JP3859094B2 - 感光性平板印刷版の詰替方法及び装置 - Google Patents

感光性平板印刷版の詰替方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光性平板印刷版の詰替方法及び装置に係り、包装体で包装された感光性平板印刷版を、暗室内でと上蓋とからなるカートリッジに詰め替える感光性平板印刷版の詰替方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウムを支持体とする感光性平板印刷版は、PS版(Pre-Sensitized Plateの略称)として市販され、広く用いられている。このPS版を用いて印刷を行なう製版機ユーザーは、版材メーカーで製造されたPS版の供給を受けて印刷を行なっているが、通常、版材メーカーから供給されるPS版は、その露光を防止するために、包装体に包装された状態で供給される。製版機ユーザーは、この包装されたPS版を、暗室内で取り出し、使用する製版機の給版部に適合したカートリッジに詰め替えて使用するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のごとく、版材メーカーからPS版が供給されるたびに、ユーザーがカートリッジへの詰め替えを行なうのでは、手間がかかり、効率が悪いという欠点がある。また、詰め替え作業は、暗室内で行わなければならず、安全面にも問題がある。
【0004】
このような欠点を解消するために、版材メーカーにおいて、あらかじめユーザーが使用する製版機に適合した専用カートリッジにPS版を梱包し、ユーザーに供給する方式もあるが、この場合、専用カートリッジが高価になり、また、リサイクル使用も困難なため、コストアップに繋がるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、感光性平板印刷版の詰め替えを自動で行うことができる感光性平板印刷版の詰替方法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本発明は、前記目的を達成するために、包装体で包装された感光性平板印刷版を、暗室内で本体と上蓋とからなるカートリッジに詰め替える感光性平板印刷版の詰替方法において、前記包装体の周縁を切断して、該包装体の上紙と下紙とを分離する工程と、前記上紙と下紙とが分離された包装体の上紙を保持して前記感光性平板印刷版から分離する工程と、前記包装体の上紙が分離した前記感光性平板印刷版に前記カートリッジの本体を被せる工程と、前記カートリッジの本体が被せられた前記感光性平板印刷版の上面下面を反転させる工程と、前記反転した感光性平板印刷版から前記包装体の下紙を保持して分離する工程と、前記下紙が分離した前記感光性平板印刷版に前記カートリッジの上蓋を被せる工程と、からなることを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、包装体で包装された感光性平板印刷版は、まず、包装体の周縁が切断されて、その包装体の上紙と下紙とが分離される。次に、その包装体の上紙が、感光性平板印刷版から分離される。そして、その包装体の上紙が分離した感光性平板印刷版にカートリッジの本体が被せられる。次に、カートリッジの本体が被せられた感光性平板印刷版の上面と下面が反転され、その反転した感光性平板印刷版から包装体の下紙が分離される。そして、その下紙が分離し記感光性平板印刷版にカートリッジの上蓋が被せられ、これにより、詰め替えが完了する。
【0007】
また、本発明は、前記目的を達成するために、包装体で包装された感光性平板印刷版を、暗室内で本体と上蓋とからなるカートリッジに詰め替える感光性平板印刷版の詰替方法において、前記包装体の周縁を切断し、該包装体の上紙と下紙とを分離する工程と、前記包装体の下紙を吸引した状態で包装体を前記カートリッジの本体に収納搬送し、収納時に前記感光性平板印刷版から前記包装体の下紙を分離させる工程と、前記カートリッジの本体に収納された前記感光性平板印刷版の上面に載置されている前記包装体の上紙を保持して前記感光性平板印刷版から上紙を分離する工程と、前記感光性平板印刷版が収納された前記カートリッジの本体に前記上蓋を被せる工程と、からなることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、包装体で包装された感光性平板印刷版は、まず、包装体の周縁が切断されて、その包装体の上紙と下紙とが分離される。次に、感光性平板印刷版が前記包装体の下紙を吸引された状態で搬送され、前記包装体の下紙が分離された状態でカートリッジの本体に収納される。次に、その包装体の上紙が、感光性平板印刷版から分離される。そして、その感光性平板印刷版が収納されたカートリッジの本体にカートリッジの上蓋が被せられ、これにより、詰め替えが完了する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る感光性平板印刷版の詰替方法及び装置の好ましい実施の形態について詳説する。
まず、本実施の形態の詰替装置による詰め替えの対象となる感光性平板印刷版(以下、「PS版」という。)について説明する。
【0010】
PS版は、一般に、シート状あるいはコイル状のアルミニウム版に、砂目立て、陽極酸化、化成処理などの表面処理を施し、感光液を塗布したのち、乾燥し、所望のサイズに裁断するという工程で製造される。そして、製造されたPS版は、露光を防止するために、図6に示すように、複数枚を1束として(以下、このPS版10の束を「束」12という。)包装体14に包装され、この状態で各製版機ユーザーに供給される。
【0011】
一方、このPS版10の供給を受けた製版機ユーザーは、包装体14を開封し、中にあるPS版の束12を、自社で使用する製版機の供給部に適合した形状のカートリッジに詰め替えて使用する。
PS版の束12を包装する包装体14は、合成樹脂(ポリエチレン、ナイロン、ウレタンゴム、ポリプロピレン、ポリスチレン等)、アルミ箔、紙等の単一素材又は複合素材を袋状に成形し、貼り合わせて形成される。また、カートリッジは、一般に、PS版の形状に合わせて箱型に形成され、本体と上蓋とから構成される。
【0012】
本発明に係る詰替装置は、上述したPS版の束12を包装体14からカートリッジ18に自動で詰め替える装置である。以下、その構成について説明する。
図1は、前記詰替装置の全体構成を示す斜視図である。同図に示すように、前記詰替装置16は、包装体14の供給を行う供給部20、包装体14及びカートリッジ18の搬送を行う搬送部22、包装体14の開封を行う開封部24、PS版の詰め替えを行う詰替部26、及び、詰め替えの終えたカートリッジ18の回収を行う回収部28から構成され、暗室内に設置される。
【0013】
まず、供給部20の構成について説明する。前述したように、供給部20は、包装体14の供給を行う。この供給部20は、包装体14の供給を行う供給台30を有しており、該供給台30上にパレット32に積載された包装体14が載置される。
次に、搬送部22の構成について説明する。搬送部22は、包装体14及びカートリッジ18の搬送を行う。この搬送部22は、移載装置34、コンベア36及び反転装置38から構成され、各装置は、同一直線上に設置される。
【0014】
前記移載装置34は、前記供給部20にある未開封の包装体14を前記コンベア36に移載するとともに、詰め替えの終えたカートリッジ18を回収部28に移載する。この移載装置34は、旋回フレーム40、支柱42、前後アーム44、上下アーム46及び移載ヘッド48を主要構成部材として構成され、ベース50上に設置される。
【0015】
前記旋回フレーム40は、前記ベース50上に回動自在に支持されており、図示しないモータに駆動されて旋回する。前記支柱42は、前記旋回フレーム40上に垂直に立設されている。前記前後フレーム44は、前記支柱42の先端部にピンによって結合されており、図示しない油圧シリンダに駆動されることにより、そのピンを中心に横方向に揺動する。前記上下アーム46は、前記前後アーム44の先端部にピンによって結合され、油圧シリンダ52に駆動されることにより、そのピンを中心に上下方向に揺動する。前記移載ヘッド48は、前記上下アーム46の先端部にピンで結合され、図示しない油圧シリンダに駆動されて、そのピンを中心に上下方向に揺動する。
【0016】
以上の構成により、前記移載装置34の移載ヘッド48は、旋回、昇降、前後移動を自在に行うことができる。そして、前記包装体14及びカートリッジ18は、この移載ヘッド48に把持されてコンベア36又は回収部28に移載される。
図2には、前記移載ヘッド48の構成が示されている。同図に示すように、前記移載ヘッド48は、一対のクランプ装置54、54を有している。このクランプ装置54は、一対の爪54a、54bを有しており、この爪54a、54bで前記包装体14又はカートリッジ18の側部を挟持することにより、包装体14又はカートリッジ18は移載ヘッド48に把持される。なお、爪54a、54bは、その上段に位置する爪54aが図示しない駆動手段に駆動されて上下動し、これにより、包装体14又はカートリッジ18の側部が挟持される。
【0017】
また、前記クランプ装置54、54は、前記移載ヘッド48の本体フレーム56に配設された図示しないLMガイドにスライダ58、58を介してスライド自在に支持されている。スライダ58、58は、モータ60、60で駆動される送りネジ機構62、62に駆動されて移動し、これにより、前記クランプ装置54、54の間隔が可変する。
【0018】
前記コンベア36は、前記包装体14及びカートリッジ18の搬送を行うとともに、後述する詰め替え作業時の作業台の役割を果たす。このコンベア36は、図3に示すように、第1コンベア36Aと第2コンベア36Bとから構成され、互いに図示しない正逆回転可能なモータに駆動されて往復搬送を行う。
前記反転装置38は、前記コンベア36で搬送されたPS版10の束12(なお、後述するが、この反転装置38に搬送された状態では、PS版10の束12は、その上部にカートリッジ18の本体18Aが被されている。)の上面下面の反転を行う。この反転装置38は、回転体64と、その回転体64に設けられた抑えコンベア66を主要構成部材として構成されている。
【0019】
前記回転体64は、垂直に立設されたコラム68に回転自在に支持されており、その軸心に連結されたモータ70を駆動することにより回転する。
前記抑えコンベア66は、図4に示すように、上段コンベア66Aと下段コンベア66Bとからなる一対のコンベアから構成されている。この上段コンベア66Aと下段コンベア66Bは、互いに前記回転体64に配設された一対のLMガイド68A、68Bにスライド移動自在に支持されている。そして、その上面又は下面に連結された油圧シリンダ70A、70Bを駆動することにより、互いに近づく方向に移動し、その間に位置するPS版の束12を挟持する。
【0020】
前記のごとく構成された反転装置38は、前記コンベア36で搬送されたPS版の束12を前記上段コンベア66Aと下段コンベア66Bとからなる一対の抑えコンベア66で挟持する。そして、その状態で回転体64を180°回転させることにより、PS版の束12の上面下面を反転させる。
次に、開封部24の構成について説明する。開封部24は、包装体14の開封を行う。この開封部24は、前記包装体14の搬送方向と直交する方向の辺を切断する第1スリッター72と、搬送方向に沿った方向の辺を切断する第2スリッター74とから構成されている。
【0021】
前記第1スリッター72は、図1及び図3に示すように、棒状の下刃76と、その下刃76に沿って走行する円盤状の上刃78とから構成されている。
前記下刃76は、前記第1コンベア36Aと第2コンベア36Bとの間に配置され、前記包装体14の搬送方向と直交するように設置されている。この下刃76の上方には、下刃76に沿ってガイドレール80が配設されており、該ガイドレール80には、スライダ82がスライド移動自在に支持されている。
【0022】
前記上刃78は、前記スライダ82の先端部に回動自在に支持されており、該スライダ82を移動させることにより、前記下刃76に沿って走行する。スライダ82の移動は、ラック80aとピニオン84により行い、ラック80aは、前記ガイドレール80の上面に沿って形成されている。一方、ピニオン84は、前記スライダ82の上部に設けられており、該ピニオン84をモータ86で駆動することにより、前記スライダ82はガイドレール80に沿って移動する。
【0023】
前記のごとく構成された第1スリッター72は、前記包装体14の搬送方向と直交する方向の辺を前記下刃76の上に位置させ、その状態で前記上刃78を下刃76に沿って走行させることにより、その搬送方向と直交する方向の辺を切断する。
前記第2スリッター74は、図1及び図3に示すように、前記第2コンベア36Bの両側に設置された一対のサイドスリッター74A、74Bから構成されている。両サイドスリッター74A、74Bは同一の構成であり、サイドスリッター74Aについてその構成を説明すると、サイドスリッター74Aは、前記第1スリッター72と同様に棒状の下刃88と、その下刃88に沿って走行する円盤状の上刃90とから構成されている。
【0024】
前記下刃88は、前記第2コンベア36Bと側部近傍に配置され、前記包装体14の搬送方向に沿って設置されている。この下刃88の下方には、下刃88に沿ってガイドレール92が配設されており、該ガイドレール92には、スライダ94がスライド移動自在に支持されている。
前記上刃90は、前記スライダ94の先端部に回動自在に支持されており、該スライダ94を移動させることにより、前記下刃88に沿って走行する。スライダ94の移動は、モータ96で駆動される送りネジ機構98で行い、該モータ96を駆動することにより、前記スライダ94は前記ガイドレール92に沿って移動する。
【0025】
前記のごとく構成された第2スリッター74は、前記包装体14の搬送方向に沿った方向の2辺を、それぞれ両サイドスリッター74A、74Bの下刃88上に位置させ、その状態で前記上刃90を下刃88に沿って走行させることにより、その搬送方向に沿った方向の辺を切断する。
以上の構成の第1スリッター72及び第2スリッター74で包装体14の各辺を切断することにより、包装体14は、その上紙14Aと下紙14Bとが分離され、開封される。
【0026】
次に、詰替部26の構成について説明する。詰替部26は、前記開封部24で開封された包装体14からカートリッジ18にPS版の束12を詰め替える操作を行う。この詰替部26は、図1及び図5に示すように、カートリッジ18の本体18Aを供給する本体供給装置100、カートリッジ18の上蓋18Bを供給する上蓋供給装置102、前記開封部24で分離された包装体14の上紙14Aと下紙14Bが廃棄されるダストボックス104、及び、詰替部26の各装置間を移動し、カートリッジ本体18A等の搬送を行うリフター106とから構成され、各構成装置は、前記第2コンベア36Bを挟んで、前記包装体14の搬送方向と直交するように、並列配置されている。
【0027】
前記本体供給装置100は、図5に示すように、前記第2コンベア36Bの右側に設置されている。この本体供給装置100は、カートリッジ18の本体18Aが集積載置される本体載置テーブル108を有しており、該本体載置テーブル108は、図示しない油圧シリンダで駆動されるパンタグラフ式の昇降機構110により昇降移動する。
【0028】
一方、前記上蓋供給装置102は、前記第2コンベア36Bの左側に設置され、カートリッジ18の上蓋18Bが集積載置される上蓋載置テーブル112を有している。この上蓋載置テーブル112も、前記本体供給装置100と同様に、図示しない油圧シリンダで駆動されるパンタグラフ式の昇降機構114により昇降移動する。
【0029】
前記ダストボックス104は、前記上蓋供給装置102の左側に設置されている。このダストボックス104には、前記開封部24で分離された包装体14の上紙14Aと下紙14Bとが廃棄される。
前記リフター106は、詰替部26の各装置間を移動し、カートリッジ18の本体18A、上蓋18B、包装体14の上紙14A、下紙14Bの搬送を行う。このリフター106は、リフター本体118と、該リフター本体118に備えられた吸着装置120とから構成されている。
【0030】
前記リフター本体118は、各装置の上方に配設されたガイドレール122にスライダ124を介してスライド自在に設けられており、該スライダ124を移動させることにより、前記各装置間を移動する。スライダ124の移動は、ラック126とピニオン128により行い、ラック126は、前記ガイドレール122が配設された支持フレーム130の上面にガイドレール122に沿って形成されている。一方、ピニオン128は、前記スライダ124の上部に設けられており、該ピニオン128をモータ132で駆動することにより、前記スライダ124はガイドレール122に沿って移動する。
【0031】
前記吸着装置120は、前記リフター本体118の下部に設けられ、油圧シリンダ134を駆動することにより昇降移動する。この吸着装置120には、図示しない真空ポンプに駆動される4つの吸着パッド136、136、…が備えられており、該吸着パッド136、136、…によって、前記カートリッジ18の本体18A、上蓋18B、包装体14の上紙14A、下紙14Bは、吸着保持される。
【0032】
詰替部26は、上記のごとく構成され、その詰め替え方法については、後に詳述する。
次に、回収部28の構成について説明する。回収部28は、詰め替えの終了したカートリッジ18の回収を行う。この回収部28は、回収台138を有しており、該回収台138上に詰め替えの終了したカートリッジ18が積載されるパレット32が載置される。
【0033】
なお、詰め替えの終了したカートリッジ18のパレット32上への移送は、前述したように、前記搬送部22の移載装置34で行われる。この際、回収したカートリッジ18がズレずに積載されて行くように、回収台138の近傍には、ストッパー板140が設けられている。積載時には、このストッパー板140にカートリッジ18の側面部を当接させて積載することにより、ズレが防止される。なお、このストッパー板140は、油圧シリンダ142に連結されて進退移動自在に設けられており、パレット32の搬出時は退避するように構成されている。
【0034】
前記のごとく構成された本発明に係る詰替装置の実施の形態の作用は次の通りである。
まず、版材メーカーから包装体14に包装されたPS版の供給を受けた製版機ユーザーは、所定数量の包装体14をパレット32上に積載する。そして、その状態で包装体14を詰替装置16まで搬送し、供給部20に設けられた供給台30上に載置する。
【0035】
これと同時に、ユーザーは、PS版の詰め替えを行うカートリッジ18を本体18Aと上蓋18Bに分離する。そして、図5に示すように、本体18Aは、本体供給装置100の本体載置テーブル108上に積載し、上蓋18Bは、上蓋供給装置102の上蓋載置テーブル112上に積載する。なお、本体18Aを載置する際は、底面が上を向くように、本体18Aの上下を逆にして積載する。
【0036】
以上の準備作業が終了したのち、装置を稼働する。
まず、供給台30上に積載された包装体14のうち最上段に位置する包装体14が、移載装置34によって第1コンベア36A上に移載される。図7及び図8には、この移載装置34が、供給台30から第1コンベア36Aに包装体14を移載する一連の工程が示されている。
【0037】
同図に従って、この移載工程を順に説明すると、まず、図7(a)に示すように、移載装置34の移載ヘッド48が所定の受取位置に位置する。この受取位置は、前記供給台30の中心から所定距離上方に離れた位置に設定されており、この受取位置に移載ヘッド34が位置すると、該移載ヘッド34は、その中心が前記供給台30の中心と一致する。
【0038】
次に、前記移載ヘッド48が、前記受取位置から前記供給台30上に載置された包装体14に向かって所定量下降する。この結果、図7(b)に示すように、前記供給台30上に積層された包装体14の最上段の包装体14と2段目の包装体14との間に、前記移載ヘッド48に設けられた一対のクランプ装置54、54の下段の爪54b、54bが位置する。
【0039】
最上段の包装体14と2段目の包装体14との間に前記爪54b、54bが位置すると、前記一対のクランプ装置54、54が、互いに内側に向かって所定量移動する。これにより、図7(c)に示すように、最上段の包装体14と2段目の包装体14との間に、前記爪54b、54bが入り込む。
前記爪54b、54bが、最上段の包装体14と2段目の包装体14との間に入り込むと、クランプ装置54の上段の爪54aが下段の爪54bに向かって下降する。これにより、図7(d)に示すように、包装体14の側部が上段の爪54aと下段の爪54bに挟持される。
【0040】
以上、一連の工程で前記供給台30上に積載された包装体14が、移載ヘッド48に把持される。この後、前記移載ヘッド48は、図7(e)に示すように、前記包装体を把持した状態で、前記受取位置まで上昇する。そして、180°旋回し、図8(a)に示すように、所定の受渡位置に位置する。この受渡位置は、第1コンベア36Aの中心から所定距離上方に離れた位置に設定されており、前記移載ヘッド48は、この受取位置に位置すると、その中心が前記第1コンベア36Aの中心と一致する。
【0041】
前記移載ヘッド48が受渡位置に位置すると、次に、移載ヘッド48が前記第1コンベア36Aに向かって所定量下降する。これにより、移載ヘッド48に把持された包装体14が、第1コンベア36A上に載置される。
前記包装体14が第1コンベア36A上に載置されると、図8(b)に示すように、クランプ装置54、54による把持が解除される。すなわち、クランプ装置54の上段の爪54a、54aが上方に移動し、爪54a、54bによる挟持が解除される。
【0042】
この後、包装体14は、第1コンベア36に搬送され、次工程に進む。一方、前記包装体14を把持していた移載ヘッド48は、そのクランプ装置54、54が、互いに外側に向かって所定量移動するとともに、そのクランプ装置54、54の移動後、前記受渡位置まで上昇する。
以上の一連の工程により、供給台30上に積載された包装体14が第1コンベア36A上に移載される。そして、第1コンベア36A上に載置された包装体14は、この第1コンベア36Aによって開封部24に搬送され、開封される。すなわち、各辺が開封部24の第1スリッター72及び第2スリッター74によって切断され、上紙14Aと下紙14Bとが分離される。図9には、この包装体14を開封する一連の工程が示されている。
【0043】
同部に従って、この開封工程を順に説明する。図9(a)に示すように、第1コンベア36A上に包装体14が載置されると、該第1コンベア36Aが駆動され、包装体14は図中左側に搬送されてゆく。そして、図9(b)に示すように、包装体14の先端辺(図中左側の辺)が、第1スリッター72の下刃76上に位置すると、第1コンベア36Aの駆動が停止され、包装体14の移動が停止する。
【0044】
前記包装体14の先端辺が第1スリッター72の下刃76上に停止すると、図9(c)に示すように、第1スリッター72の上刃78が下刃76に沿って移動する(図1参照)。これにより、包装体14の先端辺が切断される。
前記包装体14の先端辺が切断されると、再び、第1コンベア36Aが駆動され、包装体14は図中左側に搬送される。この時、第2コンベア36Bも同時に駆動され、包装体14は、第1コンベア36Aから第2コンベア36Bに受け渡される。そして、図9(d)に示すように、包装体14の後端辺(図中右側の辺)が、第1スリッター72の下刃76上に位置すると、第1コンベア36A及び第2コンベア36Bの駆動が停止され、包装体14の移動が停止する。
【0045】
前記包装体14の後端辺が第1スリッター72の下刃76上に停止すると、図9(e)に示すように、前記先端辺を切断した時と同様に、第1スリッター72の上刃78が下刃76に沿って移動し、これにより、包装体14の後端辺が切断される。
なお、前記上刃78は、前記包装体14の先端辺を切断した時と逆方向に走行する。すなわち、上刃78は、往方向に走行することにより包装体14の先端辺を切断し、復方向に走行することにより後端辺する。この結果、前記上刃78は、包装体14の先端辺と後端辺を切断することにより一往復して、元の位置に戻ることとなる。
【0046】
前記包装体14の後端辺の切断が終了すると、第2コンベア36Bが駆動され、包装体14が図中左方向に移動する。そして、図9(f)に示すように、包装体14が第2コンベア36Bのほぼ中央位置まで移動すると、第2コンベア36Bの駆動が停止され、包装体14は、その位置で停止する。
前記包装体14が第2コンベア36Bのほぼ中央位置に位置すると、包装体14は、その両側辺が、それぞれ第2スリッター74を構成するサイドスリッター74A、74Bの下刃88、88上に位置する。この状態において、両サイドスリッター74A、74Bの上刃90、90が下刃88、88に沿って走行する。これにより、包装体14の両側辺が切断される。
【0047】
以上の一連の工程により、包装体14は、その各辺が切断されて開封され、上紙14Aと下紙14Bとが分離される。
包装体14の上紙14Aと下紙14Bとが分離されると、詰替部26において包装体14に包装されていたPS版の束12がカートリッジ18に詰め替えられる。図10〜図13には、このPS版の束12を包装体14からカートリッジ18に詰め替える一連の工程が示されている。
【0048】
図10〜図12に従って、この詰替工程を順に説明する。図10(a)に示すように、開封の終了した包装体14の上方には、リフター106が待機している。
前記包装体14の開封が終了すると、図10(b)に示すように、前記リフター106に備えられた吸着装置120が、前記包装体14に向かって所定量下降する。この結果、前記吸着装置120に備えられた吸着パッド136、136、…が包装体14の上紙14Aに当接する。この状態で吸着パッド136が駆動され、該吸着パッド136によって、前記包装体14の上紙14Aが吸着保持される。
【0049】
前記吸着パッド136が、前記包装体14の上紙14Aを吸着保持すると、上紙14Aを吸着した状態で、前記吸着装置120が上昇する。そして、吸着装置120が所定高さの位置まで上昇すると、図10(c)に示すように、リフター106が、図中左方向に移動し、ダストボックスの104の上方で停止する。
前記リフター106が、前記ダストボックス104の上方に停止すると、その位置で、前記吸着パッド136の駆動が解除される。この結果、包装体14の上紙14Aは、吸着パッド136から開放されて落下するが、その落下した先には、ダストボックス104が位置しているため、上紙14Aは、ダストボックス104内に落下する。
【0050】
以上の工程で、開封された包装体14から包装体14の上紙14Aが分離され、その分離された上紙14Aがダストボックス104内に廃棄される。
前記包装体14の上紙14Aをダストボックス104に廃棄したリフター106は、次に、図11(a)に示すように、図中右側方向に移動し、本体供給装置100の上方に停止する。
【0051】
前記リフター106が、前記本体供給装置100の上方に停止すると、そのリフター106に備えられた吸着装置120が所定量下降する。この結果、吸着装置120に備えられた吸着パッド136、136、…が、前記本体供給装置100の本体載置テーブル108上に積載されたカートリッジ18の本体18Aに当接する。この状態で吸着パッド136が駆動され、該吸着パッド136によって、前記カートリッジ18の本体18Aが吸着保持される。
【0052】
前記吸着パッド136が、前記カートリッジ18の本体18Aを吸着保持すると、そのカートリッジ18の本体18Aを吸着した状態で前記吸着装置120が上昇する。そして、吸着装置120が所定高さの位置まで上昇すると、リフター106が、図中左方向に移動し、第2コンベア36Bの上方に停止する。
前記リフター106が、前記第2コンベア36Bの上方に停止すると、図11(b)に示すように、その位置で、吸着装置120が所定量下降する。この結果、前記吸着装置120に吸着保持された前記カートリッジ18の本体18Aが、前記第2コンベア36B上に位置したPS版の束12に覆い被される。
【0053】
以上の工程で、PS版の束12にカートリッジ18の本体18Aが被せられる。この後、前記吸着パッド136の駆動が解除され、図11(c)に示すように、前記吸着装置120が所定量上昇する。
前記PS版の束12にカートリッジ18の本体が被せられると、図12(a)に示すように、第2コンベア36B及び反転装置38の下段コンベア66Bが駆動され、PS版の束12は図中右方向に向かって搬送される。そして、前記PS版の束12が、反転装置38の下段コンベア66Bの中央部まで搬送されると、前記第2コンベア36B及び下段コンベア66Bの駆動は停止され、その位置でPS版の束12は停止する。
【0054】
前記PS版の束12が、下段コンベア66B上に停止すると、図12(b)に示すように、反転装置38の下段コンベア66Bと上段コンベア66Aが、互いに近づく方向に移動する。この結果、前記PS版の束12は、上段コンベア36Aと下段コンベア36Bに挟持される。
前記PS版の束12が、上段コンベア36Aと下段コンベア36Bに挟持されると、反転装置38の回転体64が180°回転し(図12(c)参照)、これにより、PS版の束12の上面と下面が逆転する。
【0055】
以上の工程で、PS版の束12は、図12(d)に示すように、その上面と下面が逆転し、カートリッジ18の本体18A内に収納される。そして、PS版の束12の上面と下面が逆転すると、前記反転装置34の下段コンベア66Bと上段コンベア66Aが、互いに離れる方向に移動し、これにより、その挟持が解除される。
【0056】
前記PS版の束12の挟持が解除されると、前記第2コンベア36B及び前記上段コンベア66A(180°回転して上段コンベア66Aが下側になっている)が駆動され、前記PS版の束12は、図中左方向に搬送される。そして、前記PS版の束12が第2コンベア36Bの中央位置まで搬送されると、前記第2コンベア36B及び上段コンベア66Aの駆動が停止され、その位置でPS版の束12は停止する。
【0057】
前記PS版の束12が、前記第2コンベア36Bの中央に位置すると、その上方にはリフター106が待機している。そして、図13(a)に示すように、前記PS版の束12の到着とともに、前記リフター106に備えられた吸着装置120がPS版の束12に向かって所定量下降する。この結果、前記吸着装置120に備えられた吸着パッド136、136、…が、前記PS版の束12の上面に載置されている包装体14の下紙14Bに当接する。この状態で吸着パッド136が駆動され、該吸着パッド136によって、前記包装体14の下紙14Bが吸着保持される。
【0058】
前記吸着パッド136が、前記包装体14の下紙14Bを吸着保持すると、下紙14Bを吸着した状態で、前記吸着装置120が上昇する。そして、吸着装置120が所定高さの位置まで上昇すると、図13(b)に示すように、リフター106が、図中左方向に移動し、ダストボックスの104の上方で停止する。
前記リフター106が、前記ダストボックス104の上方に停止すると、その位置で、前記吸着パッド136の駆動が解除される。この結果、包装体14の上紙14は、吸着パッド136から開放されて落下するが、その落下した先には、ダストボックス104が位置しているため、下紙14Bは、ダストボックス104内に落下する。
【0059】
以上の工程で、前記PS版の束12に載置された包装体14の下紙14Bが、PS版の束12から分離され、その分離された下紙14Bがダストボックス104内に廃棄される。
前記包装体14の下紙14Bをダストボックス104に廃棄したリフター106は、次に、図13(c)に示すように、図中右側方向に移動し、上蓋供給装置102の上方に停止する。
【0060】
前記リフター106が、前記上蓋供給装置102の上方に停止すると、そのリフター106に備えられた吸着装置120が所定量下降する。この結果、吸着装置120に備えられた吸着パッド136、136、…が、前記上蓋供給装置102の上蓋載置テーブル112上に積載されたカートリッジ18の上蓋18Bに当接する。この状態で吸着パッド136が駆動され、該吸着パッド136によって、前記カートリッジ18の上蓋18Bが吸着保持される。
【0061】
前記吸着パッド136が、前記カートリッジ18の上蓋18Bを吸着保持すると、そのカートリッジ18の上蓋18Bを吸着した状態で前記吸着装置120が上昇する。そして、吸着装置120が所定高さの位置まで上昇すると、リフター106が、図中右方向に移動し、第2コンベア36Bの上方に停止する。
前記リフター106が、前記第2コンベア36Bの上方に停止すると、図13(d)に示すように、その位置で、吸着装置120が所定量下降する。この結果、前記吸着装置120に吸着保持された前記カートリッジ18の上蓋18Bが、前記PS版の束12を収納したカートリッジ18の本体18Aに被される。
【0062】
以上の工程で、PS版の束12は、カートリッジ18内に収納され、詰め替えは終了する。この後、前記吸着パッド136の駆動が解除され、前記吸着装置120が所定量上昇する。
詰め替えが終了すると、前記カートリッジ18は、前記第1コンベア36A及び第2コンベア36Bによって、前記第1コンベア36Aの中央部まで搬送される。第1コンベア36Aの上方には、移載装置34の移載ヘッド48が待機しており、前記カートリッジ18は、この移載装置34によって、回収台138上に載置されたパレット32上に積載される。
【0063】
図14(a)〜(d)には、前記カートリッジ18を回収する工程が示されている。同図に従って、この回収工程を順に説明すると、まず、第1コンベア36A上からカートリッジ18を把持した移載ヘッド48は、所定の受渡位置まで上昇した後、時計回りに90°旋回する(図1参照)。なお、第1コンベア36A上からカートリッジ18を把持する工程は、包装体14をパレット32上から把持する工程と同じ。
【0064】
前記移載ヘッド48が前記受渡位置から90°旋回すると、図14(a)に示すように、前記移載ヘッド48は、所定の回収位置に位置する。この回収位置は、回収台138の中心から所定距離上方に離れた位置に設定されており、前記移載ヘッド48は、この回収位置に位置すると、その中心が前記回収台138の中心と一致する。
【0065】
前記移載ヘッド48が回収位置に位置すると、図14(b)に示すように、移載ヘッド48は、前記回収台138に向かって所定量下降する。これにより、移載ヘッド48に把持されたカートリッジ18が、回収台138上に載置されたパレット32上に載置される。この際、前記移載ヘッド48は、前記カートリッジ18の側部が、ストッパー板140に当接するように下降する。
【0066】
前記カートリッジ18がパレット32上に載置されると、クランプ装置54、54の上段の爪54a、54aが上方に移動し、これにより、爪54a、54bによる挟持が解除される。
そして、挟持が解除されると、図14(c)に示すように、まず、図中左側のクランプ装置54が、外側(図中左側)に向かって所定量移動し、その後、右側のクランプ装置54が、外側(図中右側)に向かって所定量移動する。これにより、カートリッジ18は、パレット32上に載置され、カートリッジ18の回収工程は終了する。
【0067】
以上説明した一連の工程により、1回目の詰替工程が終了する。この後、前記移載ヘッド48は、所定の回収位置まで上昇したのち、時計回りに90°旋回して、包装体14の受取位置に位置する。そして、以下、上述した一連の工程を繰り返すことにより、2回目以降の詰替作業を行う。
なお、1回の詰め替えが終了するたびに、カートリッジ18の本体18Aを載置する本体載置テーブル108は、昇降機構110に駆動されて本体18Aの高さ分だけ上昇する。また、同様に、1回の詰め替えが終了するたびに、カートリッジ18の上蓋18Bを載置する上蓋載置テーブル112も、昇降装置114に駆動されて上蓋18Bの高さ分だけ上昇する。
【0068】
また、包装体14を受け取る際の移載ヘッド48の受取位置からの下降量も、1回の詰め替えが終了するたびに、包装体14の厚さ分だけ増加し、カートリッジ18を受け渡す際の移載ヘッド48の回収位置からの下降量も、1回の詰め替えが終了するたびに、カートリッジ18の厚さ分だけ減少する。
上述のようにして、供給された全てのPS版の詰め替えが終了すると、装置は運転を終了する。ユーザーは、回収台138上に積載されたカートリッジ18をフォークリフト等で搬出し、製版部又は倉庫に搬送する。
【0069】
以上説明したように、本実施の形態の詰替装置によれば、包装体14に包装されたPS版の束12の詰め替えを、人手を要さずに自動で行うことができる。
なお、本実施の形態では、詰替装置16を暗室内に設置し、当該暗室内で詰め替え作業をするように構成したが、詰替装置16全体をケーシングで覆い、当該暗室化されたケーシング内で詰め替え作業を行うように構成することにより、詰替装置16を明室内に設置することができ、明室内で詰め替え作業を行うことができる。
【0070】
また、本実施の形態では、カートリッジ18の本体18Aと上蓋18Bの搬送、及び、分離された包装体14の上紙14Aと下紙14Bの搬送を全て1つのリフター106で行うように構成したが、各々個別のリフターを設け、個別に搬送するように構成してもよい。
また、詰替装置16を構成する各装置の配列も、本実施の形態で説明したものに限られず、例えば図15に示すような配列としてもよい。
【0071】
この詰替装置16' では、反転装置38の下流側に第3コンベア36Bが設置され、更に、その第3コンベア36Bの下流側に回収台144が設置される。そして、第3コンベア36Bの左側には、上蓋供給装置102と第2ダストボックス146が並設され、第2リフター148によって、カートリッジ18の上蓋18Bと、包装体14の下紙14Bが搬送される。
【0072】
以上のように構成された詰替装置16' によれば、供給台30上に積載された包装体14は、まず、移載装置34によって、第1コンベア36A上に移載される。そして、該第1コンベア36Aによって第2コンベア36B上に搬送される。第2コンベア36B上に搬送された包装体14は、第1スリッター72及び第2スリッター74によって、その周辺を切断され、開封される。
【0073】
開封された包装体14は、その上紙14Aをリフター106によってダストボックス104に廃棄され、更に、その上紙14Aが分離されたPS版の束12上にカートリッジ18の本体18Aが、前記リフター106に搬送されて被せられる。
カートリッジ18の本体18Aが被せられたPS版の束12は、反転装置38に搬送され、そこで180°回転されて上面と下面が逆転される。そして、第3コンベア36C上に搬送され、そこで、包装体14の下紙14Bが第2リフター148によって第2ダストボックス146に廃棄されるとともに、その下紙14Bが分離されたPS版の束12上にカートリッジ18の上蓋18Bが、前記第2リフター148に搬送されて被せられる。
【0074】
以上の工程で詰め替えが終了し、カートリッジ18は、第3コンベア36Cに搬送されて、回収台144上に積載される。なお、この回収台144は、昇降自在に構成されており、カートリッジ18を1個積むとカートリッジ1個分だけ下方に移動する。
次に、本発明に係る感光性平板印刷版の詰替方法及び装置の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態で説明した詰替装置16と同一、類似部材には、同一符号を付してその説明は省略する。
【0075】
図16は、第2の実施の形態の詰替装置200の全体構成を示す斜視図である。同図に示すように、前記詰替装置200は、包装体14の供給を行う供給部202、包装体14及びカートリッジ18の搬送を行う搬送部204、包装体14の開封を行う開封部206、PS版の詰め替えを行う詰替部208、及び、詰め替えの終えたカートリッジ18の回収を行う回収部210から構成され、暗室内に設置される。
【0076】
前記供給部202は、前記第1の実施の形態で説明した詰替装置16の供給部20と同一構成である。すなわち、供給台30を有しており、該供給台30上にパレット32に積載された包装体14が載置される。
前記搬送部204は、供給用移載装置212A、コンベア214及び回収用移載装置212Bから構成され、各装置は同一直線上に設置される。
【0077】
前記供給用移載装置212Aは、前記供給部202にある未開封の包装体14を前記コンベア214に移載し、前記回収用移載装置212Bは、詰め替えの終えたカートリッジ18を回収部210に移載する。なお、この供給用移載装置2124Aと回収用移載装置212Bの構成は、前記第1の実施の形態で説明した移載装置34の構成と同一であるため、その説明は省略する。
【0078】
前記コンベア214は、前記第1の実施の形態で説明したコンベア36と同様に、第1コンベア214Aと第2コンベア214Bとから構成される。しかし、第2コンベア214Bに関しては、前記第1の実施の形態と異なり、バキュームコンベアが採用されている。また、前記第1の実施の形態のコンベア36は、往復搬送が可能であったが、本実施の形態のコンベア214は、一方向のみの搬送を行う。
【0079】
前記開封部206は、前記第1の実施の形態の開封部24と同一の構成である。すなわち、前記包装体14の搬送方向と直交する方向の辺を切断する第1スリッター72と、搬送方向に沿った方向の辺を切断する第2スリッター74とから構成される。
前記詰替部208は、カートリッジ18の本体18Aを供給する本体供給装置100、カートリッジ18の上蓋18Bを供給する上蓋供給装置102、前記開封部24で分離された包装体14の上紙14Aが廃棄される第1ダストボックス104、前記カートリッジ本体18A等の搬送を行うリフター106、前記開封部24で分離された包装体14の下紙14Bが廃棄される第2ダストボックス216、及び、前記カートリッジ18の本体18Aが設置される本体設置台218から構成され、前記包装体14の搬送方向と直交するように、並列配置されている。
【0080】
なお、前記本体供給装置100、上蓋供給装置102、第1ダストボックス104及びリフター106は、それぞれ前記第1の実施の形態で説明した詰替部26の本体供給装置100、上蓋供給装置102、ダストボックス104及びリフター106と同一構成であるため、その説明は省略する。
前記第2ダストボックス216は、図17、図18に示すように、前記第2コンベア214Bの下方に設置される。そして、この第2ダストボックス216には、前記開封部206で分離された包装体14の下紙14Bが廃棄される。
【0081】
前記本体設置台218は、前記第2コンベア214Bに端部に設置される。この本体設置台218には、前記本体供給装置100に積載されたカートリッジ18の本体18Aが、前記リフター106に搬送されて載置される。そして、この本体設置台218に載置されたカートリッジ18の本体18は、前記第2コンベア214Bとほぼ同一面上に位置する。
【0082】
前記回収部210は、前記第1の実施の形態で説明した詰替装置16の回収部28と同一構成である。すなわち、回収台138を有しており、該供給台138詰め替えの終了したカートリッジ18の回収を行う。この回収部28は、回収台138を有しており、該回収台138上に詰め替えの終了したカートリッジ18が積載されるパレット32が載置される。
【0083】
前記のごとく構成された本発明に係る詰替装置の第2の実施の形態の作用は次の通りである。
まず、前記第1の実施の形態で説明したときと同様に、版材メーカーから包装体14に包装されたPS版の供給を受けた製版機ユーザーは、所定数量の包装体14をパレット32上に積載する。そして、その状態で包装体14を詰替装置16まで搬送し、供給部202に設けられた供給台30上に載置する。
【0084】
これと同時に、ユーザーは、PS版の詰め替えを行うカートリッジ18を本体18Aと上蓋18Bに分離する。そして、図16に示すように、本体18Aは、本体供給装置100の本体載置テーブル108上に積載し、上蓋18Bは、上蓋供給装置102の上蓋載置テーブル112上に積載する。この際、前記第1の実施の形態では、本体18Aを積載する際、本体18Aの上下を逆にして積載するしていたが、本実施の形態においては、通常通り、上面を上側にして積載する。
【0085】
以上の準備作業が終了したのち、装置を稼働する。
まず、カートリッジ18の本体18Aが、リフター106によって、本体供給装置100から本体設置台218上に移載される。図19には、このカートリッジ本体18Aの移載工程が示されている。
同図に従って、前記カートリッジ本体18Aの移載工程を説明すると、まず、図19(a)に示すように、リフター106が、本体供給装置100の上方に移動する。
【0086】
リフター106が、本体供給装置100の上方に移動すると、そのリフター106に備えられた吸着装置120が所定量下降する。この結果、吸着装置120に備えられた吸着パッド136、136、…が、前記本体供給装置100の本体載置テーブル108上に積載されたカートリッジ18の本体18Aに当接する。この状態で吸着パッド136が駆動され、該吸着パッド136によって、前記カートリッジ18の本体18Aが吸着保持される。
【0087】
前記吸着パッド136が、前記カートリッジ18の本体18Aを吸着保持すると、そのカートリッジ18の本体18Aを吸着した状態で前記吸着装置120が上昇する。そして、吸着装置120が所定高さの位置まで上昇すると、リフター106が、図中左方向に移動し、本体設置台218の上方に停止する。
前記リフター106が、前記第2コンベア36Bの上方に停止すると、図19(b)に示すように、その位置で、吸着装置120が所定量下降する。この結果、前記吸着装置120に吸着保持された前記カートリッジ18の本体18Aが、前記本体設置台218上に載置される。
【0088】
カートリッジ18の本体18Aが、前記本体設置台218上に載置されると、前記吸着パッド136の駆動が解除され、図19(c)に示すように、前記吸着装置120が所定量上昇する。
以上の一連の工程で、カートリッジ18の本体18Aが、本体供給装置100から本体設置台218上に移載される。
【0089】
次に、供給台30上に積載された包装体14のうち最上段に位置する包装体14が、移載装置34によって第1コンベア36A上に移載される。この工程については、前記第1の実施の形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
前記第1コンベア212A上に載置された包装体14は、この第1コンベア212Aによって開封部206に搬送され、開封される。なお、この工程についても、前記第1の実施の形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0090】
包装体14の上紙14Aと下紙14Bとが分離されると、詰替部26において包装体14に包装されていたPS版の束12がカートリッジ18に詰め替えられる。図20及び図21には、このPS版の束12を包装体14からカートリッジ18に詰め替える一連の工程が示されている。
図10〜図12に従って、この詰替工程を順に説明する。図20(a)に示すように、前記包装体14の開封が終了すると、第2コンベア214Bが駆動され、PS版の束12は、図中右方向に搬送される。
【0091】
ここで、図20(b)に示すように、前記第2コンベア214Bの端部には、本体設置台218上に設置されたカートリッジ18の本体18Aが位置しているため、前記PS版の束12は、図中右方向に搬送されることにより、このカートリッジ18の本体18Aに収納される。
一方、前記第2コンベア214Bは、バキュームコンベアであり、前記PS版の束12を搬送する際、前記PS版の束12の下面に位置している包装体14の下紙14Bを吸引した状態で、PS版の束12を搬送する。このため、前記包装体14の下紙14Bは、第2コンベア214Bと共に移動し、この結果、前記PS版の束12が前記カートリッジ18の本体18に収納される際には、前記下紙14BはPS版の束12から分離される。したがって、前記PS版の束12が、カートリッジ18の本体18Aに収納される際には、PS版の束12と包装体14の上紙14Aだけが収納されることになる。
【0092】
前記PS版の束12が、カートリッジ18の本体18A内に収納されると、前記第2コンベア214Bの駆動は停止される。この結果、前記第2コンベア214と共に移動した包装体14の下紙14Bは、吸引が解除されて落下するが、落下した先には、第2ダストボックス216が位置しているため、下紙14Bは、この第2ダストボックス216内に廃棄されることとなる。
【0093】
以上の一連の工程で、PS版の束12から包装体14の下紙14Bが分離されるとともに、その包装体14の下紙14Bが分離されたPS版の束12がカートリッジ18の本体18Aに収納される。
PS版の本体12がカートリッジ18の本体18Aに収納されると、図21(a)に示すように、前記リフター106に備えられた吸着装置120がPS版の束12に向かって所定量下降する。この結果、前記吸着装置120に備えられた吸着パッド136、136、…が、前記PS版の束12の上面に載置されている包装体14の上紙14Aに当接する。この状態で吸着パッド136が駆動され、該吸着パッド136によって、前記包装体14の下紙14Aが吸着保持される。
【0094】
前記吸着パッド136が、前記包装体14の上紙14Aを吸着保持すると、該上紙14Aを吸着した状態で、前記吸着装置120が上昇する。そして、吸着装置120が所定高さの位置まで上昇すると、図21(b)に示すように、リフター106が、図中左方向に移動し、第1ダストボックスの104の上方で停止する。
【0095】
前記リフター106が、前記ダストボックス104の上方に停止すると、その位置で、前記吸着パッド136の駆動が解除される。この結果、包装体14の上紙14Aは、吸着パッド136から開放されて落下するが、その落下した先には、前記第1ダストボックス104が位置しているため、上紙14Aは、第1ダストボックス104内に落下する。
【0096】
以上の工程で、前記PS版の束12に載置された包装体14の上紙14Aが、PS版の束12から分離され、その分離された下紙14Aが第1ダストボックス104内に廃棄される。
前記包装体14の上紙14Aをダストボックス104に廃棄したリフター106は、次に、図21(c)に示すように、図中右側方向に移動し、上蓋供給装置102の上方に停止する。
【0097】
前記リフター106が、前記上蓋供給装置102の上方に停止すると、そのリフター106に備えられた吸着装置120が所定量下降する。この結果、吸着装置120に備えられた吸着パッド136、136、…が、前記上蓋供給装置102の上蓋載置テーブル112上に積載されたカートリッジ18の上蓋18Bに当接する。この状態で吸着パッド136が駆動され、該吸着パッド136によって、前記カートリッジ18の上蓋18Bが吸着保持される。
【0098】
前記吸着パッド136が、前記カートリッジ18の上蓋18Bを吸着保持すると、そのカートリッジ18の上蓋18Bを吸着した状態で前記吸着装置120が上昇する。そして、吸着装置120が所定高さの位置まで上昇すると、リフター106が、図中右方向に移動し、本体設置第218の上方に停止する。
前記リフター106が、前記本体設置第218の上方に停止すると、図21(d)に示すように、その位置で、吸着装置120が所定量下降する。この結果、前記吸着装置120に吸着保持された前記カートリッジ18の上蓋18Bが、前記PS版の束12を収納したカートリッジ18の本体18Aに被される。
【0099】
以上の工程で、PS版の束12は、カートリッジ18内に収納され、詰め替えは終了する。この後、前記吸着パッド136の駆動が解除され、前記吸着装置120が所定量上昇する。
詰め替えが終了すると、前記カートリッジ18は、移載装置34によって、回収台138上に載置されたパレット32上に積載される。なお、この工程については、前記第1の実施の形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0100】
以上説明した一連の工程により、1回目の詰替工程が終了する。この後、前記移載ヘッド48は、所定の回収位置まで上昇したのち、時計回りに90°旋回して、包装体14の受取位置に位置する。そして、以下、上述した一連の工程を繰り返すことにより、2回目以降の詰替作業を行う。
なお、1回の詰め替えが終了するたびに、カートリッジ18の本体18Aを載置する本体載置テーブル108は、昇降機構110に駆動されて本体18Aの高さ分だけ上昇する。また、同様に、1回の詰め替えが終了するたびに、カートリッジ18の上蓋18Bを載置する上蓋載置テーブル112も、昇降装置114に駆動されて上蓋18Bの高さ分だけ上昇する。
【0101】
また、包装体14を受け取る際の移載ヘッド48の受取位置からの下降量も、1回の詰め替えが終了するたびに、包装体14の厚さ分だけ増加し、カートリッジ18を受け渡す際の移載ヘッド48の回収位置からの下降量も、1回の詰め替えが終了するたびに、カートリッジ18の厚さ分だけ減少する。
上述のようにして、供給された全てのPS版の詰め替えが終了すると、装置は運転を終了する。ユーザーは、回収台138上に積載されたカートリッジ18をフォークリフト等で搬出し、製版部又は倉庫に搬送する。
【0102】
以上説明したように、本実施の形態の詰替装置によれば、包装体14に包装されたPS版の束12の詰め替えを、人手を要さずに自動で行うことができる。
なお、本実施の形態では、詰替装置16を暗室内に設置し、当該暗室内で詰め替え作業をするように構成したが、詰替装置16全体をケーシングで覆い、当該暗室化されたケーシング内で詰め替え作業を行うように構成することにより、詰替装置16を明室内に設置することができ、明室内で詰め替え作業を行うことができる。
【0103】
また、本実施の形態では、カートリッジ18の上蓋18Bの搬送、及び、分離された包装体14の上紙14Aの搬送を1つのリフター106で行うように構成したが、各々個別のリフターを設け、個別に搬送するように構成してもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態では、詰替作業を流れ作業的に行うように構成したが、詰替を行うステージを設けて、1ヵ所で集中して行うように構成してもよい。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る感光性平板印刷版の詰替方法及び装置によれば、包装体に包装された感光性平板印刷版の詰め替えを、人手を要さずに自動で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の詰替装置の全体構成を示す斜視図
【図2】移載ヘッドの構成を示す正面図
【図3】コンベア及び開封部の構成を示す側面図
【図4】コンベア及び反転装置の構成を示す側面図
【図5】詰替部の構成を示す正面図
【図6】包装体の構成を示す斜視図
【図7】供給台から包装体を移載する工程の説明図
【図8】第1コンベアに包装体を移載する工程の説明図
【図9】包装体を開封する工程の説明図
【図10】包装体の上紙をダストボックスの廃棄する工程の説明図
【図11】カートリッジの本体を被せる工程の説明図
【図12】PS版の束を反転させる工程の説明図
【図13】カートリッジの上蓋を被せる工程の説明図
【図14】カートリッジを回収する工程の説明図
【図15】詰替装置の他の実施の形態の全体構成を示す斜視図
【図16】第2の実施の形態の詰替装置の全体構成を示す斜視図
【図17】詰替部の構成を示す正面図
【図18】詰替部の構成を示す側面図
【図19】カートリッジの本体を本体設置台に移載する工程の説明図
【図20】包装体の下紙を分離する工程の説明図
【図21】カートリッジの上蓋を被せる工程の説明図
【符号の説明】
10…PS版
12…PS版の束
14…包装体
14A…包装体の上紙
14B…包装体の下紙
16、200…詰替装置
18…カートリッジ
18A…カートリッジの本体
18B…カートリッジの上蓋
20、202…供給部
22、204…搬送部
24、206…開封部
26、208…詰替部
28、210…回収部
34…移載装置
36、214…コンベア
38…反転装置
48…移載装置
72…第1スリッター
74…第2スリッター
100…本体供給装置
102…上蓋供給装置
104…ダストボックス
106…リフター
216…第2ダストボックス
218…本体設置台

Claims (6)

  1. 包装体で包装された感光性平板印刷版を、暗室内で本体と上蓋とからなるカートリッジに詰め替える感光性平板印刷版の詰替方法において、
    前記包装体の周縁を切断して、該包装体の上紙と下紙とを分離する工程と、
    前記上紙と下紙とが分離された包装体の上紙を保持して前記感光性平板印刷版から分離する工程と、
    前記包装体の上紙が分離した前記感光性平板印刷版に前記カートリッジの本体を被せる工程と、
    前記カートリッジの本体が被せられた前記感光性平板印刷版の上面下面を反転させる工程と、
    前記反転した感光性平板印刷版から前記包装体の下紙を保持して分離する工程と、
    前記下紙が分離した前記感光性平板印刷版に前記カートリッジの上蓋を被せる工程と、
    からなることを特徴とする感光性平板印刷版の詰替方法。
  2. 包装体で包装された感光性平板印刷版を、暗室内で本体と上蓋とからなるカートリッジに詰め替える感光性平板印刷版の詰替装置において、
    前記カートリッジの本体が複数積み重ねられて集積される本体集積部と、
    前記カートリッジの上蓋が複数積み重ねられて集積される上蓋集積部と、
    前記包装体の周縁を切断し、該包装体の上紙と下紙とを分離する切断手段と、
    前記包装体の上紙を保持して前記感光性平板印刷版から上紙を分離する第1の分離手段と、
    前記本体集積部から前記カートリッジの本体を搬送して、前記上紙が分離した前記感光性平板印刷版に該カートリッジの本体を被せる本体搬送手段と、
    前記カートリッジの本体が被せられ、前記包装体の下紙がその下面に位置する前記感光性平板印刷版をカートリッジの本体ごと反転させて感光性平板印刷版の上面下面を反転させる反転手段と、
    前記反転した感光性平板印刷版の上面に位置した前記包装体の下紙を保持して分離する第2の分離手段と、
    前記上蓋集積部から前記カートリッジの上蓋を搬送して、前記下紙が分離した前記感光性平板印刷版に該上蓋を被せる上蓋搬送手段と、
    からなることを特徴とする感光性平板印刷版の詰替装置。
  3. 前記第1の分離手段が、前記本体搬送手段、前記第2の分離手段及び前記上蓋搬送手段を兼ねることを特徴とする請求項2記載の感光性平板印刷版の詰替装置。
  4. 包装体で包装された感光性平板印刷版を、暗室内で本体と上蓋とからなるカートリッジに詰め替える感光性平板印刷版の詰替方法において、
    前記包装体の周縁を切断し、該包装体の上紙と下紙とを分離する工程と、
    前記包装体の下紙を吸引した状態で包装体を前記カートリッジの本体に収納搬送し、収納時に前記感光性平板印刷版から前記包装体の下紙を分離させる工程と、
    前記カートリッジの本体に収納された前記感光性平板印刷版の上面に載置されている前記包装体の上紙を保持して前記感光性平板印刷版から上紙を分離する工程と、
    前記感光性平板印刷版が収納された前記カートリッジの本体に前記上蓋を被せる工程と、
    からなることを特徴とする感光性平板印刷版の詰替方法。
  5. 包装体で包装された感光性平板印刷版を、暗室内で本体と上蓋とからなるカートリッジに詰め替える感光性平板印刷版の詰替装置において、
    前記包装体の周縁を切断し、該包装体の上紙と下紙とを分離する切断手段と
    記カートリッジの本体が設置される本体設置部と、
    前記包装体の下紙を吸引した状態で、前記感光性平板印刷版を搬送するとともに、該感光性平板印刷版を前記包装体の下紙から分離させて前記本体設置部に設置された前記カートリッジの本体に収納搬送する搬送手段と、
    前記カートリッジの本体に収納された前記感光性平板印刷版の上面に載置されている前記包装体の上紙を保持して前記感光性平板印刷版から上紙を分離させる分離手段と、
    前記カートリッジの上蓋が複数積み重ねられて集積される上蓋集積部と、
    前記上蓋集積部から前記カートリッジの上蓋を搬送し、前記感光性平板印刷版が収納された前記カートリッジの本体に前記上蓋を被せる上蓋搬送手段と、
    からなることを特徴とする感光性平板印刷版の詰替装置。
  6. 前記分離手段が、前記上蓋搬送手段を兼ねることを特徴とする請求項5記載の感光性平板印刷版の詰替装置。
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