JP3861872B2 - 演奏制御データ変換装置およびプログラム - Google Patents
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Description
以上のような問題を解決するため、演奏制御データの音量データを変更するための装置として、特許文献1に記載のような演奏制御データ編集装置が提案されている。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、チャンネル内の音量バランスを崩すことなく、かつ簡便に、演奏制御データの音量バランスを調整することができる演奏制御データ変換装置を提供することを目的とする。
この演奏制御データ変換装置によれば、あるフォーマットの演奏制御データを、チャン
ネル内の属性データのバランスを崩すことなく、かつ簡便に、別のフォーマットの演奏制
御データに変換することができる。
別の好ましい態様において、演奏制御データ変換装置は、属性データの値の許容最大値および許容最小値を記憶する許容値記憶手段をさらに有し、前記属性値計算手段は、前記許容最大値および前記許容最小値を越えない範囲で属性データの値を計算する。
別の好ましい態様において、演奏制御データ変換装置は、複数チャンネルの各々に対する属性データの変更量を記録した、少なくとも1のテンプレートを記憶する記憶手段をさらに有し、指示入力手段は、少なくとも1のテンプレートのうち1つを指定するものである。
図1は、本発明の一実施形態である演奏制御データ変換装置10の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る演奏制御データ変換装置10は、MIDI形式(第1のファイル形式)の演奏制御データを、SMAF形式(第2のファイル形式)の演奏制御データに変換する装置である。この変換の際、演奏制御データ変換装置10は、一部または全部のチャンネルの演奏制御データにおける属性データを変更することが可能である。以下説明する実施形態において、変更可能な属性データは、各チャンネルのチャンネルボリューム値である。ここで、チャンネルボリューム値とは、MIDI規格1.0のコントロールチェンジ7番の値を指す(メインボリュームあるいは単にボリュームという場合もある)。なお、変更可能な属性データはチャンネルボリューム値に限られるものではなく、モジュレーション等他の属性データであってもよい。また、変換前後の演奏制御データのフォーマットはいずれもこれらに限られるものではなく、他の形式の演奏制御データにも適用可能である。
HDD14は、MIDI形式の演奏制御データ(以下、MIDIデータという)を記憶している。使用者が操作部16を用いて楽曲の再生を指示する操作を行うと、CPU11は、指定された楽曲を再生するためのMIDIデータをHDD14から読み出し、読み出したMIDIデータをSMAF形式の演奏制御データ(以下、SMAFデータという)に変換する。CPU11は、生成されたSMAFデータをRAM13にロードし、このSMAFデータをRAM13から順次読み出して音源装置18に出力する。音源装置18は、CPU11から出力されてくるSMAFデータに基づいて楽音信号を生成し、D/A変換器およびアンプ(共に図示略)を介してスピーカ19に出力する。スピーカ19からは生成された楽音信号に基づいた音(楽曲)が放音される。これにより、使用者は、このSMAFデータに基づいて再生される楽曲を試聴することができる。本実施形態において音源装置18は、携帯電話機に搭載される音源LSIをエミュレートする機能を有しており、このSMAFデータを携帯電話機で再生した場合とほぼ同一の音がスピーカ19から放音されるようになっている。エミュレータとしては、例えば特開2002−91440号公報に記載された技術を用いることができる。なお、本実施形態において、エミュレータは、複数の音源LSIに対応しており、使用者が任意の音源LSIを選択することが可能である。
使用者が、操作部16を操作し、表示部17に表示されているアイコンをクリックする等の方法により演奏制御データ変換処理の開始を指示する操作を行うと、CPU11は、HDD14から演奏制御データ変換プログラムを読み出し、これを実行する。これにより、表示部17には図2に示すアプリケーションウインドウ20およびメニューバー30が表示される。ここで、使用者は、操作部16を用いてアプリケーションウインドウ20およびメニューバー30上の各部をクリックする等の方法により、種々の操作入力を行うことができる。なお、本実施形態において、演奏制御データ変換装置10は、ソフトウェアに従って動作する。そして、以下の説明において、「メニューバー30を操作する」とは、操作部16のマウスを用いて表示部17に表示された画面のメニューバー30の特定の部分をクリックする、あるいは操作部16のキーボードを用いてコマンドを入力する等の方法により、ソフトウェアに何らかの指示を入力することを意味する。メニューバー30以外の他の要素についても同様である。
上述の実施形態においては、ミキサ21がソフトウェアの表示画面であったが、ハードウェアとして操作盤およびミキサ回路を有する構成としてもよい。
Claims (5)
- 複数チャンネルからなり、属性データを含む第1のファイル形式の演奏制御データを入力する入力手段と、
前記第1のファイル形式の演奏制御データにおける少なくとも1のチャンネルの属性データの変更量の値を含む変更指示を入力する指示入力手段であって、前記変更量がその初期値との差として入力される指示入力手段と、
前記指示入力手段により入力された変更指示に基づいて、元の値から変更された少なくとも1のチャンネルの属性データを計算する属性値計算手段と、
前記入力手段により入力された第1のファイル形式の演奏制御データを、前記属性値計算手段により計算された少なくとも1のチャンネルの属性データによって、該当する属性データが置き換えられ、かつ、第1のファイル形式と異なった第2のファイル形式を有する演奏制御データに変換する変換手段と
前記指示入力手段により入力された属性データの変更量の値の平均値を、前記複数のチャンネルの各々について記憶する変更量平均値記憶手段と、
前記入力手段により前記第1のファイル形式の演奏制御データが入力されると、前記変更量平均値記憶手段に記憶された平均値を、前記複数のチャンネルの各々の属性データの変更量の初期値とする初期値変更手段と
を有する演奏制御データ変換装置。 - 前記指示入力手段は、2以上のチャンネルの属性データの変更指示を同時に入力する手段を有することを特徴とする請求項1記載の演奏制御データ変換装置。
- 前記属性データの許容最大値および許容最小値を記憶する許容値記憶手段をさらに有し、前記属性値計算手段は、前記許容最大値および前記許容最小値を越えない範囲で属性データを計算することを特徴とする請求項1記載の演奏制御データ変換装置。
- 前記複数チャンネルの各々に対する属性データの変更量を記録した、少なくとも1のテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段をさらに有し、
前記指示入力手段は、前記少なくとも1のテンプレートのうち1つを指定するものである
ことを特徴とする請求項1記載の演奏制御データ変換装置。 - 記憶手段を有するコンピュータに、
複数チャンネルからなり、属性データを含む第1のファイル形式の演奏制御データを入力する入力ステップと、
前記第1のファイル形式の演奏制御データにおける少なくとも1のチャンネルの属性データの変更量の値を含む変更指示を入力する指示入力ステップであって、前記変更量がその初期値との差として入力される指示入力ステップと、
前記指示入力ステップにおいて入力された変更指示に基づいて、元の値から変更された少なくとも1のチャンネルの属性データを計算する属性値計算ステップと、
前記入力ステップにより入力された第1のファイル形式の演奏制御データを、前記属性値計算ステップにおいて計算された少なくとも1のチャンネルの属性データによって、該当する属性データが置き換えられ、かつ、第1のファイル形式と異なった第2のファイル形式を有する演奏制御データに変換する変換ステップと
前記指示入力ステップにおいて入力された属性データの変更量の値の平均値を、前記複数のチャンネルの各々について前記記憶手段に記憶する変更量平均値記憶ステップと、
前記第1のファイル形式の演奏制御データが入力されると、前記記憶手段に記憶された平均値を、前記複数のチャンネルの各々の属性データの変更量の初期値とする初期値変更ステップと
を実行させるプログラム。
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JP2003400287A JP3861872B2 (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | 演奏制御データ変換装置およびプログラム |
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JP2005164700A JP2005164700A (ja) | 2005-06-23 |
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