JP3856319B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3856319B2
JP3856319B2 JP2004132691A JP2004132691A JP3856319B2 JP 3856319 B2 JP3856319 B2 JP 3856319B2 JP 2004132691 A JP2004132691 A JP 2004132691A JP 2004132691 A JP2004132691 A JP 2004132691A JP 3856319 B2 JP3856319 B2 JP 3856319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
data
broadcast data
recorded
station number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004132691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005318181A (ja
Inventor
之博 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2004132691A priority Critical patent/JP3856319B2/ja
Publication of JP2005318181A publication Critical patent/JP2005318181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3856319B2 publication Critical patent/JP3856319B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

本発明は、所定時間分の放送データを記録可能なエンドレス構造の記録領域を有する記録媒体を備え、選局された局番の放送データを当該記録領域に記録しながら同時に当該記録領域に記録されたデータを最大で所定時間分だけ遡って再生することが可能な記録再生装置に関するものである。
テレビ番組等の映像および音声等の放送データを記録するハードディスクレコーダには、時間差再生機能を備えたものがある。この時間差再生機能は、ハードディスクに所定時間分の放送データを一時的に記録する領域を録画予約された放送を記録する通常の記録領域とは別に確保し、選局されている局番の放送データを当該領域に記録しつつ、この記録されたデータに対して所定の処理(例えば、再生、早送り、巻戻し、一時停止)を行う機能である。この機能により、最大で所定時間分だけ遡った時点から現在までの放送データの再生が可能となる。また、当該領域はエンドレス構造になっており、所定時間分のデータが記録されて領域が一杯になると、最も古い放送データの上に新たな放送データが上書きされるようになっている。
また、特許文献1には、追いかけ再生機能を備えた録画再生装置において、再生中の早送り操作で現在の放送に追いついた時に外部から切り換え指示が入力されると、装置内の切り換えスイッチによって画面表示部への出力が再生映像から現在放送されている映像(受信部からの映像)に切り換えられることが示されている。
特開2001−119669号公報(要約、段落0001〜0005)
しかしながら、上記従来のものにおいては、再生中に早送り操作がされて現在の放送に追いついた時でも、ハードディスクに新たに記録される放送データを再生してテレビジョン受像機(以下、テレビという)に出力している。このため、ハードディスクレコーダは記録および再生の両方の動作をしなければならず、消費電力が大きいという問題、ならびにハードディスクおよびハードディスクの駆動部の寿命が短くなるという問題がある。また、放送のチャンネルが切り換えられた場合に(特に、放送内容がコマーシャルになって、チャンネルが頻繁に切り換えられる場合に)、テレビに出力される映像・音声の切り換りのレスポンスが遅いという問題もある。
一方、特許文献1に示されるものにおいては、画面表示部への出力が再生映像から現在放送されている映像へ切り換えられる際に、外部から切り換え指示を与えなければならず、操作性が悪いという問題がある。また、特許文献1に示される追いかけ再生は、エンドレス構造の記録領域を使用して行われるものではないし、再生中にチャンネルの切り換えが指示されたときの動作、および現在受信している映像から再生映像へ切り換えるときの動作については何ら示されていない。
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、早送り、巻戻し、チャンネル切り換え(選局)等の操作に応じて、出力されるデータを受信している放送データから再生データへ、または再生データから受信している放送データへ自動的に切り換えることのできる時間差再生機能を備えた記録再生装置を提供することにある。
本発明の記録再生装置は、所定時間分の放送データを記録可能なエンドレス構造の巡回記録領域を有するハードディスクを備え、選局された局番の放送データを巡回記録領域に記録しながら同時に巡回記録領域に記録されたデータを最大で所定時間分だけ遡って再生することが可能な記録再生装置において、放送データまたは再生された記録データのいずれかを選択して出力する選択部と、放送データの記録動作、記録データの再生動作および選択部を制御する制御部と、を備える。
この制御部は、記録データの再生動作中に記録データの終端を検出すると、再生動作を停止させると共に選択部に放送データを選択させる。また、記録データの再生動作中に局番の変更指示を検出すると、再生動作を停止させ、変更指示された局番の放送データを巡回記録領域に記録させると共に選択部に当該局番の放送データを選択させる。さらに、選択部が放送データを選択しているときに記録データの再生指示を検出すると、再生指示された記録データを再生すると共に選択部に再生された記録データを選択させる。さらに、ある局番が選局されてから非選局となるまでの時間が第2所定時間以下であるときは、当該局番の放送データが実質的に巡回記録領域に記録されないように記録動作を制御する。ここで、「実質的に巡回記録領域に記録されない」とは、巡回記録領域に放送データが一時的には記録されても、所定時間が経過した後(例えば、巡回記録領域に記録されたデータが再生されるとき)には巡回記録領域に記録されていないことをいう。
このようにすることで、早送り、巻戻し、チャンネル切り換え(選局)等の操作に応じて、記録再生装置から出力されるデータが受信している放送データから再生データ(再生された記録データ)へ、または再生データから受信している放送データへ制御部によって自動的に切り換えられるので、操作性が向上する。例えば、再生動作中に再生データの内容が現在受信している放送データと同じである状態になれば、再生動作が停止され、受信している放送データが記録再生装置から出力される。これにより、記録動作のみが行われるので、記録再生装置の消費電力が低減し、ハードディスクおよびハードディスクの駆動部の長寿命化が実現される。また、局番が切り換えられたときに記録再生装置に接続されているテレビの映像・音声の切り換りのレスポンスが早くなる。例えば、記録再生装置から放送データが出力されているときに、巻戻し操作がされることによって再生指示が検出されると、自動的に巡回記録領域の記録データの再生が開始され、記録再生装置から再生された記録データが出力されるので、最大で所定時間分だけ遡った時点の放送番組を視聴することが可能になる。
また、このようにすることで、短時間だけ選局された局番の放送データ(例えば、放送内容がコマーシャルになったときに視聴者が頻繁に切り換えをした局番の放送データ)は実質的に巡回記録領域に記録されない。そして、このような放送データは、巻戻し操作をして放送データを再生する場合に視聴者が見たい放送内容ではない。これにより、巡回記録領域には視聴者が必要とする放送データのみが記録され、巡回記録領域の有効利用が図られる。また、視聴者が記録された放送データを再生する際に、不要な部分(例えば、コマーシャルの部分)をスキップするための早送り操作をしなくとも、視聴者が必要とする放送データのみが再生される。
また、本発明の記録再生装置は、所定時間分の放送データを記録可能なエンドレス構造の巡回記録領域を有する記録媒体を備え、選局された局番の放送データを巡回記録領域に記録しながら同時に巡回記録領域に記録されたデータを最大で所定時間分だけ遡って再生することが可能な記録再生装置において、放送データまたは再生された記録データのいずれかを選択して出力する選択部と、放送データの記録動作、記録データの再生動作および選択部を制御する制御部と、を備える。この制御部は、記録データの再生動作中に記録データの終端を検出すると、再生動作を停止させると共に選択部に放送データを選択させる。また、記録データの再生動作中に局番の変更指示を検出すると、再生動作を停止させ、変更指示された局番の放送データを巡回記録領域に記録させると共に選択部に当該局番の放送データを選択させる。さらに、選択部が放送データを選択しているときに記録データの再生指示を検出すると、再生指示された記録データを再生すると共に選択部に再生された記録データを選択させる。
このようにすることで、早送り、巻戻し、チャンネル切り換え(選局)等の操作に応じて、記録再生装置から出力されるデータが受信している放送データから再生データ(再生された記録データ)へ、または再生データから受信している放送データへ制御部によって自動的に切り換えられるので、操作性が向上する。例えば、再生動作中に再生データの内容が現在受信している放送データと同じである状態になれば、再生動作が停止され、受信している放送データが記録再生装置から出力される。これにより、記録動作のみが行われるので、記録再生装置の消費電力が低減し、記録媒体および記録媒体の駆動部の長寿命化が実現される。また、局番が切り換えられたときに記録再生装置に接続されているテレビの映像・音声の切り換りのレスポンスが早くなる。例えば、記録再生装置から放送データが出力されているときに、巻戻し操作がされることによって再生指示が検出されると、自動的に巡回記録領域の記録データの再生が開始され、記録再生装置から再生された記録データが出力されるので、最大で所定時間分だけ遡った時点の放送番組を視聴することが可能になる。
本発明においては、制御部は、ある局番が選局されてから非選局となるまでの時間が第2所定時間以下であるときは、当該局番の放送データが実質的に巡回記録領域に記録されないように記録動作を制御する。ここで、「実質的に巡回記録領域に記録されない」とは、巡回記録領域に放送データが一時的には記録されても、所定時間が経過した後(例えば、巡回記録領域に記録されたデータが再生されるとき)には巡回記録領域に記録されていないことをいう。
このようにすることで、短時間だけ選局された局番の放送データ(例えば、放送内容がコマーシャルになったときに視聴者が頻繁に切り換えをした局番の放送データ)は実質的に巡回記録領域に記録されない。そして、このような放送データは、巻戻し操作をして放送データを再生する場合に視聴者が見たい放送内容ではない。これにより、巡回記録領域には視聴者が必要とする放送データのみが記録され、巡回記録領域の有効利用が図られる。また、視聴者が記録されたデータを再生する際に、不要な部分(例えば、コマーシャルの部分)をスキップするための早送り操作をしなくとも、視聴者が必要とする放送データのみが再生される。
また、本発明においては、第1記録媒体よりも高速動作可能な記録媒体であって放送データを記録する補助記録領域を有する第2記録媒体をさらに備え、制御部は、放送データを補助記録領域に記録した後に巡回記録領域に移し、再生動作中には補助記録領域に記録されたデータおよび巡回記録領域に記録されたデータを一連の記録データとして扱う。
このようにすることで、第1記録媒体に設けられた巡回記録領域と、第1記録媒体よりも高価であるが高速な第2記録媒体に設けられた補助記憶領域とを組み合わせた領域が放送データの記録領域となるので、記録再生の動作速度および製品コストの最適化を図ることが可能となる。
本発明によれば、時間差再生機能を備えた記録再生装置において、早送り、巻戻し、チャンネル切り換え(選局)等の操作に応じて、出力されるデータを受信している放送データから再生データへ、または再生データから受信している放送データへ自動的に切り換えるので、操作性が向上する。
図1〜図5を参照して本発明の実施形態を説明する。まず、図1を参照して本発明に係るハードディスクレコーダ(以下、「レコーダ」という)の構成を説明する。このレコーダは、ランダムアクセス可能な記録媒体であるハードディスク13を搭載しており、ハードディスク13に放送番組の映像および音声等の放送データを記録し、それを再生する。
アンテナ11で受信された放送信号(放送データ)は、受信部12で選局、増幅および検波がなされ、記録信号処理部15に送られる。記録信号処理部15は、A/D変換器、符号化回路および記録バッファ等から構成され、入力信号をA/D変換し、MPEG2方式により圧縮符号化して、記録バッファに格納する。記録バッファにおいてブロック化されたデータは、記録再生部14によってハードディスク13に記録される。記録再生部14は、ハードディスク13にデータを記録再生(読み書き)するための磁気ヘッド、書き込み信号にエラー訂正符号を付加する回路、読み出し信号の波形整形およびエラー訂正等を行うための回路、磁気ヘッドをハードディスク13の径方向に移動させるためのシーク機構等から構成される。
記録再生部14によって再生されたハードディスク13の記録データは、再生信号処理部16に送られる。再生信号処理部16は、再生バッファ、復号化回路、D/A変換器等から構成され、入力信号をバッファリングし、バッファリングされたデータを順番に復号化し、D/A変換する。D/A変換された信号(再生信号)は選択部17に送られる。この選択部17には受信部12からの信号(放送信号)も入力される。選択部17は、後述のCPU18からの信号に従って、放送信号または再生信号のいずれかを選択し、選択した信号を出力する。この出力される信号は、例えばテレビジョン受像機(以下、「テレビ」という)に送られる。
また、レコーダは、レコーダの各部(受信部12、記録信号処理部15等)を制御するCPU18を備えている。このCPU18にはROM19、RAM20、時計IC21およびリモコン受信部22が接続されている。ROM19には、レコーダの動作を制御するプログラム(例えば、放送データの記録再生動作を制御するプログラム)が格納されている。RAM20は、各種の制御データ等の格納領域およびCPU18の演算作業領域として使用される。尚、放送データの記録再生動作の制御は、CPU18、記録信号処理部15、再生信号処理部16および記録再生部14の協働によって行われる。
時計IC21は現在の時刻(年月日も含む)を記憶しており、この時刻はCPU18から読み出し可能である。リモコン23(リモートコントローラ)は、多数のキー(再生キー、一時停止キー、早送りキー、巻戻しキー、選局キー等)を備えており、いずれかのキーが押されると、当該キーの信号をリモコン受信部22に送信する。リモコン受信部22を介して当該キーの信号を受信したCPU18は、押されたキーの種類に応じた処理を行う。
このレコーダは、リモコン23のキーの操作によって録画予約された放送番組の放送データをハードディスク13に記録し、それを再生する機能(これを「通常の記録再生機能」という)に加えて、時間差再生機能を備えている。時間差再生機能とは、通常の記録再生機能に使用する記録領域とは別に、ハードディスク13に所定時間分の放送データを一時的に記録する領域を確保し、現在受信している放送データを当該領域に記録しつつ、この記録されたデータに対して所定の処理(例えば、再生、早送り、巻戻し、一時停止)を行う機能である。この機能により、最大で所定時間分だけ遡った時点から現在までの放送データの再生が可能となる。
次に、時間差再生機能を図2〜図4を参照して説明する。図2は、RAM20に記憶されている時間差再生機能用の制御データを示す図である。図3および図4は、時間差再生機能の動作を説明する図である。この時間差再生動作に使用される放送データの記録領域(以下、この記録領域を「巡回記録領域31」という。図3(a)参照)は、エンドレス構造の記録領域であり、所定時間分(例えば、2時間分)の放送データを記録できるサイズの記録領域である。この巡回記録領域31は、初期化処理によってハードディスク13の一部に確保され、その先頭をTOPで、終端をENDで表す。初期化処理は、レコーダを工場から出荷するとき行われ、巡回記録領域31の先頭アドレス(シリンダ番号、トラック番号、セクタ番号)およびサイズ等がハードディスク13の管理領域に保存される。尚、上記の初期化処理をユーザの操作によって行うようにしてもよい。
図2に示される制御データであるトップポインタTPは、巡回記録領域31に記録されているデータ(以下、「記録データ」という)の先頭アドレスを指す。記録ポインタWPは、これから放送データを記録する巡回記録領域31のアドレスを指す。再生ポインタRPは、再生する記録データが取り出される巡回記録領域31のアドレスを指す。尚、再生が行われていないときには、再生ポインタRPと記録ポインタWPとの値は実質的に同じになる。「局番」の内容は、現在記録している放送データの局番(チャンネル)である。「選局時刻」の内容は、当該局番が新たに選局された時刻である。セーブポインタSPは、当該局番が新たに選局されたときの記録ポインタWPの内容をセーブする領域である。これらの制御データは、上述の初期化処理によって初期化される。例えば、トップポインタTPには巡回記録領域31の先頭のアドレスが格納される。尚、RAM20が揮発性メモリーである場合は、レコーダの電源が投入されるたびに上述の制御データの初期化が行われる。
図3を参照して時間差再生機能の動作を説明する。以下の動作は、CPU18がROM19に格納されたプログラムを実行することによって実現される。図3(a)は初期化の直後の状態を示す図であり、トップポインタTP,記録ポインタWP,再生ポインタRPは巡回記録領域31の先頭を指している。尚、図3ではセーブポインタSPの図示は省略されている。電源が投入されると、そのとき選局されている局番(この場合、2)の放送データの巡回記録領域31への記録が開始される。その後、図3(b)の状態になる。このとき、テレビ(不図示)は外部入力モードに設定されており、レコーダの選択部17から出力されるデータの映像および音声を出力する。また、CPU18は放送信号(受信部12の出力信号)を選択するように選択部17を設定しているので、テレビには現在の放送信号が送られる。(b)の状態で選局キーが押されて局番4が選局されると、局番4の放送データの巡回記録領域31への記録が開始される。その後、(c)の状態になる。(b)の状態から(c)の状態に遷移する際に、局番2の放送データの内で古いものは局番4の新たな放送データによって上書きされる。
次に、(c)の状態で巻戻しキーが押されると、キーが押されている時間に応じて、再生ポインタRPは記録データの先頭側の位置を指すように変化する。また、その間にも放送データの記録が行われており、記録ポインタWPも新たな放送データを記録する位置を指すように変化する。この巻戻しの操作が行われている間は、視聴者が所望の箇所を見つけられるように記録データが逆方向に再生され、再生信号(再生信号処理部16の出力信号)が選択部17から出力されるように、CPU18は選択部17を設定する。そして、巻戻しキーが離された時点で(d)の状態となる。つまり、この状態で再生される記録データが指定されたことになる。
次に、(d)の状態から局番4の放送データの再生が開始される。再生中は、CPU18は再生信号を選択するように選択部17を設定する。再生中に一時停止キーが押されると再生動作は一時停止するが、放送データの記録は引き続き行われている。その後、一時停止キーが再び押されると再生動作が再開する。また、再生中に早送りキーが押されて再生ポインタRPが記録ポインタWPに等しくなると、(e)の状態となる。この状態が検出されると、CPU18は再生動作を停止させると共に放送信号を選択するように選択部17を設定する。
次に、(e)の状態から、再び巻戻しキーが押され、暫くすると(f)の状態になり、記録データの再生が開始される。再生中に選局キーが押されて局番6が選局されると、CPU18は再生動作を停止し、局番6の放送データの記録を開始すると共に放送信号を選択するように選択部17を設定する。そして、暫くすると(g)の状態になる。尚、再生動作の起動・停止の制御は、制御信号をCPU18から記録再生部14および再生信号処理部16へ送ることによって行われる。記録動作の制御は、制御信号をCPU18から記録再生部14および記録信号処理部15へ送ることによって行われる。また、トップポインタTP,記録ポインタWP,再生ポインタRPは、放送データの記録および再生が行われるたびに随時更新される。
上述のように、巡回記録領域31に記録されたデータの再生動作中に、早送りキーが押された結果、CPU18が記録データの終端を検出すると、CPU18は再生動作を停止させると共に選択部17に放送信号を選択させる。これにより、ハードディスク13に対しては記録動作のみが行われるので、レコーダの消費電力が低減し、ハードディスク13およびハードディスク13の駆動部の長寿命化が実現される。また、選択部17が放送信号を出力するように設定されるので、局番が切り換えられたときにテレビから出力される映像・音声の切り換りのレスポンスが早くなる。
また、巡回記録領域31に記録されたデータの再生動作中に、選局キーが押されたことによる局番の変更指示をCPU18が検出すると、CPU18は再生動作を停止させ、変更指示された局番の放送データを巡回記録領域31に記録すると共に選択部17に当該局番の放送信号を選択させる。これにより、上記の早送りキーが押された場合と同様の効果が得られる。さらに、選択部17が放送信号を出力しているときに、巻戻しキーが押されたことによる再生指示をCPU18が検出すると、CPU18は巡回記録領域31の記録データの再生を開始させ、選択部17が再生信号を出力するように選択部17を設定する。これにより、最大で所定時間分だけ遡った時点の放送番組を視聴することが可能になる。
次に、図4を参照して、時間差再生機能の内、記録時間が所定時間以下である局番の放送データを実質的に巡回記録領域31に記録しない機能(以下、これを「短時間不記録機能」という)の動作を説明する。例えば、テレビを見ているときにコマーシャルになると視聴者は頻繁に局番を変えて他の局番の放送を見るが、このような放送データは再生用のデータとして記録する必要がない。このような放送データを実質的に巡回記録領域31に記録しないようにするのが短時間不記録機能である。
まず、局番2、4の放送データが順番に記録され、図4(a)の状態になっているものとする。この状態では、セーブポインタSPは局番4の記録データの先頭の位置を指している。(a)の状態のときに、選局キーが押されて局番6が選局されると、CPU18は局番(6)および当該時の時刻をそれぞれ制御データ「局番」および「選局時刻」に保存すると共に、記録ポインタWPの内容をセーブポインタSPに設定する。その後、局番6の放送データが巡回記録領域31に記録され、(b)の状態になる。
次に、(b)の状態で選局キーが押されて局番8が選局されると、CPU18は、現在の時刻と制御データ「選局時刻」に保存されている時刻とを比較し、時間差が所定時間(例えば、1分)以下であるか否かを判断する。時間差が所定時間以下である場合は、(c)に示すように、トップポインタTPの内容はそのままにして、記録ポインタWPおよび再生ポインタRPの内容を局番6の放送データの記録開始位置に変更する。これにより、局番6の放送データは実質的に巡回記録領域31に記録されなかったことになる。(c)の#で示される部分が削除された記録データである。次に、(c)の状態から局番8の放送データの記録が開始され、その後、(d)の状態になる。一方、上記の時間差が所定時間よりも長ければ、局番6の放送データに引き続き局番8の放送データが巡回記録領域31に記録され、その後、(e)の状態になる。
次に、上述の時間差再生機能の動作の内、選局キーが押されたときの動作の詳細を図5のフローチャートを参照して説明する。まず、選局キーが押されると、CPU18は、選局キーで指定された新たな局番と制御データ「局番」に保存されている現在の局番が同じであるかを調べることによって、局番の変更があるか否かを判断する(S1)。局番の変更がない場合は、このフローチャートの呼び出し元に戻る。局番の変更がある場合は、CPU18は新たな局番(変更後の局番)を受信部12に設定する(S2)。これにより、新たな局番の放送データが巡回記録領域31に記録されるようになる。次に、CPU18は再生動作中か否かを判断する(S3)。再生動作中でない場合は、S7に進む。再生動作中である場合は、CPU18は再生動作を停止し(S4)、放送信号を選択するように選択部17を設定する(S5)。これにより、選択部17から新たな局番の放送信号が出力される。次に、CPU18は記録ポインタWPの内容を再生ポインタRPに設定する(S6)。これにより、巻戻しキーが押された場合には、再生ポインタRPが指す位置から巻戻し操作が行われることになる。その後、S7に進む。
S7では、CPU18は、時計IC21の現在の時刻と制御データ「選局時刻」に保存されている時刻を比較することによって、現在の局番の放送データの記録時間(現在の局番が選局されていた時間)が所定時間以下であるか否かを判断する(S7)。現在の局番の放送データの記録時間が所定時間以下である場合は、CPU18はセーブポインタSPの内容を記録ポインタWPおよび再生ポインタRPに設定し(S8)、呼び出し元に戻る。これにより、現在の局番(変更前の局番)の放送データは巡回記録領域31から削除され、現在の局番の放送データが記録されていた領域に新たな局番の放送データが上書きされる。S7で、現在の局番の放送データの記録時間が所定時間よりも長いと判断された場合は、CPU18は記録ポインタWPの内容をセーブポインタSPに設定し(S9)、呼び出し元に戻る。これにより、巡回記録領域31に記録された現在の局番の放送データの後に新たに選局された局番の放送データが引き続き記録される。
以上述べた実施形態においては、ハードディスク13に設けられた巡回記録領域31を使用して時間差再生機能を実現する場合について説明したが、図6に示すように巡回記録領域31に加えて補助記録領域32を設けるようにしてもよい。この補助記録領域32は、ハードディスク13より高速動作が可能な記録媒体、例えば半導体メモリー(不図示)に確保される。この半導体メモリーは、ハードウエア的には半導体メモリー記録再生部14(不図示)を介して前述の記録信号処理部15および再生信号処理部16からアクセス可能に構成される。
この補助記録領域32のサイズは、巡回記録領域31の記録可能時間よりも短い時間(例えば、5分)だけの放送データを記録できるサイズとしている。また、補助記録領域32はエンドレス構造ではなく、補助記録領域32の先頭から順番にデータが記録される。この補助記録領域32には最新の放送データが記録され、記録されたデータの量が所定のサイズを超えると、当該データは巡回記録領域31に移される。図における補助記録ポインタWPa,補助再生ポインタRPaおよび補助セーブポインタSPaの機能は、それぞれ上述の記録ポインタWP、再生ポインタRPおよびセーブポインタSPの機能と同様である。また、制御データ「局番」および「選局時刻」の動作も上述の場合と同様である。
次に、図6を参照して補助記録領域32を用いた時間差再生機能の動作を簡単に説明する。以下の動作は、CPU18がROM19に格納されたプログラムを実行することによって実現される。まず、レコーダの電源が投入された後に、局番2,4,6の放送データが順番に記録され、補助記録領域32に記録されたデータ量が所定サイズになったとする((a)の状態)。この状態が検出されると、局番4の放送データは巡回記録領域31に移される。ここでは、局番6が選局されてから所定時間が経過していないので、局番6の放送データは補助記録領域32に残される。この結果、(b)の状態になる。
次に、局番6の放送データが更に記録されたときに((c)の状態で)、局番8が選局されたとする。局番6が選局されていた時間が所定時間以下の場合は、局番6の放送データは補助記録領域32から削除され、その後、局番8の放送データが補助記録領域32の先頭から記録され、(d)の状態になる。それに対し、局番6が選局されていた時間が所定時間を超えている場合は、局番6の放送データに引き続き局番8の放送データが補助記録領域32に記録され、(e)の状態になる。尚、再生動作時には、補助記録領域32および巡回記録領域31に記録されたデータが一連のデータとして再生動作の対象となる。
また、上記実施形態では、記録再生装置がハードディスクレコーダである場合について説明したが、記録再生装置は、光ディスク(例えば、DVD−RAM)記録再生装置、ハードディスクレコーダ一体型テレビジョン受像機等であってもよい。さらに、上記実施形態では、巡回記録領域31を有する記録媒体がハードディスク13である場合について説明したが、光ディスク(例えば、DVD−RAM)、半導体メモリー等の記録媒体であってもよい。
ハードディスクレコーダの構成を示す図である。 時間差再生機能用の制御データを示す図である。 時間差再生機能の動作を説明する図である。 時間差再生機能の動作を説明する図である。 時間差再生機能の動作の一部を示すフローチャートである。 補助記録領域を用いた時間差再生機能の動作を説明する図である。
符号の説明
12 受信部
13 ハードディスク
14 記録再生部
15 記録信号処理部
16 再生信号処理部
17 選択部
18 CPU
19 ROM
20 RAM
31 巡回記録領域
32 補助記録領域

Claims (4)

  1. 所定時間分の放送データを記録可能なエンドレス構造の巡回記録領域を有するハードディスクを備え、選局された局番の放送データを前記巡回記録領域に記録しながら同時に前記巡回記録領域に記録されたデータを最大で前記所定時間分だけ遡って再生することが可能な記録再生装置において、
    前記放送データまたは再生された前記記録データのいずれかを選択して出力する選択部と、前記放送データの記録動作、前記記録データの再生動作および前記選択部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記録データの再生動作中に前記記録データの終端を検出すると、再生動作を停止させると共に前記選択部に前記放送データを選択させ、
    前記記録データの再生動作中に局番の変更指示を検出すると、再生動作を停止させ、変更指示された局番の放送データを前記巡回記録領域に記録させると共に前記選択部に当該局番の放送データを選択させ、
    前記選択部が前記放送データを選択しているときに前記記録データの再生指示を検出すると、再生指示された前記記録データを再生すると共に前記選択部に再生された前記記録データを選択させ、
    ある局番が選局されてから非選局となるまでの時間が第2所定時間以下であるときは、当該局番の前記放送データが実質的に前記巡回記録領域に記録されないように記録動作を制御することを特徴とする記録再生装置。
  2. 所定時間分の放送データを記録可能なエンドレス構造の巡回記録領域を有する第1記録媒体を備え、選局された局番の放送データを前記巡回記録領域に記録しながら同時に前記巡回記録領域に記録されたデータを最大で前記所定時間分だけ遡って再生することが可能な記録再生装置において、
    前記放送データまたは再生された前記記録データのいずれかを選択して出力する選択部と、前記放送データの記録動作、前記記録データの再生動作および前記選択部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記録データの再生動作中に前記記録データの終端を検出すると、再生動作を停止させると共に前記選択部に前記放送データを選択させ、
    前記記録データの再生動作中に局番の変更指示を検出すると、再生動作を停止させ、変更指示された局番の放送データを前記巡回記録領域に記録させると共に前記選択部に当該局番の放送データを選択させ、
    前記選択部が前記放送データを選択しているときに前記記録データの再生指示を検出すると、再生指示された前記記録データを再生すると共に前記選択部に再生された前記記録データを選択させることを特徴とする記録再生装置。
  3. 請求項2に記載の記録再生装置において、
    前記制御部は、ある局番が選局されてから非選局となるまでの時間が第2所定時間以下であるときは、当該局番の前記放送データが実質的に前記巡回記録領域に記録されないように記録動作を制御することを特徴とする記録再生装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の記録再生装置において、
    前記第1記録媒体よりも高速動作可能な記録媒体であって前記放送データを記録する補助記録領域を有する第2記録媒体をさらに備え、
    前記制御部は、前記放送データを前記補助記録領域に記録した後に前記巡回記録領域に移し、再生動作中には前記補助記録領域に記録されたデータおよび前記巡回記録領域に記録されたデータを一連の記録データとして扱うことを特徴とする記録再生装置。
JP2004132691A 2004-04-28 2004-04-28 記録再生装置 Expired - Fee Related JP3856319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004132691A JP3856319B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004132691A JP3856319B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005318181A JP2005318181A (ja) 2005-11-10
JP3856319B2 true JP3856319B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=35445170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004132691A Expired - Fee Related JP3856319B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3856319B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4564569B2 (ja) * 2009-02-27 2010-10-20 株式会社東芝 表示システム及び表示方法
JP4564568B2 (ja) * 2009-02-27 2010-10-20 株式会社東芝 表示システムおよび表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005318181A (ja) 2005-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100777310B1 (ko) 영상신호 수신장치 및 이를 이용한 프로그래스 바 표시방법
US8463112B2 (en) Playback method and playback apparatus
KR100716970B1 (ko) 디지털 저장 미디어의 트릭 재생 방법 및 그에 적합한디지털 저장 미디어 구동기
KR100880962B1 (ko) 디지털 비디오 녹화기에서의 재생 제어장치 및 방법
JP4003697B2 (ja) 映像再生装置
US20080089661A1 (en) Information recording/reproducing apparatus
JP4349324B2 (ja) 映像信号再生装置
JP3856319B2 (ja) 記録再生装置
JP2006302337A (ja) 記録再生装置
KR101058962B1 (ko) 디지털 데이터 녹화/재생방법
JP4582119B2 (ja) 映像再生装置
JP2005100510A (ja) コンテンツ記録再生装置
JP4479468B2 (ja) 再生装置
JP2004007155A (ja) 番組録画再生装置
US20070160341A1 (en) Video signal playback unit and video signal playback method
JP2004227690A (ja) 再生装置
JP4569278B2 (ja) データ再生装置
JP3955278B2 (ja) 再生装置
JP2008099081A (ja) 記録再生装置
JP5597978B2 (ja) ダビング装置
KR100555785B1 (ko) 콤보 시스템의 녹화 방법
JP2006041758A (ja) 映像再生装置
JP2005071439A (ja) 記録再生装置
KR20070013089A (ko) 절전 기능을 갖는 디브이알 장치 및 방법
JP2009005125A (ja) 映像再生装置及び放送記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees