JP3853615B2 - アドレス情報検出装置およびアドレス情報検出方法 - Google Patents
アドレス情報検出装置およびアドレス情報検出方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、光ディスク、光磁気ディスク、相変化光ディスク等の記録媒体から安定して適正なアドレス情報を得ることができるアドレス情報検出装置およびアドレス情報検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク、光磁気ディスク、相変化光ディスク等の記録媒体では、そのデータトラック上に、絶対位置情報となるアドレスが何らかの形で記録されている。そして、ディスクに対応するディスクドライブ装置では、例えば、記録/再生動作の際等において、データトラック上のアドレスを検出して目的の位置に達したか否かを判定し、目的の位置に達したことが検出された場合に記録または再生動作を開始する。
【0003】
上記のようなディスク上においては、例えば、図14に示すように、1つのアドレス値を付与されるデータ単位を示す1セクタ内にアドレス領域とデータとが記録されているアドレス記録形態がある。このような記録形態では、ディスクに形成された各セクタを物理的にエリア分割してアドレス情報とデータとを記録している。そして、アドレス情報としては、実際のアドレス値ADとそのアドレス値ADに対して付与されるCRCエラー検出コードとが記録されている。なお、図14に示す記録形態では、アドレス値ADとCRCエラー検出コードは、1回だけ記録された例を示しているが、アドレス読み込みエラーの確率を少なくするために、複数回ずつ記録されることもある。
【0004】
上記のようなアドレス記録形態のディスクからアドレス情報を得るアドレス情報検出装置は、図15に示すように、アドレス検出部101、CRCエラー検出部102、アドレス保持部103、セレクタ104、アドレス情報保持部105、補間アドレス生成部106および補間アドレス保持部107とを備えている。
【0005】
アドレス検出部101は、いわゆるアドレスデコーダであり、ディスクに記録されているアドレス情報をデコードする。デコードされたアドレスは、アドレス保持部103のレジスタに記憶される。また、デコードされたアドレスおよびCRCエラー検出コードは、CRCエラー検出部102に送られ、ここでアドレスとしてエラービットが存在するか否かの検出(エラー検出)が行われる。さらに、アドレス保持部103の出力およびCRCエラー検出部102の出力は、セレクタ104に入力される。
【0006】
セレクタ104には、補間アドレス保持部107から補間アドレス情報が入力される。この補間アドレス情報は、直前のセレクタ104のアドレス情報より、現在のアドレス情報を補間して求めたものである。セレクタ104は、CRCエラー検出部102の検出結果が、エラーなしと判断された場合には、アドレス保持部103から入力されたアドレス情報を選択して出力する。一方、エラーが検出された場合には、補間アドレス保持部107から出力された補間アドレス情報を出力する。このセレクタ104の出力は、アドレス情報保持部105に入力され、検出されたアドレス情報として、記録/再生動作の際に利用されるため図示しない記録/再生動作ブロック等に出力される。
【0007】
また、アドレス情報保持部105のアドレス情報は、補間アドレス生成部106にも出力される。この補間アドレス生成部106では、次のセクタのアドレスを計算し、補間アドレス保持部107に出力する。補間アドレス保持部107の出力は上述のように、セレクタ104に出力される。
【0008】
以上のような手順により、アドレス領域にアドレス値とエラー検出コードとが記録されているディスクのアドレス情報の検出が行われる。
【0009】
また、アドレス領域にアドレス値とともに、そのアドレス値に関するエラー訂正能力を有するエラー訂正コードを記録する方法が、特開平11−31365号公報に開示されている。
【0010】
アドレスとエラー訂正能力を有するエラー訂正コードとをアドレス領域に記録する方法としては、図16に示すように、1つのアドレスを付与されるデータ単位を示す1セクタを、物理的にエリア分割してアドレス情報とデータとを記録する方法があり、アドレス情報として、実際のアドレスADとそのアドレスADに対して付与されるエラー訂正コードECCを記録している。なお、エラー訂正コードECCは、非2元BCHコードや、2元BCHコードを記憶している。
【0011】
上記のようなアドレス記録形態のディスクからアドレス情報を得るためのアドレス情報検出装置の一例としては、図17に示すように、非2元BCHコードを採用した構成が挙げられる。
【0012】
図17のアドレス情報検出装置は、まず、1ビットのシリアル系列で供給されるアドレスデータをシリアル−パラレル変換部108にてパラレルデータに変換する。そして、このパラレルデータとしてのデコードアドレスは、アドレス保持部109のレジスタに取り込まれるとともに、シンドローム計算部110に入力される。シンドローム計算部110は、入力されたアドレスに対してエラー検出のためのシンドローム計算を行い、その計算結果をアドレス訂正部111、およびその計算結果よりエラーの有無を検出し、その検出結果をセレクタ113に出力する。アドレス訂正部111では、シンドローム計算部110の計算結果であるシンドロームを用いて、エラー訂正が可能であるか否かを判別し、その判別結果をセレクタ113に出力する。そして、エラー訂正が可能であるならば、アドレス保持部109の出力アドレスのエラー訂正処理を行う。
【0013】
セレクタ113には、アドレス保持部109からのアドレス情報、訂正アドレス保持部112からの訂正アドレス情報のほかに、補間アドレス保持部116からの入力である補間アドレスが入力される。これは、セレクタ113の出力であるアドレス情報から、補間アドレス生成部115にて、次のアドレス情報を補間したものである。
【0014】
さらに、セレクタ113では、シンドローム計算部110からの入力によりエラーが検出されなかった場合は、アドレス保持部109からの入力データをアドレス情報として、アドレス情報保持部105に出力する。一方、エラーが検出され、アドレス訂正部111からの入力により、訂正が可能であると判別された場合は、訂正アドレス保持部112からの入力データをアドレス情報として、アドレス情報保持部105に出力する。さらに、エラーが検出され、訂正が不能の場合は、補間アドレス保持部116からの入力である補間アドレスをアドレス情報としてアドレス情報保持部105に出力される。
【0015】
以上のような手順により、アドレス領域にアドレス値とエラー訂正コードが記録されているディスクのアドレス情報の検出を行うことができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のアドレス情報検出方法では、以下のような問題点を有している。
【0017】
すなわち、上記従来のアドレス情報検出方法におけるエラー検出は、受信語が符号語としてありえないものである場合にエラーが発生したと判断する原理を採用している。
【0018】
例えば、図18に示すように最小距離がdminの符号語(wi、wjと示す)に対してd個以下のエラーが加わり受信語yになったとする。yはwiを中心とする半径dの小球内にあり、
dmin≧d+1…(1)
の関係であれば、半径dの中に他の符号語はない。このため、yが他の符号語と一致することはなく、受信側ではエラーの発生を検出する。
【0019】
逆にいえば、上記(1)式を満たさない個数のエラーが発生した場合には、エラーを検出することができず、エラーを見逃してしまうという問題がある。
【0020】
さらに、図19に示すように最小距離がdminの符号語(wi、wjと記載)に対して、t箇所のエラーが加わり受信語yとなったとする。
【0021】
このとき、tが以下に示す(2)式を満たしていれば、半径tの小球内に他の符号語はない。
【0022】
dmin≧2t+1…(2)
このため、yに一番近い符号語はwiであるため、yはwiに訂正される。
【0023】
この場合も、上記(2)式を満たさない個数のエラーが発生した場合には、正しくエラーを訂正することができず、別の符号語に誤訂正してしまうという問題がある。
【0024】
以上のように、従来のアドレス情報検出方法では、エラー訂正およびエラー検出において上記(1)、(2)式を満たさない個数のエラーが加わった場合には、誤検出・誤訂正を避けることはできない。
【0025】
このためアドレス情報に、エラー検出コードおよびエラー訂正コードを付加してアドレス情報の検出を行っても、エラーの個数によってはエラーの誤検出および誤訂正を行ってしまうことがある。さらに、エラー訂正を行うことができた場合や、エラー検出による検出結果がエラーなしであった場合でも、アドレスを誤検出している可能性があるため、無条件にそのアドレス情報を採用すると、装置の暴走等の問題を完全に防止することはできない。
【0026】
このように、エラー検出および訂正には、アドレス情報の誤検出や誤訂正は不可避であり、従来のアドレス情報検出装置においては、アドレスの誤検出・誤訂正が生じた場合には、その訂正されたアドレス情報あるいはエラーであることを見逃された誤ったアドレス情報が採用され、動作制御が行われる。このため、ディスク上における絶対値を装置が誤認識してしまうことで、記録/再生動作を正常に行うことができなくなったり、最悪の場合、装置が暴走する等の問題が発生する。
【0027】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アドレスエラーを誤検出した場合、もしくはアドレスを誤訂正した場合でも、装置の暴走を防止して、正常な記録/再生を行うことができるアドレス情報検出装置およびアドレス情報検出方法を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明のアドレス情報検出装置は、上記の課題を解決するために、記録媒体上の絶対位置を示すアドレスとそのアドレスに関するエラー検出コードとを含んでいるアドレス情報を検出するアドレス情報検出手段と、上記エラー検出コードを基にして検出アドレスがエラーであるか否かを検出するエラー検出手段とを備えているアドレス情報検出装置において、検出アドレスと、直前のアドレスあるいは直前のアドレスに対応する第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレスとを比較した結果を示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成する第1補間アドレス生成手段と、上記エラー検出手段から出力されたエラー検出信号に応じて、検出したアドレス、または直前のアドレスあるいはそれに対応する第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成する第2補間アドレス生成手段と、上記検出アドレスと、第1補間アドレスあるいは第2の補間アドレスとが一致しており、かつ上記エラー検出信号がエラーなしを示している場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用するアドレス比較手段とを備えていることを特徴としている。
【0029】
上記の構成によれば、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスを生成し、これらを検出アドレスと比較することで、エラー検出手段によるエラー検出が適正に行われず、誤った検出アドレスがそのまま絶対位置情報として採用されたり、誤った検出アドレスであるにもかかわらず、エラー検出手段により検出アドレスがエラーでないと誤認識されて、誤ったアドレスが絶対位置情報として採用されたりすることを防止し、正確な絶対位置情報を検出できる。
【0030】
すなわち、検出アドレスが誤検出アドレスである場合でも、検出アドレスを第1補間アドレスと比較して検出アドレスの正誤判定を行うことで、検出アドレスが誤ったアドレスであることを認識できる。
【0031】
さらに、エラー検出手段が誤検出アドレスを適正なアドレスであると誤判定した場合でも、検出アドレスを第2補間アドレスと比較してエラー検出信号が適正であるか否かを判定することができる。
【0032】
このように、検出アドレスの正誤判定とエラー検出信号の判定とが、共に肯定的な判定であっても、そのまま検出アドレスを絶対位置情報として採用せず、上記第1・第2補間アドレスとの比較により適正な判定であることを確認した上で検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記判定が適正でない場合には、直前の適正なアドレスから生成した上記第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することで、常に適正な絶対位置情報を得ることが可能になる。
【0033】
よって、本発明のアドレス情報検出装置によれば、誤ったアドレスを絶対位置情報として認識することで生じる装置の暴走等の不具合の発生を防止できる。
【0034】
本発明のアドレス情報検出装置は、上記の課題を解決するために、記録媒体上の絶対位置を示すアドレスとそのアドレスに関する誤り訂正コードとを含んでいるアドレス情報を検出するアドレス情報検出手段と、上記誤り訂正コードを基にして検出アドレスを訂正するアドレス訂正手段とを備えているアドレス情報検出装置において、上記検出アドレスと、直前のアドレスあるいはそれに対応する第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレスとを比較して一致したか否かを示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成する第1補間アドレス生成手段と、上記アドレス訂正手段による誤アドレス訂正の結果に応じて、検出したアドレス、または直前のアドレスあるいはそれに対応する第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成する第2補間アドレス生成手段と、上記検出アドレスと、第1補間アドレスあるいは第2の補間アドレスとが一致し、かつ上記誤り訂正コードからエラーなしが検出された場合、あるいは上記誤り訂正コードからエラーありが検出され、上記アドレス訂正手段による適正な訂正が行われた場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用するアドレス比較手段とを備えていることを特徴としている。
【0035】
上記の構成によれば、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスを生成し、これらを検出アドレスと比較することで、誤り訂正コードからエラー検出が適正に行われなかった場合、誤った検出アドレスであるにもかかわらず、検出アドレスがエラーでないと誤認識された場合、誤り訂正コードから検出アドレスがエラーであると検出され、アドレス訂正手段により適正なアドレス訂正が行われなかった場合であっても、誤ったアドレスが絶対位置情報として採用されることを防止し、正確な絶対位置情報を検出できる。
【0036】
すなわち、検出アドレスが誤検出アドレスである場合でも、検出アドレスを直前の適正なアドレスから生成した第1補間アドレスと比較することで、検出アドレスが誤ったアドレスであることを認識できる。
【0037】
また、誤り訂正コードから誤検出アドレスが適正なアドレスであると誤判定された場合でも、検出アドレスを第2補間アドレスと比較することで、誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果が適正であるか否かを判定することができる。
【0038】
さらに、誤り訂正コードから検出アドレスがエラーであると判定され、アドレス訂正手段により適正な訂正が行われなかった場合でも、訂正アドレスと第2補間アドレスとを比較することで、訂正が適正に行われたか否かを判定できる。
【0039】
このように、検出アドレスの正誤判定と誤り訂正コードを基にしたエラー検出とが、共に肯定的な判定である場合や、誤り訂正コードを基にエラーが検出され、アドレス訂正手段によりアドレス訂正が行われた場合でも、そのまま検出アドレスあるいは訂正アドレスを絶対位置情報として採用せず、上記第1・第2補間アドレスとの比較により何れも適正な判定であることを確認した上で検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記判定の何れかが適正でない場合には、直前の適正なアドレスから生成した上記第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することで、常に適正な絶対位置情報を得ることが可能になる。
【0040】
よって、本発明のアドレス情報検出装置によれば、誤ったアドレスを絶対位置情報として認識することで生じる装置の暴走等の不具合の発生を防止できる。
【0041】
また、上記第1・第2補間アドレスは、加算器を用いて生成されることがより好ましい。
【0042】
これにより、第1・第2補間アドレスの生成を正確かつ容易に行うことができ、例えば、加算器により+1することにより第1・第2補間アドレスを生成すれば、隣接するアドレス同士の比較が容易になる。
【0043】
また、上記第1・第2補間アドレスは、演算装置を用いて生成されることがより好ましい。
【0044】
これにより、CPU等の演算装置を第1・第2補間アドレスの生成に用いることで、第1・第2補間アドレスの生成を正確かつ迅速に行うことができる。
【0045】
本発明のアドレス情報検出方法は、上記の課題を解決するために、記録媒体上の絶対位置を示すアドレスとそのアドレスに関するエラー検出能力を有する検出コードとを含んでいるアドレス情報を検出し、上記検出コードを基にして検出アドレスがエラーであるか否かを示すエラー検出信号を生成するアドレス情報検出方法において、上記検出アドレスと、直前のアドレスあるいはそれに対応する第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレスとを比較して一致したか否かを示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成するとともに、上記エラー検出信号に応じて、検出したアドレス、または直前のアドレスあるいはそれに対応する第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成し、上記検出アドレスと、第1補間アドレスあるいは第2の補間アドレスとが一致しており、かつ上記エラー検出信号がエラーなしを示している場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することを特徴としている。
【0046】
上記の構成によれば、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスを生成し、これらを検出アドレスと比較することで、エラー検出が適正に行われず、誤った検出アドレスがそのまま絶対位置情報として採用されたり、誤った検出アドレスであるにもかかわらず、検出アドレスがエラーでないと誤認識されて、誤ったアドレスが絶対位置情報として採用されたりすることを防止し、正確な絶対位置情報を検出できる。
【0047】
すなわち、検出アドレスが誤検出アドレスである場合でも、検出アドレスを第1補間アドレスと比較して検出アドレスの正誤判定を行うことで、検出アドレスが誤ったアドレスであることを認識できる。
【0048】
さらに、誤検出アドレスを適正なアドレスであると誤判定した場合でも、検出アドレスを第2補間アドレスと比較してエラー検出信号が適正であるか否かを判定することができる。
【0049】
このように、検出アドレスの正誤判定とエラー検出信号の判定とが、共に肯定的な判定であっても、そのまま検出アドレスを絶対位置情報として採用せず、上記第1・第2補間アドレスとの比較により適正な判定であることを確認した上で検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記判定が適正でない場合には、直前の適正なアドレスから生成した上記第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することで、常に適正な絶対位置情報を得ることが可能になる。
【0050】
よって、本発明のアドレス情報検出方法によれば、誤ったアドレスを絶対位置情報として認識することで生じる装置の暴走等の不具合の発生を防止できる。
【0051】
本発明のアドレス情報検出方法は、上記の課題を解決するために、記録媒体上の絶対位置を示すアドレスとそのアドレスに関する誤り訂正能力を有する誤り訂正コードとを含んでいるアドレス情報を検出するとともに、上記誤り訂正コードを基にして検出アドレスがエラーであるか否かを検出し、エラーであることが検出された検出アドレスを訂正するアドレス情報検出方法において、上記検出アドレスと、直前のアドレスあるいはそれに対応する第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレスとを比較して一致したか否かを示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成するとともに、上記誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果に応じて、検出したアドレス、または直前のアドレスあるいはそれに対応する第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成し、上記検出アドレスと、第1補間アドレスまたは第2の補間アドレスとが一致し、かつ上記誤り訂正コードからエラーなしが検出された場合、あるいはエラーであると検出された検出アドレスが適正に訂正された場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することを特徴としている。
【0052】
上記の構成によれば、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスを生成し、これらを検出アドレスと比較することで、エラー検出が適正に行われなかった場合、誤った検出アドレスであるにもかかわらず、検出アドレスがエラーでないと誤認識された場合、検出アドレスがエラーであると認識され、適正なアドレス訂正が行われなかった場合であっても、誤検出アドレスが絶対位置情報として採用されることを防止し、正確な絶対位置情報を検出できる。
【0053】
すなわち、検出アドレスが誤検出アドレスである場合でも、検出アドレスを直前の適正なアドレスから生成した第1補間アドレスと比較することで、検出アドレスが誤ったアドレスであることを認識できる。
【0054】
また、誤検出アドレスを適正なアドレスであると誤判定した場合でも、検出アドレスを第2補間アドレスと比較することで、誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果が適正であるか否かを判定することができる。
【0055】
さらに、検出アドレスがエラーであると判定され、適正な訂正が行われなかった場合でも、訂正アドレスと第2補間アドレスとを比較することで、訂正が適正に行われたか否かを判定できる。
【0056】
このように、検出アドレスの正誤判定と誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果とが、共に肯定的な判定である場合や、エラー検出結果がエラーを示しており、アドレス訂正が行われた場合でも、そのまま検出アドレスあるいは訂正アドレスを絶対位置情報として採用せず、上記第1・第2補間アドレスとの比較により何れも適正な判定であることを確認した上で検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記判定の何れかが適正でない場合には、直前の適正なアドレスから生成した上記第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することで、常に適正な絶対位置情報を得ることが可能になる。
【0057】
よって、本発明のアドレス情報検出方法によれば、誤ったアドレスを絶対位置情報として採用することで生じる装置の暴走等の不具合の発生を防止できる。
【0058】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕
本発明のアドレス情報検出装置およびアドレス情報検出方法に関する実施の一形態について、図1〜図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0059】
本実施形態のアドレス情報検出装置1は、図1に示すように、アドレス検出部2、アドレス保持部3、CRCエラー検出部4、アドレス比較部5、アドレス情報保持部6、第1・第2補間アドレス生成部7・9および第1・第2補間アドレス保持部8・10を備えている。
【0060】
アドレス検出部2には、シリアルデータのアドレス信号が入力される。アドレス検出部2でデコードされたアドレス(以後、検出アドレスとする)は、アドレス保持部3およびCRCエラー検出部4に出力される。
【0061】
アドレス保持部3は、この検出アドレスを記録するとともに、該検出アドレスをアドレス比較部5、第1補間アドレス生成部7、第2補間アドレス生成部9に出力する。
【0062】
また、CRCエラー検出部4は、検出アドレスのエラーの有無を判定し、エラーありの場合は’H’レベル、エラーなしの場合は’L’レベルを示すエラー検出信号をアドレス比較部5および第2補間アドレス生成部9に出力する。
【0063】
第1補間アドレス生成部7および第2補間アドレス生成部9は、後述する工程により第1補間アドレスおよび第2補間アドレスを生成し、第1補間アドレス保持部8・第2補間アドレス保持部10へそれぞれ出力する。
【0064】
そして、第1補間アドレス保持部8は第1補間アドレスを、第2補間アドレス保持部10は第2補間アドレスをそれぞれアドレス比較部5へ出力する。
【0065】
アドレス比較部5は、入力された検出アドレスを、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスと比較し、検出アドレス・第1・第2補間アドレスの中から、適正なアドレスを選択してアドレス情報保持部6へ出力する。
【0066】
以下に、本実施形態のアドレス情報検出装置1による適正な絶対位置情報を検出する方法について詳しく説明するが、先ず、第1・第2補間アドレス生成部7・9の構成について、図2・図3を用いて説明する。
【0067】
第1補間アドレス生成部7は、図2に示すように、加算器20・21およびセレクタ22を備えている。
【0068】
加算器20は、検出アドレスに+1することでアドレスを補間する。加算器21は、第1補間アドレス保持部8から出力された直前の第1補間アドレスを+1することでアドレスを補間する。
【0069】
セレクタ22は、アドレス比較部5からの出力である一致信号に応じて出力するアドレスを選択する。つまり、一致信号が’H’の時、つまり検出アドレスと第1もしくは第2補間アドレスとが一致している場合には、検出アドレスを基にして、補間したアドレスを第1補間アドレスとして出力する。一方、検出アドレスと第1・第2補間アドレスとが不一致の場合には、直前の第1補間アドレスから補間したアドレスを選択して、第1補間アドレスとして出力する。出力された第1補間アドレスは、第1補間アドレス保持部8のレジスタに記憶され、アドレス比較部5に出力される。
【0070】
第2補間アドレス生成部9は、図3に示すように、第1補間アドレス生成部7と同様に、加算器23・24およびセレクタ25を備えている。
【0071】
加算器23は、検出アドレスを+1することで、次のアドレスを補間している。同様に、加算器24は、第2補間アドレス保持部10から出力された直前の第2補間アドレスを+1することで次のアドレスを補間している。
【0072】
セレクタ25は、CRCエラー検出部4の出力であるエラー検出信号に応じて、出力するアドレスを選択する。例えば、エラー検出信号が’L’の時、つまり検出アドレスがエラーではないと判定された場合には、セレクタ25は、この検出アドレスを基に補間したアドレスを第2補間アドレスとして出力する。一方、検出アドレスがエラーであると判定された場合には、セレクタ25は、直前の第2補間アドレスから補間したアドレスを選択して、第2補間アドレスとして出力する。出力された第2補間アドレスは、第2補間アドレス保持部10のレジスタに記憶され、アドレス比較部5に出力される。
【0073】
続いて、検出された検出アドレスと、上記第1・第2補間アドレス保持部8・10から出力された上記第1・第2補間アドレスとを比較して適正なアドレスを選択するアドレス比較部5の構成について、図4を用いて詳しく説明すれば、以下の通りである。
【0074】
アドレス比較部5は、図4に示すように、比較器11・12、OR回路13、セレクタ14、NOT回路15およびAND回路16を備えている。
【0075】
比較器11は、検出アドレスと直前の第2補間アドレスとを比較し、一致した場合には’H’レベルをOR回路13に出力する。同様に、比較器12も、検出アドレスと直前の第1補間アドレスとを比較し、一致した場合には’H’レベルをOR回路13に出力する。セレクタ14は、検出アドレスと直前の第1補間アドレスとをエラー検出信号およびOR回路13の出力と比較して選択する。
【0076】
このセレクタ14では、図5に示すように、検出アドレスにエラーがなく、かつ検出アドレスが第1補間アドレス、第2補間アドレスの片方あるいは両方と一致した場合にのみ検出アドレスが選択され、それ以外の場合は第1補間アドレスが選択される。
【0077】
また、エラー検出信号は、NOT回路15にて反転された後、AND回路16に入力される。AND回路16には、OR回路13の出力が入力されており、一致信号として出力される。この一致信号は、検出アドレスにエラーがなく、第1・第2補間アドレスの何れか一方もしくは両方と一致した場合に、’H’レベルを出力するものである。
【0078】
以上のように、アドレス比較部5にて選択された絶対位置情報は、アドレス情報保持部6にて記憶される。この絶対位置情報は、記録/再生動作を行うために図示しないコントロール部分に出力される。
【0079】
以下に、上記のような構成のアドレス情報検出装置1による絶対位置情報を検出する具体的な動作について、図6を用いて説明する。
【0080】
なお、本実施形態では、図6の(a)〜(g)に示すように、シーク後、セクタn−1までは検出アドレスがエラーの状態が続いており、T1においてセクタnがエラーなしで検出できたものとする。
【0081】
ディスク上のアドレスは、(a)に示すn、n+1...であるとし、各アドレスの区切りは1セクタを示している。
【0082】
アドレス検出部2は、(a)に示すディスクの実際のアドレスに対して、(b)に示す検出アドレスを検出したとする。
【0083】
この時、CRCエラー検出部4は、(c)に示すように、この検出アドレスがエラーであるか否かを判定する。なお、(c)に示す○はエラーなし(アドレスOK)、×はエラーを示している。
【0084】
第1補間アドレス生成部7、第2補間アドレス生成部9では、上述した工程により、(d)・(e)に示すように、それぞれ第1補間アドレス、第2補間アドレスを生成する。
【0085】
アドレス比較部5では、(f)に示すように、検出アドレスと上記第1・第2補間アドレスとを比較して一致するか否かを示す一致信号を出力するとともに、(g)に示すように、検出アドレス・第1補間アドレス・第2補間アドレスの中から適正なアドレスを選択し、アドレス情報保持部6に出力する。
【0086】
以下、(b)に示すディスクアドレスの各時点T1〜T3における動作を例に挙げて、順に説明する。
【0087】
T1以前の時点においては、アドレスが検出されていないので、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスは、ディスク上のアドレスと全く異なったアドレス値mを保持している。
【0088】
なお、(m−1),(m)が検出された場合には、エラー検出信号が×であるため、この検出アドレスは絶対位置情報として採用されず、エラー検出信号が○になるまで待機する。よって、(m−1),(m)が検出された場合でも、装置の暴走は発生しない。
【0089】
T1の時点においては、CRCエラー検出部4にて検出アドレスがエラーなしと判断されるが、第1および第2補間アドレス(m)と検出アドレス(n)とが異なるため、一致信号は×(’L’レベル)となる。このため、第1補間アドレスであるアドレス値(m)が絶対位置情報として採用される。
【0090】
この時、第1補間アドレス生成部7では、一致信号が×(NG)であるため、第1補間アドレスを+1した値(m+1)を出力する。第2補間アドレス生成部9では、エラー検出信号が○(OK)であるので、検出アドレスを+1した値(n+1)が出力される。
【0091】
T2の時点においては、検出アドレスがエラーなく検出されており、その検出アドレス値(n+1)と第2補間アドレスとが一致している。このため、一致信号がOK(’H’レベル)となるので、アドレス比較部5は絶対位置情報として、検出アドレス(n十1)をそのまま採用する。
【0092】
この時、第1補間アドレス生成部7は、一致信号がOKであるため、検出アドレスを+1した値(n+2)を第1補間アドレスとして生成する。第2補間アドレス生成部9は、エラー検出結果がOKであるので、検出アドレスを+1した値(n+2)を生成する。
【0093】
T3の時点においては、仮に、T3の時点で検出されるアドレスは、実際は(n十2)であるはずが(n+x)と誤検出され、しかも、エラー検出結果もNGとなるはずが、誤検出されてOKとなっている。この場合、検出されたアドレスは、第1あるいは第2補間アドレスと一致しないため、アドレス比較部5で採用される絶対位置情報は、第1補間アドレスである(n+2)が採用され、誤検出された(n+x)が採用されることはない。
【0094】
この時、第1補間アドレス生成部7では、一致信号が×であるため、直前の第1補間アドレスに+1した(n+3)が生成される。一方、第2補間アドレス生成部9では、エラー検出結果が誤検出により、○となっているので、誤検出されたアドレス(n+x)に+1した(n+x+1)を第2補間アドレスとして出力する。しかし、この第2補間アドレスは絶対位置情報として検出されないので、実際の動作には何ら影響を与えることはない。
【0095】
T3以降の時点においては、アドレスが正しく検出されるまで、第1補間アドレスが採用されるので、エラー検出結果の誤検出の影響は受けない。そして、アドレスが正しく検出された時点で、第1補間アドレス保持部8および第2補間アドレス保持部10は、ともにディスク上のアドレスと一致したアドレスを保持する。
【0096】
以上のように、本実施形態におけるアドレス情報検出装置1は、アドレスの誤検出により誤った検出アドレスが入力された場合でも、第1あるいは第2補間アドレス生成部7・9により生成された第1あるいは第2補間アドレスと一致しない場合には、絶対位置情報として採用せず、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用している。よって、常に正確な絶対位置情報を得ることができるため、実際の記録/再生動作には何ら影響を与えず、装置の暴走等の不具合を防止して、正常な動作を行うことができる。
【0097】
さらに、本実施形態のアドレス情報検出装置1は、検出されたアドレスのエラー検出結果が○である場合、第1・第2補間アドレスと比較して一致するか否かを判定し、一致しない場合にはその検出アドレスを絶対位置情報として採用せず、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用している。よって、検出されたアドレスのエラー検出結果が○である場合でも、検出アドレスをそのまま絶対位置情報として採用することなく、第1・第2補間アドレスと比較した上で絶対位置情報を決定するため、常に正確な絶対位置情報が得られ、装置の暴走等の不具合の発生を防止できる。
【0098】
なお、本実施形態では、第1および第2補間アドレスの算出に、加算器を用いた例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図4および図5に示す加算器20・21・23・24を、図7に示すように、CPU27のような演算装置に置き換えて第1および第2補間アドレスを算出してもよい。この場合においても、上記と同様に、正確かつ迅速なアドレス検出を行うことができる。
【0099】
〔実施形態2〕
本発明のアドレス情報検出装置およびアドレス情報検出方法に関する他の実施形態について、図8〜図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0100】
なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0101】
本実施形態のアドレス情報検出装置30は、図8に示すように、シリアル−パラレル変換部31、アドレス保持部32、シンドローム計算部33、アドレス訂正部34、訂正アドレス保持部35、第1・第2補間アドレス生成部36・38、第1・第2補間アドレス保持部8・10、アドレス比較部40およびアドレス情報保持部6を備えている。
【0102】
シリアル−パラレル変換部31は、入力信号をシリアル系列からパラレル系列に変換し、アドレス保持部32、シンドローム計算部33に出力する。
【0103】
シンドローム計算部33は、アドレス訂正コードが付加された入力されたアドレス情報に対し、エラー検出のためのシンドローム計算を行い、計算結果をアドレス比較部40に出力する。
【0104】
もし、アドレス情報にエラーがない場合には、シンドローム(計算結果)が0となり、エラーがある場合には、シンドローム(計算結果)が0にならない。よって、シンドロームが0であるか否かによりアドレスがエラーであるか否かを検出し、0でない場合には、エラーの位置と大きさを検出できる。
【0105】
アドレス訂正部34は、アドレス保持部32から入力されたアドレスがエラーである場合には、入力アドレスを訂正し、訂正アドレス保持部35に出力する。
【0106】
第1・第2補間アドレス生成部36・38は、実施形態1の第1・第2補間アドレス生成部7・9と同様に、第1・第2補間アドレスを生成する点で共通している。しかし、本実施形態では、訂正アドレスを生成するため、その分入力信号が増加するため、第1補間アドレス生成部36に後述するセレクタ50、第2補間アドレス生成部38に後述するセレクタ60、NOT回路、OR回路が設けられている点で異なっている。
【0107】
アドレス比較部40には、アドレス保持部32に保持されている検出アドレス、訂正アドレス保持部35の出力であるエラー訂正された訂正アドレス、シンドローム計算部33の出力であるエラー検出信号、アドレス訂正部34の出力であるエラー訂正検出信号、第1補間アドレス保持部8の出力である第1補間アドレス、第2補間アドレス保持部10の出力である第2補間アドレスが入力され、アドレス一致信号を第1補間アドレス生成部36に対して、検出アドレスをアドレス情報保持部6に出力する。
【0108】
このアドレス比較部40の、詳しい構成について、図9を用いて説明する。
【0109】
アドレス比較部40は、図9に示すように、セレクタ41、比較器42、比較器43、OR回路44、セレクタ45、NOT回路46、OR回路47およびAND回路48を備えている。
【0110】
セレクタ41は、エラー検出信号が’L’の時、つまり検出アドレスにエラーがない場合には、検出アドレスを選択して出力する。反対に、エラーがある場合には、訂正アドレス保持部35から出力された訂正アドレスを出力する(以降、セレクタ41の出力をデコードアドレスと示す)。比較器43は、デコードアドレスと第1補間アドレスとを比較し、一致した場合には’H’レベルをOR回路44に出力する。比較器42は、デコードアドレスと第2補間アドレスとを比較し、一致した場合には、’H’レベルをOR回路44に出力する。
【0111】
セレクタ45は、デコードアドレスと第1補間アドレスとを、エラー検出信号、OR回路44の出力およびアドレス訂正部34の出力であり、訂正OKの場合’H’レベルとなる訂正検出信号に応じて選択し、選択されたアドレスを出力する。
【0112】
さらにセレクタ45は、図10に示すように、エラー検出の結果、エラーが無い場合、もしくはアドレス訂正が適正に行われた場合で、かつそのデコードアドレスが第1・第2補間アドレスの一方もしくは両方と一致した場合にのみ、デコードアドレスが絶対位置情報として採用され、それ以外の場合には、第1補間アドレスが絶対位置情報として採用される。
【0113】
また、エラー検出信号はNOT回路46において反転された後、訂正検出信号とともにOR回路47に入力される。AND回路48には、このOR回路47の出力が入力され、一致信号として出力される。この一致信号は、検出アドレスにエラーがない場合あるいは訂正ができた場合で、かつ第1または第2補間アドレスと一致した場合に、’H’レベルを出力する。
【0114】
上記のように、アドレス比較部40にて採用された絶対位置情報は、アドレス情報保持部6において記憶される。なお、このアドレス情報は、記録/再生動作を行うために図示しないコントロール部分に出力される。
【0115】
第1補間アドレス生成部36は、図11に示すように、セレクタ50、加算器51・52、セレクタ53を備えている。
【0116】
セレクタ50は、エラー検出信号が’L’の時、つまり検出アドレスにエラーがない場合には、検出アドレスを選択して出力し、エラーがある場合には、訂正アドレスを出力する。加算器51は、セレクタ50の出力を+1することでアドレスを補間している。加算器52は、直前の第1補間アドレスを+1することでアドレスを補間している。
【0117】
セレクタ53は、アドレス比較部40の出力である一致信号によって出力するアドレスを選択している。一致信号が’H’の時、つまり検出アドレスもしくは訂正アドレスが、第1あるいは第2補間アドレスと一致する場合には、セレクタ50の出力を基にして補間した検出アドレスを第1補間アドレスとして出力する。一方、訂正アドレスが第1あるいは第2補間アドレスと不一致の場合には、直前の第1補間アドレスを補間して第1補間アドレスとして出力する。
【0118】
第2補間アドレス生成部38は、図12に示すように、セレクタ60、加算器61・62、セレクタ63、NOT回路およびOR回路を備えている。
【0119】
セレクタ60は、エラー検出信号が’L’の時、つまり検出アドレスにエラーがない場合、検出アドレスを選択して出力し、エラーがある場合、訂正アドレスを出力する。加算器61は、セレクタ60の出力を+1することで、次のアドレスを補間している。加算器62も同様に、直前の第2補間アドレスを+1することで次のアドレスを補間している。エラー検出信号は、NOT回路で反転された後、訂正検出信号とOR回路に入力され、このOR回路の出力がセレクタ63に入力される。
【0120】
セレクタ63は、OR回路からの入力が’H’の時、つまり検出アドレスがエラーなく検出できている場合、もしくはアドレス訂正部34にて訂正がOKだった場合は、このセレクタ60の出力を基にして補間し、第2補間アドレスとして出力する。それ以外の場合は、直前の第2補間アドレスを補間して第2補間アドレスとして出力する。
【0121】
以上のような構成により、アドレスのエラー検出情報が誤検出された場合や、アドレスが誤訂正された場合でも、誤ったアドレス情報を絶対位置情報として採用することはないため、装置の暴走などの不具合を防止することができる。
【0122】
続いて、本実施形態のアドレス情報検出装置30の動作モデルについて、図13を用いて説明すれば、以下の通りである。
【0123】
ディスク上の実際のアドレスは、(a)に示すn、n+1...であり、各区切りはセクタを示している。
【0124】
ここでは、(b)に示すような検出アドレスが検出されるとし、この検出アドレスのエラー検出結果は、(c)に示すように、○の場合はアドレスOK(エラーなし)、×の場合はエラーとする。
【0125】
アドレス訂正部34では、(d)に示すように、入力されたアドレスを訂正する。
【0126】
この訂正アドレスについては、(e)に示すように、訂正OKか否かの訂正結果が示される。
【0127】
第1補間アドレス生成部36、第2補間アドレス生成部38では、(f)・(g)に示すように、それぞれ第1補間アドレス、第2補間アドレスを生成する。
【0128】
アドレス比較部40では、(h)に示すように、検出アドレスと上記第1・第2補間アドレスとを比較して一致信号を出力するとともに、(i)に示すように、絶対位置情報を選択し、アドレス情報保持部6に出力する。
【0129】
図13に示す(a)〜(i)では、シーク後、セクタn−1までは検出アドレス、訂正アドレスが、ともにNGの状態が続いており、T1においてセクタnがエラー訂正を行うことで検出できたものとしている。以下、各時点での動作を順に説明する。
【0130】
T1以前の時点においては、アドレスが検出されていないので、(b)の検出アドレス、(d)の訂正アドレスともに誤ったアドレス値(仮にxとする)を示しており、(c)のエラー検出信号、(e)の訂正結果ともにNGである。
【0131】
第1補間アドレスおよび第2補間アドレスは、ディスク上のアドレスと全く異なったアドレス値(仮にmとする)を保持している。
【0132】
次に、T1の時点においては、エラー検出の結果、検出アドレスにはエラーがあるが、アドレス訂正部34でエラーが訂正できたとする。
【0133】
この場合、第1および第2補間アドレス(m)と訂正アドレス(n)とが異なるため、一致信号は×(’L’レベル)である。このため、第1補間アドレスであるアドレス値(m)が絶対位置情報として採用される。第1補間アドレス生成部36では、一致信号がNG(×)であるので、第1補間アドレスに+1した値(m+1)が出力される。第2補間アドレス生成部38では、訂正結果がOKであるため、訂正アドレスに+1した値(n+1)が出力される。
【0134】
続いて、T2の時点においては、検出アドレスがエラーなく検出されており、その検出アドレス値(n+1)と第2補間アドレスとが一致している。このため、一致信号が○(’H’レベル)となるので、アドレス比較部40は絶対位置情報として、検出アドレス(n十1)をそのまま採用する。
【0135】
第1補間アドレス生成部36は、一致信号がOK(○)であるので、検出アドレスに+1した値(n+2)を第1補間アドレスとして生成する。第2補間アドレス生成部38は、エラー検出結果がOKであるので、検出アドレスに+1した値(n+2)を出力する。
【0136】
さらに、T3の時点においては、T3の時点で検出されるアドレスは、実際は(n+2)であるはずが、仮に、アドレス訂正部34において(n+x)と誤訂正されてしまったとする。
【0137】
この場合、一致信号は、補間アドレスと一致していないので、アドレス比較部40で採用される絶対位置情報は、第1補間アドレスである(n+2)が採用される。よって、誤検出されたアドレスを絶対位置情報として採用しないため、装置の暴走等の発生を防止できる。
【0138】
第1補間アドレス生成部36では、一致信号が×であるので、直前の第1補間アドレスに+1した(n+3)が生成される。一方、第2補間アドレス生成部38では、訂正検出結果が誤訂正により、○となっているので、誤訂正されたアドレス(n+x)に+1した(n+x+1)を出力する。
【0139】
しかし、この第2補間アドレスとして誤ったアドレス(n+x+1)を出力した場合でも、絶対位置情報として採用されるのは第1補間アドレスであるため、実際の装置の動作には何ら影響を与えることはない。
【0140】
最後に、T3以降の時点では、アドレスが正しく検出されるまでは、第1補間アドレスがアドレス情報として採用されるので、エラー検出結果が誤検出であった場合の影響を受けることはない。そして、アドレスが正しく検出された時点で、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスともにディスク上のアドレスと一致したアドレスを保持する。
【0141】
以上のように、本実施形態におけるアドレス情報検出装置によれば、検出されたアドレスのエラー検出結果が、エラーでないと誤検出された場合や、エラーであると検出され、訂正されたアドレスが誤訂正であった場合でも、第1および第2補間アドレスと比較して一致していない、つまり以前のアドレスデータから生成した補間アドレスと異なるアドレスが入力された場合には、その検出アドレスを採用せず、第1あるいは第2補間アドレスを絶対位置情報として採用している。これにより、常に適正な絶対位置情報を得ることができ、装置の暴走等の発生を防止できる。
【0142】
なお、本実施形態では、第1および第2補間アドレスの算出に、加算器を用いた例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図11および図12に示す加算器51・52・61・62を、実施形態1と同様に、CPUのような演算装置に置き換えて第1および第2補間アドレスを算出してもよい。これにより、実施形態1と同様に、正確かつ迅速な絶対位置検出を行うことができる。
【0143】
なお、本発明のアドレス情報検出装置は、記録媒体上の絶対位置としてアドレス情報が記録されており、前記アドレス情報にはアドレス値とともに、そのアドレス値に関するエラー検出能力を有する検出コードが付加されている記録媒体よりアドレス情報を検出する検出方法において、すでに検出されているアドレス情報より、第1補間アドレスと、第2の補間アドレスとを計算し、アドレス情報が検出された時点にて、そのアドレス情報のエラー検出結果がエラー無しと判定された場合で、第1補間アドレス情報、もしくは第2の補間アドレス情報のどちらか一方、あるいは両方に一致した場合のみ、アドレス情報として採用し、第1補間アドレス情報、および第2の補間アドレス情報の両方に一致しない場合や、アドレス情報がエラーと検出された場合、第1補間アドレス情報をアドレス情報として採用するアドレス情報検出装置であってもよい。
【0144】
また、本発明のアドレス情報検出装置は、記録媒体上の絶対位置としてアドレス情報が記録されており、前記アドレス情報にはアドレス値とともに、そのアドレス値に関する誤り訂正能力を有する誤り訂正コードが付加されている記録媒体よりアドレス情報を検出する検出方法において、すでに検出されているアドレス情報より、第1補間アドレスと、第2の補間アドレスとを計算し、アドレス情報が検出された時点にて、そのアドレス情報のエラー検出結果がエラー無し、もしくは誤り訂正により訂正できたと判定された場合、第1補間アドレス情報、もしくは第2の補間アドレス情報のどちらか一方、あるいは両方に一致した場合、アドレス情報として採用し、第1補間アドレス情報、および第2の補間アドレス情報の両方に一致しない場合や、アドレス情報の誤りが訂正不可の場合、第1補間アドレス情報をアドレス情報として採用するアドレス情報検出装置であってもよい。
【0145】
【発明の効果】
本発明のアドレス情報検出装置は、以上のように、検出アドレスと、直前のアドレスあるいは直前のアドレスに対応する第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレスとを比較した結果を示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成する第1補間アドレス生成手段と、上記エラー検出手段から出力されたエラー検出信号に応じて、検出したアドレス、または直前のアドレスあるいはそれに対応する第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成する第2補間アドレス生成手段と、上記検出アドレスと第1補間アドレスあるいは第2の補間アドレスとが一致しており、かつ上記エラー検出信号がエラーなしを示している場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用するアドレス比較手段とを備えている構成である。
【0146】
それゆえ、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスを生成し、これらを検出アドレスと比較することで、エラー検出手段によるエラー検出が適正に行われず、誤った検出アドレスがそのまま絶対位置情報として採用されたり、誤った検出アドレスであるにもかかわらず、エラー検出手段により検出アドレスがエラーでないと誤認識されて、誤ったアドレスが絶対位置情報として採用されたりすることを防止し、正確な絶対位置情報を検出できるという効果を奏する。
【0147】
すなわち、検出アドレスが誤検出アドレスである場合でも、検出アドレスを第1補間アドレスと比較して検出アドレスの正誤判定を行うことで、検出アドレスが誤ったアドレスであることを認識できる。
【0148】
さらに、エラー検出手段が誤検出アドレスを適正なアドレスであると誤判定した場合でも、検出アドレスを第2補間アドレスと比較してエラー検出信号が適正であるか否かを判定することができる。
【0149】
このように、検出アドレスの正誤判定とエラー検出信号の判定とが、共に肯定的な判定であっても、そのまま検出アドレスを絶対位置情報として採用せず、上記第1・第2補間アドレスとの比較により適正な判定であることを確認した上で検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記判定が適正でない場合には、直前の適正なアドレスから生成した上記第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することで、常に適正な絶対位置情報を得ることが可能になる。
【0150】
よって、本発明のアドレス情報検出装置によれば、誤ったアドレスを絶対位置情報として認識することで生じる装置の暴走等の不具合の発生を防止できる。
【0151】
本発明のアドレス情報検出装置は、以上のように、検出アドレスと、直前のアドレスあるいはそれに対応する第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレスとを比較して一致したか否かを示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成する第1補間アドレス生成手段と、上記アドレス訂正手段による誤アドレス訂正の結果に応じて、検出したアドレス、または直前のアドレスあるいはそれに対応する第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成する第2補間アドレス生成手段と、上記検出アドレスと第1補間アドレスあるいは第2の補間アドレスとが一致し、かつ上記誤り訂正コードからエラーなしが検出された場合、あるいは上記誤り訂正コードからエラーありが検出され、上記アドレス訂正手段による適正な訂正が行われた場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用するアドレス比較手段とを備えている構成である。
【0152】
それゆえ、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスを生成し、これらを検出アドレスと比較することで、誤り訂正コードを基にしたエラー検出が適正に行われなかった場合、誤った検出アドレスであるにもかかわらず、検出アドレスがエラーでないと誤認識された場合、検出アドレスがエラーであると認識され、アドレス訂正手段により適正なアドレス訂正が行われなかった場合であっても、誤ったアドレスが絶対位置情報として採用されることを防止し、正確な絶対位置情報を検出できるという効果を奏する。
【0153】
すなわち、検出アドレスが誤検出アドレスである場合でも、検出アドレスを直前の適正なアドレスから生成した第1補間アドレスと比較することで、検出アドレスが誤ったアドレスであることを認識できる。
【0154】
また、誤り訂正コードを基にしたエラー検出が、誤検出アドレスを適正なアドレスであると誤検出であった場合でも、検出アドレスを第2補間アドレスと比較することで、エラー検出結果が適正であるか否かを判定することができる。
【0155】
さらに、検出アドレスがエラーであると判定され、アドレス訂正手段により適正な訂正が行われなかった場合でも、訂正アドレスと第2補間アドレスとを比較することで、訂正が適正に行われたか否かを判定できる。
【0156】
このように、検出アドレスの正誤判定と誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果とが、共に肯定的な判定である場合や、誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果がエラーを示しており、アドレス訂正手段によりアドレス訂正が行われた場合でも、そのまま検出アドレスあるいは訂正アドレスを絶対位置情報として採用せず、上記第1・第2補間アドレスとの比較により何れも適正な判定であることを確認した上で検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記判定の何れかが適正でない場合には、直前の適正なアドレスから生成した上記第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することで、常に適正な絶対位置情報を得ることが可能になる。
【0157】
よって、本発明のアドレス情報検出装置によれば、誤ったアドレスを絶対位置情報として認識することで生じる装置の暴走等の不具合の発生を防止できる。
【0158】
また、上記第1・第2補間アドレスは、加算器を用いて生成されることがより好ましい。
【0159】
それゆえ、第1・第2補間アドレスの生成を正確かつ容易に行うことができ、例えば、加算器により+1することにより第1・第2補間アドレスを生成すれば、隣接するアドレス同士の比較が容易になるという効果を奏する。
【0160】
また、上記第1・第2補間アドレスは、演算装置を用いて生成されることがより好ましい。
【0161】
それゆえ、CPU等の演算装置を第1・第2補間アドレスの生成に用いることで、第1・第2補間アドレスの生成を正確かつ迅速に行うことができるという効果を奏する。
【0162】
本発明のアドレス情報検出方法は、以上のように、検出アドレスと、直前のアドレスあるいはそれに対応する第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレスとを比較して一致したか否かを示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成するとともに、上記エラー検出信号に応じて、検出したアドレス、または直前のアドレスあるいはそれに対応する第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成し、上記検出アドレスと、第1補間アドレスあるいは第2の補間アドレスとが一致しており、かつ上記エラー検出信号がエラーなしを示している場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用する構成である。
【0163】
それゆえ、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスを生成し、これらを検出アドレスと比較することで、エラー検出が適正に行われず、誤った検出アドレスがそのまま絶対位置情報として採用されたり、誤った検出アドレスであるにもかかわらず、検出アドレスがエラーでないと誤認識されて、誤ったアドレスが絶対位置情報として採用されたりすることを防止し、正確な絶対位置情報を検出できるという効果を奏する。
【0164】
すなわち、検出アドレスが誤検出アドレスである場合でも、検出アドレスを第1補間アドレスと比較して検出アドレスの正誤判定を行うことで、検出アドレスが誤ったアドレスであることを認識できる。
【0165】
さらに、誤検出アドレスを適正なアドレスであると誤判定した場合でも、検出アドレスを第2補間アドレスと比較してエラー検出信号が適正であるか否かを判定することができる。
【0166】
このように、検出アドレスの正誤判定とエラー検出信号の判定とが、共に肯定的な判定であっても、そのまま検出アドレスを絶対位置情報として採用せず、上記第1・第2補間アドレスとの比較により適正な判定であることを確認した上で検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記判定が適正でない場合には、直前の適正なアドレスから生成した上記第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することで、常に適正な絶対位置情報を得ることが可能になる。
【0167】
よって、本発明のアドレス情報検出方法によれば、誤ったアドレスを絶対位置情報として認識することで生じる装置の暴走等の不具合の発生を防止できる。
【0168】
本発明のアドレス情報検出方法は、以上のように、検出アドレスと、直前のアドレスあるいはそれに対応する第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレスとを比較して一致したか否かを示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成するとともに、上記誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果に応じて、検出したアドレス、または直前のアドレスあるいはそれに対応する第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成し、上記検出アドレスと、第1補間アドレスまたは第2の補間アドレスとが一致し、かつ上記誤り訂正コードからエラーなしが検出された場合、あるいはエラーであると検出された検出アドレスが適正に訂正された場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用する構成である。
【0169】
それゆえ、第1補間アドレスおよび第2補間アドレスを生成し、これらを検出アドレスと比較することで、エラー検出が適正に行われなかった場合、誤った検出アドレスであるにもかかわらず、検出アドレスがエラーでないと誤認識された場合、検出アドレスがエラーであると認識され、適正なアドレス訂正が行われなかった場合であっても、誤検出アドレスが絶対位置情報として採用されることを防止し、正確な絶対位置情報を検出できるという効果を奏する。
【0170】
すなわち、検出アドレスが誤検出アドレスである場合でも、検出アドレスを直前の適正なアドレスから生成した第1補間アドレスと比較することで、検出アドレスが誤ったアドレスであることを認識できる。
【0171】
また、誤検出アドレスを適正なアドレスであると誤判定した場合でも、検出アドレスを第2補間アドレスと比較することで、誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果が適正であるか否かを判定することができる。
【0172】
さらに、検出アドレスがエラーであると検出され、適正な訂正が行われなかった場合でも、訂正アドレスと第2補間アドレスとを比較することで、訂正が適正に行われたか否かを判定できる。
【0173】
このように、検出アドレスの正誤判定と誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果とが、共に肯定的な判定である場合や、エラー検出結果がエラーを示しており、アドレス訂正手段によりアドレス訂正が行われた場合でも、そのまま検出アドレスあるいは訂正アドレスを絶対位置情報として採用せず、上記第1・第2補間アドレスとの比較により何れも適正な判定であることを確認した上で検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記判定の何れかが適正でない場合には、直前の適正なアドレスから生成した上記第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することで、常に適正な絶対位置情報を得ることが可能になる。
【0174】
よって、本発明のアドレス情報検出方法によれば、誤ったアドレスを絶対位置情報として採用することで生じる装置の暴走等の不具合の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアドレス情報検出装置に関する一実施形態に係るアドレス情報検出装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1のアドレス情報検出装置における第1補間アドレス生成部の概略的な構成を示すブロック図である。
【図3】図1のアドレス情報検出装置における第2補間アドレス生成部の概略的な構成を示すブロック図である。
【図4】図1のアドレス情報検出装置におけるアドレス比較部の概略的な構成を示すブロック図である。
【図5】図4のアドレス比較部におけるセレクタの出力を表す説明図である。
【図6】図1のアドレス情報検出装置によるアドレス情報検出方法を示す動作モデルである。
【図7】図2・図3の第1・第2補間アドレス生成部における加算器の替わりに、CPUを用いた例を示すブロック図である。
【図8】本発明のアドレス情報検出装置に関する他の実施形態に係るアドレス情報検出装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図9】図8のアドレス情報検出装置におけるアドレス比較部の概略的な構成を示すブロック図である。
【図10】図9のアドレス比較部におけるセレクタの出力を表す説明図である。
【図11】図8のアドレス情報検出装置における第1補間アドレス生成部の概略的な構成を示すブロック図である。
【図12】図8のアドレス情報検出装置における第2補間アドレス生成部の概略的な構成を示すブロック図である。
【図13】図8のアドレス情報検出装置によるアドレス情報検出方法を示す動作モデルである。
【図14】ディスクに対するアドレス記録形態の一例を示す説明図である。
【図15】従来のアドレス情報検出装置の一例を概略的に示すブロック図である。
【図16】ディスクに対するアドレス記録形態の他の例を示す説明図である。
【図17】従来のアドレス情報検出装置の他の例を概略的に示すブロック図である。
【図18】エラー検出の原理の一例を示す説明図である。
【図19】エラー検出の原理の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アドレス情報検出装置
2 アドレス検出部(アドレス情報検出手段)
3 アドレス保持部
4 CRCエラー検出部(エラー検出手段)
5 アドレス比較部(アドレス比較手段)
6 アドレス情報保持部
7 第1補間アドレス生成部(第1補間アドレス生成手段)
8 第1補間アドレス保持部
9 第2補間アドレス生成部(第2補間アドレス生成手段)
10 第2補間アドレス保持部
11・12 比較部
14・22・25 セレクタ
20・21・23・24 加算器
27 CPU
30 アドレス情報検出装置
31 シリアル−パラレル変換部
32 アドレス保持部
33 シンドローム計算部
34 アドレス訂正部(アドレス訂正手段)
35 訂正アドレス保持部
36 第1補間アドレス生成部(第1補間アドレス生成手段)
38 第2補間アドレス生成部(第2補間アドレス生成手段)
40 アドレス比較部(アドレス比較手段)
41・45・50 セレクタ
42・43 比較器
51・52・61・62 加算器
60・63 セレクタ
Claims (6)
- 記録媒体上の絶対位置を示すアドレスとそのアドレスに関するエラー検出コードとを含んでいるアドレス情報を検出するアドレス情報検出手段と、上記エラー検出コードを基にして検出アドレスがエラーであるか否かを検出するエラー検出手段とを備えているアドレス情報検出装置において、
上記検出アドレスと、直前の第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレス、または第2補間アドレスとを比較した結果を示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成する第1補間アドレス生成手段と、
上記エラー検出手段から出力されたエラー検出信号に応じて、検出したアドレス、または直前の第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成する第2補間アドレス生成手段と、
上記検出アドレスと、第1補間アドレスあるいは第2の補間アドレスとが一致しており、かつ上記エラー検出信号がエラーなしを示している場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用するアドレス比較手段とを備えていることを特徴とするアドレス情報検出装置。 - 記録媒体上の絶対位置を示すアドレスとそのアドレスに関する誤り訂正コードと含んでいるアドレス情報を検出するアドレス情報検出手段と、上記誤り訂正コードを基にして検出アドレスを訂正するアドレス訂正手段とを備えているアドレス情報検出装置において、
上記検出アドレスもしくは訂正アドレスと、直前の第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレスまたは第2補間アドレスとを比較して一致したか否かを示す一致信号に応じて、検出アドレスもしくは訂正アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成する第1補間アドレス生成手段と、
上記アドレス訂正手段による誤アドレス訂正の結果に応じて、検出アドレスと訂正アドレスとの一方、または直前の第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成する第2補間アドレス生成手段と、
上記検出アドレスと、第1補間アドレスあるいは第2の補間アドレスとが一致し、かつ上記誤り訂正コードからエラーなしが検出された場合、あるいは上記誤り訂正コードからエラーありが検出され、上記アドレス訂正手段による適正な訂正が行われた場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用するアドレス比較手段とを備えていることを特徴とするアドレス情報検出装置。 - 上記第1・第2補間アドレスは、加算器を用いて生成されることを特徴とする請求項1または2に記載のアドレス情報検出装置。
- 上記第1・第2補間アドレスは、演算装置を用いて生成されることを特徴とする請求項1または2に記載のアドレス情報検出装置。
- 記録媒体上の絶対位置を示すアドレスとそのアドレスに関するエラー検出能力を有する検出コードとを含んでいるアドレス情報を検出し、上記検出コードを基にして検出アドレスがエラーであるか否かを示すエラー検出信号を生成するアドレス情報検出方法において、
上記検出アドレスと、直前の第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレス、または第2補間アドレスとを比較して一致したか否かを示す一致信号に応じて、検出アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成するとともに、
上記エラー検出信号に応じて、検出したアドレス、または直前の第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成し、
上記検出アドレスと、第1補間アドレスあるいは第2の補間アドレスとが一致しており、かつ上記エラー検出信号がエラーなしを示している場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することを特徴とするアドレス情報検出方法。 - 記録媒体上の絶対位置を示すアドレスとそのアドレスに関する誤り訂正能力を有する誤り訂正コードとを含んでいるアドレス情報を検出するとともに、上記誤り訂正コードを基にして検出アドレスがエラーであるか否かを検出し、エラーであることが検出された検出アドレスを訂正するアドレス情報検出方法において、
上記検出アドレスもしくは訂正アドレスと、直前の第1補間アドレスを基にして生成した第1補間アドレス、または第2補間アドレスとを比較して一致したか否かを示す一致信号に応じて、検出アドレスもしくは訂正アドレスまたは第1補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第1補間アドレスを生成するとともに、
上記誤り訂正コードを基にしたエラー検出結果に応じて、検出アドレスと訂正アドレスとの一方、または直前の第2補間アドレスを基にして生成した第2補間アドレスを選択し、該選択されたアドレスを基にして次の検出アドレスとの比較に用いる第2補間アドレスを生成し、
上記検出アドレスと、第1補間アドレスまたは第2の補間アドレスとが一致し、かつ上記誤り訂正コードからエラーなしが検出された場合、あるいはエラーであると検出された検出アドレスが適正に訂正された場合には、上記検出アドレスを絶対位置情報として採用し、上記以外の場合には、第1補間アドレスを絶対位置情報として採用することを特徴とするアドレス情報検出方法。
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