JP3867590B2 - 樹脂成型品の検査 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂成型品の検査に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、樹脂成型装置においては、一対の金型の間にプラスチックやゴムなどの樹脂を充填して成型することが行われている。そして、成型品を金型から分離するには、一方の金型と他方の金型とを分離する方法が広く行われている。
【0003】
このような成型品がコネクタの防水に用いられるゴム栓の場合は、成型時のバリなどによる製品不良を回避するため、成型品を脱型した後、成型品の両面を精緻に検査する必要があった。従来は人間が目視検査していたが、ゴム栓の数は非常に多数であるため、この外観検査にかかる作業者の負担が大きかった。また、通常の検査では、脱型してから一日程度時間が経過していることが多いため、時間の経過とともに、脱型後の成型品の表面に油が滲み出し、取り扱いや識別も困難になるという問題があった。
【0004】
ところで上記成型品のバリ不良は、金型の内部に成型品の全部もしくは一部が残存する場合に生じることが原因であることが知られている。そこで、残存成型品を自動検知したり、成型された製品の外観検査を行うことが望まれる。
【0005】
そのような目的のために、従来より、樹脂成型装置が種々開発されている。
【0006】
例えば特開平11−48301公報には、固定式あるいは可動式二次元画像撮像カメラで金型内面の画像をモニターに表示し、残存成型品をオペレータが監視する技術が開示されている。
【0007】
また、特開平5−261773公報には、光ファイバから出た光をフォトセルなどの光学式センサで検知し、この光が遮られるかどうかで、成型品の金型への残存を確認する検査装置の技術が開示されている。
【0008】
さらに、成型品の画像データを自動的に解析する技術として、例えば、特開2000−172843公報には、光学式顕微鏡とリニアイメージセンサなどで半導体ウェハーの外観検査を行う検査装置の技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来においては、樹脂成型装置による成型条件および樹脂成型装置と不良項目との相関関係が把握されていなかった。そのため、樹脂成型品の検査においても、樹脂成型装置から製品を集めた後、検査装置で検査するに留まっていた。しかしながら、樹脂成型品の不良は、金型の成型窩に成型品が残存することによっても、発生し得る。この結果、金型を直接検査しなければ、金型内の残留製品による2次的な不良の発生を防止することができなかった。
【0010】
他方、中金型を上下の金型に挟み込んで成型する形式の樹脂成型装置においては、金型の状態を直接検査することが物理的に困難であったので、成型機の形式によっては、脱型後の金型検査を行うことができないという問題があった。
【0011】
しかも、樹脂成型装置における成型品を検査する場合には、成型品をパーツフィーダなどで整列する必要があり、検査コストが高くなっていた。また、成型品を収集した後、別の装置で検査していたので、製造されてから時間が経過した場合には、油成分が樹脂成型品の表面に滲み出るいわゆる油ブリードが生じ、誤判定の原因になるという問題もあった。
【0012】
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、金型を直接検査することなく成型の良否を自動的に確認することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、一対の金型と、上記一対の金型間に介在して両金型とともに成型品を成形する中金型とを有し、この中金型を成型時における成型ポジションと上記一対の金型間から外れた受け渡しポジションとの間で往復移動可能に構成して上記受け渡しポジションにて中金型から成型品が取り出される樹脂成型装置に併用される樹脂成型検査方法であって、上記受け渡しポジションに移動した中金型の一方の面に対し、受け皿ユニットを臨ませて上記中金型から当該成型品を上記受け皿ユニットに受け取る受け取り工程と、上記受け取り工程において上記受け皿ユニットが受け渡しポジションに移動した中金型の一方の面に臨むように移動する過程で当該中金型に保持されている上記成型品の画像データを取得する金型側画像データ取得工程と、取得された画像データに基づいて、成型の良否を判定する判定工程とを備えていることを特徴とする樹脂成型検査方法である。
【0014】
また、本発明の別の態様は、一対の金型並びに上記一対の金型間に介在して両金型とともに成型品を成形する中金型を備え、この中金型を成型時における成型ポジションと上記一対の金型間から外れた受け渡しポジションとの間で往復移動可能に構成して上記受け渡しポジションにて当該中金型から上記成型品が取り出される樹脂成型機と、上記受け渡しポジションにある中金型から当該成型品を受け取る受け皿ユニットと、上記受け皿ユニットを、上記受け渡しポジションにある中金型から当該成型品を受け取る収集ポジションとこの収集ポジションから離れて上記成型品を排出する排出ポジションとの間で往復移動させる往復移動手段と、上記受け皿ユニットが排出ポジションから受け渡しポジションに移動する過程で受け渡しポジションにある中金型に保持された成型品の画像データを取得する金型側の撮像ユニットと、取得された画像データに基づいて成型の良否を判定する判定手段とを備えていることを特徴とする樹脂成型装置である。
【0015】
この発明において、「成型の良否」は、バリや欠け等の成型不良のみならず、脱型ピンによる傷や金型への残留など、脱型時の不良判別も含まれる。
【0016】
この発明では、成型品を検査するに当り、画像データに基づいて成型の良否を判別することとしているので、判別可能な良否項目を広く設定し、それに基づく対策を講じることが可能になる。したがって、単に成型品自身の良品判別を行うことができるばかりでなく、樹脂成型装置自身に生じた問題も早期に発見することが可能になる。これにより、金型を直接検査しなくても、成型条件および樹脂成型装置との間に相関関係を有する不良項目についても、対応することが可能になる。また、上記受け取り工程は、成型時の姿勢を維持した状態で金型から成型品を受け取るようにしているので、パーツフィーダなどで整列する必要がなくなる。また、成型後、直ちに検査することができるので、油成分が樹脂成型品の表面に滲み出るいわゆる油ブリードによる誤判定をも防止することが可能になる。
【0017】
好ましい態様において、上記受け皿ユニットは、中金型のキャビティに対応して成型品を個別に収容する収容孔が形成された受け皿を有しており、上記受け取り工程は、上記受け皿の各収容孔を上記中金型に臨ませて上記成型品を中金型から当該成型時の姿勢を維持した状態で各収容孔に成型品を収容する工程を含んでいる。この場合には、成型品の落とし込み動作によって金型から収容孔へ成型品を受け渡すだけで、成型品の姿勢を維持することが可能になる。したがって、簡素な構成で確実な成型品の姿勢維持を図ることが可能になる。
【0018】
別の好ましい態様において、上記受け皿の収容孔に収容された各成型品をリニアイメージセンサで読み取る受け皿側画像データ取得工程をさらに備え、上記判定工程は、上記金型側画像データ取得工程と上記受け皿側画像データ取得工程とによって取得された画像データに基づいて、成型の良否を判定する工程である。その場合には、取得される画像データが精緻になるので、信頼性が高まるとともに、種々の成型良否を判別することが可能になる。
また、金型にある成型品の画像データを取得して、成型の良否を判別することが可能になる。しかも、リニアイメージセンサを用いて受け皿ユニットの搬送過程で画像データを取得することとしているので、受け皿ユニットを移動させる動作でリニアイメージセンサを副走査させる動作を兼ねることができる結果、構成が簡素化し、しかも短時間で精緻な画像データを得ることができる。
【0019】
さらに別の態様において、上記受け皿側画像データ取得工程は、当該受け皿ユニットが、上記受け渡しポジションにある中金型に臨む収集ポジションから上記製品排出ポジションに移行する過程で実行されることが好ましい。
他方、本発明の樹脂成形装置において、上記受け皿ユニットは、中金型のキャビティに対応して成型品を個別に収容する収容孔が形成された受け皿を有しており、上記受け皿ユニットが収集ポジションから排出ポジションに移動する過程で当該受け皿にある成型品の画像データを取得する受け皿側の撮像ユニットをさらに備え、上記判定ユニットは、金型側の撮像ユニットと受け皿側の撮像ユニットとによって取得された画像データに基づいて、成型の良否を判定するものであることが好ましい。
また、上記受け皿側の撮像ユニットは、上記受け皿ユニットが、上記受け渡しポジションにある中金型に臨む収集ポジションから上記製品排出ポジションに移行する過程で成型品を撮像できる位置に配置されていることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳述する。
【0021】
図1は本発明の実施形態に係る樹脂成型装置Aの概略構成を示す断面図であり、図2は同正面図である。
【0022】
これらの図を参照して、図示の実施形態に係る樹脂成型装置Aは、樹脂製の成型品W(この実施形態では防水コネクタのゴム栓)を成型する樹脂成型機1と、樹脂成型機1から脱型された成型品Wを収集するための製品収集機10と、この製品収集機10に併設されている検査装置200とを有している。以下の説明では、樹脂成型機1が製品収集機10に対向する方向を仮に前方とする。
【0023】
上記樹脂成型機1は、上金型2と下金型3と、両金型2、3間に中金型4を有する形式のものである。上記中金型4は、矩形の金属部材であり、その中央部には、円形に形成されたエリア内に複数の成型窩4a(図3参照)を有している。そして、この成型窩4aに樹脂を充填し、各金型2〜4を閉じることにより、所定の成型品W(例えばコネクタ用の防水栓)を成型するように構成されている。また、中金型4の成型窩4a内に樹脂を充填するために、中金型4は、下金型3とともに上金型2の直下にて上下に移動し、上金型2と結合して成型窩4aを閉じる成型ポジションと、上金型2の下方に離脱する離脱ポジションとの間で変位可能になっている。また、成型品を取り出すために、中金型4は、上記離脱ポジションの前方に設定された受け渡しポジションへ下金型3とともに移動することができるようになっているとともに、この受け渡しポジションの真上に設定された脱型ポジションに対し、下金型4から分離して移動することができるようになっている。
【0024】
中金型4を上記受け渡しポジションと脱型ポジションとの間で昇降させるために、樹脂成型機1は、各金型2〜4が開閉する成型位置の前方に脱型ユニット5を有している。
【0025】
この脱型ユニット5は、離脱ポジションから受け渡しポジションに変位した下金型3を受ける受け台6と、この受け台6に上記下金型3とともに搬送された中金型4を把持するとともに、受け渡しポジションの真上に設定された脱型ポジションとの間で中金型4を上下に昇降する昇降アーム7と、昇降アーム7によって上昇された中金型4から成型品Wを離脱するためのピンユニット8とを有している。上記下金型3は、図略の駆動機構によって、離脱ポジションと受け渡しポジションとの間を移動することができるとともに、この下金型3によって搬送される中金型4は、上下の起伏によって下金型3と連結されることにより、上下には着脱可能な状態で下金型3の上に載置されている。この状態で離脱ポジションから受け渡しポジションに下金型3が移動することにより、中金型4は、受け渡しポジションにて昇降アーム7に受け渡されるとともに、昇降アーム7が上方に変位することにより、中金型4は、下金型3から離脱して、上方のピンユニット8に搬送され、脱型ポジションにて脱型されるようになっている。
【0026】
図3は図1に係る樹脂成型機1の脱型動作を示す断面部分拡大略図である。
【0027】
同図を参照して、上記ピンユニット8は、中金型4に形成された成型窩4aに1対1で対応して垂下するピン9が設けられており、昇降アーム7の昇降動作で中金型4の成型窩4aにピン9を貫通させ、成型窩4a内の成型品Wを下方に突き落とすように構成されている。
【0028】
ここで図示の実施形態では、中金型4の円形成型エリア内に形成された多数の成型窩4aにピン9を貫通させる際に、過度の荷重が中金型4の中央部に作用することを回避するため、各ピン9の突出長さL1〜L3を外周側から中心側につれて短くなるように、例えば3段階に変化させている。これに伴い、上記昇降アーム7による昇降動作も、最初にL1に突出長さが設定されているピン9から順次、L2、L3と成型窩4a内を貫通するように、3段階に分けて昇降ストロークが変化するように設定されている。
【0029】
ピンユニット8によって、中金型4から脱型された成型品Wは、製品収集機10によって収集される。なお、図3(A)(B)において、4bは位置決め孔であり、5bは位置決め孔4bによって中金型4の成型窩4aをピン9に位置決めするための位置決めピンである。
【0030】
図1および図2に戻って、上記製品収集機10は、樹脂成型機1の前方に設けられた筐体11と、この筐体11に設けられた搬送車20と、搬送車20とを有している。上記筐体11は、型鋼部材や板金部材を箱型に組み合わせたものであり、その下部にはキャスタ12が取り付けられている。
【0031】
図4は図1の実施形態の概略構成を示す斜視図である。
【0032】
図4を参照して、上記筐体11には、次に説明する搬送車20を前後に案内して、搬送車20を上記脱型ユニット5の受け台6上に臨む収集ポジションと、この収集ポジションよりも前方に設定される製品排出ポジション(図1に示すポジション)との間で往復移動させるための往復移動機構30が設けられている。この往復移動機構30は、筐体11に設けられた一対のレール31と、このレール31と平行に延びるボールねじ32と、このボールねじ32を双方向に回転駆動するサーボモータ33とを有している。上記搬送車20は、その筐体21に上記レール31上でスライドするスライダ22を有しているとともに、上記筐体21にボールねじ32と連結されるナット部23とを有している。そして、このナット部23にてボールねじ32の回転動力を前後の駆動力に変換した状態で受けることにより、往復移動機構30によって前後に精緻に駆動されることになる。
【0033】
上記搬送車20の筐体21は、各スライダ22が固定されている一対の側板21aと、両側板21a、21a間に設けられる底板21bおよび天板21cとを一体的に有している。各板21a〜21cは、板金部材であり、溶接等で接合され、図示のような箱型に組み付けられている。上記底板21bの下面には、上記ナット部23が取り付けられている。他方、上記天板21cには、受け皿ユニット40が設置されており、上述した樹脂成型機1のピンユニット8によって脱型された成型品Wをこの受け皿ユニット40で受けることができるようになっている。図示の実施形態では、この受け皿ユニット40に受けられた成型品Wを排出することができるように、上記底板21bおよび天板21cの中央部には、図略の開口が形成されている。
【0034】
図5は図1の実施形態に係る受け皿ユニット40の分解斜視図であり、図6は同平面図、図7は同底面図、図8は受け皿ユニット40が開いた場合の底面図、図9は、受け皿ユニット40の開閉状態を示す断面部分略図である。
【0035】
これらの図を参照して、図示の受け皿ユニット40は、搬送車20の天板21cに固定されるエアシリンダ41と、このエアシリンダ41に昇降される本体プレート42と、この本体プレート42の下面に設けられるシャッター43と、このシャッター43によって開閉される上面に嵌装される受け皿44と、受け皿44に対して着脱されるガイド板45とを有している。
【0036】
上記エアシリンダ41は、後述するタイミングで搬送車20が上記収集ポジションに移動した際、本体プレート42を脱型ポジションにある中金型4の直下にリフトして、脱型された成型品Wを受け皿44内に受けるようにするためのものである。このエアシリンダ41による本体プレート42の昇降動作をガイドするために、本体プレート42の四隅には、ガイドバー45fが垂下されており、それぞれ搬送車20の天板21cに設けたスリーブ46でガイドされている。
【0037】
上記本体プレート42は、全体として矩形の板金部材であり、その上面には、受け皿44を嵌合させるための凹部42aが形成されている。凹部42aの中央部分には、受け皿44内の成型品Wを取り出すための挿通孔42bが、凹部42aに嵌合した受け皿44の成型品保持エリア全域を開放可能に形成されている。なお図示の例において、本体プレート42には、ピンユニット8の位置決めピン5bによって中金型4と受け皿44とを位置合わせする孔42fが形成されている。
【0038】
上記シャッター43は、本体プレート42の挿通孔42bを開閉するためのものであり、矩形に形成された本体部43aとこの本体部43aの両側に配置されて対をなし、前端部が本体部43aの前方に突出するスライドバー43bとを有している。
【0039】
上記本体部43aは、本体プレート42の挿通孔42bを開閉するために必要十分な面積を有する矩形の板材である。
【0040】
上記スライドバー43bは、断面矩形の金属部材であり、その外側部には、前後に延びるリブ43cが形成されている。他方、上記本体プレート42の下面には、上記リブ43cの起伏に沿ってスライドバー43bを前後にガイドするガイド溝42cが各スライドバー43b毎に形成されており、このガイド溝43bにスライドバー43bを嵌合させることによって、本体プレート42とシャッター43とが前後に相対変位可能な状態で連結される。
【0041】
図7に示すように、本体プレート42の底面には、シャッター43の本体部43aの前端を受ける一対のダンパ42dが設けられており、シャッター43は、これらダンパ42dによって、挿通孔42bを閉じる位置に規制され得るようになっている。さらに、シャッター43を図7に示す閉じ位置に保持するために、本体プレート42とシャッター43には、それぞれ一対のブラケット42e、43eが設けられており、これらブラケット42e、43eが引っ張りコイルばね47で連結されている。
【0042】
他方、上記本体プレート42の挿通孔42bを開くために、上記シャッター43の各スライドバー43bの前端部には、それぞれ当接部43fが形成されており、製品収集機10の筐体11に設けられた長尺のエアシリンダ48(図1、図7参照)のロッド48aによって移動規制がなされるようになっている。その結果、後述するように、搬送車20が収集ポジションから製品排出ポジションに復帰する過程でエアシリンダ48がロッド48aを伸張して当接部43fに当接させ(図9(A)参照)、シャッター43の移動を規制した状態で搬送車20の移動を続けることにより、本体プレート42がシャッター43に対し相対的に前進し、挿通孔43bが開くようになっている(図9(B)参照)。
【0043】
図5および図6を参照して、上記受け皿44は、矩形の枠部44aとこの枠部44aの中央部に設けられた円形の台部44bとを一体に有する金属製品である。上記枠部44aとこの枠部44aを本体プレート42に嵌装するための凹部42aの形状は、枠部44aを一義的な姿勢でのみ嵌装し得るように、前後が非対称の起伏を形成している。
【0044】
台部44bは、上記中金型4の成型エリアに対応して円形に形成されたものであり、その面内には、中金型4の各成型窩4a(図3参照)と上下に対向する複数の収容孔44cが形成されている。収容孔44cは、成型品Wを上下に挿通するのに必要十分な径に設定されている。
【0045】
上記ガイド板45は、中金型4から成型品Wを脱型する際、中金型4から離脱した成型品Wを対応する受け皿44の収容孔44c内にガイドするためのものである。図示のガイド板45は、略円形に形成されたディスク部45aと、このディスク部45aの両側に延設された耳部45bとを一体に有する金属部材である。
【0046】
ディスク部45aは、中金型4の成型エリアに対応して円形に形成されたものであり、中金型4の成型窩4a毎に設けられたガイド孔45cを有している。ガイド孔45cは、上部がテーパ状に開いており、そのテーパ部分45d(図13(B)(C)参照)で成型品Wを案内し、受け皿44の収容孔44c内に導くように構成されている。
【0047】
上記耳部45bは、受け皿44に対してガイド板45を着脱する際にガイド板45を把持するための部位である。図示の例において、耳部45bは、ディスク部45aの約半分の厚さに設定され、当該ディスク部45aの上面と面一に上面が揃えられた状態で、ディスク部45aの一直径方向に対向して突設されている。
【0048】
このガイド板45を受け皿44に対して着脱するために、製品収集機10の筐体11には、ガイド板45の着脱ユニット50が設けられている。
【0049】
図10は本実施形態に係る着脱ユニット50の概略構成を示す斜視図であり、図11は同着脱ユニット50の要部を拡大して示す斜視図、図12は同着脱ユニット50の動作を示す断面略図、図13(A)〜(C)は同着脱ユニットの動作過程を示す断面拡大図である。
【0050】
図1並びに図10〜図13を参照して、着脱ユニット50は、製品収集機10の筐体11に固定される固定プレート51と、この固定プレート51の直下に配置される昇降プレート52とを有している。上記固定プレート51の略中央部には、エアシリンダ53が突設されており、そのロッド53aが直下の延びて可動プレート52の上面に固定されている。また、固定プレート51の四隅部(図10に三箇所のみ図示)には、ガイドスリーブ54が固定されており、このガイドスリーブ54によって上下に昇降可能にガイドされるガイドロッド55の下端部が上記可動プレート52の上面に固定されている。これにより、可動プレート52は、エアシリンダ53に駆動され、上下にスムーズに昇降することができるようになっている。このエアシリンダ53の昇降動作により、可動プレート52は、ガイド板45を受け皿44に対して着脱する着脱ポジションと、この着脱ポジションよりも幾分下がってガイド板45をプレスするプレスポジションと、着脱ポジションにて受け取ったガイド板45を上方にリフトする浮揚ポジションとに変位することができるようになっている。
【0051】
図11を参照して、上記可動プレート52の下面には、ガイド板45の耳部45bに対応して対をなす一対のブラケット56が設けられている。各ブラケット56は、可動プレート52の下面に固着される固定部56aと、この固定部56aの底部に形成されるリブ56bとを一体に有する断面L字型の金属部材である。
【0052】
図10、図12に示すように、各固定部56a、56aは、何れも前後に延びており、可動プレート52の下面とリブ65bの上面との間で、ガイド板45の耳部45bの厚さt1よりも高い高さh1の挿抜空間を区画している。
【0053】
また、上記リブ56bは、耳部45bの下面を受けることにより、ガイド板45の前後方向の移動を許容した状態でガイド板45をリフト可能に構成されている。このリブ56bの厚さt2は、耳部45bの下面からガイド板45の底面までの高さh2よりも薄く設定されている。この結果、可動プレート52は、リブ56bによって耳部45bをリフトするポジションから下方に移動して、ガイド板45の上面を押圧することができるようになっている。
【0054】
上記一対のブラケット56に対してガイド板45をロック/ロック解除するために、一方のブラケット56には、エアシリンダ57が設けられている。このエアシリンダ57は、可動プレート52の上面に固定されたステー58に取り付けられ、そのロッド57a(図12、図13(A)〜(C)参照)を左右方向に沿わせている。そして、ステー58に対向するブラケット56に形成されたスリット56dを介してロッド57aを伸長させることにより、ロッド57aの先端に固定されたストッパ57bで対向する耳部45bを押圧し、ガイド板45をロックするロックポジションとロッド57aを縮長させることにより、耳部45bを開放し、ロックを解除するロック解除ポジションとの間で駆動されるようになっている。
【0055】
図13(A)〜(C)を参照して、ガイド板45に取り込まれた成型品Wは、当該ガイド板45の直下にある受け皿44内に落とし込まれていることが好ましい。しかしながら、上述したように、成型品の脱型工程においては、突出長さL1〜L3の異なるピン9を用いて外周側から段階的に内周側の成型品Wを押し出す構成を採用している関係から、ガイド板45の内周側に成型品Wが残存しやすくなっている(図13(A)参照)。
【0056】
そこで図示の実施形態では、可動プレート52のブラケット56にガイド板45の耳部45bが結合する位置に達した際(図13(A)参照)、一旦、可動プレート52を降下させてガイド板45から浮き上がっている成型品Wを押し下げ(図13(B)参照)、その後、ブラケット56で耳部45bをリフト可能な位置に戻した後、エアシリンダ57のロッドを伸長させて、ガイド板45をロックするようにしている。このロック後は、エアシリンダ53(図12参照)で可動プレート52を上方に駆動することにより、ガイド板45を受け皿44から上方に離脱することができる。
【0057】
図14は、本実施形態の製品収集機10に採用されている製品選別ユニット70の要部構成を示す斜視図である。
【0058】
次に図1および図14を参照して、製品選別ユニット70は、搬送車20が収集ポジションから製品排出ポジションに到着するまでに、当該受け皿44に収容された成型品Wのうち、検査装置200によって不良品と判別されたものを不良品回収箱71に回収するとともに、製品排出ポジションに到着した受け皿44から残余の良品を良品収容箱72に収容するためのものである。
【0059】
製品選別ユニット70は、製品収集機10の筐体11に設けられ、搬送車20の移動経路の上方を横断する桟73と、この桟73に沿って設けられたロッドレスシリンダ74と、このロッドレスシリンダ74によって上記移動経路の上方を左右に移動するスライダ75と、このスライダ75に取り付けられた不良品排出ユニット76および良品排出ユニット77とを有している。また、不良品と判別された成型品Wを上記不良品回収箱71に排出するために、搬送車20の移動経路から外側に外れた位置には、排出管71aが開口しているとともに、良品と判別された成型品Wを上記良品収容箱72内に収容するために、上記移動経路上には、製品排出ポジションにある搬送車20の受け皿44の直下に開口する導入管72aが開口している。図示の通り、導入管72aは、受け皿44全体に向かって開いており、製品排出ポジションにある受け皿44のシャッター43が開くことによって、すべての収容孔44cを導入管72a内に対向させることができるようになっている。
【0060】
上記桟73に設けられたロッドレスシリンダ74は、上記移動経路を通過する搬送車20の上方でスライダ75を左右に駆動することにより、スライダ75に取り付けられた各ユニット76、77を搬送車20上の受け皿44に臨ませて、左右に往復移動させることができるようになっている。
【0061】
上記不良品排出ユニット76は、上下に延びるエアシリンダ76aと、このエアシリンダ76aのロッド76bによって受け皿44に臨んだ姿勢で昇降するピックアップ部材76cとを有している。この不良品排出ユニット76のエアシリンダ76aは、搬送車20を駆動するサーボモータ33による駆動動作並びに製品選別ユニット70のロッドレスシリンダ74と連動して、受け皿44に設けられた特定の収容孔44cに収容されている不良判定された成型品Wをピックアップし、上記移動経路の外側に配置された排出管71aを介してピックアップした成型品Wを不良品回収箱71に回収するように構成されている。
【0062】
上記良品排出ユニット77は、不良品排出ユニット76と同様なエアシリンダ77aと、このエアシリンダ77aのロッド77bによって受け皿44に臨むエアノズル77cとを有している。この良品排出ユニット77は、不良品排出ユニット76による不良品の排出工程が終了した後、受け皿44のシャッター43を駆動するエアシリンダ48、搬送車20を駆動するサーボモータ33による駆動動作並びに製品選別ユニット70のロッドレスシリンダ74と連動して、受け皿44の収容孔44c内の成型品Wを導入管72aへ吹き落とすことができるように構成されている。
【0063】
本実施形態に係る検査装置200は、上記製品選別ユニット70によって成型品Wを選別するための良否判定を行うことができるものである。
【0064】
図1並びに図4を参照して、図示の検査装置200は、樹脂成型機1の中金型4内にある成型品Wを撮像するための下撮像ユニット210と、脱型されて受け皿44内に収容された成型品Wを撮像するための上撮像ユニット220と、これら撮像ユニット210、220によって撮像された画像データに基づいて、成型工程の良否判定並びに各成型品Wの良否判定を行う判別部230とを有している。
【0065】
各撮像ユニット210、220は、何れもリニアイメージセンサが内蔵されている撮像カメラ211、221と、撮像対象を照明する照明ランプ212、222と、照明ランプ212、222に照射された撮像対象からの反射光を撮像カメラ211、221に導く反射鏡214、224とをユニット化したものである。
【0066】
下撮像ユニット210は、搬送車20の両側板21a、21aに照明ランプ212を組み付け、撮像カメラ211および反射鏡214を底板21bの下面に組み付けたものであり、搬送車20が製品排出ポジションから収集ポジションに移動する過程でこの移動を副走査とし、幅方向に中金型4の下面を主走査することによって、中金型4の成型窩4a内にある各成型品Wの端面形状を撮像するようになっている。
【0067】
他方、上撮像ユニット220は、製品収集機10の筐体11の上部に撮像カメラ221、照明222、反射鏡224を固定することにより、着脱ユニット50と製品排出ポジションとの間にある搬送車20の受け皿44を照明し、搬送車20の移動を副走査とし、移動方向と直行する方向に受け皿44を主走査することにより、受け皿44上の収容孔44c内にある各成型品Wの端面形状を撮像するようになっている。
【0068】
上記判別部230は、マイクロプロセッサその他の電装品を有しており、図略のインターフェースカードを介して各撮像ユニット210、220と接続され、撮像された画像をデジタルデータに変換し、種々の判別処理を行うことができるように構成されている。
【0069】
上記マイクロプロセッサのメモリ部には、撮像された画像に基づいて各種の検査を行う検査する検査プログラムや、この検査プログラムに必要な検査データが含まれている。図示の実施形態において、検査プログラムとしては、撮像された成型品Wの断面形状の良否を判別する形状判定プログラムや、脱型された成型品Wの個数をカウントして設定されている成型個数と比較し、カウントされた個数が上記成型個数に満たない場合には、成型品が樹脂成型機Aに残存していると判定する残存判定プログラムが含まれており、上記検査データとしては、これら各プログラムに必要となるデータが記憶されている。
【0070】
図15は成型品Wの外観検査の処理方法を示すものであり、(A)はバリ検査の場合、(B)は欠け検査の場合、(C)は有無検査の場合をそれぞれ示している。
【0071】
図15(A)を参照して、成型品Wのバリを検査する際には、中金型4の成型窩4aまたは受け皿44の収容孔44cにあるべき成型品Wの輪郭に対応して、外周側に検査ラインLを設定し、その色相、彩度または輝度等を全周にわたって参照する。図示の実施形態では、成型品Wが円筒形状のものであるため、検査ラインLは、成型品Wと同心の円になる。正規の製品であれば、検査ラインL上の各画素は、同レベルの色相等であるのに対し、バリD1が発生しているエリアの画素は、その特性がかわっているため、ある面積にわたって検査ラインL上の画素の特性が異なる場合には、バリD1が発生していると認定することが可能になる。
【0072】
他方、図15(B)に示すように、欠けD2の有無を検査する手順としては、成型品Wの画像データから輪郭線Sを抽出し、その面積を良品のデータと比較して判定する。仮に欠けD2が生じている場合には、その部分の輪郭が太くなるので、面積は良品のデータよりも大きくなることから、そのしきい値を設定しておくことにより、欠けD2を検出することが可能になる。
【0073】
図15(C)を参照して、上撮像ユニット210による有無検査を行う際には、中金型4の成型窩4aまたは受け皿44の収容孔44cにあるべき成型品Wの上に検査ラインLを同心に設定し、その検査ラインL上の画素における色相、彩度または輝度等を参照する。仮に成型品Wがある場合には、画素の特性が樹脂の特性と等しくなるのに対し、成型品Wが存在しない場合には、検査ラインL上の画素が樹脂の特性と異なるので、これをもって成型品Wの有無を判定し、成型品Wの個数をカウントすることができる。
【0074】
図16は本実施形態に係る樹脂成型装置Aのブロック図である。
【0075】
同図並びに図2を参照して、樹脂成型装置Aには、樹脂成型機1、製品収集機10、および検査装置200の連動制御を司る制御ユニット300が設けられている。制御ユニット300は、制御パネル310によってオペレータに制御され、その制御内容をディスプレイ320に表示することができるようになっている。この制御ユニット300により、樹脂成型装置Aは次に説明するフローチャートに基づいて各部を制御するように構成されている。
【0076】
次に上述した実施形態の動作について説明する。
【0077】
図17は本実施形態に係る樹脂成型装置Aの動作手順を示すフローチャートであり、図18〜図27は、同フローチャートに基づく樹脂成型装置Aの動作工程を示す断面略図である。
【0078】
まず図1を参照して、図示の状態では、樹脂成型機1が各金型2〜4を結合して、成型している段階にある。この状態では、製品収集機10の搬送車20は、製品排出ポジション(製品収集機10の最前端)にあり、着脱ユニット50は、ガイド板45を上方の浮揚ポジションに保持している。
【0079】
図18に示すように、樹脂成型機1による成型工程が終了すると、樹脂成型機1は、上金型2から下金型3と中金型4の結合体を下方の離脱ポジションに移動させ、次いで前方の受け渡しポジションに移動させる。この動作に連動し、製品収集機10の搬送車20は、樹脂成型機1の受け渡しポジションに向かって移動を開始する。
【0080】
図19を参照して、下金型3と中金型4の結合体が受け渡しポジションに到着すると、脱型ユニット5の昇降アーム7が中金型4を下金型3から受け取り、真上にリフトすることにより中金型4を下金型3から分離する。そして、脱型ポジションに到着した段階で搬送車20が受け渡しポジションに移動するのを待機する。また、この過程で下金型3は、前方の離脱ポジションに退避し、搬送車20が受け渡しポジションに変位するのを許容する。
【0081】
一方、製品収集機10の往復移動機構30がサーボモータ38(図4参照)を一方向に駆動することにより、搬送車20は受け渡しポジションへ向かって移動する(図17のステップS1参照)。
【0082】
図10、図20を参照して、搬送車20が受け渡しポジションに移動する過程で、受け皿ユニット40の受け皿44が製品収集機10の着脱ユニット50にリフトされたガイド板45の真上に到達すると、搬送車20はこの場所でガイド板45と連結される。具体的には、エアシリンダ53が可動プレート52を着脱ポジションに降下させ、受け皿44上にガイド板45を着座させた後、エアシリンダ57を駆動してロックを解除する。その後、搬送車20が脱型ユニット5の受け渡しポジションに移動することにより、ガイド板45は、可動プレート52から離脱し、受け皿ユニット40と一体的に搬送される(図17のステップS2参照)。
【0083】
図21を参照して、ガイド板45が受け皿ユニット40に結合された後は、着脱ユニット50の可動プレート52が再び上昇するとともに、搬送車20が受け渡しポジションに移動する。この受け渡しポジションへの移動過程において、搬送車20に組み付けられた下撮像ユニット210は、脱型ポジションで待機している中金型4の下面を撮像する(図17のステップS3参照)。この撮像過程において、検査装置200は、中金型4にある各成型品Wの形状検査を個別に行ない、良否判別を個々の成型品W毎に行うことができるように、判別部230のメモリ部に画像データを記憶する。
【0084】
図3、図22を参照して、搬送車20が受け渡しポジションに到着し、受け皿ユニット40の受け皿44およびこの受け皿44と結合されたガイド板45が中金型4の真下に到着すると、受け皿ユニット40のエアシリンダ41がロッド41aを伸長させて本体プレート42をリフトし、受け皿44に結合されたガイド板45を中金型4の下面に接合させる。この状態で脱型ユニット5の昇降アーム7が中金型4を3段階で昇降動作を繰り返し、ピンユニット8の各ピン9を対応する成型窩4a内に挿入させることにより、中金型4の成型窩4a内にある成型品Wを離脱する。この脱型工程により、成型品Wは、各成型エリアの外周側から順にガイド板45内に導入される(図17のステップS4参照)。
【0085】
図13、図23、および図24を参照して、脱型工程が終了すると、受け皿ユニット40のエアシリンダ41は、再び本体プレート42を降下させるとともに、製品収集機10の往復移動機構30は、サーボモータ38を他方向に駆動して、搬送車20を前方に駆動する(図17のステップS5参照)。他方、この搬送車20の駆動動作に先立って、着脱ユニット50は、再び可動プレート52を着脱ポジションに降下させ、ガイド板45を待ち受ける。この状態で搬送車20が前方に移動することにより、ガイド板45の耳部45bが可動プレート52のブラケット56と連結される(図13(A)参照)。次いで、一旦、可動プレート52を降下させることにより、ガイド板45から浮き上がった成型品Wを受け皿44に落とし込んだ後(図13(B)、図17のステップS6参照)、エアシリンダ57のロッド57aを伸長し、ストッパ57bでガイド板45をロックする(図13(C)、図17のステップS7参照)。この状態で可動プレート52をリフトすることにより、ガイド板45は受け皿44と分離される(図24参照)。他方、樹脂成型機1においては、受け渡しポジションに下金型3が移動し、この下金型3の上に中金型4が着座して受け渡され、その後、離脱ポジションに戻って成型工程を繰り返すことになる。
【0086】
図25を参照して、ガイド板45が浮揚された後、搬送車20が前方に移動する過程で、上撮像ユニット220が受け皿44の上面を撮像する(図17のステップS8参照)。この撮像過程において、検査装置200は、受け皿44にある各成型品Wの形状検査を個別に行ない、良否判別を個々の成型品W毎に行うことができるように、判別部230のメモリ部に画像データを記憶する。これとともに、受け皿44の収容孔44c内に収容された成型品Wの個数をカウントし、すべての成型品Wが中金型4から脱型されているか否かが判別されるようになっている。
【0087】
図17を参照して、検査装置200は、上撮像ユニット220による撮像工程が終了した後、判別部230によって、脱型確認、すなわち、すべての成型窩4aから成型品Wが取り出されているか否かが判別部230のプログラムによって判別される。仮に残存品が残っていると判別された場合、検査装置200は制御ユニット300に信号を出力して樹脂成型装置Aを停止する(ステップS10)。このため作業者は、樹脂成型装置Aの不良処理を行う。この不良処理では、作業者が目視で金型2〜4を検査し(ステップS11)、残存品がなければ、各部をリセットして運転を再開する(ステップS12)とともに、残存品があれば、その除去作業(ステップS13)を行ってステップS12に移行する。
【0088】
他方、脱型確認工程において、問題がなければ、検査装置200の処理は、外観検査(ステップS14)に移行する。この外観検査では、図15の(A)(B)で説明した手順で成型品Wの形状検査が行われ、その検査結果に基づいて製品選別ユニット70が良品と不良品を選別する。
【0089】
図14、図26を参照して、不良品と判定された成型品を排出する不良品排出工程では、エアシリンダ48のロッド48aを縮長させたまま、搬送車20を排出ポジションにまで移動させる。この移動過程で、製品選別ユニット70は、スライダ75を搬送車20の移動経路と直交する水平方向に駆動し、スライダ75に搭載されている不良品排出ユニット76のピックアップ部材76cを不良認定された成型品Wの真上に対向させ、次いでエアシリンダ76aを駆動してピックアップ部材で成型品Wをピックアップする。その後、スライダ75でピックアップした成型品Wを排出管71aに排出し、不良品回収箱71内に回収する。そして、上記動作を繰り返して、すべての不良品を受け皿44から排除する。
【0090】
図14、図27を参照して、受け皿44内の不良品がすべて排出されると、搬送車20は一旦、製品選別ユニット70の最上流へ後退し、次いで、製品排出ポジションに向かって前進する。この移動に先立って、エアシリンダ48のロッド48aが伸長し、シャッター43は、図27に示す位置にて前方への移動が規制される。これにより、受け皿ユニット40の受け皿44は、搬送車20の前方への移動に伴ってシャッター43と相対的に移動することになる結果、本体プレート42の挿通孔42aは、搬送車20の前方への移動に伴って良品収容箱72の導入管72aの真上で開放される。このため、受け皿44の収容孔44cも、移動経路の下流側から順次開放されて、その直下にある導入管72aに臨むことになる。製品選別ユニット70は、スライダ75を搬送車20の移動経路と直交する水平方向に駆動し、上記受け皿44の開放部分に対し、スライダ75に搭載されている良品排出ユニット77のエアノズル77cを対向させるとともに、このエアノズル77cから吐出される加圧空気によって、該開放部分に臨む受け皿44の収容孔44cに収容されている成型品Wをすべて導入間72a内に吹き落とす。これにより、良品と判定された成型品Wは、導入間72aから良品収容箱72に収容される。
【0091】
以上説明したように、本実施形態によれば、脱型後の成型品Wを成型時の姿勢に維持して受け取る受け取り工程(ステップS4)と、受け取った成型品Wの画像データを取得する画像データ取得工程(ステップS8)と、取得された画像データに基づいて、成型の良否を判定する判定工程(ステップS9、S14)とを備え、成型品Wを検査するに当り、画像データに基づいて成型の良否を判別することとしているので、判別可能な良否項目を広く設定し、それに基づく対策を講じることが可能になる。したがって、単に成型品W自身の良品判別を行うことができるばかりでなく、金型1〜4に生じた問題も早期に発見することが可能になる。これにより、金型1〜4を直接検査しなくても、成型条件および樹脂成型装置Aとの間に相関関係を有する不良項目についても、対応することが可能になる。また、上記受け取り工程は、成型時の姿勢を維持した状態で金型から成型品Wを受け取るようにしているので、パーツフィーダなどで整列する必要がなくなり、検査コストも低廉に抑えることができる。また、成型後、直ちに検査することができるので、油成分が樹脂成型品Wの表面に滲み出るいわゆる油ブリードによる誤判定をも防止することが可能になる。
【0092】
また、本実施形態における上記受け取り工程は、成型品Wを個別に収容する収容孔44cを備えた受け皿ユニット40を樹脂成型装置の金型に臨ませて各収容孔44cに成型品Wを収容する工程を含んでいる。したがって、成型品Wの落とし込み動作によって金型から収容孔44cへ成型品Wを受け渡すだけで、成型品Wの姿勢を維持することが可能になる。これにより、簡素な構成で確実な成型品Wの姿勢維持を図ることが可能になる。
【0093】
さらに本実施形態における上記画像データ取得工程は、当該受け皿ユニット40の収容孔44cに収容された各成型品Wをリニアイメージセンサで読み取る工程を含んでいる。その場合には、取得される画像データが精緻になるので、信頼性が高まるとともに、種々の成型良否を判別することが可能になる。
【0094】
さらに本実施形態における上記受け取り工程は、受け皿ユニット40を樹脂成型装置Aの中金型4直下を搬送する工程と、この搬送過程で中金型4内にある成型品Wをリニアイメージセンサとしての下撮像ユニット210で読み取る工程とを含んでいる。したがって、金型にある成型品Wの画像データを取得して、成型の良否を判別することが可能になる。しかも、リニアイメージセンサを用いて受け皿ユニット40の搬送過程で画像データを取得することとしているので、受け皿ユニット40を移動させる動作でリニアイメージセンサを副走査させる動作を兼ねることができる結果、構成が簡素化し、しかも短時間で精緻な画像データを得ることができる。
【0095】
また本実施形態においては、受け皿ユニット40の受け皿44によって、脱型後の成型品Wを成型時の姿勢に維持して受け取るステップと、上撮像ユニット220によって受け取った成型品Wの画像データを取得するステップと、判別部230によって取得された画像データに基づいて成型品Wの個数をカウントするステップとを備えているので、中金型を有する成型金型が採用されている場合でも、中金型が設けられていることに起因する場所の制約がなくなる。
【0096】
また、下撮像ユニット210で撮像した画像データばかりでなく、上撮像ユニット220で撮像した画像データに基づいて判別部230が各成型品Wの良否判別を行うステップを有しているので、ハード上、成型品Wの残存を検出するための手段と成型品Wの良否を判別するための手段とを別々に構成する必要がなくなり、経済的になる。
【0097】
また、本実施形態では、受け皿ユニット40が脱型された成型品Wを成型時の姿勢に維持して受け取ることにより、外観検査を行い得ることができるような状態に成型品Wを受け皿ユニット40に配置することになる。この状態でリニアイメージセンサにより成型品Wの撮像を行うので、カウント部によるカウント作業の信頼性を高めることができる。
【0098】
本発明の態様では、ガイド板45を設けることによって、脱型時の成型品Wを確実に受け皿44にガイドすることができるとともに、撮像時には、受け皿44を開放することによって成型品Wを鮮明に撮像することが可能になる。
【0099】
しかも、上記着脱ユニット40は、ガイド板45から浮き上がった成型品Wを受け皿に押圧する押圧手段としての可動プレート42を有しているので、成型品Wを受け皿に対して確実に受け渡すことができ、ガイド板45による受け渡しミスを可及的に防止することができる。
【0100】
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
【0101】
図28は本発明に係る外観検査の別の例を示す図であり、(A)は検査対象となる成型品の状態を示す正面図、(B)は(A)の成型品の画像データを示している。
【0102】
同図(A)(B)を参照して、成型品Wに微小な亀裂D3が形成されていないかどうかを検査する場合、まず、撮像された画像データから図28(B)に示すように輪郭線Sを抽出し、成型品Wの重心Oを求める。次に、その重心Oから外側に検査サークルCを設定し、重心Oから検査サークルCまでの輝度値を求め、1ピクセルごとに放射線上に計測する。仮に図28(A)に示すような微小な亀裂D3が形成されている場合には、その部分の輝度値が低下することから、しきい値を設定することにより、微小な亀裂D3を検出することが可能になる。このように、図28で示した検査方法を図17のステップS14で実行することにより、微小な欠けをも検出することが可能になる。
【0103】
図29は本発明に係る外観検査の別の例を示す図であり、(A)は検査対象となる成型品の状態を示す側面略図、(B)は良品の成型品の正面略図、(B1)は良品の成型品の輝度値を示すグラフ、(C)はゲート不良を来した成型品の正面略図、(C1)はゲート不良を来した成型品の輝度値を示すグラフである。
【0104】
同図を参照して、仮に金型の成型窩内に樹脂を流し込む経路中に樹脂が残存して、いわゆるゲート不良が生じていた場合、その成型品Wには、微小な起伏D4が形成される。このようなゲート不良に起因する起伏D4を検査する手順としては、図29(B)に示すように、成型品Wの画像データから輪郭線Sを抽出し、成型品Wの重心Oを上記と同様の手順で求める。次に、そのワーク重心Oから水平、垂直方向に検査ラインTp、Tvを一ピクセル毎に設定し、そのライン上の輝度値を良品のデータとの相関度で判定する。
【0105】
図29(B1)に示すように、仮に良品であれば、輝度値は、方形パルス形状を呈するが、起伏D4が生じている成型品Wを検査した場合、ハレーション現象により図29(C1)に示すように、輝度値が過渡的に上昇する部位Pが生じることから、そのしきい値を設定しておくことにより、ゲート不良を検出することが可能になる。このように、図29で示した検査方法を図17のステップS14で実行することにより、ゲート不良に起因する起伏D4をも検出することが可能になる。
【0106】
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0107】
【発明の効果】
このように本発明によれば、成型品を検査するに当り、画像データに基づいて成型の良否を判別することとしているので、成型条件および樹脂成型装置との間に相関関係を有する不良項目についても、対応することが可能になり、不良品の二次的な発生を可及的に提言することができる。また、パーツフィーダなどで整列する必要がなくなるので、検査コストも低廉に抑えることができる。また、成型後、直ちに検査して、いわゆる油ブリードによる誤判定をも防止することができるので、検査の信頼性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る検査装置を採用した樹脂成型装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】 同正面図である。
【図3】 図1に係る樹脂成型機の脱型動作を示す断面部分拡大略図である。
【図4】 図1の実施形態の概略構成を示す斜視図である。
【図5】 図1の実施形態に係る受け皿ユニットの分解斜視図である。
【図6】 同平面図である。
【図7】 同底面図である。
【図8】 受け皿ユニットが開いた場合の底面図である。
【図9】 受け皿ユニットの開閉状態を示す断面部分略図である。
【図10】 本実施形態に係る着脱ユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図11】 同着脱ユニットの要部を拡大して示す斜視図である。
【図12】 同着脱ユニットの動作を示す断面略図である。
【図13】 同着脱ユニットの動作過程を示す断面拡大図である。
【図14】 本実施形態の製品収集機に採用されている製品選別ユニットの要部構成を示す斜視図である。
【図15】 成型品の外観検査の処理方法を示すものであり、(A)はバリ検査の場合、(B)は欠け検査の場合、(C)は有無検査の場合をそれぞれ示している。
【図16】 本実施形態に係る樹脂成型装置のブロック図である。
【図17】 本実施形態に係る樹脂成型装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図18】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図19】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図20】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図21】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図22】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図23】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図24】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図25】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図26】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図27】 同フローチャートに基づく樹脂成型装置の動作工程を示す断面略図である。
【図28】 本発明に係る外観検査の別の例を示す図であり、(A)は検査対象となる成型品の状態を示す正面図、(B)は(A)の成型品の画像データを示している。
【図29】 本発明に係る外観検査の別の例を示す図であり、(A)は検査対象となる成型品の状態を示す側面略図、(B)は良品の成型品の正面略図、(B1)は良品の成型品の輝度値を示すグラフ、(C)はゲート不良を来した成型品の正面略図、(C1)はゲート不良を来した成型品の輝度値を示すグラフである。
【符号の説明】
A 樹脂成型装置
1 樹脂成型機
2 上金型
3 下金型
4 中金型
10 製品収集機
20 搬送車
40 受け皿ユニット
44 受け皿
45 ガイド板
200 検査装置
210 下検査ユニット
220 上検査ユニット
230 判別部(カウント手段、残存検査手段、外観検査部の一例)

Claims (7)

  1. 一対の金型と、上記一対の金型間に介在して両金型とともに成型品を成形する中金型とを有し、この中金型を成型時における成型ポジションと上記一対の金型間から外れた受け渡しポジションとの間で往復移動可能に構成して上記受け渡しポジションにて中金型から成型品が取り出される樹脂成型装置に併用される樹脂成型検査方法であって、
    上記受け渡しポジションに移動した中金型の一方の面に対し、受け皿ユニットを臨ませて上記中金型から当該成型品を上記受け皿ユニットに受け取る受け取り工程と、
    上記受け取り工程において上記受け皿ユニットが受け渡しポジションに移動した中金型の一方の面に臨むように移動する過程で当該中金型に保持されている上記成型品の画像データを取得する金型側画像データ取得工程と、
    取得された画像データに基づいて、成型の良否を判定する判定工程と
    を備えていることを特徴とする樹脂成型検査方法。
  2. 請求項1記載の樹脂成型検査方法において、
    上記受け皿ユニットは、中金型のキャビティに対応して成型品を個別に収容する収容孔が形成された受け皿を有しており、
    上記受け取り工程は、上記受け皿の各収容孔を上記中金型に臨ませて上記成型品を中金型から当該成型時の姿勢を維持した状態で各収容孔に成型品を収容する工程を含んでいることを特徴とする樹脂成型検査方法。
  3. 請求項2記載の樹脂成型検査方法において、
    上記受け皿の収容孔に収容された各成型品をリニアイメージセンサで読み取る受け皿側画像データ取得工程をさらに備え、
    上記判定工程は、上記金型側画像データ取得工程と上記受け皿側画像データ取得工程とによって取得された画像データに基づいて、成型の良否を判定する工程であることを特徴とする樹脂成型検査方法。
  4. 請求項3記載の樹脂成型検査方法において、
    上記受け皿側画像データ取得工程は、当該受け皿ユニットが、上記受け渡しポジションにある中金型に臨む収集ポジションから上記製品排出ポジションに移行する過程で実行されることを特徴とする樹脂成型検査方法。
  5. 一対の金型並びに上記一対の金型間に介在して両金型とともに成型品を成形する中金型を備え、この中金型を成型時における成型ポジションと上記一対の金型間から外れた受け渡しポジションとの間で往復移動可能に構成して上記受け渡しポジションにて当該中金型から上記成型品が取り出される樹脂成型機と、
    上記受け渡しポジションにある中金型から当該成型品を受け取る受け皿ユニットと、
    上記受け皿ユニットを、上記受け渡しポジションにある中金型から当該成型品を受け取る収集ポジションとこの収集ポジションから離れて上記成型品を排出する排出ポジションとの間で往復移動させる往復移動手段と、
    上記受け皿ユニットが排出ポジションから受け渡しポジションに移動する過程で受け渡しポジションにある中金型に保持された成型品の画像データを取得する金型側の撮像ユニットと、
    取得された画像データに基づいて成型の良否を判定する判定手段と
    を備えていることを特徴とする樹脂成型装置。
  6. 請求項5記載の樹脂成型装置において、
    上記受け皿ユニットは、中金型のキャビティに対応して成型品を個別に収容する収容孔が形成された受け皿を有しており、
    上記受け皿ユニットが収集ポジションから排出ポジションに移動する過程で当該受け皿にある成型品の画像データを取得する受け皿側の撮像ユニットをさらに備え、
    上記判定ユニットは、金型側の撮像ユニットと受け皿側の撮像ユニットとによって取得された画像データに基づいて、成型の良否を判定することを特徴とする樹脂成形装置。
  7. 請求項6記載の樹脂成形装置において、
    上記受け皿側の撮像ユニットは、上記受け皿ユニットが、上記受け渡しポジションにある中金型に臨む収集ポジションから上記製品排出ポジションに移行する過程で成型品を撮像できる位置に配置されていることを特徴とする樹脂成形装置。
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