JP3861621B2 - ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−54901号に、吸入空気量と目標空気量との差分に応じ、吸入空気量が目標空気量より小さいときは燃料の噴射時期を進角するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、排気の一部を吸気系に還流することで排気中のNOxを低減するEGR(排気還流)装置を備えるエンジンがある。
【0004】
このようなエンジンでは、シリンダには空気と排気とが吸入されることになるが、この場合過渡運転時等には空気および排気の両方に遅れを伴うことになる。
【0005】
しかしながら、従来の燃料噴射装置では、吸入空気の遅れしか考慮していないため、排気の遅れ分だけ主噴射時期が最適値からずれ、したがって燃焼騒音が悪化したり、トルクショックが発生するといった問題があった。
【0006】
この発明は、EGR装置を備えるエンジンにおいて、このような問題点を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、排気の一部を吸気系に還流する排気還流手段と、エンジンの運転条件に基づいて主噴射時期を設定する主噴射時期設定手段とを備えるディーゼルエンジンにおいて、シリンダ内の実空気過剰率と目標空気過剰率との差が小さくなるほど、主噴射時期の目標値への追従速度が速くなるように前記主噴射時期を補正する噴射時期補正手段を備える。
【0008】
第2の発明は、前記噴射時期補正手段は、シリンダ内の実吸入空気量及び実排気還流量の総量と目標吸入空気量及び目標排気還流量の総量との差に応じて前記主噴射時期を補正する。
【0010】
第3の発明は、第1の発明において、目標空気過剰率に対して、吸入新気および排気還流のシリンダヘの吸入遅れ分の遅延処理を行って、実空気過剰率を推定する実空気過剰率推定手段を備える。
【0011】
第4の発明は、第1の発明において、所定回前の吸入新気量、燃料噴射量、排気還流量を基に所定の動的処理を行って、実空気過剰率を推定する実空気過剰率推定手段を備える。
【0012】
第5の発明は、第1の発明において、排気系または吸気系に酸素濃度を検知する手段を設け、その出力値を基に実空気過剰率を推定する実空気過剰率推定手段を備える。
【0014】
第6の発明は、第1〜第5の発明において、前記噴射時期補正手段は、下式を用いて最終の主噴射時期を設定する。
【0015】
It dyn=Gindit×(It static−It dynn-1)+It dynn-1
It dyn:最終の主噴射時期
Gindit:変化速度ゲイン
It static:定常目標噴射時期
It dynn-1:最終の主燃料噴射時期の前回値
第7の発明は、第1〜第6の発明において、前記主噴射時期の目標値への追従速度を運転条件により補正する。
【0016】
第8の発明は、第1の発明において、リーン雰囲気で排気中のNOxを捕集、保持し、リッチになると、保持したNOxを還元、浄化する触媒を有し、前記噴射時期補正手段は、リッチ状態への移行もしくはリッチ状態からの移行時に、前記主噴射時期の補正を行う。
【0017】
【発明の効果】
第1の発明によれば、シリンダ内の実排気還流量と目標排気還流量との差に応じて主噴射時期を補正することで、過渡運転時の排気還流の遅れによって主噴射時期が最適値からずれることを防止して、燃焼騒音の悪化、及び、トルクショックの発生を防止できる。
また、シリンダ内の実空気過剰率と目標空気過剰率との差を用い、この差に応じて主噴射時期を補正することで、過渡運転時の排気還流と吸入空気の総合の遅れによって主噴射時期が最適値からずれることを防止して、燃焼騒音の悪化、及び、トルクショックの発生を防止できるとともに、実吸入空気量、実排気還流量、目標吸入空気量、及び、目標排気還流量の全てを必ずしも必要とせず制御系の設計が容易になる。
さらに、過渡運転初期に主噴射時期を変化させすぎることはなく、過渡運転時に実空気過剰率の変化に追従して主噴射時期を最適に制御することができる。また、目標と実際の空気過剰率の差により、主噴射時期の目標噴射時期への追従速度を変化させることにより、簡易でかつ適合が容易であり、また過渡時の最適な主噴射時期を実現することが可能となり、また定常状態でも安定した主噴射時期の指令値を設定可能となる。
【0018】
第2の発明によれば、シリンダ内の実吸入空気量及び実排気還流量の総量と目標吸入空気量及び目標排気還流量の総量との差に応じて主噴射時期を補正することで、過渡運転時の排気還流と吸入空気の総合の遅れによって主噴射時期が最適値からずれることを防止して、燃焼騒音の悪化、及び、トルクショックの発生を防止できる。
【0020】
第3の発明によれば、実空気過剰率を、目標値に対して吸気系遅れを考慮して求めることで、容易な方法で過渡時の主噴射時期設定が可能となる。
【0021】
第4の発明によれば、所定回前の吸入空気量、燃料噴射量、排気還流量を基に排気還流の変化や酸素濃度の変化を予測して実空気過剰率を演算することにより、安価でより正確に過渡時の目標噴射時期の実現が可能となる。
【0022】
第5の発明によれば、排気還流中の酸素濃度を検出することにより、より正確に実際の空気過剰率の変化を検知可能となるため、より要求に近い過渡時の噴射時期の設定が可能となる。
【0024】
第6の発明によれば、1次遅れで最終の主噴射時期を設定することにより、過渡的な最適噴射時期設定が可能になると共に、自由度の高い過渡時目標値設定が可能となる。
【0025】
第7の発明によれば、運転条件によって主噴射時期の目標値への追従速度を変化させることで、一層自由度の高い噴射時期設定が可能となる。
【0026】
第8の発明によれば、NOx触媒により排気中のNOxを効率良く浄化できると共に、リッチ状態へ移行した際および通常状態へ移行した際に、主噴射時期を適正に制御することができ、燃焼騒音の悪化、トルクショックを防止できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1において、1はエンジン、2は吸気マニホールド、3は排気マニホールド、4はエンジンの燃焼室に装着された燃料噴射ノズル、5は過給機を示す。
【0029】
エアフィルタ6でダストを除去されて吸気通路7に導入された空気は、過給機5の吸気コンプレッサ5Aにより圧縮され、吸気マニホールド2を介してシリンダ内に吸入される。
【0030】
燃料噴射ノズル4には噴射ポンプ8から燃料が圧送供給され、該燃料噴射ノズル4から燃焼室に向けて燃料が噴射され、該噴射された燃料は圧縮行程末期に着火して燃焼される。
【0031】
排気マニホールド3と吸気マニホールド2の吸気コレクタ(吸気管集合部)入口部とを結んでEGR制御弁9を介装したEGR通路10が接続されると共に、吸気通路7の吸気コンプレッサ5Aの上流側にEGR制御時に吸気を絞って排気圧と吸気圧との差圧を拡大してEGRをしやすくするためのスロットル弁11が介装され、主としてアイドル時や低負荷時に排気改善、騒音対策のためにEGR(排気還流)が行われる。具体的には、バキュームポンプ12からの負圧を電磁弁13を介してダイアフラム装置14に導いてスロットル弁11を絞ると同時に、前記負圧をデューティ制御される電磁弁15で大気との希釈割合を制御することによってEGR制御弁9の圧力室に導かれる圧力を制御して、EGR制御弁9の開度を制御することによりEGR率が制御される。EGR制御弁9には、弁体のリフト量を検出するリフトセンサ16が設置されている。
【0032】
燃焼後の排気は、排気マニホールド3より過給機5の排気タービン5Bを回転駆動させた後、排気通路17に介装されたフィルタ(図示しない)、触媒(NOx触媒)18を通り、PM(パティキュレート)等が捕集され、NOxが浄化され、マフラー19で消音された後に大気中に放出される。
【0033】
エンジンの運転条件を検出する手段として、過給機5の吸気コンプレッサ5A上流の吸気通路7には、吸入空気流量を検出するエアフローメータ20が設けられ、またエンジンの回転数Neを検出する回転数センサ21、アクセル開度Cl(負荷)を検出するアクセル開度センサ22、エンジンの冷却水温を検出する水温センサ23等が設けられ、これらの検出値に基づいて、コントロールユニット30により燃料噴射ノズル4の燃料噴射制御、EGR制御が行われる。
【0034】
以下、コントロールユニット30による制御内容について説明する。
【0035】
図2は吸入空気量Qacを検知するフローである。
【0036】
S1では、エアフローメータ20の出力電圧Usを読み込み、S2では、図3に示したようなリニアライズテーブル(電圧−流量変換テーブル)でUsから吸入空気量QasO-dへ変換し、S3では、加重平均処理を行ってQasOを求める。
【0037】
S4では、Qac=QasO/Ne×KCON#(定数)の式より1吸気当たりの吸気量を演算して吸入空気量Qacとし、処理を終了する。
【0038】
図4は目標燃料噴射量Qso1を演算するフローである。
【0039】
S1でエンジン回転数Ne、S2でアクセル開度Clを読み込む。
【0040】
S3では、エンジン回転数Neとアクセル開度Clを基に例えば図5に示すようなマップ(基本燃料噴射量マップ)を検索、補間計算して基本噴射量Mqdrvを求め、S4では、基本噴射量Mqdrvに水温Tw等の補正を行って目標燃料噴射量Qso1を求め、処理を終了する。
【0041】
図6は目標空気過剰率Tlambを演算するフローである。
【0042】
S1でエンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qsol、水温Twを読み込む。
【0043】
S2では、エンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qsolを基に例えば図7に示すようなマップ(目標空気過剰率マップ)を検索して目標空気過剰率基本値Tlambbを設定する。
【0044】
S3では、水温Twを基に例えば図8に示すようなテーブル(目標空気過剰率水温補正係数テーブル)を検索して補正係数Klamb-twを求める。これは低温時は増大するエンジンのフリクションや安定化のため、空気過剰率を大きくして空気を増大させるような設定としている。
【0045】
S4では、Tlamb=Tlambb×Klamb-twの式より目標空気過剰率Tlambを演算して、処理を終了する。
【0046】
図9は目標EGR率Megrを演算するフローである。
【0047】
まず、S1でエンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qsol、水温Twを読み込む。
【0048】
S2では、エンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qsolを基に例えば図10に示すようなマップ(目標EGR率マップ)を検索して基本目標EGR率Megrbを求める。
【0049】
S3では、水温Twを基に例えば図11に示すようなテーブル(目標EGR率水温補正係数テーブル)を検索して目標EGR率補正係数Kegr-twを求める。
【0050】
S4では、Megr=Megrb×Kegr-twの式より目標EGR率Megrを演算して、処理を終了する。
【0051】
なお、目標EGR量は吸入空気量Qacに目標EGR率Megrを乗算したもので良い。また、吸入空気量Qacを目標吸入空気量として良い。
【0052】
図12は目標値に対する吸入空気、EGRのシリンダへの遅れ処理時定数相当値Kkinを演算するフローである。
【0053】
S1でエンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qsol、後述の実EGR率Megrdを読み込む。
【0054】
S2では、エンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qsolを基に例えば図13に示すようなマップ(体積効率相当値マップ)を検索して体積効率相当基本値Kinbを求める。
【0055】
S3では、Kin=Kinb/(1+Megrd/100)の式より体積効率相当値Kinを演算する。これは、EGRによって体積効率が減少する補正を行ったものである。
【0056】
S4では、Kinに吸気系容積とシリンダ容積の比相当の定数KVOL#を乗じてコレクタ容量分の時定数相当値Kkinを求め、処理を終了する。
【0057】
図14は実EGR量Qecを演算するフローである。
【0058】
S1で吸入空気量Qac、目標EGR率Megrを読み込む。
【0059】
S2では、吸気コレクタ入口部の吸入空気量Qacn(所定回前に計測した吸入空気量Qac)に目標EGR率Megrを乗じて吸気コレクタ入口部EGR量QecOを演算する。
【0060】
S3では、コレクタ容量分の遅れ処理時定数相当値Kkinを演算し、S4では、次式の遅れ処理を行い、実EGR量Qecとして処理を終了する。KE1#は定数、Qecn-1はQecの前回値である。
【0061】
なお、シリンダの実吸入空気量は、次式より求まる。Qacn-1は前回値である。
【0062】
=Qacn×Kkin×KVOL#+Qacn-1×(1−Kkin×KVOL#)
図15は実EGR率Megrdを演算するフローである。
【0063】
S1で目標EGR率Megrを読み込む。
【0064】
S2では、コレクタ容量分の遅れ処理時定数相当値Kkinを演算し,S3では、次式の遅れ処理を行い、実EGR率Megrdとして処理を終了する。KE2#は定数、Megrdn-1はMegrdの前回値である。
【0065】
図16はシリンダ内の実空気過剰率Rlambを推定するフローである。
【0066】
S1で目標空気過剰率Tlamb、遅れ処理時定数相当値Kkinを読み込む。
【0067】
S2では、Rlamb=Tlamb×Kkin×Ne×KR#+Rlambn-1×(1−Kkin×Ne×KR2#)の加重平均処理をして実空気過剰率Rlambを求め、処理を終了する。式のKR#、KR2#は定数、Rlambn-1はRlambの前回値である。
【0068】
図17は燃料噴射ノズル4の主噴射時期(主燃料の噴射時期:パイロット噴射等は含まない)を設定するフローである。
【0069】
S1では、エンジン回転数Ne、燃料噴射量Qso1を読み込む。
【0070】
S2では、エンジン回転数Neと燃料噴射量Qso1を基に例えば図18に示すようなマップ(通常運転時主噴射時期マップ)を検索、補間計算して定常目標噴射時期It-staticを設定し、処理を終了する。
【0071】
図19は最終噴射時期(最終の主噴射時期)It-dynを設定するフローである。
【0072】
S1で定常目標噴射時期It-static、目標空気過剰率Tlamb、実空気過剰率Rlambを読み込む。
【0073】
S2では、TlambとRlambの差を取ってdlambとする。
【0074】
S3では、dlambを基に例えば図20に示すようなテーブル(噴射時期変化速度ゲインテーブル)を検索、補間計算して変化速度ゲインGinditを求める。この例は、目標空気過剰率Tlambと実空気過剰率Rlambとの差が大きいときは変化速度0、すなわち噴射時期を変化させず、差が小さくなると目標値に近づけるスピードを早くするように設定した例である。
【0075】
S4では、次式(1次遅れ形)により最終噴射時期It-dynを演算して、処理を終了する。It-dynn-1はIt-dynの前回値である。
【0076】
It-dyn=Gindit×(It-static−It-dynn-1)+It-dynn-1
なお、この式を1次遅れ形に変形すると、次のようになる。
【0077】
It-dyn=Gindit×It-static+(1−Gindit)×It-dynn-1
図21は実空気過剰率Rlamb等を演算する際に用いる所定回前の値を得るフローである。
【0078】
S1で目標燃料噴射量Qso1、吸入空気量Qac、実EGR量Qec、実空気過剰率Rlambを読み込む。
【0079】
S2でバッファ処理を行い、L回前の演算値を前記パラメータに対して読み出し、それぞれQsolo、Qaco、Qeco、Olambdとして、処理を終了する。
【0080】
このように燃料の主噴射時期を制御するのであり、シリンダへの吸入空気およびEGRの遅れを表す目標空気過剰率Tlambと実空気過剰率Rlambとの差に応じて、差が大きいときは主噴射時期を変化させず、差が小さくなると目標値への追従速度を早くするように制御するのである。
【0081】
この場合、目標空気過剰率Tlambが大きく変化するのに対してすぐには実空気過剰率Rlambが追従しない過渡運転初期には、目標空気過剰率Tlambと実空気過剰率Rlambとの差が大きくなるが、このときは主噴射時期を変化させない。
【0082】
このため、実空気過剰率Rlambの変化が小さいときに、目標空気過剰率Tlambとの差によって主噴射時期を変化させすぎることはなく、適正な主噴射時期を保てる。
【0083】
そして、目標空気過剰率Tlambに実空気過剰率Rlambが追従し始め、その差が小さくなるほど、ゲインを大きくして目標値に近づけるスピードを早くするように主噴射時期を補正する。
【0084】
したがって、実空気過剰率Rlambの変化に追従して主噴射時期を的確に設定することができ、図31のように過渡運転時に主噴射時期を最適に制御することができる。
【0085】
この結果、過渡運転時の燃焼騒音の悪化、トルクショックを防止できる。
【0086】
一方、実空気過剰率Rlambの演算を、目標空気過剰率Tlambに対して吸気系遅れを考慮した値、即ち遅れ処理時定数相当値Kkinを用いることにより、容易な方法で過渡時の主噴射時期設定が可能となる。
【0087】
また、目標と実際の空気過剰率の差により、主噴射時期の目標噴射時期への追従速度を変化させることにより、簡易でかつ適合が容易であり、また過渡時の最適な主噴射時期を実現することが可能となり、また定常状態でも安定した主噴射時期の指令値を設定可能となる。
【0088】
また、1次遅れで最終噴射時期It-dynを設定することにより、過渡的な最適噴射時期設定が可能になると共に、自由度の高い過渡時目標値設定が可能となる。
【0089】
なお、本実施の形態では、目標空気過剰率Tlambと実空気過剰率Rlambとの差に応じて燃料の主噴射時期を補正しているが、シリンダ内の実吸入空気量及び実排気還流量の総量と目標吸入空気量及び目標排気還流量の総量との差に応じて主噴射時期を補正するようにしても良い。
【0090】
図22は第2の実施の形態を示す。これは、最終噴射時期(最終の主噴射時期)It-dynを設定するものである。
【0091】
S1で定常目標噴射時期It-static、目標空気過剰率Tlamb、実空気過剰率Rlambを読み込む。
【0092】
S2では、TlambとRlambの差を取ってdlambとする。
【0093】
S3では、dlambを基に例えば図20に示すようなテーブル(噴射時期変化速度ゲインテーブル)を検索、補間計算して変化速度ゲインGinditbを求める。この例は、目標空気過剰率Tlambと実空気過剰率Rlambとの差が大きいときは変化速度0、すなわち噴射時期を変化させず、差が小さくなると目標値に近づけるスピードを早くするように設定した例である。
【0094】
S4では、エンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qsolを基に例えば図23に示すようなマップ(噴射時期変化速度補正係数マップ)を検索して補正係数Gindithを求め、S5では、GinditbにGindithを乗じて変化速度ゲインGinditを求める。
【0095】
S6では、次式(1次遅れ形)により最終噴射時期It-dynを演算して、処理を終了する。
【0096】
It-dyn=Gindit×(It-static−It-dynn-1)+It-dynn-1
このように運転条件によって主噴射時期の目標噴射時期への追従速度を変化させるようにすれば、一層自由度の高い噴射時期設定が可能となる。
【0097】
図24は第3の実施の形態を示す。これは、排気系(排気マニホールド3等)に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ(図示しない)を設け、この酸素濃度センサ出力を基に実空気過剰率Rlambを演算するものである。
【0098】
S1では、酸素濃度センサ出力Soafr、吸入空気量Qac、実EGR量Qec、目標燃料噴射量Qsolを読み込む。
【0099】
S2では、酸素濃度センサ出力Soafr基に例えば図25に示すようなテーブル(酸素濃度センサ出力−実空燃比変換テーブル)を検索して実空気過剰率rAFRを読み込む。
【0100】
を演算して実空気過剰率Rlambを求め、処理を終了する。この式は、吸入新気とEGR中の酸素濃度を考慮した吸気酸素量相当値を示したものである。式のBLAMB#は、14.7である。
【0101】
このようにEGR中の酸素濃度を検出すれば、より正確に実際の空気過剰率の変化を検知可能となるため、より要求に近い過渡時の噴射時期の設定が可能となる。
【0102】
なお、酸素濃度センサを吸気コレクタ等に設けて、そのセンサ出力を基に実空気過剰率Rlambを演算することもできる。
【0103】
図26は第4の実施の形態を示す。これは、所定回前の吸入空気量、燃料噴射量、EGR量を基に所定の動的処理を行って実空気過剰率Rlambを演算するものである。
【0104】
S1では、所定演算前の目標燃料噴射量Qsolo、現在の目標燃料噴射量Qso1、所定演算前の吸入空気量Qaco、現在の吸入空気量Qac、所定演算前の実EGR量Qeco、現在の実EGR量Qec、所定演算前の実空気過剰率Olambdを読み込む(所定演算前の値は前図21の処理による)
S2では、現在の酸素濃度O1ambを次式により演算する。
【0105】
Olamb=[Qaco+Qeco×(Olambd−1)/Olambd]/Qsolo
S3では、実空気過剰率Rlambを次式により演算して、処理を終了する。
【0106】
Rlamb=[Qac+Qec×(Olamb−1)/Olamb]/Qsol
これらの式は似ているが、空気過剰率は数サイクル前の状態の影響を受けて、現在の値が決まることを示している。
【0107】
このように、所定回前の吸入空気量、燃料噴射量、EGR量を基にEGRの変化や酸素濃度の変化を予測して実空気過剰率を演算すれば、安価でより正確に過渡時の目標噴射時期の実現が可能となる。
【0108】
図27〜図30は第5の実施の形態を示す。これは、排気通路17に設けたNOx触媒18に対して、還元剤としてのHCを供給するために、空気過剰率を1.0以下の所定値とするリッチスパイクを行うシステムの場合のものである。NOx触媒18は、リーン雰囲気(通常雰囲気)で排気中のNOxを捕集、保持し、リッチになると、保持したNOxをHCにより還元、浄化して放出する。
【0109】
図27はこのリッチ制御を行うシステムの主噴射時期を設定するフローであり、S1でエンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qso1、リッチスパイクフラグfrspkを読み込む。
【0110】
S2では、frspkが1(条件成立)か否かを判定し、成立していればS5へ、成立していなければS3へ進む。
【0111】
S3では、エンジン回転数Neと燃料噴射量Qso1を基に例えば図18に示すようなマップ(通常運転時主噴射時期マップ)を検索、補間計算してIt-static-nを求め、S4で、これを定常目標噴射時期It-staticとして処理を終了する。
【0112】
S5では、エンジン回転数Neと燃料噴射量Qso1を基に例えば図28に示すようなマップ(リッチ条件運転時主噴射時期マップ)を検索、補間計算してIt-static-rを求め、S6で、定常目標噴射時期It-staticとして、処理を終了する。
【0113】
図29は、リッチスパイクフラグfrspkを設定するフローであり、S1でエンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qsol、水温Twを読み込む。
【0114】
S2では、水温Twが所定値TWRSK#以上か否かを判定し、以上であればS3へ、否であればS11へ進む。
【0115】
S3では、エンジン回転数Neが所定範囲に入っているか否かを判定し、入っていればS4へ、入っていなければS11へ進む。
【0116】
S4では、目標燃料噴射量Qsol(負荷)が所定範囲に入っているか否かを判定し、入っていればS5へ、入っていなければS11へ進む。
【0117】
S3、S4では、リッチスパイクが効果的にできる範囲すなわちNOx還元剤であるHCが、リッチスパイクを入れることにより効果的に発生させうる領域か否かを判定している。
【0118】
S5では、リッチスパイク実行完了フラグfrspk1が立っているか否かを判定し、立っていなければS6へ、立っていればS13へ進む。
【0119】
S6では、前回の処理でリッチスパイク条件が成立してリッチスパイク制御実行中か否かを判定し、実行中でなければS7へ、実行中であればS8へ進む。
【0120】
S7では、リッチスパイク実行カウンタCtrrhを所定値TMRRSK#(実行時間)にセットし、S12へ進んでリッチスパイク制御実行フラグfrspkを立てて処理を終了する。
【0121】
S8では、カウンタCtrrhをデクリメントし、S9では、カウンタCtrrhがゼロ、すなわちリッチスパイク制御実行終了か否かを判定する。ゼロであればS10へ進み、リッチスパイク制御実行終了フラグfrspk1を立て、S13でfrspkをクリアして処理を終了する。S9で未だカウンタCtrrhがゼロでない、すなわち未だ終了条件でないときにはS12へ進み、frspkを実行状態に維持する。
【0122】
S2、S3、S4で否のときにはS11へ進むが、リッチスパイク制御完了フラグfrspk1をクリアして、S13へ進み、frspkをクリアして処理を終了する。
【0123】
この処理は、リッチスパイク条件(運転条件)が成立し、まだリッチスパイク制御を行なっていないときには所定時間実行し、その後運転条件の変化が無いときにはリッチスパイク制御を行わず、一度その条件から外れて再度条件が成立したときに、また実行するようにして、不必要に制御を実行することを防止している。
【0124】
図30はリッチ制御を行うシステムの目標空気過剰率Tlambを演算するフローであり、S1でエンジン回転数Ne、目標燃料噴射量Qsol、水温Tw、リッチスパイク実行フラグfrspkを読み込む。
【0125】
S2では、エンジン回転数Ne、基本噴射量Mqdrvを基に例えば図7に示すようなマップを検索して目標空気過剰率基本値Tlambbを設定する。
【0126】
S3では、水温Twを基に例えば図8に示すようなテーブルを検索して補正係数Klamb-twを求める。これは低温時は増大するエンジンのフリクションや安定化のため、空気過剰率を大きくして空気を増大させるような設定としている。
【0127】
S4で、リッチスパイク条件か否かを判定し、リッチスパイク条件でなければ、S5で、Tlamb=Tlambb×Klamb-twの式より目標空気過剰率Tlambを演算して、処理を終了する。
【0128】
S4で、リッチスパイク条件であれば、S6で、目標空気過剰率Tlambを一定値TLAMRC#(≦1.0)として処理を終了する。
【0129】
このようにすれば、NOx触媒18により排気中のNOxを効率良く浄化できると共に、リッチ条件へ移行した際および通常状態へ移行した際に、主噴射時期を適正に制御することができ、燃焼騒音の悪化、トルクショックを防止できる。
【0130】
なお、この場合空気過剰率を調整する手段を設けることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のシステム構成を示す図である。
【図2】吸入空気量を検知するフローチャートである。
【図3】エアフローメータリニアライズテーブル特性図である。
【図4】目標燃料噴射量を演算するフローチャートである。
【図5】基本燃料噴射量マップ特性図である。
【図6】目標空気過剰率を演算するフローチャートである。
【図7】目標空気過剰率マップ特性図である。
【図8】目標空気過剰率水温補正係数テーブル特性図である。
【図9】目標EGR率を演算するフローチャートである。
【図10】目標EGR率マップ特性図である。
【図11】目標EGR率水温補正係数テーブル特性図である。
【図12】遅れ処理時定数相当値を演算するフローチャートである。
【図13】体積効率相当値マップ特性図である。
【図14】実EGR量を演算するフローチャートである。
【図15】実EGR率を演算するフローチャートである。
【図16】実空気過剰率を演算するフローチャートである。
【図17】主噴射時期を設定するフローチャートである。
【図18】通常運転時主噴射時期マップ特性図である。
【図19】最終噴射時期を設定するフローチャートである。
【図20】噴射時期変化速度ゲインテーブル特性図である。
【図21】ディレイ処理のフローチャートである。
【図22】第2の実施の形態の最終噴射時期を設定するフローチャートである。
【図23】噴射時期変化速度補正係数マップ特性図である。
【図24】第3の実施の形態の実空気過剰率を演算するフローチャートである。
【図25】酸素濃度センサ出力−実空燃比変換テーブル特性図である。
【図26】第4の実施の形態の実空気過剰率を演算するフローチャートである。
【図27】第5の実施の形態の主噴射時期を設定するフローチャートである。
【図28】リッチ条件運転時主噴射時期マップ特性図である。
【図29】リッチスパイクフラグを設定するフローチャートである。
【図30】目標空気過剰率を演算するフローチャートである。
【図31】動作特性図である。
【符号の説明】
1 エンジン
4 燃料噴射ノズル
5 過給機
7 吸気通路
9 EGR制御弁
10 EGR通路
11 スロットル弁
17 排気通路
18 触媒
20 エアフローメータ
21 回転数センサ
22 アクセル開度センサ
23 水温センサ
30 コントロールユニット
Claims (8)
- 排気の一部を吸気系に還流する排気還流手段と、
エンジンの運転条件に基づいて主噴射時期を設定する主噴射時期設定手段と
を備えるディーゼルエンジンにおいて、
シリンダ内の実空気過剰率と目標空気過剰率との差が小さくなるほど、主噴射時期の目標値への追従速度が速くなるように前記主噴射時期を補正する噴射時期補正手段を備える
ことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。 - 前記噴射時期補正手段は、シリンダ内の実吸入空気量及び実排気還流量の総量と目標吸入空気量及び目標排気還流量の総量との差に応じて前記主噴射時期を補正する
ことを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。 - 目標空気過剰率に対して、吸入新気および排気還流のシリンダヘの吸入遅れ分の遅延処理を行って、実空気過剰率を推定する実空気過剰率推定手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。 - 所定回前の吸入新気量、燃料噴射量、排気還流量を基に所定の動的処理を行って、実空気過剰率を推定する実空気過剰率推定手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。 - 排気系または吸気系に酸素濃度を検知する手段を設け、その出力値を基に実空気過剰率を推定する実空気過剰率推定手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。 - 前記噴射時期補正手段は、下式を用いて最終の主噴射時期を設定する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
It dyn=Gindit×(It static−It dynn-1)+It dynn-1
It dyn:最終の主噴射時期
Gindit:変化速度ゲイン
It static:定常目標噴射時期
It dynn-1:最終の主燃料噴射時期の前回値 - 前記主噴射時期の目標値への追従速度を運転条件により補正する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。 - リーン雰囲気で排気中のNOxを捕集、保持し、リッチになると、保持したNOxを還元、浄化する触媒を有し、
前記噴射時期補正手段は、リッチ状態への移行もしくはリッチ状態からの移行時に、前記主噴射時期の補正を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
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