JP3867780B2 - ケーブルボックス、電気機器システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブルボックス及び電気機器システムに関し、特に、携帯情報端末などの小型の電気機器を他の電気機器に接続するためのケーブルボックス及び電気機器システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ノート型PCやPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯情報端末は、携帯性に優れており、デスクトップPCのデータを持ち歩いたり、外出先でインターネットに接続してメールを送受信するために使用されている。今後はさらに、携帯情報端末のデータをデスクトップPCを介さずに直接プリンタに出力したり、スピーカに出力して音楽を楽しんだり、マイクから音声を録音したり、キーボードから文字を入力したり、モニタに画像を出力するなど、携帯情報端末を様々な周辺機器に接続する必要が高まると予想される。また、各人が携帯情報端末を持ち歩く程に普及するようになれば、ユーザごとにケーブルを差し替えなくても、各ユーザの携帯情報端末が周辺機器を共有し、処理の順番を待って自動的に作業を行うようにすることが望ましい。
【0003】
従来、多数の電気機器を簡易な構成で接続するための工夫は、例えば、特許第3031817号公報、特許第2763274号公報、特許第2538823号公報に示されている。特許第3031817号公報では、ゲームを行うためのジョイスティック、MIDI−IN、MIDI−OUT、MIDI−THRUを1つのケーブルボックスによってデスクトップPCに接続できるインターフェース装置が記載されている。特許第2763274号公報では、多数のワークステーションを少ないケーブル数でハブに接続するために、イーサネット(登録商標)パネル(”イーサネット”は登録商標)及び配線パネルの機能をまとめたケーブルモジュールが記載されている。特許第3031817号公報では、高周波及び低周波の信号の伝送を共に行えるハイブリッドコネクタが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に記載された発明はいずれも、デスクトップPCやワークステーションに電気機器を接続するためのケーブルの数やハードウェアの数を削減するものである。
しかし、多数の携帯情報端末によって周辺機器を共有する場合には、図1に示すように、携帯情報端末の台数と同数のケーブルをケーブルボックスに接続する必要があり、ケーブルボックスが大型になってしまう恐れがある。
【0005】
また、携帯情報端末は、機種ごとに特別な形状のコネクタを有し、ケーブルボックスに接続するために専用のケーブルを要する場合が多い。しかし、各機種に共通のケーブルを用いるために新たなコネクタを設けると、携帯情報端末の小型化、薄型化を妨げ、携帯性を損なう恐れがある。
本発明の目的は、携帯情報端末などの小型の電気機器において、ケーブルボックスの大型化を防止しつつ、複数の電気機器が周辺機器を共有できるようにすることにある。
【0006】
また、本発明の別の目的は、携帯情報端末などの小型の電気機器において、特別なコネクタや専用のケーブルを用いず、かつ、携帯性を妨げることなく、周辺機器に接続できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係るケーブルボックスは、第1電気機器群の各電気機器と用途の異なる電気機器を含む第2電気機器群の各電気機器と、を電気的に接続するケーブルボックスに関する。以下、第1電気機器群に含まれる各電気機器を第1電気機器と称し、第2電気機器群に含まれる各電気機器を第2電気機器と称する。
【0008】
第1電気機器は、例えば、ノート型PC、ハンドヘルドPC、PDA(Personal Digital Assistance)などの携帯情報端末、携帯電話、ディジタルカメラなどの小型の電気機器である。なお、第1電気機器は、小型の電気機器だけでなく、デスクトップPC、ディジタルテレビなど他の電気機器であっても良い。第2電気機器は、ケーブルボックスのコネクタにケーブルで接続される電気機器であり、例えば、プリンタ、スピーカ、マイク、キーボード、モニタなどの周辺機器である。なお、第2電気機器は、第1電気機器と同様に、携帯情報端末などであっても良い。
【0009】
ケーブルボックスは、第1電気機器群の各電気機器との間でブルートゥース電波を送受信するアンテナと、用途の異なる電気機器を含む第2電気機器群の各電気機器とケーブルで接続するための複数のコネクタと、ブルートゥースモジュール、ブルートゥースモジュールがサポートする規格の第1ドライバ回路、ブルートゥースモジュールがサポートしていない規格の第2ドライバ回路及び信号の規格を相互に変換するコンバータを有し、アンテナで受信したブルートゥース電波を各コネクタに適合する各電気信号に変換して出力すると共に、各コネクタで受信した各電気信号をブルートゥース電波に変換してアンテナに出力する変換回路と、通信中の第1電気機器群の電気機器の種類名と第2電気機器群の電気機器の種類名とを表示することによって、第1電気機器群の各電気機器と第2電気機器群の各電気機器との間の通信状態を表示する表示装置と、第1電気機器群の各電気機器にブルートゥース電波を送信している場合、又は、第2電気機器群の各電気機器に電気信号を送信している場合に点灯するLEDと、第1電気機器群の各電気機器からブルートゥース電波を受信している場合、又は、第2電気機器群の各電気機器から電気信号を受信している場合に点灯するLEDとを有している。
【0010】
このケーブルボックスでは、アンテナによって第1電気機器と無線通信し、第1ドライバ回路によって、アンテナとコネクタとの間で電気信号を送受信する一方、コンバータ及び第2ドライバ回路によって、アンテナとコネクタとの間で電気信号を送受信し、各コネクタによって、ケーブルに接続されている第2電気機器と有線通信する。このようにして、第1電気機器と第2電気機器とが通信可能に接続される。
【0011】
ブルートゥースモジュールがサポートするSerial、USB、オーディオのいずれかのコネクタに接続された第2電気機器と信号を送受信する場合には、信号の規格を相互に変換するコンバータは必要ない。一方、上記以外の規格のコネクタに接続された第2電気機器とデータを送受信する場合には、信号の規格を相互に変換するコンバータを、ブルートゥースモジュールとドライバ回路との間に設ける必要がある。
【0015】
このケーブルボックスによれば、ブルートゥース搭載の携帯情報端末等はケーブルボックスと無線通信可能であり、これらの間をケーブルで接続する必要ない。従って、多数の携帯情報端末等に周辺機器を共有させるために多数のケーブルをケーブルボックスに接続する必要がなく、ケーブルボックスが大型化するのを防止できる。
【0016】
また、ケーブルボックスによれば、携帯情報端末等は、ブルートゥース電波で通信するので、通信用のコネクタが必要ない。従って、携帯情報端末の小型化、薄型化を図ることができ、携帯性を保持することができる。さらに、このケーブルボックスは、変換回路は、ブルートゥースモジュールと第1ドライバ回路とを有している。ブルートゥースモジュールは、アンテナに接続されており、ブルートゥース電波と電気信号との変換を行う。第1ドライバ回路は、ブルートゥースモジュールと複数のコネクタの1つとに接続されており、電気信号を変換する。
【0017】
この場合、コネクタは、ブルートゥースモジュールがサポートするSerial、USB、オーディオのいずれかの規格に対応しており、コンバータは必要ない。このケーブルボックスによれば、信号の規格を相互に変換するコンバータを設ける必要がなく、小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0018】
また、このケーブルボックスによれば、変換回路は、ブルートゥースモジュールとコンバータと第2ドライバ回路とを有している。ブルートゥースモジュールは、アンテナに接続されており、ブルートゥース電波と電気信号との変換を行う。コンバータは、ブルートゥースモジュールに接続されており、電気信号の規格を相互に変換する。第2ドライバ回路は、コンバータと複数のコネクタの1つとに接続されており、電気信号を相互に変換する。
【0019】
この場合、コネクタは、ブルートゥースモジュールがサポートしていない規格、例えばパラレル(セントロニクス)である。ブルートゥースモジュールから出力される例えばUSB信号は、コンバータによってUSB信号からパラレル信号に変換され、ドライバ回路で所定の処理が施された後、パラレルのコネクタに出力される。一方、コネクタに入力されたパラレル信号は、コンバータによってパラレル信号からUSB信号に変換され、ドライバ回路で所定の処理が施された後、ブルートゥースモジュールに出力される。
【0020】
このケーブルボックスによれば、携帯情報端末等は、ブルートゥースモジュールがサポートしている規格だけでなく、ブルートゥースモジュールがサポートしていない規格のコネクタに接続される周辺機器と通信可能である。
また、このケーブルボックスによれば、変換回路は、アンテナに接続されており、ブルートゥース電波と電気信号との変換を行うブルートゥースモジュールと、ブルートゥースモジュールと複数のコネクタの1つとに接続されており、電気信号を変換する第1ドライバ回路と、ブルートゥースモジュールに接続されており、電気信号の規格を相互に変換するコンバータと、コンバータと前記複数のコネクタの1つとに接続されており、電気信号を変換する第2ドライバ回路とを有している。
【0021】
このケーブルボックスによれば、ブルートゥースモジュールがサポートしている規格だけでなくそれ以外の規格のコネクタに接続される周辺機器とも通信可能である。
第2発明に係る電気機器システムは、第1電気機器群と、用途の異なる電気機器を含む第2電気機器群と、第1電気機器群の各電気機器と第2電気機器群の各電気機器とを電気的に接続するケーブルボックスとを備えている。
そして、ケーブルボックスは、第1電気機器群の各電気機器との間でブルートゥース電波を送受信するアンテナと、用途の異なる電気機器を含む第2電気機器群の各電気機器をケーブルで接続するための複数のコネクタと、前記アンテナに接続されておりブルートゥース電波と電気信号との変換を行うブルートゥースモジュール、前記ブルートゥースモジュールと前記複数のコネクタの1つとに接続されており電気信号を変換する第1ドライバ回路、前記ブルートゥースモジュールに接続されており電気信号の規格を相互に変換するコンバータ及び前記コンバータと前記複数のコネクタの1つとに接続されており電気信号を変換する第2ドライバ回路、を有して、アンテナで受信したブルートゥース電波を各コネクタに適合する各電気信号に変換して出力すると共に、各コネクタで受信した各電気信号をブルートゥース電波に変換してアンテナに出力する変換回路と、通信中の第1電気機器群の電気機器の種類名と第2電気機器群の電気機器の種類名とを表示することによって、第1電気機器群の各電気機器と第2電気機器群の各電気機器との間の通信状態を表示する表示装置と、第1電気機器群の各電気機器にブルートゥース電波を送信している場合、又は、第2電気機器群の各電気機器に電気信号を送信している場合に点灯するLEDと、第1電気機器群の各電気機器からブルートゥース電波を受信している場合、又は、第2電気機器群の各電気機器から電気信号を受信している場合に点灯するLEDとを有している。
【0022】
第2発明に係る電気機器システムによれば、第1発明に係るケーブルボックスにおいて述べたと同様の作用効果を奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】
(1)全体構成
図2は、本発明の一実施形態例に係るケーブルボックス1による電気機器の接続例である。このケーブルボックス1は、PDA201、ノート型パソコン250、携帯電話300等とはブルートゥース電波で無線通信し、周辺機器3a〜3eとはケーブル4a〜4eによって有線通信する。
【0024】
ケーブルボックス1は、アンテナ12によってブルートゥース電波を送受信し、複数のコネクタ11a〜11eによってケーブル4a〜4eに接続可能である。PDA201、ノート型PC250、携帯電話300は、ブルートゥース電波で通信する電気機器(以下、ブルートゥース機器2と称す)であり、ブルートゥースモジュールを内臓しているか、又は、PCMCIAカードによってブルートゥースに対応可能である。ブルートゥース機器2は、本実施形態例では100台(PDA201〜携帯電話300)として説明するが、100台に限らず、100台以下(例えば1台)であっても、100台以上でも良い。また、ブルートゥース機器2の例として、PDA201、ノート型PC250、携帯電話300のみを明示しているが、携帯用ビデオレコーダなどの他の小型の電気機器でも良い。また、ブルートゥース機器2は、小型の電気機器に限らず、デスクトップPC、ディジタルテレビなど他の電気機器でも良い。コネクタ11a〜11eは、それぞれ、ケーブル4a〜4eのそれぞれの一端に設けられたコネクタ41a〜41eに接続され、ケーブル4a〜4eを介してモデム3a〜プリンタ3eに接続されている。コネクタ11aは、Serialであり、例えばRS−232Cの9pinである。コネクタ11bはオーディオアウトであり、コネクタ11cはオーディオインである。コネクタ11dはUSBである。コネクタ11eは、パラレルであり、例えばセントロニクスの25pinである。
【0025】
ここで、モデム3aは、Serialケーブル4aに接続されており、ケーブル4aからの信号を電話回線に適合する信号に変換すると共に、電話回線からの信号をケーブル4aに適合する信号に変換する。スピーカ3bは、オーディオアウトケーブル4bに接続されており、ケーブル4bからの電気信号を音声に変換して出力する。マイク3cは、オーディオインケーブル4cに接続されており、音声を電気信号に変換してケーブル4cに出力する。キーボード3dは、USBケーブル4dに接続されており、ユーザからのキー入力を受け付ける。プリンタ3eは、パラレルケーブル4eに接続されており、ケーブル4eからの電気信号に基づいて印刷を行う。
【0026】
このケーブルボックス1は、ブルートゥース機器2(PDA201、ノート型PC250、携帯電話300)との間で無線通信し、周辺機器3a〜3eとの間でケーブル4a〜4eを介して有線通信することによって、ブルートゥース機器2と周辺機器3a〜3eとの間での通信を確立する。
(2)ケーブルボックス
図3はケーブルボックス1の斜視図であり、図4はケーブルボックス1の機能ブロック図である。
【0027】
図3に示すように、ケーブルボックス1の前面には、上述したコネクタ11a〜11eが設けられており、ケーブルボックスの上面には、上述したアンテナ12が設けられている。また、ケーブルボックス1の上面には、表示装置13と、LED Powerと、LED Txと、LED Rxとが設けられている。表示装置13は、PDA201、ノート型PC250、携帯電話300と周辺機器3a〜3eとの間の通信状態を表示する。表示装置13には、例えば、「PDA201−モデム3a」、「PDA201−スピーカ3b」と表示される。LEDPowerは、ケーブルボックス1への電源の供給状態を示し、電源が供給されている場合に点灯する。LED Txは、PDA201、ノート型PC250、携帯電話300にブルートゥース電波を送信している場合、又は、周辺機器3a〜3eに電気信号を送信している場合に点灯する。LED Rxは、PDA201、ノート型PC250、携帯電話300からブルートゥース電波を受信している場合、又は、周辺機器3a〜3eから電気信号を受信している場合に点灯する。
【0028】
ケーブルボックス1の内部には、図4に示すように、ブルートゥースモジュール14と、ドライバ回路15a〜15eと、コンバータ16eと、CPU17とが設けられている。
ブルートゥースモジュール14は、RF部141と、ベースバンド部142と、Serialポートと、オーディオポートと、USBポートとを有している。RF部141は、アンテナ12に接続されており、アンテナ12で受信したブルートゥース電波を電気信号に変換して出力する。ベースバンド部142は、RF部141から出力される電気信号を各ポートに適合する信号に変換し、それぞれをSerialポート、オーディオポート、USBポートに出力する。また、ベースバンド部142は、Serialポート、オーディオポート、USBポートから入力される電気信号を変換してRF部141に出力し、RF部141はこの電気信号をブルートゥース電波に変換してアンテナ12に出力する。
【0029】
ドライバ回路15aは、Serialポート及びコネクタ11aに接続されており、Serialポートからの出力に所定の変換を施してコネクタ11aに出力すると共に、コネクタ11aからの出力に所定の変換を施してSerialポートに出力する。ドライバ回路15bは、オーディオポート及びドライバ回路11bに接続されており、オーディオポートからの出力に所定の変換を施してコネクタ11bに出力する。ドライバ回路15cは、オーディオポート及びドライバ回路11cに接続されており、マイク3cからコネクタ11cに入力されたオーディオイン信号に所定の変換を施し、ブルートゥースモジュール14のオーディオポートに出力する。ドライバ回路15dは、USBポート及びコネクタ11dに接続されており、USBポートからの出力に所定の変換を施してコネクタ11dに出力すると共に、コネクタ11dからの出力に所定の変換を施してUSBポートに出力する。コンバータ16eは、USBポート及びコネクタ11eに接続されており、USBポートからの出力をパラレル(セントロニクス)信号に変換してドライバ回路15eに出力すると共に、ドライバ回路15eからのパラレル信号をUSB信号に変換してUSBポートに出力する。ドライバ回路15eは、コンバータ16eからのパラレル信号に所定の変換を施してコネクタ11eに出力すると共に、コネクタ11eからのパラレル信号に所定の処理を施してコンバータ16eに出力する。
【0030】
CPU17は、ブルートゥースモジュール14、ドライバ回路15a〜15e、コンバータ16eの処理を制御する。
(3)フローチャート
図5は、ケーブルボックス1におけるデータの送受信処理のフローチャートである。ここでは、PDA201とプリンタ3eとの間でのデータ送受信を例に挙げて説明する。他の電気機器間でのデータ送受信処理も同様である。
【0031】
ステップS11:CPU17は、アンテナ12がブルートゥース電波を受信したか否かを判定する。受信した場合にはステップS12に移行し、受信していない場合にはステップS13に移行する。
ステップS12:CPU17からの指示に基づいて、ブルートゥースモジュール14がブルートゥース電波をUSB信号に変換し、コンバータ16eがUSB信号をパラレル信号に変換し、ドライバ回路16eがコンバータ16eからのパラレル信号に所定の処理を施してコネクタ11eに出力する。
【0032】
そして、プリンタ3eは、この電気信号に基づいて画面に画像を表示する。
ステップS13:CPU17は、コネクタ11eにおいてプリンタ3eからの電気信号を受信したか否かを判定する。受信している場合にはステップS14に移行し、受信していない場合にはステップS11に戻る。
ステップS14:CPU17からの指示に基づいて、ドライバ回路15eが、コネクタ11eで受信したパラレル信号に所定の処理を施し、コンバータ16eがパラレル信号をUSB信号に変換し、ブルートゥースモジュール14がUSB信号をブルートゥース電波に変換してアンテナ12に出力する。
【0033】
そして、PDA201は、アンテナ12からブルートゥース電波を受信する。(4)まとめ
このケーブルボックス1は、ブルートゥース機器2(PDA201、ノート型PC250、携帯電話300)と無線通信するので、これらの間をケーブルで接続する必要ない。従って、多数のブルートゥース機器2に周辺機器3a〜3eを共有させるために多数のケーブルをケーブルボックス1に接続する必要がなく、ケーブルボックス1が大型化するのを防止できる。
【0034】
また、ブルートゥース機器2は、ケーブルボックス1と無線通信するので、通信用のコネクタの必要がない。従って、携帯情報端末、携帯電話、デジカメなどの携帯性が要求される電気機器の小型化、薄型化を図ることができる。
また、このケーブルボックス1によれば、コンバータ16eを設けることによって、ブルートゥースモジュール14がサポートしている規格(Serial、オーディオ、USB)だけでなくそれ以外の規格(例えばパラレル)のコネクタに接続される周辺機器とも通信可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯情報端末などの小型の電気機器において、ケーブルボックスの大型化を防止しつつ、複数の電気機器が周辺機器を共有できるようになる。
また、本発明によれば、携帯情報端末などの小型の電気機器において、特別なコネクタや専用のケーブルを用いず、かつ、携帯性を妨げることなく、周辺機器に接続できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のケーブルボックスによる電気機器の接続例。
【図2】本発明の一実施形態例に係るケーブルボックスによる電気機器の接続例。
【図3】ケーブルボックスの斜視図。
【図4】ケーブルボックスの機能ブロック図。
【図5】ケーブルボックスによるデータの送受信処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 ケーブルボックス
11 コネクタ
12 アンテナ
14 ブルートゥースモジュール
141 RF部
142 ベースバンド部
15 ドライバ回路
16 コンバータ
17 CPU
201 PDA
250 ノート型パソコン
300 携帯電話
3 周辺機器
4 ケーブル
41 コネクタ
Claims (2)
- 第1電気機器群の各電気機器と用途の異なる複数の電気機器を含む第2電気機器群の各電気機器とを電気的に接続するケーブルボックスにおいて、
前記第1電気機器群の各電気機器との間でブルートゥース電波を送受信するアンテナと、
用途の異なる複数の電気機器を含む前記第2電気機器群の各電気機器をケーブルで接続可能な複数のコネクタと、
前記アンテナに接続されておりブルートゥース電波と電気信号との変換を行うブルートゥースモジュール、前記ブルートゥースモジュールと前記複数のコネクタの1つとに接続されており電気信号を変換する第1ドライバ回路、前記ブルートゥースモジュールに接続されており電気信号の規格を相互に変換するコンバータ及び前記コンバータと前記複数のコネクタの1つとに接続されており電気信号を変換する第2ドライバ回路、を有して、前記アンテナで受信したブルートゥース電波を前記各コネクタに適合する各電気信号に変換して出力すると共に、前記各コネクタで受信した各電気信号をブルートゥース電波に変換して前記アンテナに出力する変換回路と、
通信中の第1電気機器群の電気機器の種類名と第2電気機器群の電気機器の種類名とを表示することによって、前記第1電気機器群の各電気機器と前記第2電気機器群の各電気機器との間の通信状態を表示する表示装置と、
前記第1電気機器群の各電気機器にブルートゥース電波を送信している場合、又は、前記第2電気機器群の各電気機器に電気信号を送信している場合に点灯するLEDと、
前記第1電気機器群の各電気機器からブルートゥース電波を受信している場合、又は、前記第2電気機器群の各電気機器から電気信号を受信している場合に点灯するLEDと、
を備えたケーブルボックス。 - 第1電気機器群と、第2電気機器群と、前記第1電気機器群の各電気機器と前記第2電気機器群の各電気機器とを電気的に接続するケーブルボックスとを備えており、
前記ケーブルボックスは、
前記第1電気機器群の各電気機器との間でブルートゥース電波を送受信するアンテナと、
前記第2電気機器群の各電気機器をケーブルで接続するための複数のコネクタと、
前記アンテナに接続されておりブルートゥース電波と電気信号との変換を行うブルートゥースモジュール、前記ブルートゥースモジュールと前記複数のコネクタの1つとに接続されており電気信号を変換する第1ドライバ回路、前記ブルートゥースモジュールに接続されており電気信号の規格を相互に変換するコンバータ及び前記コンバータと前記複数のコネクタの1つとに接続されており電気信号を変換する第2ドライバ回路、を有して、前記アンテナで受信したブルートゥース電波を前記各コネクタに適合する各電気信号に変換して出力すると共に、前記各コネクタで受信した各電気信号を電波に変換して前記アンテナに出力する変換回路と、
通信中の第1電気機器群の電気機器の種類名と第2電気機器群の電気機器の種類名とを表示することによって、前記第1電気機器群の各電気機器と前記第2電気機器群の各電気機器との間の通信状態を表示する表示装置と、
前記第1電気機器群の各電気機器にブルートゥース電波を送信している場合、又は、前記第2電気機器群の各電気機器に電気信号を送信している場合に点灯するLEDと、
前記第1電気機器群の各電気機器からブルートゥース電波を受信している場合、又は、前記第2電気機器群の各電気機器から電気信号を受信している場合に点灯するLEDと、
を有している、電気機器システム。
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