JP3864638B2 - 情報検索装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用のナビゲーション装置においては、主制御部、入力装置、現在位置検出装置、記録媒体としての情報記録装置、出力装置、情報送受信装置等を備え、運転者が前記入力装置を操作して目的地を設定すると、主制御部によって、経路探索処理が行われ、出発地又は現在位置から目的地までの経路が探索され、出力装置の表示画面に経路、現在位置、周辺の地図等が表示される。前記主制御部はCPU等を備える。
【0003】
ところで、前記目的地を設定する場合、あらかじめ設定された目標名称、ジャンル及び都市名称から成る入力項目が前記表示画面に表示され、運転者が入力項目を選択すると、主制御部は、各入力項目に従って前記情報記録装置に記録された登録地検索データにアクセスするようになっている。なお、該目標登録地は、地名、施設名称等の物件を表す。
【0004】
図2は従来の登録地検索データのデータリンクを示す図である。
【0005】
図において、I1は情報記録装置に記録されたプログラムを起動することによって設定される目的地インデックスであり、該目的地インデックスI1は、運転者が入力項目として目標名称、ジャンル及び都市名称のうちのいずれかを選択すると、それに対応させて、目標名称ファイルT1、ジャンルファイルT2及び都市名称ファイルT3のうちのいずれかのアドレスを発生させる。そして、前記目標名称ファイルT1は、目標名称の入力に必要なデータ、目標登録地の格納位置等から成る。ジャンルファイルT2及び都市名称ファイルT3は、それぞれ、ジャンルを検索するのに必要なジャンルコード及び都市名称を検索するのに必要な都市コードから成る。また、前記目標名称ファイルT1及び都市名称ファイルT3は、いずれもツリー状のデータ構造を有し、運転者が図示されない入力装置を操作して目標名称、都市名称等を50音、アルファベット等によって先頭の文字から順に入力すると、入力された文字に従ってそれぞれ目標名称及び都市名称が検索され、検索よって得られた対象データがリストとして出力装置の表示画面に表示される。また、ジャンルファイルT2には、駅、ホテル、銀行等のジャンルがリストとして、又は階層的に記録される。
【0006】
したがって、運転者が、例えば、入力項目として目標名称(例えば、「ABCHOTEL」)を選択すると、目標名称ファイルT1において目標名称が検索される。そして、運転者が、入力項目としてジャンル(例えば、「HOTEL」)を選択するとともに、都市名称(例えば、「LONDON」)を選択すると、ジャンルファイルT2においてジャンルが検索され、検索によって得られた対象データに付されたジャンルコードが確定されるとともに、都市名称ファイルT3において都市名称が検索され、検索によって得られた対象データに付された都市コードが確定される。
【0007】
したがって、図示されないCPUの検索処理手段は、前記目標名称ファイルT1における目標名称の検索によって得られた対象データから、ジャンルコード及び都市コードが一致するものを抽出し、抽出された対象データに基づいて目標登録地データD1にアクセスして目標登録地を検索する。続いて、前記CPUの報知処理手段は、検索によって得られた前記対象データをリストとして表示画面に表示する。
【0008】
このように、運転者が、入力項目として、例えば、目標名称、ジャンル及び都市名称を選択すると、目標名称、ジャンル及び都市名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示されるので、前記リストから所定の目標登録地を選択することによって目的地を設定することができる。
【0009】
ところで、一般に、目標登録地は階層的に表される複数の行政エリヤ、例えば、広い順にSTATE、CITY、DISTRICT等(日本の行政エリヤにおいては、都道府県、市、区、町等)に属する。そこで、前記都市名称ファイルT3において、都市名称を選択するに当たり、行政エリヤを指定するためにCITY及びDISTRICTを入力することができるようになっている。この場合、前記行政エリヤを広いものから順に、例えば、CITYの次にDISTRICTを入力する必要がある。
【0010】
図44は従来の都市名称を選択する際の行政エリヤの入力例を示す図である。
【0011】
まず、運転者が都市名称ファイルT3(図2)においてCITYについて検索を行うと、表示画面にCITYに属する都市名称のリストが表示される。そして、運転者がCITYのリストからLONDONを選択して入力すると、表示画面にBRENTFORD、EDGWARE、HAMPTON等から成るDISTRICTに属する都市名称のリストが表示される。そこで、運転者はDISTRICTのリストからBRENTFORD、EDGWARE、HAMPTON等のうちの一つを選択して入力する。このようにして目標登録地の詳細データを取得することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の登録地検索データにおいては、都市名称を選択するに当たり、行政エリヤを広いものから順に入力する必要があるので、各地域の名称がどの行政エリヤに属するかの知識がないと、都市名称を円滑に選択することができない。例えば、運転者が、DISTRICTに属するBRENTFORDをCITYに属すると想定し、CITYに属する都市名称のリストの中からBRENTFORDを探そうとすると、BRENTFORDはCITYに属する都市名称のリストにはなく、DISTRICTに属する都市名称のリストにあるので、DISTRICTに属する都市名称のリストが表示されない限り、BRENTFORDを入力することはできない。
【0013】
本発明は、前記従来の登録地検索データの問題点を解決して、都市名称を円滑に選択することができる情報検索装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の情報検索装置においては、記録媒体に記録された目標登録地データに基づいて、地図上の地点を検索するようになっている。
そして、それぞれ都市コードが付された都市名称のデータから成る都市名称ファイルを備え、該都市名称ファイルと対応させて目標登録地データが記録された記録媒体と、都市名称が選択されるのに伴って、都市名称ファイルに基づいて、都市名称に含まれる目標登録地を検索し、都市コードに対する目標登録地データを出力する検索処理手段と、上位階層の都市名称、及び下位階層の都市名称に上位階層の都市名称を付したものを同一階層として扱い、リスト表示する報知処理手段とを有する。
【0015】
また、前記記録媒体は、前記都市コードのファイルから成る都市コードファイルを備え、該都市コードファイル及び目標登録地データにおいて、各都市コードは、上位の階層から下位の階層までの複数の階層を表す複数の階層コード部から成り、該各階層コード部の設定によって、前記都市コードに対する都市名称の検索項目が、上位階層の都市名称と下位階層の都市名称とを同一階層にして記録される。
【0016】
本発明の他の情報検索装置においては、さらに、前記記録媒体において、前記上位階層の都市名称と下位階層の都市名称とがあらかじめ組み合わせられ、各組合せと対応させて前記都市コードが付される。
【0017】
本発明更に他の情報検索装置においては、さらに、前記記録媒体に記録された目標登録地データにおいて、上位階層の目標登録地に付される都市コードは、下位階層の目標登録地にも付される。
【0018】
本発明の更に他の情報検索装置においては、さらに、前記記録媒体に記録された目標登録地データにおいて、各都市コードが、階層化された各目標登録地に付される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
図3は本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置のブロック図である。
【0025】
図において、11は運転者が操作することによって、例えば、目的地を電話番号、地図上の座標等によって入力したり、経路の案内、すなわち、経路案内に関する情報、経路の探索、すなわち、経路探索に関する情報等を入力するための入力装置、12は車両の現在位置に関する情報を検出する現在位置検出装置、13は経路探索を行うのに必要なデータ、経路案内を行うのに必要な表示用又は音声出力用のデータ、プログラム(アプリケーション又はOS)等の登録地検索データが記録された、記録媒体としての情報記録装置、14はナビゲーション装置の全体の制御を行うとともに、経路探索を行うための経路探索処理、経路案内を行うための経路案内処理等を行う主制御部、15は車両の走行に関する道路情報、交通情報、渋滞情報等を受信したり、車両の現在位置に関する情報を送受信したりする情報送受信装置、16は前記経路案内に関する情報を出力する出力装置である。
【0026】
前記入力装置11としては、タッチスイッチ、ジョグダイヤル、リモートコントローラ等が使用される。また、音声入力を可能にするための音声認識装置、ICカード、磁気カード等に記録されたデータを読み取る記憶カード読取装置等を入力装置11に付加することもできる。そして、ナビゲーションに必要なデータが蓄積され、運転者の指示によって通信回線を介して情報を提供する情報センタとの間、又は地図データ、目的地データ等を有する携帯型電子装置との間でデータの送受信を行うためのデータ通信装置を入力装置11に付加することもできる。
【0027】
また、前記現在位置検出装置12としては、衛星航法システム(GPS)を利用して車両の現在位置、走行速度、絶対方位等を算出するGPS受信装置、現在位置情報、車線情報等を受信するビーコン受信装置、セルラフォーン(自動車電話)、FM多重信号等を利用して衛星航法システムの補正信号を受信するデータ受信装置を使用することができる。そして、該データ受信装置としては、地磁気を利用することによって絶対方位で車両の進行方位を検出する絶対方位センサ、ステアリングセンサ、ジャイロセンサ等を利用することによって相対方位で車両の進行方位を検出する相対方位センサ、又は車輪の回転速度に基づいて車両の走行距離を検出する距離センサを使用することができる。
【0028】
前記情報記録装置13は、ナビゲーション用のプログラム及びデータが記録された外部記録装置であり、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、フロッピィディスク、メモリカード等から成る。前記プログラムとしては、経路探索処理を行うためのプログラム、音声入力により対話的に案内を行うためのプログラム、経路案内に必要な表示・音声出力制御処理を行うためのプログラム、地点、施設等を検索するためのプログラム等が記録され、前記データとしては、地図データ、探索データ、マップマッチングデータ、目的地データ、登録地点データ、道路データ、交差点、分岐点等の画像データ、ジャンル・データ、ランドマークデータ等がファイルとして記録される。なお、情報記録装置13にデータだけを記録し、主制御部14にプログラムを記録したり、情報記録装置13にプログラムの一部及びデータを記録し、主制御部14にプログラムの残りを記録したりすることもできる。
【0029】
前記主制御部14は、各種の演算処理を実行するCPU、経路探索処理及び経路案内処理を行うためのプログラム、条件設定を行うためのデータ、各種のパラメータ等を不揮発的に記録する比較的大容量のフラッシュメモリ(例えば、書換可能なEEPROM)、該フラッシュメモリ及びCD−ROMのデータチェックを行ったり、CD−ROMの立上処理を行ったり、プログラムの更新処理を行ったりするためのプログラムが記録された比較的小容量のROM、並びに設定された目的地の地点座標、道路名コード番号等から成る探索経路、及び演算処理中のデータを一時的に記録するRAMから成る。
【0030】
前記CD−ROMの立上処理においては、前記ROMに記録されたプログラムを起動して、フラッシュメモリに記録されたプログラムチェックを行った後、前記情報記録装置13のCD−ROMのディスク管理情報等を読み込む。プログラムの更新処理は、前記ディスク管理情報及びフラッシュメモリの状態に基づいて行われる。
【0031】
なお、入力装置11からの音声入力によって対話処理を行ったり、主制御部14からの音声出力制御信号に基づいて情報記録装置13から読み出した音声、フレーズ、一まとまりの文章、音等を合成し、アナログ信号に変換してスピーカに出力したりする音声プロセッサ、通信による入出力データのやり取りを行う通信インタフェース、現在位置検出装置12からのセンサ信号を取り込むためのセンサ入力インタフェース、内部ダイアグ情報に日付及び時間を記入するための時計等が配設される。そして、前記更新処理を行うためのプログラムは、情報記録装置13に記録される。
【0032】
また、情報送受信装置15は図示されないデータ送受信装置を備える。該データ送受信装置は、FM多重放送、電波ビーコン、光ビーコン等を利用するVlCS情報受信装置を使用したり、携帯電話、パソコン等を使用したりすることによって、情報センタ(例えば、ATIS)、他の車両等との間において情報通信を行うことができる。
【0033】
そして、出力装置16は、前記経路案内に関する情報を、ディスプレイ等の表示装置の表示画面に表示したり、スピーカ等の音声出力装置によって出力したりする。また、前記出力装置16は、主制御部14によって処理されたデータ等をプリンタ等に印刷出力する機能を備える。前記表示装置は、簡易型の液晶表示器等によって形成され、運転席の近傍のインストルメントパネル内に配設される。そして、主制御部14によって処理された地図データ、案内データ等に基づいて、案内図、交差点拡大図等が前記表示画面に表示される。また、必要に応じて、目的地名、時刻、距離、進行方向を示す矢印等を表示画面に表示することもできる。なお、表示装置は画像データを一時的に保持するメモリを備える。また、前記表示画面にタッチパネル、タッチスクリーン等を含むタブレットを配設し、表示画面に触れることによって入力を行うこともできる。
【0034】
次に、前記ナビゲーション装置の動作について説明する。
【0035】
図4は本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【0036】
まず、主制御部14(図3)は、初期化処理を行い、情報記録装置13からプログラムを読み出し、該プログラムをフラッシュメモリに記録して起動する。前記プログラムが起動されると、主制御部14は現在位置検出処理を行い、現在位置検出装置12によって現在位置が検出され、主制御部14は現在位置に基づいて、表示画面に現在位置、周辺の地図等を表示する。
【0037】
続いて、運転者が、入力装置11を操作して目標名称、ジャンル、都市名称等の入力項目を選択すると、主制御部14は各入力項目に従って目的地設定処理を行うとともに、現在位置又は出発地から目的地までの経路探索処理を行う。そして、経路探索処理が終了すると、主制御部14は、経路案内処理を行い、現在位置に基づいて現在位置追跡処理を行いながら、車両が目的地に到達するまで表示画面に経路を表示する。
【0038】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 初期化処理を行う。
ステップS2 現在位置検出処理を行う。
ステップS3 目的地設定処理を行う。
ステップS4 経路探索処理を行う。
ステップS5 経路案内処理を行い、リターンする。
【0039】
ところで、主制御部14は、目的地設定処理において、各入力項目の組合せによって目標登録地を検索するようになっている。そのために、前記情報記録装置13にあらかじめ前記登録地検索データが記録され、該登録地検索データによって、各入力項目に対応するリスト、ファイル等の検索ファイルから成るデータリンクが形成される。そして、前記検索ファイルには、前記各入力項目に対応する検索データが記録され、運転者によって入力項目が選択されると、選択された入力項目に適したデータ遷移の経路が前記データリンクに設定される。なお、前記目標登録地は、地名、施設名称等の物件を表す。
【0040】
次に、前記データリンクについて説明する。
【0041】
図5は本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクを示す第1の図、図6は本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクを示す第2の図である。
【0042】
図5において、I11は目的地を設定するための入力項目、例えば、ジャンル、目標名称、ストリート名称、都市名称及び全都市名称のインデックスを表す目的地インデックスであり、運転者が入力項目としてジャンル、目標名称、ストリート名称、都市名称及び全都市名称のうちのいずれかを選択すると、目的地インデックスI11は、それぞれ対応するアドレスを発生させる。また、T11は運転者が目標名称を選択したときに、目的地インデックスI11によって発生させられるアドレスに形成され、遷移先のデータとして設定される目標名称ファイル、L11は運転者がジャンルを選択したときに、目的地インデックスI11によって発生させられるアドレスに形成され、遷移先のデータとして設定されるジャンル選択ファイル、T12は運転者がジャンルを選択した後、目標名称を選択したときに遷移先のデータとして設定されるジャンル・目標名称ファイル、T13は運転者がジャンルを選択した後、都市名称を選択したときに遷移先のデータとして設定されるジャンル・都市名称ファイル、T14は運転者がジャンルを選択し、都市名称を選択した後、目標名称を選択したときに遷移先のデータとして設定されるジャンル・都市・目標名称ファイル、T15は運転者がストリート名称を選択したときに、目的地インデックスI11によって発生させられるアドレスに形成され、遷移先のデータとして設定されるストリート名称ファイル、T16は運転者が都市名称を選択したときに、目的地インデックスI11によって発生させられるアドレスに形成され、遷移先のデータとして設定される都市名称ファイル、T17は運転者が都市名称を選択した後、ストリート名称を選択したときに遷移先のデータとして設定される都市・ストリート名称ファイル、T18は運転者が全都市名称を選択したときに、目的地インデックスI11によって発生させられるアドレスに形成され、遷移先のデータとして設定される全都市名称ファイル、T19は運転者が全都市名称を選択した後、目標名称を選択したときに遷移先のデータとして設定される都市・目標名称ファイルである。なお、目標名称ファイルT11、ジャンル選択ファイルL11及び全都市名称ファイルT18によって第1の検索ファイルが、ジャンル・目標名称ファイルT12、ジャンル・都市名称ファイルT13及び都市・目標名称ファイルT19によって第2の検索ファイルが、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14によって第3の検索ファイルが構成される。
【0043】
また、D11は前記目標名称ファイルT11に対応させて遷移先のデータとして設定される目標登録地データ、D12は前記ジャンル・目標名称ファイルT12に対応させて遷移先のデータとして設定される目標登録地データ、D13は前記ジャンル・都市・目標名称ファイルT14に対応させて遷移先のデータとして設定される目標登録地データ、D15はストリート名称ファイルT15に対応させて遷移先のデータとして設定されるストリート登録地データ、D16は都市・ストリート名称ファイルT17に対応させて遷移先のデータとして設定されるストリート登録地データ、D18は都市・目標名称ファイルT19に対応させて遷移先のデータとして設定される目標登録地データである。
【0044】
また、図6において、A11は情報記録装置13に記録されたプログラムを起動することによって設定される管理データインデックスであり、主制御部14が、管理データインデックスA11において、各種の管理データを発生させることによって、目的地ユニットアドレスAD11にアクセスする。
【0045】
該目的地ユニットアドレスAD11は、前記各種の管理データを発生させることによって参照される各種のユニットアドレステーブルから成る。
【0046】
そして、前記目的地ユニットアドレスAD11を参照することによって都市名称テーブルD25、目標登録地データD11〜D13、D18ストリート登録地データD15、D16、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14、都市・目標名称ファイルT19等の位置を表す各アドレスを得ることができる。また、前記ストリート登録地データD15、D16が設定されたときに、遷移先のデータとしてセカンドストリートファイルT23及びハウスナンバD24が設定される。
【0047】
次に、前記構成のデータリンクに基づいて目標登録地を検索する動作について説明する。
【0048】
図1は本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクの第1の要部概念図、図7は本発明の実施の形態における遷移先のデータを示す第1の図、図8は本発明の実施の形態におけるデータ遷移の経路を示す第1の図である。なお、図7において、○は入力項目が確定した状態、×は入力項目が未入力である状態、▲は入力項目が途中まで入力された状態を示す。
【0049】
運転者が、目的地インデックスI11において、一つの入力項目、例えば、目標名称だけを選択すると、目標名称ファイルT11においてコードとしての目標名称コードに基づいて目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。このとき、運転者が前記リストから所定の目標登録地を選択すると、CPUの図示されない検索処理手段は前記目標登録地データD2にアクセスし、前記目標登録地の詳細な情報を取得する。なお、前記リストの表示は、運転者による入力装置11の操作に基づいて行ったり、CPUによって自動的に行ったり、対象データの数が設定値より少なくなったときにCPUによって自動的に行ったりすることができる。
【0050】
なお、正しい目標名称が分からない場合、目標名称が長い場合等においては、運転者が目標名称を途中まで入力しただけでも、図7の▲で示されるように遷移先のデータは決定され、例えば、目標名称ファイルT11において目標名称の検索が実行される。そして、検索によって得られた対象データの数が少ない場合、前記リストから所定の目標登録地を選択することができる。
【0051】
また、運転者が、目的地インデックスI11において、複数の入力項目を選択すると、選択された入力項目に対応する検索ファイルにおいて入力項目が検索され、その分、検索によって得られる対象データの数を小さくすることができ、前記リストから所定の目標登録地を選択するのが容易になる。そのために、前述されたように、ジャンル選択ファイルL11の遷移先のデータとしてジャンル・目標名称ファイルT12が、全都市名称ファイルT18の遷移先のデータとして都市・目標名称ファイルT19がそれぞれ設定される。そして、ジャンル・目標名称ファイルT12及び都市・目標名称ファイルT19においては、いずれも、二つ以上の入力項目が、ジャンルコード、目標名称コード及び都市コードのうちの前記入力項目に対応するコードに従って検索される。なお、ジャンル・目標名称ファイルT12において各ジャンルごとに、都市・目標名称ファイルT19において各都市ごとにデータを記録することもできる。
【0052】
この場合、図7に示されるように、遷移先のデータは、各入力項目が選択された順序、すなわち、入力順序に関係なく設定される。また、図8に示されるように、データ遷移の経路は各入力項目の入力順序に基づいて決定される。
【0053】
したがって、最初に所定の入力項目を選択すると、遷移先のデータとして、選択された入力項目に対応する検索ファイルが設定され、設定された検索ファイルにおいて前記入力項目が検索される。このとき、検索によって得られた対象データの数が十分に小さくなっていないと、運転者は他の入力項目を更に選択して、対象データの数を小さくしようとする。そこで、運転者が他の入力項目を選択すると、選択された入力項目に対応する新たな検索ファイルが設定され、設定された検索ファイルにおいて新たな入力項目が検索される。
【0054】
この場合、最初の入力項目、及び新たな入力項目が検索されることになるが、前述されたように、前記データリンクには、二つ以上の入力項目を検索することが可能な検索ファイルが設定されている。したがって、該検索ファイルが新たな検索ファイルとして設定された場合、最初の入力項目は既に検索されているので、新たな検索ファイルにおいては検索されない。
【0055】
例えば、最初に目標名称を選択すると、遷移先のデータとして目標名称ファイルT11が設定され、該目標名称ファイルT11において目標名称が検索される。
【0056】
なお、検索された結果の情報、例えば、都市コード等は、メモリ(例えば、主制御部14のRAM、ハードディスク等の記録手段)に記録される。これにより、他の入力項目が選択された場合に、次の検索ファイルにおいて他の入力項目は前記情報に基づいて検索される。したがって、検索が容易になる。
【0057】
そして、検索によって得られた対象データの数が十分に小さくなっていないと、運転者は、例えば、ジャンルを更に選択して、対象データの数を小さくしようとする。そこで、運転者がジャンルを選択すると、ジャンル選択ファイルL11が設定され、該ジャンル選択ファイルL11においてジャンルが検索される。
【0058】
この場合、目標名称及びジャンルが検索されることになるが、前記データリンクには、ジャンル選択ファイルL11からの遷移先のデータとしてジャンル・目標名称ファイルT12が設定されている。したがって、該ジャンル・目標名称ファイルT12において入力項目が検索される場合、目標名称は目標名称ファイルT11において既に検索されているので、ジャンル・目標名称ファイルT12においては検索されない。その結果、検索の対象を少なくすることができる。
【0059】
続いて、一つ又は複数の入力項目を選択した場合の、遷移先のデータ及びデータ遷移の経路の具体例について説明する。
【0060】
運転者が、目的地インデックスI11において、入力項目として目標名称(例えば、「ABC HOTEL」)だけを選択すると、目標名称ファイルT11が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、目標名称ファイルT11−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD11に相当する。)になり、目標名称コードに基づいて目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0061】
また、運転者が、目的地インデックスI11において、入力項目としてジャンル(例えば、「HOTEL」)を選択した後、目標名称を選択すると、ジャンル・目標名称ファイルT12が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・目標名称ファイルT12−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD12に相当する。)になり、ジャンルコード及び目標名称コードに基づいてジャンル及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0062】
さらに、運転者が、目的地インデックスI11において、入力項目として全都市名称(例えば、「LONDON」)を選択した後、目標名称を選択すると、都市・目標名称ファイルT19が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、全都市名称ファイルT18−都市・目標名称ファイルT19−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD18に相当する。)になり、都市コード及び目標名称コードに基づいて都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0063】
そして、運転者が、図8の入力順序のパターン#1で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目としてジャンルを選択した後、全都市名称を選択し、目標名称を選択すると、都市・目標名称ファイルT19が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、ジャンル選択ファイルL11−全都市名称ファイルT18−都市・目標名称ファイルT19−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0064】
また、運転者が、図8の入力順序のパターン#2で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目としてジャンルを選択した後、目標名称を選択し、全都市名称を選択すると、都市・目標名称ファイルT19が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・目標名称ファイルT12−全都市名称ファイルT18−都市・目標名称ファイルT19−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0065】
また、運転者が、図8の入力順序のパターン#3で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目として全都市名称を選択した後、ジャンルを選択し、目標名称を選択すると、ジャンル・目標名称ファイルT12が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、全都市名称ファイルT18−ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・目標名称ファイルT12−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0066】
そして、運転者が、図8の入力順序のパターン#4で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目として全都市名称を選択した後、目標名称を選択し、ジャンルを選択すると、ジャンル・目標名称ファイルT12が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、全都市名称ファイルT18−都市・目標名称ファイルT19−ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・目標名称ファイルT12−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0067】
また、運転者が、図8の入力順序のパターン#5で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目として目標名称を選択した後、ジャンルを選択し、全都市名称を選択すると、都市・目標名称ファイルT19が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、目標名称ファイルT11−ジャンル選択ファイルL11−全都市名称ファイルT18−都市・目標名称ファイルT19−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0068】
そして、運転者が、図8の入力順序のパターン#6で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目として目標名称を選択した後、全都市名称を選択し、ジャンルを選択すると、ジャンル・目標名称ファイルT12が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、目標名称ファイルT11−全都市名称ファイルT18−ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・目標名称ファイルT12−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0069】
このように、本実施の形態においては、目的地インデックスI11の遷移先のデータとして目標名称ファイルT11、ジャンル選択ファイルL11及び全都市名称ファイルT18が形成されているだけでなく、前記ジャンル選択ファイルL11の遷移先のデータとしてジャンル・目標名称ファイルT12が、全都市名称ファイルT18の遷移先のデータとして都市・目標名称ファイルT19がそれぞれ形成されるので、入力項目の組合せによってデータ遷移の経路及び遷移先のデータが決定される。
【0070】
したがって、運転者は、ジャンル、目標名称、都市名称及び全都市名称の各入力項目を任意の順序で選択して検索することができるので、目的地を設定する際の操作性を向上させることができる。また、例えば、目標名称を検索することによって得られたすべての対象データの中から、ジャンルコード及び都市コードが一致するものを抽出する必要がなくなるので、目標名称、ジャンル及び都市名称のすべてを検索することにならない。したがって、前記CPUの検索処理手段の処理速度を高くすることができる。
【0071】
しかも、目標登録地データにアクセスする等のデータの管理にジャンルコード、目標名称コード及び都市コードを使用しているので、情報記録装置13のデータサイズを小さくすることができる。
【0072】
次に、前記検索処理手段の処理速度を更に高くすることができるようにした実施の形態について説明する。なお、図1及び3〜8に示される実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0073】
図9は本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクの第2の要部概念図、図10は本発明の実施の形態における遷移先のデータを示す第2の図、図11は本発明の実施の形態におけるデータ遷移の経路を示す第2の図である。
【0074】
この場合、運転者が、目的地インデックスI11において、複数の入力項目を選択すると、選択された入力項目に対応する検索ファイルにおいて入力項目が検索され、その分、検索によって得られる対象データの数を小さくすることができ、前記リストから所定の目標登録地を選択するのが容易になる。そのために、前述されたように、ジャンル選択ファイルL11の遷移先のデータとして、ジャンル・目標名称ファイルT12及びジャンル・都市名称ファイルT13が、該ジャンル・都市名称ファイルT13の遷移先のデータとしてジャンル・都市・目標名称ファイルT14が、都市名称ファイルT16の遷移先のデータとして都市・ストリート名称ファイルT17が、全都市名称ファイルT18の遷移先のデータとして都市・目標名称ファイルT19がそれぞれ設定される。そして、ジャンル・目標名称ファイルT12、ジャンル・都市名称ファイルT13、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14、都市・ストリート名称ファイルT17及び都市・目標名称ファイルT19においては、いずれも、二つ以上の入力項目が、ジャンルコード、目標名称コード、都市コード、ストリート名称コードのうちの前記入力項目に対応するコードに従って検索される。なお、ジャンル・目標名称ファイルT12及びジャンル・都市名称ファイルT13において各ジャンルごとに、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14において各ジャンルごと及び各都市ごとに、都市・ストリート名称ファイルT17及び都市・目標名称ファイルT19において各都市ごとにデータを記録することもできる。
【0075】
このように、ジャンル選択ファイルL11の遷移先のデータとしてジャンル・目標名称ファイルT12が形成されるほかにジャンル・都市名称ファイルT13が形成され、該ジャンル・都市名称ファイルT13の遷移先のデータとしてジャンル・都市・目標名称ファイルT14が形成される。すなわち、図10に示されるように、遷移先のデータとして、都市・目標名称ファイルT19に代えてジャンル・都市・目標名称ファイルT14が使用される。したがって、ジャンル・都市名称ファイルT13及びジャンル・都市・目標名称ファイルT14が形成される分、多くの入力項目を選択して検索を行うことが可能になるので、検索処理手段の処理速度を更に高くすることができる。
【0076】
そして、運転者が、図11の入力順序のパターン#1で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目としてジャンルを選択した後、都市名称を選択し、目標名称を選択すると、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・都市名称ファイルT13−ジャンル・都市・目標名称ファイルT14−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0077】
そして、運転者が、図11の入力順序のパターン#2で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目としてジャンルを選択した後、目標名称を選択し、都市名称を選択すると、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・目標名称ファイルT12−ジャンル・都市名称ファイルT13−ジャンル・都市・目標名称ファイルT14−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0078】
また、運転者が、図11の入力順序のパターン#3で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目として全都市名称を選択した後、ジャンルを選択し、目標名称を選択すると、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、全都市名称ファイルT18−ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・都市名称ファイルT13−ジャンル・都市・目標名称ファイルT14−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0079】
そして、運転者が、図11の入力順序のパターン#4で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目として全都市名称を選択した後、目標名称を選択し、ジャンルを選択すると、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、全都市名称ファイルT18−都市・目標名称ファイルT19−ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・都市名称ファイルT13−ジャンル・都市・目標名称ファイルT14−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0080】
また、運転者が、図11の入力順序のパターン#5で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目として目標名称を選択した後、ジャンルを選択し、都市名称を選択すると、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、目標名称ファイルT11−ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・都市名称ファイルT13−ジャンル・都市・目標名称ファイルT14−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0081】
そして、運転者が、図11の入力順序のパターン#6で示されるように、目的地インデックスI11において、入力項目として目標名称を選択した後、全都市名称を選択し、ジャンルを選択すると、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、目標名称ファイルT11−全都市名称ファイルT18−ジャンル選択ファイルL11−ジャンル・都市名称ファイルT13−ジャンル・都市・目標名称ファイルT14−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0082】
次に、都市コードについて説明する。
【0083】
図12は本発明の実施の形態におけるCITY名称リストを示す図、図13は本発明の実施の形態における都市名称テーブルにおける都市コードの付与状態を示す第1の図、図14は本発明の実施の形態における目標登録地データにおける都市コードの付与状態を示す第1の図である。
【0084】
都市名称ファイルT13(図5)及び全都市名称ファイルT18において都市名称を検索する際に都市名称テーブルD25(図6)が参照されるようになっているが、前記都市名称ファイルT13、全都市名称ファイルT18及び都市名称テーブルD25においては、図13に示されるように、メニュー上において都市コードに対して本来異なる階層に属する各都市名称の検索項目が、階層化されることなく、一層化されてフラットな構造を有する。
【0085】
そして、BRENTFORD/LONDON、EDGWARE/LONDON、HAMPTON/LONDON、LONDON等のように、CITYに属する都市名称とDISTRICTに属する都市名称とが組み合わせられ、各組合せに対して各都市コード(a〜d)が付される。すなわち、BRENTFORD/LONDONに都市コード(a)が、EDGWARE/LONDONに都市コード(b)が、HAMPTON/LONDONに都市コード(c)が、LONDONに都市コード(d)が付される。
【0086】
このように、都市名称テーブルD25及び目標登録地データD13、D18において、都市コードに対して各都市名称の検索項目が階層化されることなく、フラットな構造を有するので、表示画面においてCITYの名称だけでなく、CITYの名称とDISTRICTの名称との組合せが表示される。したがって、運転者に各地域の名称がどの行政エリヤに属するかの知識がなくても、都市名称を円滑に選択することができる。
【0087】
また、入力装置11(図3)を1回操作するだけで、都市名称の選択を行うことができるので、目的地を設定する際の操作性を向上させることができる。
【0088】
この場合、都市名称の一部だけが分かっている場合でも、容易に目的地を設定することができる。
【0089】
なお、前記都市コードを各都市名称に付加するに当たり、都市、行政エリア等が階層化され、例えば、上位の階層にCOUNTYレベルの地域が、中位の階層にCITYレベルの地域が、下位の階層にDISTRICTレベルの地域が割り当てられる。そして、前記上位の階層にCOUNTRYレベルの地域を割り当てたり、中位の階層にTOWNレベルの地域、BLOCKレベルの地域を割り当てたりすることもできる。
【0090】
次に、他の都市コードについて説明する。
【0091】
図15は本発明の実施の形態における都市名称テーブルにおける都市コードの付与状態を示す第2の図、図16は本発明の実施の形態における目標登録地データにおける都市コードの付与状態を示す第2の図である。
【0092】
この場合、都市名称テーブルD25(図6)において、図15に示されるように、都市コードに対して各都市名称の検索項目が階層化されることなく、フラットな構造を有する。そして、BRENTFORD/LONDON、EDGWARE/LONDON、HAMPTON/LONDON、LONDON等のように、CITYに属する都市名称とDISTRICTに属する都市名称とが組み合わせられ、各組合せに対して各行政エリヤに対応する複数の都市コード、すなわち、都市コード1(a)及び都市コード2(b〜d)が付される。
【0093】
すなわち、BRENTFORD/LONDONに都市コード1(a)及び都市コード2(b)が、EDGWARE/LONDONに都市コード1(a)及び都市コード2(c)が、HAMPTON/LONDONに都市コード1(a)及び都市コード2(d)が付される。なお、LONDONには都市コード1(a)だけが付される。
【0094】
このように、都市名称テーブルD25及び目標登録地データD13、D18において、都市コードに対して各都市名称の検索項目が階層化されることなく、フラットな構造を有するので、CITYに属する目標登録地の名称だけでなく、DISTRICTに属する目標登録地の名称もリストとして表示される。
【0095】
したがって、運転者に各地域の名称がどの行政エリヤに属するかの知識がなくても、名称都市名称を円滑に選択することができる。
【0096】
また、入力装置11(図3)を1回操作するだけで、都市名称の選択を行うことができるので、目的地を設定する際の操作性を向上させることができる。
【0097】
そして、各DISTRICTの目標登録地は、都市コード1(a)及び都市コード2(b〜d)のうちの一つが付され、多重登録されないので、情報記録装置13のデータサイズを小さくすることができる。
【0098】
前述されたように、前記都市名称ファイルT13(図5)及び全都市名称ファイルT18においては、各都市名称に都市コードが付され、各目標登録地データD13、D18においては、各目標登録地に都市コードが付され、都市名称ファイルT13、T16及び全都市名称ファイルT18において都市名称が検索され、検索によって得られた対象データの都市コードによって、前記各目標登録地データD13、D18にアクセスするようになっている。
【0099】
ところで、前記都市名称ファイルT13、T16及び全都市名称ファイルT18においては、前記対象データをリストとして表示画面に表示する場合、各対象データごとに都市名称が表示される。
【0100】
したがって、対象データの数が増加すると、都市コードが付された目標登録地を抽出するために、都市名称のすべてを検索する必要が生じることがある。その場合、前記検索処理手段の処理速度が低くなってしまう。また、都市名称が同じでも、目標登録地が異なる場合には、それぞれの対象データごとに都市名称が表示されるので、目標登録地を選択するのが難しくなってしまう。
【0101】
そこで、都市コードをファイル化した実施の形態について説明する。
【0102】
図17は本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクを示す第3の図である。
【0103】
図において、I21は情報記録装置13(図3)に記録されたプログラムを起動することによって設定される目的地インデックスであり、運転者が入力項目として目標名称、ジャンル及び都市名称のうちのいずれかを選択すると、目標名称ファイルT26、ジャンルファイルT27及び都市名称ファイルT28のアドレスを発生させる。
【0104】
また、T22は運転者がジャンルを選択した後、目標名称を選択したときにジャンルファイルT27からの遷移先のデータとして設定されるジャンル・目標名称ファイル、T29は運転者が都市名称を選択した後、目標名称を選択したときに都市名称ファイルT28からの遷移先のデータとして設定される都市・目標名称ファイル、T30は目標名称ファイルT26、ジャンル・目標名称ファイルT22及び都市・目標名称ファイルT29に対応させて遷移先のデータとして設定される都市コードファイル、D3は目標名称ファイルT26、ジャンル・目標名称ファイルT22及び都市・目標名称ファイルT29に対応させて遷移先のデータとして設定される目標登録地データである。
【0105】
そして、前記目標名称ファイルT26、ジャンルファイルT27及び都市名称ファイルT28は、ツリー状のデータ構造を有し、運転者が入力装置11を操作して目標名称、ジャンル及び都市名称を50音、アルファベット等によって先頭の文字から順に入力すると、入力された文字と一致する目標名称、ジャンル及び都市名称等の数が、残りリスト数として表示画面に表示される。続いて、運転者が入力装置11のリスト表示キー等を押すと、検索された目標名称、ジャンル及び都市名称がリストとして表示される。また、ジャンルファイルT27には、駅、ホテル、銀行等のジャンルがリストとして、又は階層的に記録される。
【0106】
したがって、運転者が、例えば、目的地インデックスI21において、入力項目として目標名称(例えば、「ABC HOTEL」)を選択すると、目標名称ファイルT21において目標名称が検索され、検索によって対象データが得られる。さらに、前記CPUの図示されない検索処理手段は、対象データから、目標名称コードが一致するものを抽出し、前記CPUの図示されない報知処理手段は、抽出された対象データを表示画面にリストとして表示する。
【0107】
また、運転者が、目的地インデックスI21において、入力項目としてジャンル(例えば、「HOTEL」)を選択した後、目標名称を選択すると、データ遷移の経路が、ジャンルファイルT27−ジャンル・目標名称ファイルT22−目標登録地データになり、ジャンルコード及び目標名称コードに基づいてジャンル及び目標名称が検索される。
【0108】
さらに、運転者が、目的地インデックスI21において、入力項目として都市名称(例えば、「LONDON」)を選択した後、目標名称を選択すると、データ遷移の経路が、都市名称ファイルT28−都市・目標名称ファイルT29−目標登録地データになり、都市コード及び目標名称コードに基づいて都市名称及び目標名称が検索される。
【0109】
なお、ジャンルファイルT27においてジャンルコードが確定され、都市名称ファイルT28において都市コードが確定されている場合には、対象データの数が少ない都市・目標名称ファイルT29において目標名称が検索される。
【0110】
ところで、前記都市名称ファイルT28及び目標登録地データにおいて、都市コードは階層的に付与されず、各都市名称、目標登録地及び都市コードは一対一に対応させられる。
【0111】
次に、都市コードファイルについて説明する。
【0112】
図18は本発明の実施の形態における都市コードファイルの都市コードの階層表現を示す概念図、図19は本発明の実施の形態における目標登録地の概念図、図20は本発明の実施の形態における都市コードファイルの通し番号表記の都市コードの階層表現を示す図、図21は本発明の実施の形態における都市コードファイルのデータ構造を示す図である。
【0113】
この場合、都市コードファイルT30(図17)の各都市名称及び目標登録地データの各目標登録地に都市コードが付される。そして、各都市コードは、上位の行政エリヤから下位の行政エリヤまでの複数の階層を表すLargeコード部、Baseコード部及びSmallコード部の各階層コード部から成る。そして、図18における都市コードの階層表現においては、各都市名称の地域が属する階層までの各階層については、それぞれ階層コード部が設定され、それより下の階層については、0が設定される。なお、図20に示されるように、Largeコード部はCOUNTYレベルの4桁の通し番号で、Baseコード部はCITYレベルの5桁の通し番号で、Smallコード部はDISTRICTレベルの5桁の通し番号で表される。したがって、各都市名称、目標登録地及び都市コードは一対一に対応させられる。
【0114】
なお、図19において、XYZ、WYZはCOUNTYに属する都市名称、A〜C、E、GはCITYに属する都市名称、A1、A2、B1、E1はDISTRICTに属する都市名称、黒の星印は目標登録地である。該目標登録地には、都市コードとして「111」が付される。該都市コードの「111」は都市名称A1に付されているが、都市名称A1に対応する目標登録地は、都市名称A1を有するDISTRICT、都市名称Aを有するCITY、及び都市名称XYZを有するCOUNTYに属する。したがって、前記目標登録地は、都市名称XYZを有するCOUNTY、都市名称Aを有するCITY及び都市名称A1を有するDISTRICTによって検索することができる。
【0115】
そのために、都市コードファイルT30においては、検索データとして、図21に示されるような、1段目からn段目までのカテゴリデータが形成され、対象データに付された通し番号表記の都市コードと各段のカテゴリデータとの大小が比較される。
【0116】
この場合、都市コードだけで各都市名称を確定することができるので、対象データは一つになり、表示画面に対象データをリストとして表示する必要がなくなる。したがって、情報記録装置13(図3)のデータサイズを小さくすることができる。その結果、前記検索処理手段の処理速度を高くすることができる。なお、都市名称が同じでも、目標登録地が異なる場合には、それぞれの対象データごとに都市コードが異なるので、表示画面に対象データをリストとして表示する必要はない。
【0117】
しかも、都市コードがファイル化されているので、すべての目標登録地を全件検索する必要がなくなる。
【0118】
また、中位の階層の都市名称が検索されたときに、前記都市コードファイルT30から下位の階層の都市名称を検索し、検索によって得られた対象データをリストとして表示画面に表示することができる。下位の階層の都市名称が分からない場合でも、リストを表示することによって段階的に下位の階層の都市名称をリスト化することができるので、目標登録地を容易に選択することができる。
【0119】
なお、都市コードに対して各都市名称の検索項目が階層化されることなく、フラットな構造を有するので、下位の階層の都市名称だけが分かっている場合も、目標登録地を容易に選択することができる。
【0120】
ところで、通常は、すべての都市名称に対応する都市コードについて階層化したカテゴリデータに基づいて検索しようとすると、段数、すなわち、値nが極めて大きくなってしまう。そこで、値nはあらかじめ所定の値、例えば、50、100等に設定され、n段目のカテゴリデータにおいても目標登録地を特定することができない場合、都市名称によって対象データの中から目標登録地が抽出される。
【0121】
したがって、都市名称ファイルT28によって都市名称が検索された場合、検索によって得られた対象データは一つになるので、対象データをリストとして表示画面に表示する必要がない。そして、前記都市コードファイルT30において都市コードが検索され、該都市コードは都市名称に置き換えられる。
【0122】
次に、前記構成のデータリンクに基づいて目的地を設定する動作について説明する。
【0123】
図22は本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクの第3の要部概念図である。
【0124】
運転者が、目的地インデックスI11において、入力項目として目標名称(例えば、「ABC HOTEL」)だけを選択すると、目標名称ファイルT11が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、目標名称ファイルT11−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD11に相当する。)になり、目標名称コードに基づいて目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0125】
また、運転者が、目的地インデックスI11において、入力項目としてジャンル(例えば、「HOTEL」)を選択した後、目標名称を選択すると、ジャンル・目標名称ファイルT12が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、ジャンルリストL11−ジャンル・目標名称ファイルT12−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD12に相当する。)になり、ジャンルコード及び目標名称コードに基づいてジャンル及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0126】
そして、運転者が、目的地インデックスI11において、入力項目としてジャンルを選択した後、都市名称(例えば、「LONDON」)を選択し、目標名称を選択すると、ジャンル・都市・目標名称ファイルT14が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、ジャンルリストL11−都市名称ファイルT13−ジャンル・都市・目標名称ファイルT14−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD13に相当する。)になり、ジャンルコード、都市コード及び目標名称コードに基づいてジャンル、都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0127】
さらに、運転者が、目的地インデックスI11において、入力項目として全都市名称を選択した後、目標名称を選択すると、都市・目標名称ファイルT19が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、全都市名称ファイルT18−都市・目標名称ファイルT19−目標登録地データD2(図5における目標登録地データD18に相当する。)になり、都市コード及び目標名称コードに基づいて都市名称及び目標名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0128】
また、運転者が、目的地インデックスI11において、入力項目としてストリート名称を選択すると、ストリート名称ファイルT15が遷移先のデータになるとともに、データ遷移の経路が、ストリート名称ファイルT15−ストリート登録地データD15になり、該ストリート登録地データD15からストリートコードに基づいてストリート名称が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。
【0129】
このように、対象データがリストとして表示画面に表示されるので、前記リストから所定の目標登録地を選択することによって、目的地を設定することができる。また、前記リストから所定のストリート登録地を選択し、目的地を設定することができる。
【0130】
ところで、運転者が、入力項目として、都市名称又はストリート名称を選択した場合は、前記リストが表示された後、更に番地を入力することによって目的地を設定することができる。
【0131】
そのために、前記ストリート登録地データD15、D16は、道路(リンク)を特定するための道路番号を表す道路番号データ、及び道路番号に対応させて設定され、所定の番地を表すアドレスレンジデータ(アドレスデータ)を備える。そして、前記検索処理手段は、運転者による指示に基づいて前記道路番号データ及びアドレスレンジデータを検索する。なお、この場合、前記検索処理手段によって制御手段が構成され、入力されたアドレスの情報に基づいて、前記アドレスレンジデータからアドレスを算出する。
【0132】
ところが、前記道路について、すべての番地をあらかじめアドレスレンジデータとして記録する場合、アドレスレンジデータの数が多くなり、情報記録装置13(図3)のデータサイズが大きくなってしまう。
【0133】
そこで、道路の始点及び終点にだけ番地を付し、番地に基づいて始点及び終点の位置座標を情報記録装置13の道路データに基づいて算出し、算出された位置座標を目的地とするようにしている。そして、始点と終点との間の地点については、番地に基づいて前記地点の位置座標を比例計算で算出し、算出された位置座標を目的地とするようにしている。この場合、位置座標を算出しようとする地点の番地、始点及び終点の各位置座標、並びに始点及び終点の各番地を表す文字列に基づいて前記位置座標が算出される。
【0134】
図23はストリート登録地の周辺の地図を示す図、図24はアドレスレンジデータの例を示す概念図、図25はアドレスレンジデータのデータ構造を示す図である。
【0135】
図23において、R1は道路、Ad1、Ad2は道路R1の始点及び終点に付された番地であり、この場合、始点の番地Ad1は「100100」、終点の番地Ad2は「100200」にされる。また、図24及び25において、d1は前記道路R1の道路番号を表す道路番号データ、d2、d3は番地Ad1、Ad2を表す文字列から成る番地データ、N1は位置座標を算出しようとする地点であり、道路番号データd1は「50」にされ、番地データd2、d3は「100100」、「100200」にされる。
【0136】
この場合、始点及び終点の各番地を表す文字列「100100」、「100200」に基づいて、地点N1の位置座標を比例計算によって算出することができる。
【0137】
ところが、国内において、番地は数字だけの文字列で表されるが、海外においては、番地が数字、英字、ハイフン等の記号から成る文字列で表されることがある。その場合、番地に基づいて目的地を設定することができない。
【0138】
そこで、CPUの演算処理手段によって前記番地データd2、d3を読み込み、所定のプログラムに従って演算処理を行うことにより地点N1の位置座標を算出することが考えられる。ところが、前記番地データd2、d3を読み込んだり、前記プログラムに従って演算処理を行ったりする必要があるので、演算処理手段の処理速度が低く、地点N1の位置座標を算出するのに時間がかかってしまう。
【0139】
そこで、番地が数字及び記号から成る場合のアドレスレンジデータのデータ構造が変更されるようになっている。
【0140】
図26は本発明の実施の形態におけるアドレスレンジデータのデータ構造を示す図、図27はストリート登録地の周辺の地図を示す図、図28はアドレスレンジデータの例を示す概念図、図29は本発明の実施の形態におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【0141】
図27において、R11は道路、Ad11、Ad12は道路R11の始点及び終点に付された番地であり、この場合、始点の番地Ad11は「10W100」、終点の番地Ad12は「10W200」にされる。
【0142】
そして、図26及び28において、d11は前記道路R11の道路番号を表す道路番号データ、d12は始点の番地Ad11のうちの非数字部の番地データ、d13は始点の番地Ad11のうちの数字部の番地データ、d14は終点の番地Ad12のうちの非数字部の番地データ、d15は終点の番地Ad12のうちの数字部の番地データ、N11は位置座標を算出しようとする地点であり、この場合、道路番号データd11は「50」、番地データd12は「10W3」、番地データd13は「100」、番地データd14は「10W3」、番地データd15は「200」にされる。そして、前記情報記録装置13の道路データ(地図情報)には、各道路に対応させて、前記数字部及び非数字部の情報が関連させて記録される。
【0143】
このように、各始点及び終点の番地Ad11、Ad12は、数字だけの文字列、及び数字以外の文字を含む文字列に分けられ、数字だけの文字列によって数字部の番地データd13、d15が、数字以外の文字を含む文字列によって非数字部の番地データd12、14が形成される。そして、前記非数字部は第1の記録部として、数字部は第2の記録部として記録される。
【0144】
ここで、番地データd12、d14における「10W3」は、文字列として「10W」を有する番地が、「10W000」から「10W999」まであることを意味する。すなわち、「10W」の後ろの「3」は、文字列の「10W」に付される数字の桁数である。なお、番地データd14が「10W3」であり、番地データd15が「999」である場合、次の番地は、桁が上がり、番地データd14は「11W3」になり、番地データd15は「000」になる。
【0145】
ところで、前記地点N11の番地が「10W150」である場合、運転者が番地として「10W150」を入力すると、前記CPUの道路特定処理手段は、道路番号データd11の「50」を読み込んで道路番号を特定する。続いて、CPUの位置座標算出手段は、前記地点N11の番地に基づいて、地点N11が道路R11の始点及び終点のうちのいずれかであるかどうかを判断し、始点及び終点のうちのいずれかである場合は、始点及び終点のうちのいずれかの位置座標を算出する。そして、地点N11が道路R11の始点及び終点のうちのいずれでもない場合、前記位置座標算出手段は、番地データd13、d15に基づいて地点N11の位置座標を算出する。このようにして、番地に基づいて目的地を設定することができる。
【0146】
この場合、始点及び終点の番地Ad11、Ad12のうちの数字部を表す文字列に基づいて地点N11の位置座標を単純な比例計算で算出することができるので、極めて短時間で目的地を設定することができる。
【0147】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 「10W150」を入力する。
ステップS12 道路番号を特定する。
ステップS13 地点N11が道路R11の始点及び終点のうちのいずれかであるかどうかを判断する。地点N11が道路R11の始点及び終点のうちのいずれかである場合はステップS14に、いずれでもない場合はステップS15に進む。
ステップS14 始点又は終点の位置座標を算出し、処理を終了する。
ステップS15 地点N11の位置座標を算出し、処理を終了する。
【0148】
ところで、運転者が、目的地インデックスI11において、入力項目として都市名称又はストリート名称を選択し、更に番地を入力する際に、入力装置11を操作して番地等を数字、記号等によって先頭の文字から順に入力するが、このとき、入力可能な文字を他の文字と識別することができるように、入力可能な文字キーを色分けしてハイライト表示を行うようにしたシステムが提供されている。この場合、CPUのハイライト表示処理手段は、ハウスナンバD24(図6)等を参照して次に入力可能な文字を検索し、検索された文字を色分けしてハイライト表示を行う。
【0149】
ところが、この場合、次に入力可能なすべての文字を検索する必要があるので、ハウスナンバD24を構成する番地等の数が多い場合、検索を終了するまでの時間が長くなり、ハイライト表示の応答性が低くなってしまう。
【0150】
そこで、ハイライト表示の応答性を高くすることができるようにした実施の形態について説明する。
【0151】
図30は本発明の実施の形態におけるハウスナンバのデータ構造を示す図である。
【0152】
図において、f1はアドレスレンジデータであり、該アドレスレンジデータf1は、図1に示されるようなデータ構造を有し、道路番号データd11(図26)及び番地データd12〜d15から成る。
【0153】
ところで、道路R11(図27)に隣接して公園等がある場合、道路R11の始点から終点までの所定の地点については、番地が付されていないことがある。その場合、番地が付された地点についてだけ番地を入力することができるように、あらかじめ番地が付された地点の番地データを、前記アドレスレンジデータf1の上位のデータとしてアドレス入力範囲1、2、…に記録する。したがって、図示されないCPUのハイライト表示処理手段は、運転者が番地を入力する直前に、前記アドレス入力範囲1、2、…を参照してハイライト表示を行う。この場合、次に入力可能なすべての文字を検索する必要がないので、ハイライト表示の応答性を高くすることができる。なお、アドレス入力範囲1、2、…の更に上位のデータとして「LONDON」、「BRENTFORD」等の都市名称が記録される。
【0154】
ところで、前記アドレスレンジデータf1は、地図情報をデータ化することによって形成されるが、地図情報の全体を一括して管理するのは困難であるので、通常は、所定の領域ごとに設定された管理単位、又は、行政エリヤによって設定された管理単位ごとに管理される。したがって、道路R11が二つ以上の管理単位にわたって延びる場合、管理単位の境界の部分で切断されることになる。
【0155】
図31は二つの管理単位にわたって延びる道路の例を示す図、図32は二つの管理単位にわたって延びる道路のアドレスレンジデータの例を示す図である。
【0156】
図31において、R11は道路、PS は始点、PE は終点、AR1、AR2は管理単位、PM は二つの管理単位の境界に位置する地点である。また、図32において、d21は道路番号データ、d22は始点PS の番地データ、d23は地点PM の番地データ、d24は終点PE の番地データである。前記番地データd23は、番地データd22、d24に基づいて比例計算によって算出される。この場合、道路番号データd21は「51」、番地データd22は「11」、番地データd23は「11.5」、番地データd24は「12」にされる。
【0157】
ところが、番地データd23が「11.5」であると、記録媒体としての情報記録装置13(図3)に、少数点を含むデータを記録することができるデータベースを形成する必要が生じるので、情報記録装置13のデータサイズが大きくなるだけでなく、CPUの処理速度が低くなってしまう。
【0158】
そこで、情報記録装置13のデータサイズを小さくすることができるようにした実施の形態について説明する。
【0159】
図33は本発明の実施の形態における二つの管理単位にわたって延びる道路のアドレスレンジデータの例を示す図である。
【0160】
図において、d31は道路番号データ、d32は始点PS (図31)の番地データ、d33は地点PM の番地データ、d34は終点PE の番地データである。前記番地データd33は、番地データd32、d34に基づいて比例計算によって算出される。この場合、道路番号データd31は「51」、番地データd32は「110」、番地データd33は「115」、番地データd34は「120」にされる。
【0161】
そのために、各番地データd32〜d34の文字列は、実際の番地を10〜1000倍にしたものに桁上げされる。したがって、記録媒体としての情報記録装置13(図3)に、少数点を含むデータを記録することができるデータベースを形成する必要がなくなるので、情報記録装置13のデータサイズを小さくすることができる。また、CPUの処理速度を高くすることができるので、目的地を短時間で設定することができる。
【0162】
ところで、運転者が、入力項目として、ストリート名称を選択し、二つの道路のストリート名称を入力すると、二つの道路が交差する交差点の情報、すなわち、交差点情報が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示されるようになっている。
【0163】
そこで、交差点の第1の例について説明する。
【0164】
図34は本発明の実施の形態における交差点の第1の例を示す図、図35は本発明の実施の形態における交差点データを説明する第1の交差点概念図である。
【0165】
図において、23は第1の道路、24は第1の道路23と交差する第2の道路、25は交差点である。前記第1の道路23にはセンタライン23aが形成され、該センタライン23aによって二つの走行部分23b、23cが形成される。なお、前記第1、第2の道路23、24に沿って付されている数字(5〜8、51〜54)は番地である。
【0166】
そして、運転者が入力装置11(図3)を操作してストリート名称A、Bを入力すると、交差点情報が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。ここで、第1、第2の道路23、24が交差点25だけで交差する場合には、交差点25が特定され、交差点25についての対象データが特定される。また、第1、第2の道路23、24が複数の交差点で交差する場合には、前記交差点25及び他の交差点についての対象データが表示画面に表示される。したがって、運転者が入力装置11を操作して前記対象データのリストから所定の交差点を選択することによって、目的地を設定することができる。
【0167】
そのために、前記ストリート登録地データD15(図5)、16は、交差点25を特定するための交差点データを備える。該交差点データは、前記交差点25のある地点を示す交差地点データ、及び交差点25において第1、第2の道路23、24に付され、所定の番地を表すアドレスデータから成る。そして、前記検索処理手段は、運転者による指示に基づいて、前記交差点データを読み込んで前記交差点情報を検索する。なお、必要に応じて、交差点データに位置座標、交差点の名称を含めることもできる。
【0168】
ところで、前記交差点データは交差点25に対応させて1個形成される。したがって、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
A ST×B ST
のように表示する。
【0169】
なお、前記検索処理手段は、必要に応じて、交差点25に進入する際に到達する地点のアドレスデータを読み込み、番地を併せて表示することができる。例えば、車両mが走行部分23bを走行していることが分かると、検索処理手段は交差点25のアドレスデータを読み込む。そして、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
8 A ST×54 B ST
のように表示する。
【0170】
ところで、例えば、二つの道路が中央分離帯を備え、かつ、該中央分離帯が広く、二つの走行部分が離れている場合において、各走行部分同士が交差する各地点について交差点データが道路データ記録手段としての前記情報記録装置13に記録されると、交差点データの数が多くなり、情報記録装置13のデータサイズが大きくなってしまう。また、同じ交差点について表示画面に複数の対象データが表示されてしまうので、前記リストから所定の交差点を選択して目的地を設定する作業が煩わしい。
【0171】
そこで、情報記録装置13に交差点データを記録する際のデータ記録方法において、所定の地点については交差点データを情報記録装置13に記録しないようにしている。
【0172】
次に、交差点の第2の例について説明する。
【0173】
図36は本発明の実施の形態における交差点の第2の例を示す図、図37は本発明の実施の形態における交差点データを説明する第2の交差点概念図である。
【0174】
図において、33は第1の道路、34は該第1の道路33と交差する第2の道路、35は交差点、mは車両である。前記第1の道路33には中央分離帯33aが形成され、該中央分離帯33aによって二つの走行部分33b、33cが形成される。また、前記第2の道路34には中央分離帯34aが形成され、該中央分離帯34aによって二つの走行部分34b、34cが形成される。
【0175】
そして、35aは前記走行部分33b、34bが互いに交差する地点、35bは前記走行部分33b、34cが互いに交差する地点、35cは前記走行部分33c、34bが互いに交差する地点、35dは前記走行部分33c、34cが互いに交差する地点である。
【0176】
なお、前記第1、第2の道路33、34に沿って付されている数字(5〜8、51〜54)は番地、L1は地点35a、35c間、地点35b、35d間、地点35a、35b間又は地点35c、35d間の距離、矢印は各走行部分33b、33c、34b、34cにおける車両mの走行可能な方向である。
【0177】
そして、第1、第2の道路33、34のストリート名称をA、Bとしたとき、運転者が入力装置11(図3)を操作してストリート名称A、Bを入力すると、交差点情報が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。ここで、第1、第2の道路33、34が交差点35だけで交差する場合には、交差点35が特定され、交差点35についての対象データが特定される。また、第1、第2の道路33、34が複数の交差点で交差する場合には、前記交差点35及び他の交差点についての対象データが表示画面に表示される。したがって、運転者が入力装置を操作して前記対象データのリストから所定の交差点を選択することによって、目的地を設定することができる。
【0178】
そのために、前記ストリート登録地データD15(図5)、16は、交差点35を特定するための交差点データを備える。該交差点データは、前記地点35a〜35dのうちの所定の地点を示す交差地点データ、及び前記所定の地点において第1、第2の道路33、34に付され、所定の番地を表すアドレスデータから成る。そして、前記検索処理手段は、運転者による指示に基づいて、前記交差点データを読み込んで前記交差点情報を検索する。なお、必要に応じて、交差点データに位置座標、交差点の名称を含むこともできる。また、前記検索処理手段によって、道路の交差を判断するとともに、同一の交差点内での交差点を判断し、交差点の情報を出力する制御手段が構成される。
【0179】
ところで、本実施の形態においては、前記距離L1が閾値δより長い場合、各地点35a〜35dは一つの交差点35に属すると判断されないので、各地点35a〜35dについて交差点データが形成される。すなわち、前記交差点データは各地点35a〜35dに対応させて4個形成される。したがって、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
8 A ST×54 B ST
6 A ST×53 B ST
7 A ST×52 B ST
5 A ST×51 B ST
のように表示する。なお、各地点35a〜35dを区別する必要があるので番地が付される。
【0180】
また、前記距離L1が閾値δ以下である場合、各地点35a〜35dは一つの交差点35に属すると判断されるので、前記交差点データは各地点35a〜35dに対応させず1個だけ形成される。したがって、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
A ST×B ST
のように表示する。この場合、各地点35a〜35dを区別する必要がないので、番地は付されない。
【0181】
このように、距離L1が閾値δ以下である場合、前記交差点データは各地点35a〜35dに対応させず1個だけ形成されるので、交差点データの数を少なくすることができ、情報記録装置13のデータサイズを小さくすることができる。また、同じ交差点について表示画面に一つの対象データが表示されるので、前記リストから所定の交差点を選択して目的地を設定する作業を簡素化することができる。
【0182】
なお、前記検索処理手段は、必要に応じて、前記地点35a〜35dのうちの交差点35に進入する際に到達する地点のアドレスデータを読み込み、番地を併せて表示することができる。すなわち、現在位置検出装置12によって検出された現在位置に基づいて、車両mが、例えば、走行部分33bを走行していることが分かると、検索処理手段は地点35aのアドレスデータを読み込む。そして、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
8 A ST×54 B ST
のように表示する。さらに、前記対象データに他の情報を加えて表示することもできる。なお、第1、第2の道路33、34が複数の交差点で交差する場合には、前記交差点35及び他の交差点についての対象データが表示画面に表示されるが、その場合、番地も併せて表示される。
【0183】
次に、交差点の第3の例について説明する。
【0184】
図38は本発明の実施の形態における交差点の第3の例を示す図、図39は本発明の実施の形態における交差点データを説明する第3の交差点概念図である。
【0185】
図において、43は第1の道路、44は該第1の道路43と交差する第2の道路、45は交差点である。前記第1の道路43には中央分離帯43aが形成され、該中央分離帯43aによって二つの走行部分43b、43cが形成される。また、前記第2の道路44には中央分離帯は形成されず、センタライン44aが形成され、該センタライン44aによって二つの走行部分44b、44cが形成される。
【0186】
そして、45aは前記走行部分43bと走行部分44b、44cとが交差する地点、45bは前記走行部分43cと走行部分44b、44cとが交差する地点である。なお、前記第1、第2の道路43、44に沿って付されている数字(5〜8、51〜54)は番地、L2は地点45a、45b間の距離、矢印は各走行部分43b、43c、44b、44cにおける車両m(図36)の走行可能な方向である。
【0187】
そして、運転者が入力装置11(図3)を操作してストリート名称A、Bを入力すると、交差点情報が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。ここで、第1、第2の道路43、44が交差点45だけで交差する場合には、交差点45が特定され、交差点45についての対象データが特定される。また、第1、第2の道路43、44が複数の交差点で交差する場合には、前記交差点45及び他の交差点についての対象データが表示画面に表示される。したがって、運転者が入力装置を操作して前記対象データのリストから所定の交差点を選択することによって、目的地を設定することができる。
【0188】
そのために、前記ストリート登録地データは、交差点45を特定するための交差点データを備える。該交差点データは、前記地点45a、45bのうちの所定の地点を示す交差地点データ、及び前記所定の地点において第1、第2の道路43、44に付され、所定の番地を表すアドレスデータから成る。そして、前記検索処理手段は、運転者による指示に基づいて、前記交差点データを読み込んで前記交差点情報を検索する。なお、必要に応じて、交差点データに位置座標、交差点の名称を含むこともできる。
【0189】
ところで、本実施の形態においては、前記距離L2が閾値δより長い場合、各地点45a、45bは一つの交差点45に属すると判断されないので、各地点45a、45bについて交差点データが形成される。すなわち、前記交差点データは各地点45a、45bに対応させて2個形成される。したがって、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
8 A ST×54 B ST
7 A ST×52 B ST
のように表示したり、
6 A ST×53 B ST
5 A ST×51 B ST
のように表示したりする。なお、各地点45a、45bを区別する必要があるので番地が付される。
【0190】
また、前記距離L2が閾値δ以下である場合、各地点45a、45bは一つの交差点45に属すると判断されるので、前記交差点データは各地点45a、45bに対応させず1個だけ形成される。したがって、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
A ST×B ST
のように表示する。この場合、各地点45a、45bを区別する必要がないので、番地は付されない。
【0191】
このように、距離L2が閾値δ以下である場合、前記交差点データは各地点45a、45bに対応させず1個だけ形成されるので、交差点データの数を少なくすることができ、情報記録装置13のデータサイズを小さくすることができる。また、同じ交差点について表示画面に一つの対象データが表示されるので、前記リストから所定の交差点を選択して目的地を設定する作業を簡素化することができる。
【0192】
なお、前記検索処理手段は、必要に応じて、前記地点45a、45bのうちの交差点45に進入する際に到達する地点のアドレスデータを読み込み、番地を併せて表示することができる。すなわち、現在位置検出装置12によって検出された現在位置に基づいて、車両mが、例えば、走行部分43bを走行していることが分かると、検索処理手段は地点45aのアドレスデータを読み込む。そして、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
8 A ST×54 B ST
のように表示する。
【0193】
次に、一方の道路がずれて、2箇所で「T」字状に交差する交差点について説明する。
【0194】
図40は本発明の実施の形態における交差点の第4の例を示す図、図41は本発明の実施の形態における交差点データを説明する第4の交差点概念図である。
【0195】
図において、63は第1の道路、64は該第1の道路63と交差する第2の道路、65は交差点である。前記第1、第2の道路63、64は交差点65においてずれて、2箇所で「T」字状に交差する。そして、前記第1の道路63にはセンタライン63aが形成され、該センタライン63aによって二つの走行部分63b、63cが形成される。また、前記第2の道路64にはセンタライン64aが形成され、該センタライン64aによって二つの走行部分64b、64cが形成される。
【0196】
そして、65aは前記走行部分63b、63cと走行部分64cとが「T」字状に交差する地点、65bは前記走行部分63b、63cと走行部分64bとが「T」字状に交差する地点である。なお、前記第1、第2の道路63、64に沿って付されている数字(5〜8、51〜54)は番地、L3は地点65a、65b間の距離である。
【0197】
そして、運転者が入力装置11(図3)を操作してストリート名称A、Bを入力すると、交差点情報が検索され、検索によって得られた対象データがリストとして表示画面に表示される。ここで、第1、第2の道路63、64が交差点65だけで交差する場合には、交差点65が特定され、交差点65についての対象データが特定される。第1、第2の道路63、64が複数の交差点で交差する場合には、前記交差点65及び他の交差点についての対象データが表示画面に表示される。したがって、運転者が入力装置11を操作して前記対象データのリストから所定の交差点を選択することによって、目的地を設定することができる。
【0198】
そのために、前記ストリート登録地データは、交差点65を特定するための交差点データを備える。該交差点データは、前記地点65a、65bのうちの所定の地点を示す交差地点データ、及び前記所定の地点において第1、第2の道路63、64に付され、所定の番地を表すアドレスデータから成る。そして、前記検索処理手段は、運転者による指示に基づいて、前記交差点データを読み込んで前記交差点情報を検索する。なお、必要に応じて、交差点データに位置座標、交差点の名称を含むこともできる。
【0199】
ところで、本実施の形態においては、前記距離L3が閾値δより長い場合、各地点65a、65bは一つの交差点65に属すると判断されないので、各地点65a、65bについて交差点データが形成される。すなわち、前記交差点データは各地点65a、65bに対応させて2個形成される。したがって、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
5 A ST×51 B ST
7 A ST×52 B ST
のように表示したり、
6 A ST×53 B ST
8 A ST×54 B ST
のように表示したりする。なお、各地点65a、65bを区別する必要があるので番地が付される。
【0200】
また、前記距離L3が閾値δ以下である場合、各地点65a、65bは一つの交差点65に属すると判断されるので、前記交差点データは各地点65a、65bに対応させず1個だけ形成される。したがって、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
A ST×B ST
のように表示する。この場合、各地点65a、65bを区別する必要がないので、番地は付されない。
【0201】
このように、距離L3が閾値δ以下である場合、前記交差点データは各地点65a、65bに対応させず1個だけ形成されるので、交差点データの数を少なくすることができ、情報記録装置13のデータサイズを小さくすることができる。また、同じ交差点について表示画面に一つの対象データが表示されるので、前記リストから所定の交差点を選択して目的地を設定する作業を簡素化することができる。
【0202】
なお、前記検索処理手段は、必要に応じて、前記地点65a、65bのうちの交差点65に進入する際に到達する地点のアドレスデータを読み込み、番地を併せて表示することができる。例えば、車両m(図36)が走行部分63bを走行していることが分かると、検索処理手段は地点65bのアドレスデータを読み込む。そして、前記報知処理手段は、表示画面に対象データを、
8 A ST×54 B ST
のように表示する。
【0203】
なお、第1、第2の道路が、2箇所で「U」字状に交差する交差点についても、前記リストから所定の交差点を選択して目的地を設定する作業を簡素化することができる。
【0204】
図42は本発明の実施の形態における交差点の第5の例を示す図である。
【0205】
図において、71は第1の道路、72は第2の道路であり、第1、第2の道路71、72は、交差点77において、2箇所で「U」字状に交差する。この場合、地点73a、73b間の距離が閾値以下である場合、各地点73a、73bは一つの交差点77に属すると判断されるので、前記交差点データは各地点73a、73bに対応させず1個だけ形成される。
【0206】
同様に、第1、第2の道路が、2箇所でサークル状に交差する交差点についても、前記リストから所定の交差点を選択して目的地を設定する作業を簡素化することができる。
【0207】
図43は本発明の実施の形態における交差点の第6の例を示す図である。
【0208】
図において、74は第1の道路、75は第2の道路であり、第1、第2の道路74、75は、交差点78において、2箇所で「U」字状に交差する。この場合、地点76a、76b間の距離が閾値以下である場合、各地点76a、76bは一つの交差点78に属すると判断されるので、前記交差点データは各地点76a、76bに対応させず1個だけ形成される。
【0209】
なお、主制御部14(図3)において交差点データを少なくすることもできる。
【0210】
例えば、第1、第2の道路が二つの走行部分から成り、各走行部分が交差する地点が複数検索された場合、主制御部14は、道路の名称に基づいて、前記地点が同じ名称の道路に属する地点であるかどうかを判断する。そして、同じ名称の道路に属する交差点である場合、前記主制御部14は、図示されない交差点判断手段によって、同じ名称の道路に属する地点のうちの一つを交差点として判断し、報知処理手段によって表示画面に表示することができる。
【0211】
さらに、第1、第2の道路が二つの走行部分から成る場合に、前記交差点判断手段は、情報記録装置13の道路データを参照し、各地点間の距離が閾値以下である場合、各地点は一つの交差点に属すると判断することもできる。この場合、同じ名称の道路に属する地点であっても、地点間の距離が閾値より大きいと、報知処理手段によって別々の交差点として表示されるので、所期の交差点を案内することが可能になる。
【0212】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0213】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、情報検索装置においては、記録媒体に記録された目標登録地データに基づいて、地図上の地点を検索するようになっている。
そして、それぞれ都市コードが付された都市名称のデータから成る都市名称ファイルを備え、該都市名称ファイルと対応させて目標登録地データが記録された記録媒体と、都市名称が選択されるのに伴って、都市名称ファイルに基づいて、都市名称に含まれる目標登録地を検索し、都市コードに対する目標登録地データを出力する検索処理手段と、上位階層の都市名称、及び下位階層の都市名称に上位階層の都市名称を付したものを同一階層として扱い、リスト表示する報知処理手段とを有する。
【0214】
また、前記記録媒体は、前記都市コードのファイルから成る都市コードファイルを備え、該都市コードファイル及び目標登録地データにおいて、各都市コードは、上位の階層から下位の階層までの複数の階層を表す複数の階層コード部から成り、該各階層コード部の設定によって前記都市コードに対する都市名称の検索項目が、上位階層の都市名称と下位階層の都市名称とを同一階層にして記録される。
【0215】
この場合、都市コードに対する都市名称の検索項目は、階層化されることがないので、表示画面において上位階層の都市名称だけでなく、下位階層の都市名称が表示される。したがって、運転者に各地域の名称がどの階層に属するかの知識がなくても、都市名称を円滑に選択することができる。
【0216】
また、入力装置を1回操作するだけで、都市名称の選択を行うことができるので、目的地を設定する際の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクの第1の要部概念図である。
【図2】従来の登録地検索データのデータリンクを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクを示す第1の図である。
【図6】本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクを示す第2の図である。
【図7】本発明の実施の形態における遷移先のデータを示す第1の図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるデータ遷移の経路を示す第1の図である。
【図9】本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクの第2の要部概念図である。
【図10】本発明の実施の形態における遷移先のデータを示す第2の図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるデータ遷移の経路を示す第2の図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるCITY名称リストを示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における都市名称テーブルにおける都市コードの付与状態を示す第1の図である。
【図14】本発明の実施の形態における目標登録地データにおける都市コードの付与状態を示す第1の図である。
【図15】本発明の実施の形態における都市名称テーブルにおける都市コードの付与状態を示す第2の図である。
【図16】本発明の実施の形態における目標登録地データにおける都市コードの付与状態を示す第2の図である。
【図17】本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクを示す第3の図である。
【図18】本発明の実施の形態における都市コードファイルの都市コードの階層表現を示す概念図である。
【図19】本発明の実施の形態における目標登録地の概念図である。
【図20】本発明の実施の形態における都市コードファイルの都市コードの階層表現を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態における都市コードファイルのデータ構造を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態における登録地検索データのデータリンクの第3の要部概念図である。
【図23】ストリート登録地の周辺の地図を示す図である。
【図24】アドレスレンジデータの例を示す概念図である。
【図25】アドレスレンジデータのデータ構造を示す図である。
【図26】本発明の実施の形態におけるアドレスレンジデータのデータ構造を示す図である。
【図27】ストリート登録地の周辺の地図を示す図である。
【図28】アドレスレンジデータの例を示す概念図である。
【図29】本発明の実施の形態におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図30】本発明の実施の形態におけるハウスナンバのデータ構造を示す図である。
【図31】二つの管理単位にわたって延びる道路の例を示す図である。
【図32】二つの管理単位にわたって延びる道路のアドレスレンジデータの例を示す図である。
【図33】本発明の実施の形態における二つの管理単位にわたって延びる道路のアドレスレンジデータの例を示す図である。
【図34】本発明の実施の形態における交差点の第1の例を示す図である。
【図35】本発明の実施の形態における交差点データを説明する第1の交差点概念図である。
【図36】本発明の実施の形態における交差点の第2の例を示す図である。
【図37】本発明の実施の形態における交差点データを説明する第2の交差点概念図である。
【図38】本発明の実施の形態における交差点の第3の例を示す図である。
【図39】本発明の実施の形態における交差点データを説明する第3の交差点概念図である。
【図40】本発明の実施の形態における交差点の第4の例を示す図である。
【図41】本発明の実施の形態における交差点データを説明する第4の交差点概念図である。
【図42】本発明の実施の形態における交差点の第5の例を示す図である。
【図43】本発明の実施の形態における交差点の第6の例を示す図である。
【図44】従来の都市名称を選択する際の行政エリヤの入力例を示す図である。
【符号の説明】
13 情報記録装置
D11、D12、D13、D18 目標登録地データ
D25 都市名称ファイル
T30 都市コードファイル

Claims (4)

  1. 記録媒体に記録された目標登録地データに基づいて、地図上の地点を検索するための情報検索装置において、それぞれ都市コードが付された都市名称のデータから成る都市名称ファイルを備え、該都市名称ファイルと対応させて目標登録地データが記録された記録媒体と、都市名称が選択されるのに伴って、都市名称ファイルに基づいて、都市名称に含まれる目標登録地を検索し、都市コードに対する目標登録地データを出力する検索処理手段と、上位階層の都市名称、及び下位階層の都市名称に上位階層の都市名称を付したものを同一階層として扱い、リスト表示する報知処理手段とを有するとともに、前記記録媒体、前記都市コードのファイルから成る都市コードファイルを備え、該都市コードファイル及び目標登録地データにおいて、各都市コードは、上位の階層から下位の階層までの複数の階層を表す複数の階層コード部から成り、該各階層コード部の設定によって、前記都市コードに対する都市名称の検索項目が、上位階層の都市名称と下位階層の都市名称とを同一階層にして記録されることを特徴とする情報検索装置。
  2. 前記記録媒体において、前記上位階層の都市名称と下位階層の都市名称とがあらかじめ組み合わせられ、各組合せと対応させて前記都市コードが付される請求項1に記載の情報検索装置。
  3. 前記記録媒体に記録された目標登録地データにおいて、上位階層の目標登録地に付される都市コードは、下位階層の目標登録地にも付される請求項2に記載の情報検索装置。
  4. 前記記録媒体に記録された目標登録地データにおいて、各都市コードが、階層化された各目標登録地に付される請求項2に記載の情報検索装置
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