JP3866109B2 - 車載用撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内に表示部を備え、車外に配置した撮像カメラの画像を前記表示部に映像する車載用撮像装置において、車両が遭遇する雨、雪等の外周囲環境及び昼夜の外周囲環境に対応して、上記撮像カメラの撮像開口部の遮蔽、撮像カメラのレンズ部のクリーニング、及び撮像カメラの感度切換調整等を行うようにした車載用撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用撮像装置に用いられる車外に設置した撮像カメラには、一例として、車両の前方に設置したフロント撮像カメラと、車両の後方の頂部に設置したリア撮像カメラとを併用したものがある。この撮像カメラによる車両の前方の画像と車両の後方の画像とを車室内のインストルメントパネル部に設けた表示部に映像し、運転者が車外の状況を表示部で確認できるようにしたもので、例えば車両の後退時に運転者が後方を振り向かなくても、表示部に車両の後方視界を写し出すようにした装置が提案されている。通常、この車載用撮像装置は、外周囲環境が昼間の晴れた日等の良好な場合には特に問題ないが、夜間には被写体の輝度が低いために映像を確認するのが困難で、雨、雪等の外周囲環境の場合にはカメラ部のレンズ表面に水滴等が付着し、映像がぼやけることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の車載用撮像装置では、車両が遭遇する外周囲環境により、車室内の表示部に写し出された映像の鮮明度が変化する。即ち、外周囲環境が夜間の場合には、被写体の輝度が低いために映像を確認するのが困難で、雨、雪等の環境の場合には、カメラ部のレンズ表面に水滴等が付着し、映像がぼやけるという問題があった。
【0004】
本発明は、このような問題を解決するもので、昼夜に対応した撮像カメラの感度切換調整、及び車両が遭遇する雨、雪等に対応して、カメラ部の撮像開口部を遮蔽し、レンズ表面への水滴等の付着を防ぐと共に、撮像カメラのレンズ部をクリーニングし、表示部に写し出された映像のぼやけを防ぐようにした車載用撮像装置を実現することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、撮像カメラに保護カバーが被せられてなる車載用撮像装置において、前記保護カバーには前記撮像カメラの撮像開口部に対向した位置に開口孔が設けられ、当該撮像開口部は、車両に設置された降雨検出手段の出力に連動して遮蔽されてなることを特徴とするものである。
【0006】
また、前記降雨検出手段の出力に連動して回転し、前記撮像カメラの撮像開口部を保護カバーの開口孔から遠ざかる方向に移動させることで、外部から遮蔽する回転機構部を備えることを特徴とするものである。
【0007】
また、前記保護カバーの開口孔近傍に設けられ、前記降雨検出手段の出力に連動して駆動し、前記保護カバーの開口孔を開閉するシャッター開閉機構部を備えることを特徴とするものである。
【0008】
また、前記降雨検出手段がレインセンサであることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記降雨検出手段がワイパの作動を検出するものであることを特徴とするものである。
【0010】
また、撮像カメラに保護カバーが被せられてなる車載用撮像装置において、前記保護カバーには、車両の電源起動に連動して、前記撮像カメラのレンズ部に接触摺動して該レンズ部の汚れをクリーニングするクリーニング手段が備えられてなることを特徴とするものである。
【0011】
また、前記クリーニング手段として、クリーニング機構部が前記保護カバーの内壁に設置されてなり、前記撮像カメラに設置された回転機構部が、前記車両の電源起動に連動して回転し、該撮像カメラのレンズ部が前記クリーニング機構部に接触摺動され、該レンズ部の汚れがクリーニングされてなることを特徴とするものである。
【0012】
また、前記クリーニング手段として、前記クリーニング機構部が前記保護カバーの開口孔を開閉するシャッター開閉機構部のシャッター内壁部に設置されてなり、前記シャッター開閉機構部が、前記車両の電源起動に連動して駆動し、該シャッター開閉機構部に設置された前記クリーニング機構部が前記撮像カメラのレンズ部に接触摺動され、該レンズ部の汚れがクリーニングされてなることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る車載用撮像装置の全般構成について、図面を参照して説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられる構成品の車両への配置全般図で、(a)は上面図、(b)は側面図で、図2は本発明の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられる構成品のブロック図である。
【0016】
尚、第1の実施の形態に係るものから第5の実施の形態に係るものまでの同一構成品は本実施の形態に係る構成品で説明し、第1から第5までの実施の形態では説明を省略する。
【0017】
本発明の実施の形態に係る車載用撮像装置10は、車外に設置する撮像カメラには、一例として、車両1の前方のフロアトンネル上1bにはフロントカメラ部 (フロント撮像カメラ部と称す)20aを設置し、車両1の後方の頂部1cにはリアカメラ部(リア撮像カメラ部と称す)20bを設置し、併用して用いたものとしている。この撮像カメラ20a、20bによる車両1の前方の画像と車両1の後方の画像とを車室内のインストルメントパネル部1dに設けたモニタ(表示部と称す)86に映像し、運転者が車外の状況を表示部86で確認できるようにしたもので、例えば車両の後退時等には運転者が後方を振り向かなくても、表示部86に車両の後方視界を写し出すようにしたものである。そして、この車載用撮像装置10に用いられているフロント撮像カメラ11及びリア撮像カメラ12は、車両が遭遇する外周囲環境が雨、雪等の環境の場合には、車両のフロントウインドウ部に設置したレインセンサ5、又はワイパ4の作動に連動して、撮像カメラの回転機構部30(第3の実施の形態で詳細を説明)を駆動し、撮像カメラの撮像開口部を下方向に移動して撮像開口部を外部から遮蔽し、レンズ表面への水滴等の付着を防いでいる。
【0018】
また、以降に述べる第3の実施の形態で詳細を説明するが、このフロント撮像カメラ11及びリア撮像カメラ12は、車両の電源6の起動信号6a(アクセサリSW、又はON/OFF SW、又はスタータSW等からの起動信号に相当する信号)に連動して、撮像カメラの回転機構部30を駆動し、撮像カメラのレンズ部をレンズクリーニング機構部60を介してクリーニングする等の処置を施し、表示部86に写し出された映像のぼやけを防ぐようにしている。
【0019】
車載用撮像装置10は、図1、2に示すように、車両1の前方の画像を撮像するフロント撮像カメラ11等を有するフロント撮像カメラ部20aと、車両1の後方の画像を撮像するリア撮像カメラ12を有するリア撮像カメラ部20bと、ヘッドランプ2の起動信号2a等を検出する信号検出部90と、CPU、ROM、RAM等を有する制御回路部80、及びモニタ(表示部と称す)86等で構成されている。
【0020】
フロント撮像カメラ部20aとリア撮像カメラ部20bについては、以降に記述する第1の実施の形態に係るもので説明する。尚、フロント撮像カメラ部20aとリア撮像カメラ部20bは、同一構成と同一機能を有しているので、リア撮像カメラ部20b(以降、撮像カメラ部20と称す)についてのみ説明し、フロント撮像カメラ部20aの説明は省略する。
【0021】
信号検出部90は、ヘッドランプの起動信号2a、テールランプの起動信号3a、ワイパの作動信号4a、レインセンサの出力信号5a、車両電源の起動信号6a等よりなる信号を検出し、制御回路部80へ送信するものである。
【0022】
レインセンサ5の出力信号5a、ワイパ4の作動信号4aは、車両が遭遇する外周囲環境が雨、雪等の環境の場合に起動されて出力される信号である。例えば、レインセンサ5は、赤外線等で雨滴の大きさや、量を検出することにより、降雨の有無、及び雨量を検出するものである。このレインセンサの出力信号5a、又はワイパの作動信号4aに連動して、撮像カメラ12部に設けられた回転機構部30が制御回路部80を介して回転駆動され、撮像カメラ12の撮像開口部を保護カバーの底面部と対向した位置に移動し、カメラ部の撮像開口部を外部から遮蔽する。詳細については、以降に述べる第1、2の実施の形態で説明する。
【0023】
車両の電源6の起動信号6a(アクセサリSW、又はON/OFF SW、又はスタータSW等からの起動信号に相当する信号)は、撮像カメラ12のレンズ部をレンズクリーニング機構部60を介してクリーニングするため、この電源6の起動信号6aに連動して、回転機構部30を回転駆動し、撮像カメラ12のレンズ部をクリーニング機構部に対向した位置に移動し、レンズ部をクリーニング機構部に接触摺動してクリーニングするために流用されている。詳細については、以降に述べる第3、4の実施の形態で説明する。
【0024】
ヘッドランプ2の起動信号2a、テールランプ3の起動信号3aは、車両が遭遇する外周囲環境が夜間の場合に出力されるものであるが、このヘッドランプの起動信号2a、テールランプの起動信号3aの出力に連動して、撮像カメラ12の感度が昼夜に対応した所定感度に制御回路部80を介して切換調整され、表示部に写し出された映像のぼやけを防ぐために流用されたものである。詳細については、以降に述べる第5の実施の形態で説明する。
【0025】
制御回路部80は、I/O回路61と中央制御装置(CPU)、リード オンリ メモリ(ROM)、ランダム アクセス メモリ(RAM)よりなる制御部82、及びカメラ撮像描画部83等を備えている。CPUは、ROMに記憶されたプログラム等に従って、車両が遭遇する外周囲環境に対応して、撮像カメラの撮像開口部を外部から遮蔽するため、又は車両の運転開始時に撮像カメラ12のレンズ部をクリーニング機構部を介してクリーニングするため、回転機構部30の駆動モータ等を回転駆動する起動制御の各種処理動作を行うものである。そして、車両が遭遇する昼夜の状態に対応して、撮像カメラ12の感度を所定値に切換調整処理している。RAMは、ヘッドランプの起動信号2a、テールランプの起動信号3a、ワイパの作動信号4a、レインセンサの出力信号5a、車両の電源6の起動信号6a等の信号を検出して得られたデータや、それに基いてCPUが演算した結果などを格納しておくためのメモリである。また、I/O回路81は、ヘッドランプの起動信号2a、テールランプの起動信号3a、ワイパの作動信号4a、レインセンサの出力信号5a、車両の電源6の起動信号6a等の信号を入力したり、制御回路部80に検出信号を出力したりするための回路である。
【0026】
カメラ撮像描画部83は、撮像カメラ12からの撮像信号をI/O回路81で入力し、制御部82を介してディジタル画像信号に変換し、表示部86に写し出すものである。
【0027】
表示部86に写し出される映像は、車両が遭遇する外周囲環境により影響される。例えば、雨、雪等の環境時には、撮像カメラの撮像開口部が外部から遮蔽されて、雨、雪等の侵入による撮像カメラのレンズ部への水滴等の附着を防ぐようにされているため、表示部86には映像が写らない。又、車両の運転開始時には撮像カメラ12のレンズ部がレンズクリーニング機構部60を介してクリーニングされるため、レンズ部の汚れ等は清掃されて表示部86の映像は鮮明で、ぼやけることはなくなる。又、昼夜の状態に対応して、撮像カメラ12の感度が制御部82で所定値に切換調整処理されて、夜間でも比較的に映像が鮮明に写し出されるようにされている。
【0028】
尚、I/O回路81と制御部82、及びカメラ撮像描画部83は、ECU(電子制御装置)に収納されて、図1に示すように、車両1内のフロアトンネル上1aに設置されている。
【0029】
次に、本発明の第1の実施の形態に係る車載用撮像装置10の撮像カメラ部20について、図3、図4及び図5を参照して説明する。
【0030】
図3は本発明の第1の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられる撮像カメラの回転機構部の外観斜視図で、図4は図3のA−A'断面図(正面断面図)で、図5は本発明の第1の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラの回転機構部の断面図である。尚、第1の実施の形態に係るものから第5の実施の形態に係るものまでの同一構成品は本第1の実施の形態に係る構成品で説明し、第2から第5までの実施の形態では説明を省略する。
【0031】
本発明の第1の実施の形態に係る車載用撮像装置10は、撮像カメラ12のレンズ部12aが撮像カメラ12に被せられた保護カバー22の開口孔24を通して所定の視野角A11が得られるように、撮像カメラ1が回転自在に回転機構部30に装着設置されたものである。
【0032】
そして、車両が遭遇する外周囲環境が雨、雪等の環境の場合には、車両のフロントウインドウ部に設置したレインセンサ5、又はワイパ4に連動して、回転機構部30が駆動し、撮像カメラ12のレンズ部12aを下方向に移動してレンズ部12aを外部から遮蔽し、レンズ表面への水滴等の付着を防止している。
【0033】
本第1の実施の形態に係る構成では、図1及び図2に示す全般構成と同一の構成についての説明は省略し、図3、4及び5に示す撮像カメラ部20の回転機構部30に関連した部分についてのみ説明する。
【0034】
撮像カメラ部20は、図3及び4に示すように、撮像カメラ12を回転保持する回転機構部30(左側部の回転機構部30aと右側部の回転機構部30bとよりなる)と、回転機構部30a、30bを取付固定するベース部23と、撮像カメラ12に被せられた保護カバー22等より構成されている。
【0035】
回転機構部30aは、撮像カメラ12の左端部を把持するホルダ31と、ホルダ31を回転保持する軸部34と、軸部34に嵌めこみ固定された歯車37と、軸部34に挿入勘合された軸受36と、軸部34をネジ締め固定するナット35と、レインセンサの出力信号5a又はワイパの作動信号4aに連動して撮像カメラ12を回転駆動する駆動モータ33と、駆動モータ33の軸に嵌めこみ固定された歯車38(歯車37に噛み合わされている)と、駆動モータ33及び軸部34が取付固定された支持板32と、支持板32を取付固定しているベース部23等より構成されている。撮像カメラ12は、駆動モータ33と歯車37、38を有する左側部の回転機構部30aと、駆動モータ33等を有しない右側部の回転機構部30bとで取付把持され、ベース部23に取付設置されている。
【0036】
ホルダ31は、断面がU字型の縦長形状に、樹脂材等で形成されており、回転機構部30a、30bにそれぞれ左右対象な状態で用いられている。このホルダ31は、撮像カメラ12の左右端部をホルダ31のU字型の溝部に挿入し、撮像カメラ12を把持するものである。そして、ホルダ31の外側部にはそれぞれ軸部34が取付固定され、左右対象に形成された支持板32a、32bに軸受36を介して装着設置され、ベース部23に取付固定されている。
【0037】
支持板32a、32bは、縦長のL字状に樹脂材等で形成されており、回転機構部30a、30bに左右対象に用いられている。この支持板32a、32bには、軸部34及び軸受36を介して撮像カメラ12がホルダ31に把持された状態で、装着設置されており、この支持板32a、32bはベース部23に取付ネジ39を用いて取付設置されている。
【0038】
支持板32aには、レインセンサの出力信号5a、又はワイパの作動信号4aに連動して、制御回路部80を介して回転駆動する駆動モータ33が取付固定されている。この駆動モータ33の軸に挿入固定されている歯車38は、駆動モータ33の回転駆動に連動して回転し、歯車38に噛み合わされた歯車37を伝達回転している。
【0039】
この歯車37の伝達回転により、歯車37が嵌めこみ固定されている軸部34が連動回転する。この軸部34の連動回転により、ホルダ31に把持された撮像カメラ12が軸部34の中心を回転中心線C11として、時計方向R12と反時計方向R11に回転駆動される。
【0040】
軸部34は、円柱状の樹脂材等で形成されており、ホルダ31の側面に取付設置されている。このホルダ31に設置された軸部34は、支持板32に設置された軸受36に挿入勘合されて、ホルダ31を支持板32に回転保持するものである。この軸部34には、樹脂材等で形成された歯車37が嵌めこみ固定され、樹脂材等で形成されたナット35により、軸受36を介して支持板32にネジ締め固定されている。
【0041】
駆動モータ33は、支持板32に取付固定され、レインセンサの出力信号5a又はワイパの作動信号4aに連動して制御回路部80を介して駆動され、撮像カメラ12を回転するものである。この駆動モータ33の軸には樹脂材等で形成された歯車38が嵌めこみ固定されており、この歯車38には歯車37が噛み合わされている。従って、駆動モータ33の駆動回転が、歯車38と歯車37に伝達され、歯車37が嵌め込み固定された軸部34を介してホルダ31に把持されている撮像カメラ12が連動回転することになる。
【0042】
保護カバー22は、底面が開口した箱型形状に薄板の樹脂材等で形成されており、撮像カメラ12を保護するように、撮像カメラ12に覆い被せられた状態で、ベース部23に取付ネジ25を用いて取付設置されている。この保護カバー22には、撮像カメラ12のレンズ部12a(撮像開口部と称す)に対応した部分に開口孔24が設けられている。
【0043】
保護カバー22に覆われて設置された撮像カメラ12は、通常は撮像カメラ12のレンズ部12aに相当する撮像開口部が、保護カバー22の開口孔24に対向した状態で設置されている。そして、車両が遭遇する外周囲環境が雨、雪等の環境の場合には、撮像カメラ12のレンズ部12aを保護カバー22の開口孔24からの雨、雪等の侵入から逃れるために、車両のフロントウインドウ部に設置したレインセンサ5の検出信号5a、又はワイパ4の作動検出信号4aに連動して、撮像カメラ12に設けられた回転機構部30a、30bを時計方向R12に回転駆動し、撮像カメラ12のレンズ部12aを保護カバー22の底面部に対向した位置に移動し、外部から遮蔽するようにしている。
【0044】
ベース部23は、角形の板状の樹脂材等で形成されており、撮像カメラ12をホルダ31を介して把持している支持板32a、32bと、撮像カメラ12を保護している保護カバー22を取付設置した状態で、車両1の外表面等に装着するものである。
【0045】
次に、本第1の実施の形態に係るものの制御動作について、図6を参照して説明する。
【0046】
図6は本発明の第1の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラの回転機構部の制御動作を示すフローチャートである。
【0047】
ステップS12において、ワイパの作動信号4a、又はレインセンサの出力信号5aが出力されたか否かを、オン信号の出力是非により判断し、NO、即ちオン信号が出力されていない外周囲環境が良好の場合には、ステップS15に進み、YES、即ちオン信号が出力された雨、雪等の環境の場合には、ステップS13に進む。
【0048】
ステップS13では、撮像カメラの回転機構部30の駆動モータ33をワイパの作動信号4a、又はレインセンサの出力信号5aに連動して、制御回路部80を介して回転駆動し、撮像カメラ12の撮像開口部を保護カバー22の底面部に対向した位置まで、時計方向R12に回転移動し、撮像カメラの撮像開口部を外部から遮蔽し、ステップS14に進む。
【0049】
尚、本駆動動作は、図2に示すように、ワイパの作動信号4a、又はレインセンサの出力信号5aからのON信号が制御回路部80に入力され、制御回路部80で、駆動モータ33への駆動指令信号に処理される。この駆動指令信号による駆動モータ33の反時計方向の駆動回転は、図4、5に示すように、駆動モータ33の軸に嵌め込み固定されている歯車38に連動され、歯車38に噛み合わされている歯車37が時計方向に伝達回転される。この歯車37の時計方向への伝達回転により、歯車37が嵌め込み固定されている軸部34が回転する。これにより、軸部34に取付固定されているホルダ31が回転し、ホルダ31に把持されている撮像カメラ12の撮像開口部が保護カバー22の底面部に対向した位置まで、時計方向R12に回転移動し、撮像カメラの撮像開口部を外部から遮蔽することになる。そして、撮像カメラ12の撮像開口部の外部への開放時には、ワイパの作動信号4a、又はレインセンサの出力信号5aからのOFF信号が制御回路部80に入力され、制御回路部80で、駆動モータ33への復帰駆動指令信号に処理され、撮像カメラ12の撮像開口部が上記動作とは逆の反時計方向に回転駆動し、保護カバー22の開口孔24に対向する方向に駆動動作される。
【0050】
ステップS14では、撮像カメラの撮像開口部が遮蔽されたか否かを、表示部86の映像により判断し、NO、即ち映像が消えていない場合には、ステップS13の前ステップに戻り、YES、即ち映像が消えた場合には、ステップS15に進み、処理を終了する。
【0051】
尚、本実施例では、撮像カメラ12の回転機構部30により、撮像カメラ12の撮像開口部を保護カバー22の底面部に対向した位置まで回転駆動するようにしているが、これにこだわることなく、保護カバー22の開口孔24から遠ざかる任意の方向、例えば上方向又は裏側等に対向した位置まで回転駆動するようにしても良い。
【0052】
以上により、本車載用撮像装置10では、車両が遭遇する外周囲環境により、車室内の表示部86に写し出された映像の鮮明度が変化しないように、雨、雪等の環境の場合には、レインセンサの出力信号5a又はワイパの作動信号4aに連動して、回転機構部30aの駆動モータ33を制御回路部80を介して回転駆動し、撮像カメラ12の撮像開口部を保護カバー22の底面部に対向した位置に移動する。これにより、撮像カメラ12のレンズ部12aへの保護カバー22の撮像開口部24から侵入する雨、雪の水滴附着等が防止でき、再度使用した時、表示部86に写し出された映像がぼやけないようにすることができる。
【0053】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る車載用撮像装置10の撮像カメラ部20について、図7、図8を参照して説明する。
【0054】
図7は本発明の第2の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられるシャッター開閉機構部の外観斜視図で、図8は図7のシャッター開閉機構部の正面断面である。尚、第1の実施の形態に係るものと相違しているシャッター開閉機構部に関連した部分についてのみ説明し、第1の実施のものと同一構成品は説明を省略する。
【0055】
本発明の第2の実施の形態に係る車載用撮像装置は、撮像カメラ12のレンズ部12aが撮像カメラ12に被せられた保護カバー22の開口孔24と対向する位置に装着設置され、この保護カバー22の開口孔24近傍には開口孔24を開閉するシャッター開閉機構部40が設けられたものである。
【0056】
そして、車両が遭遇する外周囲環境が雨、雪等の環境の場合には、車両のフロントウインドウ部に設置したレインセンサ5、又はワイパ4に連動して、シャッター開閉機構部40が駆動し、保護カバー22の開口孔24をシャッター開閉機構部40に設けられたシャッター43で閉鎖し、開口孔24からの雨、雪等の侵入を防ぎ、撮像カメラ12のレンズ部12aを外部から遮蔽して水滴等の付着を防いだものである。
【0057】
撮像カメラ部20は、図7及び8に示すように、撮像カメラ12を把持固定する支持板41と、撮像カメラ12に被せられた保護カバー22と、保護カバー22に形成された開口孔24を開閉するシャッター開閉機構部40と、それぞれを取付固定するベース部59等より構成されている。
【0058】
支持板41は、断面がU字型の溝部41aを有する縦長のL字状に樹脂材等で形成されており、左右対象な状態で用いられ、撮像カメラ12の左右端部をそれぞれの溝部41aに挿入し、撮像カメラ12を把持するものである。この支持板41は、撮像カメラ12を把持した状態で、ベース部59に取付設置されている。
【0059】
保護カバー22は、第1の実施の形態に係るものと略同一であり、撮像カメラ12とシャッター開閉機構部40とを保護するように、覆い被せた状態で、ベース部59に取付ネジ58を用いて取付設置されている。この保護カバー22には、撮像カメラ12のレンズ部12a(撮像開口部と称す)に対向した部分に開口孔24が設けられ、この開口孔24の近傍には開口孔24を開閉するシャッター開閉機構部40が設けられている。
【0060】
保護カバー22に覆われて設置された撮像カメラ12は、通常は撮像カメラ12のレンズ部12aに相当する撮像開口部が、保護カバー22の開口孔24に対向した状態で設置されている。そして、車両が遭遇する外周囲環境が雨、雪等の環境の場合には、保護カバー22の開口孔24からの雨、雪等の侵入を防ぐために、車両のフロントウインドウ部に設置したレインセンサ5の起動信号5a、又はワイパ4の作動検出信号4aに連動して、シャッター開閉機構部40のシャッター43が右方向L21に移動し、保護カバー22の開口孔24を閉鎖し、撮像カメラ12のレンズ部12aを外部から遮蔽するようにしている。
【0061】
シャッター開閉機構部40は、保護カバー22の開口孔24を開閉するシャッター43と、シャッター43を移動自在に装着保持する左右対象に設けられた支持板42(左側支持板42aと右側支持板42bとよりなる)と、シャッター43を移動させるリードスクリュー44と、リードスクリュー44に噛み合わされたスライドフレーム45と、スライドフレーム45に取付固定されたシャッター43を把持している連結板49と、リードスクリュー44の軸部44aに嵌め込み固定された歯車52と、リードスクリュー44を支持板42に回転保持するための軸受54とナット55、シャッター43の移動をガイドするガイド軸46と、ガイド軸46に嵌め込み嵌合されたジョイント47と、ジョイント47に取付固定されたシャッター43を把持している連結板48と、ガイド軸46を支持板42に取付固定するためのナット56と、レインセンサの出力信号5a又はワイパの作動信号4aに連動して撮像カメラ12を移動駆動する駆動モータ51と、駆動モータ51の軸に嵌めこみ固定された歯車53(歯車52に噛み合わされている)と、支持板42を取付固定しているベース部59等より構成されている。
【0062】
撮像カメラ12は、駆動モータ51と歯車53、52を有する左側支持板42aでなる回転機構部と、駆動モータ51等を有しない右側支持板42bでなる回転機構部との間に、移動自在な状態で装着把持され、ベース部59に取付設置されている。
【0063】
シャッター43は、下部端部には連結板49を取付固定する凸部が、上部端部には連結板48を取付固定する凸部が、それぞれ設けられた円形状の薄板樹脂材で形成されたものである。このシャッター43の下部端部を把持している連結板49はスライドフレーム45を介してリードスクリュー44に移動自在に連結され、シャッター43の上部端部を把持している連結板48はジョイント47を介してガイド軸46にスライド自在に連結されている。そして、このシャッター43は、リードスクリュー44とガイド軸46に連結された状態で、支持板42a、42bに装着保持され、駆動モータ51の駆動に連動して移動し、保護カバー22の開口孔24を開閉するものである。
【0064】
支持板42a、42bは、縦長のL字状に樹脂材等で形成されており、左右対象に用いられている。この支持板42a、42bには、下部側にリードスクリュー44が軸受54を介してナット55により取付設置され、上部側にガイド軸4がナット56により取付設置されている。この支持板42a、42bはベース部59に取付ネジ57を用いて取付設置されている。
【0065】
支持板42aには、レインセンサの出力信号5a、又はワイパの作動信号4aに連動して、制御回路部80を介して回転駆動する駆動モータ51が取付固定されている。この駆動モータ51の軸に挿入固定されている歯車53は、駆動モータ51の回転駆動に連動して回転し、歯車53に噛み合わされた歯車52を伝達回転している。
【0066】
この歯車52の伝達回転により、歯車52が嵌めこみ固定されているリードスクリュー44が連動回転する。このリードスクリュー44の連動回転により、リードスクリュー44に噛合連結されているスライドフレーム45が連動移動する。
【0067】
このスライドフレーム45の連動移動により、スライドフレーム45に取付固定されている連結板49がシャッター43を取付保持した状態で、右方向にシャッター43の中心線C21が線C22(保護カバー22の開口孔24の中心位置)まで移動駆動(矢印L21で示す)される。この時、シャッター43の上部端に取付固定されている連結板48がジョイント4を介してガイド軸46に嵌合連結された状態で、スライドフレーム45の移動に連動して、スライド移動することになる。このシャッター開閉機構部40の移動駆動の詳細動作については、後述する。
【0068】
リードスクリュー44は、スライドフレーム45に設置されたボール部が嵌まり込んでスライドフレーム45を移動させるネジ部44bが設けられた円柱形状の樹脂材等で形成された回転機能を有したものである。このリードスクリュー44は、支持板42a、42bに軸受54を介してナット55により取付固定されている。又リードスクリュー44の支持板42a側には歯車52が取付固定されている。
【0069】
スライドフレーム45は、樹脂材等で形成されており、上部端には連結板49を取付ける取付面が設けられ、内部にはリードスクリュー44のネジ部44bに嵌まり込むボール部が設置されたもので、シャッター43を移動させる移動機能を有している。
【0070】
ガイド軸46は、円柱形状の樹脂材等で形成されており、連結板48(シャッター43を把持したもの)に取付固定されたジョイント47を挿入嵌合し、ジョイント4をスライドさせる機能を有したものである。このガイド軸46は、支持板42a、42bにナット56で取付固定されている。
駆動モータ51は、支持板42aに取付固定され、車室内のインスルメントパネル部に設置されたレインセンサの出力信号5a又はワイパの作動信号4aに連動して制御回路部80を介して駆動され、シャッター43を移動させるものである。
【0071】
この駆動モータ51の軸には樹脂材等で形成された歯車53が嵌めこみ固定されており、この歯車53には歯車52が噛み合わされている。従って、駆動モータ51の駆動回転が、歯車53と歯車52に伝達され、歯車52が嵌め込み固定されたリードスクリュー44を介して連結板48、49に把持されているシャッター43を連動移動することになる。
【0072】
ベース部59は、角形の板状の樹脂材等で形成されており、撮像カメラ12を把持している支持板41と、シャッター開閉機構部40の支持板42a、42bと、保護カバー22をそれぞれ取付設置した状態で、車両1の外表面等に装着するものである。
【0073】
次に、本第2の実施の形態に係るものの制御動作について、図9を参照して説明する。
【0074】
図9は本発明の第2の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられるシャッター開閉機構部の制御動作を示すフローチャートである。
ステップS22は、第1の実施の形態に係るもののステップS12の制御動作と同一なので、説明を省略する。
【0075】
ステップS23では、シャッター開閉機構部40の駆動モータ51をワイパの作動信号4a、又はレインセンサの出力信号5aに連動して、制御回路部80を介して回転駆動し、シャッター開閉機構部40のシャッター43を保護カバー22の開口孔24のセンターに対向した位置に移動して開口孔24をシャッター43で閉鎖し、撮像カメラの撮像開口部を外部から遮蔽し、ステップS24に進む。
【0076】
尚、本駆動動作は、図2に示すように、ワイパの作動信号4a、又はレインセンサの出力信号5aからのON信号が制御回路部80に入力され、制御回路部80で、駆動モータ51への駆動指令信号に処理される。この駆動指令信号による駆動モータ51の反時計方向の駆動回転は、図7、8に示すように、駆動モータ51の軸に嵌め込み固定されている歯車53に連動され、歯車53に噛み合わされている歯車52が時計方向に伝達回転される。この歯車52の時計方向への伝達回転により、歯車52が嵌め込み固定されているリードスクリュー44が回転する。
【0077】
このリードスクリュー44の回転により、リードスクリュー44のネジ部44bに噛み合わされているボール部を有するスライドフレーム45が、図8に示す矢印L21の右方向に連動移動する。このスライドフレーム45の連動移動により、スライドフレーム45に取付固定されている連結板49がシャッター43を取付保持した状態で、右方向にシャッター43の中心線C21が線C22(保護カバー22の開口孔24の中心位置)まで移動駆動(矢印L21で示す)される。
【0078】
この時、シャッター43の上部端に取付固定されている連結板48がジョイント4を介してガイド軸46に嵌合連結された状態で、スライドフレーム45の移動に連動して、スライド移動することになる。これにより、保護カバー22の開口孔24は、シャッター43により閉鎖され、撮像カメラの撮像開口部が外部から遮蔽される。そして、シャッター43の開放時は、ワイパの作動信号4a、又はレインセンサの出力信号5aからのOFF信号が制御回路部80に入力され、制御回路部80で、駆動モータ51への復帰駆動指令信号に処理され、上記動作とは逆のシャッター43を左方向に移動させ、保護カバー22の開口孔24を開く方向に駆動される。
【0079】
ステップS24では、撮像カメラの撮像開口部が遮蔽されたか否かを、表示部86の映像により判断し、NO、即ち映像が消えていない場合には、ステップS23の前ステップに戻り、YES、即ち映像が消えた場合には、ステップS25に進み、処理を終了する。
【0080】
尚、本実施例では、シャッター開閉機構部40にリードスクリュー44とボール部を有するスライドフレーム45を用いてシャッタ43を移動させるようにしているが、これにこだわることなく、ラックとピニオンを用いた開閉機構部、又はプーリーとホイールを用いた開閉機構部等によりシャッタを移動させるようにしても良い。
【0081】
以上により、本車載用撮像装置では、車両が遭遇する外周囲環境により、車室内の表示部86に写し出された映像の鮮明度が変化しないように、雨、雪等の環境の場合には、レインセンサの出力信号5a又はワイパの作動信号4aに連動して、シャッター開閉機構部40の駆動モータ51を制御回路部80を介して回転駆動し、この駆動モータ51の駆動に連動してシャッター43を移動し、保護カバー22の開口孔24を閉鎖する。これにより、保護カバー22の開口孔24からの雨、雪等の侵入をシャッター43で防ぎ、撮像カメラ12のレンズ部12aへの雨、雪の水滴附着等が防止でき、再度使用した時、表示部86に写し出された映像がぼやけないようにすることができる。
【0082】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラのレンズクリーニング機構部について、図3、図4及び図10、図11を参照して説明する。尚、本第3の実施の形態に係るもののレンズをクリーニングする構造は、第1の実施の形態で用いた撮像カメラの駆動機構部30を流用して行う構造のものなので、駆動機構部30の構成については説明を省略し、レンズクリーニング機構部60に関連した構成と、レンズクリーニング機構部60の制御動作について説明する。
【0083】
図10は本発明の第3の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラのレンズクリーニング機構部断面図(側面断面図)で、図11は本発明の第3の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられるレンズクリーニング機構部の制御動作を示すフローチャートである。
【0084】
第3の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラ12のレンズクリーニング機構部60は、車両が遭遇する外周囲環境が雨、雪等の場合に発生する恐れのある撮像カメラ12のレンズ部への水滴等の附着を、撮像カメラ12に設けられた回転機構部30(図4を参照)を介してクリーニングするもので、保護カバー22の上部内壁に設置されている。このレンズクリーニング機構部60によるレンズ部12aのクリーニングは、車両の電源6の起動信号6aに連動して、制御回路部80を介し、回転機構部30aの駆動モータ33を回転駆動し、撮像カメラ12のレンズ部12aを、図10に示すように、位置P11から位置P13まで反時計方向R11に連動回転し、撮像カメラ12のレンズ部12aがレンズクリーニング機構部60の清掃マップ部61に当接する位置まで移動して行う。この移動により、撮像カメラ12のレンズ部12aをレンズクリーニング機構部60の清掃マップ部61に接触させた状態で、回転機構部30aを所定の回転角A12の範囲内で、時計方向と反時計方向に所定回数接触摺動し、撮像カメラ12のレンズ部12aをクリーニングするようにしたものである。
【0085】
本第3の実施の形態に係るもののレンズクリーニング機構部60は、図10に示すように、撮像カメラ12のレンズ部12aをクリーニングする帆布材等で形成された清掃マップ部61と、清掃マップ部61を把持固定している断面がU字型の樹脂材等で形成されたホルダー62等で構成されたもので、保護カバー22の上部内壁に取付固定されている。
【0086】
このレンズクリーニング機構部60の制御動作について、図11を参照して説明する。
【0087】
ステップS32において、車両の電源6の起動信号6aaが出力されたか否かを、オン信号の出力是非により判断し、NO、即ちオン信号が出力されない場合には、ステップS37に進み、YES、即ちオン信号が出力された場合には、ステップS33に進む。
【0088】
ステップS33では、撮像カメラの回転機構部30の駆動モータ33を車両の電源6の起動信号6aaに連動して、制御回路60を介して回転駆動する。この回転駆動により、撮像カメラ12のレンズ部12aを保護カバー22の上部内壁に設置しているレンズクリーニング機構部60の清掃マップ部61と対向した位置へ反時計方向R11に移動し、撮像カメラのレンズ部12aを清掃マップ部61に当接させて、ステップS34に進む。
【0089】
尚、本駆動動作は、図2に示すように、車両の電源6の起動信号6aaの出力信号が制御回路部80に入力され、制御回路部80で、駆動モータ33への駆動指令信号に処理される。この駆動指令信号による駆動モータ33の時計方向の駆動回転は、図4及び図10に示すように、駆動モータ33の軸に嵌め込み固定されている歯車38に連動され、歯車38に噛み合わされている歯車37が反時計方向に伝達回転される。この歯車37の反時計方向への伝達回転により、歯車37が嵌め込み固定されている軸部34が回転する。これにより、軸部34に取付固定されているホルダ31が回転し、ホルダ31に把持されている撮像カメラ12のレンズ部12aが保護カバー22の上部内壁に設置されているレンズクリーニング機構部60の清掃マップ部61の対向した位置に反時計方向R11に回転移動し、撮像カメラのレンズ部12aが清掃マップ部61に当接されることになる。
【0090】
ステップS34では、撮像カメラ12のレンズ部12aをレンズクリーニング機構部60の清掃マップ部61に接触させた状態で、撮像カメラ12のレンズ部12aを、制御回路部80からの指令信号により回転機構部30aの駆動モータ33を回転駆動し、所定の回転角A12の範囲内で、時計方向と反時計方向に所定回数接触摺動し、撮像カメラ12のレンズ部12aをクリーニングし、次のステップS35に進む。
【0091】
ステップS35では、回転機構部30aの駆動モータ33により、撮像カメラ12のレンズ部12aが清掃マップ部61で所定回数接触摺動された後、その終了信号が制御回路部80に入力され、制御回路部80で、駆動モータ33への復帰駆動指令信号に処理され、撮像カメラ12のレンズ部12aが上記動作とは逆の時計方向に回転駆動し、保護カバー22の開口孔24に対向する方向に復帰駆動される。
【0092】
ステップS36では、撮像カメラ12のレンズ部12aがクリーニングされたか否かを、撮像カメラ12を操作して写しだされたモニタ86の映像により、この映像の鮮明度が所定の鮮明度にあるかどうかを判断し、NO、即ち映像がぼやけている場合には、ステップS33の前ステップに戻り、YES、即ち映像がぼやけてなく鮮明である場合には、ステップS37に進み、処理を終了する。
【0093】
尚、本実施例では、レンズクリーニング機構部60を保護カバー22の上部内壁に設置し、回転機構部30a、30bを反時計方向R11に回転駆動して、撮像カメラ12のレンズ部12aをレンズクリーニング機構部60の清掃マップ部61に対向した上部方向の位置に移動するようにしているが、これにこだわることなく、レンズクリーニング機構部60を保護カバー22の内壁の任意の位置、例えば下部位置、又は後部位置等に設置して、回転機構部30a、30bを当該位置に回転駆動するようにしても良い。
【0094】
以上により、本車載用撮像装置では、車両が遭遇する外周囲環境により、撮像カメラ12のレンズ部12aに水滴等が附着して、車室内のモニタ86に写し出された映像がぼやけることのないように、車両の電源の起動信号6aの出力に連動して、制御回路部80を介し、回転機構部30aの駆動モータ33を回転駆動し、撮像カメラ12のレンズ部をレンズクリーニング機構部60の対向した位置まで移動してクリーニングすることにより、モニタ86に写し出される映像のぼやけを防ぎ鮮明にすることができる。
【0095】
次に、本発明の第4の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラのレンズクリーニング機構部について、図8及び図12、13を参照して説明する。
【0096】
尚、本第4の実施の形態に係るもののレンズをクリーニングする構造は、第2の実施の形態で用いたシャッター開閉機構部40を流用して行う構造のものなので、シャッター開閉機構部40の構成については説明を省略し、レンズクリーニング機構部110に関連した構成と、レンズクリーニング機構部110の制御動作について説明する。
【0097】
図12は本発明の第4の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラのレンズクリーニング機構部断面図(側面断面図)で、図13は本発明の第4の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられるレンズクリーニング機構部の制御動作を示すフローチャートである。
【0098】
第4の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラ12のレンズクリーニング機構部110は、車両が遭遇する外周囲環境が雨、雪等の場合に発生する恐れのある撮像カメラ12のレンズ部12aへの水滴等の附着を、保護カバー22の開口孔24近傍に設置されたシャッター開閉機構部40(図7、8を参照)を介してクリーニングするもので、シャッター開閉機構部40に設けられたシャッター43の裏面に設置されている。このレンズクリーニング機構部110によるレンズ部12aのクリーニングは、車両の電源6の起動信号6aに連動して、制御回路部80を介し、シャッター開閉機構部40の駆動モータ51を回転駆動し、シャッター43の裏面に設置されているレンズクリーニング機構部110を、図12に示すように、レンズクリーニング機構部110の中心位置が線C21から線C22まで右方向L21に連動移動し、レンズクリーニング機構部60の清掃マップ部61を撮像カメラ12のレンズ部12aに当接するようにして行う。この移動により、撮像カメラ12のレンズ部12aにレンズクリーニング機構部60の清掃マップ部61を接触させた状態で、清掃マップ部61が装着されているシャッター開閉機構部40を所定の移動寸法L22の範囲内で、右方向と左方向に所定回数接触摺動し、撮像カメラ12のレンズ部12aをクリーニングするようにしたものである。
【0099】
本第4の実施の形態に係るもののレンズクリーニング機構部110は、図12に示すように、撮像カメラ12のレンズ部12aをクリーニングする帆布材等で形成された清掃マップ部111と、清掃マップ部111を把持固定している断面がU字型の樹脂材等で形成されたホルダー112等で構成されたもので、シャッター開閉機構部40に設けられたシャッター43の裏面に設置されている。
このレンズクリーニング機構部110の制御動作について、図13を参照して説明する。
【0100】
ステップS42は、第3の実施の形態に係るもののステップS32の制御動作と同一なので、説明を省略する。
【0101】
ステップS43では、シャッター開閉機構部40の駆動モータ51を車両の電源6の起動信号6aに連動して、制御回路60を介して回転駆動する。この回転駆動により、シャッター43の裏面に設置されているレンズクリーニング機構部110の清掃マップ部111を撮像カメラ12のレンズ部12aと対向した位置へ右方向L21に移動し、清掃マップ部61を撮像カメラのレンズ部12aに当接させて、ステップS44に進む。
【0102】
尚、本駆動動作は、図11に示すように、レンズクリーニング機構部110の清掃マップ部111が装着されているシャッター開閉機構部40のシャッター43を撮像カメラ12のレンズ部12aと対向した位置に右方向L21に移動して行うものなので、第2の実施の形態に係るものの駆動動作と略同一であるため、詳細説明は省略する。
【0103】
ステップS44では、レンズクリーニング機構部110の清掃マップ部111を撮像カメラ12のレンズ部12aに接触させた状態で、清掃マップ部111が装着されているシャッター開閉機構部40の駆動モータ51を、制御回路部80からの指令信号により回転駆動し、所定の移動寸法L22の範囲内で、右方向と左方向に所定回数接触摺動し、撮像カメラ12のレンズ部12aを清掃マップ部111でクリーニングし、次のステップS45に進む。
【0104】
ステップS45では、シャッター開閉機構部40の駆動モータ51により、撮像カメラ12のレンズ部12aが清掃マップ部111で所定回数接触摺動された後、その終了信号が制御回路部80に入力され、制御回路部80で、駆動モータ51への復帰駆動指令信号に処理され、清掃マップ部111が装着されているシャッター開閉機構部40のシャッター43が上記動作とは逆の左方向に移動し、保護カバー22の開口孔24が開放される。
【0105】
ステップS46では、撮像カメラ12のレンズ部12aがクリーニングされたか否かを、撮像カメラ12を操作して写しだされたモニタ86の映像により、この映像の鮮明度が所定の鮮明度にあるかどうかを判断し、NO、即ち映像がぼやけている場合には、ステップS43の前ステップに戻り、YES、即ち映像がぼやけてなく鮮明である場合には、ステップS47に進み、処理を終了する。
【0106】
以上により、本車載用撮像装置では、車両が遭遇する外周囲環境により、撮像カメラ12のレンズ部12aに水滴等が附着して、車室内のモニタ86に写し出された映像がぼやけることのないように、車両の電源6の起動信号6aの出力に連動して、制御回路部80を介し、シャッター開閉機構部40の駆動モータ51を回転駆動し、レンズクリーニング機構部110の清掃マップ部111を撮像カメラ12のレンズ部と対向した位置まで移動し、レンズクリーニング機構部110の清掃マップ部111を撮像カメラ12のレンズ部12aに接触させた状態で、レンズクリーニング機構部110の清掃マップ部111を、シャッター開閉機構部40の駆動モータ51の駆動により、所定の移動寸法L22の範囲内で、右方向と左方向に所定回数接触摺動し、撮像カメラ12のレンズ部12aを清掃マップ部111でクリーニングし、モニタ86に写し出される映像のぼやけを防ぎ鮮明にすることができる。
【0107】
次に、本発明の第5の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラ部20のカメラ感度調整制御部について、図1、2及び図14を参照して説明する。
【0108】
図14は本発明の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられている撮像カメラ部のカメラ感度調整の制御動作を示すフローチャートである。
【0109】
第5の実施の形態に係る車載用撮像装置10に用いられている撮像カメラ12は、撮像カメラ12を覆うように被せられた保護カバー22の開口孔24(撮像カメラ12の撮像開口部に対向した位置に形成された孔)を通して所定の視野角A11が得られるように、回転自在に回転機構部30a、30bに装着設置されている。そして、この撮像カメラ12は、車両が遭遇する外周囲環境が夜間の場合には、被写体の輝度が低いために映像を確認するのが困難であるため、夜間等に使用されるヘッドランプの起動信号2a及びテールランプの起動信号3aの出力に連動して、制御回路部80を介して昼夜に対応した所定輝度になるように、撮像カメラ12の感度が切換調整され、表示部に写し出された映像のぼやけを防ぐようにしたものである。
【0110】
本第5の実施の形態に係るものの構成は、図1及び図2に示す全般構成と同一なので説明を省略し、制御動作についてのみ、図2及び図14を参照して説明する。
【0111】
ステップS52において、ヘッドランプの起動信号2a又はテールランプの起動信号3aが出力したか否かを、オン信号の出力是非により判断し、NO、即ちオン信号が出力されない、外周囲がまだ比較的に明るい状態の場合には、ステップS55に進み、YES、即ちオン信号が出力された、外周囲が暗い場合には、ステップS53に進む。
【0112】
ステップS53では、被写体の輝度が低いために映像を確認するのが困難であるため、ヘッドランプの起動信号2a又はテールランプの起動信号3aの出力に連動して、制御回路部80を介して昼夜に対応した所定輝度になるように、撮像カメラ12の感度が切換調整(例えば、図示していないが、制御回路部80を介して、撮像カメラ12の開口部の絞り機構部の調整による露光制御調整、又は電子シャッター等による露光制御調整等)され、表示部に写し出された映像のぼやけを防ぐようにし、ステップS54に進む。
【0113】
ステップS54では、撮像カメラ12の感度が所定感度に切換調整されたか否かを、撮像カメラ12を操作して写しだされたモニタ86の映像により、この映像の鮮明度が所定の鮮明度にあるかどうかを判断し、NO、即ち映像がぼやけている場合には、ステップS53の前ステップに戻り、YES、即ち映像がぼやけてなく鮮明である場合には、ステップS55に進み、処理を終了する。
【0114】
以上により、本車載用撮像装置では、車両が遭遇する外周囲環境が夜間の場合には、被写体の輝度が低いために映像を確認するのが困難であるため、夜間等に使用されるヘッドランプの起動信号2a及びテールランプの起動信号3aの出力に連動して、制御回路部80を介して昼夜に対応した所定輝度になるように、撮像カメラ12の感度を切換調整し、モニタ86に写し出される映像のぼやけを防ぎ鮮明にすることができる。
【0115】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、本車載用撮像装置では、車両が遭遇する外周囲環境が雨、雪等の環境の場合には、レインセンサの出力信号、又はワイパの作動信号に連動して、制御回路部を介し、回転機構部、又はシャッター開閉機構部の駆動モータを回転駆動し、撮像カメラの撮像開口部を外部から閉鎖すると共に、撮像カメラのレンズ部に付着した水滴等の汚れを車両の電源起動信号に連動して、制御回路部を介し、回転機構部、又はシャッター開閉機構部の駆動モータを駆動し、撮像カメラのレンズ部をクリーニング機構部に対向した位置まで回転移動し、クリーニング機構部の清掃マップ部で、レンズ部をクリーニングし、モニタに写し出された映像のぼやけを防ぎ鮮明にすることができる。さらに、車両が遭遇する外周囲環境が夜間の場合には、夜間等に使用されるヘッドランプの起動信号、又はテールランプの起動信号の出力に連動して、制御回路部を介して昼夜に対応した所定輝度になるように、撮像カメラの感度を切換調整し、モニタに写し出された映像のぼやけを防ぎ鮮明にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられる構成品の車両への配置全般図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられる本構成品のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられる撮像カメラの回転機構部の外観斜視図である。
【図4】図3のA−A'断面図(正面断面図)である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラの回転機構部断面図(側面断面図)である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラの回転機構部の制御動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられるシャッター開閉機構部の外観斜視図である。
【図8】図7のシャッター開閉機構部の正面断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられるシャッター開閉機構部の制御動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラのレンズクリーニング機構部断面図(側面断面図)である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられるレンズクリーニング機構部の制御動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る車載用撮像装置の撮像カメラのレンズクリーニング機構部の正面断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられるレンズクリーニング機構部の制御動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5の実施の形態に係る車載用撮像装置に用いられる撮像カメラのカメラ感度調整の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・車両
2・・・ヘッドランプ
3・・・テールランプ
4・・・ワイパ
5・・・レインセンサ
6・・・車両の電源
10・・・車載用撮像装置
11・・・フロント撮像カメラ
12・・・リア撮像カメラ
20a・・・フロント撮像カメラ部
20b・・・リア撮像カメラ部
30a、30b・・・回転機構部
31・・・ホルダ
32、41、42・・・支持板
33・・・駆動モータ
34・・・軸部
35・・・ナット
36・・・軸受
37、38・・・歯車
40・・・シャッター開閉機構部
43・・・シャッター
44・・・リードスクリュー
45・・・スライドフレーム
46・・・ガイド軸
47・・・ジョイント
48、49・・・連結板
51・・・駆動モータ
52、53・・・歯車
54・・・軸受
55、56・・・ナット
57、58・・・取付ネジ
59・・・ベース部
60、110・・・レンズクリーニング機構部
61、111・・・清掃マップ部
62、112・・・ホルダー
70・・・カメラ感度調整部
80・・・制御回路部
81・・・I/O回路
82・・・制御部
83・・・カメラ撮像描写部
86・・・モニタ(表示部)
90・・・信号検出部

Claims (8)

  1. 撮像カメラに保護カバーが被せられてなる車載用撮像装置において、
    前記保護カバーには前記撮像カメラの撮像開口部に対向した位置に開口孔が設けられ、
    当該撮像開口部は、車両に設置された降雨検出手段の出力に連動して遮蔽されてなることを特徴とする車載用撮像装置。
  2. 前記降雨検出手段の出力に連動して回転し、前記撮像カメラの撮像開口部を保護カバーの開口孔から遠ざかる方向に移動させることで、外部から遮蔽する回転機構部を備えることを特徴とする請求項1記載の車載用撮像装置。
  3. 前記保護カバーの開口孔近傍に設けられ、前記降雨検出手段の出力に連動して駆動し、前記保護カバーの開口孔を開閉するシャッター開閉機構部を備えることを特徴とする請求項1記載の車載用撮像装置。
  4. 前記降雨検出手段がレインセンサであることを特徴とする請求項1乃至3記載の車載用撮像装置。
  5. 前記降雨検出手段がワイパの作動を検出するものであることを特徴とする請求項1乃至3記載の車載用撮像装置。
  6. 撮像カメラに保護カバーが被せられてなる車載用撮像装置において、
    前記保護カバーには、車両の電源起動に連動して、前記撮像カメラのレンズ部に接触摺動して該レンズ部の汚れをクリーニングするクリーニング手段が備えられてなることを特徴とする車載用撮像装置。
  7. 前記クリーニング手段として、クリーニング機構部が前記保護カバーの内壁に設置されてなり、
    前記撮像カメラに設置された回転機構部が、前記車両の電源起動に連動して回転し、該撮像カメラのレンズ部が前記クリーニング機構部に接触摺動され、該レンズ部の汚れがクリーニングされてなることを特徴とする請求項6記載の車載用撮像装置。
  8. 前記クリーニング手段として、前記クリーニング機構部が前記保護カバーの開口孔を開閉するシャッター開閉機構部のシャッター内壁部に設置されてなり、
    前記シャッター開閉機構部が、前記車両の電源起動に連動して駆動し、該シャッター開閉機構部に設置された前記クリーニング機構部が前記撮像カメラのレンズ部に接触摺動され、該レンズ部の汚れがクリーニングされてなることを特徴とする請求項6記載の車載用撮像装置。
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