JP3864552B2 - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に代表される通信装置およびその通信装置を制御するためのコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体であって、情報の転送を行う機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記通信装置として、たとえば、外出先のファクシミリ装置からファクシミリデータの転送要求があった場合に、蓄積されているファクシミリデータを上記外出先のファクシミリ装置へ転送する機能を有するファクシミリ装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のファクシミリ装置では、外出先のファクシミリ装置のFAX番号を登録しておかなければ、ファクシミリデータを外出先のファクシミリ装置へ転送できないという問題がある。
特に、外出先が特定されていない場合は、予め外出先のFAX番号を登録しておくことができないため、ファクシミリデータを外出先のファクシミリ装置へ転送できないという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は、要求側(外出先のファクシミリ装置)から情報の送信要求があった場合に、その要求側を特定する要求側特定情報(外出先FAX番号)が登録されてなくても、上記情報を上記要求側へ送信することができる通信装置および記憶媒体を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、情報を記憶する情報記憶手段を備えており、その情報記憶手段に記憶された情報を、その情報の送信を要求する要求側へ送信する通信装置において、不特定の前記要求側からの発呼により、回線を閉結し、前記情報の転送要求を示す転送要求信号および前記要求側のFAX番号を検出する検出手段と、この検出手段によって前記転送要求信号および前記要求側のFAX番号が検出された場合に、通信遮断手段によって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出手段によって検出された前記要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、前記要求側へ前記情報記憶手段に記憶されている情報を前記要求側へ送信する送信手段と、が備えられたという技術的手段を採用する。
【0006】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の通信装置において、前記要求側のFAX番号を記憶する要求側FAX番号記憶手段と、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、が備えられており、前記送信手段は、前記判定手段により、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていると判定された場合は、通信遮断手段によって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その発呼した要求側へ前記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていないと判定された場合は、前記情報の送信を行わないという技術的手段を採用する。
【0007】
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の通信装置において、前記要求側から前記転送要求信号を受信した場合に、その転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が、所定の情報量を超えているか否かを判定する情報量判定手段が備えられており、前記送信手段は、前記情報量判定手段により、前記転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていないと判定された場合は、通信遮断手段によって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて発呼し、その要求側のFAX番号によって特定される要求側へ、前記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、前記転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていると判定された場合は、前記情報の送信を行わないという技術的手段を採用する。
【0008】
請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の通信装置において、前記要求側のFAX番号を記憶する要求側FAX番号記憶手段と、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、前記要求側から前記転送要求信号を受信した場合に、その転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が、所定の情報量を超えているか否かを判定する情報量判定手段と、が備えられており、前記送信手段は、前記判定手段により、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていると判定され、かつ、前記情報量判定手段により、前記転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていないと判定された場合は、通信遮断手段によって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その発呼した要求側へ前記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側のFAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていないと判定した場合、あるいは、前記情報量判定手段により、前記転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていると判定した場合は、前記情報の送信を行わないという技術的手段を採用する。
【0009】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の通信装置において、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号を表示する要求側FAX番号表示手段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0010】
請求項6に記載の発明では、情報を記憶する情報記憶手段を備えており、その情報記憶手段に記憶された情報を、その情報の送信を要求する要求側へ送信する通信装置を制御するためのコンピュータプログラムが格納された記憶媒体において、不特定の前記要求側からの発呼により、回線を閉結し、前記情報の転送要求を示す転送要求信号および要求側のFAX番号を検出するための検出プログラムと、この検出プログラムによって前記転送要求信号および前記要求側のFAX番号が検出された場合に、通信遮断プログラムによって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出プログラムによって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その特定される要求側へ前記情報記憶手段に記憶されている情報を送信するための送信プログラムと、を含むコンピュータプログラムが格納されたという技術的手段を採用する。
【0011】
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の通信装置、または、請求項6に記載の記憶媒体において、前記要求側へ送信する情報は、画像情報であるという技術的手段を採用する。
【0012】
【作用】
請求項1ないし請求項6に記載の発明では、上記検出手段は、情報記憶手段に記憶された情報の送信を要求する不特定の要求側からの発呼により、回線を閉結し、その要求側から送信された、情報の転送要求を示す転送要求信号および要求側のFAX番号を検出し、上記送信手段は、上記検出手段によって転送要求信号および要求側のFAX番号が検出された場合に、通信遮断手段によって要求側との通信が遮断された後に、検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、上記要求側へ上記情報記憶手段に記憶されている情報を送信する。
つまり、不特定の要求側から情報の転送要求があった場合、その要求側から送信された要求側のFAX番号を検出し、その検出された要求側のFAX番号に基づいて情報を上記要求側へ送信できる。
したがって、従来のように、外出先(要求側)のFAX番号を自宅のファクシミリ装置(通信装置)に登録しておく必要がないし、外出先が不特定の場合であっても、その外出先のファクシミリ装置に自局のFAX番号を送信する機能が備わっていれば、自宅のファクシミリ装置に記憶されているファクシミリデータを外出先のファクシミリ装置へ転送させることができる。
しかも、要求側との通信が遮断された後に要求側を発呼して情報の送信を行うことができるため、要求側に通信費がかかることがない。
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、外出先から自宅のファクシミリ装置へファクシミリデータの転送要求を行った場合に、自宅のファクシミリ装置から外出先のファクシミリ装置を発呼してファクシミリデータを転送させることができるため、外出先に通信費がかかって迷惑を掛けることがない。
【0013】
特に、請求項2に記載の発明では、上記要求側FAX番号記憶手段は、要求側FAX番号を記憶し、上記判定手段は、上記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が上記要求側FAX番号記憶手段に記憶されているか否かを判定する。そして、上記送信手段は、上記判定手段により、上記検出手段によって検出された要求のFAX番号に対応する要求側FAX番号が上記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていると判定された場合は、通信遮断手段によって上記要求側との通信が遮断された後に、上記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その発呼した要求側へ上記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が要求側FAX番号記憶手段に記憶されていないと判定された場合は、情報の送信を行わない
つまり、情報の送信要求のあった場合は、その送信要求を行った要求側から送信された要求側のFAX番号が、要求側FAX番号記憶手段に記憶されているものである場合に限って情報を要求側へ送信し、要求側のFAX番号が要求側FAX番号記憶手段に記憶されていない場合は情報の送信を行わないため、不特定のものから送信要求のあった場合に情報を送信してしまうという事態をなくすことができる
【0014】
また、請求項3に記載の発明では、上記情報量判定手段は、要求側から転送要求信号を受信した場合に、その転送要求信号に応じて転送すべき情報の情報量が、所定の情報量を超えているか否かを判定する。そして、上記送信手段は、上記情報量判定手段により、上記転送要求信号に応じて転送すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていないと判定された場合は、通信遮断手段によって要求側との通信が遮断された後に、上記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて発呼し、その要求側のFAX番号によって特定される要求側へ、上記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていると判定された場合は、情報の送信を行わない
つまり、情報量が多くて通信時間が長くなるような場合は、通信コストなどの問題から、情報の転送要求を行いたくない場合があるが、従来の通信装置では、情報の要求側は、情報を受信する前に情報量を知ることができないという問題があった。
しかし、上記請求項3に記載の発明では、情報を送信する側で情報量を判定し、情報量が所定の情報量を超えていない場合に情報を要求側へ送信し、情報量が所定の情報量を超えていると判定された場合は、情報の送信を行わないようにすることができるため、要求側において情報の受信を開始してしまってから、情報量の多さに気付いたり、通信時間が長くなって通信費が高くなってしまうという問題を解決することができる。
【0015】
さらに、請求項4に記載の発明では、請求項2に記載の判定手段および請求項3に記載の情報量判定手段を備えており、上記送信手段は、判定手段によって、要求側から送信されてきた要求側のFAX番号が、要求側FAX番号記憶手段に記憶されており、かつ、要求側に送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていない場合に限って、情報を要求側へ送信し、要求側のFAX番号が要求側FAX番号記憶手段に記憶されていない場合、あるいは、要求側に送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えている場合は、情報の送信を行わない
したがって、情報を不特定のものに送信してしまう事態をなくすことができるとともに、送信する情報量が多いことにより、通信費が高くなってしまうなどの問題を解決することができる。
【0016】
また、請求項5に記載の発明では、上記要求側FAX番号表示手段は、上記検出手段によって検出された要求側のFAX番号を表示する。
つまり、要求側FAX番号表示手段によって表示された要求側のFAX番号を見ることにより、どの要求側から情報の送信要求があったかを知ることができる。
【0017】
そして、請求項6に記載の発明では、不特定の要求側の発呼により、回線を閉結し、その要求側から送信された、情報の転送要求を示す転送要求信号および要求側のFAX番号を検出するための検出プログラムと、この検出プログラムによって転送要求信号および要求側のFAX番号が検出された場合に、通信遮断プログラムによって要求側との通信が遮断された後に、検出プログラムによって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その特定される要求側へ記憶手段に記憶されている情報を送信するための送信プログラムと、を含むコンピュータプログラムが格納された記憶媒体という構成であるため、その記憶媒体を用いることにより、上記請求項1に記載の通信装置を実現できる。
つまり、上記通信装置は、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、通信装置に内蔵されたCPU、あるいは、通信装置に接続されたコンピュータによって制御されることから、上記記憶媒体としてのROMを設け、もしくは、上記記憶媒体に格納されているコンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることによって、請求項1に記載の発明を実施できるからである。
【0018】
また、請求項1ないし請求項6に記載の技術的手段は、請求項7に記載の発明のように、上記要求側へ送信する情報が画像情報である場合に好適に採用される。
つまり、画像情報は、音声情報などと比較して情報量が多いため、その送信に要する時間が長いことから、通信費が高くなるという問題があり、そのために転送先から発呼して回線を接続した場合は、転送先に高い通信費がかかるという問題が生じるが、上記各技術的手段を用いることにより、通信費を情報を転送する側の負担とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の通信装置の第1実施形態について図を参照して説明する。
図1は、本第1実施形態の通信装置の主な制御系をブロックで示す説明図である。
なお、以下の各実施形態では、本発明の通信装置としてファクシミリ装置を代表に説明する。
【0020】
ファクシミリ装置1には、外出先ファクシミリ装置61からの転送要求に応えて画像情報の転送などを行うファクシミリ通信の制御、イメージスキャナ45が原稿の画像情報を読取る場合の読取制御、記録ヘッド20が記録用紙へ記録を行う場合の記録制御、このファクシミリ装置1に接続されたPC(Personal Computer)64との間で行うデータの入出力制御などを行うCPU40が備えられている。
さらに、ファクシミリ装置1には、画像情報の送受信を行う通信用モデム60と、この通信用モデム60によって受信された画像情報、あるいは、PC64から出力され、インターフェース41を介して入力された記録データを展開するゲートアレイ42とが備えられている。
【0021】
CPU40とゲートアレイ42とを接続するアドレスバスおよびデータバスには、CPU40が前述の各種制御を実行するための制御プログラムなどが記憶されているROM43と、CPU40の制御プログラム実行時にROM43から読出した制御プログラムなどを一時的に記憶したりするRAM44とが接続されており、CPU40は、ROM43およびRAM44との間で必要なデータの入出力を行う。また、RAM44には、他のファクシミリ装置から送信された画像情報を記憶する第1の記憶領域44aと、転送先のファクシミリ装置のFAX番号を記憶する第2の記憶領域44bとを有する。さらに、RAM44は、外出先ファクシミリ装置61から送信された外出先FAX番号を記憶する。
【0022】
また、ゲートアレイ42には、受信した各データをイメージデータとして一時的に記憶するイメージメモリ54と、記録ヘッド20が搭載されたキャリッジ(図示省略)の移動速度を計測し、記録タイミングを決定するエンコーダセンサ59とが接続されている。さらに、ゲートアレイ42は、キャリッジの移動にともない、エンコーダセンサ59から出力された信号に基づいて記録クロック57を生成する。さらに、ゲートアレイ42には、ヘッドドライバIC58が接続されており、このヘッドドライバIC58は、ゲートアレイ42から出力された記録データ55、転送クロック56および記録クロック57に基づいて動作し、記録ヘッド20を駆動する。
【0023】
また、CPU40には、記録用紙の有無を検出する記録用紙センサ21と、原稿がイメージスキャナ45の読取部分にあることを検出する原稿センサ51と、キャリッジがホームポジションにあることを検出するキャリッジ原点センサ52と、キャリッジモータ14を駆動するための第1のモータドライバ50と、プラテンローラ(図示省略)を回転させるラインフィードモータ47を駆動するための第2のモータドライバ46と、イメージスキャナモータ48を駆動するための第3のモータドライバ49と、各種の信号をCPU40に与える操作パネル3と、液晶表示装置(LCD)7とが接続されている。
【0024】
ここで、液晶表示装置7の構成について、それを示す図2を参照して説明する。
液晶表示装置7には、液晶表示部71と、外出先FAX番号を受信した際に点灯するLED72と、RAM44に記憶された外出先FAX番号を消去するために押す消去ボタン73と、RAM44に記憶されている外出先FAX番号を読出すために押す読出ボタン74とが備えられている。
液晶表示部71は、RAM44に記憶されている外出先FAX番号76と、その外出先FAX番号のRAM44における登録順序を示す登録番号75とを表示する。
ところで、RAM44の第1の記憶領域44aが、本発明の情報記憶手段に対応し、第2の記憶領域44bが、要求側FAX番号記憶手段に対応する。
【0025】
次に、本発明の特徴である、外出先ファクシミリ装置61からファクシミリ装置1に蓄積されている画像情報の転送要求があった場合に、ファクシミリ装置1に内蔵されたCPU40によって実行される転送制御の内容について図3および図4を参照して説明する。
図3は、画像情報を転送する側である本ファクシミリ装置1と、転送先である外出先ファクシミリ装置61との間で行われる通信手順を示す説明図である。図4は、ファクシミリ装置1に内蔵されたCPU40によって実行される転送制御および外出先ファクシミリ装置61によって実行される転送要求制御の内容を示すフローチャートである。
なお、以下の実施形態では、ファクシミリ装置1には、すでに他のファクシミリ装置から受信した画像情報がRAM44の第1の記憶領域44aに記憶されているものとする。また、ファクシミリ装置1の使用者は、外出先にいるものとする。
【0026】
まず、外出先ファクシミリ装置61を操作する者が、ファクシミリ装置1を発呼すると(ステップ10)、ファクシミリ装置1は、発呼を検出し(ステップ30:Yes)、回線を閉結する(ステップ32)。続いて、外出先ファクシミリ装置61は、回線の閉結を検出すると(ステップ12:Yes)、画像情報の転送要求を示す転送要求信号と共に、外出先FAX番号、つまり外出先ファクシミリ装置61のFAX番号をファクシミリ装置1へ送出する(ステップ14)。続いて、それら転送要求信号および外出先FAX番号は、ファクシミリ装置1によって受信され(ステップ34)、ファクシミリ装置1は、外出先ファクシミリ装置61から情報の転送要求があったことを受付けるとともに、外出先FAX番号をRAM44に一時的に記憶する(ステップ36)。
【0027】
続いて、ファクシミリ装置1は、外出先FAX番号を液晶表示装置7の液晶表示部71に表示し(ステップ38)、ファクシミリ装置1は、転送要求を受け付けたことを示す受付音、たとえば、「ピー」という音や「転送を受け付けました。」という音声を外出先ファクシミリ装置61へ送出する(ステップ44)。そして、その受付音は外出先ファクシミリ装置61によって受信され(ステップ16)、外出先ファクシミリ装置61を操作する者は、その受付音を聞いて転送要求が設定されたことを確認することができる。
一方、ファクシミリ装置1は、回線を開放し(ステップ46)、外出先ファクシミリ装置61との通信を一旦中止し、所定時間待機する(ステップ48)。
たとえば、上記所定時間は、通信用モデム60を初期化して外出先ファクシミリ装置61を発呼する準備や外出先ファクシミリ装置61の受信準備などが完了する時間を考慮して、1分間である。
【0028】
そして、ファクシミリ装置1は、RAM44に一時的に記憶されている外出先FAX番号を読出し、その読出した外出先FAX番号をダイヤルして発呼する(ステップ50)。一方、外出先ファクシミリ装置61は、発呼を検出すると(ステップ18:Yes)、回線を閉結し(ステップ20)、ファクシミリ装置1は、回線の閉結を検出すると(ステップ52:Yes)、RAM44の第1の記憶領域44aに記憶されている画像情報を読出すとともに、外出先ファクシミリ装置61へ転送する(ステップ54)。この転送された画像情報を外出先ファクシミリ装置61が受信し(ステップ22)、外出先ファクシミリ装置61は、その受信した画像情報を記録用紙に再生する。そして、ファクシミリ装置1は、画像情報の転送を終了すると(ステップ56:Yes)、回線を開放する(ステップ58)。
【0029】
以上のように、本実施形態のファクシミリ装置1を用いれば、外出先ファクシミリ装置61から送信される外出先FAX番号を受信し、その受信した外出先FAX番号に基づいて、外出先ファクシミリ装置61を発呼して画像情報を転送することができるため、外出先ファクシミリ装置61のFAX番号を登録しておく必要がない。
したがって、不特定の外出先からでも、その外出先のファクシミリ装置がFAX番号を送信する機能を備えておれば、画像情報の転送を行うことができる。
また、電話回線を遮断してから外出先ファクシミリ装置61を発呼して画像情報を送信することができることから、画像情報の転送に要する通信費は、ファクシミリ装置1側にかかるため、外出先ファクシミリ装置61側に通信費がかからないようにすることができる。
さらに、外出先ファクシミリ装置61から転送要求があった際に、その外出先FAX番号を液晶表示装置7によって表示することができるため、ファクシミリ装置1側のものは、誰から転送要求があるのかを知ることができる。
【0030】
次に、本発明第2実施形態のファクシミリ装置について図5を参照して説明する。
本第2実施形態のファクシミリ装置は、特定の外出先ファクシミリ装置へのみ画像情報を送信できることを特徴とする。
図5は、本第2実施形態のファクシミリ装置に備えられたCPUが実行する転送制御の一部を省略して示すフローチャートである。
なお、本第2実施形態のファクシミリ装置の構成は、図5に示す転送制御の一部を除いて前述の第1実施形態のファクシミリ装置1と同じであるため、同じ部分の説明を省略する。
【0031】
ファクシミリ装置1は、ステップ34(図4)で受信した外出先FAX番号をRAM44に記憶し、その外出先FAX番号を液晶表示装置7の液晶表示部71に表示すると(ステップ38)、その表示した外出先FAX番号と一致する転送先FAX番号が、RAM44の第2の記憶領域44bに登録されているか否かを判定する(ステップ40)。
そして、ファクシミリ装置1は、表示された外出先FAX番号と一致する転送先FAXがRAM44の第2の記憶領域44bに登録されていると判定した場合は(ステップ40:Yes)、受付音を外出先ファクシミリ装置61へ送出する(ステップ44)。
また、ファクシミリ装置1は、表示された外出先FAX番号と一致する転送先FAXがRAM44の第2の記憶領域44bに登録されていないと判定した場合は(ステップ40:No)、回線の開放を行い、転送制御を終了する。
【0032】
以上のように、第2実施形態のファクシミリ装置1を用いれば、外出先ファクシミリ装置61から画像情報の転送要求のあった場合は、その外出先ファクシミリ装置61から送信された外出先FAX番号と一致するFAX番号がRAM44に登録されている場合に限って画像情報を外出先ファクシミリ装置61へ送信することができる。
したがって、不特定のものから送信要求のあった場合でも、画像情報を送信してしまうという事態をなくすことができる。
しかも、外出先ファクシミリ装置61との通信が遮断された後に、外出先ファクシミリ装置61を発呼して画像情報の送信を行うことができるため、外出先ファクシミリ装置61に通信費がかかって外出先のものに迷惑をかけることがない。
【0033】
次に、本発明第3実施形態のファクシミリ装置について図6を参照して説明する。
本第3実施形態のファクシミリ装置は、転送する情報量が所定の情報量を超えている場合は、画像情報を外出先ファクシミリ装置へ転送しないようにすることができることを特徴とする。
図6は、本第3実施形態のファクシミリ装置に備えられたCPUが実行する転送制御の一部を省略して示すフローチャートである。
なお、本第3実施形態のファクシミリ装置の構成は、図6に示す転送制御の一部を除いて前述の第1実施形態のファクシミリ装置1と同じであるため、同じ部分の説明を省略する。
【0034】
ファクシミリ装置1は、受信した外出先FAX番号を液晶表示装置7の液晶表示部71に表示すると(ステップ38)、RAM44の第1の記憶領域44aに記憶されている画像情報、つまり、外出先ファクシミリ装置61へ転送しようとしている画像情報を読出して、その画像情報の情報量Mが、予めRAM44などに設定されている情報量M1を超えているか否かを判定する(ステップ42)。
そして、ファクシミリ装置1は、RAM44に記憶されている情報の情報量Mが、情報量M1を超えていないと判定した場合は(ステップ42:No)、受付音を外出先ファクシミリ装置61へ送出する(ステップ44)。
また、ファクシミリ装置1は、RAM44に記憶されている情報の情報量Mが、情報量M1を超えていると判定した場合は(ステップ42:Yes)、回線の開放を行い、転送制御を終了する。
【0035】
以上のように、第3実施形態のファクシミリ装置1を用いれば、外出先ファクシミリ装置61から画像情報の転送要求のあった場合は、その転送要求に応えて転送しようとする画像情報の情報量が大きい場合は、画像情報の転送を中止することができる。
したがって、外出先ファクシミリ装置61において画像情報の受信を開始してしまってから、情報量の多さに気付いたり、通信時間が長くなって通信費が高くなってしまうという問題を解決することができる。
【0036】
次に、本発明第4実施形態のファクシミリ装置について図7を参照して説明する。
本第4実施形態のファクシミリ装置は、画像情報の送信要求を行ってきた外出先ファクシミリ装置が、転送先として登録されているものであり、かつ、転送する情報量が所定の情報量を超えていない場合に限って、画像情報を外出先ファクシミリ装置へ転送することができることを特徴とする。
図7は、本第4実施形態のファクシミリ装置に備えられたCPUが実行する転送制御の一部を省略して示すフローチャートである。
なお、本第4実施形態のファクシミリ装置の構成は、図7に示す転送制御の一部を除いて前述の第1実施形態のファクシミリ装置1と同じであるため、同じ部分の説明を省略する。
【0037】
ファクシミリ装置1は、受信した外出先FAX番号を液晶表示装置7の液晶表示部71に表示すると(ステップ38)、その表示した外出先FAX番号と一致する転送先FAX番号が、RAM44の第2の記憶領域44bに登録されているか否かを判定し(ステップ40)、登録されていると判定した場合は(ステップ40:Yes)、さらに、外出先ファクシミリ装置61へ転送しようとしている画像情報の情報量Mが、情報量M1を超えているか否かを判定する(ステップ42)。
そして、ファクシミリ装置1は、RAM44に記憶されている情報の情報量Mが、情報量M1を超えていないと判定した場合は(ステップ42:No)、受付音を外出先ファクシミリ装置61へ送出する(ステップ44)。
また、ファクシミリ装置1は、外出先FAX番号と一致する転送先FAX番号が登録されていないと判定した場合(ステップ40:No)、あるいは、転送しようとしている画像情報の情報量Mが、情報量M1を超えていると判定した場合は(ステップ42:Yes)、回線の開放を行い、転送制御を終了する。
【0038】
以上のように、第4実施形態のファクシミリ装置1を用いれば、画像情報を不特定のものに転送してしまう事態をなくすことができるとともに、転送する画像情報の情報量が多いことにより、通信費が高くなってしまうなどの問題を解決することができる。
【0039】
また、上記第2および第4実施形態では、外出先FAX番号と一致するFAX番号が登録されている場合は、画像情報を外出先ファクシミリ装置61へ転送する構成を用いたが、外出先ファクシミリ装置61から外出先FAX番号とともに、暗唱番号をファクシミリ装置1へ送信する構成を採用し、外出先FAX番号と一致するFAX番号が登録されているか否かの判定の前後に、上記送信された暗唱番号が予め登録されている暗唱番号と一致するか否かの判定を行うように構成し、外出先FAX番号と一致するFAX番号が登録されており、かつ、暗唱番号が一致する場合に限り、画像情報を転送するように構成することもできる。
この構成を採用すれば、登録されている転送先FAX番号を他人に知られた場合でも、その他人に画像情報を転送しないようにすることができる。
【0040】
さらに、ファクシミリ装置1が、画像情報を外出先ファクシミリ装置61へ転送できないと判定した場合に、受付音の送出に代えて、「転送することができません。」などの音声を送出するように構成することもできる。
また、上記各実施形態では、外出先ファクシミリ装置61との回線を開放した後に、画像情報を転送する構成を用いたが、回線を閉結した状態で画像情報を転送する構成を用いることもできる。
さらに、上記各実施形態では、外出先ファクシミリ装置61からファクシミリ装置1を発呼する構成を説明したが、外出先電話機62の電話番号を外出先ファクシミリ装置61のFAX番号として共通になっている場合は、外出先電話機62からファクシミリ装置1を発呼し、受付音を聞いてから回線を外出先ファクシミリ装置61に切り替えて、画像情報を受信することもできる。
【0041】
また、上記実施形態では、図4ないし図7に示す転送制御をファクシミリ装置1に内蔵されたCPU40に実行させる構成を用いたが、その転送制御を実行するためのコンピュータプログラムが格納されたCD−ROMやFDなどをPC64(図1)でドライブし、上記コンピュータプログラムをHDD(Hard Disk Drive)64bにインストールすることによって、上記転送制御をPC64のCPU64aによって行うこともできる。この場合、上記CD−ROMやFDなどが、請求項6に記載の記憶媒体として機能する。
さらに、上記実施形態では、画像情報をRAM44に記憶する構成を用いたが、PC64のHDD64bに記憶する構成を用いることもできる。
さらに、本発明の通信装置として、上記各実施形態では、ファクシミリ装置を代表に説明したが、本発明は、いわゆる留守録機能を有する電話機、あるいは、通信モデムを備えたPCなどの他の通信装置にも適用することができる。
【0042】
ところで、CPU40によって実行されるステップ34が、本発明の検出手段として機能し、ステップ54が送信手段として機能する。また、CPU40によって実行されるステップ40が判定手段として機能し、ステップ46が通信遮断手段として機能する。さらに、CPU40によって実行されるステップ42が情報量判定手段として機能し、ステップ38が要求側特定情報表示手段として機能する。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、請求項1ないし請求項6に記載の発明によれば、情報記憶手段に記憶された情報の送信を要求する不特定の要求側からの発呼により、回線を閉結し、その要求側から送信された、情報の転送要求を示す転送要求信号および要求側のFAX番号を検出する検出手段と、その検出手段によって転送要求信号および要求側のFAX番号が検出された場合に、通信遮断手段によって要求側との通信が遮断された後に、その検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、要求側へ上記情報記憶手段に記憶されている情報を要求側へ送信する送信手段とを備えるため、従来のように、外出先(要求側)のFAX番号を自宅のファクシミリ装置(通信装置)に登録しておく必要がないし、外出先が不特定の場合であっても、その外出先のファクシミリ装置に自局のFAX番号を送信する機能が備わっていれば、自宅のファクシミリ装置に記憶されているファクシミリデータを外出先のファクシミリ装置へ転送させることができる。
しかも、要求側との通信が遮断された後に要求側を発呼して情報の送信を行うことができるため、要求側に通信費がかかることがない。
【0044】
特に、請求項2に記載の発明によれば、要求側のFAX番号を記憶する要求側FAX番号記憶手段と、上記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が上記要求側FAX番号記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、この判定手段により、上記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が上記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていると判定された場合は、通信遮断手段によって上記要求側との通信が遮断された後に、上記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その発呼した要求側へ上記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が要求側FAX番号記憶手段に記憶されていないと判定された場合は、情報の送信を行わない送信手段とを備えるため、要求側から送信された要求側のFAX番号が、要求側FAX番号記憶手段に記憶されているものである場合に限って情報を要求側へ送信することができる。
したがって、不特定のものから送信要求のあった場合に情報を送信してしまうという事態をなくすことができる
【0045】
また、請求項3に記載の発明によれば、要求側から転送要求信号を受信した場合に、その転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が、所定の情報量を超えているか否かを判定する情報量判定手段と、この情報量判定手段により、上記送信要求に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていないと判定された場合は、通信遮断手段によって要求側との通信が遮断された後に、上記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて発呼し、その要求側のFAX番号によって特定される要求側へ、上記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていると判定された場合は、情報の送信を行わない送信手段とを備えるため、要求側において情報の受信を開始してしまってから、情報量の多さに気付いたり、通信時間が長くなって通信費が高くなってしまうという問題を解決することができる。
【0046】
さらに、請求項4に記載の発明によれば、上記判定手段によって、要求側から送信されてきた要求側のFAX番号が、要求側FAX番号記憶手段に記憶されており、かつ、要求側へ送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていない場合に限って、情報を要求側へ送信し、要求側のFAX番号が要求側FAX番号記憶手段に記憶されていない場合、あるいは、要求側へ送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えている場合は、情報の送信を行わない送信手段を備えるため、情報を不特定のものに送信してしまう事態をなくすことができるとともに、送信する情報量が多いことにより、通信費が高くなってしまうなどの問題を解決することができる。
【0047】
また、請求項5に記載の発明によれば、上記検出手段によって検出された要求側のFAX番号を表示する要求側FAX番号表示手段を備えるため、その要求側FAX番号表示手段によって表示された要求側のFAX番号を見ることにより、どの要求側から情報の送信要求があったかを知ることができる。
【0048】
そして、請求項6に記載の発明によれば、不特定の要求側からの発呼により、回線を閉結し、情報の転送要求を示す転送要求信号および要求側のFAX番号を検出するための検出プログラムと、この検出プログラムによって転送要求信号および要求側のFAX番号が検出された場合に、通信が遮断プログラムによって要求側との通信が遮断された後に、検出プログラムによって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その特定される要求側へ記憶手段に記憶されている情報を送信するための送信プログラムと、を含むコンピュータプログラムが格納された記憶媒体という構成であるため、その記憶媒体を通信装置内のROMとして設け、もしくは、その記憶媒体に格納されているコンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることによって請求項1に記載の通信装置を実現することができる。
【0049】
また、請求項1ないし請求項6に記載の発明は、請求項7に記載のように、上記要求側へ送信する情報が画像情報である場合に好適に採用される。
つまり、画像情報は、音声情報などと比較して情報量が多いため、その送信に要する時間が長いことから、通信費が高くなるという問題があり、そのために転送先から発呼して回線を接続した場合は、転送先に高い通信費がかかるという問題が生じるが、上記各技術的手段を用いることにより、通信費を情報を転送する側の負担とすることができる。
たとえば、データベースセンタへ接続し、ファクシミリにて情報を得るサービスなどでは、ファクシミリの通信時間よりも、むしろデータの検索時間の方が長くかかってしまう場合があり、このような場合は、検索結果が出るのを待っている時間が、通信費用として無駄に上乗せされることになる。
しかし、本発明を上記データベースセンタに適用することにより、検索を要求してきた側から検索キーワードを得た直後に一度回線を切断し、検索終了後に改めて電話をかけ直してデータを送信することができるため、データの要求側の通信費用を節約することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のファクシミリ装置の主な制御系をブロックで示す説明図である。
【図2】 図1に示すファクシミリ装置に備えられた液晶表示装置の構成を示す説明図である。
【図3】 画像情報を転送する側であるファクシミリ装置1と、転送先である外出先ファクシミリ装置61との間で行われる通信手順を示す説明図である。
【図4】 ファクシミリ装置1に内蔵されたCPU40によって実行される転送制御の内容および外出先ファクシミリ装置61によって実行される転送要求制御の内容を示すフローチャートである。
【図5】 本発明第2実施形態のファクシミリ装置に内蔵されたCPU40によって実行される転送制御の内容を一部を省略して示すフローチャートである。
【図6】 本発明第3実施形態のファクシミリ装置に内蔵されたCPU40によって実行される転送制御の内容を一部を省略して示すフローチャートである。
【図7】 本発明第4実施形態のファクシミリ装置に内蔵されたCPU40によって実行される転送制御の内容を一部を省略して示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
40 CPU
44 RAM
44a 第1の記憶領域(情報記憶手段)
44b 第2の記憶領域(要求側FAX番号記憶手段)
60 通信用モデム
61 外出先ファクシミリ装置(要求側)

Claims (7)

  1. 情報を記憶する情報記憶手段を備えており、その情報記憶手段に記憶された情報を、その情報の送信を要求する要求側へ送信する通信装置において、
    不特定の前記要求側からの発呼により、回線を閉結し、前記情報の転送要求を示す転送要求信号および前記要求側のFAX番号を検出する検出手段と、
    この検出手段によって前記転送要求信号および前記要求側のFAX番号が検出された場合に、通信遮断手段によって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出手段によって検出された前記要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、前記要求側へ前記情報記憶手段に記憶されている情報を前記要求側へ送信する送信手段と、
    が備えられたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記要求側のFAX番号を記憶する要求側FAX番号記憶手段と、
    前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、が備えられており、
    前記送信手段は、
    前記判定手段により、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていると判定された場合は、通信遮断手段によって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その発呼した要求側へ前記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていないと判定された場合は、前記情報の送信を行わないことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記要求側から前記転送要求信号を受信した場合に、その転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が、所定の情報量を超えているか否かを判定する情報量判定手段が備えられており、
    前記送信手段は、
    前記情報量判定手段により、前記転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていないと判定された場合は、通信遮断手段によって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて発呼し、その要求側のFAX番号によって特定される要求側へ、前記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、前記転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていると判定された場合は、前記情報の送信を行わないことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記要求側のFAX番号を記憶する要求側FAX番号記憶手段と、
    前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    前記要求側から前記転送要求信号を受信した場合に、その転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が、所定の情報量を超えているか否かを判定する情報量判定手段と、が備えられており、
    前記送信手段は、
    前記判定手段により、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側FAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていると判定され、かつ、前記情報量判定手段により、前記転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていないと判定された場合は、通信遮断手段によって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その発呼した要求側へ前記情報記憶手段に記憶されている情報を送信し、前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号に対応する要求側のFAX番号が前記要求側FAX番号記憶手段に記憶されていないと判定した場合、あるいは、前記情報量判定手段により、前記転送要求信号に応じて送信すべき情報の情報量が所定の情報量を超えていると判定した場合は、前記情報の送信を行わないことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記検出手段によって検出された要求側のFAX番号を表示する要求側FAX番号表示手段が備えられたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の通信装置。
  6. 情報を記憶する情報記憶手段を備えており、その情報記憶手段に記憶された情報を、その情報の送信を要求する要求側へ送信する通信装置を制御するためのコンピュータプログラムが格納された記憶媒体において、
    不特定の前記要求側からの発呼により、回線を閉結し、前記情報の転送要求を示す転送要求信号および要求側のFAX番号を検出するための検出プログラムと、
    この検出プログラムによって前記転送要求信号および前記要求側のFAX番号が検出された場合に、通信遮断プログラムによって前記要求側との通信が遮断された後に、前記検出プログラムによって検出された要求側のFAX番号に基づいて、その要求側のFAX番号によって特定される要求側を発呼し、その特定される要求側へ前記情報記憶手段に記憶されている情報を送信するための送信プログラムと、を含むコンピュータプログラムが格納されたことを特徴とする記憶媒体。
  7. 前記要求側へ送信する情報は、画像情報であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の通信装置、または、請求項6に記載の記憶媒体。
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