JP3862241B2 - ミキサ−の原料投入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてセメントペ−ス等を生成せしめるさいに使用するミキサ−の原料投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
従来より、この種のミキサ−としては、先に提案したペ−スト用のミキサ−(実公昭63−33622号公報等参照)が知られている。
そして、かかるミキサ−は、円筒状のミキシングドラム内に水等の液体と共にセメント等の粉体を投入したのち、両端から内方へ向けて推力が発生するスクリュ−により中央部に圧送し、中央部で生じる圧縮と剪断作用によりペ−ストを一次分散せしめ、次いで、ペ−ストを円周方向へ向けて推力が発生する翼板の作用により狭搾通路に圧送してペ−ストの流速を高め、その吐出力でもって衝突体に衝突せしめたのち、還流通路を通して再びミキシングドラム内に還流せしめ、短時間で高い粒子の分散度を得るように構成したものである。
【0003】
ところで、上記従来のミキサ−におけるセメントなど粉体原料の投入装置は、ミキシングドラムの原料投入口に筒状の投入部を介して原料供給装置が連通状に接続されたものであって、原料供給装置より供給せしめた粉体原料を投入部より原料投入口を介してミキシングドラム内に直接的に投入するものとされている。
しかしながら、上記の投入部は単に筒状に形成されているにすぎないものであるから、投入部は常に原料投入口を通してミキシングドラム内に連通せしめられているものである。このため、粉体原料の投入時にはともかく、混練時には混練物が飛散したり、あるいはミキシングドラム内雰囲気の湿度が高いこととも相まって投入部内に付着するのみならず、粉体原料の投入時には付着物の上に更に粉体原料が付着して大きな障害物となりやすいものである。そして、特に、混合性能を上げるために撹拌体を高圧密で高速回転せしめるタイプのミキサ−においては、混練物の飛散が激しく、投入部内には飛散した混練物が付着して短時間に閉塞せしめるものである。このように、投入部内に付着した混練物は、粉体原料の投入を著しく阻害せしめるものであって、ひいては、投入原料と混練生成物との配合比率の齟齬を生起せしめたり、あるいは、付着した混練物がミキシングドラム内に落下して混練生成物の品質を低下せしめるなど、品質管理の面において問題を生じ、ミキサ−の決定的な機能不良を惹起せしめやすいものである。
【0004】
かかる従来例の問題点を解決するものとして、ミキシングドラムの頂壁を高くし、原料投入口と撹拌体との間隔を大にしたものが提案されているが、ミキサ−の装置全体が大型化しやすいのみならず、混練物の飛散等に伴う投入部内への付着を確実に防止することは殆んど不可能である。
【0005】
この発明は、従来の問題点を解決し、混練物の飛散等に伴う投入部内の付着を確実に防止せしめ、粉体原料をスム−ズに、しかも、常に確実に投入せしめることが出来るミキサ−の原料投入装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、この発明は、ミキサ−1を構成するミキシングドラム2の原料投入口15に略シリンダ状の投入部16が連通自在に接続され、該投入部16内には原料投入口15を適宜開閉せしめるべくピストン体17が昇降自在に内設されると共に、投入部16の側部には原料供給装置19が連通自在に接続され、かつ、該原料供給装置19の先端部にはその排出口21をピストン体17の昇降作動に連動して開閉作動せしめるべく弁体20が設けられてなることを特徴とする、ミキサ−の原料投入装置を要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
原料投入時には、ピストン体17を上昇せしめて原料投入口15を開放せしめ、原料供給装置19より供給された原料を投入部16を通してミキシングドラム2内に投入する。また、混練時には、ピストン体17を下降せしめて投入部16内に付着する原料等の付着物を掻き落すと共に、原料投入口15を閉塞せしめ、混練物の飛散等に伴う投入部16内への付着を確実に防止せしめる。なお、かかるミキサ−の原料投入装置は、セメント、食料品、化学工業品、医薬品、あるいは化粧品等のミキサ−に幅広く適用せしめることが出来るものである。
【0008】
【実施例】
以下に、この発明を図面に示す一実施例について説明する。
1はペ−スト用ミキサ−、2は該ミキサ−1を構成する筒体状のミキシングドラム、3は該ミキシングドラム2内に水平配設された両端から中央部へ向けて移送推力を発生させるスクリュ−、4は該スクリュ−3の回転軸で、該回転軸4は別途配設された無段変速機付きモ−タ5の出力軸にベルトを介して連結され、所定方向に回転するものとされている。6は上記回転軸4の中央部に取付けられた下方へ向けて移送推力を発生せしめる翼板である。7は上記ミキシングドラム2下に水平仕切壁8を介して連接された還流室、9・10は該水平仕切壁8の両端と中央部に各々形成された開口部で、該開口部9・10を通してミキシングドラム2と還流室7とが連通自在とされている。11は上記中央開口部10下に連通して還流室7内に下向きに形成された狭搾通路、12は該狭搾通路11の先端より両端開口部9に各々分岐形成された還流通路、13は上記還流室7の底部に取付けられた広幅状のフラップで、該フラップ13は混練生成物の排出用として、また、混練物の衝突体としての作用を有するものである。14は該フラップ13を作動せしめる油圧シリンダである。
【0009】
15は前記ミキシングドラム2の一端部頂壁に形成された原料投入口、16は該原料投入口15に連通状に立設された所要の高さを有する四角な略シリンダ状投入部、17は該投入部16に昇降自在に内設されたピストン体、18は該ピストン体17を適宜昇降作動せしめるべく投入部16の頂部に付設された油圧シリンダである。19は投入部16の側部中位に連通状に接続された粉体原料供給用スクリュ−フィ−ダ、20は該スクリュ−フィ−ダ19の排出口21を開閉作動せしめるべくその先端部に下向きに枢着された弁体で、該弁体20は投入部16内に突出せしめられると共に、ピストン体17の昇降作動に連動してスクリュ−フィ−ダ19の排出口21を開閉作動すべく構成されている。22は投入部16に近接してミキシングドラム2の頂部に接続された液体投入パイプ、23はミキシングドラム2の一側壁に接続された混和剤等の投入パイプである。
【0010】
次に、上述の如く構成された実施例の作動について説明する。
まず、油圧シリンダ18の作動によりピストン体17を上昇作動せしめ、原料投入口15を開放すると共に、弁体20を投入部16内に突出せしめ、スクリュ−フィ−ダ19の排出口21を開放せしめる。しかるのち、スクリュ−フィ−ダ19より投入部16を通してセメント等の粉体原料を、液体投入パイプ22より水等の液体を、また、投入パイプ23より混和剤等を各々ミキシングドラム2内に投入する。このさい、含水した粉体原料が上方へ向けて飛散し、投入部16内の下端縁付近に付着するも、弁体20の存在により投入部16上方内への付着を有効に防止せしめる。粉体原料等の投入が完了すると、油圧シリンダ18の作動によりピストン体17を下降作動せしめ、弁体20を下方に押圧しつつ排出口21を閉塞して粉体原料の排出を停止せしめると共に、投入部16下端縁内の付着物を掻き落しつつミキシングドラム2の原料投入口15を閉塞せしめる。しかるのち、モ−タ5を起動せしめ、回転軸4を介してスクリュ−3および翼板6を作動せしめる。すると、投入された粉体原料や水等はスクリュ−3の回転により互いに内方へ圧送されつつ混練りされる。
【0011】
そして、スクリュ−3の中央部においては、両端から圧送されたペ−ストが衝突して圧縮作用と共に剪断作用を受け、ペ−スト中における粒子の分散度が増加する。このさい、ペ−ストは上方へ向けて飛散するも、ピストン体17により投入部16内への浸入は確実に防止される。スクリュ−3の中央部に圧送されたペ−ストは、翼板6による下方への移送推力と共にスクリュ−3の圧縮力、並びにペ−スト自体の重力が加わって狭搾通路11内に圧送され、流速を非常に高めた状態でフラップ13内面に衝突せしめ、粒子の分散度をより増加せしめる。衝突したペ−ストは順次分岐して各々還流通路12を通り、再び両端開口部9を通してミキシングドラム2内に還流せしめられる。以下、順次ペ−ストをミキシングドラム2と還流室7とを循環せしめて高いペ−スト粒子の分散度を得る。ペ−ストの生成が完了すると、油圧シリンダ14を作動せしめてフラップ13を開き、生成ペ−ストを排出せしめるものである。
【0012】
なお、この発明に係るミキサ−の原料投入装置は、上記実施例に示されたミキサ−1への適用に限定されるものでなく、これに類した他の公知のミキサ−にも適用せしめることが出来るものである。
【0013】
【発明の効果】
この発明は上述のように構成されているから、原料投入時にはピストン体17を上昇せしめて弁体20を開作動せしめつつ原料供給装置19の排出口21を開放せしめると共に、ミキシングドラム2の原料投入口15を開放せしめ、また、混練時にはピストン体17を下降せしめて弁体20を下方に押圧しつつ排出口21を閉塞して粉体原料の排出を確実に停止せしめると共に、投入部16内に付着する付着物を掻き落しつつ原料投入口15を閉塞せしめ、混練時における粉体原料の落下や混練物の飛散等に伴う投入部16内への付着を確実に防止することが出来る。このため、常に投入部16を介して粉体原料をスム−ズに、しかも、確実に投入することが出来るものであって、ひいては、従来例のように付着物の落下による混練生成物の品質を低下せしめるおそれは全くなく、常に品質管理を容易に行うことが出来るものである。また、ピストン体17により混練物の飛散等に伴う投入部16内への付着を確実に防止することが出来るため、従来例のようにミキシングドラムの頂壁を高くして原料投入口と撹拌体との間隔を大にする必要が全くないものであって、ひいては、ミキサ−1自体を非常にコンパクトに構成することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す破砕断面図である
【図2】 同縦断面図である。
【図3】 同要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ペ−スト用ミキサ−
2 ミキシングドラム
15 原料投入口
16 投入部
17 ピストン体
19 スクリュ−フィ−ダ
20 弁体
21 排出口
Claims (1)
- ミキサ−1を構成するミキシングドラム2の原料投入口15に略シリンダ状の投入部16が連通自在に接続され、該投入部16内には原料投入口15を適宜開閉せしめるべくピストン体17が昇降自在に内設されると共に、投入部16の側部には原料供給装置19が連通自在に接続され、かつ、該原料供給装置19の先端部にはその排出口21をピストン体17の昇降作動に連動して開閉作動せしめるべく弁体20が設けられてなることを特徴とする、ミキサ−の原料投入装置。
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JP34766595A Expired - Fee Related JP3862241B2 (ja) | 1995-12-16 | 1995-12-16 | ミキサ−の原料投入装置 |
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1995
- 1995-12-16 JP JP34766595A patent/JP3862241B2/ja not_active Expired - Fee Related
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