JP3852145B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電素子を有する電歪式アクチュエータにより燃料噴射の制御を行う内燃機関の燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の内燃機関では、レスポンスや燃費、出力を向上させるといったニーズが高まっており、このようなニーズに対応することに燃料噴射弁は重要な役割をもっている。
【0003】
燃料噴射弁は、開閉に要する時間が短い程、すなわち開閉の応答が良いほど制御性がよく、また内燃機関の性能も向上する。この開閉を短時間で行うことができるアクチュエータとして電歪のものが知られているが、この電歪式アクチュエータにより直接弁を開閉しようとするとリフトを大きくとることができないという問題があるため、電歪式アクチュエータは弁の開閉のためのトリガとして用い、実際の弁の開閉およびその開閉状態の維持は油圧によって行う燃料噴射弁が提案されている。
【0004】
例えば、電歪として高速応答性に優れた圧電素子を用いることによって、噴射弁のレスポンスの向上や、低燃費化された場合の少量の燃料噴射量の安定供給、あるいは高出力化に対応するため噴射可能範囲(ダイナミックレンジ)を拡大するといった技術は、特開昭62−67,275号公報や特開平4−179,853号公報にて提案されており、圧電素子とニードル弁との間に燃料等の作動油を介在させて、圧電素子の変位をニードル弁に伝達することが開示されている。
【0005】
特開平4−179,853号公報に開示された燃料噴射弁は、図3に示されるように、弁ケーシング5内に、同軸的に可動部材としての金属製ニードル弁2が介挿されており、このニードル弁2と圧電素子6との間には、圧力室13が、圧電素子6に接合されたピストン22,23を介して形成されている。そして、圧電素子6のmsecオーダの瞬間的な伸縮にともない、燃料供給室3a内の圧力に対し、圧力室13内の圧力が過渡的に変化(収縮時は低く、伸長時は高くなる。)するので、圧力室13と燃料供給室3aとの圧力バランスが崩れ、これによりニードル弁2が開閉する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の燃料噴射弁において、圧電素子6の変位量をY、ニードル弁2の基端部21とピストン22の断面積をそれぞれA1,A2とすると、ニードル弁2のリフト量は、E0×Y×A2/A1で表される。ここで、E0は変位拡大効率であり、0≦E0≦1である。
【0007】
すなわち、ニードル弁2のリフト量は、圧電素子6の変位量Y、ピストン22とニードル弁2の基端部21との断面積比(A2/A1)および変位拡大効率E0に比例するため、ニードル弁2を必要なだけリフトさせるためには、圧電素子6の変位量Yを大きくするか、断面積比A2/A1を大きくするか、あるいは変位拡大効率E0を大きくする必要がある。ただし、圧電素子6の変位量Yを大きくするために当該圧電素子6を大型化すると、コストアップおよび燃料噴射弁自体の大型化につながり好ましくない。また、ピストン22とニードル弁2の基端部21との断面積比A2/A1は、燃料噴射弁の寸法によってある程度決まってしまうので、大きく変動させることはできない。したがって、変位拡大効率E0を極力1に近づけることが有効である。
【0008】
しかしながら、従来の燃料噴射弁にあっては、圧力室13と圧電素子6とのシールは、Oリング24で行われていたため、本来的には圧電素子6が変位して圧力室内の容積がV=Y×A2だけ大きくなるはずのものが、図4に示すように、ピストン23に組み込まれたOリング24の弾性変形によって、実際の圧力室内の容積変化は、V−ΔVとなる。これが、上述した変位拡大効率E0を小さくする原因となって、ニードル弁2のレスポンスが低下するという問題があった。また、圧電素子6の伸縮にともない、Oリング24には常にシール面との摺動による発熱や摩耗が生じるので、疲労劣化するおそれもあった。
【0009】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ニードル弁のリフト量を大きくでき、しかも耐久性およびシール性に優れた燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の燃料噴射弁は、弁本体内にニードル弁と圧電素子とを設け、前記弁本体内であって前記ニードル弁と前記圧電素子との間に圧力室を形成し、前記圧電素子の伸縮により前記圧力室内の作動油の圧力を変化させ、前記ニードル弁を開閉動作させる燃料噴射弁において、前記弁本体と前記圧電素子の圧力室側の端部との間にベローズを設け、当該ベローズ内を前記圧力室の一部とし、前記弁本体の内周面と前記ベローズの外周面とが接触してベローズの外周方向への膨張を抑制していることを特徴とする。
【0011】
本発明の燃料噴射弁では、弁本体と圧電素子の圧力室側の端部との間にベローズが設けられ、当該ベローズ内が圧力室の一部とされているので、ベローズ自体の弾性変形がなく、したがって変形拡大効率E0を1に近づけることができる。この結果、ニードル弁のリフト量を大きくすることができ、応答性が向上する。また、ベローズは弁本体等との摺動動作がないので、発熱や摩耗による劣化のおそれがなく、燃料のシール性およびベローズ自体の耐久性にも優れている。
【0012】
また、本発明の燃料噴射弁では、前記弁本体の内周面と前記ベローズの外周面とが接触してベローズの外周方向への膨張を抑制している。こうすることで、供給される燃料圧が高くてベローズが膨張しようとしても、これを弁本体の内周面で受けるので、ベローズに作用する応力増加が抑制でき、その結果、ベローズ自体の耐久性がさらに高くなる。
【0013】
本発明の燃料噴射弁において、前記弁本体の前記ベローズとの接触面が、前記ベローズよりも硬度が小さい材料からなることが好ましい。ベローズは山部と谷部とが連続的に形成されて構成されるが、ベローズの外周面、すなわち主として山部が弁本体の内周面に接触する。この弁本体の接触面をベローズの材料より低硬度の材料で構成することで、山部への過大な応力集中を緩和することができ、その結果、ベローズ自体の耐久性がさらに高くなる。
【0014】
本発明の燃料噴射弁において、前記ベローズの前記圧電素子との装着端部に、前記弁本体内を移動可能な端板が設けられていることが好ましい。このようにベローズと圧電素子とを分離して構成することにより、ベローズを弁本体へ組み込む作業および圧電素子を弁本体へ組み込む作業が容易となり、製造時間の短縮によるコストダウンが期待できる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の燃料噴射弁によれば、自己弾性変形の少ないベローズを用いているので、変形拡大効率を1に近づけることができ、その結果、ニードル弁のリフト量を大きくすることができ、応答性が向上する。
【0016】
また、ベローズは弁本体等との摺動動作がないので、発熱や摩耗による劣化のおそれがなく、燃料のシール性およびベローズ自体の耐久性にも優れている。
【0017】
本発明の燃料噴射弁において、弁本体の内周面とベローズの外周面とを接触させれば、ベローズに作用する応力増加が抑制でき、ベローズ自体の耐久性がさらに高くなる。
【0018】
本発明の燃料噴射弁において、弁本体のベローズとの接触面をベローズよりも硬度が小さい材料から構成すれば、ベローズの山部への過大な応力集中を緩和することができ、ベローズ自体の耐久性がさらに高くなる。
【0019】
本発明の燃料噴射弁において、ベローズの圧電素子との装着端部に弁本体内を移動可能な端板を設け、ベローズと圧電素子とを分離して構成すれば、ベローズを弁本体へ組み込む作業および圧電素子を弁本体へ組み込む作業が容易となり、製造時間の短縮によるコストダウンが期待できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の燃料噴射弁の実施形態を示す断面図であり、本実施形態の燃料噴射弁は、弁本体である円筒状ケーシング5を有し、このケーシング5内には圧電素子6が内蔵されている。
【0021】
圧電素子6の両端には、それぞれ端板6a,6bが取り付けられており、これら両端板6a,6bは、ケーシング5内を移動できる寸法に形成されている。このうち、圧電素子6の基端部に取り付けられた端板6bは、ケーシング5の一端に設けられた蓋7に溶接等で接合されている。また、他方の端板6aは、圧電素子6の伸縮動作に応じてケーシング5内を移動するが、この端板6aには金属製(例えば、ステンレス)のベローズ9が装着されている。
【0022】
なお、符号15は圧電素子6の配線取出し用孔、符号17は圧電素子6のリード線取出し孔用ブッシュであり、リード線取出し部分の簡単なシールとして設定されている。また、圧電素子リード線16は、ケーシング5のリード線取出し孔15を貫通し、ブッシュ17を貫通して外部へ取り出され、このリード線16を介して500V程度の高電圧が圧電素子6に印加される。
【0023】
ケーシング5の他端には、ニードルホルダ3が溶接等によって接合されており、この接合面で、前述したベローズ9のフランジ部9aが挟持されている。本実施形態では、ベローズ9の外径は、ケーシング5の内径とほぼ等しく形成されており、ベローズ9の外周面とケーシング5の内周面とは接触した状態となっている。
【0024】
本実施形態のベローズ9は、内部に形成された圧力室13の圧力を圧電素子6の伸縮に応じて増減させるためのものであり、また、圧力室13に導かれた燃料が図中右方向の圧電素子6へ流入するのを防止する機能もある。
【0025】
なお、符号4は、圧電素子6の端板6aを図中右方向に付勢する皿バネであり、そのセット長は、ケーシングエンド7の位置によって調整される。このケーシングエンド7は、皿バネ4のセット長及び圧電素子6の長さに応じて、その位置が決定され、溶接等でケーシング5に接合される。
【0026】
一方、ニードルホルダ3には、ノズル1が溶接等で油密に接合されており、このノズル1の一端は、ノズルシート部1aと、ニードルシート部2bとでポペット弁を形成している。そして、燃料噴射のための噴口1bから、ニードル弁2の開閉に応じて燃料を噴射又は非噴射状態とする。
【0027】
ノズル1内に収容されたニードル弁2は、オリフィス部2aで摺動可能に保持されており、このオリフィス部2aが、ニードル弁2の姿勢保持機能と燃料のオリフィス機能とを発揮する。ニードル弁2の他端2aは、ニードル弁2が図中右方向へ移動した際、ストッパ部材11と当接することで、当該ニードル弁2のストローク量が規定される。
【0028】
また、ニードル弁2のオリフィス部2aは、燃料通路10からの燃料を圧力室13まで導き、かつ圧力室13の圧力が瞬時に増減する際には、ごく少量の燃料しか流れない程度の若干のクリアランスを保つように形成されている。
【0029】
符号3b,3c,および上述した13は、ニードル弁2を駆動するための差圧を発生させる圧力室であり、燃料供給室3aとは、オリフィス部2aを介して連通している。
【0030】
ニードル弁2とニードルホルダ3との間には、当該ニードル弁2を図中左方向へ付勢するコイルバネ12が設けられている。なお、ケーシング5には、燃料通路10が設けられており、燃料供給室3aと連通している。燃料導入部14は、テーパねじ形状をなし、燃料配管との接続に用いられる。
【0031】
次に動作を説明する。
内燃機関が停止しているときは、コイルバネ12の付勢力によって、ニードル弁2の先端部2bはノズルシート部1aに押圧され、これにより燃料がシールされるので燃料の停止状態が保たれる。
【0032】
内燃機関の運転が開始される前においては、図示しない電動高圧燃料ポンプで高圧に圧送され、同じく図示しない圧力調整器で約5MPa一定に保たれた燃料が、燃料入口14、燃料通路10を経て、燃料供給室3aに導かれる。このとき、燃料供給室3a内に導かれた燃料は、オリフィス部2aを通過し、圧力室3b,3cおよび13まで導かれる。
【0033】
この状態では、各圧力室内の燃料圧力は供給圧力に全て等しいので、ニードル弁2は、コイルバネ12からの付勢力と燃料供給圧(噴口1bの直径×燃料供給圧)との合力によって閉弁状態を保ち、燃料は噴射されない。
【0034】
このような状態で、例えばピエゾ素子などからなる圧電素子6に、図外の制御駆動回路から約500Vの電圧を印加すると、圧電素子6は、圧電素子自体の軸方向の長さについて瞬時にZ(長さの約0.1%、例えば約50μm)だけ伸長する。
【0035】
端板6aの断面積をA3とすると、このとき、Z×A3の容積だけ圧力室13,3c,3bの容積が減少するが、圧力室13,3c,3b内の燃料はオリフィス部2aから燃料供給室3aへ即座には流入しないので、圧力室13,3c,3b内の燃料が圧縮されて燃料供給室3aの圧力より上昇する。この燃料の上昇圧と、コイルバネ12の付勢力とによって、ニードル弁2は閉弁方向に押しつけられ、依然としてニードル弁2の先端部2bはノズルシート部1aに押圧されるので、燃料のシール状態が維持される。この噴射の準備が完了した状態が初期状態である。
【0036】
この初期状態から、スタータにより内燃機関が始動すると同時に、それまで圧電素子6に印加されていた500Vの電圧を0Vとして圧電素子6に貯まった電荷を取り除く。これにより、当該圧電素子6は、自己収縮機能と皿バネ4の付勢力とによって瞬時に図中右方向へ収縮し、圧力室13,3c,3bの容積がZ×A3だけ増加する。
【0037】
この圧力室13,3c,3bの圧力は、圧電素子6の駆動前においては、燃料のフィード圧に保たれており、しかもオリフィス部2aの存在により燃料供給室3aの燃料は瞬時に圧力室13,3c,3bに移動しないので、この圧電素子6の収縮によって、圧力室13,3c,3bの圧力は燃料供給室3aの圧力より下降する。これにより、ニードル弁2の燃料供給室側と圧力室側のバランスが崩れ、ニードル弁2には開弁方向の力が作用し、この力がコイルバネ12の付勢力を越えたときに、当該ニードル弁2が開弁し燃料供給室3aの燃料が噴口1bから噴射される。
【0038】
このとき、本実施形態の燃料噴射弁では、圧力室13,3c,3bの一部13が、金属製ベローズ9で構成され、しかも、ケーシング5の内周面とベローズ9の外周面とを接触して設け当該ベローズ9の外周方向への膨張を抑制しているので、圧力室13,3c,3bの容積変化は、ほぼZ×A3となり、変位拡大効率E0を1に近づけることができる。これにより、ニードル弁2のリフト特性が安定することとなる。
【0039】
またこれに加え、ベローズ9の外周方向への膨張を抑制する構造を採用し、しかもベローズ9のストローク量、すなわち圧電素子6の変位量が約0.1mm以下であることから、ベローズ9の疲労劣化が防止でき、従来のOリングに比べて、格段に耐久性が向上するとともに、シール性の低下が防止できる。
【0040】
一方、閉弁時は、圧電素子6に500Vの電圧を印加して約50μm伸張させる。このとき、圧力室13,3c,3bには、上述したニードル弁2の開弁時間中に燃料が流入しているので、開弁初期に比べて燃料量が増加している。この状態で、圧力室13,3c,3bの容積がZ×A3だけ減少し、しかもオリフィス2aの効果によって燃料供給室3a内の燃料は瞬時には圧力室13,3c,3bに流入しないので、当該圧力室13,3c,3bの圧力は、元の燃料フィード圧力に加えて、開弁時に圧力室13,3c,3bへ流入した燃料分だけ上乗せした圧力まで上昇する。この上昇圧力とコイルバネ12の付勢力とによって、ニードル弁2が閉弁状態となる。
【0041】
この場合も、開弁時と同様、圧力室13,3c,3bの一部13が、金属製ベローズ9で構成され、しかも、ケーシング5の内周面とベローズ9の外周面とを接触して設け当該ベローズ9の外周方向への膨張を抑制しているので、圧力室13,3c,3bの容積変化は、ほぼZ×A3となり、変位拡大効率E0を0に近づけることができる。これにより、ニードル弁2のリフト特性が安定することとなる。
【0042】
本発明の燃料噴射弁は上述した実施形態にのみ限定されることなく種々に改変することができる。
図2は本発明の燃料噴射弁の他の実施形態を示す断面図であり、本実施形態では、ケーシング5のベローズ9の接触面に、ベローズ9を構成する材料より硬度が小さい材料からなる円環状部材8が設けられている。例えば、ベローズ9を金属から構成した場合には、円環状部材8をゴムなどから構成する。ただし、円環状部材8をゴムから構成する場合には、従来のOリングで用いられていたゴム材料よりも硬度が大きいゴム材料を用いることが望ましい。
【0043】
こうすることにより、初期組み込み時におけるベローズ9の外周面とケーシング5の内周面との密着性が高まり、ベローズ9の山部の変形がさらに抑制され、これにより変位拡大効率E0をさらに1に近づけることができる。
【0044】
また、本実施形態では、ベローズ9を圧電素子6に直接取り付けるのではなく、まずベローズ9を端板9bに取り付け、これをケーシング5とノズルホルダ3との接合面(図2の左側)からケーシング5内へ挿入する一方で、圧電素子6はケーシング5内へ図中右側の開口から挿入する。これにより、燃料噴射弁の組立作業が容易となり、製造時間の短縮によるコストダウンが達成できる。
その他の構成は上述した第1実施形態と同様であり、上述した同様の作用効果を奏する。
【0045】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の燃料噴射弁の実施形態を示す全体断面図である。
【図2】 本発明の燃料噴射弁の他の実施形態を示す全体断面図である。
【図3】 従来の燃料噴射弁を示す断面図である。
【図4】 従来の燃料噴射弁を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1…ノズル
1a…ノズルシート部
1b…噴口
2…ニードル弁
2a…オリフィス部
2b…ニードル先端部
3…ニードルホルダ
3a…燃料供給室
3b…圧力室
3c…圧力室
4…皿バネ
5…ケーシング(弁本体)
6…圧電素子
6a,6b…端板
8…円環状部材
9…ベローズ
9a…フランジ部
9b…端板
10…燃料通路
11…ストッパ部材
12…コイルバネ
13…圧力室
14…燃料入口
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電素子を有する電歪式アクチュエータにより燃料噴射の制御を行う内燃機関の燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の内燃機関では、レスポンスや燃費、出力を向上させるといったニーズが高まっており、このようなニーズに対応することに燃料噴射弁は重要な役割をもっている。
【0003】
燃料噴射弁は、開閉に要する時間が短い程、すなわち開閉の応答が良いほど制御性がよく、また内燃機関の性能も向上する。この開閉を短時間で行うことができるアクチュエータとして電歪のものが知られているが、この電歪式アクチュエータにより直接弁を開閉しようとするとリフトを大きくとることができないという問題があるため、電歪式アクチュエータは弁の開閉のためのトリガとして用い、実際の弁の開閉およびその開閉状態の維持は油圧によって行う燃料噴射弁が提案されている。
【0004】
例えば、電歪として高速応答性に優れた圧電素子を用いることによって、噴射弁のレスポンスの向上や、低燃費化された場合の少量の燃料噴射量の安定供給、あるいは高出力化に対応するため噴射可能範囲(ダイナミックレンジ)を拡大するといった技術は、特開昭62−67,275号公報や特開平4−179,853号公報にて提案されており、圧電素子とニードル弁との間に燃料等の作動油を介在させて、圧電素子の変位をニードル弁に伝達することが開示されている。
【0005】
特開平4−179,853号公報に開示された燃料噴射弁は、図3に示されるように、弁ケーシング5内に、同軸的に可動部材としての金属製ニードル弁2が介挿されており、このニードル弁2と圧電素子6との間には、圧力室13が、圧電素子6に接合されたピストン22,23を介して形成されている。そして、圧電素子6のmsecオーダの瞬間的な伸縮にともない、燃料供給室3a内の圧力に対し、圧力室13内の圧力が過渡的に変化(収縮時は低く、伸長時は高くなる。)するので、圧力室13と燃料供給室3aとの圧力バランスが崩れ、これによりニードル弁2が開閉する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の燃料噴射弁において、圧電素子6の変位量をY、ニードル弁2の基端部21とピストン22の断面積をそれぞれA1,A2とすると、ニードル弁2のリフト量は、E0×Y×A2/A1で表される。ここで、E0は変位拡大効率であり、0≦E0≦1である。
【0007】
すなわち、ニードル弁2のリフト量は、圧電素子6の変位量Y、ピストン22とニードル弁2の基端部21との断面積比(A2/A1)および変位拡大効率E0に比例するため、ニードル弁2を必要なだけリフトさせるためには、圧電素子6の変位量Yを大きくするか、断面積比A2/A1を大きくするか、あるいは変位拡大効率E0を大きくする必要がある。ただし、圧電素子6の変位量Yを大きくするために当該圧電素子6を大型化すると、コストアップおよび燃料噴射弁自体の大型化につながり好ましくない。また、ピストン22とニードル弁2の基端部21との断面積比A2/A1は、燃料噴射弁の寸法によってある程度決まってしまうので、大きく変動させることはできない。したがって、変位拡大効率E0を極力1に近づけることが有効である。
【0008】
しかしながら、従来の燃料噴射弁にあっては、圧力室13と圧電素子6とのシールは、Oリング24で行われていたため、本来的には圧電素子6が変位して圧力室内の容積がV=Y×A2だけ大きくなるはずのものが、図4に示すように、ピストン23に組み込まれたOリング24の弾性変形によって、実際の圧力室内の容積変化は、V−ΔVとなる。これが、上述した変位拡大効率E0を小さくする原因となって、ニードル弁2のレスポンスが低下するという問題があった。また、圧電素子6の伸縮にともない、Oリング24には常にシール面との摺動による発熱や摩耗が生じるので、疲労劣化するおそれもあった。
【0009】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ニードル弁のリフト量を大きくでき、しかも耐久性およびシール性に優れた燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の燃料噴射弁は、弁本体内にニードル弁と圧電素子とを設け、前記弁本体内であって前記ニードル弁と前記圧電素子との間に圧力室を形成し、前記圧電素子の伸縮により前記圧力室内の作動油の圧力を変化させ、前記ニードル弁を開閉動作させる燃料噴射弁において、前記弁本体と前記圧電素子の圧力室側の端部との間にベローズを設け、当該ベローズ内を前記圧力室の一部とし、前記弁本体の内周面と前記ベローズの外周面とが接触してベローズの外周方向への膨張を抑制していることを特徴とする。
【0011】
本発明の燃料噴射弁では、弁本体と圧電素子の圧力室側の端部との間にベローズが設けられ、当該ベローズ内が圧力室の一部とされているので、ベローズ自体の弾性変形がなく、したがって変形拡大効率E0を1に近づけることができる。この結果、ニードル弁のリフト量を大きくすることができ、応答性が向上する。また、ベローズは弁本体等との摺動動作がないので、発熱や摩耗による劣化のおそれがなく、燃料のシール性およびベローズ自体の耐久性にも優れている。
【0012】
また、本発明の燃料噴射弁では、前記弁本体の内周面と前記ベローズの外周面とが接触してベローズの外周方向への膨張を抑制している。こうすることで、供給される燃料圧が高くてベローズが膨張しようとしても、これを弁本体の内周面で受けるので、ベローズに作用する応力増加が抑制でき、その結果、ベローズ自体の耐久性がさらに高くなる。
【0013】
本発明の燃料噴射弁において、前記弁本体の前記ベローズとの接触面が、前記ベローズよりも硬度が小さい材料からなることが好ましい。ベローズは山部と谷部とが連続的に形成されて構成されるが、ベローズの外周面、すなわち主として山部が弁本体の内周面に接触する。この弁本体の接触面をベローズの材料より低硬度の材料で構成することで、山部への過大な応力集中を緩和することができ、その結果、ベローズ自体の耐久性がさらに高くなる。
【0014】
本発明の燃料噴射弁において、前記ベローズの前記圧電素子との装着端部に、前記弁本体内を移動可能な端板が設けられていることが好ましい。このようにベローズと圧電素子とを分離して構成することにより、ベローズを弁本体へ組み込む作業および圧電素子を弁本体へ組み込む作業が容易となり、製造時間の短縮によるコストダウンが期待できる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の燃料噴射弁によれば、自己弾性変形の少ないベローズを用いているので、変形拡大効率を1に近づけることができ、その結果、ニードル弁のリフト量を大きくすることができ、応答性が向上する。
【0016】
また、ベローズは弁本体等との摺動動作がないので、発熱や摩耗による劣化のおそれがなく、燃料のシール性およびベローズ自体の耐久性にも優れている。
【0017】
本発明の燃料噴射弁において、弁本体の内周面とベローズの外周面とを接触させれば、ベローズに作用する応力増加が抑制でき、ベローズ自体の耐久性がさらに高くなる。
【0018】
本発明の燃料噴射弁において、弁本体のベローズとの接触面をベローズよりも硬度が小さい材料から構成すれば、ベローズの山部への過大な応力集中を緩和することができ、ベローズ自体の耐久性がさらに高くなる。
【0019】
本発明の燃料噴射弁において、ベローズの圧電素子との装着端部に弁本体内を移動可能な端板を設け、ベローズと圧電素子とを分離して構成すれば、ベローズを弁本体へ組み込む作業および圧電素子を弁本体へ組み込む作業が容易となり、製造時間の短縮によるコストダウンが期待できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の燃料噴射弁の実施形態を示す断面図であり、本実施形態の燃料噴射弁は、弁本体である円筒状ケーシング5を有し、このケーシング5内には圧電素子6が内蔵されている。
【0021】
圧電素子6の両端には、それぞれ端板6a,6bが取り付けられており、これら両端板6a,6bは、ケーシング5内を移動できる寸法に形成されている。このうち、圧電素子6の基端部に取り付けられた端板6bは、ケーシング5の一端に設けられた蓋7に溶接等で接合されている。また、他方の端板6aは、圧電素子6の伸縮動作に応じてケーシング5内を移動するが、この端板6aには金属製(例えば、ステンレス)のベローズ9が装着されている。
【0022】
なお、符号15は圧電素子6の配線取出し用孔、符号17は圧電素子6のリード線取出し孔用ブッシュであり、リード線取出し部分の簡単なシールとして設定されている。また、圧電素子リード線16は、ケーシング5のリード線取出し孔15を貫通し、ブッシュ17を貫通して外部へ取り出され、このリード線16を介して500V程度の高電圧が圧電素子6に印加される。
【0023】
ケーシング5の他端には、ニードルホルダ3が溶接等によって接合されており、この接合面で、前述したベローズ9のフランジ部9aが挟持されている。本実施形態では、ベローズ9の外径は、ケーシング5の内径とほぼ等しく形成されており、ベローズ9の外周面とケーシング5の内周面とは接触した状態となっている。
【0024】
本実施形態のベローズ9は、内部に形成された圧力室13の圧力を圧電素子6の伸縮に応じて増減させるためのものであり、また、圧力室13に導かれた燃料が図中右方向の圧電素子6へ流入するのを防止する機能もある。
【0025】
なお、符号4は、圧電素子6の端板6aを図中右方向に付勢する皿バネであり、そのセット長は、ケーシングエンド7の位置によって調整される。このケーシングエンド7は、皿バネ4のセット長及び圧電素子6の長さに応じて、その位置が決定され、溶接等でケーシング5に接合される。
【0026】
一方、ニードルホルダ3には、ノズル1が溶接等で油密に接合されており、このノズル1の一端は、ノズルシート部1aと、ニードルシート部2bとでポペット弁を形成している。そして、燃料噴射のための噴口1bから、ニードル弁2の開閉に応じて燃料を噴射又は非噴射状態とする。
【0027】
ノズル1内に収容されたニードル弁2は、オリフィス部2aで摺動可能に保持されており、このオリフィス部2aが、ニードル弁2の姿勢保持機能と燃料のオリフィス機能とを発揮する。ニードル弁2の他端2aは、ニードル弁2が図中右方向へ移動した際、ストッパ部材11と当接することで、当該ニードル弁2のストローク量が規定される。
【0028】
また、ニードル弁2のオリフィス部2aは、燃料通路10からの燃料を圧力室13まで導き、かつ圧力室13の圧力が瞬時に増減する際には、ごく少量の燃料しか流れない程度の若干のクリアランスを保つように形成されている。
【0029】
符号3b,3c,および上述した13は、ニードル弁2を駆動するための差圧を発生させる圧力室であり、燃料供給室3aとは、オリフィス部2aを介して連通している。
【0030】
ニードル弁2とニードルホルダ3との間には、当該ニードル弁2を図中左方向へ付勢するコイルバネ12が設けられている。なお、ケーシング5には、燃料通路10が設けられており、燃料供給室3aと連通している。燃料導入部14は、テーパねじ形状をなし、燃料配管との接続に用いられる。
【0031】
次に動作を説明する。
内燃機関が停止しているときは、コイルバネ12の付勢力によって、ニードル弁2の先端部2bはノズルシート部1aに押圧され、これにより燃料がシールされるので燃料の停止状態が保たれる。
【0032】
内燃機関の運転が開始される前においては、図示しない電動高圧燃料ポンプで高圧に圧送され、同じく図示しない圧力調整器で約5MPa一定に保たれた燃料が、燃料入口14、燃料通路10を経て、燃料供給室3aに導かれる。このとき、燃料供給室3a内に導かれた燃料は、オリフィス部2aを通過し、圧力室3b,3cおよび13まで導かれる。
【0033】
この状態では、各圧力室内の燃料圧力は供給圧力に全て等しいので、ニードル弁2は、コイルバネ12からの付勢力と燃料供給圧(噴口1bの直径×燃料供給圧)との合力によって閉弁状態を保ち、燃料は噴射されない。
【0034】
このような状態で、例えばピエゾ素子などからなる圧電素子6に、図外の制御駆動回路から約500Vの電圧を印加すると、圧電素子6は、圧電素子自体の軸方向の長さについて瞬時にZ(長さの約0.1%、例えば約50μm)だけ伸長する。
【0035】
端板6aの断面積をA3とすると、このとき、Z×A3の容積だけ圧力室13,3c,3bの容積が減少するが、圧力室13,3c,3b内の燃料はオリフィス部2aから燃料供給室3aへ即座には流入しないので、圧力室13,3c,3b内の燃料が圧縮されて燃料供給室3aの圧力より上昇する。この燃料の上昇圧と、コイルバネ12の付勢力とによって、ニードル弁2は閉弁方向に押しつけられ、依然としてニードル弁2の先端部2bはノズルシート部1aに押圧されるので、燃料のシール状態が維持される。この噴射の準備が完了した状態が初期状態である。
【0036】
この初期状態から、スタータにより内燃機関が始動すると同時に、それまで圧電素子6に印加されていた500Vの電圧を0Vとして圧電素子6に貯まった電荷を取り除く。これにより、当該圧電素子6は、自己収縮機能と皿バネ4の付勢力とによって瞬時に図中右方向へ収縮し、圧力室13,3c,3bの容積がZ×A3だけ増加する。
【0037】
この圧力室13,3c,3bの圧力は、圧電素子6の駆動前においては、燃料のフィード圧に保たれており、しかもオリフィス部2aの存在により燃料供給室3aの燃料は瞬時に圧力室13,3c,3bに移動しないので、この圧電素子6の収縮によって、圧力室13,3c,3bの圧力は燃料供給室3aの圧力より下降する。これにより、ニードル弁2の燃料供給室側と圧力室側のバランスが崩れ、ニードル弁2には開弁方向の力が作用し、この力がコイルバネ12の付勢力を越えたときに、当該ニードル弁2が開弁し燃料供給室3aの燃料が噴口1bから噴射される。
【0038】
このとき、本実施形態の燃料噴射弁では、圧力室13,3c,3bの一部13が、金属製ベローズ9で構成され、しかも、ケーシング5の内周面とベローズ9の外周面とを接触して設け当該ベローズ9の外周方向への膨張を抑制しているので、圧力室13,3c,3bの容積変化は、ほぼZ×A3となり、変位拡大効率E0を1に近づけることができる。これにより、ニードル弁2のリフト特性が安定することとなる。
【0039】
またこれに加え、ベローズ9の外周方向への膨張を抑制する構造を採用し、しかもベローズ9のストローク量、すなわち圧電素子6の変位量が約0.1mm以下であることから、ベローズ9の疲労劣化が防止でき、従来のOリングに比べて、格段に耐久性が向上するとともに、シール性の低下が防止できる。
【0040】
一方、閉弁時は、圧電素子6に500Vの電圧を印加して約50μm伸張させる。このとき、圧力室13,3c,3bには、上述したニードル弁2の開弁時間中に燃料が流入しているので、開弁初期に比べて燃料量が増加している。この状態で、圧力室13,3c,3bの容積がZ×A3だけ減少し、しかもオリフィス2aの効果によって燃料供給室3a内の燃料は瞬時には圧力室13,3c,3bに流入しないので、当該圧力室13,3c,3bの圧力は、元の燃料フィード圧力に加えて、開弁時に圧力室13,3c,3bへ流入した燃料分だけ上乗せした圧力まで上昇する。この上昇圧力とコイルバネ12の付勢力とによって、ニードル弁2が閉弁状態となる。
【0041】
この場合も、開弁時と同様、圧力室13,3c,3bの一部13が、金属製ベローズ9で構成され、しかも、ケーシング5の内周面とベローズ9の外周面とを接触して設け当該ベローズ9の外周方向への膨張を抑制しているので、圧力室13,3c,3bの容積変化は、ほぼZ×A3となり、変位拡大効率E0を0に近づけることができる。これにより、ニードル弁2のリフト特性が安定することとなる。
【0042】
本発明の燃料噴射弁は上述した実施形態にのみ限定されることなく種々に改変することができる。
図2は本発明の燃料噴射弁の他の実施形態を示す断面図であり、本実施形態では、ケーシング5のベローズ9の接触面に、ベローズ9を構成する材料より硬度が小さい材料からなる円環状部材8が設けられている。例えば、ベローズ9を金属から構成した場合には、円環状部材8をゴムなどから構成する。ただし、円環状部材8をゴムから構成する場合には、従来のOリングで用いられていたゴム材料よりも硬度が大きいゴム材料を用いることが望ましい。
【0043】
こうすることにより、初期組み込み時におけるベローズ9の外周面とケーシング5の内周面との密着性が高まり、ベローズ9の山部の変形がさらに抑制され、これにより変位拡大効率E0をさらに1に近づけることができる。
【0044】
また、本実施形態では、ベローズ9を圧電素子6に直接取り付けるのではなく、まずベローズ9を端板9bに取り付け、これをケーシング5とノズルホルダ3との接合面(図2の左側)からケーシング5内へ挿入する一方で、圧電素子6はケーシング5内へ図中右側の開口から挿入する。これにより、燃料噴射弁の組立作業が容易となり、製造時間の短縮によるコストダウンが達成できる。
その他の構成は上述した第1実施形態と同様であり、上述した同様の作用効果を奏する。
【0045】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の燃料噴射弁の実施形態を示す全体断面図である。
【図2】 本発明の燃料噴射弁の他の実施形態を示す全体断面図である。
【図3】 従来の燃料噴射弁を示す断面図である。
【図4】 従来の燃料噴射弁を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1…ノズル
1a…ノズルシート部
1b…噴口
2…ニードル弁
2a…オリフィス部
2b…ニードル先端部
3…ニードルホルダ
3a…燃料供給室
3b…圧力室
3c…圧力室
4…皿バネ
5…ケーシング(弁本体)
6…圧電素子
6a,6b…端板
8…円環状部材
9…ベローズ
9a…フランジ部
9b…端板
10…燃料通路
11…ストッパ部材
12…コイルバネ
13…圧力室
14…燃料入口
Claims (3)
- 弁本体内にニードル弁と圧電素子とを設け、前記弁本体内であって前記ニードル弁と前記圧電素子との間に圧力室を形成し、前記圧電素子の伸縮により前記圧力室内の作動油の圧力を変化させ、前記ニードル弁を開閉動作させる燃料噴射弁において、
前記弁本体と前記圧電素子の圧力室側の端部との間にベローズを設け、当該ベローズ内を前記圧力室の一部とし、
前記弁本体の内周面と前記ベローズの外周面とが接触してベローズの外周方向への膨張を抑制していることを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記弁本体の前記ベローズとの接触面が、前記ベローズよりも硬度が小さい材料からなることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁。
- 前記ベローズの前記圧電素子との装着端部に、前記弁本体内を移動可能な端板が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の燃料噴射弁。
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