JP3858781B2 - 自走式建設機械 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、走行台車のトラックフレームにホッパ、クラッシャ、およびホッパに投入された被破砕物をクラッシャに切出すフィーダ等が搭載されてなる自走式建設機械の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
走行台車の上にホッパ、クラッシャ、ホッパに投入された被破砕物をクラッシャに切出すフィーダ等が搭載されてなる自走式建設機械としては、例えば、特開2002−113384号公報に開示されてなる自走式破砕機械(以下、自走式破砕機という)が公知である。以下、この従来例に係る自走式破砕機の概要を、その構成図の図5を参照しながら説明する。
【0003】
図に示す符号51は、自走式破砕機である。この自走式破砕機51はトラックフレーム52aと、このトラックフレーム52aの左右の外側に設けられた無限軌道を有する履帯式の走行装置52bとからなる走行台車52を備えている。前記トラックフレーム52aには、被破砕物が投入されるホッパ54と、被破砕物(被処理物)を破砕する処理装置であるクラッシャ(破砕機)56とが搭載されると共に、前記ホッパ54の下部に、このホッパ54に投入された被破砕物を前記クラッシャ56に切出すフィーダ55が搭載されている。また、トラックフレーム52aには、このトラックフレーム52aより前方に突出し、破砕処理されて前記クラッシャ56から図示しないシュートを介して排出される破砕物を受け取って搬出するコンベア(搬出装置)58が配設されている。
【0004】
さらに、トラックフレーム52aの前記コンベア58の基端部の上方に設けられたエンジン台53には、前記走行台車52、クラッシャ56、フィーダ55等を作動させるエンジン(動力源)57が搭載されている。なお、エンジン57の外方であって、かつコンベア58の上方において支持具60に傾斜支持されてなるものは、前記クラッシャ56で破砕された破砕物中に混入している鉄筋や鉄屑片等の磁性物質を吸着して除去する磁選機59である。
【0005】
この自走式破砕機51では、図5から良く理解されるように、走行台車52上の図における左側から順に、ホッパ54、フィーダ55、クラッシャ56、エンジン57がほぼシリーズ状に配設されており、そしてエンジン57の排気音を消音する、図示しないマフラーに取り付けられてなる排気管57aは上方に突出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例に係る自走式破砕機は、それなりに優れていて有用であると考えられる。しかしながら、この従来例に係る自走式破砕機には、工事現場に運搬するのが困難であるという解決すべき課題がある。即ち、上記従来例に係る自走式破砕機の場合には、上記のとおり、走行台車の上に、ホッパ、フィーダ、クラッシャ、およびエンジンがほぼシリーズ状に配設されており、この自走式破砕機の本体の機長が極めて長い。勿論、工事現場を移動する際には、コンベアを折り畳んだり、また取り外したりして搬送するが、大型の自走式破砕機では機長が極めて長いために、本体を分解して搬送し、現場において組立てなければならない。従って、分解組立コストを含む運搬コストが嵩むので、破砕処理能力が大きな自走式破砕機にあっても、できるかぎり分解するまでもなく運搬し得るコンパクトな構成であることが好ましい。
【0007】
従って、本発明の目的は、破砕処理能力が大きく大型であるにもかかわらず、本体の機長が短いコンパクトな自走式建設機械を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る自走式建設機械が採用した手段は、トラックフレームの左右の外側に走行装置が配設されてなる走行台車と、この走行台車の上に、被処理物が投入されるホッパと、被処理物を破砕、選別、または混錬の処理のうち少なくとも何れか一つの処理を行う処理装置と、エンジンを搭載している自走式建設機械において、前記ホッパと、前記処理装置がシリーズに配置され、前記ホッパの一側部の下部に前記エンジンが配置され、前記ホッパの一側部で前記エンジンの上方に、前記ホッパに投入する被処理物がこぼれた際に、この被処理物を自走式建設機械の本体の外方に導くように、前記ホッパの上端縁から前記本体の外方にわたって傾斜した滑落板を備えたエンジンガードを設け、前記滑落板の下方にエンジンのマフラーから排出されるエンジン排ガスを排気する排気管を配設し、前記排気管は、前記エンジンのマフラーに突設される排気基管と、この排気基管から排出されるエンジン排ガスを大気中に排気する排気先管とに分割されてなり、前記排気先管は前記エンジンガード側に固定されると共に、前記排気先管は、前記エンジンガードより外側に突出するように構成されたことを特徴とするものである。この請求項1に係る自走式建設機械によると、エンジンが、トラックフレームのホッパの一側部の下部に搭載されているので、自走式建設機械の本体の機長を短くすることができる。また、ホッパの一側部の傾斜した滑落板を備えたエンジンガードが設けられているので、自走式建設機械の本体の幅の拡大を抑制することができると共に、ホッパ側方からの落下物による自走式建設機械の本体の損傷、特にエンジンの損傷を防止することができる。また、排気管が排気基管と排気先管とに分割されていて、排気基管だけをマフラーで支えれば良いから、振動に起因するマフラーの損傷の恐れを少なくすることができる。さらに、排気先管は、前記エンジンガードより外側に突出するように構成されているから、自走式建設機械の本体がエンジン排ガスにより煤けるようなことがない。
【0009】
本発明の請求項2に係る自走式建設機械が採用した手段は、請求項1に記載の自走式建設機械において、前記排気先管の先端部が、前記エンジンガードより外側に突出すると共に、先端側が基端側より低くなるように傾斜配置されてなることを特徴とするものである。この請求項2に係る自走式建設機械によると、エンジン排ガスが自走式建設機械の本体の外側横斜め下向き方向に排気されるので、自走式建設機械の本体がエンジン排ガスにより煤けるようなことがない。また、温度差により排気管の内壁に結露が生じ、これに煤が溶けて黒い汚水となって流れ出す場合があるが、この汚水は排気先管の先端方向に流れるから、自走式建設機械が汚水で汚れるようなことがない。
【0010】
本発明の請求項3に係る自走式建設機械が採用した手段は、請求項2に記載の自走式建設機械において、前記排気先管の先端部に汚水溜めを設けたことを特徴とするものである。この請求項3に係る自走式建設機械によると、排気先管の先端部に設けた汚水溜めにより汚水を回収することができ、汚水が滴下するようなことがないから、汚水による環境汚染を防止することができる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態1に係る自走式建設機械を、この自走式建設機械が、ホッパに投入される被処理物がコンクリートガラや土石等であり、処理装置として破砕装置が搭載されてなる自走式破砕機である場合を例として、添付図面を参照しながら説明する。図1(a)は自走式破砕機の側面構成説明図、図1(b)は図1(a)の一部断面示A部拡大図、図2は図1(b)のB矢視図である。
【0015】
図1(a)に示す符号1は、本実施の形態1に係る自走式破砕機である。この自走式破砕機1はトラックフレーム2aと、このトラックフレーム2aの左右の外側に設けられた無限軌道を有する履帯式の走行装置2bとからなる走行台車2を備えている。前記トラックフレーム2aには、被破砕物が投入されるホッパ4と、被破砕物を破砕するジョークラッシャ、インパクトクラッシャ等のクラッシャ5とが搭載されると共に、前記ホッパ4の下部に、このホッパ4に投入された被破砕物を前記クラッシャ5に切出す、図示しないフィーダが搭載されている。また、トラックフレーム2aには、このトラックフレーム2aより前方に突出し、破砕処理されて前記クラッシャ5から図示しないシュートを介して排出される破砕物を受け取って搬出するコンベア7が配設されている。
【0016】
さらに、トラックフレーム2aの前記ホッパ4の一側部の下部に配設されたエンジン台3の上には、前記走行台車2、クラッシャ5、フィーダ等を作動させるエンジン6が搭載されている。このエンジン6には、エンジン排ガスを消音して排気する、後述する排気装置20が設けられている。そして、このエンジン6と図示しない周辺機器や、その他油圧、電気制御機器類を一体に覆うようにエンジンガード8が設けられている。さらに、このエンジンの上方のエンジンガード8の天板部の上方、即ち、前記ホッパ4のエンジン6側には、外側が下向きの傾斜面を備えた滑落板4aが設けられている。このように、前記ホッパ4の一側部の傾斜した滑落板4aは、図2に示すように、前記エンジン6のエンジンガード8の天板の一部として活用し得るように構成されている。なお、クラッシャ5の反ホッパ4側の外方であって、かつコンベア7の上方において支持具10により傾斜支持されてなるものは、前記クラッシャ5で破砕された破砕物中に混入している鉄筋や鉄屑片等の磁性物質を吸着して除去する磁選機9である。
【0017】
前記排気装置20は、エンジン6に取り付けられたマフラー21と、後述する排気管22とから構成されている。この排気管22は側面示Γの字状に曲げ形成された排気基管22aと、この排気基管22aの先端部が遊嵌され、この排気基管22aの外径よりも内径が大径で、先端部がエンジンガード8より外方に突出する排気先管22bとからなっている。前記排気基管22aの基端側はマフラー21に連結されており、また前記排気先管22bは、先端側が基端側より低くなるように傾斜した状態に、エンジンガード8の内部の梁部材に締結バンドにより固定されている。
【0018】
ところで、前記排気先管22bの内径寸法は、排気基管22aの振動が排気先管22bに伝達するのを防止するためであり、この排気先管22bの取付け部の振動レベルによって決定される。よって、内径寸法は、前記排気基管22aの外径寸法より若干大きくすれば良いが、エンジン老朽化による振動レベルの変化、トラブル発生時の共振現象を考慮してやや大きめな寸法として良い。また、図1(a)において、排気装置20よりもクラッシャ5側に破線で示されてなるものは、吸気装置30である。なお、この吸気装置30も排気管の場合と同様に、ホッパ4側のエンジンガード8の上方に排気管の排気方向とは反対側の、車体前方寄りに配設されている。滑落板4aにより覆われているので、粉塵の吸込量が低減し、落下物による損傷が防止される。
【0019】
以下、上記実施の形態1に係る自走式破砕機1の作用態様を説明すると、エンジン6が、トラックフレーム2aのホッパ4の一側部の下部に搭載されているので、自走式破砕機1の本体の機長の長さを従来例より、少なくともエンジン分を短くすることができる。また、ホッパ4の一側部の傾斜した滑落板4aをエンジン6のエンジンガード8の一部として活用する構成であるから、自走式破砕機1の本体の幅の拡大を抑制することができる。
従って、より大型の機種であっても、自走式破砕機1自体の本体を分解するまでもなく運搬することが可能になり、現場移動時の分解組立コストを含む運搬コストに関して、従来例の場合よりも有利になる。
【0020】
また、エンジンガード8の上部側に設けられた滑落板4aが、エンジンガード8を覆う屋根としての役目を果たす。そのため、ホッパ4に投入される被破砕物がこぼれたとしても、傾斜面によって自走式破砕機1の本体の外方へ導かれるのでエンジンガード8に直接当たることがなく、土砂の堆積を防止することができる。また、エンジン6をホッパ4の一側部の下部に搭載することに起因して生じる種々の問題点も解決される。
【0021】
エンジンガード8を貫通させて排気管を上方に突出させると、排気管を短く、かつ軽量にすることができ、特に問題が生じない。ところが、被破砕物をホッパ4に投入する際に、被破砕物が排気管に落下して排気管が損傷する恐れがある。そのため、排気管をエンジンガード8の側方から外方に突出させるためにΓの字状に曲げ形成する必要があり、結果的に排気管が長く、かつ大重量になるため、振動により破損する恐れが生じる。
【0022】
しかしながら、本実施の形態1に係る自走式破砕機1では、排気管22が排気基管22aと排気先管22bとに分割されていて、排気基管22aだけをマフラー21により支える構成である。また、排気基管22aの先端と排気先管22bの基端の遊嵌部に環状隙間が形成されていて、排気基管22aと排気先管22bとの振動が相互に伝わることがないように構成されている。従って、取り付け位置の相違による振動の相違に起因して、マフラー21、排気基管22a、排気先管22bが損傷する恐れが少なくなる。勿論、エンジン排ガスは排気先管22bの方向に流れ、遊嵌部位が負圧になるため、遊嵌部の隙間からエンジン排ガスが漏出することもない。
【0023】
また、自走式破砕機1の本体がエンジン排ガスにより煤けるし、温度差により排気管の内壁に生じる結露に煤が溶けた汚水により汚れるという問題がある。しかしながら、本実施の形態1では、排気先管22bの先端部は、エンジンガード8より横外方に突出すると共に、先端側が基端側より低くなるように傾斜配置されている。従って、エンジン排ガスが排気先管22bから自走式破砕機1の本体の横斜め下向き方向に排気されるので、自走式破砕機1の本体がエンジン排ガスにより煤けるようなことがない。また、汚水は排気先管22bの先端方向に流れると共に下方に滴下するから、自走式破砕機1の本体が汚水で汚れるようなことがない。
【0024】
本発明の実施の形態2に係る自走式破砕機を説明する。但し、本実施の形態2が上記実施の形態1と相違するところは、排気先管の先端部の構成の相違にあり、これ以外は全く同構成であるから、排気先管の先端部断面図の図3を参照しながら、相違する点について説明する。
【0025】
即ち、排気先管22bの先端部の下側に、この排気先管22bの内側から下方外方に貫通する貫通穴を設ける。そして、この貫通穴の下側に、この貫通穴から流入する汚水を溜める容器状の汚水溜め23を設け、この汚水溜め23の底部にコック24を設けた構成になるものである。つまり、コック24を閉めて汚水溜め23により汚水を回収すると共に、コック24を開いて回収された汚水を排出するようにしたものである。なお、作業現場における大気温度や湿度によって汚水の排出量がかなり相違するが、自走式破砕機1の日々点検時に汚水の排出作業を実施すれば十分である。
【0026】
本実施の形態2に係る自走式破砕機1によれば、排気先管22bの先端部の構成が相違するだけで、それ以外は全く同構成であるから上記実施の形態1と同等の効果を得ることができる。さらに、汚水溜め23により汚水を回収することができ、汚水が作業現場に滴下するようなことがないから、汚水による環境汚染を防止することができるという効果が得られる。
【0027】
本発明の実施の形態3に係る自走式破砕機を説明する。但し、本実施の形態3が上記実施の形態1と相違するところは、排気先管をエンジンガードの一部として構成したところにあり、これ以外は全く同構成であるから、エンジンガード後部側面図の図4(a)と、図4(a)のC矢視図の図4(b)とを参照しながら、相違する点について説明する。
【0028】
即ち、エンジンガード8の内側上部コーナー部の側壁と天壁とに、断面Lの字状に形成した仕切り板の端面を固着して仕切る。つまり、この仕切り板とエンジンガード8の内側上部コーナー部とにより、排気先管22bを形成したものである。勿論、この仕切り板の下面は、排気先管22a側よりも排気側が低くなるように配慮されている。ところで、この実施の形態3の場合には、仕切り板が断面Lの字状に形成されているが、汚水が流れ易くなるように、仕切り板を半円状に形成し、下側が樋状になるように構成するのが好ましい。
【0029】
本実施の形態3に係る自走式破砕機1によれば、仕切り板とエンジンガード8の内側上部コーナー部とにより排気先管22bが形成されるから、上記実施の形態1と同等の効果を得ることができる。さらに、上記実施の形態1または2のように排気先管22bを締結バンドにより固定する必要がないから、コスト的に有利になる。
【0030】
なお、上記実施の形態では、滑落板4aをエンジンガード8の一部として活用できるよう、エンジンガード8とほぼ同一幅となるよう構成したが、滑落板4aの外側端面が本体の最大幅となるように、エンジンガード8から若干突出させても良い。また、図2に示すような屈曲部を設けずに、円弧状断面のアーチ型屋根構造等としてエンジンガード8の外側面から突出しない構成にしても良い。また、この滑落板4aは、一体の屋根構造であるが、傾斜面と垂直面とにヒンジを介して屈曲自在に接合されてなる構成にしても良い。さらに、端部は、ホッパ側、エンジンガード側の何れかにヒンジを介して接合し、開閉可能な構成とすれば、排気装置や吸気装置を効率良くメインテナンスすることができる他、作業時にはエンジンガードから突出した状態にし、搬送時には折り畳んで車体幅方向に突出しないようすることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1に係る自走式建設機械によれば、エンジンが、トラックフレームのホッパの一側部の下部に搭載されているので、自走式建設機械の本体の機長を短くすることができる。従って、より大型の機種であっても、自走式建設機械自体の本体を分解するまでもなく運搬することが可能になり、現場移動時の分解組立コストを含む運搬コストに関して、従来例の場合よりも有利になる。また、ホッパの一側部の傾斜した滑落板を備えたエンジンガードが設けられているので、自走式建設機械の本体の幅の拡大を抑制することができると共に、ホッパ側方からの落下物による自走式建設機械の本体の損傷、特にエンジンの損傷を防止することができる。また、排気管が排気基管と排気先管とに分割されていて、排気基管だけをマフラーで支えれば良いから、振動に起因するマフラーの損傷の恐れを少なくすることができる。さらに、排気先管は、前記エンジンガードより外側に突出するように構成されているから、自走式建設機械の本体がエンジン排ガスにより煤けるようなことがない。
【0032】
本発明の請求項2に係る自走式建設機械によれば、エンジン排ガスが自走式建設機械の本体の横斜め下向き方向に排気されるので、自走式建設機械の本体がエンジン排ガスにより煤けるようなことがない。また、温度差により排気管の内壁に結露が生じ、これに煤が溶けて黒い汚水となって流れ出す場合があるが、この汚水は排気先管の先端方向に流れるから、自走式建設機械が汚水で汚れるようなことがない。
【0033】
本発明の請求項3に係る自走式建設機械によれば、排気先管の先端部に設けた汚水溜めにより汚水を回収することができ、汚水が滴下するようなことがないから、汚水による環境汚染を防止することができる。
【0034】
【0035】
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係り、図1(a)は自走式破砕機の側面構成説明図、図1(b)は図1(a)の一部断面示A部拡大図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係り、図1(b)のB矢視図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係り、排気先管の先端部断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態3に係り、図4(a)はエンジンガード後部側面図、図4(b)は図4(a)のC矢視図である。
【図5】 従来例に係る自走式破砕機の構成図である。
【符号の説明】
1…自走式破砕機、2…走行台車、2a…トラックフレーム、2b…走行装置、3…エンジン台、4…ホッパ、4a…滑落板、5…クラッシャ、6…エンジン、7…コンベア、8…エンジンガード、9…磁選機、10…支持具
20…排気装置、21…マフラー、22…排気管、22a…排気基管、22b…排気先管、23…汚水溜め、24…コック
30…吸気装置
Claims (3)
- トラックフレームの左右の外側に走行装置が配設されてなる走行台車と、この走行台車の上に、被処理物が投入されるホッパと、被処理物を破砕、選別、または混錬の処理のうち少なくとも何れか一つの処理を行う処理装置と、エンジンを搭載している自走式建設機械において、前記ホッパと、前記処理装置がシリーズに配置され、前記ホッパの一側部の下部に前記エンジンが配置され、前記ホッパの一側部で前記エンジンの上方に、前記ホッパに投入する被処理物がこぼれた際に、この被処理物を自走式建設機械の本体の外方に導くように、前記ホッパの上端縁から前記本体の外方にわたって傾斜した滑落板を備えたエンジンガードを設け、前記滑落板の下方にエンジンのマフラーから排出されるエンジン排ガスを排気する排気管を配設し、前記排気管は、前記エンジンのマフラーに突設される排気基管と、この排気基管から排出されるエンジン排ガスを大気中に排気する排気先管とに分割されてなり、前記排気先管は前記エンジンガード側に固定されると共に、前記排気先管は、前記エンジンガードより外側に突出するように構成されたことを特徴とする自走式建設機械。
- 前記排気先管の先端部が、前記エンジンガードより外側に突出すると共に、先端側が基端側より低くなるように傾斜配置されてなることを特徴とする請求項1に記載の自走式建設機械。
- 前記排気先管の先端部に汚水溜めを設けたことを特徴とする請求項2に記載の自走式建設機械。
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