JP3862744B2 - 印字装置 - Google Patents

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この発明は、キャリッジに搭載した記録ヘッドからインクを噴射して文字や画像を記録する印字装置、特に、キャリッジの走査による生じるインク圧力変動の影響を抑制してインク液滴の噴射特性の安定化を図るものである。
インクジェット噴射式のプリンタやファクシミリ,複写機のインク供給機構は、図2に示すように、メインタンク1に貯蔵したインクをキャリッジ2に搭載したインクバッファ部(サブタンク)3に固定側インク供給チューブ4と可撓性を有するインク供給チューブ5を介して供給し、インクバッファ部3のインクを記録ヘッド6から液滴として噴射して印字するものが多く使用されている。このようにメインタンク1のインクをインク供給チューブ5を介してインクバッファ部3に供給するインク供給機構は、キャリッジ2の走査に伴い発生するインク供給チューブ5内部とインクバッファ部3のインク圧力変動が記録ヘッド6から噴射する液滴の噴射特性に悪影響を及ぼす。例えばキャリッジ2がキャリッジガイドロッド7に倣って図2の位置Aから位置Bに移動するとき、キャリッジ2の移動に伴いインク供給チューブ5も移動する。このインク供給チューブ5が移動するときに、インク供給チューブ5とインク供給チューブ5内部のインクとの間に相対的に速度差が生じる。この速度差によりインク供給チューブ5内部のインクはキャリッジ2を停止してからある時間をおいて停止する。このためキャリッジ2の往復動作動作を繰り返すと、インク供給チューブ5内部のインクに振動が生じ、インクバッファ部3のインクにある振幅の圧力変動が発生する。このインクバッファ部3のインクの圧力変動量が大きくなると記録ヘッド6のノズルに生じているインクのメニスカスが破壊されて気泡をノズルから巻き込んだり、意図しない噴射が発生する。また、そこに至らないまでも印字時に噴射する液滴の量や速度に影響を与えることになる。
この圧力変動による影響を解消するため、例えば特許文献1に示すインクジェットプリンタは、インクバッファ部3の壁面に熱可塑性プラスチック、例えばポリサルフォン樹脂のダイアフラムを設け、このダイアフラムの弾性変形により、キャリッジ2の走査に伴い発生する圧力変動を吸収,制振するようにしている。また、特許文献2に示されたインクジェットプリンタのインクカーリッジは、底面にインク供給口を有する容器を、中心に通孔を有する弾性薄膜により上部のインク室と下部のインク供給室に分割し、弾性薄膜の上部の通孔に対向する位置に弁体を設け、インク供給室の圧力変動を弾性薄膜の変形で吸収し、インク供給室のインクを消費したときにインク室とインク供給室の差圧により弾性薄膜を変形させて通孔を開きインク室からインク供給室にインクを供給するようにしている。
特開平7−164638号公報 特開平8−174860号公報
しかしながら上記圧力変動の抑制方法は、いずれもキャリッジの動作状況に依らず、キャリッジが往復する速度が有る程度以上になると、その抑制効果が期待できず、インク噴射特性を安定させることはできなかった。
この発明はかかる短所を改善し、インク供給チューブとインクバッファ部のインク内圧の変動をキャリッジの動作状況に応じて吸収し安定したインク噴射特性でインク滴を噴射することができる印字装置を提供することを目的とするものである。
この発明の印字装置は、印字用紙に液滴を噴射する記録ヘッドと、前記記録ヘッドにインクを供給するインクバッファ部と、前記インクバッファ部に対してインク供給経路を介してメインタンクに貯蔵したインクを供給するインク供給機構と、前記記録ヘッド及び前記インクバッファ部を搭載して往復運動するキャリッジとを備え、
前記インクバッファ部は、インクを滞留する凹部を有するベースと、前記ベースの凹部を覆う圧力変動抑制膜と、筒状のスライドガイドに滑動自在に挿入された重りを、弾性部材を介して前記圧力変動抑制膜の表面中央部に連結し、前記キャリッジの速度変動によって前記重りに生じる慣性により前記圧力変動抑制膜を変形させて前記ベースの凹部と前記圧力変動抑制膜の間に滞留するインクの容量を増減する慣性付与部材とを有し、
前記圧力変動抑制膜を接合した前記ベースの側面が前記キャリッジの移動方向と略直角になるように前記キャリッジに搭載され、
前記ベースは、一方の端部が前記メインタンクにつながる前記インク供給経路に接続され、他方の端部が前記記録ヘッドにつながるインク供給経路に接続され、
前記メインタンクにつながれた前記インク供給経路は、前記キャリッジの往復移動方向に関して前記圧力変動抑制膜とは反対側に延びていることを特徴とする。
この発明の他の印字装置は、印字用紙に液滴を噴射する記録ヘッドと、前記記録ヘッドにインクを供給するインクバッファ部と、前記インクバッファ部に対してインク供給経路を介してメインタンクに貯蔵したインクを供給するインク供給機構と、前記記録ヘッド及び前記インクバッファ部を搭載して往復運動するキャリッジとを備え、
前記インクバッファ部は、インクを滞留する凹部を有するベースと、前記ベースの凹部を覆う圧力変動抑制膜と、前記圧力変動抑制膜の表面中央部に接合された駆動伝達ロッドと、前記メインタンクにつながれたインク供給経路の圧力変動に応じて前記駆動伝達ロッドに駆動力を付加して前記圧力変動抑制膜を変形させて前記ベースの凹部と前記圧力変動抑制膜の間に滞留するインクの容量を増減するロッド駆動源とを有し、
前記圧力変動抑制膜を接合した前記ベースの側面が前記キャリッジの移動方向と略直角になるように前記キャリッジに搭載され、
前記ベースは、一方の端部が前記メインタンクにつながる前記インク供給経路に接続され、他方の端部が前記記録ヘッドにつながるインク供給経路に接続され、
前記メインタンクにつながれた前記インク供給経路は、前記キャリッジの往復移動方向に関して前記圧力変動抑制膜とは反対側に延びていることを特徴とする。
この発明の印字装置は、キャリッジに搭載され記録ヘッドにインクを供給するインクバッファ部に滞留しているインク量をキャリッジの速度変化に応じて増減することにより、キャリッジが往復運動するときに生じるインク供給チューブ内のインクの圧力変動を吸収するようにしたから、記録ヘッドから噴射するインク滴の噴射特性を安定にすることができる。
また、インクバッファ部のインクを滞留する凹部の側面に設けた圧力変動抑制膜の中央部に接合された慣性付与部材をスライドガイドに滑動自在に挿入された重り及び弾性部材で構成し、重りの変位を弾性部材で緩衝して圧力変動抑制膜の変形タイミングを遅らせることにより、圧力変動抑制膜の変形をインク供給チューブ内の圧力変動により増減するインクバッファ部のインク量に追従させることができ、より安定してインク供給チューブ内のインクの圧力変動を抑制できる。
また、インクバッファ部に、圧力変動抑制膜の表面中央部に接合された駆動伝達ロッドと、駆動伝達ロッドに駆動力を付加する駆動源を設け、駆動源をインク供給チューブの圧力変動に応じて駆動することにより、インク供給チューブ内のインクの圧力変動をより正確に抑制することができる。
さらに、駆動源をキャリッジの速度変動に応じて駆動することにより、キャリッジの動作状態に応じてインク供給チューブ内のインクの圧力変動を抑制することができ、インク供給チューブ内のインクの圧力変動を効率良く、かつ適正に抑制することができる。
図1はこの発明の印字装置に設けられたインクバッファ部の断面図である。インクバッファ部3には、図2のインク供給機構の構成図に示すように、キャリッジ2に搭載されメインタンク1に貯蔵したインクが固定側インク供給チューブ4と可撓性を有するインク供給チューブ5を介して供給される。このインクバッファ部3内に滞留しているインクを記録ヘッド6から液滴として噴射させる。
インクバッファ部3は、図1に示すように、側面にインクを滞留する凹部8を有し、一方の端部にインク供給チューブ5が接続され、他方の端部に記録ヘッド6が接続されたベース9と、ベース9の側面に接合され凹部8を覆う柔軟な樹脂フィルムで形成された圧力変動抑制膜10と、圧力変動抑制膜10の表面中央部に接合された慣性付与部材、例えば一定質量を有する重り11を有する。このインクバッファ部3は圧力変動抑制膜10を接合したベース9の側面がキャリッジ2の移動方向と直角になるようにキャリッジ2に搭載されている。
前記のように構成したインクバッファ部3は、キャリッジ2が停止しているときは圧力変動抑制膜10の中央部に接合した重り11にキャリッジ2の移動方向の力が加えられず、(a)に示すように、圧力変動抑制膜10が変形しない状態になっている。そして静止していたキャリッジ2が圧力変動抑制膜10側に移動を開始したとき及び圧力変動抑制膜10と反対側に定速運動しているキャリッジ2が停止したとき、圧力変動抑制膜10の中央部に接合した重り11は慣性により、(b)に示すように、ベース9の凹部8側に押し込まれ、圧力変動抑制膜10をベース9側に変形する。また、圧力変動抑制膜10側に移動していたキャリッジ2が停止したとき及び静止していたキャリッジ2が圧力変動抑制膜10と反対側に移動を開始したとき、圧力変動抑制膜10の中央部に接合した重り11は慣性により、(c)に示すように、ベース9の凹部8と反対側に移動し、圧力変動抑制膜10をベース9と反対側に変形する。この圧力変動抑制膜10の変形はキャリッジ2に作用する加速度の変化に追従する。また、インクバッファ部3に接続されたインク供給チューブ5のキャリッジ2とともに移動する部分にあるインクもキャリッジ2に作用する加速度と同様な加速度が作用して圧力変動する。すなわち、圧力変動抑制膜10の変形量はインク供給チューブ5内の圧力変動に関係する。そこで圧力変動抑制膜10の変形量によりインクバッファ部3のインク量を増減してインク供給チューブ5内の圧力変動を吸収するように、キャリッジ2の加速,減速時の速度変化に応じて重り11の重量をあらかじめ実験的に決定しておく。
このようにしてキャリッジ2の速度変化に応じてインクバッファ部3のインク量を増減することにより、キャリッジ2が往復運動するときにインクの圧力変動を吸収し、記録ヘッド6から噴射するインク滴の噴射特性を安定にすることができる。
前記説明では、インクバッファ部3の圧力変動抑制膜10の表面中央部に慣性付与部材としての重り11を直接接合した場合について説明したが、図3の断面図に示すように、円筒状のスライドガイド13に滑動自在に挿入された重り11を弾性部材14例えばバネやゴム等を介して圧力変動抑制膜10の表面中央部に接合しても良い。
このように重り11を弾性部材14を介して圧力変動抑制膜10に接合することにより、キャリッジ2を加速あるいは減速するとき、重り11の慣性による変位は弾性部材14により緩衝されて圧力変動抑制膜10に伝達される。重り11の変位を圧力変動抑制膜10に直接伝える場合は、インク供給チューブ5内の圧力変動により増減するインクバッファ部3のインク量より圧力変動抑制膜10の変形による容積変化が大きくなったり、インク供給チューブ5内の圧力変動がインクバッファ部3のインク量に伝達される前に圧力変動抑制膜10が変形する可能性があるが、このように重り11の変位を弾性部材14で緩衝して圧力変動抑制膜10の変形タイミングを遅らせて、圧力変動抑制膜10の変形をインク供給チューブ5内の圧力変動により増減するインクバッファ部3のインク量に追従させることができる。
前記説明では、圧力変動抑制膜10の中央表面に連結した重り11の慣性を利用してキャリッジ2を加速・減速したときのインク供給チューブ5内の圧力変動を抑制した場合について説明したが、図4に示すように、円筒状の支持部15の内部に取り付けた例えば圧電アクチュエータやリニアアクチュエータ等の電気アクチュエータや、シリンダ等の空気アクチュエータ等のロッド駆動源16を圧力変動抑制膜10の中央表面に接合した駆動伝達ロッド17に駆動伝達手段18を介して連結し、ロッド駆動源16の駆動力により圧力変動抑制膜10を変形させてキャリッジ2を加速したり減速したときのインク供給チューブ5内の圧力変動を抑制しても良い。
そして図5に示すように、インク供給チューブ5に取り付けたインク圧力検知センサ19でインク供給チューブ5内のインクの圧力を検出し、制御部20でインク供給チューブ5内のインクの圧力が適正値になるようにインク圧力検知センサ19で検出したインクの圧力値によりフィードバック制御を行ないドライバ21を介してロッド駆動源16を駆動し、インク圧力検知センサ19で検出したインクの圧力値が適正値より低下した場合は、図4(b)に示すように、圧力変動抑制膜10をインクバッファ部3のベース9側に変形させる。また、インク圧力検知センサ19で検出したインクの圧力値が適正値より高くなった場合には、図4(c)に示すように、圧力変動抑制膜10をインクバッファ部3のベース9側とは反対側に変形させる。このようにしてインク供給チューブ5内のインクの圧力変動を直接検出して、その変動を抑制することにより、インク供給チューブ5内のインクの圧力変動をより正確に抑制することができる。
また、図6に示すように、駆動伝達プーリ22とタイミングベルト23を介してキャリッジ2を駆動するキャリッジ駆動モータ24のドライバ25が出力する駆動信号を利用してロッド駆動源16の動作を制御するようにしても良い。この場合、ドライバ25からキャリッジ駆動モータ24の駆動信号を圧力制御部26にも入力する。圧力制御部26は入力した駆動信号からキャリッジ2の速度変化を検出し、検出した速度変化に応じてインクバッファ部3のインク量を増減するようにロッド駆動源16の駆動制御を行ないドライバ27を介してロッド駆動源16を駆動する。このようにしてキャリッジ2の動作状態に応じてインク供給チューブ5内のインクの圧力変動を抑制することにより、インク供給チューブ5内のインクの圧力変動を効率良く、かつ適正に抑制することができる。
さらに、前記各説明はキャリッジ2に搭載されたインクバッファ部3のインク量を増減してインク供給チューブ5内のインクの圧力変動を抑制した場合について説明したが、インクタンク1側で固定側インク供給チューブ4とインク供給チューブ5内のインク量を増減してインク供給チューブ5内のインクの圧力変動を抑制するようにしても良い。例えば図7に示すように、インクタンク1に接続された固定側インク供給チューブ4の中間部にインクバッファタンク28と、インクバッファタンク28内のインク29の容量を可変する容量可変ピストン30と、容量可変ピストン30を駆動する容量可変用駆動源31を設けておく。そしてキャリッジ2を駆動するキャリッジ駆動モータ24のドライバ25が出力する駆動信号を容量制御部31にも入力する。容量制御部32は入力した駆動信号からキャリッジ2の速度変化を検出し、検出した速度変化に応じてインクバッファタンク28内のインク量を増減するように容量可変用駆動源31の駆動制御を行ないドライバ33を介して容量可変用駆動源31を駆動する。容量可変用駆動源31は入力した駆動制御信号により容量可変ピストン30を昇降し、インクバッファタンク28内のインク量を増減して固定側インク供給チューブ4とインク供給チューブ5内のインク量を調節し、インク供給チューブ5内のインクの圧力変動を抑制する。
このようにインクタンク1側で固定側インク供給チューブ4とインク供給チューブ5内のインク量を増減してインク供給チューブ5内のインクの圧力変動を抑制することによりキャリッジ2を軽量化してインク供給チューブ5内のインクの圧力変動を適正に抑制することができる。
前記説明ではキャリッジ2の動作状態からインクバッファタンク28内のインク量を増減してインク供給チューブ5内のインクの圧力変動を抑制する場合について示したが、インク供給チューブ5の圧力変動をインク圧力検知センサ19で検出し、検出した圧力変動をフィードバックして容量可変用駆動源31を駆動制御しても良い。
さらに、前記インク供給機構をインクジェット噴射式のプリンタやファクシミリ,複写機等の印字装置に使用することにより、安定したインク噴射特性でインク滴を噴射することができ、良質な画像を安定して形成することができる。
この発明の印字装置に使用するインクバッファ部の断面図である。 インク供給機構の構成図である。 第2のインクバッファ部の断面図である。 第3のインクバッファ部の断面図である。 第3のインクバッファ部の全体構成図である。 第4のインクバッファ部の全体構成図である。 他のインク供給機構の構成図である。
符号の説明
1;メインタンク、2;キャリッジ、3;インクバッファ部、
4;固定側インク供給チューブ、5;インク供給チューブ、6;記録ヘッド、
8;凹部、9;ベース、10;圧力変動抑制膜、11;重り、 15;支持部、
16;ロッド駆動源、17;駆動伝達ロッド、18;駆動伝達手段。

Claims (2)

  1. 印字用紙に液滴を噴射する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドにインクを供給するインクバッファ部と、
    前記インクバッファ部に対してインク供給経路を介してメインタンクに貯蔵したインクを供給するインク供給機構と、
    前記記録ヘッド及び前記インクバッファ部を搭載して往復運動するキャリッジとを備え、
    前記インクバッファ部は、インクを滞留する凹部を有するベースと、
    前記ベースの凹部を覆う圧力変動抑制膜と、
    筒状のスライドガイドに滑動自在に挿入された重りを、弾性部材を介して前記圧力変動抑制膜の表面中央部に連結し、前記キャリッジの速度変動によって前記重りに生じる慣性により前記圧力変動抑制膜を変形させて前記ベースの凹部と前記圧力変動抑制膜の間に滞留するインクの容量を増減する慣性付与部材とを有し、
    前記圧力変動抑制膜を接合した前記ベースの側面が前記キャリッジの移動方向と略直角になるように前記キャリッジに搭載され、
    前記ベースは、一方の端部が前記メインタンクにつながる前記インク供給経路に接続され、他方の端部が前記記録ヘッドにつながるインク供給経路に接続され、
    前記メインタンクにつながれた前記インク供給経路は、前記キャリッジの往復移動方向に関して前記圧力変動抑制膜とは反対側に延びていることを特徴とする印字装置。
  2. 印字用紙に液滴を噴射する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドにインクを供給するインクバッファ部と、
    前記インクバッファ部に対してインク供給経路を介してメインタンクに貯蔵したインクを供給するインク供給機構と、
    前記記録ヘッド及び前記インクバッファ部を搭載して往復運動するキャリッジとを備え、
    前記インクバッファ部は、インクを滞留する凹部を有するベースと、
    前記ベースの凹部を覆う圧力変動抑制膜と、
    前記圧力変動抑制膜の表面中央部に接合された駆動伝達ロッドと、前記メインタンクにつながれたインク供給経路の圧力変動に応じて前記駆動伝達ロッドに駆動力を付加して前記圧力変動抑制膜を変形させて前記ベースの凹部と前記圧力変動抑制膜の間に滞留するインクの容量を増減するロッド駆動源とを有し、
    前記圧力変動抑制膜を接合した前記ベースの側面が前記キャリッジの移動方向と略直角になるように前記キャリッジに搭載され、
    前記ベースは、一方の端部が前記メインタンクにつながる前記インク供給経路に接続され、他方の端部が前記記録ヘッドにつながるインク供給経路に接続され、
    前記メインタンクにつながれた前記インク供給経路は、前記キャリッジの往復移動方向に関して前記圧力変動抑制膜とは反対側に延びていることを特徴とする印字装置。
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