JP3868139B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、像担持体上に形成された静電潜像を可視化するための液体現像剤を収容する現像剤収容タンクと、上記液体現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体に上記液体現像剤を塗布する現像剤塗布手段とを有する現像手段を具備した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体現像剤を用いて顕像化する画像形成装置では、絶縁性液体中にトナーを分散した液体現像剤によって像担持体上に形成された静電潜像を現像する。現像においては液体現像剤は帯電したトナーが絶縁性液体中を静電気の力によって移動し、静電潜像を現像する。このため、この移動距離が短いほど現像効率が向上する。そのためには、現像剤担持体上に液体現像剤のミクロン単位の薄層を形成し、この薄層化された液体現像剤を像担持体に接触させて現像することが望ましい。このことは、特に100〜10000mPa・sの高粘度の液体現像剤を用いる場合により顕著である。
【0003】
このような液体現像剤の薄層を形成するための手段として、本出願人は、特願平10−270207号において、その表面に規則的な彫刻がなされたローラを用い、このローラにブレードを当接することで液体現像剤の量を計量し、これを現像剤担持体へ転写塗布することで均一な薄層を形成する手段を開示している。この際、この塗布ローラの端部での液体現像剤の処理が問題となる。
【0004】
例えば、図9に示すように、現像剤担持体1の幅方向の長さを塗布ローラ2の長さよりも長くした場合、塗布ローラ2上でブレードによって除外された液体現像剤は塗布ローラ2の端面2bへまわり、ここから、現在剤担持体1へ付着し、結果的に現像剤担持体1上で塗布面の両端部に付着量の多い不均一塗布領域1bを形成してしまう。この不均一塗布領域1bを使用して現像すると画像濃度が濃くなってしまう。この不均一塗布領域1bを画像領域から外した場合でも、塗布量が多いため、像担持体と現像剤担持体1の形成する電界による制御が利かず、像担持体へ液体現像剤が付着し、無駄に液体現像剤を消費してしまう。これを防止するために、従来の装置ではこの塗布ローラ2の端面2bから余分な液体現像剤を除去するためのブレードやスポンジ等のクリーニング部材が取り付けられているが、完全に除去することは難しい。
【0005】
また、逆に現像剤担持体の長さを塗布ローラの長さよりも短くした場合、塗布ローラの端面に付着した液体現像剤が現像剤担持体へ付着することは防止できるが、現像剤担持体の全面に液体現像剤が塗布されることになり、塗布時、あるいは、現像時に液体現像剤が現像剤担持体の端面へまわり込んでしまい、ここが、新たな不均一塗布領域となってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上記液体現像剤の無駄な消費を防ぐことができ、しかも、上記現像剤担持体に該液体現像剤の均一な塗布層を形成して、画像品質を向上させることのできる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体上に形成された静電潜像を可視化するための液体現像剤を収容する現像剤収容タンクと、上記液体現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体に上記液体現像剤を塗布する現像剤塗布手段とを有する現像手段を具備した画像形成装置において、上記現像剤塗布手段は、両端部に中央部の塗布領域よりも径の大きな段差ローラ部からなる非塗布領域を有する塗布ローラであって、該塗布ローラの非塗布領域を含めた長さが、上記現像剤担持体の幅方向の長さよりも長く、かつ、該塗布ローラの塗布領域の長さが、該現像剤担持体の幅方向の長さよりも短いものであり、上記塗布ローラの両段差ローラ部に当接して余分な液体現像剤を該塗布ローラからかき落とす余剰液除去手段を有することを特徴とするものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記現像剤担持体上の現像後の液体現像剤を除去するための除去手段を有し、該除去手段によって除去する現像剤担持体上の領域の、該現像剤担持体幅方向の長さが、上記塗布ローラの塗布領域の長さよりも長く、かつ、該現像剤担持体の幅方向の長さよりも短いことを特徴とするものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、上記余剰液除去手段は余剰液除去ローラであることを特徴とするものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記余剰液除去ローラは表面に弾性体を有し、該弾性体の硬度がJISAで30度以上70度以下であることを特徴とするものである。
【0012】
請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記余剰液除去ローラは駆動手段を有さず、上記塗布ローラの回転によって連れまわりすることによって回転することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である電子写真複写機(以下、単に「複写機」という。)に適用した一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る複写機全体の構成及び動作について説明する。
図1は、実施形態に係る複写機全体の構成を示す概略図である。本実施形態の複写機は、像担持体としての感光体10の周囲に、帯電手段としての帯電ローラ11と、書込手段としての露光装置12と、現像手段としての液体現像装置20と、転写手段としての転写装置14と、クリーニング手段としてのクリーニング装置15とを有する。また、上記転写装置14によりトナー像が転写される転写紙17は、給紙部16から給紙搬送路を通って転写装置14を通過し、定着手段としての定着装置18へ搬送される。
【0014】
上記感光体10は、上記帯電ローラ11で帯電された後、上記露光装置12により画像に応じた光が照射されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、上記液体現像装置20によって液体現像剤13により現像されて可視化される。本実施形態で使用する液体現像剤13は、例えばジメチルポリシロキサンオイル等の絶縁性液体からなるキャリア液の中にトナーを高濃度で分散し、100〜10000mPa・sの高粘度を有するように調製されている。この液体現像剤13により感光体10上に形成されたトナー像は、上記転写装置14によって上記給紙部16から搬送されてきた転写紙17に転写される。そして、転写紙17に転写されたトナーは、上記定着装置18に送られ、熱及び圧力の作用を受けて該転写紙17に定着する。また、上記感光体10に残留した転写残現像剤は、上記クリーニング装置15によって除去され、画像形成工程を終了し、以後、上述した処理を繰り返す。
【0015】
次に、上記複写機の液体現像装置20の構成について説明する。
図2は、液体現像装置20の構成を示す説明図である。
本実施形態に係る液体現像装置20は、液体現像剤13を収容する現像剤収容タンク21を有する。この現像剤収容タンク21の内部には、現像剤担持体としての現像ローラ22と、現像剤塗布手段としての塗布ローラ23と、上記液体現像剤13の塗布量を計量するメータリング手段としてのメータリングブレード24と、上記現像ローラ22上に残留した残留現像剤を回収するクリーニングブレード25と、上記液体現像剤13を循環・攪拌させる現像剤循環・攪拌手段としての一対のスクリュー26a、26bとが設けられている。
【0016】
塗布ローラ23は液体現像剤13にその一部が浸かっており、塗布ローラ23上に付着した液体現像剤13をメータリングブレード24で計量し、これを現像ローラ22上に塗布することで液体現像剤13の薄層を形成している。この液体現像剤13によって潜像を現像し、現像後の液体現像剤13はクリーニングブレード25によって現像ローラ22上から除去される。なお、一対のスクリュー26a、26bによって、現像剤収容タンク21内の液体現像剤13を循環・攪拌して、液体現像剤13の状態、粘性および分散状態を常に同一に保つことができる。
【0017】
現像が繰り返されて現像剤収容タンク21内の液体現像剤13の量が減少した場合には、図示しない液体現像剤貯蔵部より液体現像剤13が供給されるので、常に塗布ローラ23上に液体現像剤13が供給できる状態に保たれている。
【0018】
塗布ローラ23によって現像ローラ22上に液体現像剤13の薄層を形成する構成及び動作について、さらに詳しく説明する。
図3(a)は、両端部に非塗布領域を設けた塗布ローラ23とドクタ27が当接している状態の説明図である。図3(b)は、ドクタ27で塗布ローラ23上の液体現像剤13を規制している状態を示す側面図である。また、図4は、塗布ローラ23によって、液体現像剤13を現像ローラ22へ塗布した状態を示す説明図である。
【0019】
塗布ローラ23は、現像ローラ22上へ塗布される液体現像剤13の不均一な領域をなくすために、両端部に中央部の塗布領域23aよりも若干径の大な段差ローラ部23bを有している。また、塗布ローラ23の端部23cが現像ローラ22に接触することと、塗布領域23aに現像ローラ22の端部22cが入ることとを防止するために、塗布ローラ23は、軸部23sを除く長さが現像ローラ22の長さより長く、かつ、塗布領域23aの長さを現像ローラ22の長さよりも短く構成している。
【0020】
そして、両端部の段差ローラ部23bに、余分な液体現像剤13を除去するためのブロック状のドクタ部材27を接触させる。塗布ローラ23に付着した液体現像剤13のうち両端部の段差ローラ部23bではドクタ部材27によって完全に除去される。また、中央の塗布領域23aにおいては段差ローラ部23bとの段差により、塗布ローラ23とドクタ部材27との間に隙間が生じ、この隙間に液体現像剤13が残されるので、これを現像ローラ22に塗布することで薄膜を形成することができる。
なお、ドクタ部材27としては、ブロック状の形状のほか、ローラ形状のものなども考えられる。
【0021】
なお、現像後に現像ローラ22に残った液体現像剤13については、これを除去しないと画像パターンがゴーストとなって影響してしまうので、これをクリーニングするためのクリーニングブレード25を配設している。
図5(a)は、クリーニングブレード25の長さと、現像ローラ22の長さと、塗布ローラ23の長さとの関係を示す図である。
ここで、ブレード25の長さを現像ローラ22よりも長くすると、クリーニングした液体現像剤13の一部が現像ローラ22の端面にまわり込んでしまう。逆に、クリーニングブレード25の長さを現像ローラ22よりも短くすると、クリーニングブレード25の両端部に対応した現像ローラ22上に液リング28が発生してしまう。そこで、本発明においては、クリーニングブレード25の幅方向の長さと、現像ローラ22の長さと、塗布ローラ23の長さと、塗布領域23aの長さとの関係を、以下のように構成している。
【0022】
【式1】
L<25L<22L<23L
ここで、Lは塗布領域23aの長さ、25Lはクリーニングブレード25の長さ、22Lは現像ローラ22の長さ、23Lは塗布ローラ23の長さである。
【0023】
上記式1のように各部材の長さを構成しておくことによって、クリーニングブレード25でクリーニングした液体現像剤13の一部が、現像ローラ22の端面へまわり込むことを防止することができる。また、図5(b)に示すように、クリーニングブレード25の両端部に対応した現像ローラ22上に発生した上記液リング28は、塗布ローラ23の非塗布領域である段差ローラ部23bとの当接部29で除去されるため現像時に影響を与えることがなく、液体現像剤13の無駄な消費を抑えることができる。
【0024】
以上のような構成及び動作によって、余分な液体現像剤13の消費を防ぐとともに、現像ローラ22上に液体現像剤13の均一な厚さの薄層を形成することが可能になる。
【0025】
〔変形例1〕
上記実施形態1に示した塗布ローラ23は、両端に設けられた段差ローラ部23bの段差とドクタ部材27とのギャップによって塗布量が決められるため、現像ローラ22上に液体現像剤13の薄層を形成する場合に非常に高い機械精度が要求される。そこで、本変形例では塗布ローラとして両端に非彫刻領域を備えた計量ローラであるアニロックスローラ30を使用した。
【0026】
図6(a)、(b)は、アニロックスローラ30と、メータリングブレード24と、現像ローラ22とを示した図である。このアニロックスローラ30は、その中央部の表面に凹凸の彫刻部30aを有しており、表面に供給された液体現像剤13のうち余分なものをメータリングブレード24を当接させることで除去して表面の凹凸の彫刻部30aによって塗布量を規制する計量ローラとなっている。このアニロックスローラ30を用いることにより、アニロックスローラ30の外径精度等の機械精度に依存しないで安定した計量が可能となる。
さらに、図6(a)に示すように、両端部に非彫刻領域30bを設けることで、非塗布領域を作ることが可能である。
【0027】
なお、塗布ローラ23としてアニロックスローラ30を用い、これにメータリングブレード24を当接させて液体現像剤13の余剰液を除去して計量を行う場合、この余剰液除去用のメータリングブレード24とアニロックスローラ30との間に紙紛やほこりなどのゴミが入ると、その部分では正確に計量することができずに、すじ状の塗布むらとなり、画像品質を低下させてしまう虞がある。また、一度ゴミが詰まってしまうとメータリングブレード24の当接を解除しない限りこれを取り除くことは困難である。
【0028】
そこで、液体現像剤13の余剰液除去の計量手段としてメータリングブレード24にかえてドクタローラ31を用いることができる。
図7は、ドクターローラ31とアニロックスローラ30との当接部において、互いに逆方向に回転する構成としたことを示す図である。ドクタローラ31をアニロックスローラ30の回転方向に対して逆方向に回転させることによって、詰まったゴミを除去することができる。この場合には、ドクターローラ31表面の液体現像剤13をブレード32によって除去する必要がある。
また、図8は、ドクターローラ31とアニロックスローラ30との当接部において、互いに同方向に回転する構成としたことを示す図である。ドクタローラ31をアニロックスローラ30の回転方向に対して同じ方向に回転させることによって、詰まったゴミを除去することができる。
【0029】
ドクタローラ31の表面の材質としては、ドクタローラ31の機能上、アニロックスローラ30と幅方向全域にわたって接触する必要があり、金属では機械精度上困難である。そこで、表面に弾性体31aを巻いた構成とした。この弾性体31aの硬度としては、柔らかすぎるとアニロックスローラ30の彫刻部に弾性体31aが入り込んでしまい必要以上に液体現像剤13を除去してしまう問題があり、硬すぎるとアニロックスローラ30と幅方向全域にわたって接触することが困難になることから、JISAの硬度で30度以上70度以下とした。
【0030】
また、弾性体31aとしてゴムを巻いたドクタローラ31を、アニロックスローラ30との間の摩擦力によって連れ廻りさせて回転させると、ドクタローラ31に駆動力を伝達する必要がなくなり、簡略な構成とすることが可能となる。アニロックスローラ30の表面には凹凸が形成されているため、表面部がゴムで構成されたドクタローラ31を当接することで、ドクタローラ31を滑ることなく回転させることができるためである。
【0031】
【発明の効果】
請求項1、2、3、4及び5の発明によれば、上記現像剤担持体の幅方向の長さが、上記塗布ローラの塗布領域よりも長く、かつ、該塗布ローラの非塗布領域を含めた長さよりも短い。このため、該塗布ローラの両端が該現像剤担持体と当接せず、該現像剤担持体の両端も該塗布領域に当接することがないので、上記液体現像剤が該現像剤担持体の両端面や該塗布ローラの両端面にまわり込むことがない。このことによって、該液体現像剤の無駄な消費を防ぐことができ、しかも、該現像剤担持体に該液体現像剤の均一な塗布層を形成して、画像品質を向上させることが可能になるという優れた効果がある。
【0032】
特に、請求項2の発明によれば、上記除去手段の幅方向の長さが、上記塗布ローラの塗布領域の長さよりも長く、かつ、上記現像剤担持体の幅方向の長さよりも短い。このため、該現像剤担持体上に、該除去手段の両端部に対応した液リングが発生しても、該塗布ローラの非塗布領域で該液リングを除去することができる。このことによって、該液体現像剤の無駄な消費を防ぐことができるという優れた効果がある。
【0034】
特に、請求項3の発明によれば、上記塗布ローラに当接して余分な液体現像剤をかき落とすための余剰液除去ローラを有しているので、該塗布ローラと余剰液除去ローラとの間に異物が混入しても、該異物を除去することができる。また、該余剰液塗布ローラを該塗布ローラの回転方向に対して逆方向に回転させることによって、混入した異物を確実に除去することができる。このことによって、該現像剤担持体上に生じる該塗布ローラの余剰液除去手段への異物混入によって生じる該液体現像剤の不均一塗布を防止して、該液体現像剤の均一な塗布層を該現像剤担持体上に形成することができるという優れた効果がある。
【0035】
特に、請求項4の発明によれば、上記余剰液除去手段であるローラ表面の弾性体の硬度は、JISAの硬度で30度以上70度以下であるため、該弾性体が柔らかすぎて上記塗布ローラの彫刻部に入り込んで上記液体現像剤を過剰に除去してしまうことを防止することができる。また、該弾性体が硬すぎて該塗布ローラとの当接部の全域で接触することが困難なことによる、該液体現像剤の除去不良を防止することができる。これらのことによって、該塗布ローラで正確に該液体現像剤を計量することができ、上記現像剤担持体に均一な薄層を形成することが可能になるという優れた効果がある。
【0036】
特に、請求項5の発明によれば、上記余剰液除去ローラは、上記塗布ローラによって連れ廻りして回転する。このことによって、該余剰液除去ローラを駆動させるための特別な駆動手段を設けなくても、該塗布ローラで正確に該液体現像剤を計量することができ、上記現像剤担持体に均一な薄層を形成することが可能になるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に複写機の要部概略構成図。
【図2】現像装置の構成説明図。
【図3】(a)は、両端部に非塗布領域を設けた塗布ローラとドクタが当接している状態の説明図。(b)は、ドクタで塗布ローラ上の液体現像剤を規制している状態を示す側面図。
【図4】塗布ローラによって、液体現像剤を現像ローラへ塗布した状態を示す説明図。
【図5】(a)は、クリーニングブレードの全長と、現像ローラの全長と、塗布ローラの全長との関係を示す図。(b)は、クリーニングブレードで発生した液リングを塗布ローラで除去する状態を示す図。
【図6】(a)、(b)は、アニロックスローラと、メータリングブレードと、現像ローラとを示した図。
【図7】ドクターローラとアニロックスローラとの当接部において、互いに逆方向に回転する構成としたことを示す図。
【図8】ドクターローラとアニロックスローラとの当接部において、互いに同方向に回転する構成としたことを示す図。
【図9】従来の塗布ローラで現像剤担持体に現像剤の薄層を形成した状態の説明図。
【符号の説明】
10 感光体
13 液体現像剤
20 液体現像装置
21 現像剤収容タンク
22 現像ローラ
23 塗布ローラ
23a 塗布領域
23b 非塗布領域
24 メータリングブレード
25 クリーニングブレード
26a、26b 循環・攪拌スクリュー
27 ドクタ
28 液リング
30 アニロックスローラ
Claims (5)
- 像担持体上に形成された静電潜像を可視化するための液体現像剤を収容する現像剤収容タンクと、上記液体現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体に上記液体現像剤を塗布する現像剤塗布手段とを有する現像手段を具備した画像形成装置において、
上記現像剤塗布手段は、両端部に中央部の塗布領域よりも径の大きな段差ローラ部からなる非塗布領域を有する塗布ローラであって、該塗布ローラの非塗布領域を含めた長さが、上記現像剤担持体の幅方向の長さよりも長く、かつ、該塗布ローラの塗布領域の長さが、該現像剤担持体の幅方向の長さよりも短いものであり、
上記塗布ローラの両段差ローラ部に当接して余分な液体現像剤を該塗布ローラからかき落とす余剰液除去手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記現像剤担持体上の現像後の液体現像剤を除去するための除去手段を有し、
該除去手段によって除去する現像剤担持体上の領域の、該現像剤担持体幅方向の長さが、上記塗布ローラの塗布領域の長さよりも長く、かつ、該現像剤担持体の幅方向の長さよりも短いことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2の画像形成装置において、
上記余剰液除去手段は余剰液除去ローラであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3の画像形成装置において、
上記余剰液除去ローラは表面に弾性体を有し、該弾性体の硬度がJISAで30度以上70度以下であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4の画像形成装置において、
上記余剰液除去ローラは駆動手段を有さず、上記塗布ローラの回転によって連れまわりすることによって回転することを特徴とする画像形成装置。
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