JP3856146B2 - 紙送りローラ装置 - Google Patents

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本発明は、紙送りローラ装置、特に用紙に搬送力を付与するためのフィードローラとこのフィードローラに用紙を弾圧する紙押えローラとの組合せでなる紙送りローラ装置に関する。
この種の紙送りローラ装置は、プリンタやファクシミリといった画像形成装置の給紙装置に広く採用されているけれども、とりわけ、高品質印字に対応する光沢用紙を使用して鮮明画像を形成することが要求される昇華型プリンタの給紙装置に採用される紙送りローラ装置では、用紙の斜行を高精度に防ぎ、しかも、フィードローラの回転を精度よく用紙に伝えて用紙をフィードローラに対して滑らずに送ることのできる機能が要求される。
そこで、従来は、図4又は図5に示した構成を紙送りローラ装置に具備させていた。すなわち、従来の紙送りローラ装置は、用紙に搬送力を付与するためのフィードローラ1と、このフィードローラ1に用紙(不図示)を弾圧してフィードローラ1との間に紙送り経路を形成する紙押えローラ5との組合せでなる。そして、フィードローラ1は、紙送り経路の中央軸線Cを挟む左右対称箇所に突起群でなる接触部6,6を備えていると共に、それら左右の各接触部6,6のそれぞれの外側に向けて延び出た長さの異なる一対の軸部12,13を備えている。
この構成を備える紙送りローラ装置において、フィードローラ1に回転駆動力を与えるための構成として、軸受(不図示)を介してシャーシ(不図示)の左右の側板に取り付けられた左右の各軸部12,13のうちの一方側の軸部12に、シャーシの一方側の側板に取り付けられたモータの回転軸(不図示)をギヤ機構などの伝導機構(不図示)を介して連動連結するという構成を採用することがあり、そのような構成を採用するためには、既述のように一方側の軸部12の長さL1を他方側の軸部13の長さL2よりも長くしてその一方側の軸部12に上記伝導機構の取付代を確保しておく必要がある。これに対し、左右の上記接触部6,6はフィードローラ1と紙押えローラ5の間に形成される紙送り経路の中央軸線Cを挟む左右対称箇所に配備して中央軸線Cからそれぞれの接触部6,6までの距離A,Bを同一に定めておく必要がある(A=B)。仮に、これらの接触部6,6が紙送り経路の中央軸線Cを挟む左右非対称箇所に位置していると、紙送り経路を通過する用紙の左端から用紙の左側端部に接触する一方側の接触部6との距離と用紙右端から用紙の右側端部に接触する他方側の接触部6との距離とが異なるために、用紙の幅方向一端部と他端部とに付与される搬送力の大きさが異なって用紙が斜行しやすくなる。
以上のように、一方側の軸部12の長さL1を他方側の軸部13の長さL2よりも長くし、しかも、左右の接触部6,6を紙送り経路の中央軸線Cを挟む左右対称箇所に配備しておく必要があるために、左右の接触部6,6を、どうしてもフィードローラ1の軸線方向中央位置Pを挟む非対称箇所に位置させておかざるを得ないことになる。
一方、上記接触部6,6は、フィードローラ1の回転を精度よく用紙に伝えて用紙をフィードローラに対して滑らずに送ることのために設けられていて、接触部6,6によってそのような機能を確実に発揮させるためには、接触部6,6を先尖り突起の集合でなる突起群によって形成し、紙押えローラ5によってフィードローラ1に押し付けられた用紙にその突起群の突起が喰い込むようにしておくことが有益であるけれども、そのようにすると、突起群でなる接触部6,6が紙押えローラ5に直接に接触すると紙押えローラ6に傷付きなどの損傷が生じる。この事態の起こることを防ぐため、紙押えローラ5の左右2箇所に当り部7,7を具備させ、この当り部7,7をフィードローラ1の左右の軸部12,13に当接させて接触部6,6が紙押えローラ5に直接に接触することを防いでいる。また、この紙押えローラ5にはばね力F,Fを印加する必要があり、そのばね力によって用紙をフィードローラ1に弾圧させてフィードローラ1の接触部6,6の突起を用紙に喰い込ませる必要がある。そこで、紙押えローラ5にばね力F,Fを印加するためのばね材8(図6参照)の設置箇所を、上記したシャーシの左右の側板から離れた箇所に定めることは、そのばね材を支持させるための構成が複雑になったり設計が困難になったりするために好ましくない。そこで、従来は、ばね材8の設置箇所をシャーシの左右の側板に確保し、図5に示したようにシャーシの側板に設けたばね受片81に支持させたばね材8によって同じくシャーシの側板に上下変位可能に取り付けた軸受82を押し付けるようにしていた。そして、従来の紙送りローラ装置では、紙押えローラ5に対するばね力(弾発力)の作用点Q,Qを紙押えローラ5の左右の各端部に位置させた上で、左右の上記当り部7,7の位置を定めるという手順を採り、それらの当り部7,7の位置を紙押えローラ5に対する弾発力の作用点Qの内側であって、フィードローラ1の左右の各接触部6,6の外側に定めていた。そして、この状況の下では、紙送り経路の中央軸線Cからの各当り部7,7までの距離C,Dを、紙送り経路の中央軸線Cからの上記各接触部6,6までの距離A,Bよりも長く定めざるを得ないことになり、そのために紙押えローラ5自体では、左右の当り部7,7が紙押えローラ5の軸線方向中央位置Pを挟む非対称箇所に位置していた。
このように、従来の紙送りローラ装置では、フィードローラ1に回転駆動力を伝達することのためにフィードローラ1の左右の接触部6,6をフィードローラ1の軸線方向中央位置Pを挟む非対称箇所に位置させざるを得ないこと、紙押えローラ5に対する弾発力の作用点Q,Qをその紙押えローラ5の左右の各端部に位置させていること、などを勘案した結果、紙押えローラ5の左右の当り部7,7を紙押えローラ5の軸線方向中央位置Pを挟む非対称箇所に位置させていた。また、紙押えローラ5には、ばね材8によって片側だけでも約2kgという大きな荷重の弾発力が加えられ、しかも、その弾発力の作用点Qが当り部7の外側に位置しているため、両端に印加された弾発力によって紙押えローラ5が左右の当り部7,7を支点として撓むという事態が起こる。そして、その撓み幅は、紙押えローラ5の軸線方向中央位置Pで最大となり、左右の各当り部7,7に近い箇所ほど小さくなることを考慮して、当り部7,7をフィードローラ1の左右の接触部6,6にできるだけ近付けて配置して紙押えローラ5が接触部6,6と干渉することを防いでいた。
他方、プリンタ装置に採用される用紙案内構造として、幅方向端部にカールが生じていの用紙の用紙ジャムを抑制するために、プラテンに用紙を押し付ける圧接シャフトの左右対称箇所にスプンドル形状の圧接ローラを具備させるという技術が知られている(特許文献1参照)。また、従来より、円筒状胴部の両端に鍔部を有する紙送りローラや、円柱状体にスパイラル状溝を具備させたスパイラルロールなど知られていた(特許文献2、特許文献3参照)。
特開昭63−21166号公報 実開昭60−151850公報 実開昭60−86592号公報
しかしながら、図4又は図5を参照して説明した従来例のように、紙押えローラ5の左右の当り部7,7が紙押えローラ5の軸線方向中央位置Pを挟む非対称箇所に位置しており、しかも、左右の当り部7,7をフィードローラ1の左右の接触部6,6に近付けて位置させることが要求されていると、フィードローラ1との組合せ作業(組立作業)に際して紙押えローラ5に方向性が求められる。そのため、組立時に紙押えローラ5の左右の向きを確認する必要があり、場合によっては左右逆向きに組み付けられてしまうという事態も生じていて、これらのことが、組立作業性を損なう原因の一つにもなっていた。
この点に関し、フィードローラ1の軸線方向中央位置Pに伝導機構を連結する構成を採用すれば、接触部6,6を有するフィードローラ1を左右対称に製作することが可能になり、それに伴って当り部7,7を有する紙押えローラ5も左右対称形状に製作して組立時の方向性を無くすることが可能であるけれども、フィードローラ1の軸線方向中央位置Pは紙送り経路の内側に位置して用紙の通過経路に相当する部分であるので、そのような構成を採用すること事態がきわめて困難である。
また、フィードローラ1の接触部6をフィードローラ1の軸線方向中央位置Pの1箇所に設けるという構成を採用すれば、紙押えローラ5の組立時の方向性を考慮しなくて済むようになるけれども、そのようにすると、紙送りローラ5の撓み幅が軸線方向中央位置Pで最大になること、及び、接触部によって用紙に与えられる搬送力が用紙の幅方向中央ブロックに集中してしまうこと、などが原因になって用紙の斜行を生じる可能性が大きくなるので好ましくない。
本発明は以上の状況の下でなされたものであり、紙押えローラの当り部の位置や紙押えローラに対する弾発力の作用点の位置に工夫を講じることによって、紙押えローラ自体を左右対称形状に製作して組立時の方向性を無くし、併せて、紙押えローラがそれに印加される弾発力によって撓むという事態の起こる可能性を無くすることのできる紙送りローラ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、用紙の斜行がきわめて生じにくく、しかも、フィードローラの回転が精度よく用紙に伝えられて用紙の滑りがきわめて生じにくい、ということが要求される昇華型プリンタの給紙装置に好適に採用することのできる紙送りローラ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る紙送りローラ装置は、用紙に搬送力を付与するためのフィードローラと、このフィードローラに用紙を弾圧してフィードローラとの間に紙送り経路を形成する紙押えローラとの組合せでなり、上記フィードローラは、紙送り経路の中央軸線を挟む左右対称箇所に、上記紙送り経路内の用紙の左右両端部に接触する接触部を各別に備えていると共に、それら左右の各接触部のそれぞれの外側に向けて延び出た長さの異なる一対の軸部を備え、上記紙押えローラが、上記各接触部のそれぞれの外側で上記軸部に弾接して当該紙送りローラが上記接触部に接触することを阻止する当り部を備えていて、上記紙押えローラの左右の当り部が、上記紙送り経路の中央軸線を挟む左右対称箇所であって上記紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右非対称箇所に配置されている紙送りローラ装置において、上記紙押えローラの左右の各当り部の配置箇所を、上記紙送り経路の中央軸線を挟む左右非対称箇所であって当該紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右対称箇所に変更し、それらの各当り部に、上記フィードローラに用紙を弾圧させるための弾発力の作用点を位置させた、というものである。この発明において、上記接触部は、突起群でなることが望ましい。
この構成のように、紙押えローラの左右の各当り部に、フィードローラに用紙を弾圧させるための弾発力の作用点を位置させると、紙押えローラに加えられる弾発力でその紙押えローラが撓むという事態の起こるという可能性がなくなる。そのため、当り部をフィードローラの接触部に近付けて配置する必要がなくなり、その結果、この発明のように、紙押えローラの左右の各当り部の配置箇所を、紙送り経路の中央軸線を挟む左右非対称箇所であって当該紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右対称箇所に変更するという手段を採用することによって用紙の斜行が生じることがなく、しかも、フィードローラの左右の接触部の作用によって用紙が滑らずにフィードローラの回転が精度よく用紙に伝わるようになる。その上、当り部が紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右対称箇所に位置していることにより、紙押えローラの組立時の方向性がなくなって組立作業性が向上する。また、フィードローラの長さの長い軸部を利用してフィードローラに回転駆動力を伝達することが可能である。
また、本発明に係る紙送りローラ装置は、用紙に搬送力を付与するためのフィードローラと、このフィードローラに用紙を弾圧してフィードローラとの間に紙送り経路を形成する紙押えローラとの組合せでなり、上記フィードローラは、紙送り経路の中央軸線を挟む左右対称箇所に、上記紙送り経路内の用紙の左右両端部に接触する接触部を各別に備えていると共に、それら左右の各接触部のそれぞれの外側に向けて延び出た長さの異なる一対の軸部を備え、上記紙押えローラが、上記各接触部のそれぞれの外側で上記軸部に弾接して当該紙送りローラが上記接触部に接触することを阻止する当り部を備えていて、上記紙押えローラの左右の当り部が、上記紙送り経路の中央軸線を挟む左右対称箇所であって上記紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右非対称箇所に配置されている紙送りローラ装置において、上記フィードローラの左右の各軸部のうちの長さの長い側の軸部が、このフィードローラを回転駆動するための駆動ギヤ機構の出力軸に連結されていると共に、上記接触部が突起群でなり、上記紙押えローラの左右の各当り部の配置箇所を、上記紙送り経路の中央軸線を挟む左右非対称箇所であって当該紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右対称箇所に変更し、それらの各当り部に、上記フィードローラに用紙を弾圧させるための弾発力の作用点を位置させた、という構成を採用することも可能である。
この発明によっても、用紙の斜行が生じることがなく、しかも、フィードローラの左右の接触部の作用によって用紙が滑らずにフィードローラの回転が精度よく用紙に伝わるようになり、その上、当り部が紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右対称箇所に位置していることにより、紙押えローラの組立時の方向性がなくなって組立作業性が向上する、という作用のほか、フィードローラやフィードローラを回転駆動するための駆動ギヤ機構の構成として従来のものをそのまま流用することができるようになる。
以上のように、本発明によれば、紙押えローラの当り部の位置や紙押えローラに対する弾発力の作用点の位置を変更するだけで、紙押えローラ自体を左右対称形状に製作して組立時の方向性を無くすることが可能になり、併せて、紙押えローラがそれに印加される弾発力によって撓むという事態の起こる可能性を無くして用紙の斜行をきわめて生じにくく、しかも、フィードローラの回転が精度よく用紙に伝わって用紙の滑りがきわめて生じにくい紙送りローラ装置が得られる。このような紙送りローラ装置は、高品質印字に対応する光沢用紙を使用して鮮明画像を形成することが要求される昇華型プリンタの給紙装置に好適に採用される。
図1は本発明に係る紙送りローラ装置の概略正面図、図2は同装置の要部の一部破断拡大図、図3は同装置の拡大概略側面図である。
この実施形態において、用紙に搬送力を付与するためのフィードローラ1と、このフィードローラ1に用紙(不図示)を弾圧してフィードローラ1との間に紙送り経路を形成する紙押えローラ5との組合せでなる点、フィードローラ1は、紙送り経路の中央軸線Cを挟む左右対称箇所に接触部6,6を備え、それらの接触部6,6が図2に示した先尖り突起の集合でなる突起群によって形成されている点、左右の各接触部6,6のそれぞれの外側に向けて延び出た長さの異なる一対の軸部12,13を備えている点などは、図4で説明した従来例と同様である。したがって、左右の接触部6,6については、紙送り経路の中央軸線Cからの距離A,Bが同一に定められている(A=B)。そして、フィードローラ1に回転駆動力を与えるために、シャーシ(不図示)の左右の側板に取り付けられた左右の各軸部12,13のうちの長さの長い一方側の軸部12に、シャーシの一方側の側板に取り付けられたモータの回転軸(不図示)がギヤ機構などの伝導機構(不図示)を介して連動連結される。L1は軸部12の長さ、L2は軸部13の長さをそれぞれ示している(L1>L2)。
以上説明した構成であれば、フィードローラ1に、従来例の場合と同様に、シャーシの一方側の側板に取り付けられたモータの回転軸(不図示)をギヤ機構などの伝導機構(不図示)を介して連動連結する場合に、長さの長い一方側の軸部12の取付代を利用して伝導機構を連結することが可能である。
一方、突起群でなる接触部6,6が紙押えローラ5に直接に接触することを防ぐために、紙押えローラ5の左右2箇所に当り部7,7を具備させ、この当り部7,7をフィードローラ1の左右の軸部12,13に当接させている。この点も図4で説明した従来例と同様である。
図1〜図3に示した紙送りローラ装置において、図4又は図5で説明した従来例と異なる点は、紙押えローラ5の左右の各当り部7,7の配置位置を、紙送り経路の中央軸線Cを挟む左右非対称箇所であって当該紙押えローラ5の軸線方向中央位置Pを挟む左右対称箇所に変更している点、並びに、それらの各当り部7,7に、フィードローラ1に用紙を弾圧させるための弾発力の作用点Q,Qを位置させている点である。
この実施形態において、弾発力は、紙押えローラ5にばね力F,Fを印加することによって発生させている。具体的には、図3のように、紙押えローラ5にばね力F,Fを印加するためのばね材8を、シャーシの左右の側板に設けたばね受片81に支持させ、そのばね材8によって同じくシャーシの側板に上下変位可能に取り付けた軸受82を押し付けるようにしている。図例では、この軸受82が当り部7を受け止めている。
この構成であると、ばね力F,Fによって紙押えローラ5に印加される弾発力の作用点Q,Qが紙押えローラ5の左右の各当り部7,7に位置しているため、紙押えローラ5に加えられる弾発力でその紙押えローラ5が撓むという事態の起こる余地がない。そのため、紙押えローラ5の軸線方向中央位置Pを挟む左右対称箇所に位置している左右の各当り部7,7がフィードローラ1の接触部62から離れて位置しているとしても、用紙に付与される搬送力が安定して用紙の斜行が高い精度で防止され、併せて、接触部6による滑り防止作用が確実に発揮されてフィードローラ1に対する用紙の滑りも生じなくなる。
そして、左右の各当り部7,7が紙押えローラ5の軸線方向中央位置Pを挟む左右対称箇所に位置していることにより紙押えローラ5の方向性が失われている。そのため、その紙押えローラ5を組み付けてフィードローラ1と組み合わせる場合に、紙押えローラ5の左右の向きを確認する必要がなくなり、また、左右逆向きに組み付けられてしまうという事態の起こる余地もなくなる。
なお、図1において、Cは紙送りローラ5の軸線方向中央位置Pから左側の当り部7までの距離、Dは紙送りローラ5の軸線方向中央位置Pから右側の当り部7までの距離をそれぞれ示していて、これらは同一の長さになっている(C=D)。
本発明に係る紙送りローラ装置の概略正面図である。 同装置の要部の一部破断拡大図である。 同装置の拡大概略側面図である。 従来例の概略正面図である。 従来例の拡大概略側面図である。
符号の説明
1 フィードローラ
5 紙押えローラ
6 接触部
7 当り部
12,13 軸部
C 紙送り経路の中央軸線
Q 弾発力の作用点

Claims (3)

  1. 用紙に搬送力を付与するためのフィードローラと、このフィードローラに用紙を弾圧してフィードローラとの間に紙送り経路を形成する紙押えローラとの組合せでなり、上記フィードローラは、紙送り経路の中央軸線を挟む左右対称箇所に、上記紙送り経路内の用紙の左右両端部に接触する接触部を各別に備えていると共に、それら左右の各接触部のそれぞれの外側に向けて延び出た長さの異なる一対の軸部を備え、上記紙押えローラが、上記各接触部のそれぞれの外側で上記軸部に弾接して当該紙送りローラが上記接触部に接触することを阻止する当り部を備えていて、上記紙押えローラの左右の当り部が、上記紙送り経路の中央軸線を挟む左右対称箇所であって上記紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右非対称箇所に配置されている紙送りローラ装置において、
    上記フィードローラの左右の各軸部のうちの長さの長い側の軸部が、このフィードローラを回転駆動するための駆動ギヤ機構の出力軸に連結されていると共に、上記接触部が突起群でなり、
    上記紙押えローラの左右の各当り部の配置箇所を、上記紙送り経路の中央軸線を挟む左右非対称箇所であって当該紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右対称箇所に変更し、それらの各当り部に、上記フィードローラに用紙を弾圧させるための弾発力の作用点を位置させたことを特徴とする紙送りローラ装置。
  2. 用紙に搬送力を付与するためのフィードローラと、このフィードローラに用紙を弾圧してフィードローラとの間に紙送り経路を形成する紙押えローラとの組合せでなり、上記フィードローラは、紙送り経路の中央軸線を挟む左右対称箇所に、上記紙送り経路内の用紙の左右両端部に接触する接触部を各別に備えていると共に、それら左右の各接触部のそれぞれの外側に向けて延び出た長さの異なる一対の軸部を備え、上記紙押えローラが、上記各接触部のそれぞれの外側で上記軸部に弾接して当該紙送りローラが上記接触部に接触することを阻止する当り部を備えていて、上記紙押えローラの左右の当り部が、上記紙送り経路の中央軸線を挟む左右対称箇所であって上記紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右非対称箇所に配置されている紙送りローラ装置において、
    上記紙押えローラの左右の各当り部の配置箇所を、上記紙送り経路の中央軸線を挟む左右非対称箇所であって当該紙押えローラの軸線方向中央位置を挟む左右対称箇所に変更し、それらの各当り部に、上記フィードローラに用紙を弾圧させるための弾発力の作用点を位置させたことを特徴とする紙送りローラ装置。
  3. 上記接触部が突起群でなる請求項2に記載した紙送りローラ装置。
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