JP3855621B2 - 情報処理装置の遠隔保守方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術的分野】
本発明は、情報処理装置を遠隔地から保守するための方法に関し、特に、操作者からの要求に従って、情報処理装置の立ち上げ時にロードされるプログラムをネットワーク上のサーバに保持されている保守プログラムに切り替えて、保守を行うための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理装置上での保守プログラムの実行は、オペレーティングシステムが稼動していない状態で行なわれる必要がある。このため、保守プログラムの実行を必要とする情報処理装置の保守は、通常、保守員が現地でフロッピーディスク等の可搬媒体からシステムを立ち上げ、可搬媒体に格納されている保守プログラムを実行することにより行われていた。
【0003】
遠隔保守の一例として、例えば、特開平10−214183号公報には、情報処理装置のファームウェアを遠隔地から更新するための技術が開示されている。ここに開示される技術によれば、情報処理装置がネットワーク上の遠隔立ち上げプロセスから常に立ち上げプログラムを取得するようにしておくことにより、情報処理装置に対する遠隔地からのファームウェア更新が実現される。
【0004】
具体的には、情報処理装置の立ち上げ時に、遠隔立ち上げプロセスが情報処理装置に搭載されているファームウェアのバージョンと最新のファームウェアのバージョンとを比較する。情報処理装置に古いバージョンのファームウェアが搭載されている場合、遠隔立ち上げプロセスは、自動的にファームウェアの更新プログラムを送信する。情報処理装置に最新バージョンのファームウェアが搭載されている場合、遠隔立ち上げプロセスは、通常運用のための立ち上げプログラムを情報処理装置に送信する。
【0005】
このような構成により、特開平10−214183号公報では、新しいファームウェアをサーバに用意した後、対象となる情報処理装置のシステムリセットを契機として、情報処理装置のファームウェアを最新バージョンのファームウェアに更新することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のように、保守員が現地に赴いて保守プログラムを実行する場合、実際に要求が生じてから保守プログラムの実行が終了するまでには、多くの時間を費やす。また、対象となるマシンの台数が増加するにつれて保守員の作業量が比例的に増大するといった問題がある。
【0007】
また、上記従来技術におけるファームウェアの更新は、情報処理装置側でシステムリセットを行う必要があり、ファームウェアの更新を遠隔地側からの制御で実施することができないといった問題を有する。
【0008】
本発明の主たる目的は、上記従来技術における問題点を解決し、保守プログラムの実行が必要になった場合に、遠隔地からの制御により情報処理装置の保守プログラムを実行できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、遠隔管理サブシステム、および、ネットワークを介して前記通信を行うための通信装置を備えた情報処理装置とを有するコンピュータシステムにおいて、遠隔管理サブシステムからの制御により情報処理装置上で保守プログラムが実行される。
【0010】
本発明の好ましい態様において、保守プログラムの実行のために、遠隔管理サブシステムより情報処理装置に対して、通信装置を情報処理装置の立ち上げ時にプログラムの取得を行うための立ち上げ装置として設定するように指示がされる。情報処理装置は、この指示に応じて通信装置を立ち上げ装置に設定する。遠隔管理サブシステムは、この後、情報処理装置に対してシステムリセットを指示する。情報処理装置では、システムリセットの指示に応じて、情報処理装置上で動作するエージェントが情報処理装置をリセットする。情報処理装置は、リセットされると通信装置を立ち上げ装置とし、遠隔管理サブシステムに対して、実行するプログラムの要求を行う。遠隔管理サブシステムは、情報処理装置からの要求に応じて保守プログラムを情報処理装置に転送し、この保守プログラムを用いて情報処理装置の立ち上げが行われ、保守プログラムの実行が開始される。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態において、システムを構成する機器の接続関係を表す概略のシステム構成図である。
【0012】
本実施形態において、管理端末10は、遠隔管理サーバ20と通信路70を介して接続されている。また、遠隔管理サーバ20は、通信路70を介して情報処理装置40と接続されている。管理端末10、及び遠隔管理サーバ20により遠隔管理サブシステムが構成され、遠隔管理サブシステムの制御により情報処理装置40の保守が行われる。
【0013】
本実施形態におけるシステムは、遠隔からの保守の一つとして、情報処理装置40のファームウェアの更新を可能とするものである。情報処理装置40のファームウェアを更新するために、本実施形態では、情報処理装置40が遠隔地に設けられた遠隔管理サーバ20から保守プログラムとして、ファームウェア更新プログラムを取得して実行する。
【0014】
管理端末10は、操作者にユーザインターフェイスを提供する遠隔管理コンソール11の機能を実現する端末である。遠隔管理サーバ20は、遠隔管理コンソール11からの要求を情報処理装置40に送信する遠隔管理プロセス21、情報処理装置40にファームウェア更新プログラム30を提供する遠隔立ち上げプロセス28を有している。情報処理装置40は、立ち上げ装置情報57を格納している不揮発性メモリ56、不揮発性メモリ56内の立ち上げ装置情報57の内容を書き換える管理エージェント41、遠隔管理サーバ20からファームウェア更新プログラム30を取得する遠隔立ち上げ部61を備える通信装置58、および、遠隔管理サーバ20からの要求に応じて本体の電源オン/オフ制御を行う電源制御部55を備えるサービスプロセッサ53を有している。
【0015】
図2は、管理端末10の構成を示す簡略なブロック図である。
【0016】
端末装置10は、具体的には、いわゆるパーソナルコンピュータ(PC)や、ワークステーション(WS)といったコンピュータを用いることができる。端末装置10は、その上で実行され、遠隔保守を行う操作者が操作するコンソール機能を実現するプログラムである遠隔管理コンソール11を有する。
【0017】
遠隔管理コンソール11は、本発明に関係する機能処理部として、情報処理装置管理部12、ファームウェア情報取得部13、ファームウェア更新実行部14を有している。
【0018】
情報処理装置管理部12は、管理対象となる情報処理装置40の一覧を画面上に表示して、どの情報処理装置40に対してファームウェアの更新を行うかを操作者が決定することを支援する。ファームウェア情報取得部13は、対象の情報処理装置40に搭載されているファームウェアの一覧、および、それぞれのファームウェアについて、更新可能なバージョンを表示する。これにより、操作者がどのバージョンのファームウェアに更新するかを決定することを支援する。ファームウェア更新実行部14は、決定されたバージョンのファームウェアに更新する要求を遠隔管理サーバ20に送信した後、情報処理装置40上でのファームウェア更新の進行状況を監視して、操作者が更新の成功または失敗を検出することを支援する。
【0019】
図3は、遠隔管理サーバ20の論理構成を示す簡略なブロック図である。
【0020】
遠隔管理サーバ20として、具体的には、PC、あるいは、WSなどのコンピュータが用いられる。遠隔管理サーバ20は、その上で動作するプログラムとして、遠隔管理プロセス21、遠隔立ち上げプロセス28、及び、ファームウェア更新プログラム30を有する。また、遠隔管理サーバ20は、ファームウェア更新プログラム30の認証のために使われる証明書ファイル31をその図示しないメモリに保持している。
【0021】
遠隔管理プロセス21は、その機能処理部として、ファームウェア情報取得部22、通信装置識別情報取得部24、遠隔立ち上げプロセス検出部25、立ち上げ装置設定部26、及び遠隔電源制御部27を備えている。
【0022】
ファームウェア情報取得部22は、保守の対象とされる情報処理装置40から、そこに搭載されているファームウェアのバージョンについての情報を取得する。ファームウェア情報取得部22は、また、ファームウェア管理情報23を参照して更新可能なファームウェアのバージョンの一覧を取得し、それを管理端末10に送信する。ファームウェア管理情報23は、ファームウェアの種類、バージョン、更新可能なバージョン、対応するファームウェア更新プログラムのファイル名を管理するための情報である。ファームウェア情報取得部22は、管理端末10から、操作者により指定された更新するファームウェアのバージョン情報を取得すると、その情報を遠隔立ち上げプロセス28に渡す。
【0023】
通信装置識別情報取得手段24は、保守対象の情報処理装置40から通信装置識別情報を取得して、遠隔立ち上げプロセス28に渡す。
【0024】
通信装置識別情報は、情報処理装置により唯一に定まる識別情報である。本実施形態では、通信装置識別情報として、MAC(Media Access Control)アドレスを利用している。
【0025】
遠隔立ち上げプロセス検出部25は、擬似的なファームウェア更新プログラムの取得要求を、ネットワーク上のすべてのマシンに対して送信し、返信の有無を確認する。擬似的なファームウェア更新プログラムの取得要求に対する返信がある場合、情報処理装置40により送信されるファームウェア更新プログラム取得要求に対して応答するマシンが遠隔管理サーバ20以外に存在することになる。このような場合には、遠隔立ち上げプロセス検出部25は、管理端末10に対してエラーを送信する。
【0026】
立ち上げ装置設定部26は、ファームウェアの更新を行う際に、対象の情報処理装置40の立ち上げ装置を通信装置に設定する。
【0027】
遠隔電源制御部27は、ファームウェア更新プログラム29の実行終了後に、対象となる情報処理装置40の電源のオン/オフ制御を行う。
【0028】
遠隔立ち上げプロセス28は、遠隔管理プロセス21から更新ファームウェアのバージョン情報、情報処理装置40の通信装置識別情報をパラメータとして受け取り、通信装置識別情報をファームウェア更新の対象となる情報処理装置40の一覧を管理する通信装置登録情報29に登録する。その後、遠隔立ち上げプロセス28は、対象となる情報処理装置40からの取得要求に応じて、指定されたバージョンのファームウェア更新プログラム30を送信する。このとき、遠隔立ち上げプロセス28は、情報処理装置40からの要求に応じて、ファームウェア更新プログラム30に対応した証明書ファイル31を送信する。
【0029】
図4は情報処理装置40の構成を示す簡略なブロック図である。
【0030】
情報処理装置40は、各種の業務処理を行うアプリケーションプログラムなどを実行するPC、WSなどのコンピュータである。情報処理装置40は、ハードウェア52、ハードウェア52を動作させるために必要なファームウェア49、ハードウェア上で動作し、アプリケーションプログラムなどの実行制御を行うオペレーティングシステム45、および、管理エージェント414を含んで構成される。
【0031】
管理エージェント41は、ファームウェア情報取得部42、立ち上げ装置設定部43、および、通信装置識別情報取得部44を有して構成される。管理エージェント41は、オペレーティングシステム45が稼動している環境下で、オペレーティングシステム45を介してファームウェアの入出力ルーチンを呼び出し、立ち上げ装置情報の更新を行うことができる。
【0032】
ファームウェア情報取得部42は、遠隔管理サーバの要求に応じて、本体ファームウェア49のバージョン情報50を取得する。
【0033】
立ち上げ装置設定部43は、遠隔管理サーバ20の要求に応じて、システムリセット後の立ち上げ時に、通信装置58から立ち上げプログラムを取得するように設定する。
【0034】
通信装置識別情報取得部44は、通信装置58に割り当てられている識別情報(MACアドレス)を取得して遠隔管理サーバに送信する。
【0035】
オペレーティングシステム45は、ファームウェア更新機能を実現するために、ファームウェア情報取得ドライバ46、立ち上げ装置設定ドライバ47、および、通信装置用ドライバ48を備える。これらのドライバはオペレーティングシステム45の一部として構成され、あるいは、実行時にオペレーティングシステム45により起動されるプログラムモジュールとして構成される。
【0036】
ファームウェア情報取得ドライバ46は、ファームウェア49から、そこに保持されているバージョン情報50を取得する。立ち上げ装置設定ドライバ47は、ファームウェア49上の入出力ルーチン51を呼び出すことにより、不揮発性メモリ56に保持されている立ち上げ装置情報57を書き換える。
【0037】
通信装置用ドライバ48は、図示しないバスを通じて通信装置58にアクセスし、通信装置識別情報59を取得する。
【0038】
ハードウェア52は、ファームウェアの更新機能を実現するために、サービスプロセッサ53、不揮発性メモリ56、および、通信装置58を備える。
【0039】
サービスプロセッサ53は、通信処理部54と情報処理装置40本体の電源のオン/オフ制御を行う電源制御部55を含んで構成される。サービスプロセッサ53に供給される電源は、情報処理装置40本体に供給される電源とは独立して制御される。
【0040】
不揮発性メモリ56には、立ち上げ時に立ち上げプログラムを取得する装置の順番を記述した立ち上げ装置情報57が格納されている。立ち上げ装置情報57の設定は、ファームウェア49上の入出力ルーチン51により行なわれる。
【0041】
通信装置58には、本実施形態において通信装置識別情報59として利用されるMACアドレスが一意的に割り当てられている。通信装置58は、ネットワーク上の他のマシンと通信するための通信処理部60、ネットワーク上のマシンから立ち上げプログラムを取得して実行するための遠隔立ち上げ部61、および、立ち上げプログラムと対応する認証ファイルを取得して元の立ち上げプログラムと取得後の立ち上げプログラムに相違がないかを検査するファイル認証部62を持つ。
【0042】
図5は、遠隔からのファームウェアの更新処理時に、管理端末10と遠隔管理サーバ20と間で行われる処理の流れを表わすシーケンス図である。
【0043】
まず、管理端末10は、遠隔管理サーバ20に情報処理装置一覧の取得を要求する。この要求に応答して、遠隔管理サーバ20は、ファームウェア管理情報23から情報処理装置の一覧を取得して、管理端末10に送信する。
【0044】
管理端末10は、遠隔管理サーバから受け取った情報処理装置の一覧をディスプレイの画面上に表示する。操作者は、ディスプレイの画面上に表示された一覧からファームウェアの更新を行う情報処理装置40を決定し、管理端末10に対し、その情報処理装置40を特定するための操作を行う。端末装置10は、操作者によりファームウェアの更新を行う情報処理装置が決定されると、その情報処理装置40に搭載されているファームウェアの情報取得要求を遠隔管理サーバ20に送信する。
【0045】
遠隔管理サーバ20は、情報取得要求に応答して、情報処理装置40から搭載されているファームウェアの種類、および、そのバージョンを取得する。この後、遠隔管理サーバ20は、ファームウェア管理情報23に格納されているデータを参照して更新可能なファームウェアのバージョンを決定する。遠隔管理サーバ20は、決定した更新可能なファームウェアのバージョンの情報を管理端末に送信する。
【0046】
管理端末10では、操作者が決定した情報処理装置40に搭載されているファームウェアの一覧と、それぞれのファームウェアのバージョン、および、更新可能なファームウェアバージョンが画面上に表示される。操作者は、更新するファームウェアのバージョンを決定し、管理端末10に入力する。
【0047】
操作者により更新するファームウェアのバージョンが決定された後、管理端末10は、更新実行要求を遠隔管理サーバ20に送信する。この要求に応じて、遠隔管理サーバ20は、ファームウェアの更新処理を開始する。
【0048】
図6は、遠隔からのファームウェアの更新処理時に、遠隔管理サーバ20が情報処理装置40に対して、通信装置58を立ち上げ装置に設定するまでの処理の流れを示すタイミングチャートである。
【0049】
ここでの処理では、まず、遠隔管理サーバ20は、情報処理装置40に対し、情報処理装置40に搭載されている通信装置58の通信装置識別情報59を要求する。情報処理装置は、この要求に応答して、通信装置58に設定されている通信装置識別情報59を取得し、遠隔管理サーバ20に送信する。
【0050】
遠隔管理サーバ20は、取得した通信装置識別情報59を含む、擬似的なファームウェア更新プログラムの取得要求を、ネットワーク上のすべてのマシンに対して送信し、取得要求に対する応答の有無を確認する。
【0051】
ネットワークから取得要求に対する応答がある場合、情報処理装置40がファームウェア更新プログラム取得要求を送信したときに、その要求に対して応答する他のマシンがネットワーク上に存在することになる。このような場合、遠隔管理サーバ20は、管理端末に対してエラーを送信する。
【0052】
ネットワーク上から取得要求に対する応答がない場合、遠隔管理サーバ20は、取得した通信装置識別情報59を通信情報登録情報29に登録する。この後、遠隔管理サーバ20は、情報処理装置40に対して、通信装置58を立ち上げ装置として設定するように要求する。
【0053】
情報処理装置40は、遠隔管理サーバ20から立ち上げ装置の設定の要求を受けると、ファームウェア49の入出力ルーチン51を使用して不揮発性メモリ56内の立ち上げ装置情報57を書き換え、通信装置58を立ち上げ装置として設定する。
【0054】
情報処理装置40は、通信装置58を立ち上げ装置として設定した後、情報処理装置40自体のシステムリセットを行う。
【0055】
図7は、情報処理装置40のシステムリセット後に実施される処理の流れを示すタイミングチャートである。
【0056】
情報処理装置40は、システムリセット後、通信装置58を立ち上げ装置として立ち上げ処理を開始すると、通信装置識別情報59を含む、ファームウェア更新プログラムの取得要求をネットワーク上のすべてのマシンに対して送信する。
【0057】
遠隔管理サーバ20は、ファームウェア更新プログラムの取得要求を受信すると、受信した取得要求に含まれる通信装置識別情報が通信装置登録情報29に登録されているか調べる。該当する通信装置識別情報が登録されている場合、送信元の情報処理装置40に対して、ファームウェア更新プログラム30を送信する。
【0058】
情報処理装置40は、ファームウェア更新プログラム30を受信すると、次に、遠隔管理サーバ20に、証明書ファイル31の送信を要求する。遠隔管理サーバ20から証明書ファイル31を取得すると、情報処理装置40は、ファイル認証部62で取得したファームウェア更新プログラム30が元のファームウェア更新プログラムと同一であるかどうかの認証を行う。取得したファームウェア更新プログラム30が元のプログラムと同一であると判明した場合、情報処理装置40は、新たに取得したファームウェア更新プログラム30の実行を開始し、ファームウェアを更新する。
【0059】
情報処理装置40は、ファームウェア更新プログラム30の実行終了後、立ち上げ装置をローカル記憶装置に設定し、遠隔管理サーバ20に対してファームウェア更新プログラムの実行完了通知を送信する。
【0060】
遠隔管理サーバ20は、ファームウェア更新プログラムの実行完了通知を受領すると、遠隔電源制御部27により情報処理装置40の電源を制御して、情報処理装置40の電源を切る。遠隔電源制御部27は、所定の時間が経過した後、再度情報処理装置40の電源を入れ直す。これにより、情報処理装置40は、ローカル記憶装置から立ち上げ処理を行い、通常の手順によりオペレーティングシステムをローディングして各種のアプリケーションの実行を行えるようになり、ファームウェア更新処理が終了する。
【0061】
図8は、本発明の他の実施形態におけるシステムの概略構成を示すシステム構成図である。
【0062】
本実形態では、保守プログラムとして、情報処理装置の診断を行う診断プログラムを遠隔地から情報処理装置に転送して実行するためのシステムについて簡単に説明する。
【0063】
本実施形態においても基本的には、図1に示したシステムと同様に、管理端末10、遠隔管理サーバ20、及び、情報処理装置40とを有して構成される。本実施形態におけるシステムでは、保守プログラムである診断プログラムの実行の前後において、情報処理装置40の電源のオン/オフの制御が必要とされない。このため、第1の実施形態と異なり、情報処理装置40にサービスプロセッサを設ける必要は特にはない。
【0064】
本実施形態においては、情報処理装置40が管理端末10からの指示に従って、立ち上げ装置に通信装置を設定し、遠隔管理サーバ20からの制御によって情報処理装置のシステムリセットを行うことにより、情報処理装置40に診断プログラム80を遠隔管理サーバ20からローディングして実行する。診断プログラムの実行が終了すると、遠隔管理サーバ20からの制御により情報処理装置40の立ち上げ装置がローカルの記憶装置に設定される。この後、遠隔管理サーバ20の制御により再度システムリセットを行うことで通常の処理に戻り、診断処理は終了する。
【0065】
以上説明した実施形態によれば、ネットワークを介して接続された遠隔管理サーバからの制御によりPCなどの情報処理装置の立ち上げ装置を切り替えることができ、遠隔からの操作により、情報処理装置を保守用のプログラムで立ち上げることが可能となる。また、必要に応じて遠隔管理サーバから情報処理装置の電源のオン/オフを制御でき、ファームウェアのような、その更新時に電源制御を必要とする保守を遠隔地から行うことができる。
【0066】
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内において、種々の態様を取ることができる。例えば、上述した実施形態では、管理端末と遠隔管理サーバは、互いにネットワークを介して接続される独立した装置により形成されているが、これらを1台の計算機により構成することもできる。
【0067】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、保守プログラムの実行が必要になった場合に、遠隔地から情報処理装置の保守プログラムを実行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において、システムを構成する機器の接続関係を表す概略のシステム構成図である。
【図2】管理端末の構成を示す簡略なブロック図である。
【図3】遠隔管理サーバの構成を示す簡略なブロック図である。
【図4】情報処理装置の構成を示す簡略なブロック図である。
【図5】遠隔からのファームウェアの更新処理時に、管理端末10と遠隔管理サーバ20と間で行われる処理の流れを表わすシーケンス図である。
【図6】遠隔からのファームウェアの更新処理時に、遠隔管理サーバが情報処理装置に対して、通信装置を立ち上げ装置に設定するまでの処理の流れを示すタイミングチャートである。
【図7】情報処理装置のシステムリセット後に実施される処理の流れを示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態において、システムを構成する機器の接続関係を表す概略のシステム構成図である。
【符号の説明】
10・・・管理端末
11・・・遠隔管理コンソール
20・・・遠隔管理サーバ
21・・・遠隔管理プロセス
28・・・遠隔立ち上げプロセス
30・・・ファームウェア更新プログラム
40・・・情報処理装置
41・・・管理エージェント
53・・・サービスプロセッサ
55・・・電源制御部
56・・・不揮発性メモリ
57・・・立ち上げ装置情報
58・・・通信装置

Claims (8)

  1. 遠隔管理サブシステム、および、ネットワークを介して前記遠隔管理サブシステムと通信を行うための通信装置を備えた情報処理装置とを有するコンピュータシステムにおいて、前記情報処理装置を保守するための保守方法であって、
    前記遠隔管理サブシステムは、情報処理装置から識別情報を取得し、該識別情報を用いて擬似的な保守プログラムの取得要求を前記ネットワークへ送信し、該擬似的な保守プログラムの取得要求に対する応答がない場合に、前記情報処理装置に対して、前記通信装置を前記情報処理装置の立ち上げ時にプログラムの取得を行うための立ち上げ装置として設定するように指示し、
    前記情報処理装置は、前記指示に応じて前記通信装置を立ち上げ装置に設定し、
    前記遠隔管理サブシステムは、前記情報処理装置に対してシステムリセットを指示し、
    前記情報処理装置は、前記システムリセットの指示に応じて、自身をリセットし、前記通信装置を立ち上げ装置として、保守プログラムを前記遠隔管理サブシステムから取得してシステムの立ち上げを行い、前記保守プログラムの実行を開始することを特徴とする保守方法。
  2. 前記実行を開始するステップで前記遠隔管理サブシステムから取得される前記保守プログラムは、前記情報処理装置が有するファームウェアを更新するためのプログラムであることを特徴とする請求項1記載の保守方法。
  3. 請求項2記載の保守方法において、さらに、前記保守プログラムの実行終了後に前記遠隔管理サブシステムからの指示により前記情報処理装置電源オン/オフ制御を行うことを特徴とする保守方法。
  4. 請求項2記載の遠隔保守方法において、前記遠隔管理サブシステム、前記情報処理装置から前記情報処理装置が有するファームウェアに関する情報を取得し、前記ファームウェアに関する情報に基づいて前記情報処理装置に転送すべきプログラムを判別することを特徴とする保守方法。
  5. 前記実行を開始するステップは、取得した前記保守プログラムが適切なプログラムであることを検査するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の保守方法。
  6. 前記検査するステップは、前記遠隔管理サブシステムから前記保守プログラムに対応する証明書ファイルを取得するステップと、前記証明書ファイルに基づいて前記保守プログラムの検査を行うステップとを含むことを特徴とする請求項5記載の保守方法。
  7. 請求項1記載の保守方法において、
    前記遠隔管理サブシステムに、保守の対象となる情報処理装置の識別情報をあらかじめ登録しておき、
    前記遠隔管理サブシステムは、前記立ち上げ装置の設定の指示に先立って、前記情報処理装置を特定するための識別情報の入力を受け付け、受け付けられた識別情報が、前記登録された識別情報に含まれるか否かを判別することを特徴とする保守方法。
  8. 前記立ち上げ装置の設定、及び前記リセットは、前記情報処理装置上で動作する管理エージェントにより実施されることを特徴とする請求項1記載の保守方法。
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