JP3863756B2 - 建築工事用養生シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築現場において、建築部材、工具、塵芥等が外部に落下したり、飛散したりするのを防止したり、防音等の目的で、建築物を囲うために用いられる建築工事用養生シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般にこの種の建築工事用養生シートは、合成繊維糸を編んだ織物からなり、防炎性付与や強度向上等のために樹脂加工をされている。そして、従来は、素材メーカーが製造した養生シートの素材を、2次加工メーカーが比較的小さな小片に切断し、その4辺付近をそれぞれ2重になるように折り返して縫製した上、鳩目を装着するという2次加工を行っていた(この加工後の最終的な養生シートの大きさは、例えば幅1.8m、長さ5.4m程度とされていた)。建築現場では、このような比較的小さい養生シートを、紐等の結束手段を前記鳩目に挿通することにより、上下方向および横方向に多数つなげて建築物を囲っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の建築工事用養生シートにおいては、
(イ)2次加工のコストが高くなる、
(ロ)比較的小さな養生シートを上下方向および横方向につなげて使用するため、建築現場における設置作業に手間が掛かり、設置コストが高くなる、
(ハ)シート間のつなぎ目が多くなり、このつなぎ目に生じた隙間から建築部材、工具、塵芥等が外部に飛び出す可能性が高くなる、
(ニ)使用後の収納に手間が掛かる、
(ホ)洗濯に手間が掛かる、
(ヘ)各養生シートにまたがるようにして、建物の完成予想図等の図ないしは絵、文字、記号等を大きく描こうとする場合、各養生シートにその一部をそれぞれ描いておいても、全体の図等が正しく表示されるように各養生シートを組み合わせるのが大変である上、養生シート間のつなぎ目が多いので、体裁が悪くなる、
等の問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、本発明の1つの目的は、素材メーカーの段階で完成状態またはほぼ完成状態とすることができ、2次加工が全く必要ないかまたはほとんど必要なく、2次加工のコストを零にするかまたは低減することができる建築工事用養生シートを提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、建築現場において養生シートをつなげる手間を減少することができる建築工事用養生シートを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、養生シート間のつなぎ目を減少することができる建築工事用養生シートを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、使用後の収納に手間が掛からない建築工事用養生シートを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、洗濯に手間が掛からない建築工事用養生シートを提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、建物の完成予想図等の大きな図、文字、記号等を容易にかつ体裁よく表示することができる建築工事用養生シートを提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、必要に応じて短く切断して使用することもできる建築工事用養生シートを提供することにある。
【0011】
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による建築工事用養生シートは、合成繊維糸を編んだ織物からなる建築工事用養生シートにおいて、シート幅方向両端部に設けられ、シート長さ方向に帯状に延びる、折り返されることなく強度を高められた長さ方向高強度部と、シート長さ方向両端部および中間部に設けられ、互いに間隔をおいてシート幅方向に帯状に延びる、折り返されることなく強度を高められた幅方向高強度部と、シート長さ方向中間部における前記幅方向高強度部の一部を熱加工して補強してなり、前記幅方向高強度部内をシート幅方向に帯状に延びる切断箇所用熱加工部とを有し、長尺状をなすものである。
【0013】
この建築工事用養生シートは、その4辺に長さ方向高強度部および幅方向高強度部を設けられているので、従来の養生シートのようにその4辺の強度を高くするために、その4辺付近をそれぞれ2重になるように折り返して縫製する必要がなく、結束手段挿通部も素材メーカー側で加工することができる。したがって、素材メーカーの段階で完成状態またはほぼ完成状態とすることができ、2次加工が全く必要ないかまたはほとんど必要ないようにすることができるので、2次加工のコストを零にするかまたは低減することができる。
【0014】
本発明の建築工事用養生シートは、基本的には、中間で短く切断することなく、長尺状とされたまま、シート長さ方向が上下方向となるようにして、上下方向に関しては1枚のみ使用し、横方向には複数並べ、横方向に隣接する養生シート間は結束手段挿通部に紐等の結束手段を挿通して互いに接続することにより、建築物を囲むようにして使用する。
【0015】
このように基本的には上下方向に関しては1枚のみで済み、必要な養生シートの数を従来より大幅に減少できるため、建築現場において養生シートをつなげる手間を減少し、養生シートの設置コストを低減できる。
【0016】
また、養生シート間のつなぎ目を減少することができるので、つなぎ目に生じた隙間から建築部材、工具、塵芥等が外部に飛び出す虞を減少することができる。
【0017】
なお、建築物の最上階をまず作り、次にそれを押し上げた後、上から2番目の階を作り、以後、完成階を押し上げながら順次下階部分を作っていくという工法で建築物を建造する場合には、養生シートのロールを地上に設置する一方、養生シートの上端を最上階に取り付けておけば、自ずと養生シートが上下方向に展開されて行くので、養生シートの設置が一層容易になる。
【0018】
また、この養生シートは、前記のように必要な養生シートの数を従来より大幅に減少できる上、ロール状に巻いて収容できるので、使用後の収納に手間が掛からない。
【0019】
また、ロール状とした養生シートを一端側から引き出して別のロールに巻き取りながら引き出し部分を洗濯して行くことにより、洗濯を容易に行うことができる。
【0020】
さらに、一枚一枚の養生シートが大きく、必要な養生シートの数を従来より大幅に減少できるため、各養生シートにまたがるようにして、建物の完成予想図等の図ないしは絵、文字、記号等を大きく描こうとする場合、全体の図等が正しく表示されるように各養生シートを組み合わせるのが極めて容易である上、養生シート間のつなぎ目が少ないので、体裁よく表示することができる。
【0021】
また、シート長さ方向中間部における幅方向高強度部内に、該幅方向高強度部の一部を熱加工して補強してなり、該幅方向高強度部内をシート幅方向に帯状に延びる切断箇所用熱加工部を設けられているので、必要な場合には、刃物等を用いてこの切断箇所用熱加工部において養生シートを短く切断して使用することも可能である。この場合、切断箇所用熱加工部は熱加工により補強されているので、切断端部から破損が生じる虞を防止できる。また、切断箇所用熱加工部の両側に結束手段挿通部を配設しておけば、切断された各養生シートの端部にもそれぞれ幅方向高強度部および結束手段挿通部が存在することになるため、切断された各シートをそのまま完全な養生シートとして使用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0023】
【実施例】
図1〜3は、本発明の一実施例を示し、この実施例において建築工事用養生シート1は、ポリエステル繊維等の合成繊維糸を編んだ織物からなり、防炎性付与や強度向上等のために塩化ビニル樹脂等の樹脂加工をされている。樹脂加工の方法は特に制限はなく、例えば従来と同様に、織物に樹脂フイルムを積層する、樹脂液中に織物をくぐらせる(ディッピング)、織物に樹脂を吹き付ける、樹脂を織物とともに押し出す、樹脂を被覆された繊維で織物を編む等の方法を採用できる。また、この養生シート1を構成する織物は、メッシュ状としててもよいし、そうしなくてもよい。前記養生シート1は、例えば、幅1800mm程度、長さ50mから100m程度等のような長尺状とされる。前記養生シート1の幅方向両端部にはシート長さ方向に帯状に延びる長さ方向高強度部2が形成されており、これらの長さ方向高強度部2は経糸(縦糸)の密度を他の部分より高くすることにより、折り返されることなしに一重状態で、引張強度、引き裂き強度等の強度を高められている。前記長さ方向高強度部2の幅は例えば40mm程度とされる。
【0024】
前記養生シート1には、さらに、互いに間隔(例えば、約5400mm程度)をおいてシート幅方向に帯状に延びる幅方向高強度部3が形成されており、これらの幅方向高強度部3は緯糸(横糸)の密度を高くすることにより、折り返されることなしに一重状態で、引張強度、引き裂き強度等の強度を高められている。前記養生シート1の長さ方向両端部に設けられている幅方向高強度部3は、その幅を例えば40mm程度とされる。他方、シート長さ方向中間部に設けられている幅方向高強度部3は、その幅を例えば130mm程度とされていて、図3によく示されるようにその中央部に、シート幅方向に帯状に延びる切断箇所用熱加工部4を設けられている。これらの切断箇所用熱加工部4は、幅方向高強度部3の一部を高周波ウェルダー加工、超音波ウェルダー加工、その他の熱溶着加工等により帯状に熱加工して補強してなり、その幅は例えば10mm程度とされる。この熱加工においては、使用する織物の繊維および樹脂加工の種類に応じて、繊維および樹脂の両方を溶融または軟化させてもよいし、繊維または樹脂の一方のみを溶融または軟化させてもよい(樹脂加工しない場合は、繊維のみを溶融または軟化させる)。なお、本実施例においては、切断箇所用熱加工部4は養生シート1のみを熱加工してなり、他の材料と養生シート1とを溶着させるのではないが、本発明においては、切断箇所用熱加工部4において養生シート1に他の材料を溶着するようにしてもよい。
【0025】
前記長さ方向高強度部2および幅方向高強度部3には、適当な間隔(例えば、350mm間隔程度)で多数の結束手段挿通部5が列設されている。ここで、図1および3に示されるように、シート長さ方向中間部に設けられた幅方向高強度部3においては、切断箇所用熱加工部4の両側に結束手段挿通部5が配列されている。図2および3に示されるように、前記結束手段挿通部5は、長さ方向高強度部2または幅方向高強度部3の一部を熱加工して補強してなる環状の結束用熱加工部5aで囲まれる領域5bに十字切り込み状の穴6を明けてなり、紐等の結束手段(図示せず)を切り込みに挿通することができる(結束手段を十字切り込み状の穴6に挿通すると、この穴6により4つの扇形部分に分断されている領域5bはめくれた状態となる)。なお、穴6は必ずしも十字切り込み状でなくてもよく、円形状等であってもよい。
【0026】
前記結束用熱加工部5aは、切断箇所用熱加工部4と同様に、長さ方向高強度部2または幅方向高強度部3の一部を高周波ウェルダー加工、超音波ウェルダー加工、その他の熱溶着加工等により帯状に熱加工して補強してなり、使用する織物の繊維および樹脂加工の種類に応じて、繊維および樹脂の両方を溶融または軟化させてもよいし、繊維または樹脂の一方のみを溶融または軟化させてもよい(樹脂加工しない場合は、繊維のみを溶融または軟化させる)。また、本実施例においては、結束用熱加工部5aも養生シート1のみを熱加工してなり、他の材料と養生シート1を溶着させるのではないが、本発明においては、切断結束用熱加工部5aにおいて養生シート1に他の材料を溶着するようにしてもよい。
【0027】
この建築工事用養生シート1は、その4辺に長さ方向高強度部2および幅方向高強度部3を設けられているので、従来の養生シート1のように、その4辺の強度を高くするためにその4辺付近をそれぞれ2重になるように折り返して縫製する必要がなく、結束手段挿通部5も素材メーカー側で加工することができる。したがって、素材メーカーの段階で完成状態またはほぼ完成状態とすることができ、2次加工が全く必要ないかまたはほとんど必要ないようにすることができるので、2次加工のコストを零にするかまたは低減することができる。
【0028】
この建築工事用養生シート1は、基本的には、中間で短く切断することなく、長尺状とされたまま、図4のようにシート長さ方向が上下方向となるようにして、上下方向に関しては1枚のみ使用し、横方向には複数並べ、横方向に隣接する養生シート1間は結束手段挿通部5に紐等の結束手段を挿通して互いに接続することにより、建築物7を囲むようにして使用する。
【0029】
このように基本的には上下方向に関しては1枚のみで済み、必要な養生シート1の数を従来より大幅に減少できるため、建築現場において養生シート1をつなげる手間を減少できるから、養生シート1の設置コストを低減できる。
【0030】
また、養生シート1間のつなぎ目を減少することができるので、つなぎ目に生じた隙間から建築部材、工具、塵芥等が外部に飛び出す虞を減少することができる。
【0031】
なお、最上階をまず作り、次にそれを押し上げた後、上から2番目の階を作り、以後、完成階を押し上げながら順次下階部分を作っていくという工法で建築物を建造する場合には、養生シート1のロールを地上に設置する一方、養生シート1の上端を最上階に取り付けておけば、自ずと養生シート1が上下方向に展開されて行くので、養生シート1の設置が一層容易になる。
【0032】
また、この養生シート1は、前記のように必要な養生シート1の数を従来より大幅に減少できる上、ロール状に巻いて収容できるので、使用後の収納に手間が掛からない。
【0033】
また、ロール状とした養生シート1を一端側から引き出して別のロールに巻き取りながら引き出し部分を洗濯して行くことにより、洗濯を容易に行うことができる。
【0034】
さらに、一枚一枚の養生シート1が大きく、必要な養生シート1の数を従来より大幅に減少できるため、各養生シート1にまたがるようにして、建物の完成予想図等の図ないしは絵、文字、記号等を大きく描こうとする場合、全体の図等が正しく表示されるように各養生シート1を組み合わせるのが極めて容易である上、養生シート1間のつなぎ目が少ないので、体裁よく表示することができる。
【0035】
また、必要な場合には、切断箇所用熱加工部4において刃物等を用いて養生シート1を短く切断して使用することも可能である。ここにおいて、切断箇所用熱加工部4は熱加工により補強されているので、切断端部から破損が生じる虞を防止できる。また、切断箇所用熱加工部4は幅方向高強度部3内に帯状に延びており、かつこの切断箇所用熱加工部4の両側に結束手段挿通部5が設けられているので、切断された各養生シート1の端部にもそれぞれ幅方向高強度部3および結束手段挿通部5が存在することになるため、切断された各シートをそれぞれそのまま完全な養生シート1として使用することができる。
【0036】
図5および6は、結束手段挿通部5の他の実施例を示している。この実施例においては、結束用熱加工部5cは、熱加工の状態では図5に示されるように環状ではなく円形のスポット状とされており(すなわち、中心部も熱加工されている)、結束手段挿通部5は図6のようにこれらの結束用熱加工部5c内に円形の穴6を明けてなる。これらの結束用熱加工部5cの熱加工は、前記結束用熱加工部5aと同様の方法により行うことができる。
【0037】
なお、結束手段挿通部5は、長さ方向高強度部2および幅方向高強度部3に従来の養生シートの場合と同様に鳩目を装着することにより構成してもよい。
【0038】
また、前記実施例において記載した養生シート1の各部の数値は、あくまで参考例であって、本願発明における養生シート1の各部の数値はこれらの値に限定されないことは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明は、
(イ)素材メーカーの段階で完成状態またはほぼ完成状態とすることができ、2次加工が全く必要ないかまたはほとんど必要ないようにすることができるので、2次加工のコストを零にするかまたは低減することができる、
(ロ)建築現場において、必要な養生シートの数を従来より大幅に減少できるので、養生シートをつなげる手間を減少できるため、養生シートの設置コストを低減できる、
(ハ)養生シート間のつなぎ目を減少することができるので、つなぎ目に生じた隙間から建築部材、工具、塵芥等が外部に飛び出す虞を減少することができる、
(ニ)養生シートの数を従来より大幅に減少できる上、ロール状に巻いて収容できるので、使用後の収納に手間が掛からない、
(ホ)洗濯を容易に行うことができる、
(ヘ)一枚一枚の養生シートが大きく、必要な養生シートの数を従来より大幅に減少できるため、各養生シートにまたがるようにして、建物の完成予想図等の図ないしは絵、文字、記号等を大きく描こうとする場合、全体の図等が正しく表示されるように各養生シートを組み合わせるのが極めて容易である上、養生シート間のつなぎ目が少ないので、体裁よく表示することができる、
(ト)必要な場合には、刃物等を用いてこの切断箇所用熱加工部において養生シートを短く切断して使用できるようにすることも可能である、
等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による建築工事用養生シートの一実施例を示す斜視図である。
【図2】前記実施例の隅部付近を拡大して示す拡大平面図である。
【図3】前記実施例のシート長さ方向中間部における幅方向高強度部の端部付近を示す拡大斜視図である。
【図4】前記実施例の使用状態の例を示す斜視図である。
【図5】結束手段挿通部の他の実施例における穴を明ける前の結束用熱加工部を拡大して示す拡大平面図である。
【図6】前記結束手段挿通部の他の実施例の完成状態を示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1 建築工事用養生シート
2 長さ方向高強度部
3 幅方向高強度部
4 切断箇所用熱加工部
5 結束手段挿通部
5a,5c 結束用熱加工部
5b 結束用熱加工部で囲まれる領域
6 穴

Claims (9)

  1. 合成繊維糸を編んだ織物からなる建築工事用養生シートにおいて、シート幅方向両端部に設けられ、シート長さ方向に帯状に延びる、折り返されることなく強度を高められた長さ方向高強度部と、シート長さ方向両端部および中間部に設けられ、互いに間隔をおいてシート幅方向に帯状に延びる、折り返されることなく強度を高められた幅方向高強度部と、シート長さ方向中間部における前記幅方向高強度部の一部を熱加工して補強してなり、前記幅方向高強度部内をシート幅方向に帯状に延びる切断箇所用熱加工部とを有し、長尺状をなす建築工事用養生シート。
  2. 前記長さ方向高強度部は、経糸の密度を高くすることにより形成されている請求項1記載の建築工事用養生シート。
  3. 前記幅方向高強度部は、緯糸の密度を高くすることにより形成されている請求項1または2記載の建築工事用養生シート。
  4. 前記長さ方向高強度部および前記幅方向高強度部に設けられた結束手段挿通部をさらに有する請求項1,2または3記載の建築工事用養生シート。
  5. ート長さ方向中間部に設けられた前記幅方向高強度部においては前記切断箇所用熱加工部の両側に前記結束手段挿通部が配設されている請求項4記載の建築工事用養生シート。
  6. 前記結束手段挿通部は、前記長さ方向高強度部または前記幅方向高強度部の一部を熱加工して補強してなる環状の結束用熱加工部で囲まれる領域に穴を明けてなる請求項4または5記載の建築工事用養生シート。
  7. 前記結束手段挿通部は、前記長さ方向高強度部または前記幅方向高強度部の一部を熱加工して補強してなるスポット状の結束用熱加工部内に穴を明けてなる請求項4または5記載の建築工事用養生シート。
  8. 前記結束手段挿通部は、前記長さ方向高強度部および前記幅方向高強度部に鳩目を装着してなる請求項4または5記載の建築工事用養生シート。
  9. 前記織物は樹脂加工されている請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の建築工事用養生シート。
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