけから2値の記録データを再生するものよりも多値の記録データを再生する装置を実現する事が出来る。
【0095】
本発明の光記録情報の再生装置においては、光記録媒体からの反射光量に基く信号の変化点におけるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性に基き情報を再生する事を特徴としている。従ってタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が、ピットの深さが一定であるためにピット毎に一定していて変化しない従来の2値記録の光記録媒体の情報も再生する事が可能である。
【0096】
本発明の光記録情報の再生装置では、光記録媒体からの反射光量に基く信号の変化点におけるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性に基き3値の情報を再生する事を特徴としている。従って従来の2値記録よりも高密度の情報記録が可能な3値記録の光記録媒体から情報の再生が可能である。
【0097】
本発明の光記録情報の再生装置では、上記光記録媒体上のタンジェンシャルプッシュプル信号を正負それぞれの基準値を越えた事を示す2組の2値化信号に変換し、これら第2の2値化信号の各組を正負の信号として加減算し、その加減算の結果に基づき情報を再生する事を特徴としている。従って簡単な構成で3値記録された光記録媒体の情報を再生する事が可能である。
【0098】
そして本発明の光記録情報の再生装置では、上記光記録媒体からの反射光量に基く信号を第1の2値化信号に変換すると共に、タンジェンシャルプッシュプル信号を正負それぞれの極性で所定の基準値を越えた事を示す2組の第2の2値化信号に変換し、第1の2値化信号の変化点に於いて第2の2値化信号を観測して情報を再生する事を特徴としている。従ってまた別の簡単な構成で3値記録された光記録媒体の情報を再生する事が可能である。
【0099】
更に本発明の光記録情報の再生装置では、前記光記録媒体を用いる事を特徴としている。従って実現可能な3値記録された光記録媒体からの再生信号の品質も向上し、再生エラーを低減する事が出来る。
【0100】
また、本発明の光記録媒体では、基板上に、少なくとも2種類の深さからなる部位を形成して、情報が記録されており、前記2種類の部位の深さD1並びにD2(実施形態3では、それぞれD3、D4として説明している)がλ/8n<D1<λ/4nかつλ/4n<D2<3λ/8n好ましくは、D1≒λ/6nかつD2≒λ/3nを満たすように構成されているので、従来の2値記録では無く、更に高密度の3値記録を施した光記録媒体の実現が可能となる。
【0101】
また、光記録情報の再生方法では、上記光記録媒体の再生において、反射光量に基く信号と、深さが異なる際に生じるタンジェンシャルプッシュプル信号を組み合わせて記録データを再生することで、3値記録された情報を再生する事ができる。
【0102】
更に、光記録情報の再生装置では、光記録媒体上からの反射光量とタンジェンシャルプッシュプル信号を組み合わせて記録データを再生することを特徴としている。従って従来の様に反射光量に基く、所謂RF信号だけから2値の記録データを再生するものよりも多値の記録データを再生する装置を実現する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピット深さとタンジェンシャルプッシュプル信号振幅、RF信号振幅の関係を表わす図である。
【図2】タンジェンシャルプッシュプル信号を説明する図である。
【図3】ピット深さとRF信号、タンジェンシャルプッシュプル信号の様子を表わす図である。
【図4】本発明の第1の実施例の内、情報の再生装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の構成の再生装置の波形や動作を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施例にかかる、情報の再生装置の主要部のまた別の構成を示す図である。
【図7】ピット深さとRF信号、タンジェンシャルプッシュプル信号の様子を表わす図である。
【図8】本発明の実施例にかかるディスクと、再生信号を示す図である。
【図9】ピットのエッジとタンジェンシャルプッシュプル信号の関係を説明する図である。
【符号の説明】
1・・ディテクター
2・・差動アンプ゜
3・・加算アンプ
4・・コンパレーター
5・・コンパレーター
6・・加減算回路
7・・等化回路
8・・2値化回路
9、10・・ラッチ

Claims (6)

  1. 記録媒体の基板上に、2種類の深さからなる部位を形成し、かつ前記2種類の深さからなる部位が必ずしも離れておらず前記2種類の深さからなる部位が接して存在するよう形成して、情報が記録されており、
    使用する光の波長をλ、光記録媒体の基板の屈折率をnとしたとき、前記2種類の部位の深さD3及びD4はλ/8n<D3<λ/4nかつλ/4n<D4<3λ/8nを満たし、
    照射されたビームスポットが深さ0と深さD3の部位を遷移する際に、光記録媒体のトラック方向に2分割された受光素子の検出出力の差信号として得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が、深さ0と深さD4の部位を遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と逆になっており、かつ深さD3と深さD4の接する部位を直接遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と同じになるように構成され、タンジェンシャルプッシュプル信号と前記2分割された受光素子の検出出力の和信号として得られるRF信号の論理演算処理を行なうことで、3値記録された記録情報の再生を行う光記録媒体の光記録情報再生方法。
  2. 前記2種類の部位の深さD3及びD4を、D3+D4=λ/2nとした請求項に記載の光記録媒体の光記録情報再生方法。
  3. 前記2種類の部位の深さD3及びD4を、D3=λ/6n、及びD4=λ/3nとした請求項に記載の光記録媒体の光記録情報再生方法。
  4. 記録媒体の基板上に、2種類の深さからなる部位を形成し、かつ前記2種類の深さからなる部位が必ずしも離れておらず前記2種類の深さからなる部位が接して存在するよう形成して、情報が記録されており、
    使用する光の波長をλ、光記録媒体の基板の屈折率をnとしたとき、前記2種類の部位の深さD3及びD4はλ/8n<D3<λ/4nかつλ/4n<D4<3λ/8nを満たし、
    照射されたビームスポットが深さ0と深さD3の部位を遷移する際に、光記録媒体のトラック方向に2分割された受光素子の検出出力の差信号として得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性が、深さ0と深さD4の部位を遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と逆になっており、かつ深さD3と深さD4の接する部位を直接遷移する際に得られるタンジェンシャルプッシュプル信号の極性と同じになるように構成され、タンジェンシャルプッシュプル信号と前記2分割された受光素子の検出出力の和信号として得られるRF信号の論理演算処理を行なうことで、3値記録された記録情報の再生を行う光記録媒体の光記録情報再生装置。
  5. 前記2種類の部位の深さD3及びD4を、D3+D4=λ/2nとした請求項に記載の光記録媒体の光記録情報再生装置。
  6. 前記2種類の部位の深さD3及びD4を、D3=λ/6n、及びD4=λ/3nとした請求項に記載の光記録媒体の光記録情報再生装置。
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