JP3862746B2 - エネルギー変換装置および光源 - Google Patents

エネルギー変換装置および光源 Download PDF

Info

Publication number
JP3862746B2
JP3862746B2 JP2006515320A JP2006515320A JP3862746B2 JP 3862746 B2 JP3862746 B2 JP 3862746B2 JP 2006515320 A JP2006515320 A JP 2006515320A JP 2006515320 A JP2006515320 A JP 2006515320A JP 3862746 B2 JP3862746 B2 JP 3862746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
conversion device
radiator
energy conversion
bundle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006515320A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2005098906A1 (ja
Inventor
美香 坂上
誠 堀内
光彦 木本
和明 大久保
由利子 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP3862746B2 publication Critical patent/JP3862746B2/ja
Publication of JPWO2005098906A1 publication Critical patent/JPWO2005098906A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/02Incandescent bodies
    • H01K1/04Incandescent bodies characterised by the material thereof
    • H01K1/08Metallic bodies
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/02Incandescent bodies
    • H01K1/14Incandescent bodies characterised by the shape
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K3/00Apparatus or processes adapted to the manufacture, installing, removal, or maintenance of incandescent lamps or parts thereof
    • H01K3/02Manufacture of incandescent bodies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Description

本発明は、エネルギーを電磁波の放射に変換するエネルギー変換装置、および当該エネルギー変換装置を備えた光源に関している。
人工光源において高い発光効率を達成するための障害となるのは、エネルギーを可視光線に変換する際に、可視光線を犠牲にし、人間の目に感ずることのない波長の長い赤外線を多量に放射させていることである。
照明光源として広く普及している白熱電球は、熱放射体として機能するフィラメントを有している、熱放射体は、熱放射によって電磁波を放出する放射源であり、熱放射は、物体の原子または分子に熱を加えることによって生じる放射(電磁波の輻射)である。熱放射エネルギーは、物体の温度で決まり、連続したスペクトル分布を持つ。以下、簡単のため、熱放射体を「放射体」と呼ぶことにする。
白熱電球は、安定器が不要で小型軽量であり、また演色性が人工光源中で最高であるという特徴を有している。このため、白熱電球は世界で最も多く利用されている照明光源である。
従来、白熱電球の放射効率を高めるために、放射体の動作温度を高め、赤外線領域における放射量の少ない放射体を見つけ出す試みが行なわれてきた。歴史的に見れば、その結果として、放射体は、炭素フィラメント白熱電球から現在のタングステンフィラメントに置き換えられることになった。タングステンからなる放射体を用いることにより、他の材料からなる放射体よりも高温での動作を実現し、それによって赤外線領域における放射量の比率を低減することが可能になった。
しかしながら、このような努力によっても、タングステンフィラメントを利用する現在の白熱電球では可視波長域の放射が全体の10%程度に過ぎない。それ以外の放射では、主に赤外放射が70%を占める。また、封入ガスによる熱伝導や対流による熱損失が20%であり、発光効率は15lm/W程度である。この発光効率は、人工光源のなかで最も低いレベルに属する。白熱電球の上記性能は、1930年代に達成されて以来、飛躍的には改善されていない。
一方、放射体からの赤外放射を画期的に抑制し、ランプの発光効率を飛躍的に向上させる技術が特許文献1などに開示されている。この技術によれば、導波管として機能する微細なキャビティ(マイクロキャビティ)のアレイを放射体の表面に形成することにより、所定波長以上の放射(例えば赤外放射)を抑制し、所定波長の電磁線のみを選択的に放射させる。特許文献1によれば、例えば約150nm間隔で幅約350nm、深さ約7μm程度のキャビティが形成され、約波長700nmよりも長い波長の赤外放射を抑制することが可能となると記載されている。また、特許文献1によれば、2000Kから2100Kの動作温度発光効率が従来の6倍にも向上するとされている。
特開平03−102701号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているマイクロキャビティは、底面の一辺がナノメートルオーダーの穴であり、そのように小さなマイクロキャビティのアレイをフィラメントの表面に形成することは容易ではない。
また、例えばタングステンのような高融点材料から形成されたフィラメントの表面に内直径1μm以下の微細なマイクロキャビティのアレイを形成することができたとしても、これらのマイクロキャビティが動作中に崩壊することがわかった。本発明者の実験によると、この崩壊はタングステンの融点(3650K)よりも低い1200Kで数分間のうちに生じる。このような低い温度で生じるマイクロキャビティが崩壊してしまうことは、特許文献1には記載されていないが、マイクロキャビティを有するフィラメントを実用化する上で大きな障害となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所定波長以上の波長を有する電磁波の放射を抑制する放射抑制部の寿命が実用上十分なレベルに延ばされたエネルギー変換装置、および当該エネルギー変換装置を備える光源を提供することである。
本発明のエネルギー変換装置は、エネルギーを電磁波に変換して放射する放射体と、前記放射体から放射された電磁波の一部を吸収する放射抑制部とを備え、前記放射抑制部は、長軸方向が揃えられた金属製の細線の束であって、隣接する各細線の側面が互いに接触することで前記長軸方向に延びたキャビティが形成されている
好ましい実施形態において、前記放射体と前記放射抑制部との間隔は、1μm以下である。
好ましい実施形態において、前記放射体と前記放射抑制部とは、接触している。
好ましい実施形態において、前記細線は、融点が2000Kよりも高い高融点材料から形成されている。
好ましい実施形態において、前記高融点材料は、タングステン、モリブデン、レニウム、タンタル、またはそれらの合金から形成されている。
好ましい実施形態において、各細線は多結晶であり、結晶粒が前記長軸方向に配向している。
好ましい実施形態において、前記放射体は、タングテンまたはタングステンの合金から形成されている。
本発明の光源は、上記いずれかのエネルギー変換装置と、前記エネルギー変換装置を大気から遮断する容器であって、少なくとも一部が透光性を有している容器と、前記エネルギー変換装置に含まれる前記放射体に電気エネルギーを供給する端子とを備え、前記放射抑制部は、赤外線の放射を抑制する。
好ましい実施形態において、前記細線の横断面における外形は、実質的に円であり、前記円の直径は、400nm以上2.5μm以下である。
本発明によるエネルギー変換装置の製造方法は、エネルギーを電磁波に変換して放射する放射体を用意する工程と、前記放射体から放射された電磁波の一部を吸収する放射抑制部を用意する工程と、前記放射体から放射された電磁波を受ける位置に前記放射抑制部を配置する工程とを含み、前記放射抑制部を用意する工程は、金属製の複数の細線を用意する工程と、前記複数の細線の長軸方向を揃え、隣接する細線の側面を相互に接触させて各細線の側面で囲まれた前記長軸方向に延びたキャビティが形成されるように前記複数の細線を束ねる工程とを含む。
好ましい実施形態において、前記放射抑制部を用意する工程は、前記束ねられた複数の細線を切断する工程を含む。
本発明によれば、放射体から放射される電磁波のうち所定波長以上の波長を有する電磁波の放射を抑制する放射抑制部が細線の束から形成されている。このような細線の束に形成される個々の隙間は微細であり、各サイズに依存するカットオフ波長を有するマイクロキャビティとして機能する。また、隙間が微細でも、細線は熱的に安定であり、高温下でも長い寿命を示すことができる。このため、本発明のエネルギー変換装置によれば、高温下でも長期間安定に動作し、エネルギーを所定波長域の電磁波の放射に効率良く変換できるため、省エネルギーに寄与し、地球環境保全に大きく貢献することができる。
まず、図1(a)から(c)を参照しながら、従来の白熱電球に用いられているタングステンフィラメントの表面に可視光波長程度のサイズを有するキャビティのアレイを形成した場合に、タングステンの融点よりもはるかに低い動作温度でキャビティが崩壊してしまう理由を以下に説明する。図1(a)は、マイクロキャビティのアレイが表面に形成された従来のタングステンフィラメントの平面図であり、図1(b)は、その断面図である。
図1(a)および(b)に示されるタングステンフィラメント110の表面にはマイクロキャビティ112のアレイが形成されている。各マイクロキャビティ112の内直径は、例えば750nmであり、その深さは例えば7μmである。このようなマイクロキャビティが崩壊する主要なメカニズムは、タングステン原子の移動(migration)に起因するものと考えられる。すなわち、現実のタングステンの格子構造は、原子の配列に多数の乱れ(格子欠陥)を有している。この格子欠陥のおかげで、原子や結晶粒は不連続で不規則な配列を示し、乱雑な結合組織を形成している。このような結合組織の一部は、活発に蒸発して飛散するほどの熱エネルギーが与えられていない場合であっても、安定構造をとるように活発に流動(拡散または移動)する。例えば、粒界があたかも蝶番のような働きをして結晶粒が流動を起こす。
このような現象は、微細な凹凸の存在する金属表面が高温状態になると、あたかも液体表面が平滑化するように自然に原子が流動するため、結果として、表面の微細な凹凸構造が崩壊して平坦化されることになる。図1(c)は、高温で原子の移動が生じたために、タングステンフィラメント110の表面に形成されていた凹凸が平坦化した状態を示している。タングステンフィラメント110の表面に形成されていたマイクロキャビティ112は、発明者らの実験によると、予想外に低い温度(例えば、タングステンが殆んど蒸発しない温度)であっても、容易に崩壊し、表面が平滑化されてしまうことがわかっている。
特にマイクロキャビティ112の寸法が可視光波長程度(ナノ[nm]オーダー)の場合は、タングステン表面の平滑化が容易に起こる。これは、寸法が可視波長程度のキャビティ自身が、格子欠陥と同レベルの小さな凹凸構造として機能することに起因する可能性がある。
以上の理由により、タングステンなどからなる従来のフィラメントの表面に微小なマイクロキャビティを形成しても、通常の動作温度で実用的な寿命を確保できなかった。
次に、図2(a)および(b)を参照して、本発明で用いる放射抑制部を説明する。図2(a)は、本発明における放射抑制部として機能する細線123の束120の一例を示す図である。図2(b)は、各細線123の内部に存在する金属結晶粒の全体としての配向方向を模式的に示している。
本願発明者の検討によると、高融点金属の細線123の束120では、仮に個々の細線123の内部に格子欠陥が存在していても、2000Kを超える高温状態で細線123の束120の形態が殆んど崩れないことが判明した。これは、細線123を構成する原子や結晶粒が高温状態において大きな熱エネルギーを得て流動(migrate)したとしても、流動の全体的な方向が、細線123の軸方向(線の長さ方向)に沿うためであると考えられる。その結果、マイクロキャビティとして機能する多数の空隙を形成するように複数の細線123を束ねた構造は、極めて熱的に安定である。これに対して、金属表面に形成した微細な凹凸や、金属箔に形成した微細な孔は、それらのサイズが小さくなるほど、著しく熱に弱くなる。
本発明で用いる細線123の束120のように熱的な安定性は、細線123の結晶構造によって更に高められると考えられる。すなわち、細線123は、通常、金属材料の延性を利用して1軸方向に延伸するようにして作製される。このような金属の延伸が生じると、結晶粒が図2(b)の矢印方向に沿って配向成長するため、細線123の熱的安定性が更に高められると考えられる。
本発明は、図2(a)に示すような細線123の束120を利用して、電磁放射線を放射する放射体の特定波長範囲内における放射効率を向上させるため、高温でも実用的に充分な長さの寿命を有する高効率のエネルギー変換装置を得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されない。
(実施形態1)
まず、図3を参照しつつ、本発明によるエネルギー変換装置として機能する発光部10を備える光源の実施形態を説明する。本実施形態における光源は、白熱電球である。
図示される白熱電球L1は、通電によって発熱するフィラメント11を備えた発光部10と、発光部10を収納する略球状の透光性バルブB1と、フィラメント11を支持する一対のステムS11と、一対のステムS11を介してフィラメント11に電力を供給するための口金C1とを備えている。バルブB1の内部には、希ガス及び窒素ガス(不図示)が封入されている。
発光部10は、図4に詳しく示されるように、複数の細線12aの束(以下、「束12」と称する。)と、束12の側面と接触し、束12を支持するリング状または円筒状のフィラメント11とを備えている。
フィラメント11は、熱エネルギーを電磁波に変換して放射する放射体として機能し、束12は、放射体から放射された電磁波のうち所定の波長よりも長い波長の電磁波の一部の放射を抑制する放射抑制部として機能する。各細線12aの長軸方向は、放射が抑制される電磁波の伝搬方向に整合している。このような放射の抑制は、各細線12aの間に形成される隙間がマイクロキャビティとして機能することによって実現する。どのような波長域の電磁波を抑制するかは、束12内の隙間(マイクロキャビティ)のサイズによって規定される。
リング状のフィラメント11には、一対のステムS11を介して電流が供給される。フィラメント11内を電流が流れることにより、ジュール熱が発生し、フィラメントの温度は例えば2000K程度に上昇し、電磁波を放射する。本実施形態のフィラメント11は、高融点金属の1つであるタングステンから形成されている。
電流は、口金C1から一方のステムS11を通ってフィラメント11に沿って他方のステムS11へと流れ、他方のステムS11を通って口金C1へと流れる。
リング状のフィラメント11の内側には、複数の細線12a,12a,…が充填されているため、フィラメント11から放射された電磁波の一部は、細線12aが吸収する。このとき、細線12aの温度も上昇するため、細線12aの束12自体も放射体のように電磁波を放射することになる。しかし、束12は、フィラメント11とは異なり、細線12aの長軸方向に延びたマイクロキャビティのアレイを有しているため、その方向における所定波長よりも波長の長い放射を抑制する機能を発揮する。上記の長軸方向へ束12から放射される電磁波は、具体的には、各細線12aの端部から放射されることになるが、赤外線の放射量は低減され、可視光線へのエネルギー変換効率が上昇する。
束12は、複数の細線12a,12a,…からなるため、その電気抵抗はフィラメント11の電気抵抗よりも大きい。そのため、ステムS11からフィラメント11に供給された電流が各細線12a間を通って流れることは無視できる。
細線12aは、融点が2000Kよりも高い高融点材料から形成される。本実施形態における各細線12aの横断面の外形は、直径が380nm以上2.5μm以下の円である。
図5は、束12のうち、代表的な4つの細線12aの断面を示す図である。図5に示すように、束12の横断面において、隣接する細線12a,12a,…同士が互いに接しており、隣り合う細線12a,12a,…同士の間に個々の隙間13が形成されている。各隙間13は、細線12aによって周囲を囲まれており、他の隙間13から電磁気的に分離されるため、各々の隙間13がマイクロキャビティとして機能する。個々の隙間13は、束12の長軸方向(長手方向)に延び、多数の隙間13がマイクロキャビティアレイを形成している。
次に、束12の隙間13によって放射が抑制される電磁波の波長の大きさを見積もる。
隙間13を伝搬して細線12aの長軸方向に放射される電磁波の最大波長(「カットオフ波長」)は、隙間13の横断面の大きさによって規定される。この最大波長は、小さく見積もっても、束12の横断面において隙間13に内接する内接円17の直径の2倍の値と同程度である。逆に、最大波長を大きく見積もると、束12の横断面における隙間13に外接する外接円18の直径の2倍の値と同程度である。
内接円17の直径及び外接円18の直径は、各細線12aの横断面における直径(以下、単に「細線12aの直径」と称する。)Dに依存する。すなわち、幾何学的な計算から、内接円17の直径は0.155D、外接円18の直径は0.58Dである。従って、束12の隙間13によって放射が抑制される電磁波の大きさは0.31D以上1.16D以下の範囲内にあると考えられる。
ここで、フィラメント11からの電磁波の全てが束12の一端に入射し、隙間13による放射が抑制される電磁波の大きさが800nm以上であると仮定する。この場合の発光効率[lm/W]を計算し、束12を設けない場合の発光効率に対する効率アップ率を求めた。フィラメント11の動作温度は、実用的な範囲である1600Kから2400Kに設定し、束12の横断面における隙間13の占める面積(開口率)は、幾何学的な計算から9%とした。計算結果を表1に示す。
Figure 0003862746
例1は、各細線12aの直径Dを2μmとした場合の計算結果である。例2は、各細線12aの直径Dを2μmとし、かつ、各細線12aの直径Dよりも長い波長が各細線12aから放射されないと仮定して計算した結果である。すなわち、例2は、例1において各細線12aから2μm以上の波長の電磁波の放射が無いとした場合の計算結果である。例3は、各細線12aの直径Dを1μmとし、かつ、各細線12aの直径Dよりも長い波長が各細線12aから放射されないと仮定して計算した結果である。すなわち、例3は、例2において線形を1μmとした場合の計算結果である。
例1の結果から、開口率が9%にも関わらず、動作温度1600K以上2400K以下において13%〜15%の効率向上の効果を得ることが期待できる。さらに例2の結果から、各細線12a自身が線直径Dによるカットオフを持つと仮定すると、動作温度1600K以上2400K以下において48%〜149%の効率向上の効果を得ることが期待できる。さらに例3のように、各細線12aを1μmとすると、動作温度1600K以上2400K以下において366%〜2587%の効率向上という効果を得ることが期待できる。
以上のように、細線12aの束12を用いることによって、その開口率が9%と小さいにも関わらず、従来よりも効率の高い白熱電球を実現できる。
本発明のエネルギー変換装置を光源として使用する場合、放射体の好ましい動作温度は2000K以上である。熱平衡状態における熱放射のスペクトルは、プランクの放射則に従い、温度に依存する。例えば、放射体の温度が1200Kから2000Kに上昇すると、可視域での放射が3桁以上向上するが、赤外域での放射はあまり変化しない。このことから、効率良く可視放射を得るためには、動作温度を2000K以上に設定することが好ましい。本実施形態におけるフィラメント11は、照明光源の放射体として利用されるため、動作温度が2000Kより低いと赤みが強くなり、好ましくない。
エネルギー変換装置を照明光源に用いる場合は、細線の束によるカットオフ波長は、可視光の最短波長である380nm以上に設定することが好ましく、人間の比視感度が最大である550nm以上に設定することがより好ましい。照明光源としての変換効率の観点からは、カットオフ波長を可視光の最長波長である780nmに設定することが更に好ましい。
束12を構成する細線12a,12a…のうち、隣り合う細線12aは相互に接触していることが好ましいが、各細線12aが隣の細線12aと長軸方向に沿って完全に接触している必要はない。製造上の理由から、隣り合う細線12aが接触せず、その結果、隣接する隙間13が部分的に連通することも許容される。なお、隣り合う細線12a,12aは、白熱電球L1の動作前には接触していなくとも、動作時に接していればよい。
以下、図6を参照しながら、束12の製造方法の一例を説明する。
まず、図6(a)に示すように、複数本のタングステン製の中実の細線12a,12a,…を用意し、隣り合う細線12a,12aが互いに接するように束ねて、束12を形成する。細線12aは、直径が例えば380nm以上2.5μm以下であり、タングステンなどの高融点金属材料を一軸方向に延伸することによって作製されたものであることが好ましい。
次に、図6(b)に示すように、筒状のタングステン製のフィラメント11を用意し、筒状フィラメント11の中心軸と各細線12a,12a,…の長手方向とを一致させて、筒状フィラメント11の内部に複数本の細線12a,12a,…を充填する。これにより、図6(c)に示すように、複数の細線12a,12a,…が筒状フィラメント11の内部に充填され、複数の隙間13,13,…を備えた発光部10を製造することができる。図6(c)では、6本の細線12aが示されているが、細線12aの現実の本数は6本に限定されない。前もって筒状のフィラメント11を用意する代わりに、薄板またはリボン状のフィラメント11で束12の側面を取り巻くことによって筒状に加工しても良い。
なお、本実施形態では、細線12aとして中実の細線を用いているが、図7に示すように、貫通孔16が設けられている細線12a'を用いてもよい。貫通孔16の横断面における直径が可視光線の最長波長である780nmの半分すなわち400nm程度であれば、貫通孔16が隙間13と同様の機能を果たす。その結果、中実の細線12aを用いた場合に比べて、発光部10の外部への赤外線の放射は更に抑制されることと考えられる。
本実施形態において、各細線12aの直径Dを変えることにより束12の横断面における隙間13の大きさが変化する。このため、細線12aの直径Dを調節することにより、束12によるカットオフ波長を制御することができる。各細線12aの直径Dを変えることにより、本実施形態における発光部10を白熱電球以外の用途、たとえば、赤外線ヒータ、各種光源、エネルギー変換装置に適用することができる。
フィラメント11や各細線12aは、タングステンやタングステン合金以外の材料、例えば、モリブデン、レニウム、タンタル、またはそれらの合金から形成されていてもよい。
(実施形態2)
次に、図8から図10を参照しつつ、本発明の第2の実施形態を説明する。
本実施形態の白熱電球の構成要素は、発光部を除いて、第1の実施形態における白熱電球の構成要素と同一である。このため、以下においては、発光部20の構造及び製造方法を説明する。
発光部20は、図8に示すように、タングステンから形成された板状のフィラメント21と、タングステンから形成された複数の細線12a,12a,…の束12とを備えており、束12の一方の端面は、フィラメント21の放射面21aに融着されている。
板状のフィラメント21の両端部は、ステムS11,S11の各一端部に接続されており、ステムS11,S11の各他端部は、口金に接続されている。発光部20は、不図示のバルブ空間内で一対のステムS11によって支持されている。
電流は、一方のステムS11から板状のフィラメント21の放射面21aに平行にフィラメント21中を他方のステムS11へと流れる。それにより、フィラメント21に電気エネルギーが供給され、フィラメント21は発熱する。こうして、フィラメント21の放射面21aからは可視光線を含む電磁波が放射される。
束12は、束12を構成する細線12aの長軸が放射面21aに対して実質的に垂直となるように配置されている。
次に、図9を参照しつつ、発光部20の製造方法を説明する。
まず、図9(a)に示すように、複数本の細線12a,12a,…を用意して、隣り合う細線12a,12aが互いに接するように束ね、束12を形成する。これにより、図9(e)に示すように、束12の横断面には、複数の隙間13,13,…が形成される。
次に、図9(b)に示すように、タングステンなどの金属を溶融することができる加熱源27を用いて、束12の一方の端部を加熱する。すると、束12の一方の端部には、図9(c)に示す融着部12cが形成され、融着部12cが形成されることにより各細線12aは互いに固着される。
その後、図9(d)に示すように、融着部12cとフィラメント21の放射面21aとを突き合わせて融着接続させる。これにより、発光部20を製造することができる。
束12の一方の端面を加熱することによって形成した融着部12cをフィラメントとして機能させることも可能である。その場合、新たにフィラメント21を設ける必要が無くなる。
束12の長手方向の複数箇所においてワイヤーカッターなどの切断機を用いて切断した後、加熱源27を用いて切断面を加熱し、それによって各細線12aを相互に固着させてもよい。一方、加熱により各細線12aを相互に固着させてから、切断機を用いて固着部分を切断してもよい。このように、切断工程を加えることにより、束12の長手方向における長さを自在に変更することができる。
レーザ光を用いて複数の細線からなる束12を固着、切断すれば、固着工程と切断工程とを同時に行うことができるため、加熱により各細線12aを固着させる場合に比べて、短時間で発光部20を製造することができる。
以下に、図10を参照しながら、レーザ光を用いて発光部20を製造する方法を説明する。
まず、図10(a)に示すように、複数本の細線12a,12a,…を用意して、隣り合う細線12a,12aが互いに接するように束ねて、束12を形成する。次に、図10(b)に示すように、束12の長手方向において、レーザ光28を照射する。これにより、図10(c)に示すように、束12が切断されるとともに、切断された束12の端面には融着部12cが形成され、これにより各細線12aがそれぞれ互いに固着される。そして、図10(d)に示すように、フィラメント21の放射面21aと束12の融着部12cとを突き合わせて融着接続させる。これにより発光部20を製造することもできる。
発光部20では、フィラメント21と束12とが接触しているため、フィラメント21に微細なマイクロキャビティのアレイを形成した場合と同様に、可視光線の放射効率を増加させことができる。束12の機能は、赤外線を吸収し、可視光線を通過させる薄膜などが有するフィルタリング機能とは本質的に異なる。
(実施形態3)
以下、図11を参照しながら本発明の第3の実施形態を説明する。
本実施形態の白熱電球は、図11に示す発光部30を備えている。発光部30は、2つの束12,12がフィラメント21の2つの放射面21a,21aにそれぞれ設けられた構成を有している点で、実施形態2における発光部20と異なっている。各束12の一方の端面は、フィラメント21の各放射面21aにそれぞれ融着して設けられている。発光部30は、実施形態2における発光部20の製造方法と略同一の方法で製造することができる。
発光部30では、フィラメント21の2つの放射面21a,21aに対してそれぞれ束12,12が融着されているため、図11の上方向のみならず下方向に対しても赤外線の放射を抑制することができる。
(実施形態4)
以下、図12、11を参照しながら本発明の第4の実施形態を説明する。
本実施形態の白熱電球の構成要素は、発光部を除いて、第1の実施形態における白熱電球の構成要素と同一である。このため、以下においては、発光部40の構造及び製造方法を説明する。
発光部40は、図12に示すように、タングステンから形成された板状のフィラメント41と、細線の束12とを備えている。
板状のフィラメント41の両端部は、それぞれ、ステムS11,S11の一端部に接続されている。ステムS11,S11の他端部は、不図示の口金に接続されている。
束12の表面には、筒状の保持部45が設けられており、複数の細線12a,12a,…は保持部45の内部に充填されている。保持部45は、ステムS12,S12の一端部に接続され、ステムS12,S12の他端部は口金に接続されている。
電流は、一方のステムS11から板状のフィラメント41の放射面41aに平行にフィラメント41中を他方のステムS11へと流れる。それにより、フィラメント41に電気エネルギーが供給され、フィラメント41は発熱する。こうして、フィラメント41の放射面41aからは可視光線を含む電磁波を放射する。
束12は、束12を構成する細線12aの長軸が放射面41aに対して実質的に垂直となるように配置されている。束12を支えるステムS12,S12には電流を流す必要が無い。ただし、保持部45を高融点金属材料から形成し、通電することにより、保持部45をフィラメントとして機能させてもよい。
本実施形態では、束12がフィラメント41から離れた位置に配置されている。フィラメント41から放射される電磁波の放射強度が大きく低下しないように放射面41aと束12との間隔を設定することが好ましい。フィラメント41の放射面41aと、放射面41aに対向している束12の端面との間隔が1μm以下であればよい。
束12がフィラメント41と接触しておらず離れていると、束12がフィラメントに接して設けられている場合に比べて、フィラメント41をより高い温度で動作させることが可能である。フィラメント41の動作温度が高くなると、ウィーンの変位則が示すように、フィラメント41から放射される赤外線の放射量は減少する。すなわち、発光部40のランプ効率は、上記実施形態1から3における発光部10,20,30のランプ効率に比べて良くなることが期待される。
発光部40を製造するためには、まず、図13(a)に示すように、複数本の中実の細線12a,12a,…を用意して、隣り合う細線12a,12aが互いに接するように束ねて、束12を形成する。
次に、図13(b)に示すように、筒45を用意し、筒45の中心軸と各細線12aの長手方向とを一致させて筒45の中へ束12を入れて、束12を固定する。これにより、図13(d)に示すように、複数の細線12a,12a,…は筒25に充填され、複数の隙間13,13,…が形成される。
図13(c)に示すように、フィラメント41を用意し、フィラメント41の放射面41aと束12の一方の端面とを1μm以下の間隔を置いてフィラメント41を設ける。これにより、図12に示す発光部40を製造することができる。
本実施形態によれば、束12がフィラメント41と離れているため、フィラメント41をより高い温度で動作させることが可能である。その結果、上述のように、フィラメント41が放射する赤外線の放射量を減少させることができる。また、各細線12aの温度上昇が抑制される結果、細線12aが溶融してしまう可能性が低下する。
従って、本実施形態における発光部40では、他の実施形態にくらべ、より融点が低い材料を用いても、隙間13がなくなってしまう可能性が低下する。
本実施形態では、筒状の保持部45で束12を固定しているが、束12を固定する保持部45の形状は、これに限定されない。保持部45は、束12に巻かれたワイヤやリボンなどであってもよいし、リング形状を有する部材であってもよい。
本実施形態では、発光部40を製造する際、束12を筒45の内部へ挿入させることにより複数の細線12a,12a,…を固定しているが、筒45の中心軸方向と各細線12aの長手方向とを一致させて、筒45の内部に細線12aを一本ずつ充填させることにより複数の細線12a,12a,…を固定してもよい。フィラメント41の上下に2つの束12,12を対称に配置しても良い。
(実施形態5)
以下、図14を参照しながら、本発明の第5の実施形態を説明する。
本実施形態における白熱電球L2は、図14に示すように、発光部10と、発光部10を収納するバルブB2と、バルブB2の開口部を封じるように設けられている端部P2,P2と、各端部P2に設けられ、一端が発光部10のフィラメント11と接続しているモリブデン箔M2と、各モリブデン箔M2の他端と接続しているステムS21、S21とを備えている。
バルブB2は、略円筒形であり、円筒の中心軸に対して、発光部10における各細線12aの長手方向が直交するように発光部10が配置されている。
図3に示す白熱電球L1と同様、フィラメント11に電流が流れることにより、白熱電球L2は可視光線を含む電磁波を放射する。具体的には、電流は、一方のステムS21から一方のモリブデン箔M2を流れて、筒状フィラメント11の側面に沿って流れ、その後、他方のモリブデン箔M2を流れて他方のステムS21へと到着する。
なお、図14に示す白熱電球L2の発光部は、前述の実施形態1における発光部10と同一構造を示しているが、発光部の形状はこれに限定されず、他の実施形態における発光部20,30,40を用いてもよい。
上記の各実施形態において、細線12aの横断面形状は、円に限定されず、楕円や多角形であってもよい。ただし、複数の細線12aを束ねることにより隙間13が形成される必要はある。また、各細線12aの断面サイズは相互に等しい必要はない。異なる直径を有する2種類の細線を束ねても良い。
実施形態1における貫通孔16の横断面形状も円に限定されず、楕円形や多角形であってもよい。
発光部の形状は、前述の実施形態における発光部の形状に限定されない。フィラメントの放射面全体を覆うように束が設けられていてもよいし、1つの発光部が複数のフィラメントを備えていても良い。複数のフィラメントの各々に対して個別に細線の束が割り当てられていても良いし、複数のフィラメントに対して1つの束が割り当てられていても良い。
また、白熱電球のバルブの形状は、図3に示すバルブB1及び図14に示すバルブB2が有している形状に限定されない。バルブの内面に白色シリカ粉末が薄く塗布されていてもよい。
以上、本発明のエネルギー変換装置の実施形態として白熱電球の発光部を説明してきたが、本発明のエネルギー変換装置は、照明用光源以外の光源に用いても良い。本発明では、細線の直径を変えることにより、束の隙間を任意のサイズに調節できるため、カットオフ波長を所望のレベルに設定できる。したがって、本発明のエネルギー変換装置は、放射を抑制する電磁波の波長も任意であり、赤外線ヒータや、各種センサーや測定装置用の光源にも適用できる。
また、本発明のエネルギー変換装置は、太陽熱などの熱源から得られるエネルギーを効率よく、所定範囲に波長を有する電磁波に変換し、その電磁波を他のエネルギーに再変換するシステムに適用することも可能である。
本発明にかかるエネルギー変換装置は、現在広く普及している白色光源を代替する光源として好適に利用され得る。
(a)は、マイクロキャビティのアレイが形成された従来のタングステンフィラメントの上面図であり、(b)は、その断面図であり、(c)は、マイクロキャビティが崩壊した後のタングステンフィラメントを示す断面図である。 (a)は、本発明のエネルギー変換装置が備える放射抑制手段の一例を示す部分拡大斜視図であり、(b)は、金属の細線123における結晶粒の向きを示す模式図である。 本発明の実施形態1における白熱電球L1の概略図である。 実施形態1における発光部10の斜視図である。 実施形態1における隙間13を模式的に示す断面図である。 (a)および(b)は、実施形態1における発光部10の製造方法を示す工程図であり、(c)は、細線の束の横断面図である。 実施形態1における細線の変形例を示す図である。 実施形態2における発光部20の模式図である。 (a)から(d)は、実施形態2における発光部20の他の製造方法を示す工程図であり、(e)は、細線の束の横断面図である。 (a)から(c)は、実施形態2における発光部20の製造方法を示す工程図であり、(d)は、細線の束の横断面図である。 実施形態3における発光部30の斜視図である。 実施形態4における発光部40の斜視図である。 (a)から(c)は、実施形態4における発光部40の製造方法を示す工程図であり、(d)は、細線の束の横断面図である。 実施形態5における白熱電球L2の斜視図である。
符号の説明
10、20、30、40 発光部(エネルギー変換装置)
11、21、41 フィラメント(電磁波放射部)
12、22、32、42 細線の束(放射抑制部)
12a、12a' 細線
13 隣接する細線の隙間
16 細線に設けられた貫通孔
L1、L2 白熱電球
110 フィラメント
112 マイクロキャビティ
120 金属細線の束
123 金属細線

Claims (11)

  1. エネルギーを電磁波に変換して放射する放射体と、
    前記放射体から放射された電磁波の一部を吸収する放射抑制部と、
    を備え、
    前記放射抑制部は、長軸方向が揃えられた金属製の細線の束であって、隣接する各細線の側面が互いに接触することで前記長軸方向に延びたキャビティが形成されている、エネルギー変換装置。
  2. 前記放射体と前記放射抑制部との間隔は、1μm以下である請求項1に記載のエネルギー変換装置。
  3. 前記放射体と前記放射抑制部とは、接触している請求項1に記載のエネルギー変換装置。
  4. 前記細線は、融点が2000Kよりも高い高融点材料から形成されている、請求項1に記載のエネルギー変換装置。
  5. 前記高融点材料は、タングステン、モリブデン、レニウム、タンタル、またはそれらの合金から形成されている、請求項に記載のエネルギー変換装置。
  6. 各細線は多結晶であり、結晶粒が前記長軸方向に配向している請求項1に記載のエネルギー変換装置。
  7. 前記放射体は、タングテンまたはタングステンの合金から形成されている、請求項1に記載のエネルギー変換装置。
  8. 請求項1からのいずれかに記載のエネルギー変換装置と、
    前記エネルギー変換装置を大気から遮断する容器であって、少なくとも一部が透光性を有している容器と、
    前記エネルギー変換装置に含まれる前記放射体に電気エネルギーを供給する端子と、
    を備え、
    前記放射抑制部は、赤外線の放射を抑制する、光源。
  9. 前記細線の横断面における外形は、実質的に円であり、
    前記円の直径は、400nm以上2.5μm以下である、請求項に記載の光源。
  10. エネルギーを電磁波に変換して放射する放射体を用意する工程と、
    前記放射体から放射された電磁波の一部を吸収する放射抑制部を用意する工程と、
    前記放射体から放射された電磁波を受ける位置に前記放射抑制部を配置する工程と、
    を含み、
    前記放射抑制部を用意する工程は、
    金属製の複数の細線を用意する工程と、
    前記複数の細線の長軸方向を揃え、隣接する細線の側面を相互に接触させて各細線の側面で囲まれた前記長軸方向に延びたキャビティが形成されるように前記複数の細線を束ねる工程と、
    を含む、エネルギー変換装置の製造方法。
  11. 前記放射抑制部を用意する工程は、前記束ねられた複数の細線を切断する工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
JP2006515320A 2004-03-30 2005-03-16 エネルギー変換装置および光源 Expired - Fee Related JP3862746B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100899 2004-03-30
JP2004100899 2004-03-30
PCT/JP2005/004635 WO2005098906A1 (ja) 2004-03-30 2005-03-16 エネルギー変換装置および光源

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3862746B2 true JP3862746B2 (ja) 2006-12-27
JPWO2005098906A1 JPWO2005098906A1 (ja) 2009-01-22

Family

ID=35125348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006515320A Expired - Fee Related JP3862746B2 (ja) 2004-03-30 2005-03-16 エネルギー変換装置および光源

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7276846B2 (ja)
JP (1) JP3862746B2 (ja)
CN (1) CN1774789A (ja)
WO (1) WO2005098906A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5876621A (en) * 1997-09-30 1999-03-02 Sapienza; Richard Environmentally benign anti-icing or deicing fluids
US7141761B1 (en) * 2005-06-02 2006-11-28 Xerox Corporation Printing device heating element and method of use thereof
WO2007023691A1 (ja) * 2005-08-26 2007-03-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 反射体および当該反射体を備えた装置
US7851985B2 (en) * 2006-03-31 2010-12-14 General Electric Company Article incorporating a high temperature ceramic composite for selective emission
US20070228986A1 (en) * 2006-03-31 2007-10-04 General Electric Company Light source incorporating a high temperature ceramic composite for selective emission
US8044567B2 (en) * 2006-03-31 2011-10-25 General Electric Company Light source incorporating a high temperature ceramic composite and gas phase for selective emission
US7722421B2 (en) * 2006-03-31 2010-05-25 General Electric Company High temperature ceramic composite for selective emission
US20090160314A1 (en) * 2007-12-20 2009-06-25 General Electric Company Emissive structures and systems

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3875443A (en) * 1973-11-13 1975-04-01 Matsushita Electronics Corp Incandescent lamp
US5079473A (en) 1989-09-08 1992-01-07 John F. Waymouth Intellectual Property And Education Trust Optical light source device
JPH05251059A (ja) * 1992-03-03 1993-09-28 Matsushita Electron Corp 放射光源
JPH05258730A (ja) * 1992-03-13 1993-10-08 Matsushita Electric Works Ltd 光源用白熱体
JP3078925B2 (ja) * 1992-06-25 2000-08-21 松下電工株式会社 光 源
US5753381A (en) * 1995-12-22 1998-05-19 Add Vision Inc Electroluminescent filament
ITTO20020031A1 (it) 2002-01-11 2003-07-11 Fiat Ricerche Struttura tridimensionale di tungsteno per una lampada ad incandescenza e sorgente luminosa comprendente tale struttura.
WO2005067004A1 (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 白熱電球及び白熱電球用フィラメント

Also Published As

Publication number Publication date
US7276846B2 (en) 2007-10-02
WO2005098906A1 (ja) 2005-10-20
CN1774789A (zh) 2006-05-17
JPWO2005098906A1 (ja) 2009-01-22
US20060071582A1 (en) 2006-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3862746B2 (ja) エネルギー変換装置および光源
JP3863554B2 (ja) 白熱電球及び白熱電球用フィラメント
MacIsaac et al. Basic physics of the incandescent lamp (lightbulb)
CN101432844A (zh) 包括光子晶体的辐射发射结构
JP3862739B2 (ja) エネルギ変換装置およびその製造方法
US20080185950A1 (en) Electric Lamp With Electrode Rods Having Longitudinal Grooves
JPH03102701A (ja) 光学光源装置
JP4587130B2 (ja) 高圧放電ランプおよびその製造方法並びに光照射装置
KR102602644B1 (ko) 방전 램프 및 방전 램프용 전극의 제조 방법
JP2006302575A (ja) ランプ
EP1102309B1 (en) Incandescent lamp
JP2006086020A (ja) ベース付ランプ
JP2007528092A (ja) 加熱ランプ
JP2011065759A (ja) 電球型ヒータ装置
Giannuzzi et al. Halogen and incandescence lamps
Kane et al. The T3 Quartz Infrared Lamps
JP2005276556A (ja) 白熱電球およびフィラメント
JP3674218B2 (ja) 電球および照明器具
JPS5810360A (ja) 温度制御金属蒸気放電灯
JP2005216710A (ja) 電球型発熱装置
JP2006286398A (ja) 電球型ヒータ、灯具装置
JP5254245B2 (ja) コイルフィラメント用の溶接補助部
JP2007317620A (ja) 白熱電球
JP2008210550A (ja) 電球型ヒータ
GB2064215A (en) Improvements in lamp filament supports

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees