JP2008210550A - 電球型ヒータ - Google Patents

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Yasutaka Gokami
泰孝 後上
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Abstract

【課題】反射膜の剥がれを防止しながら、反射膜からの可視光の漏れを抑えて光熱開口部からの近赤外線出力が多くし分光効率を向上させる。
【解決手段】放射透過性のバルブ12内に封装された高融点金属のフィラメント13およびハロゲンガスを不活性ガスとともに封入してハロゲンランプ11を構成する。バルブ12の外表面にアルミナ、シリカを主成分とする反射膜材料を用いて、バルブ12の長軸方向の光熱開口部21以外に所定の開口角でコーティングして反射膜20を形成する。反射膜20は、光熱開口部21からの分光出力値をS1、反射膜20からの分光出力値をS2とすると、780nm〜2500nmの波長域内でS2/S1<25%となる厚みに設定した。これにより、同じ発熱量であれば使用電力量を低下させ、同じ使用電力量であれば生産性の向上を図ることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、放射透過性のバルブ内に高融点金属のフィラメントが封装されるとともに、ハロゲンが封入されたペットボトル製造時の加熱用や暖房用等に用いられる電球型ヒータに関する。
従来の発熱用ハロゲン電球である近赤外線反射膜付きハロゲン電球は、透光性管型外囲器の長軸方向の表面に沿って光干渉膜を形成しない光熱放射開口部を残して反射膜が形成されている。この反射膜が形成されていることにより、所定の方向に効率よく近赤外線を放射することができる。また、光熱放射開口部の角度を変化させることにより、スポット的に近赤外線を照射することも可能である。(例えば、特許文献1)
特開平7−230795号公報
上記した特許文献1の技術は、反射膜の膜厚が薄いとフィラメントから放射される近赤外線が反射膜を透過してしまい光熱放射開口部から効率的に近赤外線を放出させることができず、所望の光熱放射量を得るにはその分高い電力量が必要であった。反射膜から近赤外線が透過してしまうことを防止するために、反射膜を厚くすることが考えられる。
しかしながら、反射膜を厚くしてしまうと、透孔性管型外囲器とこれに焼き付けられた反射膜との膨張率の違いや振動などにより反射膜が剥がれる不具合が発生する、という課題があった。
この発明の目的は、反射膜の膜剥がれを防止しながら、反射膜からの可視光の漏れを抑えて光熱開口部からの近赤外線出力を増量し分光効率を向上させた電球形ヒータを提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明の電球型ヒータは、放射透過性のバルブと該バルブ内に封装された高融点金属のフィラメントおよびハロゲンガスを不活性ガスとともに封入して構成された電球型ヒータにおいて、前記バルブの外表面にアルミナ、シリカを主成分とする材料を用いて、前記バルブの長軸方向の光熱開口部以外に所定の開口角でコーティングを施して反射膜を形成し、前記反射膜は、前記光熱開口部からの分光出力値をS1、前記反射膜からの分光出力値をS2とすると、780nm〜2500nmの波長域内でS2/S1<25%となる厚みに設定したことを特徴とする。
この発明によれば、反射膜の剥がれを防止しながら配熱特性と分光特性を向上させることで、ハロゲンランプの電力の効率化を図ることが可能となる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3は、それぞれこの発明の電球型ヒータの一実施形態について説明するためのもので、図1はハロゲンランプの全体構成を示す構成図、図2は図1の要部を拡大して示す構成図、図3は図1のx−x’断面図である。
図1、図2において、11はハロゲンランプである。ハロゲンランプ11は、例えばペットボトルのプリフォーム用や暖房用等のヒータとして多用される管型であり、放射透過性を有する石英ガラス製等のバルブ12を有する。バルブ12は、その内部に耐火性金属の電気抵抗線の一例であるタングステンフィラメント13を熱源として同心状に収容している。このフィラメント13は、バルブ12内で軸方向に複数配設されたアンカー14…により、バルブ12に対する同心状態が保持される。
また、バルブ12内には、不活性ガスとしてアルゴン(Al)を封入するとともに、所容量のハロゲンガスを封入し、バルブ12の長軸方向の両端部を直径方向に圧潰するピンチシールによって、矩形扁平状の一対の封止端部151,152を形成する。不活性ガスは、点灯時のバルブ12の表面温度を60度程度低下させる役目があり、アルゴンガスの他にキセノン(Xe)、クリプトン(Kr)が考えられる。
封止端部151,152内には、バルブ12と膨張係数が近似した導電性の例えばモリブデン(Mo)で形成された矩形箔状の金属箔161,162をそれぞれ埋設している。121は、バルブ12内にアルゴンガスやハロゲンガスを封入した後に密封されたチップ部である。
金属箔161,162は、その内端部に、それぞれインナーリード線171,172を介してフィラメント13の軸方向両端を接続する一方、各外端部には、給電のためのアウターリード線181,182をそれぞれ接続している。アウターリード線181,182は、封止端部151,152から気密に外部へ延出している。
バルブ12の長手方向の外面には白塗装を反射する反射膜20がコーティングされる。図3に示すように、反射膜20はアルミナ、シリカを主成分とする反射膜材料を、バルブ12の長軸方向に規定の開口角になるように光熱開口部21以外をコーティング角θとして焼成する。
反射膜20の膜厚は、光熱開口部21からの分光出力値をS1、反射膜20からの分光出力値をS2とし、780nmから2500nmまでの波長域内では、S2/S1<25%となるようにする。これにより、反射膜20からの可視光漏れを抑え、反射膜20に反射された近赤外線を光熱開口部21から良好に出力させることが分かった。S2/S1<25%の条件下の反射膜20の膜厚は、300μm程度ある。
なお、バルブ12と反射膜20との境界部分は、図3の囲みyの拡大断面図を示す図4のように、反射膜20は斜めに切削されている。これにより反射膜20の剥がれ防止に寄与する。
図5は、アウターリード181,182に給電のためのリード線51,52をそれぞれ接続するとともに、取り付けのための例えばセラミック製の口金53,54をセメント55,56で固着した状態について示している。
ここで、ハロゲンランプ11を次の仕様した場合のS2/S1<25%の条件下における反射膜20の膜厚の効果について図6、図7を参照して説明する。
図6は、光熱開口部21側からの分光出力S1と反射膜20側からの分光出力S2を示している。
図7は、反射膜20の膜厚を、30μm、60μm、100μm、300μmとした場合の、S2/S1が25%付近で、反射膜20の膜厚の剥がれを抑えながら光熱開口部21から反射膜20に反射された近赤外線を、効率よく出力させることがわかった。
当然のことながら、反射膜20の膜厚を300μm以上であれば、近赤外線をより多く光熱開口部21から出射できるが、あまり厚くすると課題とした剥がれの問題が発生する。
また、膜厚が300μm程度の反射膜20を形成するには、アルミナ、シリカを主成分とする反射膜材料が溶融された液槽にハロゲンランプ11を浸け、それを引き上げることで一層との塗布を行い、焼き付けして形成する。反射膜20の膜圧は、反射膜材料の粘性や浸す時間を制御することによって、所望の300μm程度の厚みを得ることが可能となる。
つまり、反射膜20からの近赤外線の漏れを最小に抑え、反射膜20の剥がれを防止できる最良の関係が、S2/S1<25%であることを実験結果から得ることができた。
このように、従来例えば3KW必要だったランプ電力を、この発明では2.8KW〜2.7KWへ電力を低下させも同様の近赤外線出力を得ることができる。例えば、ペットボトルの基となる試験管状のプリフォームを電球型ヒータで加熱してペットボトルの形状する製造装置では、1機あたり200〜400本程度のハロゲンランプが必要である。このような製造装置に使用されるハロゲンランプの電力量を1本あたり200〜300W削減できればその省エネ効果は莫大となる。1本あたりの電力量を変えない場合は、その分だけ加熱量を増加させることができ、生産性の向上を図ることができる。
この発明の電球型ヒータの一実施形態について説明するための構成図。 図1の一部を拡大して説明するための構成図。 図1のx−x’断面図。 図3中の囲みy部分を拡大して示した断面図。 図1に口金を取り付けた状態について説明するための構成図。 分光出力S1,S2について説明するための説明図。 この発明の効果について説明するための説明図。
符号の説明
11 ハロゲンランプ
12 バルブ
121 チップ部
13 フィラメント
14 アンカー
151,152 封止端部
161,162 金属箔
171,172 インナーリード線
181,182 アウターリード線
20 反射膜
21 光熱開口部

Claims (1)

  1. 放射透過性のバルブと該バルブ内に封装された高融点金属のフィラメントおよびハロゲンガスを不活性ガスとともに封入して構成された電球型ヒータにおいて、
    前記バルブの外表面にアルミナ、シリカを主成分とする材料を用いて、前記バルブの長軸方向の光熱開口部以外に所定の開口角でコーティングを施して反射膜を形成し、
    前記反射膜は、前記光熱開口部からの分光出力値をS1、前記反射膜からの分光出力値をS2とすると、780nm〜2500nmの波長域内でS2/S1<25%程度となる厚みに設定したことを特徴とする電球形ヒータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014078401A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Toshiba Lighting & Technology Corp 管状ヒータおよび加熱モジュール

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