JP3857283B2 - 面発光レーザ作製用酸化装置 - Google Patents

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Description

この発明はGaAs系面発光型レーザを作製するためAlAs層を部分酸化するための酸化装置に関する。面発光型レーザというのは表面に垂直方向に光が出るレーザということである。GaAs、InGaAs、AlGaAs半導体薄膜を縦方向に積層しpn接合を設け上下に多層膜反射ミラーを形成し共振器とし共振器で光を上下に多重反射させて位相の合った光を発生させるものである。
従来からある端面発光型のレーザに比べて低閾値電流、高効率、単一横モード動作など優れた特徴があると言われている。上面から光が出るという幾何学的な利点がある。基板の上に二次元的に多数のレーザを並べて上方へ平行に多数の光を取り出すことができる。外国では光通信用のアレイ型送信器として実用化が進んでいる。日本での実用化はまだまだであるが光通信以外の用途も見込まれており様々の改良がなされている。
図1によって本発明者が目的としている面発光型レーザの構造の一例を説明する。n型GaAs(100)基板80の上に、n−Al0.8Ga0.2Asとn−GaAsを交互に積層したn−Al0.8Ga0.2As/GaAs井戸層/障壁層82を35対エピタキシャル成長させる。これは光を上向きにブラッグ反射させる分布ブラッグ反射層DBRとなっている。35対だから70層ある。ここでは簡単のため6層しか書いてないが実際には35対ある。層の数は増減できる。
Alの比率が高い方がバンドギャップが高い。ここでは、バンドギャップの狭いn−GaAsが井戸層に、バンドギャップの広いn−Al0.8Ga0.2Asが障壁層になっている。n型であるので、電子が縦にここを通ることができる。n−GaAsを通るのは通常の伝導であるが、n−Al0.8Ga0.2Asを通るのはトンネル効果による。両層は光の屈折率n1、n2が異なるので膜厚d1、d2を適当に選ぶことによって特定の波長の光を選択反射するようにできる。だからDBR層となる。
その上に、よりバンドギャップが中間的な値をもつノンドープAl0.2Ga0.8Asスペーサ層83がエピタキシャル成長してある。さらにノンドープIn0.2Ga0.8AsとノンドープGaAs層が3対積層(84)してあり3つのQW(quantum well)となっている。InGaAs層はバンドギャップが最も狭く、ここで電子正孔対が結合して光が発生する。光の波長はInGaAs層のバンドギャップによるが例えば840nm程度である。光は上下方向に伝搬する。3対の光発生層84があり、上下で反射されるので、ここで誘導放出が起こる。
三層のInGaAs/GaAs−QW層84のすぐ上にはノンドープのAl0.2Ga0.8Asスペーサ層85がエピタキシャル成長してある。さらに、その上にAlAs層86が積層される。これが本発明の目的となる層である。この層を横方向から酸化してAl87というようなアルミ酸化膜を作る。酸化数がはっきりしないのでAlのように表記する。AlだけでなくAsの酸化物も混在するかもしれない。いずれにしても酸化物なので絶縁体となり電流を通さない。中央部だけにAlAs層86を残す。電流はAlAsの狭窄部86だけを通る。ここを電流狭窄層と仮に呼ぶ。
AlAs層の上にはp−Al0.8Ga0.2Asとp−GaAsを交互に積層したp−Al0.8Ga0.2As/GaAs井戸層/障壁層88を20対(40層)エピタキシャル成長させる。これも反射ミラーであって下にあるn−Al0.8Ga0.2As/GaAs層82とともに共振器を構成する。さらに、その上にAu/Zn/Auよりなるp電極90が設けられる。中央部から上向きに光が出るので中央部が開口部となっている。さらにn−GaAs基板80の底面にはAuGe/Auよりなるn電極92が形成される。これは一例であって、発光波長によって混晶比は異なるしDBR層82、88の層の数も自在に変更することができる。数多くのエピタキシャル層をもち複雑であるが個々の層は極薄くて数十nmの程度である。分子線エピタキシャル成長法によって、ここまでは一気に作製できる。
面発光型レーザは、縦方向に光が出るので素子チップの側面を劈開して、それを共振器とすることができない。発光層の上下にミラーとなるAlGaAs/GaAs多層膜を形成して上下の多層膜間で光を繰り返し反射させて増幅する。基板はこの例のように例えばGaAs単結晶基板である。その上にn型AlGaAs/GaAsの20〜40交互多層膜を作り、AlGaAsスペーサ層、InGaAs/GaAsの量子井戸層(活性層)を設け、さらにその上にAlGaAsスペーサ層を付ける。さらにその上にAlAs層を付け、その上にp型AlGaAs/GaAsの20〜40交互多層膜を作る。GaAs基板の底面にn型電極、上頂部にはリング状のp電極を設ける。
誘導放射がおこるためには光の密度が高くなくてはならず、そのためには注入電流密度が高くなければならない。電流の広がりを狭い空間に制限するためにAlAs層を周囲から酸化(Al87)して中心に狭い正方形のAlAs部分86を残す。周辺部は酸化アルミニウムとなって絶縁性だから電流が流れず中心のAlAs部分だけを電流が流れる。AlAs膜の部分酸化が本発明の目的とする酸化である。周辺部はAl、Asの酸化膜となる。
注入電流を活性層のごく近傍で制限するので光電変換の効率を高めレーザビームの往復の経路を限定して増幅を容易にする。それが閾値電流を減らすことになり面発光レーザの顕著な特徴を与えている。実際には、GaAs基板80の上に全てのエピ層82〜88を成長させ、その後電極90、92を付ける。AlAs層の酸化を行い周辺部だけを絶縁層とする。
実際にはエピ層の中間にあるAlAsを酸化するのだから、AlAs層が外部に露呈していなければならない。それでGaAsウエハの上にエピ層82〜88を成長させチップになる部分の周辺部をGaAs基板あたりまでエッチング除去して、中間のAlAs層86を外部に露出させる。図2、図3にそのような状態を示す。エピ層/GaAs基板をある基準面93まで露出するようにエッチングしエピ層をもつ部分がメサ94となって5×5個残っている。ここでは5×5を例示しているが実際にはもっと多くのメサを作る。基準面93はGaAs基板80の面でもAlAs以下にあるその他のエピ層の面でもよい。メサ94の側面にはAlAs層86が露出する。
そのようにメサが多数基板の上に突出した状態で水蒸気を導入し加熱して側面からAlAs層86を酸化する。GaAs層は水蒸気を導入しても酸化されない。混晶であってもGaを含む層は酸化に対して強くて、AlGaAs層82、83、85、88、InGaAs/GaAs層84は全く酸化されない。都合の良い事にGa混晶比が0であるAlAsだけが酸化される。そこで、この層をpn接合の境界部分に挿入し電流制限窓を作ることにする。
最初にAlAsの酸化容易性に着眼したのは、非特許文献1である。
W.T.Tsang,"Self−terminating thermal oxidation of AlAs epilayers grown on GaAs by molecular beam epitaxy",Appl.Phys.Lett.33(5),1 September 1978,p426−429
非特許文献1はGaAsのMOSFETを作製するときに酸化膜の膜厚制御性を高めるために、MBEでAlAsを積層してそれを100℃の水蒸気で酸化するとAlAsだけ酸化され正確な膜厚制御性が得られたというものである。それはAlAs面を露呈し表面から酸化するものである。膜面に直角な厚さ方向の酸化であって容易に行える。
J.M.Dallesasse,N.Holonyak,Jr.,A.R.Sugg,T.A.Richard,"Hydrolyzation oxidation of AlxGa1−xAs−AlAs−GaAs quantum well heterostructures and superlattices,"Appl.Phys.Lett.57(26),24 December1990,p2844−2846
非特許文献2はAlGaAs−AlAs−GaAsの超格子(SL)が経年変化に耐えると思われてきたがどうもそうでないことに気付いて400℃で水蒸気雰囲気で酸化の実験をしている。これはSLの劣化の実験であり面発光レーザを狙ったものではない。
D.L.Huffaker,D.G.Deppe,and K.Kumar,"Native−oxide defined ring contact for low threshold vertical−cavity lasers",Appl.Phys.Lett.vol.65,No.1,4 July 1994,p97−99
非特許文献3は、AlAs層を酸化させて電流制限した面発光型レーザを初めて提案している。GaAs層、AlGaAs層だけの積層では電流制限することができない。GaAs層は加熱された水蒸気によって酸化しない。AlGaAsもGa比率が高い場合は水蒸気で酸化しない。ところがGa比率がほとんど0の場合それは容易に水蒸気によって酸化されることがわかってきた。だからAlAsの層を作ると、それは容易に水蒸気で酸化される。AlAsは、GaAs、AlGaAsに積層することができるし酸化させることができる唯一の物質である。非特許文献3の着想の妙はそこにある。
そこでn−GaAs基板の上に、n−GaAsバッファ層、n−AlAs/GaAs1/4波長分布ブラッグ反射多層膜、InGaAs/GaAs量子井戸を積み、その上に薄いAlAs層を積み、その上にp−AlAs/GaAs多重積層膜をエピタキシャル成長させてエピウエハを得る。素子単位(たとえば500μm×500μm)ごとに30μm直径のレジスト膜をp型GaAs層の上に形成し、レジスト膜に覆われていない部分をAlAs層のすぐ下までメサ型にエッチングする。エッチング後レジストを除去する。そのようにp型部分とAlAs層部分を30μm径のドッド状に露呈させておきウエハのまま水蒸気でウエハを酸化する。
非特許文献3の酸化装置は、475℃に加熱した酸化炉に、非イオン化し95℃に加熱した純水に窒素ガスを通しバブリングし、その水蒸気を含む窒素ガスを酸化炉へ通す、というものである。酸化時間は約3分である。
水蒸気による酸化であって選択性が強く、GaAs層、AlGaAs、InGaAs層は全く酸化されない。ただにAlAs層だけが酸化を受ける。しかも、その酸化は通常の半導体処理でよく行われる縦方向の酸化ではなくて、薄いAlAs層を外周部から横方向内部に向かって進む酸化である。
酸化の進行は時間によって制御できる。30μm直径のメサを側周からAlAsだけを加水分解してゆき中心の4μm角(或いは8μm角、2μm角)の部分だけをAlAsとして残すようにする。その外側の部分は酸化物Alとなるから絶縁物である。電流が中央の狭いAlAs角型部分に限定されてしまう。電流が流れる中央角型部が8μm角の場合に閾値電流が225μAであったと非特許文献3は述べている。
そのようにAlAs層を設けてメサにし周囲から水平方向にAlAs層を酸化して活性層の面積と電流通過面積を限定してしまう手法が発明されて以後、面発光レーザはそのような手法をとって作られるようになった。優れた方法である。
この方法は横方向酸化であるが中心部分に所定の広さの未酸化の部分を残す必要がある。未酸化のAlAsの部分が狭すぎても広すぎても良くない。つまり酸化の進行を正確に制御する必要がある。酸化の深さは時間で管理するが温度のばらつきがあると時間だけでは酸化の進行を完全に制御できない。
図4、図5はエピ層を多数積んだGaAsメサ94のAlAs層の断面図を示す。もともとAlAs層86であるが周囲から水蒸気酸化するので周囲はAl層87となっている。中心に矩形のAlAs86が残る。側辺からAlAsまでの距離をe、f、g、hとする。
これが酸化距離である。例えばメサの辺Pを30μmとし、酸化距離e、f、g、hを10μmとする。すると電流が通るAlAs86は10μm×10μmの断面積をもつことになる。酸化距離やAlAs辺の長さが所定の値になればよいのであるが、なかなかそう簡単にゆかない。図5では左の酸化距離eが長すぎ、右、上の酸化距離g、hが短すぎる。下辺の酸化距離fが一定でなく境界が傾いている。そのような不揃いが出ることがある。
AlAsの断面積が異なると電流密度がずれていくので閾値電流がばらつく。AlOは透明であり、AlAsより屈折率が低いので上下往復する光がここで屈折するが、AlAs86の位置、形状がずれると屈折の状態も変わってくる。
一般に用いられている横型酸化装置の従来例を図6に示す。図6において、酸化させる対象となる基板1は図1のようなエピ層をもち図2のようにメサ型に形成されたものである。基板1は基板ホルダーに取り付けられ透明の横置き石英管酸化炉3の中に水平に置かれる。石英管3へ一方から窒素で非イオン化した水をバブリングした水蒸気4が送り込まれる。石英管3を包囲するように設けたランプヒータ2によって基板1を加熱する。
基板の温度は450℃±3℃に制御できるようである。温水を入れたバブラ−に窒素ガスを通しバブリングして水蒸気ガス4とし、それを石英管3に送り込む。ランプで加熱され水蒸気が導入されるのでメサの側面からAlAsの酸化が進行する。そしてAlAs/Al層ができる。
従来例の横型酸化装置は大量の窒素ガスで温水をバブリングするので、ガス流量の揺らぎが大きい。水蒸気濃度も変動する。
またランプ加熱であり基板をセットするホルダーは石英等が使用され均熱性が劣る。また基板温度の変動が大きい。450±3℃という大きい温度揺らぎがあった。基板を回転することができず水蒸気を受ける側と水蒸気が流れ去る側では条件が異なる。つまり上流側と下流側で条件が異なりガスフローの均一性が悪い。開放系なので前後で圧力も流速も違う。
また酸化を終了させるためにはランプヒータスイッチをオフするが基板とホルダーと雰囲気には大きい熱容量があるから直ちに温度が下がらず、酸化を止めるのに時間がかかった。
酸化装置の石英管は下流を開放しておき、上流側から石英管に横方向に水蒸気を流すだけであり石英管内部の圧力は大気圧であった。炉内の圧力調整はなされない。大気圧であるが雨の日、晴天の日によって大気圧が変動する。大気圧変動が酸化に影響することもある、ということがわかってきた。
そのような制御できない変数があるので、図6のようなランプ加熱開放系酸化装置は、3インチ(76mm)直径の基板ホルダーに載せたGaAs試料の場合、酸化領域の幅の揺らぎ(e、f、g、hのばらつき)は、面内で±2μmもあった。サンプル間での酸化領域の揺らぎは±3μmもあった(P=30μm、e、f、g、hの目標=10μmのとき)。
Masakazu Arai,Nobuhiko Nishiyama、Satoshi Shinada,Fumio Koyama & Kenichi Iga,"AlAs Oxidation System with H2O Vaporizer for Qxide−Confined Surface Emitting Lasers",Jpn.J.Appl.Phys.vol.39(2000),p3468−3469
荒井昌和、西山伸彦、品田聡、小山二三夫、伊賀健一、「面発光レーザのためのAlAs酸化プロセスにおける制御性向上」、第47回応用物理学関係連合講演会、講演予稿集、29p−N−1、p1150、(2000)
小山二三夫、西山伸彦、荒井昌和、伊賀健一、「AlAs選択酸化膜形成技術」、応用物理第69巻、第11号、「半導体光デバイスプロセス技術」(2000)、p1339
非特許文献4、5、6はそこで図7に示すような酸化装置を提案した。水の量をマスフローコントローラ59で正確に制御し、窒素ガスと水を気化器60で混合気化し、配管61、バルブ63、配管65、66、ノズル67を経てチャンバ68内部へ噴射するようになっている。窒素ガスは配管62から、バルブ64を経て配管65に吹き込まれるようになっている。AlAs層を含むエピ層を削りメサを作製したGaAs基板5は回転軸70によって回転するサセプタ69の上に固定される。サセプタ69には抵抗加熱ヒータが内蔵される。排気口72にはバルブ74、ロータリポンプ73が接続される。水蒸気トラップ76によって水蒸気を水に戻している。また窒素ガス配管を別に設けて酸化停止時に窒素ガスを配管から吹き込んで基板を冷却するようになっている。
面発光レーザ作製のために、AlAs層の一部に酸化膜を生成する場合、基板での温度分布の均一性、安定性、酸化終了の即時性が重要である。図6に示すような従来のランプ加熱では基板内温度分布の均一性が悪かった。基板ホルダーに基板を付けて熱容量を大きくしてもなお温度ばらつきがあった。基板の温度が場所によって異なるので酸化膜の制御に問題があった。温水を窒素ガスでバブリングするので圧力変動があり基板の温度の揺らぎを引き起こしていた。
酸化過程が終了し、酸化を止めようとしてランプヒータをオフにしても、内部雰囲気、基板ホルダーの熱容量が大きくて基板温度が急速に下がらない。ために酸化を急に止めることができない。しばらくそのまま酸化が続く。そのため酸化膜の制御性に問題を生じていた(図5)。
それ以外にも、酸化炉内に圧力調整機能がないから、その日の天候や温度によって炉内の圧力が変動して酸化速度が微妙に変化するということがあった。
非特許文献4〜6の装置は、バブラーの代わりに、マスフローコントローラ59、気化器60を用いて水蒸気濃度の変動、圧力変動を抑制している。またサセプタ69に抵抗加熱ヒータを内蔵し、それによって基板を加熱しているから均一な温度分布を与えることができる。酸化を停止した瞬間に窒素ガスを吹き込むので冷却時間が短く酸化の切れが良いなどの利点があるとしている。
本発明のAlAs酸化装置は、抵抗加熱ヒータを備え基板ホルダーを保持するための加熱ステージと、加熱ステージに設けられた基板ホルダー突き上げ機構と、加熱ステージを包囲するチャンバと、チャンバ内部に定量の水蒸気を含む水蒸気含有ガスを導入する機構と、チャンバの圧力を調整するための圧力調整機構と、基板ホルダーに水蒸気除去/冷却用のパージガスを吹き付けるパージガス供給系とからなる。
加熱ステージ(例えばステンレスなど)の上に基板(GaAs)を載せた熱伝導のよい基板ホルダー(カーボン、AlN)を保持し、水蒸気濃度を制御し、抵抗加熱ヒータを使って基板を均一に加熱し、水蒸気濃度が一定である酸化用ガスを基板の上から吹き付け、酸化停止時には、基板ホルダーをピンで持ち上げパージガスを吹き込んで直ちに水蒸気除去と冷却ができるようにしている。ここではキャリヤガスとして窒素を用いたものを述べるが、不活性ガスをキャリヤガスとすることもできる。
本発明の一つの改良点は、酸化停止のときは基板をピンで押し上げてステージから切り離し熱容量を下げ同時にパージガスを吹き付けることによって水蒸気を追い払い基板ホルダー、基板を急速に冷却する。冷却すると酸化進行は停止するので酸化距離の精度が向上する。
炉内の圧力を一定にするために、排気口にコンダクタンスバルブを取り付け一定の圧力で酸化するようにする。そうすることによって酸化距離、酸化状態を同一に保持する。
また大気圧とは限らず、減圧あるいは加圧状態で酸化することもできる。減圧状態で酸化させるときは、コンダクタンスバルブを介して、真空ポンプで炉内を真空引きし、コンダクタンスバルブの開度調整により減圧状態を調整する。
また加圧するときにはコンダクタンスバルブを介して水蒸気を外へ押し出すことにより、加圧状態を調整する。
減圧の場合は、真空ポンプにバラストラインを付加することにより減圧状態としてもよい。
本発明は、分布調整の可能な抵抗加熱ヒータを採用し、熱伝導のよい材質の基板ホルダーを採用することによって基板の温度の均一性を高める。水蒸気の濃度を一定にした酸化用ガスを基板の上から吹き付けAlAs層を周囲から酸化させる。これは図6に示すランプ加熱酸化炉に比べた場合の本発明の長所である。ランプヒータより抵抗加熱ヒータの方が温度分布をうまく制御できる。水にガスを吹き込んでバブリングしているのでは圧力変動がおこりやすく水蒸気濃度変化も大きい。本発明は、マスフローコントローラと気化器によって水の量を制御し水蒸気量を一定にし酸化の条件が変わらないようにする。つまり酸化条件の均一化をする。しかしそこまでは前記の非特許文献4〜6と同じである。本発明は酸化を急激に停止させるところに工夫がなされている。
酸化を急速に停止させるためには、基板温度を急激に下げる必要がある。ヒータスイッチをオフするだけでは、基板温度が急激に下がらない。それは加熱ステージの大きい熱容量のためである。本発明は基板をセットした基板ホルダーを急激に持ち上げることによって、加熱ステージより基板ホルダーを切り離し熱容量を下げる。さらに窒素ガスを基板に吹き付けて急激に基板温度を下げる。
基板の周りに存在する水蒸気を除去するために、水蒸気供給を停止し、窒素ガスをチャンバに吹き込んでより急速に酸化を停止させることができる。
酸化停止のときは、基板ホルダーを加熱ステージから持ち上げて加熱ステージから切り離し、基板ホルダー周りの熱容量を下げて、冷却ガスを吹き付けて急速に酸化を停止させることができる。
さらに水蒸気の導入を停止し、酸化炉内に窒素ガスを導入することによって、基板上の水蒸気を効率的に除去でき、より急速に酸化を停止させることができる。
本発明の抵抗加熱ヒータを用いることによって、450℃において、3インチ基板内で、温度分布は±1.5℃という優れて良好な値を得る事ができた。
また本発明の冷却機構を用いることによって、基板温度を450℃から200℃まで下げるのに5分しかかからなかった。
本発明はさらに、圧力調整機構を用いることによって、減圧〜大気圧〜加圧(10Torr〜1000Torr)の広い圧力範囲において基板酸化することができた。
従来の面発光型レーザの酸化膜の制御性は従来は±0.9μm程度であったが、本発明の酸化装置によると酸化膜の制御性は、±0.1μmまで向上した。
図8によって本発明の実施例にかかるAlAs層の酸化装置を説明する。
酸化炉チャンバ8は、酸化雰囲気を形成するためのチャンバでありSUSなどで作られる。酸化炉チャンバ8の内部には抵抗加熱ヒータ9を内蔵した加熱ステージ7が設けられる。
加熱ステージ7の上に、基板5を張り付けた基板ホルダー6が戴置される。加熱ステージ7には基板ホルダー突き上げ機構が設けられる。それは加熱ステージ7に穿孔された縦穴37に挿通されたピン36と、ピン伸縮機構47とよりなる。図9、10、11にその部分の拡大平面、断面図を示す。基板ホルダー6には円形の凹部40がうがってあり、そこへ基板5がすっぽりとはまりこむ。加熱ステージ7には窪部42が形成してあり、そこへ基板ホルダー6の下底部がはまりこむ。
加熱ステージ7の窪部42の内部に3つの穴37がうがってある。3本のピン36が穴37を上下に貫く。穴37の上端は拡大穴38となっている。ピン36の頭部39は拡径しており拡大穴38にはまりこんでいる。頭部39が穴37より大きいからピン36は穴37から抜け落ちない。酸化時は図10のように加熱ステージ7の上に基板ホルダー6が接触している。抵抗加熱ヒータ9が加熱ステージ7の裏面から加熱ステージ7、基板ホルダー6、基板5を加熱する。抵抗加熱ヒータ9は例えばステンレスに埋め込まれたヒーターなどでヒーターの巻き方や分割ヒーターの調整により温度分布の調整が容易である。
酸化を停止するときは、ピン伸縮機構47がピン36を押し上げる。3つのピンは同時に持ち上がり基板ホルダー6を押し上げる。図11のようになり基板ホルダー6が加熱ステージ7から離脱する。基板ホルダー6、基板5は軽く小さいので熱容量は小さい。だからすぐに冷却される。ピン36は基板ホルダー6の裏面に接触しているだけであり接着されていない。同じ速度で持ち上げると基板ホルダー6は水平を保つからピン36から滑り落ちない。基板5は凹部40にはまっているから滑らない。
ピン36は頭部39が拡径しており持ち上げたときの基板ホルダー6の安定性は良い。3本しかピンがないので初めにバランス良く基板ホルダー6をピン36の上に置く必要がある。しかしそれは心配ないことである。基板ホルダー6を窪部42にはめ込むので、それによってピン36と基板ホルダー6の正しい位置決めがなされる。
この例では、基板は75mmφ、基板ホルダーの直径は85mmφである。持ち上げ高さは、10mm程度である。ピン36はMo、Taなどの高融点金属である。基板ホルダー6はカーボンであり表面にSiC層が形成してある。加熱ステージ7は力の掛かる部分はステンレスを用いる。一部にはカーボンを用いることもできる。図7のように加熱ステージと基板ホルダーが固定されているものであると、昇温15分、酸化30分、冷却60分というような時間配分となる。しかし本発明のような持ち上げ機構をもつものだと昇温15分、酸化30分、冷却5分というようにできる。それは時間の短縮というだけでなく酸化を急速に停止でき酸化距離e、f、g、hを正確に決めることができるという長所がある。
さて、水蒸気含有ガス、パージガスの導入系について述べる。酸化炉チャンバ8には水蒸気ガスの導入系と、窒素パージガスの導入系が設けられる。水蒸気は、図7のものと同じで、水量をマスフローコントローラで精密に測定し、それに対し窒素ガスを定量供給し水蒸気量を一定にしてある。その水蒸気が水蒸気配管21、バルブ23を経て、配管25へ導かれる。別の窒素ガス配管22、バルブ24から窒素ガスが供給される。水蒸気と窒素混合ガスが配管26からチャンバ8の内部へ入り、水蒸気ノズル27から噴出する。水蒸気28を基板5に向けて吹き付ける。
水蒸気、窒素の流量は水蒸気調整用バルブ23と窒素調整用バルブ24で正確に制御できる。水蒸気ノズル27からチャンバ8内に流出する水蒸気28の濃度、流量が精密に決まる。
酸化炉チャンバ8には、水蒸気導入系20の他に、パージガス導入系30が設けられる。これは窒素ガスボンベにつながるパージガス配管31、パージガスバルブ32、パージガス配管33、急冷用ノズル34などよりなる。急冷用ノズル34は、加熱ステージ7の側方から、基板ホルダー6の表面に対向するように設けられ、パージガス48を基板ホルダー6に吹き付けることができる。
酸化炉チャンバ8には排気口35があって内部のガスを排出する。単に大気圧とする場合は、排気口35は自然のままで外部に開口するものとする。しかしチャンバ内部の圧力を調整する必要があるときは真空ポンプで引いて圧力調整する。そのような機構については後に述べる。
基板ホルダー6に基板5を載せ、下から抵抗加熱で加熱するのは、基板全面で温度を一様にし水蒸気による酸化反応の進行速度を一定一様にするためである。
図6のような石英管に孤立基板を入れランプ加熱し水平水蒸気流で酸化するものに比較して均熱性が良いことは容易にわかる。抵抗加熱であるので基板ホルダーを一旦加熱する。熱容量が大きい基板ホルダーでの温度は均一になる。その上に薄い基板5が載っているから基板5の温度分布は所定の温度になり、しかも一様である。
図12は減圧状態で酸化できるようにした他の実施例の酸化装置を示す。酸化炉の内部構造や、水蒸気ガス、パージガスの供給系は図8のものと同じであるが、排気系が少し異なる。排気口35につながる配管系41にはコンダクタンス可変のコンダクタンスバルブ43、真空ポンプ遮断バルブ44、真空ポンプ45を設ける。真空ポンプ配管41から分岐した配管49には開放バルブ46を設ける。チャンバ8には圧力計52を設ける。
減圧状態で酸化したいという場合は、真空ポンプ遮断バルブ44を開く。真空ポンプによって酸化炉チャンバ8の内部を真空に引く。圧力計52を見ながらコンダクタンスバルブ43の開度を調整することによって任意の減圧状態にすることができる。減圧状態で酸化した方がよいという場合もあり図12の装置はそのような場合に有用である。
加圧状態で酸化したいという場合は、真空ポンプ遮断バルブ44を閉じる。開放バルブ46を開いて水蒸気を逃がす。圧力計52を見ながらコンダクタンスバルブ43の開度を加減する。そのようにして任意の加圧状態で酸化することもできる。
図13は加圧状態で酸化できるようにした他の実施例の酸化装置を示す。酸化炉の内部構造や、水蒸気ガス、パージガスの供給系は図8のものと同じである。排気系は図12のものに似ているが少し異なる。コンダクタンスバルブがない。排気口35につながる配管系41に真空ポンプ遮断バルブ44、真空ポンプ45を設ける。真空ポンプ配管41から分岐した配管49には開放バルブ46を設ける。チャンバ8には圧力計52を設ける。それは図12のものと同じである。
さらに配管系41、49に連通する第3の配管系50を設ける。この配管系50にはマスフローコントローラ54とバラストバルブ53を取り付けてある。窒素ガスがマスフローコントローラ54で定量されて、これを通じてから導入される。
減圧状態で酸化したいという場合は、開放バルブ46を閉じ、真空ポンプ遮断バルブ44を開放して真空ポンプによって酸化炉チャンバ8の内部を真空に引く。バラストバルブ53を開き、マスフローコントローラ54から窒素ガスを導入し、圧力計52を見ながらバラストバルブ53の開度を調整する。バラストガスも真空ポンプによって引かれるからチャンバ8内部のガスを引く力が減殺される。バラストガスの比率が増えるとチャンバ内部の圧力は高く、バラストガス比率が減るとチャンバ内部の圧力が低くなる。バラストガスの流量を加減することによって任意の減圧状態にすることができる。減圧状態で酸化した方がよいという場合もあり図13の装置はそのような場合に有用である。
面発光型レ−ザのエピタキシャル成長層構造の一例を示す断面図。
GaAs基板の上に多数の面発光型レ−ザのエピタキシャル層を形成しておき側面に酸化するべきAlAs層を露出するため、基板まであるいは基板近くまでを格子状にエッチング除去して素子単位よりなるメサ構造を作った状態のGaAs基板の平面図。
基板の上にえぐられたエピタキシャル層がのっており、その途中に酸化すべきAlAs層があることを示すためのメサ一つだけの縦断面図。
メサに整形された部分でAlAs層の部分が、周囲から水蒸気酸化を受けて4辺がAl酸化物Alになり中央部だけにAlAsを残すようになった状態を示す図。酸化距離e、f、g、hが等しくて目標とすべき均一の酸化状態を示す。
メサに整形された部分でAlAs層の部分が、周囲から水蒸気酸化を受けて4辺がAl酸化物Alになり中央部だけにAlAsを残すようになった状態を示す図。酸化距離e、f、g、hが過大であったり過小であったり斜めになっていて、なかなか所定の酸化ができないことを示すための図。
石英管の内部にGaAs基板を置き、周りからランプ加熱し水を窒素でバブリングして生成した水蒸気ガスを吹き込んで基板のAlAsを酸化するようにした従来例にかかる横型酸化炉の断面図。
非特許文献4〜6に発表された流量制御装置で水の量を正確に制御し気化器で窒素ガスに分散した濃度の一様な水蒸気含有ガスを作り、それを抵抗加熱ヒータをもつサセプタの上に置いたGaAs基板に吹き付けてAlAs層を酸化し酸化の終了時には窒素ガスを吹き付け水蒸気を除去するようにした従来例にかかる縦型酸化炉の概略断面図。
流量制御装置で水の量を正確に制御し気化器で窒素ガスに分散した濃度の一様な水蒸気含有ガスを作り、それを抵抗加熱ヒータをもつサセプタの上に置いたGaAs基板に吹き付けてAlAs層を酸化し酸化の終了時には基板ホルダーをピンで持ち上げ加熱ステージと切り離し熱容量を下げて窒素ガスを吹き付け水蒸気を除去し冷却するようにした本発明の実施例にかかる縦型酸化炉の概略断面図。
図8の加熱ステージにはピンを通す縦の穴があって3本のピンが昇降自在に設けられていることを示す加熱ステージの平面図。
図8の加熱ステージにはピンを通す縦の穴があって3本のピンが昇降自在に設けられており基板ホルダーを下げて加熱ステージに接触させている、酸化時の加熱ステージの縦断面図。
図8の加熱ステージにはピンを通す縦の穴があって3本のピンが昇降自在に設けられており基板ホルダーを上げて加熱ステージから基板ホルダーを切り離し冷却風を当てて水蒸気雰囲気を除去し基板ホルダーと基板を冷却させ急速に酸化を停止させている時の加熱ステージの縦断面図。
図8の実施例の装置に、真空ポンプ排気系、圧力計、コンダクタンスバルブを加え、減圧状態または加圧状態で酸化動作を行わせることができるようにした酸化装置の断面図。
図8の実施例の装置に、真空ポンプ排気系、圧力計、マスフローコントローラ、バラストバルブを加え、減圧状態で酸化動作を行わせることができるようにした酸化装置の断面図。
符号の説明
1 基板
2 ランプヒータ
3 石英管酸化炉
4 水蒸気
5 GaAs基板
6 基板ホルダー
7 加熱ステージ
8 酸化炉チャンバ
9 抵抗加熱ヒータ
20 水蒸気導入管
21、22 配管
23、24 バルブ
25、26 配管
27 ノズル
28 水蒸気
30 パージガス導入系
31 配管
32 バルブ
33 配管
34 ノズル
35 排気口
36 ピン
37 穴
38 拡大穴
39 ピン頭部
40 凹部
41 配管系
42 窪部
43 コンダクタンスバルブ
44 真空ポンプ遮断バルブ
45 真空ポンプ
46 開放バルブ
47 ピン伸縮機構
48 パージガス
49 配管
50 配管系
52 圧力計
53 バラストバルブ
54 マスフローコントローラ
59 マスフローコントローラ
60 気化器
61、62 配管
63、64 バルブ
65、66 配管
67 ノズル
68 チャンバ
69 サセプタ
70 回転軸
72 排気口
73 ロータリポンプ
74 バルブ
76 水蒸気トラップ
80 n型GaAs基板
82 n−Al0.8Ga0.2As/GaAs井戸層/障壁層
83 Al0.2Ga0.8Asスペーサ層
84 In0.2Ga0.8As/GaAs層
85 Al0.2Ga0.8Asスペーサ層
86 AlAs層
87 Al
88 p−Al0.8Ga0.2As/GaAs井戸層/障壁層
90 p電極
92 n電極
93 基準面
94 メサ

Claims (3)

  1. 面発光レーザを作製するために、GaAs、InGaAs、AlGaAs、AlAs層をエピタキシャル成長しメサ型にエッチングして素子部分の側面を露呈させさたGaAs基板を側面からAlAs膜だけを酸化して中心部にAlAsを一部残し周辺部を酸化するための酸化装置であって、酸化炉チャンバと、チャンバ内に設けられ抵抗加熱ヒータを有する加熱ステージと、基板を保持し加熱ステージの上に戴置するカーボン或いはAlN製の基板ホルダーと、基板ホルダーの戴置位置の下に加熱ステージを貫いて上下動可能に設けられ基板ホルダーを押し上げることができる3本以上のピンと、チャンバに水蒸気含有ガスを供給する水蒸気供給装置と、基板ホルダーをピンによって押し上げた位置において基板に水蒸気除去/冷却ガスを吹き付けるパージガス供給系と、チャンバ内部の圧力を制御する圧力制御装置とを含む事を特徴とする面発光レーザ作製用酸化装置。
  2. 酸化終了時には、ヒータ加熱および水蒸気含有ガス供給を停止し、ピンによって基板ホルダーを押し上げ、加熱ステージから基板ホルダーを切り離し、水蒸気除去/冷却ガスを基板に吹き付け水蒸気を除去し基板を冷却し酸化進行を急停止するようにした事を特徴とする請求項1に記載の面発光レーザ作製用酸化装置。
  3. 酸化膜の酸化距離制御をより安定化させるため、酸化炉内を圧力調整し、減圧、大気圧、または加圧状態で酸化するようにした事を特徴とする請求項1に記載の面発光レーザ作製用酸化装置。

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