JP3864718B2 - ホーニング加工用砥石のドレッシング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ホーニング加工用砥石の加工部に対しドレッシング用砥石にてドレッシングを行うホーニング加工用砥石のドレッシング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、少なくとも歯部表面(歯面)及びその近傍部分に硬化熱処理を施した歯車について、例えばギヤノイズの抑制やピッチング発生の防止などを主な目的として、その歯面に対しホーニング加工用砥石を用いてギヤホーニング加工を施すことは、一般に行われている。
かかるギヤホーニング加工を施すことにより、歯車の歯面形状を極めて高精度に仕上げ、また、歯面の表面粗さ等の表面性状をより向上させることができる。
【0003】
このようにホーニング加工用砥石を用いて多数のワーク(歯車)を順次ホーニング加工して行く場合、上記ホーニング加工用砥石が使用に伴なって摩耗するので、当該砥石の加工部に対して定期的に(例えば、一定個数のワークをホーニング加工する毎に)所謂ドレッシングが行われる。
このドレッシングは、ホーニング加工機にワークの代わりに該ワークの形状に極く類似した形状のドレッシング用砥石を装着し、当該ホーニング加工用砥石の加工部をドレッシング用砥石で仕上げることにより行われる。
【0004】
このドレッシングは、1つのホーニング加工用砥石で数多くのワークをホーニング加工する過程で定期的に繰り返して行われるが、このようにドレッシングを繰り返して行い、ドレッシング用砥石によるホーニング加工用砥石の加工部への切り込みが進行するに連れて、該ホーニング加工用砥石とドレッシング用砥石の(換言すれば、ホーニング加工用砥石とワークの)中心間距離が変化することになるので、両者間の噛み合い圧力角が変化し、ホーニング加工されるワークの形状精度に大きな影響を及ぼすことになる。
【0005】
上記噛み合い圧力角とは、周知のように、一対の噛み合っている歯車の噛み合いピッチ円上における圧力角(αb)を言い、各歯車の基礎円半径(rg1,rg2)と両歯車の中心間距離(a)によって定まるものであり、次式▲1▼で表わされる。
cos(αb)=(rg1+rg2)/a …▲1▼
【0006】
尚、ドレッシングの進行に伴なってホーニング加工用砥石とドレッシング用砥石の(換言せれば、ワークとの)中心間距離が変化することに関連して、例えば、特開平10−94920号公報では、内歯歯車状のホーニング加工用砥石をドレッシング用砥石で繰り返してドレッシングを行う際、毎回一定の切り込み量でドレッシングを行うと、砥石の歯丈の減少に応じて歯厚方向の削り代が増加し、それだけ無駄なドレッシングを行うことになるので、かかる無駄を排除するために、ドレッシングの進行に伴なう両砥石の中心間距離の増大に応じて、ドレッシング用砥石によるホーニング加工用砥石の加工部への切り込み量を減少させて、各回のドレッシングにおいて歯厚方向の削り代を一定にするようにした構成が開示されている。
【0007】
また、上述のように、ドレッシング用砥石によるホーニング加工用砥石の加工部への切り込みが進行するに連れて、ホーニング加工用砥石が減耗することにより、図15において破線曲線で示すように、ホーニング加工用砥石114の歯先部分の歯厚が初期状態(図15における実線曲線参照)から減少して行くので、当該部分における砥石114の剛性が低下して撓みが大きくなる。従って、かかるホーニング加工用砥石114でホーニング加工を行った場合、ワークの形状精度は大きな影響を受けることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来では、上記ドレッシング用砥石によるホーニング加工用砥石の加工部への切り込みが進行するに連れて、ホーニング加工用砥石とドレッシング用砥石との(換言すれば、ワークとの)噛み合い圧力角が変化することに加えて、ホーニング加工用砥石の歯先部分の歯厚が減少して砥石の撓みが増大することに起因して、ワークの形状精度のバラツキが次第に大きくなるという問題があった。
【0009】
特に、従来では、1つのホーニング加工用砥石にドレッシングを行う場合、該ホーニング加工用砥石の初期状態(未使用の状態)から寿命に至るまで、1つの(歯部形状が1種類の)ドレッシング用砥石でドレッシングを行っており、ドレッシングの進行に伴なって、ワークの歯部形状誤差が大きく変化して形状精度のバラツキが大きくなり、図14に示すように、ホーニング加工用砥石の本来の設計上の寿命(砥石とワークの中心間距離:St)に至る以前に、ワークの形状精度が規定下限値を下回るようになって実質的に使用不可となり、砥石寿命が実質的に短くなってしまう(砥石とワークの中心間距離:St’)。
また、この場合、ワークの形状誤差は、図14から良く分かるように、ホーニング加工用砥石の初期状態から実質的な寿命(上記中心間距離:St’)に至るまで略直線的に(1つの直線に略沿って)変化するので、形状精度のバラツキは大きなものとなる。
【0010】
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、ホーニング加工用砥石に対するドレッシングの進行に伴なうワーク形状精度のバラツキを抑制し、該ホーニング加工用砥石の実質的な砥石寿命の低下を防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため、本願の請求項1に係る発明(以下、第1の発明という)は、一群の歯車状ワークをホーニング加工用砥石にて順次ホーニング加工する途中に、該ホーニング加工用砥石の加工部に対しドレッシング用砥石にてドレッシングを行うホーニング加工用砥石のドレッシング方法であって、上記ドレッシングが繰り返される途中において、その途中時点での上記ホーニング加工用砥石で加工された上記ワークの研磨状態が、当該ホーニング加工用砥石の初期状態におけるワークとの噛合状態での研磨状態に近付くよう、上記途中時点での上記ホーニング加工用砥石の上記ワークとの噛合状態に関するパラメータに応じて、当該時点での上記ドレッシング用砥石の歯面形状を変更することを特徴としたものである。
【0012】
また、本願の請求項2に係る発明(以下、第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記ホーニング加工用砥石と上記ワークとの噛合状態は、両者の各回転中心間の距離に基づいて検出されることを特徴としたものである。
【0013】
更に、本願の請求項3に係る発明(以下、第3の発明という)は、上記第1の発明において、上記ホーニング加工用砥石が寿命に至るときの上記ワークとの噛合状態に関するパラメータ値を求めておき、該パラメータ値を略等分した各時点においてドレッシングを行うことを特徴としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明するが、本実施形態は、外歯歯車をホーニング加工するホーニング加工機により、ホーニング加工用砥石をドレス用砥石(ドレスギヤ)でドレスするドレス方法に本発明を適用した場合の一例である。
まず、図1〜図4を参照しながら、数値制御式のホーニング加工機Mについて説明する。図1に示すように、ホーニング加工機Mは、砥石支持ハウジング10を備え、この砥石支持ハウジング10には、中空状のリング部11が設けられている。このリング部11の径方向内側には砥石用軸受け(図示略)を介して外向きの歯をもつリングスプロケット12が回転可能に保持され、このリングスプロケット12の径方向内側に砥石押え13によりホーニング加工用砥石14(以下、砥石という)が固定されている。
【0015】
この砥石14は、図4に示すようなインボリュート歯形の複数の内歯を有し、リングスプロケット12と一体的に回転するようになっており、リングスプロケット12の左右両側にはクーラント侵入防止用のドーナツ板状の水切り板15が固定されている。
砥石支持ハウジング10の上部には、砥石駆動モータ16が横向きに固定され、この砥石駆動モータ16の出力軸17にはモータスプロケット18が固定されている。このモータスプロケット18はサイレントチェーン19を介してリングスプロケット12に連結されており、これらモータスプロケット18、サイレントチェーン19及びリングスプロケット12により、砥石駆動モータ16の駆動力が砥石14に伝達するように構成されている。そして、モータ出力軸17が図1の矢印A1方向へ回転するのに伴って、砥石14が図4の矢印A2方向へ回転するようになっている。
【0016】
前記砥石支持ハウジング10の後部には、フランジ部20が設けられ、このフランジ部20は、ボルト21によって軸交差角調整装置22の回転出力軸23に固定されている。この軸交差角調整装置22は、回転出力軸23を回転駆動する砥石旋回モータ24を備え、この砥石旋回モータ24の回転駆動力により、ホーニング加工対象のワーク(外歯歯車)またはドレッシング用砥石25に対する砥石14と砥石支持ハウジング10の全体の傾き角(軸交差角)を調整するように構成されている。
【0017】
この軸交差角調整装置22は、テーブル26上に固定されており、このテーブル26は所定の切込み方向(図1の矢印A3)とその反対方向にスライド可能に設置されている。このテーブル26には切込み駆動モータ27及びボールネジ機構(図示略)が設けられ、これらの作動によって、軸交差角調整装置22、砥石支持ハウジング10及び砥石14の全体がテーブル26とともに前記切込み方向へスライド駆動されるように構成されている。
【0018】
このホーニング加工機Mでホーニング加工されるワークは、本実施形態の場合インボリュート歯形の複数の外歯を有するはすば歯車であり、砥石14は、そのワークに噛合可能なインボリュート歯形の複数の内歯を有し、この砥石14の加工部に対してドレッシングを行うドレッシング用砥石25も、砥石14に噛合可能なインボリュート歯形の複数の外歯を有するものである。
【0019】
前記ドレッシング用砥石25は、図3に示すワーク支持機構30に回転自在に支持される。このワーク支持機構30は、ワーク又はドレッシング用砥石25を軸方向に挟持する主軸台31と心押し台32とを備えている。主軸台31は主軸33を回転自在に支持し、この主軸33は主軸モータ34により回転駆動される。前記主軸33の先端にはワーク又はドレス用砥石25の一端に圧接する挟持部35が形成されている。心押し台32はベッド36の上面に配設され、心押し軸37を図3の矢印A4方向(ワーク軸方向)にスライド自在に支持している。
【0020】
上記心押し台32には、ワーク又はドレス用砥石25の軸方向他端部に圧接する挟持部38がスラスト軸受けを介して回転可能に付設されており、これら挟持部38と心押し軸37がチャック用モータ39により主軸台31に接近する方向に駆動されて、ワーク又はドレッシング用砥石25が挟持される。そして、主軸33に伝達される回転駆動力が挟持部35から摩擦力を介してワーク又はドレッシング用砥石25に伝達される。
【0021】
前記主軸33は、ワーク又はドレッシング用砥石25を砥石14に噛合させる際に、ワーク又はドレスッシング砥石25の歯を所定位置に割り出す時だけ回転駆動され、噛合後には図示しないクラッチ機構を分断することで主軸モータ34との結合が解除され、ワーク又はドレス用砥石25は図4の矢印A6の方へ砥石14とつれ回りする。
尚、図6は、上記ドレッシング用砥石25と砥石14とを拡大し、その噛合状態を示した斜視図である。
【0022】
そして、主軸台31と心押し台32とは、テーブル26とは独立のテーブル36上に固定的に設けられており、このテーブル36は、テーブル駆動モータ40とボールネジ機構(図示略)により図3の矢印A5方向へ往復移動可能に設けられている。
上記ドレッシング用砥石25で砥石14に対してドレッシングを行う際には、テーブル36をドレッシング用砥石25の軸心方向へ往復トラバース移動させながらドレッシングするように構成されている。尚、砥石14に対してドレッシング用砥石25がバックラッシュなしの状態に噛合したことを検出する為の変位センサ52が、心押し軸37の先端部に設けられている。
【0023】
次に、このホーニング加工機Mの制御系について説明する。
図5に示すように、ホーニング加工機Mには、その複数のサーボモータを数値制御方式で制御するコントロールユニット50が付設されている。このコントロールユニット50には、操作パネル51が接続されるとともに、変位センサ52の検出信号が入力され、このコントロールユニット50により、砥石駆動モータ16、砥石旋回モータ24、切込み駆動モータ27、主軸モータ34、チャック用モータ39及びテーブル駆動モータ40等が制御される。
【0024】
前記コントロールユニット50は、入出力インターフェイス、コンピュータ、複数のモータの為の駆動回路とを有し、コンピュータのメモリには、種々ワーク(外歯歯車)をホーニング加工する制御プログラム、種々の砥石14に対してドレッシングを行うドレス用制御プログラムが予め入力格納されており、このドレス用制御プログラムには、予め入力格納した種々のデータが含まれている。
【0025】
次に、前記ホーニング加工機Mにより、砥石14の加工部に対してドレッシング用砥石25を用いてドレッシングを行うドレッシング方法について説明する。
ワークを所定数(例えば20〜30個)ホーニング加工する毎に、その砥石14をドレッシング用砥石25でドレッシングを行うが、各回のドレッシングは次のように行われる。
【0026】
まず、準備段階において、砥石14とドレッシング用砥石25とを、互いの軸心が一致する状態にしてホーニング加工機Mにセットし、軸交差角調整装置22により軸交差角を調整する。次に、切込み駆動モータ27の駆動によるテーブル26の移動を介して、砥石14をドレッシング用砥石25に噛合させ、その後、主軸モータ34と切込み駆動モータ27の駆動を介して、ドレッシング用砥石25を砥石14にバックラッシュのない状態に噛合させる。このとき、ドレッシング用砥石25の歯の先端が、砥石14の歯溝の底面に当接すると、変位センサ52の検出信号が所定値以上になるので、その時点で切込み駆動モータ27の駆動が停止されるようになっている。
【0027】
本実施の形態では、例えば20〜30個の所定数のワークをホーニング加工する毎に,ドレッシング用砥石25を用いて砥石14に対するドレッシングを行うが、前述のように、ホーニング加工毎に砥石14が摩耗し、ドレッシングを繰り返す間に砥石14が消耗していくため、砥石14とドレス用砥石25間の中心間距離S(図4の点O1とO2間の距離)が増大していく。そして、上記ドレッシング用砥石25による砥石14の加工部への切り込みが進行するに連れて(つまり、ドレッシングが繰り返されるに連れて)、砥石14とドレッシング用砥石25との(換言すれば、ワークとの)噛み合い圧力角が変化することになる。
【0028】
また、前述のように、上記ドレッシング用砥石25による砥石14の加工部への切り込みが進行するに連れて(つまり、ドレッシングが繰り返されるに連れて)、砥石14の歯先部分の歯厚が減少して砥石14の撓みが増大する(図15参照)。
すなわち、従来では、1つの砥石14にドレッシングを行うに際して、該砥石14の初期状態(未使用の状態)から寿命に至るまで、1つの(歯部形状が1種類の)ドレッシング用砥石25でドレッシングを行っており、ドレッシングが繰り返されるに連れて、上記噛み合い圧力角の変化と砥石歯先部分の歯厚の減少に起因して、ワークの形状精度のバラツキが次第に大きくなり、ホーニング加工用砥石14の実質的な砥石寿命が低下するという問題があった。
【0029】
そこで、本実施の形態では、かかる問題を抑制もしくは解消するために、砥石14の加工部に対してドレッシングが繰り返される途中において、その途中時点での砥石14で加工されたワークの研磨状態が、当該砥石14の初期状態におけるワークとの噛合状態での研磨状態に近付くよう、上記途中時点での砥石14のワークとの噛合状態に関するパラメータに応じて、当該時点でのドレッシング用砥石25の歯面形状を変更するようにしている。
【0030】
このドレッシング用砥石25の歯面形状の変更は、具体的には、歯面形状が異なる複数のドレッシング用砥石25を用意しておき、砥石14のワークとの噛合状態に関するパラメータに応じて、ドレッシング用砥石25を異なる歯面形状のものに変更することによって行うようにした。
【0031】
また、「砥石14のワークとの噛合状態に関するパラメータ」としては、具体的には、前述の噛み合い圧力角をパラメータとし、より実用的には、この噛み合い圧力角を変化させる(前述の▲1▼式参照)「砥石14とワークの中心間距離」をパラメータとした。
すなわち、砥石14とワーク又はドレッシング用砥石25の中心間距離S(図4参照)を検出することで、ホーニング加工用砥石14とワークとの噛合状態を、簡単かつ確実に検出することができる。
【0032】
以下、歯面形状が異なる複数のドレッシング用砥石25を用意しておき、砥石14のワーク又はドレッシング用砥石25との噛合状態に関するパラメータ(具体的には、砥石14とワーク又はドレッシング用砥石25の回転中心間距離S)に応じて、ドレッシング用砥石25を歯面形状の異なるものに変更してドレッシングを行うようにした、本実施の形態に係るドレッシング方法について説明する。
【0033】
図10は、本実施の形態に係るドレッシング方法の基本的な原理を示す説明図である。
図10(a)に示すように、最初の(第1の)ドレッシング用砥石は、その歯形形状が、ホーニング加工されたワークの歯形形状が設計基準通り(歯形形状誤差:0μm)となるように設定されている。
この第1ドレッシング用砥石でドレッシングを行う場合、ホーニング加工用砥石が新品の(未使用の)状態、つまり、ワーク加工数が1の使用初期状態では、ホーニング加工されたワークの歯形形状誤差は実質的に0(歯形形状誤差:0μm)である。
【0034】
そして、上記ホーニング加工用砥石で多数のワークを順次ホーニング加工し、所定のワーク加工数毎に上記第1ドレッシング用砥石でドレッシングを繰り返す間にホーニング加工用砥石が減耗し、これにより、ホーニング加工されたワークの歯面には、次第にマイナス(−)側の形状誤差が生じる。
上記歯面の形状誤差(歯形形状誤差)は、図7に示すように、設計基準通り(歯形誤差:0μm)の歯面に対し、歯厚が小さくなる側をマイナス(−)側とし、その逆をプラス(+)側とする。
【0035】
図8はホーニング加工用砥石が新品のときのワークの歯形をモデル化して示し、また、図9は上記ホーニング加工用砥石で多数のワークをホーニング加工しドレッシングを繰り返した後のワークの歯形をモデル化して示した説明図である。尚、図8及び図9において、2点鎖線の曲線はホーニング加工前のワーク歯形(両図において同一形状)を示している。
これらの図から良く分かるように、ホーニング加工用砥石にドレッシングを繰り返すことにより、ホーニング加工されたワークの歯面形状にはマイナス(−)側の形状誤差が生じるようになる。
【0036】
上述のように第1ドレッシング用砥石でドレッシングを繰り返す間にホーニング加工用砥石が減耗することにより、ホーニング加工用砥石とワーク又はドレッシング用砥石の回転中心間距離Sは次第に大きくなって行く。そして、この中心間距離Sが第1の所定値S1(後述する図13参照)になると、第1ドレッシング用砥石を、歯面形状が異なる第2ドレッシング用砥石に変更する。
【0037】
上記第1の中心間距離S1は、より好ましくは、ホーニング加工用砥石が寿命(本来の設計上の寿命)に至るときの中心間距離Stを予め求めておき、この値Stを略等分して得られる中心間距離として設定されている。
このように、ホーニング加工用砥石が寿命に至るときの中心間距離Stを予め求めておき、この値Stを略等分して得られる中心間距離となったときに、ドレッシング用砥石を交換することにより、各ドレッシング用砥石でドレッシングを行った場合のワーク歯形誤差の最大値を略均等にすることができ、ワークの形状精度のバラツキをより小さく抑えることが可能になる。
【0038】
この場合、上記第1の中心間距離S1時点でのワークの歯形誤差が、許容最大誤差よりもある程度以上小さい範囲の値(例えば、約−5μm)となるように設定されており、その時点でのワーク加工数は例えば500個である。(図10(b)参照)。
ここに、上記第2ドレッシング用砥石の歯面形状は、ホーニング加工用砥石の初期状態におけるワークとの噛合状態での研磨状態(歯形形状誤差:0μm)に近付くよう、つまり、交換時点でのワーク歯形形状誤差(約−5μm)を打ち消すような形状、すなわち、約+5μmの歯形形状に設定されている。従って、この第2ドレッシング用砥石でドレッシングを行った直後のワークの形状誤差は、ホーニング加工用砥石が初期状態の場合と同じく、実質的に0μmとなる(図10(c)参照)。
【0039】
その後、上記ホーニング加工用砥石でワークを順次ホーニング加工し、所定のワーク加工数毎に上記第2ドレッシング用砥石でドレッシングを繰り返す間に、第1ドレッシング用砥石でドレッシングを行った場合(図10(b)参照)と同様に、ホーニング加工用砥石が減耗し、これにより、ホーニング加工されたワークの歯面には、次第にマイナス(−)側の形状誤差が生じる。また、ホーニング加工用砥石とワーク又はドレッシング用砥石の回転中心間距離Sは次第に大きくなって行く。
【0040】
そして、この中心間距離Sが第2の所定値S2(後述する図13参照)になると、第2ドレッシング用砥石を、歯面形状が異なる第3ドレッシング用砥石に変更する。
この場合、上記第2の中心間距離S2時点でのワークの歯形誤差は、第1の中心間距離S1時点における場合(図10(c)参照)と同じく、許容最大誤差よりもある程度以上小さい範囲の値として、例えば、約−5μmとなる。その時点でのワーク加工数は例えば1000個である。(図10(d)参照)。
【0041】
ここに、上記第3ドレッシング用砥石の歯面形状は、ホーニング加工用砥石の初期状態におけるワークとの噛合状態での研磨状態(歯形形状誤差:0μm)に近付くよう、つまり、交換時点でのワーク歯形形状誤差(約−5μm:初期状態からの累計値は−10μm)を打ち消すような形状、すなわち、約+10μmの歯形形状に設定されている。従って、この第3ドレッシング用砥石でドレッシングを行った直後のワークの形状誤差は、ホーニング加工用砥石が初期状態の場合と同じく、実質的に0μmとなる(図10(e)参照)。
【0042】
図13は、本発明方法の基本原理を説明するための図で、歯形形状誤差の推移をモデル化して示す線図である。また、図14は、従来例に係るドレッシング方法を説明するための図で、歯形形状誤差の推移をモデル化して示す線図である。
これらの図を比較して良く分かるように、歯面形状が異なる複数の(上述の説明(図10参照)では3種類の)ドレッシング用砥石を用意しておき、砥石のワーク又はドレッシング用砥石との噛合状態に関するパラメータ(具体的には、砥石とワーク又はドレッシング用砥石の回転中心間距離S)に応じて、ドレッシング用砥石を歯面形状の異なるものに変更してドレッシングを行うようにしたことにより、ホーニング加工用砥石の初期状態(未使用の状態)から寿命に至るまで1つの(歯部形状が1種類の)ドレッシング用砥石でドレッシングを行っていた従来(図14参照)のように、ホーニング加工用砥石の本来の設計上の寿命(砥石とワークの中心間距離:St)に至る以前に、ワークの形状精度が規定下限値を下回るようになって実質的に使用不可となり、砥石寿命が実質的に短くなってしまう(砥石とワークの中心間距離:St’)ことはなくなる。
【0043】
すなわち、ホーニング加工用砥石を、その本来の設計上の寿命(砥石とワークの中心間距離:St)まで使用することができる。
また、ワークの歯形形状誤差についても、ホーニング加工用砥石の初期状態から実質的な寿命(上記中心間距離:St’)に至るまで略直線的に(1つの直線に略沿って)変化していた従来に比べて、形状精度のバラツキを大幅に抑制することができる。
【0044】
特に、ホーニング加工用砥石が寿命に至るときの中心間距離Stを予め求めておき、この値Stを略等分(図13の例では略3等分)して得られる中心間距離(S1,S2)となったときに、ドレッシング用砥石を交換することにより、第1,第2,第3の各ドレッシング用砥石でドレッシングを行った場合のワーク歯形誤差の最大値を略均等にすることができ、ワークの形状精度のバラツキをより一層小さく抑えることが可能になる。
【0045】
以上のような本実施の形態に係るドレッシング方法の作用効果を実際に確かめる確認試験を行った。この確認試験は、前述のように、複数のインボリュート歯形の外歯を有する一群の歯車(ワーク)を複数のインボリュート歯形の内歯を有するホーニング加工用砥石でホーニング加工する場合について行った。本確認試験の試験結果を、図11のグラフ及び図12の説明図に示す。
【0046】
図11及び図12から分かるように、第1のドレッシング用砥石でドレッシングを繰り返すことにより、ホーニング加工用砥石とワーク又はドレッシング用砥石の中心間距離Sが第1の中心間距離S1に達するまで(ドレッシング用砥石の交換を行うまで)は、ワークの歯形形状誤差はそのマイナス(−)値が大きくなり続ける(図12(a)及び(b)参照)が、上記中心間距離Sが第1の中心間距離S1に達してドレッシング用砥石を歯形形状の異なる第2のドレッシング用砥石に交換することにより、ワークの歯形形状誤差はプラス(+)側に転じ(図12(c)参照)、その後、該第2のドレッシング用砥石でのドレッシングの進行に伴なって、次第にマイナス(−)側に移行する(図12(d)参照)。
【0047】
本確認試験では、上記第1の中心間距離S1に相当するワーク加工数は、略1300個であり、また、このときのワークの歯形形状誤差は略マイナス(−)4μmであった。すなわち、ワーク歯形形状誤差の最大値をこの値程度に抑制することができ、ホーニング加工用砥石が、本来の設計上の寿命に至る以前に、ワークの歯形形状誤差が規定値を越えて大きくなり過ぎることにより使用不可となり実質的な寿命が短くなることを防止できることが確認された。
【0048】
尚、上記実施形態は、ホーニング加工用砥石とワーク又はドレッシング用砥石との噛合状態に関するパラメータを、具体的には、ホーニング加工用砥石とワーク又はドレッシング用砥石の回転中心間距離Sとし、この中心間距離Sに応じて、ドレッシング用砥石を歯形形状の異なるものに変更するようにしたものであったが、かかるパラメータとしては、ホーニング加工用砥石とワーク又はドレッシング用砥石との噛合状態に関するパラメータでさえあれば、他の種々のものを適用することもできる。
【0049】
また、このようなパラメータに応じてドレッシング用砥石の交換を行う代わりに、かかるパラメータ(例えば、上記の中心間距離S)とワーク加工数との相関関係を実際の加工データに基づいて求めておき、上記パラメータに基づいた交換ポイントに対応するワーク加工数に達した時点で、ドレッシング用砥石の交換を行うようにしても良い。なお、このようなドレッシング用砥石の交換を、ホーニング加工機の自動制御機能を活用して、自動で行わせるようにすることもできる。
【0050】
このように、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
本願の第1の発明によれば、ホーニング加工用砥石の加工部に対してドレッシングが繰り返される途中において、その途中時点での上記ホーニング加工用砥石で加工された上記ワークの研磨状態が、当該ホーニング加工用砥石の初期状態におけるワークとの噛合状態での研磨状態に近付くよう、上記途中時点での上記ホーニング加工用砥石の上記ワークとの噛合状態に関するパラメータに応じて、当該時点での上記ドレッシング用砥石の歯面形状を変更するようにしたことにより、上記ドレッシング用砥石によるホーニング加工用砥石の加工部への切り込みが進行するに連れて、ホーニング加工用砥石とドレッシング用砥石との(換言すれば、ワークとの)噛み合い圧力角が変化するとともに、ホーニング加工用砥石の歯先部分の歯厚が減少し砥石の撓みが増大して、ワークの形状精度のバラツキが次第に大きくなることを効果的にに防止できる。
また、これにより、ホーニング加工用砥石の本来の設計上の寿命に至る以前に、ワークの形状精度が規定下限値を下回るようになって砥石が実質的に使用不可となり、砥石寿命が実質的に短くなってしまうことを有効に防止できる。
【0052】
また、本願の第2の発明によれば、基本的には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、ホーニング加工用砥石とワークとの噛合状態は、両者の各回転中心間の距離に基づいて検出されるようにしたので、簡単かつ確実に、ホーニング加工用砥石と上記ワークとの噛合状態を検出することができる。
【0053】
更に、本願の第3の発明によれば、基本的には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、ホーニング加工用砥石が寿命に至るときのワークとの噛合状態に関するパラメータ値を求めておき、該パラメータ値を略等分した各時点においてドレッシングを行うようにしたので、ワークの形状精度のバラツキをより小さく抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るホーニング加工機の要部正面図である。
【図2】 前記ホーニング加工機の側面図である。
【図3】 前記ホーニング加工機のワーク支持機構の側面図である。
【図4】 ホーニング加工用砥石の要部とドレッシング用砥石の断面図である。
【図5】 前記ホーニング加工機の制御系のブロック図である。
【図6】 前記ホーニング加工用砥石とドレッシング用砥石の噛合状態を拡大して示す斜視図である。
【図7】 前記ホーニング加工用砥石でホーニング加工されたワークの歯部を拡大して示す斜視図である。
【図8】 ホーニング加工用砥石が新品のときのワークの歯形をモデル化して示す説明図である。
【図9】 上記ホーニング加工用砥石にドレッシングを繰り返した後のワークの歯形をモデル化して示した説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態に係るドレッシング方法の基本的な原理を説明するためのもので、ドレッシング用砥石およびワークの歯形形状の推移を示す説明図である。
【図11】 上記実施の形態に係るドレッシング方法の確認試験の試験結果を示すグラフである。
【図12】 上記確認試験におけるドレッシング用砥石およびワークの歯形形状の推移を示す説明図である。
【図13】 本発明の実施の形態に係るドレッシング方法の基本な原理を説明するためのもので、歯形形状誤差の推移をモデル化して示す線図である。
【図14】 従来例に係るドレッシング方法を説明するためのもので、歯形形状誤差の推移をモデル化して示す線図である。
【図15】 ドレッシングの進行に伴なうホーニング加工用砥石の歯部の形状変化を拡大して示す説明図である。
【符号の説明】
14…ホーニング加工用砥石
25…ドレッシング用砥石
M…ホーニング加工機
S…ホーニング加工用砥石とワークの中心間距離
Claims (3)
- 一群の歯車状ワークをホーニング加工用砥石にて順次ホーニング加工する途中に、該ホーニング加工用砥石の加工部に対しドレッシング用砥石にてドレッシングを行うホーニング加工用砥石のドレッシング方法であって、
上記ドレッシングが繰り返される途中において、その途中時点での上記ホーニング加工用砥石で加工された上記ワークの研磨状態が、当該ホーニング加工用砥石の初期状態におけるワークとの噛合状態での研磨状態に近付くよう、上記途中時点での上記ホーニング加工用砥石の上記ワークとの噛合状態に関するパラメータに応じて、当該時点での上記ドレッシング用砥石の歯面形状を変更することを特徴とするホーニング加工用砥石のドレッシング方法。 - 上記ホーニング加工用砥石と上記ワークとの噛合状態は、両者の各回転中心間の距離に基づいて検出されることを特徴とする請求項1記載のホーニング加工用砥石のドレッシング方法。
- 上記ホーニング加工用砥石が寿命に至るときの上記ワークとの噛合状態に関するパラメータ値を求めておき、該パラメータ値を略等分した各時点においてドレッシングを行うことを特徴とする請求項1記載のホーニング加工用砥石のドレッシング方法。
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