JP3862671B2 - 窒化物半導体素子 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、p型ドーパントの濃度を積極的に増大させる窒化物半導体の製造方法、窒化物半導体素子の製造方法及びそれを用いた窒化物半導体素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の窒化物半導体素子におけるp型ドーパント、特にマグネシウム(Mg)のドーピング方法を説明する。
【0003】
まず、第1の従来例(Japanese Journal of Applied Physics, 38, L1012, (1999))には、活性層を基板に垂直な方向でその両側から挟み且つ該活性層で生成される生成光を閉じ込めるp型クラッド層及びn型クラッド層におけるp型クラッド層として、例えば、膜厚が24nmの窒化アルミニウムガリウム(Al0.15Ga0.85N)層と膜厚が12nmの窒化ガリウム(GaN)層とからなり、周期が36nmの超格子(superlattices:SLs)層を開示している。ここでは、超格子層の周期を9nm〜100nmとしている。
【0004】
p型クラッド層へのマグネシウム(Mg)のドーピングは、超格子層に対して一様に行なっている。なお、他の文献には、AlGaN層及びGaN層のいずれか一方にのみドーピングを行なう例が報告されているが、どちらの場合も、ドーピング対象とするAlGaN層及びGaN層の1層中では一様なドープを行なっている。このときのp型クラッド層の成長方法は、成長圧力が300Torr(1Torr=133.322Pa)の減圧MOVPE法を用いて、C面を主面に持つサファイア基板上に、基板温度が400℃で窒化アルミニウム(AlN)からなるバッファ層を成長し、その後昇温して膜厚が1μmのアンドープの窒化ガリウム(GaN)を成長する。続いて、基板温度を1010℃とし、超格子層を成長している。
【0005】
このようにすると、AlGaN層とGaN層との間に歪みが生じて内部電界が発生することにより、Mgのアクセプタ準位が浅くなるため、アクセプタの活性化率が向上して、p型キャリア濃度(正孔濃度)が増大するので、レーザ素子の閾値電流の低減に有利となる。
【0006】
次に、第2の従来例(特開平8−97471号公報)には、ニッケル(Ni)からなる電極と接触し、高濃度にドープされたp型GaNからなる第1コンタクト層を開示している。この第1コンタクト層は、膜厚を50nmとし、Mgの濃度を1×1020cm-3〜1×1021cm-3としている。この構成により、コンタクト抵抗が低減されると共に、キャリア濃度を高くして素子の動作電圧が低減されるということを述べている。
【0007】
第2の従来においては、第1コンタクト層に対してMgのドーピング濃度を高くし過ぎると、ホール濃度が却って小さくなってしまう現象が生じるため、第1コンタクト層の電極と反対側に該第1コンタクト層よりもMgの濃度が小さいp型GaNからなる第2コンタクト層を設けている。また、第2コンタクト層のMgの濃度は、ホール濃度を高めるために1×1019cm-3〜5×1020cm-3の範囲でドーピングすることが望ましいとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の従来例は、p型クラッド層に超格子構造を用いているものの、その低抵抗化は不十分である。また、第2の従来例は、p型コンタクト層の上部にp型ドーパントを高濃度にドープしているものの、逆にホール濃度が低下するという問題を有している。
【0009】
また、従来のドーピング法では、急峻な不純物プロファイルを得ることが困難である。特に、活性層の上にp型キャップ層を設けるような場合には、活性層へのp型ドーパントの拡散を抑制するため、とりわけ急峻な不純物プロファイルを必要とされる。
【0010】
本発明は、前記従来の問題を解決し、窒化物半導体のp型不純物濃度をドーピング量を増大させることなく高めることにより低抵抗化を図ると共に急峻なp型不純物プロファイルを得られるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明は、III 族窒化物からなる第1の半導体層と、第1の半導体層と異なる組成の他のIII 族窒化物からなる第2の半導体層とを接合させることにより、第1の半導体層と第2の半導体層とのヘテロ接合界面の近傍領域に、p型ドーパントの濃度を局所的に増大させる、すなわち偏析させる構成とする。
【0012】
具体的に、本発明に係る窒化物半導体の製造方法は、基板の上に、第1のIII 族源及び窒素を含むV族源を供給することにより、第1のIII 族窒化物からなる第1の半導体層を成長する第1の工程と、第1の半導体層の上に、第1のIII 族源と異なるIII 族元素を含む第2のIII 族源及び窒素を含むV族源を供給することにより、第1の半導体層の上に第2のIII 族窒化物からなる第2の半導体層を成長する第2の工程とを備え、第1の工程及び第2の工程のうちの少なくとも1つは基板上にp型ドーパントを供給する工程を含み、第1の半導体層と第2の半導体層との界面の近傍領域は、p型ドーパントの濃度が局所的に増大するように成長する。
【0013】
本発明の窒化物半導体の製造方法によると、第1のIII 族窒化物からなる第1の半導体層と該第1のIII 族窒化物と異なる第2のIII 族窒化物からなる第2の半導体層との界面の近傍領域においてp型ドーパントの濃度が局所的に且つ従来よりも増大するように成長する。このため、第1の半導体層及び第2の半導体層からなる積層体を形成すれば、積層体におけるp型ドーパントの濃度が従来よりも増大するので、低抵抗化を実現できると共に積層体のみが高不純物濃度を有する急峻なp型不純物プロファイルを達成することができる。
【0014】
本発明の窒化物半導体の製造方法において、第1のIII 族源がガリウムを含み、第2のIII 族源がアルミニウム又はインジウムを含むことが好ましい。このようにすると、積層体におけるp型ドーパントの濃度を従来よりも確実に増大させることができるようにうなる。
【0015】
また、本発明の窒化物半導体の製造方法において、第1のIII 族源はガリウムからなり、第2のIII 族源はガリウムとアルミニウム又はインジウムとを含むことが好ましい。このようにすると、積層体におけるp型ドーパントの濃度を従来よりも確実に増大させることができるようになる。
【0016】
本発明の窒化物半導体の製造方法において、第1の工程及び第2の工程が共にp型ドーパントを供給する場合に、各p型ドーパントの供給量はほぼ同等であることが好ましい。このようにp型ドーパントの一様ドープを行なっても、第1の半導体層と第2の半導体層との界面近傍にはp型ドーパントの濃度を局所的に増大させることができる。
【0017】
本発明の窒化物半導体の製造方法において、第1の工程及び第2の工程におけるp型ドーパントの供給量は異なることが好ましい。このようにp型ドーパントの選択ドープを行なっても、第1の半導体層と第2の半導体層との界面近傍にp型ドーパントの濃度を局所的に増大させることができる。
【0018】
本発明の窒化物半導体の製造方法において、第1の半導体層の成長時にp型ドーパントを供給する場合に、p型ドーパントを第1の半導体層を成長するよりも前に供給し始めることが好ましい。また、第2の窒化物半導体の製造方法において、第2の半導体層の成長時にp型ドーパントを供給する場合に、p型ドーパントを第2の半導体層を成長するよりも前に供給し始めることが好ましい。このようにすると、成長中の半導体層に導入されるp型ドーパントの半導体の成長面への到達に遅れが生じないため、吸収な不純物プロファイルを確実に達成することができる。
【0019】
本発明の窒化物半導体の製造方法において、p型ドーパントの濃度のピークは第2の半導体層中に位置する。
【0020】
本発明の窒化物半導体の製造方法において、第2のIII 族源は複数のIII 族元素を含み、第2の半導体層における複数のIII 族元素のうち組成比が小さい元素の濃度のピーク位置とp型ドーパントのピーク位置とは互いに異なる。
【0021】
本発明の窒化物半導体の製造方法において、p型ドーパントの濃度が約3×1019cm-3以下であることが好ましい。このようにすると、p型ドーパントの有効アクセプタ濃度を大きくすることができる。
【0022】
本発明の窒化物半導体の製造方法において、第2の半導体層の厚さが約1.5nm以上であることが好ましい。このようにすると、p型ドーパントのピーク位置を第2の半導体層中に取り込むことができる。
【0023】
本発明に係る窒化物半導体素子の製造方法は、基板の上に、第1の窒化物半導体からなる活性層を成長する第1の工程と、活性層の上に、第2の窒化物半導体からなり活性層を保護するp型キャップ層を成長する第2の工程と、p型キャップ層の上に第3の窒化物半導体層からなるp型クラッド層を成長する第3の工程と、p型クラッド層の上に第4の窒化物半導体層からなるp型コンタクト層を成長する第4の工程とを備え、第2の工程、第3の工程及び第4の工程のうちの少なくとも1つは、第1のIII 族源及び窒素を含むV族源を供給することにより、第1のIII 族窒化物からなる一の層を成長する工程と、一の層の上に、第1のIII 族源と異なるIII 族元素を含む第2のIII 族源及び窒素を含むV族源を供給することにより、一の層の上に第2のIII 族窒化物からなる他の層を成長する工程とを有し、一の層を成長する工程及び他の層を成長する工程の少なくとも1つは、基板上にp型ドーパントを供給する工程を含み、一の層と他の層との界面の近傍領域は、p型ドーパントの濃度が局所的に増大するように成長する。
【0024】
本発明の窒化物半導体素子の製造方法によると、窒化物半導体素子におけるp型キャップ層、p型クラッド層及びp型コンタクト層の少なくとも1つに、本発明の窒化物半導体の製造方法を用いているため、p型キャップ層、p型クラッド層及びp型コンタクト層のうちの少なくとも1つの低抵抗化及び不純物プロファイルの急峻化を実現できる。
【0025】
本発明の窒化物半導体素子の製造方法において、第1のIII 族源がガリウムを含み、第2のIII 族源がアルミニウム又はインジウムを含むことが好ましい。
【0026】
本発明の窒化物半導体素子の製造方法において、一の層又は他の層を成長する工程よりも前に、p型ドーパントを供給し始めることが好ましい。
【0027】
本発明の窒化物半導体素子の製造方法において、p型キャップ層又はp型クラッド層のp型ドーパントの濃度が約3×1019cm-3以下であることが好ましい。
【0028】
本発明の窒化物半導体素子の製造方法において、他の層の厚さが約1.5nm以上であることが好ましい。
【0029】
本発明の窒化物半導体素子の製造方法において、p型コンタクト層がインジウムを含み、p型コンタクト層におけるp型ドーパントの濃度が、p型コンタクト層の表面から漸減し且つ上面からの深さが約10nmの位置で約3×1019cm-3以上であることが好ましい。
【0030】
本発明に係る窒化物半導体素子は、基板の上に形成された第1の窒化物半導体からなる活性層と、活性層の上に形成された第2の窒化物半導体からなるp型キャップ層と、p型キャップ層の上に形成された第3の窒化物半導体層からなるp型クラッド層と、p型クラッド層の上に形成された第4の窒化物半導体層からなるp型コンタクト層とを備え、p型キャップ層、p型クラッド層及びp型コンタクト層のうちの少なくとも1つは、第1のIII 族窒化物からなる一の層と該一の層の上に形成され且つ第1のIII 族窒化物と異なる第2のIII 族窒化物からなる他の層とが積層されてなり、他の層における一の層との界面の近傍領域は、p型ドーパントの濃度が局所的に増大している。
【0031】
本発明の窒化物半導体素子において、第1のIII 族窒化物はガリウムを含み、第2のIII 族窒化物はアルミニウム又はインジウムを含むことが好ましい。このようにすると、青紫色等の短波長のレーザ光を発振可能な半導体レーザ素子を得ることができる。
【0032】
本発明の窒化物半導体素子において、p型キャップ層又はp型クラッド層のp型ドーパントの濃度が約3×1019cm-3以下であることが好ましい。。
【0033】
本発明の窒化物半導体素子において、他の層の厚さが約1.5nm以上であることが好ましい。
【0034】
本発明の窒化物半導体素子において、p型コンタクト層における他の層がインジウムを含み、p型コンタクト層におけるp型ドーパントの濃度が、p型コンタクト層の表面から漸減し且つ上面からの深さが約10nmの位置で約3×1019cm-3以上であることが好ましい。
【0035】
なお、第61回応用物理学会学術講演会、講演予稿集 3a-Y-30, (2000/9)には、膜厚が2.5nmのAl0.16Ga0.84N層と膜厚が2.5nmのGaN層とからなる、周期が5nmの歪み超格子(strained-layer-superlattices:SLSs)層が記載されており、p型ドーパントであるMgは、濃度が7×1019cm-3でAlGaN層とGaN層とに一様ドープされている。二次イオン質量分析法(Secondary Ion Mass Spectrometry:SIMS)を用いた分析によると、極めて短い周期ながら、障壁層であるAlGaN層にMgが選択的に取り込まれる現象が見られる。但し、ここでは、基板の深さ方向の分解能が十分ではなく、Mgがヘテロ界面の近傍に偏析しているか否かを判別することは不可能である。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0037】
図1は本発明の一実施形態に係る窒化物半導体レーザ素子の断面構成を示している。ここでは、半導体レーザ素子の構成をその製造プロセスと同時に説明する。結晶成長には、有機金属気相成長(MOVPE)法を用い、その成長圧力は減圧下でも、大気圧下でも、また大気圧(1atm)以上の加圧下でも良い。さらには、半導体層ごとに最適な圧力に切りかえても良い。原料を基板上に供給するためのキャリアガスは少なくとも窒素又は水素等の不活性ガスとする。
【0038】
まず、図1に示すように、成長温度を500℃程度とし、例えばサファイアからなる基板11の主面上に、V族源であるアンモニア(NH3 )とIII 族源であるトリメチルガリウム(TMG)とを供給して、厚さが約20nmの窒化ガリウム(GaN)からなるバッファ層12を成長する。
【0039】
次に、成長温度を1020℃程度にまで昇温した後、NH3 とTMGとを供給して、バッファ層12の上に厚さが約1μmのGaNからなる下地層13を成長する。続いて、フォトリソグラフィ法を用いて、下地層13の上に、それぞれの幅が約3μmで且つ互いに約12μmの間隔をおいて平行に延びるレジストパターン(図示せず)を形成し、形成したレジストパターンをマスクとして下地層13に対してドライエッチングを行なうことにより、下地層13の上部に、複数のリセス部13aと該リセス部13a同士に挟まれた領域からなる複数のストライプ状の凸部13bを形成する。続いて、例えばECRスパッタ法を用いて、リセス部13aが形成された下地層13の上にレジストパターン及び凸部13bを含む全面にわたって、窒化シリコン(SiNx )からなるマスク膜14を堆積する。その後、レジストパターンをリフトオフして凸部13b上のマスク膜14を除去することにより、該凸部13bの上面を露出する。
【0040】
次に、再度、MOVPE法により、成長温度を1000℃程度とし、NH3 とTMGとを供給して、下地層13の凸部13bの露出面を種結晶として厚さが約3μmのGaNからなる選択成長層15を成長する。
【0041】
次に、成長温度を1000℃程度とし、NH3 、TMG及び例えばシリコン(Si)を含むn型ドーパントを供給して、選択成長層15の上に厚さが約2μmのn型GaNからなるn型コンタクト層16を成長する。
【0042】
次に、NH3 、TMG、トリメチルアルミニウム(TMA)及びn型ドーパントを供給して、n型コンタクト層16の上に厚さが約0.7μmのn型窒化アルミニウムガリウム(Al0.07Ga0.93N)からなるn型クラッド層17を成長する。
【0043】
次に、NH3 、TMG及びn型ドーパントを供給して、n型クラッド層17の上に厚さが約100nmのn型GaNからなるn型光ガイド層18を成長する。
【0044】
次に、成長温度を810℃程度に降温した後、NH3 、TMG及びトリメチルインジウム(TMI)を供給することにより、n型光ガイド層18の上に厚さが約3nmの窒化インジウムガリウム(In0.1Ga0.9N)からなる井戸層と、TMIのみ供給を止めて、井戸層の上に厚さが約6nmのGaNからなるバリア層とを1周期とする3周期分の半導体層を成長して多重量子井戸(MQW)活性層19を形成する。
【0045】
次に、成長温度を1020℃程度に昇温しながら、NH3 、TMG及びp型ドーパントのマグネシウム(Mg)を含むビスシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2 Mg)を供給することにより、図2(a)に示すように、活性層19の上に、厚さが約2.5nmのGaNからなる第1層(井戸層)20aと、III 族源にTMAを追加して厚さが約2.5nmのAl0.3Ga0.7Nからなる第2層(バリア層)20bとを1周期とする4周期分の半導体層を成長して厚さが約20nmのp型超格子キャップ層20を形成する。
【0046】
次に、NH3 、TMG及びCp2 Mgを供給して、p型超格子キャップ層20の上に、厚さが約100nmのp型GaNからなるp型光ガイド層21を成長する。
【0047】
次に、NH3 、TMG及びCp2 Mgを供給することにより、p型光ガイド層21の上に、厚さが約2.5nmのGaNからなる第1層(井戸層)と、III 族源にTMAを追加して厚さが約2.5nmのAl0.14Ga0.86Nからなる第2層(バリア層)とを1周期とする140周期分の半導体層を成長して厚さが約0.7μmのp型超格子クラッド層22を形成する。
【0048】
次に、NH3 、TMG及びCp2 Mgを供給して、p型超格子クラッド層22の上に、厚さが約100nmのp型GaNからなるp型第2コンタクト層23を成長する。
【0049】
次に、NH3 、TMG及びCp2 Mgを供給することにより、図2(b)に示すように、p型第2コンタクト層23の上に、厚さが約2.5nm〜3nmのGaNからなる第1層(バリア層)24aと、III 族源にTMIを追加して厚さが約2.5nm〜3nmのIn0.07Ga0.93Nからなる第2層(井戸層)24bとを1周期とする2周期分の半導体層を成長して厚さが約10nm〜12nmの超格子構造を持つp型第1コンタクト層24を形成する。
【0050】
以上のようにして、半導体レーザ素子を構成するエピタキシャル層を得ることができる。
【0051】
なお、本実施形態においては、超格子層におけるp型ドーパントのドーピングを、第1層及び第2層の成長時に一様にドーピングを行なっている。すなわち、Cp2 Mgの供給量を一定としているが、第1層及び第2層で供給量を変える、いわゆる変調ドープを行なっても良く、さらにはいずれか一方の半導体層にのみ行なう、いわゆる選択ドープを行なっても良い。このように一様ドープでない場合でも、アルミニウム又はインジウムを含む層における基板側(成長開始側)の界面近傍にp型ドーパントの濃度が増大する。但し、選択ドープの場合であっても、アルミニウム又はインジウムを含む層に対してドーピングを行なう方が好ましい。
【0052】
次に、エピタキシャル層におけるストライプ状の共振器形成領域をマスクして、該エピタキシャル層に対してn型コンタクト層16を露出するようにエッチングを行なう。さらに、共振器形成領域におけるp型超格子クラッド層22、p型第2コンタクト層23及びp型第1コンタクト層24に対してエッチングを行なうことにより、共振器形成領域の上部に電流注入領域となるリッジ部30を形成する。ここで、リッジ部30は、共振器形成領域における下地層13の凸部13bの上方の領域から外れた位置に設けることが好ましい。このようにすると、選択成長層15における結晶転位の影響を受けにくくなり、MQW活性層19等における結晶品位が優れた領域に電流が注入されるようになる。
【0053】
続いて、p型第1コンタクト層24の上面の電極とのコンタクト部及びn型コンタクト層16の上面の電極とのコンタクト部をそれぞれマスクし、その後CVD法等により、リッジ部30及び共振器形成領域の露出面上に酸化シリコン(SiO2 )からなる保護絶縁膜25を堆積する。ここで、リッジ部30のストライプ幅を3μm〜5μm程度としている。
【0054】
次に、保護絶縁膜25におけるリッジ部30上の開口部を充填し且つリッジ部30のp側面を覆うように、例えば蒸着法等を用いてニッケル(Ni)と金(Au)との積層体からなるp側電極26を形成する。続いて、保護絶縁膜25におけるn型コンタクト層16上の開口部を充填するように、蒸着法等を用いてチタン(Ti)とアルミニウム(Al)との積層体からなるn側電極27を形成する。
【0055】
なお、本実施形態においては、p型超格子キャップ層20、p型超格子クラッド層22及びp型第1コンタクト層24をそれぞれ超格子構造とすることにより、p型半導体層の低抵抗化とp型ドーパントの急峻な不純物プロファイルとを得ているが、これら3層のうちの少なくとも1層に本発明に係る超格子構造を用いても良い。
【0056】
このようにして得られた半導体レーザ素子に対して、p側電極26とn側電極27との間に電圧を印加すると、MQW活性層19に向かってp側電極26から正孔が注入されると共にn側電極27から電子が注入される。これにより、MQW活性層19において、正孔と電子との再結合により光学利得を生じて約404nmの波長を持つレーザ発振を起こす。
【0057】
以下、p型超格子キャップ層20、p型超格子クラッド層22及びp型第1コンタクト層24に、本発明の超格子構造を用いることの有効性について説明する。
【0058】
まず、p型超格子キャップ層20及びp型超格子クラッド層22を説明する。
【0059】
図3(a)はGaNからなる第1層20aとAl0.3Ga0.7Nからなる第2層20bとの4周期分からなるp型超格子キャップ層20に含まれるMgの基板の深さ方向への不純物プロファイルをSIMS法により測定した結果を示している。各半導体層の成長プロセスはグラフの横軸の右側から左側に向かって進行する。また、ここでは、Alを含む第2層20bにのみp型ドーパントを含むCp2 Mgを供給する選択ドープとしている。
【0060】
図3(a)に示すように、Alを含む第2層20bにおける基板側に位置するAlを含まない第1層20aとの界面近傍にMgの濃度が増大している。このことから、Alを含む第2層20bに対してMgの選択的なドーピングが可能となることが分かる。このように、超格子構造を採りAlGaNからなる第2層20b内に基板の表面に向かって漸減するMgの濃度勾配が形成される。その上、図3(a)に示すように、第2層20bにおけるMgの濃度の最低値でも、従来の方法による不純物濃度と同程度の値が確保されている。
【0061】
このように、本願発明者らは、Cp2 Mgの単位時間当たりの供給量を一定値としているにも拘わらず、ヘテロ界面を形成するだけで界面近傍にMgの濃度勾配が生じる現象を見い出した。
【0062】
ところで、第2層20bにおけるMgの濃度のピークは、第2層20bにおける基板側で接合する第1層20aとの界面から1.5nm程度に間隔おいた位置にあることを確認している。従って、第2層20bはその厚みを少なくとも1.5nmとすると、不純物濃度のピーク位置を第2層20bに確実に取り込むことができるため好ましい。
【0063】
本実施形態においては、p型ドーパントであるMgのドーピングは、p型超格子キャップ層20よりも深い領域、すなわち下層の半導体層から開始することが好ましい。それは、p型超格子キャップ層20の成長と同時にMgのドーピングを始めたのでは、Mgの原料であるCp2 Mgが基板上に速やかに供給されずにドーピングに遅れが生じてしまい、所望の不純物プロファイルを達成しにくいからである。
【0064】
図3(b)は第1層20a及び第2層20bの双方にp型ドーパントを一様にドープした場合のSIMS法による不純物プロファイルを示している。図3(b)に示すように、一様ドープであっても、第2層20bにおける基板側に位置する第1層20aとの界面近傍でp型ドーパントであるMgの濃度が増大してその界面近傍に偏析する。なお、図3(b)に示す超格子半導体層は測定用であって、第1層20a及び第2層20bを1周期とする8周期分で構成している。
【0065】
p型超格子クラッド層22についても同様に、Alを含む第2層における基板側に位置するAlを含まない第1層との界面近傍でp型ドーパントの濃度が増大することを確認している。
【0066】
次に、超格子構造を持つp型第1コンタクト層24の有効性を説明する。
【0067】
図4はGaNからなる第1層24aとIn0.07Ga0.93Nからなる第2層24bとの超格子構造を持つp型第1コンタクト層24に含まれるMgの基板の深さ方向への不純物プロファイルをSIMS法により測定した結果を示している。図4からは、第2層24bにおける基板側に位置する第1層24aとの界面近傍でp型ドーパントであるMgの濃度が増大してその界面近傍に偏析していることが分かる。これにより、有効アクセプタ濃度が大きく増大する。なお、図4に示す超格子半導体層も測定用であって、第1層24a及び第2層24bを1周期とする4周期分で構成している。
【0068】
(実施形態の一変形例)
以下、本発明の第1の実施形態の一変形例について図面を参照しながら説明する。本変形例に係る第1コンタクト層24は、厚さが約10nmのp型InGaNからなる単層により構成する。
【0069】
図5(a)はSIMS法により求めた単層からなるp型第1コンタクト層とp型第2コンタクト層とのMgの濃度と、種々の測定周波数を用いてC−V(capacitance-voltage)測定法により求めた有効アクセプタ濃度(Na−Nd)の基板の深さ方向の濃度プロファイルとを示している。
【0070】
図5(a)に示すように、p型第1コンタクト層に単層のp型InGaNを用いた場合には、Cp2 Mgの供給量を変えない一様ドープとしても、p型第1コンタクト層におけるp型第2コンタクト層との界面近傍の領域でMgの濃度が上に凸状に急激に増大する。その上、p型第1コンタクト層の表面近傍の5nm程度の領域においても、Mgの濃度が急激に増大する。これにより、有効アクセプタ濃度は、表面近傍の約5nmの領域内において大きく増大し、また、深さ位置が表面から5nm〜10nmの領域においても従来の方法と比べて若干増大しており、改善がみられる。
【0071】
ここで、比較用として図5(b)に、従来の方法による厚さが約10nmのp+ −GaNからなるp型第1コンタクト層とp−GaNからなるp型第2コンタクト層とのMgの濃度及び有効アクセプタ濃度の基板の深さ方向の濃度プロファイルを示す。
【0072】
図5(b)に示す製造プロセスにおいては、p型第2コンタクト層の成長時にはCp2 Mgの供給量を40sccm(standard cubic centimeter per mitute)とし、p型第1コンタクト層の成長時にはCp2 Mgの供給量を約7倍の270sccmに増加させている。それにも拘わらず、p型第1コンタクト層におけるp型第2コンタクト層との界面近傍、すなわち基板表面からの5nm〜10nmの領域においては、Mgの濃度に急激に増大する兆候は見られず、単調に増加しているに過ぎない。但し、基板表面から5nm以内の領域においてMgの濃度は急激に増大している。従って、有効アクセプタ濃度は表面近傍の5nmまでの域領に限り増大させることができる。
【0073】
このように、p型第1コンタクト層の成長時にのみCp2 Mgの供給量を増やすという従来の方法は、p型第1コンタクト層にドープされるMgの濃度をp型第1コンタクト層におけるp型第2コンタクト層との界面近傍において急激に増大させることは不可能である。
【0074】
なお、本願発明者らは、GaN層、InGaN層及びAlGaN層のいずれにおいても、Mgのドーピング濃度は3×1019cm-3の濃度を超えると、Mgが半導体結晶中のガリウムや窒素等の本来の格子位置に置換されず、アクセプタとしての活性化率が低下するという知見を得ている。
【0075】
従って、p型超格子キャップ層20及びp型超格子クラッド層22においては、レーザ素子に注入されるキャリアが、アクセプタの活性化率の低下に起因する欠陥等の非発光中心における損失を回避するために、Mgのドーピング濃度を3×1019cm-3以下とすることが好ましい。
【0076】
一方、p型第1コンタクト層は電極用の金属材料との接触抵抗を下げることの方が重要であり、Mgの濃度の上限はない。
【0077】
また、ヘテロ接合界面によるp型ドーパントの濃度増大の効果は、III 族窒化物半導体の全般にわたって成り立つ。従って、アルミニウム、ガリウム及びインジウムに限られず、例えば窒化ホウ素(BN)からなる半導体との間でヘテロ接合界面を持っても良い。
【0078】
また、p型ドーパントはマグネシウム(Mg)に限られず、代わりに、亜鉛(Zn)又はカルシウム(Ca)等を用いても良い。
【0079】
また、本実施形態に係る半導体レーザ素子は、下地層13に設けたリセス部13a同士の間に形成されるストライプ状の凸部13bの上に選択的横方向成長(ELOG)法により成長した選択成長層15を設けているが、下地層13及び選択成長層15は本発明に必須ではない。しかしながら、このELOG法を用いることにより、選択成長層15上に成長するn型コンタクト層16から上に成長する各半導体層の結晶性を極めて良好とすることができる。
【0080】
また、窒化物半導体の成長方法は、MOVPE法に限られず、ハイドライド気相成長(H−VPE)法又は分子線エピタキシ(MBE)法等の窒化物半導体を成長可能な方法であればすべての方法に適用できる。
【0081】
【発明の効果】
本発明に係る窒化物半導体の製造方法によると、第1のIII 族窒化物からなる第1の半導体層と該第1のIII 族窒化物と異なる第2のIII 族窒化物からなる第2の半導体層との積層体におけるヘテロ接合界面の近傍の領域で、p型ドーパントの濃度が局所的に且つ従来よりも増大するように成長する。このため、ヘテロ接合界面近傍においてp型ドーパントの濃度が従来よりも増大するので、低抵抗化を実現できると共に積層体のみが高不純物濃度を有する急峻なp型不純物プロファイルを達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る窒化物半導体レーザ素子を示す構成断面図である。
【図2】(a)は本発明の一実施形態に係る窒化物半導体レーザ素子におけるp型超格子キャップ層を示す構成断面図である。
(b)は本発明の一実施形態に係る窒化物半導体レーザ素子におけるp型第1コンタクト層を示す構成断面図である。
【図3】(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る窒化物半導体レーザ素子におけるp型超格子キャップ層のSIMS法による不純物プロファイルを示し、(a)は選択ドープによるグラフであり、(b)は一様ドープによるグラフである。
【図4】本発明の一実施形態に係る窒化物半導体レーザ素子におけるp型第1コンタクト層のSIMS法による不純物プロファイルを示すグラフである。
【図5】(a)及び(b)は窒化物半導体レーザ素子におけるp型第1コンタクト層及びp型第2コンタクト層の濃度プロファイルを示し、(a)は本発明の一実施形態の一変形例に係る半導体レーザ素子を示すグラフであり、(b)は従来の半導体レーザ素子を示すグラフである。
【符号の説明】
11 基板
12 バッファ層
13 下地層
13a リセス部
13b 凸部
14 マスク膜
15 選択成長層
16 n型コンタクト層
17 n型クラッド層
18 n型光ガイド層
19 多重量子井戸(MQW)活性層
20 p型超格子キャップ層
20a 第1層(井戸層)
20b 第2層(バリア層)
21 p型光ガイド層
22 p型超格子クラッド層
23 p型第2コンタクト層
24 p型第1コンタクト層
24a 第1層(バリア層)
24b 第2層(井戸層)
25 保護絶縁膜
26 p側電極
27 n側電極
30 リッジ部

Claims (6)

  1. 基板の上に形成された第1の窒化物半導体からなる活性層と、
    前記活性層の上に形成された第2の窒化物半導体からなるp型キャップ層と、
    前記p型キャップ層の上に形成された第3の窒化物半導体からなるp型クラッド層と、
    前記p型クラッド層の上に形成された第4の窒化物半導体からなるp型コンタクト層とを備え、
    前記p型キャップ層は、GaNからなる一の層と該一の層の上に形成され且つAlGaNからなる他の層とが積層されてなり、
    前記他の層のp型ドーパントの濃度は、前記一の層のp型ドーパントの濃度よりも高く、
    前記他の層における前記基板側に位置する前記一の層との界面の近傍領域では、p型ドーパントの濃度が局所的に増大しており、
    前記p型キャップ層は、前記活性層と接していることを特徴とする窒化物半導体素子。
  2. 前記p型キャップ層のp型ドーパントの濃度は3×1019cm−3以下であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体素子。
  3. 前記他の層の厚さは1.5nm以上であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体素子。
  4. 前記一の層は井戸層であり、前記他の層はバリア層であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体素子。
  5. 前記一の層及び前記他の層はそれぞれ複数層からなり、前記各一の層と前記各他の層とはそれぞれ交互に繰り返して積層されていることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体素子。
  6. 前記活性層は、井戸層とバリア層とを有する多重量子井戸活性層であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体素子。
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