JP3855396B2 - 織機の開口装置における変速装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動軸に相対回転可能に嵌合された偏心輪と駆動軸との間の動力伝達及びその遮断の切り換えを駆動軸の半回転毎に行なって綜絖枠の上下動を制御する開口装置における変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開昭59−30930号公報に開示される開口装置では、綜絖枠を上開口あるいは下開口に保持する場合には係合ロッドが係合凹部から離脱した結合解除位置に配置される。綜絖枠を上下に動かす場合には係合ロッドが係合凹部に嵌合した結合位置に配置される。係合ロッドが結合位置に配置された場合には偏心輪が駆動軸と一体的に回転し、連結輪が駆動軸を中心にして旋回する。この旋回運動により綜絖枠が上下動する。係合ロッドが結合解除位置に配置された場合には偏心輪が駆動軸と一体的に回転することはなく、綜絖枠が上開口あるいは下開口の位置に保持される。
【0003】
駆動軸は半回転毎に回転速度零となり、結合位置と結合解除位置との間の係合ロッドの切り換えは駆動軸の回転速度零となるときに行われる。
駆動軸を半回転毎に速度零とする変速装置が特開昭56−144230号公報、特開平7−3568号公報に開示されている。織機側の軸の回転は傘歯車及びリング歯車を介して板に伝えられ、板と円板との間に架設された縦ピンがドビーの主軸(本願でいう開口装置の駆動軸)の周囲を公転する。縦ピンに支持された支持体(本願でいうカムレバー)は縦ピンの公転に伴って固定カムの周囲を公転し、支持体上の一対のローラ(即ち、カムフォロア)と固定カムとの係合作用によって支持体が揺動する。支持体の公転及び揺動の合成動作がブロック及びロッドを介して前記主軸に伝達される。この主軸の回転が織機の1回転毎に速度零となり、主軸は半回転毎に速度零となる。
【0004】
ブロックは支持体の凹部にスライド可能に嵌合されており、ブロックと接する凹部の壁面とブロックとの間にはクリアランスがある。支持体の揺動に伴ってブロックが凹部内で摺動するが、前記クリアランスの存在のためにブロックが凹部内でがたつく。このようながたつきの発生は高速化の妨げとなり、しかも動力伝達効率が低下する。
【0005】
この種の変速装置は特開昭56−49044号公報、特開平1−213431号公報、特開平9−31789号公報にも開示されている。特開昭56−49044号公報の従来装置では、前記ロッドに相当する回転子が前記縦ピンに相当する軸に節連結されており、特開平1−213431号公報の従来装置では、前記ロッドに相当する頂点が接続ロッドを介して前記支持体に相当するロッカーサポートに節連結されている。特開平9−31789号公報の従来装置では、前記ロッドに相当する入力レバーが動力伝達リンクを介して前記支持体に相当するカムレバーに節連結されている。これらの節連結構成によれば、特開昭56−144230号公報、特開平7−3568号公報の従来装置に存在する問題は生じない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開昭56−49044号公報の回転子、特開平1−213431号公報のロッカーサポート、特開平9−31789号公報の入力レバーはいずれも単一で一対のカムレバーに直接あるいは間接に節連結されている。カムフォロアとカムとの間では各部材の製作精度のばらつきのためにガタが生じる。そのため、一方のカムレバー側のカムフォロアとカムとの間のガタ調整を行なうと、この調整が他方のカムレバー側のカムフォロアとカムとの間のガタつき具合に直接影響する。即ち、前記単一の部材とカムレバーとの節連結構成は、カムとカムフォロアとの間のガタを抑制するガタ調整を困難にする。カムフォロアとカムとの間のガタの存在は、織機の高速運転時において衝撃荷重をもたらし、耐久性に関して問題がある。
【0007】
本発明は、織機の高速化に適した開口装置における変速装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明は、駆動軸に相対回転可能に嵌合された偏心輪と駆動軸との間の動力伝達及びその遮断の切り換えを駆動軸の半回転毎に行なって綜絖枠の上下動を制御する開口装置における変速装置を対象とし、請求項1の発明では、前記駆動軸に連結された出力軸と、前記出力軸と同軸上に不動配置された一対のカム体と、前記一対のカム体の周囲を公転する一対の支軸と、前記各支軸に揺動可能に支持されると共に、各カム体にそれぞれ係合する一対のカムフォロアを有する一対のカムレバーと、前記出力軸に止着された入力レバーと、前記一対のカムレバーと前記入力レバーとを1対1に節連結する一対の動力伝達体と、前記カムレバーから前記動力伝達体を介して前記入力レバーに至る動力伝達経路を変更する経路変更手段とを備えた変速装置を構成した。
【0009】
支軸がカム体の周囲を公転するに伴い、カムレバーがカム体の周囲を公転しながら揺動する。入力レバーはカムレバーに連動し、カムレバーの公転と揺動との合成動作が動力伝達体及び入力レバーを介して出力軸に伝達される。カムレバーと入力レバーとは単一の動力伝達体によって節連結されているため、これらの連結部におけるがたつきはない。又、一方のカムレバー側のカムフォロアとカム体とのガタ調整は、前記動力伝達経路を変更することによって行われる。一方のカムレバー側のカムフォロアとカム体とのガタ調整が他方のカムレバー側のカムフォロアとカム体とのガタつき具合に影響を与えることはない。
【0010】
請求項2の発明では、前記入力レバーを一対とし、前記出力軸に止着される入力レバーの前記出力軸の回りの取り付け位置を調整する取り付け位置調整手段を前記経路変更手段とした。
【0011】
前記出力軸に対する入力レバーの前記出力軸の回りの取り付け位置を調整することによって前記動力伝達経路が変更される。
請求項3の発明では、前記カムレバーの一対のカムフォロアのいずれか一方は偏心軸を介してカムレバーによって支持し、前記偏心軸の軸線の回りに回動位置調整可能に回動位置調整手段を介して前記偏心軸を前記カムレバーによって支持した。
【0012】
偏心軸の回動位置を変更すれば、偏心軸に支持されたカムフォロアとカム体との間のガタを調整することできる。
請求項4の発明では、前記一対の支軸及び前記一対の動力伝達体を前記出力軸を挟んだ回転対称位置に配置した。
【0013】
出力軸を挟んだ一対の支軸を公転させる構成は、回転バランスを高める上で有利である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0015】
図1に示すように、駆動軸11には偏心輪12が相対回転可能に支持されており、駆動軸11の周面には係合凹部111,112が形成されている。係合凹部111,112は半回転の対称位置にある。偏心輪12の周面には連結輪13が相対回転可能に嵌合して連結されている。連結輪13にはスウイングレバー14が連結されている。スウイングレバー14の揺動は、図示しない駆動力伝達系を介して図示しない綜絖枠の上下動に変換される。
【0016】
偏心輪12の側面には一対の錠止レバー15,16が回動可能に支持されている。錠止レバー15,16の一端部は互いに係合しており、一方が回動すれば、他方が逆方向へ回動する。各錠止レバー15,16の一端部は係合凹部111,112に係合可能である。駆動軸11の側方には電磁ソレノイドあるいはエアシリンダといったリニアアクチュエータ17が配置されている。リニアアクチュエータ17は錠止レバー15,16と係合凹部111,112との係脱をおこなうためのものである。錠止レバー15,16が係合凹部111,112に係合している場合には、駆動軸11と偏心輪12とが一体的に回転し、連結輪13が左右に変位する。この変位がスウィングレバー14に伝えられ、スウィングレバー14が揺動する。錠止レバー15,16が係合凹部111,112に係合していない場合には、駆動軸11が偏心輪12に対して空転し、スウィングレバー14が揺動することはない。
【0017】
駆動軸11には変速装置18の出力軸19が連結されている。図4に示すように固定部20にはダブルカム21が止着されている。ダブルカム21の基部の外周には支持円板22がラジアルベアリング23を介して回転可能に支持されており、基部の内周には出力軸19がラジアルベアリング24を介して回転可能に支持されている。出力軸19の端部には支持円板25がラジアルベアリング31を介して回転可能に支持されている。支持円板25の側面には傘歯車部251が一体形成されている。
【0018】
出力軸19は織機の駆動モータ(図示略)に作動連結された伝達軸26に対して直交する方向に配設されている。伝達軸26には駆動傘歯車261が止着されており、駆動傘歯車261は傘歯車部251に噛合されている。織機の駆動モータの駆動力は伝達軸26、駆動傘歯車261及び傘歯車部251を介して支持円板25に伝達し、支持円板25は織機の1回転に対して半回転する。
【0019】
図2及び図3に示すように両支持円板22,25間には一対の支軸27,28が架設されており、支持円板25の回転は支軸27,28を介して支持円板22に伝達される。支持円板22は支持円板25と一体的に回転し、支軸27,28はダブルカム21の周りを公転する。
【0020】
支軸27,28はダブルカム21を挟んで180°の回転対称位置に配置されている。各支軸27,28にはカムレバー29,30が揺動可能に支持されている。カムレバー29には一対のカムフォロア291,292が取り付けられており、カムレバー30には一対のカムフォロア301,302が取り付けられている。カムフォロア291,301はダブルカム21の一方のカム体211に当接しており、カムフォロア292,302はダブルカム21の他方のカム体212に当接している。
【0021】
図3及び図4に示すように出力軸19には一対の入力レバー37,38が止着されている。入力レバー37,38は、基端部の割片371,381をねじ39,40で締め付けることにより出力軸19に固定される。カムレバー29と入力レバー37とは動力伝達リンク32により連結されており、カムレバー30と入力レバー38とは動力伝達リンク33により連結されている。カムレバー29,30と動力伝達リンク32,33との連結は軸ピン48,49を介して節連結されており、入力レバー37,38と動力伝達リンク32,33との連結は軸ピン34,35を介して節連結されている。支軸27,28は互いに出力軸19を中心にして180°の回転対称位置に配置されており、動力伝達リンク32,33は互いに出力軸19を中心にして180°の回転対称位置に配置されている。又、入力レバー37,38も互いに出力軸19を中心にして180°の回転対称位置に配置されている。即ち、入力レバー37,38及び動力伝達リンク32,33は平行4節リンク機構を構成する。
【0022】
織機が1回転すると、支軸27,28がダブルカム21の周りを半分公転する。この公転によりカムレバー29,30がダブルカム21の周りを公転すると共に、カムフォロア291,301,292,302がカム体211,212のカム面を転動し、カムレバー29,30が支軸27,28を中心にして揺動する。この公転と揺動との合成動作が動力伝達リンク32,33を介して入力レバー37,38に伝えられる。入力レバー37,38及び動力伝達リンク32,33は平行4節リンク機構を構成しているため、入力レバー37,38は出力軸19を中心として自転しながらカムレバー29,30と同じ揺動動作を行なう。
【0023】
図6の曲線Eは出力軸19の回転速度の変化を表す。横軸は織機の回転角度を表し、縦軸は回転速度を表す。回転角度0°は筬打ち時点を表す。曲線Eで示すように出力軸19は織機の1回転毎に回転速度零となる。リニアアクチュエータ17の出没動作は出力軸19の回転速度零のときに行われる。リニアアクチュエータ17の突出動作により錠止レバー15,16と係合凹部131,132との係合が解除され、リニアアクチュエータ17の没入動作により錠止レバー15,16と係合凹部131,132とが係合する。
【0024】
カムフォロア292,302は軸ピン36を介してカムレバー29,30に支持されている。図5に示すように、カムレバー30側のカムフォロア301は偏心軸41を介してカムレバー30に支持されている。偏心軸41は中心径部411と偏心径部412とからなり、偏心径部412の端面には回動位置調整用の六角孔413が形成されている。中心径部411の軸線L1と偏心径部412の軸線L2とはずらしてある。偏心径部412はカムフォロア301を支持し、中心径部411はカムレバー30の割片303,304間に嵌入されている。中心径部411は割片303,304をねじ42で締め付けてカムレバー30に固定される。ねじ42の締め付けを緩めて六角孔413に六角レンチを差し込み、六角レンチを回動操作すれば偏心軸41が軸線L1の回りに回動する。
【0025】
カムレバー29側のカムフォロア291も偏心軸41を介してカムレバー29に支持されている。
第1の実施の形態では以下の効果が得られる。
(1-1)カムレバー29,30と入力レバー37,38とは動力伝達体である単一の動力伝達リンク32,33によって節連結されているため、これらの連結部におけるがたつきはない。
(1-2)カムレバー30側のカムフォロア301,302とダブルカム21との間のガタ調整は、まず出力軸19に対する入力レバー38の回動位置を調整することによって行われる。出力軸19に対する入力レバー38の回動位置の調整は、割片381と共に取り付け位置調整手段を構成するねじ40を緩めた状態で行われる。この回動位置調整により支軸28の中心軸線281、軸ピン49の中心軸線491、軸ピン35の中心軸線351、出力軸19の回転中心191を結ぶ動力伝達経路が僅かに変わる。この動力伝達経路の変更によりカムフォロア301,302とダブルカム21との間のガタ調整が行われる。
【0026】
カムレバー29側のカムフォロア291,292とダブルカム21との間のガタ調整は、まず出力軸19に対する入力レバー37の回動位置を調整することによって行われる。出力軸19に対する入力レバー37の回動位置の調整は、割片371と共に取り付け位置調整手段を構成するねじ39を緩めた状態で行われる。この回動位置調整により支軸27の中心軸線271、軸ピン48の中心軸線481、軸ピン34の中心軸線341、出力軸19の回転中心191を結ぶ動力伝達経路が僅かに変わる。この動力伝達経路の変更によりカムフォロア291,292とダブルカム21との間のガタ調整が行われる。
【0027】
ガタ調整のための入力レバー38の回動位置変位は入力レバー37の回動位置に影響を与えない。同様に、ガタ調整のための入力レバー37の回動位置変位は入力レバー38の回動位置に影響を与えない。即ち、一方のカムレバー29(又は30)側のカムフォロア291,292(又は301,302)とダブルカム21とのガタ調整、及びカムレバー30(又は29)側のカムフォロア301,302(又は291,292)とダブルカム21とのガタ調整を互いに独立して行なうことができる。従って、カムフォロア291,292,301,302とダブルカム21との間のガタ調整の精度が従来よりも向上する。
(1-3)回動位置調整手段を構成するねじ42を緩めて偏心軸41の回動位置を変更すれば、偏心軸41に支持されたカムフォロア291,301とダブルカム21との間のガタを調整することできる。即ち、カムレバー29側ではカムフォロア291に関するガタ調整とカムフォロア292に関するガタ調整とを別々に行なうことができる。同様に、カムレバー30側ではカムフォロア301に関するガタ調整とカムフォロア302に関するガタ調整とを別々に行なうことができる。従って、カムフォロア291,292,301,302とダブルカム21との間のガタ調整の精度が非常に高くなる。
(1-4)一対の支軸27,28及び一対の動力伝達リンク32,33を出力軸19を挟んだ回転対称位置に配置した構成は、回転バランスを高める上で有利である。
【0028】
次に、図7の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
この実施の形態では、単一の入力レバー43に動力伝達リンク32,33が偏心軸44を介して節連結されている。偏心軸44は偏心軸41と同じ構成であり、偏心軸44の中心径部441が入力レバー43に嵌合しており、偏心軸44の偏心径部442が動力伝達リンク32,33に嵌合している。偏心軸44の回動位置調整はねじ45を緩めて中心径部441の軸線L3の回りに回動して行われる。
【0029】
動力伝達リンク32,33と入力レバー43との連結部の中心は偏心径部442の軸線Lであり、偏心軸44の回動位置調整を行えば軸線Lの位置が変わる。従って、支軸27の中心軸線271、軸ピン48の中心軸線481、偏心径部442の軸線L4、出力軸19の回転中心191を結ぶ動力伝達経路が僅かに変わる。同様に、支軸28の中心軸線281、軸ピン49の中心軸線491、偏心径部442の軸線L4、出力軸19の回転中心191を結ぶ動力伝達経路が僅かに変わる。この動力伝達経路の変更により一方のカムレバー29(又は30)側のカムフォロア291,292(又は301,302)とダブルカム21とのガタ調整、及びカムレバー30(又は29)側のカムフォロア301,302(又は291,292)とダブルカム21とのガタ調整を互いに独立して行なうことができる。従って、カムフォロア291,292,301,302とダブルカム21との間のガタ調整の精度が従来よりも向上する。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明では、出力軸に止着された一対の入力レバーと一対のカムレバーとをそれぞれ動力伝達体で1対1に節連結すると共に、カムレバーから動力伝達体を介して入力レバーに至る動力伝達経路を変更できるようにしたので、カムとカムフォロアとの間のガタ調整の精度を向上して織機の高速化に寄与し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】分解斜視図。
【図3】縦断面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】側面図。
【図6】出力軸の回転速度を示すグラフ。
【図7】第2の実施の形態を示す縦断面図。
【符号の説明】
18…変速装置、19…出力軸、21…ダブルカム、211,212…カム体、27,28…支軸、29,30…カムレバー、291,292,301,302…カムフォロア、32,33…動力伝達体となる動力伝達リンク、34,35,48,49…軸ピン、37,38…入力レバー、39,40…取り付け位置調整手段を構成するねじ、41…偏心軸、42…回動位置調整手段を構成するねじ。

Claims (4)

  1. 駆動軸に相対回転可能に嵌合された偏心輪と駆動軸との間の動力伝達及びその遮断の切り換えを駆動軸の半回転毎に行なって綜絖枠の上下動を制御する開口装置における変速装置において、
    前記駆動軸に連結された出力軸と、
    前記出力軸と同軸上に不動配置された一対のカム体と、
    前記一対のカム体の周囲を公転する一対の支軸と、
    前記各支軸に揺動可能に支持されると共に、各カム体にそれぞれ係合する一対のカムフォロアを有する一対のカムレバーと、
    前記出力軸に止着された入力レバーと、
    前記一対のカムレバーと前記入力レバーとを1対1に節連結する一対の動力伝達体と、
    前記カムレバーから前記動力伝達体を介して前記入力レバーに至る動力伝達経路を変更する経路変更手段とを備え、
    織機の回転に同期して前記支軸を公転させるようにした織機の開口装置における変速装置。
  2. 前記入力レバーは一対であり、前記経路変更手段は、前記出力軸に止着される入力レバーの前記出力軸の回りの取り付け位置を調整する取り付け位置調整手段である請求項1に記載の織機の開口装置における変速装置。
  3. 前記カムレバーの一対のカムフォロアのいずれか一方は偏心軸を介してカムレバーに支持されており、前記偏心軸はその軸線の回りの回動位置を調整する回動位置調整手段を介して前記カムレバーに支持されている請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の織機の開口装置における変速装置。
  4. 前記一対の支軸及び前記一対の動力伝達体は前記出力軸を挟んで回転対称位置に配置されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の織機の開口装置における変速装置。
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