JP3858360B2 - 電子カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体像を撮像して記録媒体に記録し、かつ記録情報を外部に転送する電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被写体像を撮像して画像情報を生成し、記録媒体に記録する電子カメラが知られている。
このような電子カメラでは、不要な記録情報を記録媒体上から適時に消去することにより、記録媒体を効率的に使用することが可能となる。そのため、従来の電子カメラでは、記録情報を消去するための機能が様々に備えられている。
【0003】
例えば、このような消去機能としては、手動の指示操作により記録媒体上の記録情報を全て消去するものが知られている(例えば、特開平6−90422号公報)。
また、記録媒体上の記録情報をモニタ用画面などで確認しながら、手動の指示操作により逐一消去するものも知られている。
【0004】
一方、従来の電子カメラでは、記録媒体上の記録情報を外部に転送する機能を有するものも多い。このような転送機能を用いて、記録情報を外部機器に転送することにより、記録情報をバックアップしたり、記録情報を適宜に加工することなどが可能となる。
また、このような転送機能を用いて、記録情報を外部のプリント装置などに直接転送することにより、プリント出力を得ることも可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
通常、電子カメラから外部へ転送された記録情報については、転送先で保存や出力などが行われるため、電子カメラ側ではいずれ消去されるケースが多い。
このような転送済みの記録情報を消去する場合、操作者は、転送した際の記憶やメモに頼りながら、転送済みの記録情報を一つ一つ選び出さなければならなかった。そのため、このような選別作業が煩雑かつ不正確であるという問題点があった。
【0006】
また、従来の電子カメラには、記録情報の誤消去を防止するため、個々の記録情報に保護属性(いわゆる「読み取り専用属性」や「書き込み禁止属性」などといわれもの)を付与するものも多い。
このような電子カメラでは、記録情報の消去に先だって、保護属性の解除を逐一行う必要があり、手間がかかるという問題点があった。
【0007】
そこで、請求項1に記載の発明では、上述した問題点を解決するために、記録情報が外部に転送されたか否かを属性記録する電子カメラを提供することを目的とする。
また、従来の記録情報との互換性を維持し、かつ転送済みの記録情報の消去に伴う手間を軽減することができる電子カメラを提供することを目的とする。
【0008】
さらに、転送の済んでいない記録情報について誤消去を防止する一方、転送済みの記録情報については消去に伴う手間を軽減できる電子カメラを提供することを目的とする。
請求項2に記載の発明では、個々の記録情報について転送されたものか否かを明確に記録する電子カメラを提供することを目的とする。
【0009】
また、転送済みの記録情報を手間なく消去することができる電子カメラを提供することを目的とする。
請求項3,4に記載の発明では、転送時の転送形態もしくは転送先などが明確に記録される電子カメラを提供することを目的とする。
請求項5に記載の発明では、転送形態の違いから、バックアップの無い記録情報を推定し、誤消去を未然に防止する電子カメラを提供することを目的とする。
【0010】
請求項6に記載の発明では、記録情報の消去時などに生じる「転送属性と保護属性との競合」を適宜に排除した電子カメラを提供することを目的とする。
請求項7に記載の発明では、請求項1の目的と併せて、属性をより正確かつ慎重に変更する電子カメラを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以下、図1〜図6に示す原理ブロック図に対応付けて、上記課題の解決手段を説明する。
【0012】
図1〜図6は、原理ブロック図である。
請求項1に記載の発明は、被写体像を撮像して画像情報を生成する撮像手段1と、撮像手段1もしくはマイク部もしくは外部入力端子を介して、画像情報もしくは音声情報を含む記録情報を取得する情報取得手段2と、情報取得手段2から記録情報を取り込み、該記録情報を記録媒体Zに消去を禁止する保護属性とともに記録する記録手段3と、記録媒体Zもしくは情報取得手段2から記録情報を取り込み、該記録情報を外部に転送する転送手段4とを備えてなる電子カメラにおいて、転送手段4によって記録情報転送し、転送先からの受信完了信号を受信した後に該記録情報に関連付けられた消去を禁止する保護属性を消去可能な保護属性に更する属性制御手段5を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、記録手段は、記録情報が転送を完了したものか否かを示す転送属性を記録し、属性制御手段は、転送先からの受信完了信号を受信した後に転送属性を転送済みを示す状態に変更することを特徴とする。
【0015】
求項に記載の発明は、請求項に記載の電子カメラにおいて、属性制御手段5は、転送手段4の転送形態もしくは転送先に応じて、転送属性に記録するコードを変更し、該転送形態もしくは該転送先を識別可能とすることを特徴とする。
【0016】
請求項に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の電子カメラにおいて、属性制御手段5は、転送手段4の転送形態として、通信回線を介して転送したか否かを少なくとも識別可能としたコードを転送属性に記録することを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子カメラにおいて、記録媒体Z上の記録情報を消去する消去手段8aと、通信回線を介して転送したことを示す転送属性を有する記録情報については、消去手段8aによる消去動作を禁止もしくは警告する誤消去防止手段8bとを備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の電子カメラにおいて、記録情報に既設される保護属性が「消去を禁止する状態」のときは、転送属性の状態にかかわらず、該記録情報の消去動作を禁止もしくは警告する保護属性優先手段9を備えたことを特徴とする。
【0019】
求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の電子カメラにおいて、転送手段4による転送動作の経過時間を計時するタイマー手段10を備え、属性制御手段5は、タイマー手段10により計時された経過時間が、予め定められた制限時間を越えた場合は、保護属性または転送属性の変更を行わないことを特徴とする。
【0020】
(作用)
請求項1にかかわる電子カメラでは、情報取得手段2が、撮像手段1の画像情報などを記録情報として取得する。記録手段3は、この記録情報を記録媒体Zに記録する。
一方、転送手段4は、情報取得手段2もしくは記録媒体Zから記録情報を取り込み、外部へ転送する。
【0021】
属性制御手段5は、転送手段4による記録情報の転送動作に応じて、この記録情報の属性を変更もしくは追加する。
したがって、後からこの属性を参照することにより、該当の記録情報が転送済みか否かを推定することが可能となる。
さらに、請求項1にかかわる電子カメラでは、属性制御手段5が、記録情報の転送動作に応じて、この記録情報の保護属性を「消去可能な状態」に設定変更する。
【0022】
このように、記録情報に既設される保護属性を活用しているので、記録情報に新たな属性を追加する必要がない。したがって、記録情報の仕様は変更されず、従来の記録情報との互換性を損ねることがない。
また、転送済みの記録情報は「消去可能な状態」に設定されるので、保護属性の解除を行うことなく、即座に消去することが可能となる。
【0023】
さらに、請求項1にかかわる電子カメラでは、属性初期設定手段6が、記録情報の保護属性を「消去を禁止する状態」に初期設定する。
したがって、転送の済んでいない記録情報については、保護属性が「消去を禁止する状態」に初期設定されることになり、貴重な記録情報の誤消去が確実に防止される。
【0024】
一方、転送済みの記録情報については、属性制御手段5により保護属性が「消去可能な状態」に設定変更されることにより、即座に消去することが可能となる。
一方、請求項2にかかわる電子カメラでは、上記の属性として、記録情報が転送を完了したものか否かを示すための転送属性を設ける。
属性制御手段5は、記録情報の転送動作に応じて、その記録情報の転送属性を「転送済みを示す状態」に設定する。
【0025】
したがって、後からこの転送属性を参照することにより、関連付けられた記録情報が転送済みか否かを判定することが可能となる。
【0026】
請求項3にかかわる電子カメラでは、転送手段4の転送形態もしくは転送先に応じて、転送属性に記録するコードを変更する。
したがって、後からこの転送属性のコードを判別することにより、記録情報の転送形態もしくは転送先を識別することが可能となる。
通常、電子カメラから複数の転送形態で記録情報を転送した場合、記録情報を第三者に譲渡したケースと、バックアップをとったケースとの2通りがおおよそ考えられる。前者のケースでは、記録情報がバックアップされていないことが多い。
【0027】
そのため、複数の転送形態や転送先が選択可能な電子カメラの場合、単に転送済みであるというだけでは、消去動作の適否を判断することが困難であった。
しかしながら、請求項3の発明では、転送時の転送形態もしくは転送先を転送属性から識別できるので、消去対象の選別作業などを的確に行うことが可能となる。
【0028】
請求項4にかかわる電子カメラでは、属性制御手段5は、通信回線を介して転送したか否かに応じて、転送属性に記録するコードを変更する。
したがって、後からこの転送属性の記録内容を判別することにより、記録情報が通信回線を介して転送されたものか否かを識別することができる。
通常、電子カメラから通信回線を介して記録情報を転送した場合、記録情報を第三者に譲渡したケースが多い。このようなケースでは、記録情報がバックアップされない。そのため、単に転送済みであるというだけでは、消去動作の適否を判断することが困難であった。
【0029】
しかしながら、請求項4の発明では、通信回線を介して転送した記録情報を転送属性から識別できるので、消去対象の選別作業などを的確かつ容易に行うことが可能となる。
【0030】
請求項5にかかわる電子カメラでは、誤消去防止手段8bが、記録情報の転送属性を判別し、通信回線を介して転送されたものか否かを識別する。その結果、通信回線を介して転送された記録情報について、誤消去防止手段8bは、消去動作を禁止もしくは警告する。
通常、通信回線を介して転送された記録情報は、第三者に譲渡したケースであることが多く、パックアップされていない可能性が高い。
【0031】
したがって、通信回線を介して転送された記録情報について、消去を禁止もしくは警告することにより、バックアップのない記録情報の誤消去を高い確率で未然に防止することができる。
請求項6にかかわる電子カメラでは、保護属性が「消去を禁止する状態」に設定されている場合、転送属性の状態に一切かかわらず、消去動作を禁止もしくは警告する。
【0032】
したがって、たとえ転送済みの記録情報であっても、保護属性を「消去禁止の状態」に設定することにより、誤消去を防止することが可能となる。
請求項7にかかわる電子カメラでは、転送動作の経過時間が制限時間を越えた場合、属性制御手段5は属性の変更を行わない。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明における実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図7は、第1の実施形態を示す図である。
【0034】
図8は、第1の実施形態の外観(背面側)を示す斜視図である。
図7および図8において、電子カメラ11の筐体正面には、撮影光学系12が取り付けられ、撮影光学系12の光軸上にはCCD撮像素子13が配置される。
この撮影光学系12はズーム機能を有する光学系であり、モータドライブ回路12aに駆動されるズームモータ12bにより焦点距離が可変される。
【0035】
一方、CCD撮像素子13の画像出力は、γ変換やA/D変換などを行う撮像回路14を介した後、マイクロコンピュータ15に取り込まれる。
マイクロコンピュータ15のデータバスには、汎用のインターフェース部16が接続される。このインターフェース部16は、通信ケーブルを介して外部のコンピュータ17などへ記録情報の転送を行う。
【0036】
また、電子カメラ11の筐体背面には液晶モニタ19が配置され、液晶モニタ19は、液晶ドライブ回路18を介してマイクロコンピュータ15に制御される。
電子カメラ11の筐体側面には、メモリーカード21を装着するコネクタ部20が設けられ、このコネクタ部20はマイクロコンピュータ15に接続される。
その他、マイクロコンピュータ15のデータバスには、画像情報を一時記憶する画像記憶メモリ22,DCT変換や可変長符号化に基づく圧縮伸長を行う圧縮/伸長回路23,種々の制御情報などを記憶するメモリー24,マイクロコンピュータ15側からの制御により時間計測を行うタイマー25が接続される。
【0037】
また、電子カメラ11の筐体上面には、メインスイッチ30,レリーズ31,ズームインスイッチ33およびズームアウトスイッチ34が配置される。
さらに、電子カメラ11の筐体背面には、モードスイッチ32,前方選択スイッチ35,後方選択スイッチ36,確定スイッチ37,取り消しスイッチ38およびファインダ39が配置される。
【0038】
これらのスイッチ群30〜38は、マイクロコンピュータ15にそれぞれ接続される。
【0040】
図9〜図14は、第1の実施形態の動作を説明する流れ図である。
以下、これらの図に沿って、本実施形態の動作を順に説明する。
(メインフロー)
図9は、第1の実施形態におけるメインフローを示す図である。
まず、メインスイッチ30がオンされると(ステップS1)、マイクロコンピュータ15は、動作モードを撮影モードに初期設定する(ステップS2)。
【0041】
ここで、モードスイッチ32がオンされると(ステップS3)、マイクロコンピュータ15は、後述するモード変更処理を実行する(ステップS4)。
このような動作モードの設定後に、マイクロコンピュータ15は、現在設定されている動作モードを検出し(ステップS5)、その動作モードに対応する動作ルーチン(後述)を実行する(ステップS6〜8)。
【0042】
このような動作ルーチンを個別に実行した後、メインスイッチ30がまだオン状態であれば、マイクロコンピュータ15は、ステップS3に戻って上述した動作を繰り返す。
一方、メインスイッチ30が既にオフ状態であれば、マイクロコンピュータ15は、動作を終了する。
【0043】
(モード変更処理)
図10は、モード変更処理を示す流れ図である。
モード変更処理において、マイクロコンピュータ15は、まず、現モードの検出を行う(ステップS11)。
この検出結果に応じて、マイクロコンピュータ15は、現モードが撮影モードならば再生モードに設定変更する(ステップS12)。また、現モードが再生モードならば転送モードに設定変更する(ステップS13)。さらに、現モードが転送モードならば撮影モードに設定変更する(ステップS14)。
【0044】
その結果、マイクロコンピュータ15は、モードスイッチ32の押圧操作ごとに下記の順で動作モードを変更する。
Figure 0003858360
以下、各動作モードにおける動作ルーチンを順に説明する。
【0045】
(撮影モード)
図11は、撮影モードの動作を示す流れ図である。
撮影モードにおいて、マイクロコンピュータ15は、まず、CCD撮像素子13による撮像動作を起動する(ステップS21)。
CCD撮像素子13から周期的に読み出される画像情報は、撮像回路14を介して画像処理が施された後(ステップS22)、マイクロコンピュータ15に順次取り込まれる。
【0046】
マイクロコンピュータ15は、この画像情報を液晶ドライブ回路18に順次に出力する。液晶ドライブ回路18は、この画像情報を液晶モニタ19に順次表示する(ステップS23)。
次に、マイクロコンピュータ15は、後述するコマ番号の選択処理を実行する(ステップS24)。
【0047】
コマ番号の選択処理の終了後、マイクロコンピュータ15は、レリーズ31の押圧操作を待機する(ステップS25のNO側)。
ここで、レリーズ31が押されると(ステップS25のYES側)、マイクロコンピュータ15は、レリーズ時点に撮像された画像情報を、圧縮/伸長回路23を介して画像圧縮する(ステップS26)。
【0048】
また、マイクロコンピュータ15は、レリーズ時点に撮像された画像情報を液晶モニタ19に一定時間だけスチル表示する(ステップS27)。
次に、マイクロコンピュータ15は、圧縮/伸長回路23から圧縮後の画像情報を記録情報として取り込む。マイクロコンピュータ15は、選択コマ番号が示すファイル領域をメモリーカード21上で探索し、該当するファイル領域に記録情報を上書き記録する(ステップS28)。
【0049】
このとき、マイクロコンピュータ15は、新規に作成された記録情報の保護属性(いわゆる、「読み取り専用属性」,「書き込み禁止属性」などといわれるもの)を、「消去を禁止する状態」に初期設定する(ステップS29)。
以上の動作により、撮影モードの動作を終了する。
(コマ番号の選択処理)
図12は、コマ番号の選択処理を示す流れ図である。
【0050】
コマ番号の選択処理において、マイクロコンピュータ15は、まず、コマ番号の現在値を液晶モニタ19上にオーバーラップ表示する(ステップS31)。
マイクロコンピュータ15は、前方選択スイッチ35の押圧動作に応じて、コマ番号を1つずつ減らす(ステップS32,S33)。また、後方選択スイッチ36の押圧動作に応じて、コマ番号を1つずつ増やす(ステップS34,S35)。
【0051】
マイクロコンピュータ15は、確定スイッチ37が押されるまでステップS31に戻り、以上の動作を繰り返す(ステップS36)。
ここで、確定スイッチ37が押されると、マイクロコンピュータ15は、選択コマ番号が示す記録情報の保護属性をメモリーカード21から取得する(ステップS37)。
【0052】
取得した保護属性が「消去可能な状態」に設定されていた場合(ステップS38のNO側)、マイクロコンピュータ15は、コマ番号が適正に選択された判断し、コマ番号の選択処理を終了する。
一方、保護属性が「消去を禁止する状態」に設定されていた場合(ステップS38のYES側)、マイクロコンピュータ15は、警告表示を行って保護属性の解除を操作者に問い合わせる(ステップS39)。
【0053】
この問い合わせに応じて操作者側が取り消しスイッチ38を押すと(ステップS40)、マイクロコンピュータ15は、ステップS31に戻ってコマ番号の選択処理を再度実行する。
一方、操作者側が確定スイッチ37を押すと、マイクロコンピュータ15は、保護属性を「消去可能な状態」に変更し(ステップS41)、コマ番号の選択処理を終了する。
【0054】
(再生モード)
図13は、再生モードの動作を示す流れ図である。
再生モードにおいて、マイクロコンピュータ15は、まず、メモリーカード21上の個々の記録情報を取り込み、縮小表示に使用するサムネイル画像を作成する。
【0055】
すなわち、画像情報からなる記録情報については画素数を縦横同比率で間引くことにより、サムネイル画像が生成される。また、音声情報のみからなる記録情報については、トーン記号等の絵表示と再生時間などの文字表示とを合成することにより、サムネイル画像が生成される。
マイクロコンピュータ15は、これらのサムネイル画像を液晶モニタ19上に配列表示する(ステップS51)。
【0056】
この状態で、マイクロコンピュータ15は、サムネイル画像をハイライト枠で囲む表示(以下、このような表示を「フォーカス表示」という)の位置を、選択スイッチ35,36の押圧操作に応じて移動させる(ステップS52)。
ここで、確定スイッチ37が押されると(ステップS53)、マイクロコンピュータ15は、フォーカス表示中の記録情報をメモリーカード21から読み出し、液晶モニタ19へ全面表示する(ステップS54)。
【0057】
このような全面表示は、取り消しスイッチ38が押されるまで継続される(ステップS55のNO側)。
一方、全面表示中に取り消しスイッチ38が押されると(ステップS55のYES側)、マイクロコンピュータ15は、液晶モニタ19の表示をサムネイル表示に戻して(ステップS56)、再生処理を終了する。
【0058】
(転送モード)
図14は、転送モードの動作を示す流れ図である。
図15は、電子カメラ11の接続例を示す図である。
まず転送処理に先だって、操作者は、電子カメラ11側のインターフェース部16と、外部のコンピュータ17などとを通信ケーブル41を介して接続する。
【0059】
一方、マイクロコンピュータ15は、液晶モニタ19上に記録情報のサムネイル表示を行う(ステップS61)。
この状態で、マイクロコンピュータ15は、前方選択スイッチ35および後方選択スイッチ36の押圧操作に応じて、サムネイル画像のフォーカス表示を移動させる(ステップS62)。
【0060】
ここで、確定スイッチ37が押されると(ステップS63)、マイクロコンピュータ15は、フォーカス表示中の記録情報の再確認を操作者側に促す。
このとき、取り消しスイッチ38が押圧されると、マイクロコンピュータ15は、記録情報の選択に不具合があるものと判断して、ステップS62に動作を戻す。一方、確定スイッチ37が押圧されると、マイクロコンピュータ15は、フォーカス表示中の記録情報の転送動作を開始する(ステップS64)。
【0061】
すなわち、マイクロコンピュータ15は、フォーカス表示中の記録情報をメモリーカード21から読み出し、インターフェース部16に出力する。インターフェース部16は、所定の転送プロトコルに従って記録情報を転送する(ステップS65)。
ここで、マイクロコンピュータ15は、転送動作の経過時間を計測するためにタイマー25を始動する(ステップS66)。
【0062】
一方、インターフェース部16は、転送動作の終了に際して、転送プロトコルに定められた受信完了信号を転送先から受信する。
この受信完了信号を受信する前に、転送動作の経過時間が所定の制限時間を越えた場合(ステップS67)、マイクロコンピュータ15は、転送エラーと判断して液晶モニタ19にその旨を表示する(ステップS68)。この場合、マイクロコンピュータ15は、記録情報の保護属性を変更せずに、ステップS71に動作を移行する。
【0063】
一方、制限時間以内に受信完了信号を受信した場合(ステップS69)、マイクロコンピュータ15は、転送動作が正常終了したと判断し、記録情報の保護属性を「消去可能な状態」に変更する(ステップS70)。
【0064】
次に、マイクロコンピュータ15は、液晶モニタ19などを介して、引き続き転送を行うか否かを問い合わせる(ステップS71)。ここで、確定スイッチ37が押された場合、マイクロコンピュータ15は、ステップS62に動作を戻して、転送処理を継続する。一方、取り消しスイッチ38が押された場合、マイクロコンピュータ15は、転送動作を終了する。
【0065】
以上説明した動作により、第1の実施形態では、記録情報の転送完了に応じて、記録情報の保護属性が自動的に解除される。したがって、転送済みの記録情報については、保護属性を解除する手間なく、消去や上書き記録を行うことが可能となる。
また、第1の実施形態では、転送完了信号の受信を確認した後に、属性の変更を行う。そのため、転送動作が異常終了した場合には、属性の変更は行われない。したがって、属性を正確かつ慎重に変更することができる。
【0066】
さらに、第1の実施形態では、転送動作が予め定められた制限時間を越えた場合には、属性の変更を行わない。そのため、転送中のトラブルなどにより転送が完了しなかった場合には、属性の変更は行われない。したがって、属性を正確かつ慎重に変更することができる。
次に、別の実施形態について説明する。
【0067】
(第2の実施形態)
図16は、第2の実施形態の構成を示す図である。
第2の実施形態における構成上の特徴点は、マイクロコンピュータ15のデータバスに通信モデム26が接続されている点である。
【0068】
なお、図7に示した構成要素と同じ構成要素については、同一の参照番号を付与して図16に示し、ここでの説明を省略する。
【0071】
以上説明した構成の電子カメラ11では、電源投入の直後、動作モードが撮影モードに初期設定される。
この撮影モードでは、CCD撮像素子13において光電変換された画像情報が、レリーズ31の押圧操作に同期して、マイクロコンピュータ15に取り込まれる。
マイクロコンピュータ15は、この画像情報を圧縮/伸長回路23を介して圧縮処理した後、記録情報としてメモリーカード21内の空き領域に記録する。
【0072】
一方、マイクロコンピュータ15は、モードスイッチ32の押圧操作を常に監視して、押圧操作ごとに下記の順番で動作モードを順次に変更する。
Figure 0003858360
以下、上述した撮影モード以外の動作について個別に説明する。
【0073】
(転送モード)
図17は、転送モードの動作を示す流れ図である。
電子カメラ11が転送モードに設定されると、マイクロコンピュータ15は、液晶モニタ19に転送形態の選択画面(図18)を表示する。この選択画面には、「インターフェース転送」と「電話回線経由」とからなる2つの転送形態が選択肢として表示される(ステップS81)。
【0074】
この状態で、マイクロコンピュータ15は、選択スイッチ35,36の操作入力に従って選択肢のフォーカス表示を交互に移動し、確定スイッチ37の押圧時点における転送形態の選択結果を取得する(ステップS82)。
次に、マイクロコンピュータ15は、メモリーカード21に格納されている記録情報を順次取り込み、縮小表示に用いるサムネイル画像を生成する。
【0075】
すなわち、画像情報からなる記録情報については画素数を縦横同比率で間引くことにより、サムネイル画像が生成される。また、音声情報のみからなる記録情報については、トーン記号等の絵表示と再生時間などの文字表示とを合成することにより、サムネイル画像が生成される。
マイクロコンピュータ15は、これらのサムネイル画像を液晶モニタ19上に配列表示する(ステップS83)。
【0076】
この状態で、操作者は、選択スイッチ35,36および確定スイッチ37を操作して、転送対象とする記録情報を液晶モニタ19上から順次選択する。マイクロコンピュータ15は、このように選ばれた記録情報をメモリー24上に設けられる転送対象のリストに逐次追加する(ステップS84)。
マイクロコンピュータ15は、上記の選択処理を、確定スイッチ37がダブルクリックされるまで繰り返す(ステップS85のNO側)。
【0077】
ここで、確定スイッチ37がダブルクリックされると(ステップS85のYES側)、マイクロコンピュータ15は、ステップS2で選択された転送形態に従って転送処理を開始する(ステップS86)。
すなわち、電話回線を経由してデータ転送を行う場合、マイクロコンピュータ15は、通信モデム26に指令を送って電話回線を接続状態(オフフック)に変更する。この状態で、マイクロコンピュータ15は、通信モデム26を介して、予め設定されたダイアル番号の発信を行う(ステップS87)。
【0078】
このような電話回線の呼設定が完了すると、マイクロコンピュータ15は、転送対象リストに挙げられた記録情報の1つをメモリーカード21から読み出し、通信モデム26を介して被呼端末へ転送する(ステップS88)。このような被呼端末としては、例えば、相手先のコンピュータや、パソコン通信などのメールサーバーなどが想定される。
【0079】
マイクロコンピュータ15は、通信モデム26を介してデータ転送が正常終了するか否かを監視する(ステップS89)。万一、異常終了を検知した場合(ステップS89のNO側)、マイクロコンピュータ15は、液晶モニタ19に異常警告を表示して(ステップS90)、転送モードの動作を終了する。
一方、データ転送が正常終了した場合(ステップS89のYES側)、マイクロコンピュータ15は、転送した記録情報の転送属性を格納する領域に、識別コードAを記録する(ステップS91)。この識別コードAは、電話回線を経由した転送形態であることを示す識別コードである。
【0080】
なお、この転送属性を格納する領域は、例えば、記録情報の属性領域に新規に設けてもよいし、記録媒体(ここではメモリーカード21)の管理領域などに設けてもよいし、電子カメラ11内のメモリー24に設けてもよい。
マイクロコンピュータ15は、全ての転送対象について転送処理が完了していない場合(ステップS92のNO側)、ステップS8に戻って上記の転送動作を繰り返す。
【0081】
また、全ての転送対象について転送処理が完了すると(ステップS92のYES側)、マイクロコンピュータ15は、転送モードの動作を終了する。
ところで、ステップS82において、図18に示す「インターフェース転送」が選択されていた場合、マイクロコンピュータ15は、インターフェース部16による転送処理を実行するため、ステップS86からステップS93へ動作を移行する。
【0082】
すなわち、マイクロコンピュータ15は、転送対象のリストに挙げられた記録情報の1つをメモリーカード21から読み出し、インターフェース部16と接続されている受信端末へデータ転送を行う(ステップS93)。このような受信端末としては、例えば、手元のコンピュータや、バックアップ装置や、プリント装置などが想定される。このような転送形態は、通信回線(電話回線など)の介在しない転送形態となる。なお、このインターフェース部16は、ケーブルを用いて外部機器と接続するものに限定されず、赤外線や電波などを介して外部機器と接続するものでもよい。
【0083】
マイクロコンピュータ15は、インターフェース部16を介してデータ転送が正常終了するか否かを監視する。万一、異常終了を検知した場合(ステップS94のNO側)、マイクロコンピュータ15は、液晶モニタ19に異常警告を表示して(ステップS95)、転送モードの動作を終了する。
【0084】
一方、データ転送が正常終了した場合(ステップS94のYES側)、マイクロコンピュータ15は、転送した記録情報の転送属性を格納する領域に、識別コードBを記録する(ステップS96)。この識別コードBは、インターフェース部16を使用した転送形態であることを示す識別コードである。
マイクロコンピュータ15は、全ての転送対象について転送処理が完了していない場合(ステップS97のNO側)、ステップS13に戻って上記の転送動作を繰り返す。
【0085】
また、全ての転送対象について転送処理が完了すると(ステップS97のYES側)、マイクロコンピュータ15は、転送モードの動作を終了する。
上述した一連の動作により、記録情報の転送処理が完了する。
次に、消去モード時の動作について説明する。
(消去モード時の動作)
図19は、消去モード時の動作を示す流れ図である。
【0086】
電子カメラ11が消去モードに設定されると、マイクロコンピュータ15は、液晶モニタ19に消去方法の選択画面(図20)を表示する。この選択画面には、「マニュアル消去」と「転送済みを一括消去」とからなる2つの消去方法が選択肢として表示される(ステップS101)。
この状態で、マイクロコンピュータ15は、選択スイッチ35,36の操作入力に従って選択肢のフォーカス表示を交互に移動し、確定スイッチ37の押圧時点における消去方法の選択結果を取得する(ステップS102)。
【0087】
マイクロコンピュータ15は、消去方法の選択結果に従って、記録情報の中から消去対象を選び出す(ステップS103)。
すなわち、「マニュアル消去」が選択された場合、マイクロコンピュータ15は、液晶モニタ19に記録情報のサムネイル画像を配列表示する。この状態で、マイクロコンピュータ15は、選択スイッチ35,36および確定スイッチ37を介して、操作者による消去対象の手動選択を受け付ける(ステップS104)。
【0088】
また、「転送済みを一括消去」が選択された場合、マイクロコンピュータ15は、転送属性が識別コードA,Bに設定された記録情報を、メモリーカード21上で探索し消去対象に選び出す(ステップS105)。
次に、マイクロコンピュータ15は、消去対象のリストに挙げられた記録情報の1つを選択し、その記録情報の保護属性および転送属性を取得する(ステップS106)。
【0089】
ここで、マイクロコンピュータ15は、これらの保護属性および転送属性を判別する(ステップS107,ステップS108)。
このような判別の結果、転送属性が識別コードA以外に設定され、かつ保護属性が消去可能に設定されている場合、マイクロコンピュータ15は、該当する記録情報をメモリーカード21上から即座に消去する(ステップS109)。
【0090】
また、転送属性が識別コードAに設定されている場合、マイクロコンピュータ15は、記録情報がバックアップされていない可能性が高いと判断して、液晶モニタ19に警告表示を行い、消去の最終確認を行う(ステップS110)。
一方、保護属性が消去禁止に設定されている場合、転送属性の状態に一切かかわらず、マイクロコンピュータ15はステップS110に動作を移行し、消去の最終確認を行う。
【0091】
このような最終確認に際して、操作者が確定スイッチ37を押圧した場合、マイクロコンピュータ15は、ステップS109に動作を移行し、該当する記録情報をメモリーカード21上から消去する。
また、最終確認に際して、操作者が取り消しスイッチ38を押圧した場合、マイクロコンピュータ15は、ステップS109の消去動作を実行しない。
【0092】
マイクロコンピュータ15は、上述した一連の処理を、消去対象のリストに挙げられた全ての記録情報について逐一実行する(ステップS111)。
以上説明した動作により、第2の実施形態では、転送属性に転送済みか否かを記録する。したがって、後からこの転送属性を参照することにより、該当する記録情報が転送済みか否かを明確に判別することができる。
【0093】
また、第2の実施形態では、転送属性が「転送済みを示す状態」に設定された記録情報を一括して消去対象に選択し、記録媒体Z上から消去する。
そのため、転送完了に伴って不要となった記録情報を、記録媒体上から迅速に消去することができる。
さらに、第2の実施形態では、電話回線を介して転送した記録情報については、転送属性に識別コードAを記録する。また、電話回線を介さずに転送した記録情報については、転送属性に識別コードBを記録する。したがって、後から転送属性の識別コードを判別することにより、記録情報が電話回線を介して転送されたものか否かを識別することができる。
【0094】
また、第2の実施形態では、転送属性が識別コードAに設定された記録情報を消去する際に、液晶モニタ19に警告表示を表示する。したがって、電話回線を介して第三者に転送しただけで、バックアップのない可能性が高い記録情報について、誤消去を未然に防止することができる。
さらに、第2の実施形態では、転送属性の状態にかかわらず、保護属性による消去禁止の設定を優先する。
【0095】
したがって、たとえ転送済みの記録情報であっても、保護属性を「消去禁止の状態」に設定しておくことにより、誤って消去されるおそれがなくなる。
なお、第2の実施形態では、転送時の転送形態に応じて、識別コードAと識別コードBを転送属性に記録しているが、転送時の転送先ごとに識別コードを変更してもよい。例えば、電話回線を介してデータ転送を行う際に、被呼端末のダイアル番号ごとに識別コードを変更してもよい。また、USB(ユニバーサルシリアルバス)などのインターフェース部16を介してデータ転送を行う場合には、相手先を示すID番号ごとに、識別コードを変更してもよい。このような動作により、電子カメラ11側では、個々の記録情報の転送先を的確に知り、消去すべきか否かなどの有益な判断材料とすることができる。
【0096】
さらに、第2の実施形態では、通信回線の一種として電話回線を挙げて説明しているが、これに限定されるものではない。一般的な通信回線としては、インターネットなどの通信網や無線通信網なども含まれる。
また、第2の実施形態では、転送属性に識別コードAが設定された記録情報の消去に先だって警告表示を行っているが、これに限定されるものではない。例えば、このような記録情報の消去自体を禁止するようにしてもよい。このような動作により、バックアップのない記録情報の誤消去を、より確実に防止することが可能となる。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明では、記録情報の転送動作に応じて、記録情報の属性を変更もしくは追加する。したがって、後からこの属性を参照することにより、関連付けられた記録情報が転送済みか否かを推定することが可能となる。
【0098】
さらに、請求項1に記載の発明では、上記の属性として、既設の保護属性を活用する。したがって、記録情報に新規の属性領域などを新たに設けることがなく、従来の記録情報との互換性を損ねることがない。
また、転送済みの記録情報については保護属性が「消去可能な状態」に設定されるので、保護属性を解除することなく、即座に消去することが可能となる。
【0099】
また、請求項1に記載の発明では、記録情報の保護属性を「消去を禁止する状態」に初期設定する。
そのため、転送前の記録情報については、保護属性が一律に「消去を禁止する状態」に設定される。その結果、転送前の貴重な記録情報を誤って消去するなどのトラブルが未然に防止される。
【0100】
一方、転送済みの記録情報については、属性制御手段5により保護属性が「消去可能な状態」に設定変更されるので、手間なく消去することが可能となる。
さらに、請求項1に記載の発明では、転送完了信号を確認した後に、属性の変更を行う。そのため、転送動作が異常終了した場合には、属性の変更は行われない。したがって、属性を正確かつ慎重に変更することができる。
請求項2に記載の発明では、上記の属性として、記録情報が転送を完了したものか否かを示す転送属性を設ける。
したがって、後からこの転送属性を参照することにより、関連付けられた記録情報が転送済みのものか否かを識別することが可能となる。
【0101】
請求項3に記載の発明では、記録情報の転送形態もしくは転送先に応じて、転送属性に記録するコードを変更する。
【0102】
したがって、後からこの転送属性のコードを判別することにより、記録情報の転送形態もしくは転送先を識別することができる。
請求項4に記載の発明では、通信回線を介して転送したか否かに応じて、転送属性に記録するコードを変更する。したがって、後からこの転送属性の記録内容を判別することにより、記録情報が通信回線を介して転送されたものか否かを識別することができる。
【0103】
請求項5に記載の発明では、通信回線を介して転送された記録情報について、消去動作を禁止もしくは警告する。
したがって、通信回線を介して第三者に転送しただけで、バックアップのない可能性が高い記録情報の誤消去を、未然に防止することができる。
請求項6に記載の発明では、保護属性が「消去を禁止する状態」に設定されている場合、転送属性の状態に一切かかわらず、消去動作を禁止もしくは警告する。
【0104】
このように保護属性を優先的に判断することにより、消去時などにおける保護属性と転送属性との競合や矛盾を合理的に排除することができる。
【0105】
請求項7に記載の発明では、転送動作が、予め定められた制限時間を越えた場合には、属性の変更を行わない。そのため、転送中のトラブルなどにより転送が完了しなかった場合には、属性の変更は行われない。したがって、属性を正確かつ慎重に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】理ブロック図である。
【図2】理ブロック図である。
【図3】理ブロック図である。
【図4】理ブロック図である。
【図5】理ブロック図である。
【図6】理ブロック図である。
【図7】 第1の実施形態を示す図である。
【図8】 第1の実施形態の外観(背面側)を示す斜視図である。
【図9】 第1の実施形態におけるメインフローを示す図である。
【図10】 第1の実施形態におけるモード変更処理を示す図である。
【図11】 第1の実施形態における撮影モードの動作を示す流れ図である。
【図12】 第1の実施形態におけるコマ番号の選択処理を示す流れ図である。
【図13】 第1の実施形態における再生モードの動作を示す流れ図である。
【図14】 第1の実施形態における転送処理を示す流れ図である。
【図15】 電子カメラ11の接続例を示す図である。
【図16】 第2の実施形態の構成を示す図である。
【図17】 第2の実施形態における転送モード時の動作を示す流れ図である。
【図18】 第2の実施形態における転送形態の選択画面を示す図である。
【図19】 第2の実施形態における消去モード時の動作を示す流れ図である。
【図20】 第2の実施形態における消去方法の選択画面を示す図である。

Claims (7)

  1. 被写体像を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段もしくはマイク部もしくは外部入力端子を介して、前記画像情報もしくは音声情報を含む記録情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段から記録情報を取り込み、該記録情報を記録媒体に消去を禁止する保護属性とともに記録する記録手段と、
    前記記録媒体もしくは前記情報取得手段から記録情報を取り込み、該記録情報を外部に転送する転送手段と、
    を備えた電子カメラにおいて、
    前記転送手段によって記録情報転送し、転送先からの受信完了信号を受信した後に該記録情報に関連付けられた消去を禁止する保護属性を消去可能な保護属性に更する属性制御手段を備えた
    ことを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記記録手段は、前記記録情報が転送を完了したものか否かを示す転送属性を記録し、
    前記属性制御手段は、転送先からの受信完了信号を受信した後に前記転送属性を転送済みを示す状態に変更すること
    を特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項に記載の電子カメラにおいて、
    前記属性制御手段は、
    前記転送手段の転送形態もしくは転送先に応じて、前記転送属性に記録するコードを変更し、該転送形態もしくは該転送先を識別可能とする
    ことを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電子カメラにおいて、
    前記属性制御手段は、
    前記転送手段の転送形態として、通信回線を介して転送したか否かを少なくとも識別可能としたコードを転送属性に記録する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子カメラにおいて、
    前記記録媒体上の記録情報を消去する消去手段と、
    通信回線を介して転送したことを示す転送属性を有する記録情報については、前記消去手段による消去動作を禁止もしくは警告する誤消去防止手段と、
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の電子カメラにおいて、
    記録情報に既設される保護属性が「消去を禁止する状態」のときは、転送属性の状態にかかわらず、該記録情報の消去動作を禁止もしくは警告する保護属性優先手段を備えた
    ことを特徴とする電子カメラ。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の電子カメラにおいて、
    前記転送手段による転送動作の経過時間を計時するタイマー手段を備え、
    前記属性制御手段は、
    前記タイマー手段により計時された経過時間が、予め定められた制限時間を越えた場合は、前記保護属性または前記転送属性の変更を行わない
    ことを特徴とする電子カメラ。
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