JP3851444B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板などの各被処理基板に対して熱処理を施すための熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、液晶表示装置の製造工程には、水分を有する基板やフォトレジストを塗布した後の基板を乾燥させる工程や、フォトレジスト膜に対して露光または現像処理を施した後の基板にベーキング処理を施す工程が含まれる。そこで、液晶表示装置の製造工程においては、基板に加熱処理を施すための加熱処理部と加熱処理後の基板を冷却するための冷却処理部とを有する熱処理装置が用いられる場合がある。
【0003】
加熱処理部には、面状ヒータなどの発熱体を内蔵したホットプレートが備えられている。このホットプレートは、略直方体状に形成されたチャンバ内に収容されており、処理すべき基板は、チャンバ内に搬入されてホットプレート上に載置され、その状態でホットプレートからの発熱による加熱処理を受ける。
【0004】
そのため、基板に対する加熱処理を実施した後は、ホットプレートやチャンバなどが高温になっている。それゆえ、この加熱処理部のメンテナンスを行う際には、作業者が火傷しないように、高温のホットプレートやチャンバなどを自然放熱させて、その降温を待たなければならなかった。したがって、従来の熱処理装置は、加熱処理を終了してからメンテナンス作業を開始するまでに長時間を要し、メンテナンス作業の効率がとても悪かった。
【0005】
また、従来の熱処理装置においては、ホットプレートからの発熱でチャンバを外装する外装カバーが高温になり、この高温の外装カバーからの放熱が、冷却処理部や基板を搬送するための搬送ロボットに悪影響を及ぼすおそれがあった。
【0006】
この外装カバーからの放熱による不都合を防止するために、従来の熱処理装置の中には、専用の温度調節機で生成した低温の冷却水を外装カバーに流通させて、外装カバーの温度を一定に保つようにしたものがある。しかしながら、外装カバー専用の温度調節機を設けると、装置の構成が複雑になるうえに、装置のイニシャルコストおよびランニングコストが高くついてしまう。
【0007】
そこで、この発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、加熱処理部の構成部材を冷却するのに要する時間を短縮することができる熱処理装置を提供することである。
【0008】
また、この発明の他の目的は、構成を複雑にしたり、コストを大幅に上昇させることなく、加熱処理部の構成部材を冷却することができる熱処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板を加熱するための加熱処理部と、所定の温度の冷却液が流通されて冷却される被冷却体と、この被冷却体に対して所定の温度の冷却液を循環させるための第1冷却液循環路と、この第1冷却液循環路の途中部に分岐接続され、この第1冷却液循環路の途中部と上記加熱処理部の構成部材との間で冷却液を循環させるための第2冷却液循環路とを含み、上記第2冷却液循環路は、上記第1冷却液循環路のうちの上記被冷却体から冷却液を排出するための循環路の途中部に分岐接続されていることを特徴とする熱処理装置である。
【0010】
この構成によれば、第1冷却液循環路を流通する冷却液を第2冷却液循環路に流通させて、加熱処理部の構成部材を冷却することができる。これにより、加熱処理部のメンテナンスを行う際に、高温の構成部材を急速に冷却することができる。ゆえに、加熱処理を終了してから、加熱処理部の構成部材が火傷しないような温度まで低下するのに要する時間を短縮することができ、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
【0011】
また、第2冷却液循環路に冷却液を常時または間欠的に供給することにより、加熱処理部の構成部材が高温になるのを防止することができる。これにより、加熱処理部の構成部材からの放熱が他の処理部などに悪影響を及ぼすといったことがない。
【0012】
さらに、被冷却体を冷却するための冷却液を用いて加熱処理部の構成部材を冷却しているから、この構成部材を冷却するため専用の冷却液を用いる構成とは異なり、新たに温度調節機を追加する必要がない。よって、装置の構成が複雑になったり、装置のイニシャルコストおよびランニングコストが増大したりすることがない。
そのうえ、被冷却体の冷却に使用した後の冷却液を用いて加熱処理部の構成部材が冷却されるので、被冷却体を冷却する能力を損なうことなく、加熱処理部の構成部材を十分に冷却することができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、上記被冷却体は、基板を近接させて冷却するための基板冷却体を含むことを特徴とする請求項1記載の熱処理装置である。
【0014】
この構成によれば、基板冷却体を冷却するための冷却液を使用して、加熱処理部の構成部材の冷却を行うことができる。
【0015】
請求項3記載の発明は、上記被冷却体は、上記冷却液とは異なる液体を所定の温度に温度調整するための温度調節機に設けられて、上記冷却液と上記液体との間で熱交換を行うための熱交換器を含むことを特徴とする請求項1記載の熱処理装置である。
【0016】
この構成によれば、温度調節機に設けられた熱交換器を冷却するための冷却液を使用して、加熱処理部の構成部材の冷却を行うことができる。
請求項4記載の発明は、基板を加熱するための加熱処理部と、所定の温度の冷却液が流通されて冷却される被冷却体と、この被冷却体に対して所定の温度の冷却液を循環させるための第1冷却液循環路と、この第1冷却液循環路の途中部に分岐接続され、この第1冷却液循環路の途中部と上記加熱処理部の構成部材との間で冷却液を循環させるための第2冷却液循環路とを含み、上記被冷却体は、上記冷却液とは異なる液体を所定の温度に温度調整するための温度調節機に設けられて、上記冷却液と上記液体との間で熱交換を行うための熱交換器を含むことを特徴とする熱処理装置である。
この構成によれば、第1冷却液循環路を流通する冷却液を第2冷却液循環路に流通させて、加熱処理部の構成部材を冷却することができる。これにより、加熱処理部のメンテナンスを行う際に、高温の構成部材を急速に冷却することができる。ゆえに、加熱処理を終了してから、加熱処理部の構成部材が火傷しないような温度まで低下するのに要する時間を短縮することができ、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
また、第2冷却液循環路に冷却液を常時または間欠的に供給することにより、加熱処理部の構成部材が高温になるのを防止することができる。これにより、加熱処理部の構成部材からの放熱が他の処理部などに悪影響を及ぼすといったことがない。
さらに、被冷却体を冷却するための冷却液を用いて加熱処理部の構成部材を冷却しているから、この構成部材を冷却するため専用の冷却液を用いる構成とは異なり、新たに温度調節機を追加する必要がない。よって、装置の構成が複雑になったり、装置のイニシャルコストおよびランニングコストが増大したりすることがない。
そのうえ、温度調節機に設けられた熱交換器を冷却するための冷却液を使用して、加熱処理部の構成部材の冷却を行うことができる。
【0019】
請求項5記載の発明は、上記第1冷却液循環路と上記第2冷却液循環路とが分岐接続される部分に設けられ、上記第1冷却液循環路と上記第2冷却液循環路との接続を切り換える切換え手段と、上記加熱処理部の構成部材の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段で検出された温度に基づいて上記切換え手段の切換え動作を制御する制御部とをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の熱処理装置である。
【0020】
この構成によれば、温度検出手段の出力に基づいて切換え手段の切換えを制御することにより、たとえば、加熱処理部の構成部材の温度を所定温度以下に保つことができる。これにより、加熱処理部の構成部材が高温になるのを防止することができるから、加熱処理部の構成部材からの放熱が他の処理部などに悪影響を及ぼすといったことがない。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
図1は、この発明の第1の実施形態に係る熱処理装置の構成を簡略化して示す断面図である。この熱処理装置は、液晶表示装置用ガラス基板などの基板Sに対して加熱処理および冷却処理を施すための装置であり、外装カバー1内において上下に積層された4つの処理部2,3,4,5と、これらの処理部2,3,4,5に対して基板Sを搬入/搬出するための搬送ロボット6とを有している。
【0025】
処理部2,3,4は、いずれも基板Sに加熱処理を施すための加熱処理部であり、略直方体形状のチャンバ21とこのチャンバ21内に配置されたホットプレート22とを備えている。チャンバ21の図1における右側面には、スロット状の基板通過口23が形成されており、この基板通過口23から基板Sがチャンバ21内に対して搬入/搬出されるようになっている。ホットプレート22は、面状ヒータなどの加熱手段を内蔵しており、チャンバ21内に搬入された基板Sは、このホットプレート22上に載置されて加熱処理を受ける。
【0026】
最下方に設けられた処理部5は、基板Sに冷却処理を施すための冷却処理部であり、略直方体形状のチャンバ51とこのチャンバ51内に配置された被冷却体としてのクールプレート52とを備えている。チャンバ51の図1における右側面には、スロット状の基板通過口53が形成されており、この基板通過口53から基板Sがチャンバ51内に対して搬入/搬出されるようになっている。チャンバ51内に搬入された基板Sは、クールプレート52上に載置されて冷却処理を受ける。
【0027】
クールプレート52の内部には、クールプレート52を冷却するための冷却水配管54が配設されている。この冷却水配管54には、温度調節機7で作成された一定温度の冷却水が冷却水供給路71を介して供給されるようになっている。一方、冷却水配管54を流通した冷却水は、冷却水帰還路72を介して温度調節機7に戻されるようになっており、冷却水供給路71、冷却水配管54および冷却水帰還路72によって第1冷却液循環路が構成されている。
【0028】
この熱処理装置が設置された工場には、工場内の種々の設備を冷却するために、室温程度に冷却された工場冷却水を供給する工場冷却水装置8が備えられている。温度調節機7は、クールプレート52から冷却水帰還路72を介して戻されてくる冷却水と工場冷却水装置8から工場冷却水供給路81を介して供給される工場冷却水との間で熱交換を行うことにより、クールプレート52から戻されてくる冷却水を一定の温度に冷却し、その冷却水を冷却水供給路71に送り出す。これにより、クールプレート52には、常に一定温度の冷却水が供給され、この温度調整された冷却水によって、基板Sが載置されたクールプレート52が冷却される。なお、温度調節機7に供給される工場冷却水は、工場冷却水帰還路82を通って工場冷却水装置8に戻されるようになっている。
【0029】
また、この実施形態においては、外装カバー1の搬送ロボット6に対向する側の面1Aに、カバー配管11が配設されており、このカバー配管11には、冷却水帰還路72を流通する冷却水が供給されるようになっている。具体的に説明すれば、外装カバー1の搬送ロボット6に対向する面1Aには、各処理部2,3,4,5に対して基板Sを搬入/搬出できるように開口が形成されており、カバー配管11は、この開口を取り囲むように外装カバー1の端縁内部に配設されている。一方、冷却水帰還路72の途中部には、制御装置9によって切換え制御される三方弁12,13が介装されている。冷却水の流通方向に関して上流側の三方弁12には、冷却水帰還路72を流通する冷却水をカバー配管11に供給するためのカバー供給路14が接続されており、下流側の三方弁13には、カバー配管11を流通した冷却水を冷却水帰還路72に戻すためのカバー帰還路15が接続されている。この実施形態においては、カバー供給路14、カバー配管11およびカバー帰還路15によって第2冷却液循環路が構成されている。
【0030】
この構成により、制御装置9によって三方弁12,13を切り換えて、冷却水帰還路72を流通する冷却水を、カバー供給路14、カバー配管11およびカバー帰還路15に通して冷却水帰還路72に戻すことにより、外装カバー1を冷却することができる。
【0031】
図2は、温度調節機7の構成を示す図解図である。温度調節機7は、冷却水を貯留することができる冷却水タンク73と、冷却水を一定温度に冷却するための冷却器74とを備えている。冷却水タンク73には、冷却水供給路71および冷却水帰還路72が接続されており、冷却水タンク73に貯留された冷却水は、ポンプP1によって冷却水タンク73から冷却水供給路71に送り出されるようになっている。
【0032】
また、冷却水タンク73に貯留された冷却水は、ポンプP2によって冷却水タンク73から汲み出されて、冷却器74に与えられるようになっている。一方、冷却器74には、たとえばフロンが冷媒として用いられており、コンデンサ75によって液化されたフロンが供給されるようになっている。冷却器74では、ポンプP2によって送られてくる冷却水と液化フロンとの間で熱交換が行われ、冷却水が液化フロンによって冷却される。冷却された冷却水は、冷却器74から冷却水タンク73に戻される。
【0033】
冷却器74に供給される液化フロンは、冷却水との熱交換によって気化してフロンガスとなる。このフロンガスは、圧縮機76によって加圧された後にコンデンサ75に与えられる。コンデンサ75には、工場冷却水供給路81を介して工場冷却水が供給されるようになっており、コンデンサ75に送られてくるフロンガスは、工場冷却水との間で熱交換を行うことにより冷却されて液化される。そして、この液化されたフロンが、コンデンサ75から冷却器74に向けて送り出される。
【0034】
以上のようにこの実施形態に係る熱処理装置では、冷却水帰還路72の途中部にカバー供給路14とカバー帰還路15とが分岐接続されており、クールプレート52から温度調節機7に戻されてくる冷却水を、外装カバー1内に配設されたカバー配管11に供給できるようになっている。これにより、処理部2,3,4,5のメンテナンスを行う際に、制御装置9によって三方弁12,13を制御して、外装カバー1に冷却水を供給することにより、加熱処理部2,3,4で発生する熱で高温になっている外装カバー1を急速に冷却することができる。ゆえに、処理部2,3,4,5の処理動作を停止してから、外装カバー1が火傷しないような温度まで低下するのに要する時間を短縮することができ、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
【0035】
また、制御装置9によって三方弁12,13を制御して、外装カバー1に冷却水を常時または間欠的に供給することにより、加熱処理部2,3,4から発生する熱によって外装カバー1が高温になるのを防止することができる。これにより、外装カバ1ーからの放熱によって冷却処理部5や搬送ロボット6に悪影響を及ぼすといったことがない。なお、この場合には、外装カバー1の温度を検出するための温度センサを設け、この温度センサの出力に基づいて、外装カバー1の温度が所定温度以下に保たれるように三方弁12,13の切換えが制御されるのが好ましい。
【0036】
さらに、クールプレート52を冷却するための冷却水を用いて外装カバー1を冷却しているから、外装カバー専用の温度調節機で温度調整した冷却水で外装カバー1を冷却する構成と比較して、装置の構成を簡略化することができ、また、装置のイニシャルコストおよびランニングコストを低減させることができる。
【0037】
また、クールプレート52の冷却に使用された後の冷却水を用いて外装カバー1を冷却しているから、クールプレート52の温度制御に支障を及ぼすことなく、外装カバー1を冷却することができる。
【0038】
図3は、この発明の第2の実施形態に係る熱処理装置の構成を簡略化して示す断面図である。この図3において、図2に示す各部に相当する部分には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0039】
上述の第1の実施形態に係る熱処理装置においては、冷却水帰還路72を流通する冷却水がカバー配管11に供給されるように構成されているのに対し、この第2の実施形態に係る熱処理装置では、工場冷却水帰還路82を流通する工場冷却水がカバー配管11に供給されるようになっている。
【0040】
具体的に説明すれば、工場冷却水帰還路82の途中部には、制御装置9によって切換え制御される三方弁16,17が介装されている。工場冷却水の流通方向に関して上流側の三方弁16には、工場冷却水帰還路82を流通する工場冷却水をカバー配管11に供給するためのカバー供給路18が接続されている。また、下流側の三方弁17には、カバー配管11を流通した工場冷却水を工場冷却水帰還路82に戻すためのカバー帰還路19が接続されており、この実施形態においては、カバー供給路18、カバー配管11およびカバー帰還路19によって第2冷却液循環路が構成されている。これにより、制御装置9によって三方弁16,17を切り換えて、工場冷却水帰還路82を流通する工場冷却水を、カバー供給路18、カバー配管11およびカバー帰還路19に通して工場冷却水帰還路82に戻すことにより、外装カバー1を冷却することができる。
【0041】
したがって、この第2の実施形態に係る熱処理装置においても、上述した第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。なお、この第2の実施形態においては、工場冷却水供給路81および工場冷却水帰還路82が第1冷却液循環路を構成し、温度調節機7に備えられている熱交換器としてのコンデンサ75が被冷却体に相当している。
【0042】
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、この発明は、上述の2つの実施形態以外の形態でも実施することができる。たとえば、上述の実施形態では、処理部2,3,4,5を外装する外装カバー1を冷却する構成を採っているが、図4および図5に示すように、チャンバ21の内部にチャンバ配管101を配設しておき、冷却水帰還路72を流通する冷却水または工場冷却水帰還路82を流通する工場冷却水をチャンバ配管101に流通させることにより、チャンバ21およびホットプレート22が冷却されるように構成することもできる。
【0043】
また、図4および図5に示す構成が採用された場合には、たとえば、チャンバ21の上蓋21Aにチャンバ配管101を配設しておき、メンテナンスのためにチャンバ21およびホットプレート22を冷却する際に、上蓋21Aまたはホットプレート22を互いに近接する方向に移動させて、ホットプレート22が良好に冷却されるように構成されているのが好ましい。この場合、ホットプレート22の温度をさらに急速に降下させることができ、メンテナンス作業の効率を一層向上することができる。
【0044】
さらに、ホットプレート22をより効果的に冷却するには、たとえば、図6に示すように、ホットプレート22の内部にプレート配管102を配設しておき、このプレート配管102に冷却水帰還路72を流通する冷却水または工場冷却水帰還路82を流通する工場冷却水が流通されるように構成されてもよい。また、図7に示すように、ホットプレート22の下面に接するようにプレート配管102を配設しておき、このプレート配管102に冷却水帰還路72を流通する冷却水または工場冷却水帰還路82を流通する工場冷却水が流通されるように構成されてもよい。
【0045】
また、上述の第1の実施形態においては、冷却水帰還路72の途中部に2つの三方弁12,13が介装され、第2の実施形態においては、工場冷却水帰還路82の途中部に2つの三方弁16,17が介装されているとした。しかしながら、カバー帰還路15,19が接続された下流側の三方弁13,17を省略しても、上述した作用を実現することができる。なお、下流側の三方弁13,17が省略された場合には、カバー帰還路15,19内をカバー配管11に向けて冷却水が逆流するのを防止するために、カバー帰還路15,19の途中部に逆止弁が設けられるのが好ましい。
【0046】
さらには、2つの三方弁12,13または16,17に代えて、カバー供給路14およびカバー帰還路15またはカバー供給路18およびカバー帰還路19に、それぞれ電磁弁などが介装されてもよい。
【0047】
また、カバー配管11、チャンバ配管101およびプレート配管102を流通する冷却水は、必ずしも冷却水帰還路72から供給されて冷却水帰還路72に戻される必要はなく、冷却水供給路71から供給されて冷却水供給路71に戻されてもよい。また、冷却水供給路71から供給されて冷却水帰還路72に戻されてもよい。ただし、クールプレート52の温度を精密に制御するためには、冷却水帰還路72から供給されて冷却水帰還路72に戻されるのが好ましい。
【0048】
これと同様に、カバー配管11、チャンバ配管101およびプレート配管102を流通する工場冷却水は、工場冷却水供給路81から供給されて工場冷却水供給路81に戻されてもよいし、また、工場冷却水供給路81から供給されて工場冷却水帰還路82に戻されてもよい。
【0049】
さらに、上述の実施形態においては、温度調節機7の構成として、コンデンサ75で冷却水(フロン)と工場冷却水との熱交換が行われることにより、冷却水が冷却される構成を採っているが、この構成に代えて、電子冷熱素子(たとえばペルチエ素子)によって冷却水が冷却される構成が採用されてもよい。この構成が採用される場合には、工場冷却水によって電子冷熱素子の放熱面が冷却されるように構成されるとよい。
【0050】
また、上述の実施形態においては、液晶表示装置用ガラス基板を処理するための装置を例にとったが、この発明は、フォトマスク用ガラス基板や半導体ウエハなど他の種類の基板を処理するための装置に適用することができる。
【0051】
その他、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内で、種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る熱処理装置の構成を簡略化して示す断面図である。
【図2】温度調節機の構成を示す図である。
【図3】この発明の第2の実施形態に係る熱処理装置の構成を簡略化して示す断面図である。
【図4】チャンバおよびホットプレートを冷却するための構成を説明するための図である。
【図5】チャンバおよびホットプレートを冷却するための他の構成を説明するための図である。
【図6】ホットプレートを冷却するための構成を説明するための図である。
【図7】ホットプレートを冷却するための他の構成を説明するための図である。
【符号の説明】
S 基板
1 外装カバー(加熱処理部の構成部材)
2,3,4 加熱処理部
7 温度調節機
9 制御装置
11 カバー配管
12,13,16,17 三方弁(切換え手段)
14,18 カバー供給路
15,19 カバー帰還路
21 チャンバ(加熱処理部の構成部材)
22 ホットプレート(加熱処理部の構成部材)
52 クールプレート(基板冷却体)
54 冷却水配管
71 冷却水供給路
72 冷却水帰還路
75 コンデンサ(熱交換器)
81 工場冷却水供給路
82 工場冷却水帰還路
101 チャンバ配管
102 プレート配管

Claims (5)

  1. 基板を加熱するための加熱処理部と、
    所定の温度の冷却液が流通されて冷却される被冷却体と、
    この被冷却体に対して所定の温度の冷却液を循環させるための第1冷却液循環路と、
    この第1冷却液循環路の途中部に分岐接続され、この第1冷却液循環路の途中部と上記加熱処理部の構成部材との間で冷却液を循環させるための第2冷却液循環路とを含み、
    上記第2冷却液循環路は、上記第1冷却液循環路のうちの上記被冷却体から冷却液を排出するための循環路の途中部に分岐接続されていることを特徴とする熱処理装置。
  2. 上記被冷却体は、基板を近接させて冷却するための基板冷却体を含むことを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  3. 上記被冷却体は、上記冷却液とは異なる液体を所定の温度に温度調整するための温度調節機に設けられて、上記冷却液と上記液体との間で熱交換を行うための熱交換器を含むことを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  4. 基板を加熱するための加熱処理部と、
    所定の温度の冷却液が流通されて冷却される被冷却体と、
    この被冷却体に対して所定の温度の冷却液を循環させるための第1冷却液循環路と、
    この第1冷却液循環路の途中部に分岐接続され、この第1冷却液循環路の途中部と上記加熱処理部の構成部材との間で冷却液を循環させるための第2冷却液循環路とを含み、
    上記被冷却体は、上記冷却液とは異なる液体を所定の温度に温度調整するための温度調節機に設けられて、上記冷却液と上記液体との間で熱交換を行うための熱交換器を含むことを特徴とする熱処理装置。
  5. 上記第1冷却液循環路と上記第2冷却液循環路とが分岐接続される部分に設けられ、上記第1冷却液循環路と上記第2冷却液循環路との接続を切り換える切換え手段と、
    上記加熱処理部の構成部材の温度を検出する温度検出手段と、
    この温度検出手段で検出された温度に基づいて上記切換え手段の切換え動作を制御する制御部とをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の熱処理装置。
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