JP3864353B2 - 半導体メモリ装置 - Google Patents

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Description

【0010】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体メモリ装置に係り、特にランダムアクセスメモリ(RAM)のメモリセルアレイ構造に関する。
【0020】
【従来の技術】
一般に、ダイナミックRAM(DRAM)のメモリセルアレイの内部は、複数本のワード線と複数本のビット線対とがマトリクス状に交差し、各々のワード線と各々のビット線対のビット線もしくはビット補線のいずれかとの交差位置にメモリセルが配置(接続)される構成になっている。
【0030】
たとえば、図20に示す例では、各奇数番目のワード線WL1 ,WL3 ,WL5 ,…と各ビット線対のビット補線BLi-との交差位置付近に奇数列のメモリセルMCi,1 ,MCi,3 ,MCi,5 …が配置(接続)され、各偶数番目のワード線WL0 ,WL2 ,WL4 …と各ビット線対のビット線BLi との交差位置付近に偶数列のメモリセルMCi,0 ,MCi,2 ,MCi,4 ,…が配置(接続)される。
【0040】
各ビット線対BLi /BLi-は、各行(または各列)毎に設けられた1個の差動形センスアンプSAi に接続されている。各メモリセルMCi,j は1個のトランジスタQi,j と1個のキャパシタCi,j とからなる。このメモリセルMCi,j に接続されているワード線WLj が活性化されると、トランジスタQi,j がオンし、書込み時にはセンスアンプSAi よりビット線BLi もしくはビット補線BLi-を介してキャパシタCi,j に電位情報が書き込まれ、読出し時にはキャパシタCi,j の電位情報(記憶情報)がビット線BLi もしくはビット補線BLi-を介してセンスアンプSAi に入力されるようになっている。
【0050】
ここで、ビット線BLi 側に接続されている各メモリセルMCi+(図20の場合は偶数列のメモリセルMCi,2n)には、DRAMの外部からみた入出力データと同じ論理値でデータが格納される。
【0060】
つまり、図21の(A)に模式的に示すように、DRAMの外部より入力された論理値“1”のデータをビット線BLi 側に接続されている任意のメモリセルMCi+に格納する場合、該メモリセルMCi+には同じ論理値“1”(Vccレベル)の電位情報が書き込まれる。そして、該メモリセルMCi+より読み出された論理値“1”の記憶情報は、そのまま論理値“1”の読出しデータとしてDRAMの外部へ出力される。また、外部より入力された論理値“0”のデータを該メモリセルMCi+に格納するときは、該メモリセルMCi+には同じ論理値“0”(Vssレベル)の電位情報が書き込まれる。そして、該メモリセルMCi+より読み出された論理値“0”の記憶情報は、そのまま論理値“0”の読出しデータとして外部へ出力される。
【0070】
一方、ビット補線BLi-側に接続されている各メモリセルMCi-(図20の場合は奇数列のメモリセルMCi,2n+1)には、DRAMの外部からみた入出力データとは逆(反転)の論理値でデータが格納される。
【0080】
つまり、図21の(B)に模式的に示すように、外部より入力された論理値“1”のデータをビット補線BLi-側に接続されている任意のメモリセルMCi-に格納する場合、該メモリセルMCi-には入力データの論理値“1”を反転して論理値“0”(Vssレベル)の電位情報が書き込まれる。この場合、該メモリセルMCi-より読み出された論理値“0”の記憶情報はDRAM内で論理値“1”に戻してから、論理値“1”の読出しデータとして外部へ出力される。同様に、外部からみて論理値“0”の入出力データを該メモリセルMCi-に格納する場合、DRAM内部では反転した論理値“1”のデータが該メモリセルMCi-に書き込まれる。
【0090】
上記のように、DRAMでは、メモリセルMCがビット線BLi 側に接続されているのかビット補線BLi-側に接続されているのかによって、別な見方をすれば個々のメモリアドレスの値によって、入出力データの論理値と内部のメモリセルMCに格納されるデータの論理値とが同一であったり逆(反転)であったりする。このようにメモリアドレスの値に応じてデータの非反転性/反転性が決まる仕組みは、データトポロジーとかデータスクランブル等と称されている。
【0100】
ところで、最近のDRAMでは、メモリセルアレイの集積度を高めるためのビット線配置構造として、図22に示すように、各ビット線対を構成するビット線BLi とビット補線BLi-とのほぼ中間位置に隣のビット線対を構成するビット線およびビット補線のいずれか片方(たとえばBLi+1)が配置され、図23に示すように、各ビット線またはビット補線上で隣り合うビット線コンタクト位置(たとえばBCi,c とBCi,c+1 )のピッチをPとするとき、ビット線およびビット補線配列方向(Y方向)において隣り合うビット線コンタクト(たとえばBCi,c+1 とBCi+1,c+1 )の位置がビット線またはビット補線と平行な方向でP/4だけずれるような、いわゆる1/4ピッチ・ビットライン・コンタクト方式が知られている。この方式のビット線配置構造では、通常の1/2ピッチ・ビットライン・コンタクト方式よりも高密度で配線できるという利点がある。図23において、MAi,c ,MAi,c+1,…は素子領域であり、MCi,j-2 ,MCi,j …はメモリセルである。
【0110】
しかし、DRAMのメモリセル・アレイにおいては、互いに近接するビット線同士、ビット補線同士またはビット線とビット補線は、寄生容量を介して互いにカップリングされている。このため、ビット線またはビット補線のセンシングの最中に、寄生容量を介して近隣の他のビット線またはビット補線上の電位変化の影響を受けると、センス不良(誤読み出し)を起こすおそれがある。
【0120】
そこで、上記した1/4ピッチ・ビットライン・コンタクト方式では、図22に示すように、奇数番目もしくは偶数番目(図22では偶数番目)の各ビット線対を構成するビット線(たとえばBL0 )とビット補線(たとえばBL0-)とが線の長さ方向のほぼ中間位置にて1回捻って互いに位置を替えるようなツイスト構造を採るのが通例になっている。このツイスト構造によれば、任意のビット線対(ビット線/ビット補線)に対して、付近の他のビット線またはビット補線の間隔がツイスト部TWの両側で対称になるため、寄生容量が平衡する。したがって、この付近の他のビット線またはビット補線上で電位が変化した時に寄生容量を介して当該ビット線対のビット線とビット補線に与えられる影響は互いに等しく、キャンセルされる。
【0130】
また、殆どのDRAMでは、正規のメモリセルアレイに数本の冗長行または列(冗長メモリセルアレイ)を加えて、正規メモリセルアレイ内の欠陥(不良)メモリセルまたは欠陥ワード線等を含む1単位の行または列を冗長メモリセルアレイで置き換える冗長回路を備えている。
【0140】
図24に、上記のようなデータトポロジー、1/4ピッチ・ビットライン・コンタクト方式および冗長回路を採用する従来のDRAMの要部の構成を示す。
【0150】
このDRAMでは、メモリセルアレイの中心部に多数のセンスアンプSA0 ,SA1 ,SA2 ,…がY方向一列に配置され、その両側にメモリセルアレイが展開されている。
【0160】
各センスアンプSAi (i=0,1,2,…)から左右両側にそれぞれ一対のビット線対BLi /BLi-が延びている。そして、多数(この例では512本)のワード線WL0 〜WL511 が各ビット線対BLi /BLi-と直交して交差し、各ワード線WLj (j=0,1,…511)と各ビット線対BLi /BLi-のビット線BLi もしくはビット補線BLi-のいずれかとの交差位置付近にメモリセルMCi,j が配置(接続)されている。
【0170】
センスアンプ・バンクの左側のメモリセルアレイ領域では、偶数番目の各ビット線対BL0 /BL0-,BL2 /BL2-,…においてビット線BL0 ,BL2 ,…とビット補線BL0-,BL2-,…とがビット線中間部付近に設定されたツイスト箇所TWで捻って互いに位置を替えており、このツイスト箇所TWによって左側の正規メモリアレイ部はメモリセル配置のレイアウトに関して2つのブロックA,Bに区分されている。
【0180】
また、センスアンプ・バンクの右側のメモリセルアレイ領域でも、同様に偶数番目の各ビット線対BL0 /BL0-,BL2 /BL2-,…においてビット線BL0 ,BL2 ,…とビット補線BL0-,BL2-,…とがビット線中間部付近に設定されたツイスト箇所TWで捻って互いに位置を替えており、このツイスト箇所TWによって右側の正規メモリアレイ部はメモリセル配置のレイアウトに関して2つのブロックC,Dに区分されている。
【0190】
なお、奇数番目の各ビット線対BL1 /BL1-,BL3 /BL3-,…においてビット線BL1 ,BL3 ,…とビット補線BL1-,BL3-,…とが各対応センスアンプSA1 ,SA3 ,…の内部に設定されたツイスト箇所TWで捻って互いに位置を替えている。また、偶数番目の各ビット線対BL0 /BL0-,BL2 /BL2-,…の内のビット補線BL0-,BL2-,…と次隣の奇数番目の各ビット線対BL1 /BL1-,BL3 /BL3-,…の内のビット線BL1 ,BL3 ,…とが各対応センスアンプ(SA0 ,SA1 ),(SA2 ,SA3 ),…と内側ブロックB,Cとの間に設定されたツイスト箇所TWで捻って互いに位置を替えている。
【0200】
このように、このDRAMでは、正規メモリアレイが4つのブロックA,B,C,Dに区分されている。そして、右端ブロックDの隣(延長上)に冗長メモリセルアレイのブロックRが設けられている。
【0210】
正規メモリセルアレイにおいて、ブロックAでは、升形の枠KA で示すようなメモリセル配置の基本単位がX,Y方向に繰り返し(升目に)配置されている。同様に、他のブロックB,C,Dでは、それぞれ升形の枠KB ,KC ,KD で示すようなメモリセル配置の基本単位がX,Y方向に繰り返し(升目に)配置されている。冗長メモリセルアレイのブロックRでは、升形の枠KR で示すようなメモリセル配置の基本単位がY方向に繰り返し配置されている。
【0220】
図24において、○は図10の(A)のメモリセルMCi+に相当する非反転型メモリセルであり、●は図10の(B)のメモリセルMCi-に相当する反転型メモリセルである。
【0230】
図25〜29に、各ブロックA,B,C,D,Rにおけるメモリセル配置の基本単位KA ,KB ,KC ,KD ,KR 内のメモリセル配置分布を示す。図示のように、正規メモリセルアレイ内のブロックA,B,C,D間では、メモリセル配置の基本単位KA ,KB ,KC ,KD 内のメモリセル配置分布のパターンまたはレイアウトが相違している。冗長ブロックRのメモリセル配置の基本単位KR はブロックDのメモリセル配置の基本単位KD と同一のパターンである。
【0240】
図30に、全ブロックにおける反転条件のデータトポロジーを示す。このDRAMにおいて、個々の反転型メモリセル(●)の配置されている場所(メモリアドレス)は、各ブロックA,B,C,Dを識別するXアドレス信号の最上位2ビット(X8 ,X7 )と、各メモリセル配置の基本単位K内の4本のワード線WLの個々(順位)を識別するXアドレス信号の最下位2ビット(X1 ,X0 )と、各メモリセル配置の基本単位K内の偶数番目のビット線対BL2n/BL2n- と奇数番目のビット線対BL2n+1/BL(2n+1)- とを識別するYアドレス信号の最下位ビット(Y0 )とで規定または特定される。すなわち、反転条件は次の式(1)で表される。
【0250】
Figure 0003864353
ここで、- は否定(反転)、+は論理和、※は論理積、◆は排他的論理和を表す。
【0260】
メモリセルアレイ内の任意のメモリセルについて書込み/読出しのアクセスが行われるときは、上記データトポロジーを参照して、そのメモリセルが非反転型メモリセルなのか反転型メモリセルなのかを判別し、図21に示すようなデータ性(非反転/反転)の制御を行うことができる。
【0270】
また、正規メモリセルアレイ内の任意のブロックたとえばブロックAに欠陥セルまたはワード線が存在し、その欠陥部を含むワード線4本分の領域が冗長メモリセルアレイのブロックRで置換されたときでも、冗長ブロックRへのアクセスがある度毎に上記データトポロジーを参照することで、図21に示すようなデータ性(非反転/反転)の制御を行うことができる。
【0280】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来のDRAMでは、正規メモリセルアレイ内のブロックA,B,C,D間でデータトポロジーが相違し、反転条件(1)も複雑であり、それだけデータ性制御のための回路も大規模化する。
【0290】
また、冗長ブロックRがそれとデータトポロジーの異なるブロックA,BまたはCの一部領域と置き換わった場合、有用なメモリ試験が事実上行えなくなるという不具合がある。
【0300】
すなわち、或るメモリ試験では、個々のメモリセルの物理的特性を検査するため、非反転型メモリセルだけでなく反転型メモリセルに対しても一律に物理的かつ論理的に同じ値のデータを格納することがある。この場合、試験装置(メモリテスタ)は、上記のようなデータトポロジーを参照して個々のメモリセルにアクセスし、反転型メモリセルに対しては通常のメモリアクセスとは逆のデータ性制御を行う。つまり、外部からみてたとえば論理値“1”のデータを反転型メモリセルに格納する場合には、論理値“0”のデータを書き込むことになる。
【0310】
しかし、たとえばブロックAの一部領域が冗長ブロックRで置換されている場合、試験装置にはそのことが判らない。したがって、ブロックAの該領域内のメモリセルにアクセスする場合でも、ブロックAに対するデータトポロジーを参照して上記のようなテスト用のデータ性制御を行う。ところが、実際にはデータトポロジーの異なる冗長ブロックRに置き換わっているので、間違ったデータ性制御が行われる結果となる。このため、所期のメモリ試験が実施不能となる。
【0320】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、データトポロジーを簡単化し、データ性制御のための回路を簡略化し、かつ正規メモリセルの一部が冗長メモリセルで置換されても所期のメモリ試験を正しく行えるようにした半導体メモリ装置を提供することを目的とする。
【0330】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の半導体メモリ装置は、複数本のワード線と複数本のビット線対とがマトリクス状に交差し、各々の前記ワード線と各々の前記ビット線対のビット線もしくはビット補線のいずれかとの交差位置付近に1つのメモリセルが配置され、前記ビット線に接続される第1型のメモリセルには第1の論理でデータが格納され、前記ビット補線に接続される第2型のメモリセルには前記第1の論理とは逆の第2の論理でデータが格納され、全部または一部の前記ビット線対のビット線とビット補線とが所定のツイスト箇所で捻って互いに位置を替え、メモリセル配置の基本単位において各々の前記ワード線のアドレス順位からみた前記第1型および第2型のメモリセルの配置分布が前記ツイスト箇所で区分される複数のブロック間で同一であるメモリセルアレイを有し、前記基本単位に含まれる複数の前記ワード線が第1のデコード信号に基づいて一体的に選択制御されるように前記基本単位毎にそれぞれグループ化されており、共通の第2のデコード信号に基づいてグループ化された複数の前記ワード線の中の1つが選択制御される構成とした。
【0340】
本発明の第2の半導体メモリ装置は、複数本の正規ワード線と複数本のビット線対とがマトリクス状に交差し、各々の前記正規ワード線と各々の前記ビット線対のビット線もしくはビット補線のいずれかとの交差位置付近に1つのメモリセルが配置され、前記ビット線に接続される第1型のメモリセルには第1の論理でデータが格納され、前記ビット補線に接続される第2型のメモリセルには前記第1の論理とは逆の第2の論理でデータが格納され、全部または一部の前記ビット線対のビット線とビット補線とが所定のツイスト箇所で捻って互いに位置を替え、メモリセル配置の基本単位において各々の前記正規ワード線のアドレス順位からみた前記第1型および第2型のメモリセルの配置分布が前記ツイスト箇所で区分される複数のブロック間で同一である正規メモリセルアレイと、複数本の冗長ワード線と前記複数本のビット線対とがマトリクス状に交差し、各々の前記冗長ワード線と各々の前記ビット線対のビット線もしくはビット補線のいずれかとの交差位置付近に1つの冗長メモリセルが接続され、前記ビット線に接続される第1型の冗長メモリセルには前記第1の論理でデータが格納され、前記ビット補線に接続される第2型の冗長メモリセルには前記第2の論理でデータが格納され、メモリセル配置の基本単位において各々の前記冗長ワード線のアドレス順位からみた前記第1型および第2型の冗長メモリセルの配置分布が前記正規メモリセルアレイの各ブロックのメモリセル配置の基本単位における前記メモリセルの配置関係と同一である冗長メモリセルアレイとを有し、前記基本単位に含まれる複数の前記ワード線が第1のデコード信号に基づいて一体的に選択制御されるように前記基本単位毎にそれぞれグループ化されており、共通の第2のデコード信号に基づいてグループ化された複数の前記ワード線の中の1つが選択制御される構成した。
【0350】
本発明の第3の半導体メモリ装置は、上記第1または第2の装置において、前記メモリセル配置の基本単位において前記ワード線のアドレス順位からみた各ワード線の配列順序は前記複数のブロック間で同一であり、前記メモリセル配置の基本単位における前記第1型および第2型のメモリセルの配置分布が前記複数のブロック間で独立している構成とした。
【0360】
本発明の第4の半導体メモリ装置は、上記第1または第2の装置において、前記メモリセル配置の基本単位における前記第1型および第2型のメモリセルの配置分布は前記複数のブロック間で同一であり、前記メモリセル配置の基本単位において前記ワード線のアドレス順位からみた各ワード線の配列順序が前記複数のブロック間で独立している構成とした。
【0370】
本発明の第5の半導体メモリ装置は、複数本のワード線と複数本のビット線対とがマトリクス状に交差し、各々の前記ワード線と各々の前記ビット線対のビット線もしくはビット補線のいずれかとの交差位置付近に1つのメモリセルが配置され、前記ビット線に接続される第1型のメモリセルには第1の論理でデータが格納され、前記ビット補線に接続される第2型のメモリセルには前記第1の論理とは逆の第2の論理でデータが格納され、前記第1型のメモリセルと前記第2型のメモリセルとの配置分布が同一であるメモリセル配置基本単位が複数個繰り返して配置されているメモリアレイを有し、各々の前記メモリセル配置基本単位における前記ワード線のアドレス順位からみた各ワード線の配列順序が同一であり、前記基本単位に含まれる複数の前記ワード線が第1のデコード信号に基づいて一体的に選択制御されるように前記基本単位毎にそれぞれグループ化されており、共通の第2のデコード信号に基づいてグループ化された複数の前記ワード線の中の1つが選択制御される構成とした。
【0380】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図19を参照して本発明の実施例を説明する。
【0390】
先ず、図1〜図12につき本発明の第1の実施例を説明する。
【0400】
図1〜図7に、本発明の一実施例によるDRAMの構成を示す。図1は、このDRAMの要部の全体構成を示す。図2は図1中の正規メモリセルアレイの左半分のメモリセル配置分布を詳細に示し、図3は図1中の正規メモリセルアレイの右半分のメモリセル配置分布を詳細に示す。図4〜図7は正規メモリセル内の各ブロックにおけるメモリルセル配置のレイアウトを示す。図中、○は非反転型メモリセル(MC+)を示し、●は反転型メモリセル(MC-)を示す。
【0410】
この実施例のDRAMは、データトポロジー、1/4ピッチ・ビットライン・コンタクト方式および冗長回路を採用している。このDRAMにおいて、センスアンプSA0 ,SA1 ,SA2 ,…、ビット線対BL0 /BL0-,BL1 /BL1-,BL2 /BL2-,…およびワード線(正規ワード線WL0 〜WL511 ,冗長ワード線RW0 〜RW3 )のそれぞれの配列構成は、上記した従来(図24)のDRAMと共通している。ビット線対BL0 /BL0-,BL1 /BL1-,BL2 /BL2-,…におけるツイスト箇所TWの位置も、上記従来(図24)のDRAMと同じである。
【0420】
Xアドレス・デコーダ10は、メモリアクセス時に、次のようにして512本のワード線WL0 〜WL511 のうちのいずれか1つを選択する。Xアドレス・デコーダ10内の上位デコーダ部XDHは、Xアドレス信号X0-8 の上位7ビットX2-8 に対応する上位プリ・デコード信号XFH0-15に応じて、下位デコーダ部XDL0 ,XDL1 ,…XDL127 のうちのいずれか1つにワード線駆動信号を与える。このワード線駆動信号は、その選択された下位デコーダ部XDLn に含まれている4個のアンドゲート(G0 ,G1 ,G2 ,G3 )のうちのいずれか1つ、すなわちXアドレス信号X0-8 の下位2ビットX0-1 に対応する4ビットの下位プリ・デコード信号XFL0-3 でイネーブル状態となるいずれか1つのアンドゲート(たとえばG1)を介して、ワード線WLj に供給される。
【0430】
もっとも、正規メモリセルアレイ内の任意のブロックたとえばブロックAに欠陥セルまたはワード線が存在し、その欠陥部を含むワード線4本分の領域が冗長メモリセルアレイのブロックRで置換された場合で、メモリアドレスがブロックAの該被置換領域を指定するときは、冗長回路のアドレスデコーダ(図示せず)より一致信号DSが発生されることにより、上位デコーダ部XDHはワード線駆動信号の出力を中止する。代わって、冗長回路からのワード線駆動信号REDが冗長ブロック用の下位デコーダ部XDRに供給され、4本の冗長ワード線RW0 〜RW3 のうちのいずれか1つが選択される。
【0440】
各センスアンプSA0 ,SA1 ,SA2 ,…は、層間絶縁膜を介してビット線対の上にそれらと平行に配線されているYセレクト線(図示せず)を介してYアドレス・デコーダ(図示せず)に接続されている。
【0450】
このDRAMにおいて、個々のメモリセルに対するデータの書き込み/読み出しの動作は通常の仕方で行われる。
【0460】
このDRAMの特徴とする点は、メモリセルアレイの各ブロックA,B,C,D,Rにおける基本単位KA ,KB ,KC ,KD ,KR 内のメモリセル配置分布のパターンである。
【0470】
図8に、ブロックAにおける基本単位KA 内のメモリセル配置分布のパターンを模式的に示す。この基本単位KA 内では、連続する2組(偶数番目および奇数番目)のビット線対BL2n/BL2n- ,BL2n+1/BL(2n+1)- がY方向にBL2n,BL2n+1,BL2n- ,BL(2n+1)- の順で配置されるとともに、連続する4本のワード線WLa ,WLa+1 ,WLa+2 ,WLa+3 (a=0,4,8,…124)がX方向にこの順で配置されている。
【0480】
偶数番目のビット線対BL2n/BL2n- に着目すると、ビット補線BL2n- と第1および第2順位のワード線WLa ,WLa+1 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2nと第3および第4順位のワード線WLa+2 ,WLa+3 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0490】
また、奇数番目のビット線対BL2n+1/BL(2n+1)- に着目すると、ビット補線BL(2n+1)- と第1および第4順位のワード線WLa ,WLa+3 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2n+1と第2および第3順位のワード線WLa+1 ,WLa+2 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0500】
図9に、ブロックBにおける基本単位KB 内のメモリセル配置分布のパターンを模式的に示す。この基本単位KB 内では、連続する2組(偶数番目および奇数番目)のビット線対BL2n/BL2n- ,BL2n+1/BL(2n+1)- がY方向にBL2n- ,BL2n+1,BL2n,BL(2n+1)- の順で配置されるとともに、連続する4本のワード線WLb ,WLb+1 ,WLb+2 ,WLb+3 (b=128,132,…252)がX方向にこの順で配置されている。
【0510】
この基本単位KB 内でも、偶数番目のビット線対BL2n/BL2n- に着目すると、ビット補線BL2n- と第1および第2順位のワード線WLb ,WLb+1 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2nと第3および第4順位のワード線WLb+2 ,WLb+3 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0520】
また、奇数番目のビット線対BL2n+1/BL(2n+1)- に着目すると、ビット補線BL(2n+1)- と第1および第4順位のワード線WLb ,WLb+3 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2n+1と第2および第3順位のワード線WLb+1 ,WLb+2 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0530】
図10に、ブロックCにおける基本単位KC 内のメモリセル配置分布のパターンを模式的に示す。この基本単位KC 内では、連続する2組(偶数番目および奇数番目)のビット線対BL2n/BL2n- ,BL2n+1/BL(2n+1)- がY方向にBL2n- ,BL(2n+1)- ,BL2n,BL2n+1の順で配置されるとともに、連続する4本のワード線WLc ,WLc+1 ,WLc+2 ,WLc+3 (c=256,260,…380)がX方向にこの順で配置されている。
【0540】
この基本単位KC 内でも、偶数番目のビット線対BL2n/BL2n- に着目すると、ビット補線BL2n- と第1および第2順位のワード線WLc ,WLc+1 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2nと第3および第4順位のワード線WLc+2 ,WLc+3 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0550】
また、奇数番目のビット線対BL2n+1/BL(2n+1)- に着目すると、ビット補線BL(2n+1)- と第1および第4順位のワード線WLc ,WLc+3 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2n+1と第2および第3順位のワード線WLc+1 ,WLc+2 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0560】
図11に、ブロックDにおける基本単位KD 内のメモリセル配置分布のパターンを模式的に示す。この基本単位KD 内では、連続する2組(偶数番目および奇数番目)のビット線対BL2n/BL2n- ,BL2n+1/BL(2n+1)- がY方向にBL2n,BL(2n+1)- ,BL2n- ,BL2n+1の順で配置されるとともに、連続する4本のワード線WLd ,WLd+1 ,WLd+2 ,WLd+3 (d=384,388,…508)がX方向にその順で配置されている。
【0570】
この基本単位KD 内でも、偶数番目のビット線対BL2n/BL2n- においてはビット補線BL2n- と第1および第2順位のワード線WLd ,WLd+1 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2nと第3および第4順位のワード線WLd+2 ,WLd+3 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0580】
また、奇数番目のビット線対BL2n+1/BL(2n+1)- においては、ビット補線BL(2n+1)- と第1および第4順位のワード線WLd ,WLd+3 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2n+1と第2および第3順位のワード線WLd+1 ,WLd+2 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0590】
図12に、冗長ブロックRにおける基本単位KR 内のメモリセル配置分布のパターンを模式的に示す。この基本単位KR 内では、連続する2組(偶数番目および奇数番目)のビット線対BL2n/BL2n- ,BL2n+1/BL(2n+1)- がY方向にBL2n,BL(2n+1)- ,BL2n- ,BL2n+1の順で配置されるとともに、連続する4本の冗長ワード線RW0 ,RW1 ,RW2 ,RW3 がX方向にこの順で配置されている。
【0600】
この冗長部の基本単位KR 内で、偶数番目のビット線対BL2n/BL2n- においては、ビット補線BL2n- と第1および第2順位のワード線RW0 ,RW1 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2nと第3および第4順位のワード線RW2 ,RW3 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0610】
また、奇数番目のビット線対BL2n+1/BL(2n+1)- においては、ビット補線BL(2n+1)- と第1および第4順位のワード線RW0 ,RW3 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2n+1と第2および第3順位のワード線RW1 ,RW2 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0620】
このように、正規メモリセルアレイのブロックA,B,C,Dの間では、▲1▼それぞれの基本単位KA ,KB ,KC ,KD における反転型メモリセル●/非反転型メモリセル○の配置分布のパターンが互いに独立または相違していて、▲2▼基本単位KA ,KB ,KC ,KD 内のデータトポロジーが互いに同一であるという関係が成立している。
【0630】
また、冗長ブロックRの基本単位KR は、メモリセル配置分布のパターンだけでなくデータトポロジーに関しても正規メモリセルアレイのブロックDの基本単位KD と同じであるから、正規メモリアレイの他のいずれのブロックA,B,Cの基本単位KD ともデータトポロジーが同じである。
【0640】
このように、この実施例のDRAMでは、全てのブロックA,B,C,D,R間で基本単位K内のデータトポロジーが同じであり、反転条件が次の式(2)で表されるように簡単である。
【0650】
反転条件=X1-※Y0-+(X0 ◆X1 )- ※Y0 ………(2)
ここで、- は否定(反転)、+は論理和、※は論理積、◆は排他的論理和を表す。
【0660】
すなわち、このDRAMにおいて、個々の反転型メモリセル(●)の配置されている場所(メモリアドレス)は、各メモリセル配置の基本単位K内の4本のワード線WLの個々(順位)を識別するXアドレス信号の最下位2ビット(X1 ,X0 )と、各メモリセル配置の基本単位K内の偶数番目のビット線対BL2n/BL2n- と奇数番目のビット線対BL2n+1/BL(2n+1)- とを識別するYアドレス信号の最下位ビット(Y0 )とで規定または特定される。各ブロックを識別するためのXアドレス信号の上位2ビット(X8 ,X7 )は不要となる。
【0670】
このように、この実施例によれば、正規メモリセルアレイ内の全てのブロックA,B,C,D間でデータトポロジーが一致し、反転条件(2)が簡単であるため、データ性制御のための回路を簡略化できる。
【0680】
また、正規メモリセルアレイ内の任意のブロックA,B,C,Dの一部領域が冗長ブロックRで置換されても、ブロックA,B,C,Dと冗長ブロックRとのデータトポロジーが共通であるため、上記したような個々のメモリセルの物理的特性を検査するための有用なメモリ試験、つまり非反転型メモリセルだけでなく反転型メモリセルに対しても一律に物理的かつ論理的に同じ値のデータを格納する試験を正しく行うことができる。
【0690】
図13に、本発明の第2の実施例によるDRAMの要部の構成を示す。図中、上記第1の実施例(図1)の対応するものと同様の構成および機能を有する部分には同一の符号を付している。
【0700】
この実施例では、メモリセル配置分布のパターンまたはレイアウトは全ブロックで共通または同一であり、基本単位KA ,KB ,KC ,KD 内のワード線WLの配列順序をブロック間で独立させることで、データトポロジーを全ブロックで共通または同一にしている。
【0710】
図14〜図16に、ブロックB,C,Dにおける基本単位KB ,KC ,KD 内のメモリセル配置分布のパターンをそれぞれ模式的に示す。ブロックAにおける基本単位KA 内のメモリセル配置分布のパターンは、図8に示すパターンと同じである。また、冗長ブロックRにおける基本単位KR 内のメモリセル配置分布のパターンは、ブロックDにおける基本単位KD 内のメモリセル配置分布のパターン(図16)と同じである。
【0720】
たとえば、図14において、ブロックBの基本単位KB内では、連続する2組(偶数番目および奇数番目)のビット線対BL2n/BL2n‐,BL2n+1/BL(2n+1)‐がY方向にBL2n‐,BL(2n+1),BL2n,BL(2n+1)‐の順で配置されるとともに、連続する4本のワード線WLb,WLb+1,WLb+2,WLb+3(b=128,132,…252)がX方向にWLb+3,WLb+2,WLb+1,WL bの順で配置されている。
【0730】
偶数番目のビット線対BL2n/BL2n- に着目すると、ビット補線BL2n- と第1および第2順位のワード線WLb ,WLb+1 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2nと第3および第4順位のワード線WLb+2 ,WLb+3 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0740】
また、奇数番目のビット線対BL2n+1/BL(2n+1)- に着目すると、ビット補線BL(2n+1)- と第1および第4順位のワード線WLb ,WLb+3 との各交差位置に反転型メモリセル●が配置され、ビット線BL2n+1と第2および第3順位のワード線WLb+1 ,WLb+2 との各交差位置に非反転型メモリセル○が配置されている。
【0750】
したがって、ブロックBの基本単位KB 内のデータトポロジーは、ブロックAにおける基本単位KA 内のデータトポロジーと同一である。同様に、他のブロックC,D,Rの基本単位KC ,KD ,KR においても、4本のワード線の配列順序が各ブロックで独自的であり、結果としてデータトポロジーはブロックA,Bと同一であることがわかる。
【0760】
このように、この実施例でも、正規メモリセルアレイ内の全ブロックA,B,C,Dでデータトポロジーが共通し、反転条件は上式(2)で表される。したがって、データ性制御やメモリ試験等において上記第1実施例と同様の効果が得られる。
【0770】
上記した第1および第2実施例のいずれも1/4ピッチ・ビットライン・コンタクト方式に係るものであったが、図17および図18に示すように本発明は1/2ピッチ・ビットライン・コンタクト方式にも適用可能である。
【0780】
図17に示す例は、上記第1実施例と同様に、正規メモリアレイ内のブロックA,B間で、▲1▼それぞれの基本単位KA ,KB における反転型メモリセル●/非反転型メモリセル○の配置分布のパターンが互いに独立または相違していて、▲2▼基本単位KA ,KB 内のデータトポロジーが互いに同一であるという関係が成立している。
【0790】
このDRAMにおいて、個々の反転型メモリセル(●)の配置されている場所(メモリアドレス)は、各メモリセル配置の基本単位K内の4本のワード線WLの個々(順位)を識別するXアドレス信号の最下位2ビット(X1 ,X0 )だけで特定される。すなわち、反転条件は、次の式(3)で表される。
【0800】
反転条件=X0 ◆X1 ………(3)
ここで、◆は排他的論理和を表す。
【0810】
図18に示す例は、上記第2実施例と同様に、正規メモリセルアレイ内のブロックA,B間で、メモリセル配置分布のパターンまたはレイアウトは共通または同一であり、基本単位KA ,KB 内のワード線WLの配列順序をブロックA,B間で独立させることで、データトポロジーを両ブロックA,Bで共通または同一にしている。この例でも、反転条件は上記の式(3)で表される。
【0820】
図19は、本発明の一応用例を示す。これは、ツイスト部TWを設けないメモリセルアレイにおいて、上記第2実施例と同様にワード線の順序を入れ替える手法を用いて、冗長部のワード線RWを半減したものである。この例によれば、冗長部の一対のワード線RW0(2),RW1(3)で正規メモリセルアレイ内の第1の一対のワード線(WLa ,WLa+1 )または第2の一対のワード線(WLa+2 ,WLa+3 )のいずれとも置換することができる。
【0830】
上記実施例では、センスアンプ・バンクの両側にメモリセルアレイの領域が展開していたが、片側だけに展開していてもよく、正規メモリセルアレイ内のブロックの個数も任意に選択可能である。冗長部の設置位置、容量も任意に選択可能である。
【0840】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データトポロジーを簡単にできるとともに、データ性制御のための回路を簡略化し、正規メモリセルの一部が冗長メモリセルで置換されても所期のメモリ試験を正しく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるDRAMのメモリセルアレイの構成を模式的に示す図である。
【図2】第1の実施例において図1の正規メモリセルアレイの左半分の領域をより詳細に示す図である。
【図3】第1の実施例において図1の正規メモリセルアレイの右半分の領域をより詳細に示す図である。
【図4】第1の実施例において正規メモリセルアレイのブロックAのメモリセル配置のレイアウトを示す図である。
【図5】第1の実施例において正規メモリセルアレイのブロックBのメモリセル配置のレイアウトを示す図である。
【図6】第1の実施例において正規メモリセルアレイのブロックCのメモリセル配置のレイアウトを示す図である。
【図7】第1の実施例において正規メモリセルアレイのブロックDのメモリセル配置のレイアウトを示す図である。
【図8】第1の実施例において正規メモリセルアレイのブロックAの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図9】第1の実施例において正規メモリセルアレイのブロックBの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図10】第1の実施例において正規メモリセルアレイのブロックCの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図11】第1の実施例において正規メモリセルアレイのブロックDの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図12】第1の実施例において冗長メモリセルアレイのブロックRの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図13】本発明の第2の実施例によるDRAMのメモリセルアレイの構成を模式的に示す図である。
【図14】第2の実施例において正規メモリセルアレイのブロックBの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図15】第2の実施例において正規メモリセルアレイのブロックCの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図16】第2の実施例において冗長メモリセルアレイのブロックDの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図17】本発明の第3の実施例によるDRAMのメモリセルアレイの構成を模式的に示す図である。
【図18】本発明の第4の実施例によるDRAMのメモリセルアレイの構成を模式的に示す図である。
【図19】本発明の第5の実施例によるDRAMのメモリセルアレイの構成を模式的に示す図である。
【図20】一般的なDRAMのメモリセルアレイの構成を模式的に示す図である。
【図21】DRAMにおける反転/非反転のデータ性制御を説明するための図である。
【図22】1/4ピッチ・ビットライン・コンタクト方式によるメモリセルアレイにおけるビット線対の配置構造を示す図である。
【図23】1/4ピッチ・ビットライン・コンタクト方式によるメモリセル配置のレイアウトを示す図である。
【図24】従来のメモリセルアレイの構成を模式的に示す図である。
【図25】図24の従来例において正規メモリセルアレイのブロックAの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図26】図24の従来例において正規メモリセルアレイのブロックBの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図27】図24の従来例において正規メモリセルアレイのブロックCの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図28】図24の従来例において正規メモリセルアレイのブロックDの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図29】図24の従来例において冗長メモリセルアレイのブロックRの基本単位内のメモリセル配置分布のパターンを示す図である。
【図30】図24の従来例における全ブロックのデータトポロジーを示す図である。
【符号の説明】
10 Xアドレス・デコーダ
XDH 上位デコーダ部
XDL0 ,XDL1 ,…,XDL127 ,XDR 下位デコーダ部
SA0 ,SA1 ,… センスアンプ
BL0 /BL0-,BL1 /BL1-,… ビット線対
BL0 ,BL1 ,… ビット線
BL0-,BL1-,… ビット補線
WL0 ,WL1 ,WL2 ,WL3 … ワード線
KA ,KB ,KC ,KD ,KR メモリセル配置の基本単位

Claims (5)

  1. 複数本のワード線と複数本のビット線対とがマトリクス状に交差し、各々の前記ワード線と各々の前記ビット線対のビット線もしくはビット補線のいずれかとの交差位置付近に1つのメモリセルが配置され、前記ビット線に接続される第1型のメモリセルには第1の論理でデータが格納され、前記ビット補線に接続される第2型のメモリセルには前記第1の論理とは逆の第2の論理でデータが格納され、全部または一部の前記ビット線対のビット線とビット補線とが所定のツイスト箇所で捻って互いに位置を替え、メモリセル配置の基本単位において各々の前記ワード線のアドレス順位からみた前記第1型および第2型のメモリセルの配置分布が前記ツイスト箇所で区分される複数のブロック間で同一であるメモリセルアレイを有し、
    前記基本単位に含まれる複数の前記ワード線が第1のデコード信号に基づいて一体的に選択制御されるように前記基本単位毎にそれぞれグループ化されており、共通の第2のデコード信号に基づいてグループ化された複数の前記ワード線の中の1つが選択制御される半導体メモリ装置。
  2. 複数本の正規ワード線と複数本のビット線対とがマトリクス状に交差し、各々の前記正規ワード線と各々の前記ビット線対のビット線もしくはビット補線のいずれかとの交差位置付近に1つのメモリセルが配置され、前記ビット線に接続される第1型のメモリセルには第1の論理でデータが格納され、前記ビット補線に接続される第2型のメモリセルには前記第1の論理とは逆の第2の論理でデータが格納され、全部または一部の前記ビット線対のビット線とビット補線とが所定のツイスト箇所で捻って互いに位置を替え、メモリセル配置の基本単位において各々の前記正規ワード線のアドレス順位からみた前記第1型および第2型のメモリセルの配置分布が前記ツイスト箇所で区分される複数のブロック間で同一である正規メモリセルアレイと、
    複数本の冗長ワード線と前記複数本のビット線対とがマトリクス状に交差し、各々の前記冗長ワード線と各々の前記ビット線対のビット線もしくはビット補線のいずれかとの交差位置付近に1つの冗長メモリセルが接続され、前記ビット線に接続される第1型の冗長メモリセルには前記第1の論理でデータが格納され、前記ビット補線に接続される第2型の冗長メモリセルには前記第2の論理でデータが格納され、メモリセル配置の基本単位において各々の前記冗長ワード線のアドレス順位からみた前記第1型および第2型の冗長メモリセルの配置分布が前記正規メモリセルアレイの各ブロックのメモリセル配置の基本単位における前記メモリセルの配置関係と同一である冗長メモリセルアレイと
    を有し、
    前記基本単位に含まれる複数の前記ワード線が第1のデコード信号に基づいて一体的に選択制御されるように前記基本単位毎にそれぞれグループ化されており、共通の第2のデコード信号に基づいてグループ化された複数の前記ワード線の中の1つが選択制御される半導体メモリ装置。
  3. 前記メモリセル配置の基本単位において前記ワード線のアドレス順位からみた各ワード線の配列順序は前記複数のブロック間で同一であり、前記メモリセル配置の基本単位における前記第1型および第2型のメモリセルの配置分布が前記複数のブロック間で独立していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体メモリ装置。
  4. 前記メモリセル配置の基本単位における前記第1型および第2型のメモリセルの配置分布は前記複数のブロック間で同一であり、前記メモリセル配置の基本単位において前記ワード線のアドレス順位からみた各ワード線の配列順序が前記複数のブロック間で独立していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体メモリ装置。
  5. 複数本のワード線と複数本のビット線対とがマトリクス状に交差し、各々の前記ワード線と各々の前記ビット線対のビット線もしくはビット補線のいずれかとの交差位置付近に1つのメモリセルが配置され、前記ビット線に接続される第1型のメモリセルには第1の論理でデータが格納され、前記ビット補線に接続される第2型のメモリセルには前記第1の論理とは逆の第2の論理でデータが格納され、前記第1型のメモリセルと前記第2型のメモリセルとの配置分布が同一であるメモリセル配置基本単位が複数個繰り返して配置されているメモリアレイを有し、各々の前記メモリセル配置基本単位における前記ワード線のアドレス順位からみた各ワード線の配列順序が同一であり、
    前記基本単位に含まれる複数の前記ワード線が第1のデコード信号に基づいて一体的に選択制御されるように前記基本単位毎にそれぞれグループ化されており、共通の第2のデコード信号に基づいてグループ化された複数の前記ワード線の中の1つが選択制御される半導体メモリ装置。
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