JP3851227B2 - シリンダブロックおよびスペーサ並びにガスケット - Google Patents

シリンダブロックおよびスペーサ並びにガスケット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のシリンダブロックと、シリンダブロックのウォータジャケットに配置されるスペーサ(挿入物、インサート等と呼んでもよい)と、シリンダブロックの上面に配置されるシリンダヘッドガスケット(以下、単にガスケットという)に関するもので、とくにスペーサの誤組み付け防止のための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリンダブロックでは、シリンダボア壁まわりにウォータジャケットが形成され、そこにエンジン冷却水が循環されて、燃焼熱やピストンの摺動によって加熱されるシリンダボア壁を冷却している。燃焼室に近いシリンダボア壁上部の温度は、シリンダボア壁下部の温度よりも高くなる傾向にある。このため、ウォータジャケットに一様に冷却水を供給してシリンダボア壁上部の温度が高くなるのを防止すると、シリンダボア壁下部が過冷却となり、ピストンとの摺動部に発生する摩擦損失が大きくなるといった不具合を招く。
シリンダボア壁の温度分布を改善するために、実開昭57−43338号では、ウォータジャケットにスペーサを設けることが提案されている。ウォータジャケットにスペーサを設けることで、シリンダボア壁から奪われる熱量を調整することができ、スペーサを設けた部分では水流が低減されシリンダボア壁の温度を高く維持することができることから、シリンダボア壁の温度分布を改善することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
クローズドデッキ型のシリンダブロックにあっては、スペーサをシリンダブロックの上面に形成された水孔からウォータジャケットに挿入することで、スペーサをウォータジャケットに組み付けることが考えられる。
しかし、この場合、
▲1▼ ウォータジャケットのなかでスペーサを組み付ける必要のない箇所に水孔を介してスペーサを誤って組み付けるといったおそれや、
▲2▼ 各水孔の形状に対応させて複数種類のスペーサを組み付けるようにすると、スペーサを複数の水孔のうち挿入すべきでない水孔に誤って挿入して組み付けるといったおそれ、
などがある。
本発明の目的は、スペーサの誤組み付けを防止できる、シリンダブロックおよびスペーサ並びにガスケットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 上面に複数の水孔が形成され、この水孔からウォータジャケットにスペーサが挿入されることにより、スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックであって、水孔のうちスペーサを組み付ける必要のない箇所に位置する水孔の形状がスペーサを挿入できない形状とされているシリンダブロック。
(2) 上面に複数の水孔が形成され、この水孔からウォータジャケットにスペーサが挿入されることにより、スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックであって、水孔のうちスペーサを組み付ける必要のない箇所に位置する水孔にスペーサを挿入したときには、スペーサがシリンダブロックの上面から突出するようウォータジャケットが構成されているシリンダブロック。
(3) 上面に複数の水孔が形成され、これら複数の水孔からウォータジャケットに各水孔の形状に対応した複数種類のスペーサが挿入されることにより、前記スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックであって、前記スペーサの種類と前記水孔の形状との組み合わせに正しくない組み合わせものがある時には、少なくとも一部のスペーサが正規のウォータジャケット内位置に挿入できないかまたはシリンダブロック上面から突出するよう前記水孔またはウォータジャケットが構成されているシリンダブロック。
(4) 上面に複数の水孔が形成されたクローズドデッキ型のシリンダブロックに用いられ、水孔からウォータジャケットに挿入されることにより、ウォータジャケットに組み付けられるスペーサであって、下端に切り欠きが設けられ、その下端は、複数の水孔のうち挿入すべき水孔とは異なる水孔に挿入されたときには、ウォータジャケットに干渉するが、挿入すべき水孔に挿入されたときには、切り欠きによりウォータジャケットに干渉しないようにされているスペーサ。
(5) 上面に複数の水孔が形成されたクローズドデッキ型のシリンダブロックに用いられ、水孔からウォータジャケットに挿入されることにより、ウォータジャケットに組み付けられるスペーサであって、上端に突起が設けられ、その上端は、複数の水孔のうち挿入すべき水孔に挿入されたときには、上面に組み付けられるガスケットに干渉しないが、挿入すべき水孔とは異なる水孔に挿入されたときは、突起によりガスケットに干渉するようにされているスペーサ。
(6) 上面に複数の水孔が形成され、この水孔からウォータジャケットにスペーサが挿入されることにより、スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックに用いられ、上面に組み付けられるガスケットであって、スペーサが複数の水孔のうち挿入すべき水孔とは異なる水孔に挿入されたときにスペーサに干渉する突起が設けられているガスケット。
(7) 上面に複数の水孔が形成され、この水孔からウォータジャケットにスペーサが挿入されることにより、スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックに用いられ、上面に組み付けられるガスケットであって、スペーサが複数の水孔のうち挿入すべき水孔とは異なる水孔に挿入されたときにスペーサに干渉するが、スペーサが挿入すべき水孔に挿入されたときにはスペーサとの干渉をなくす孔が設けられているガスケット。
【0005】
上記(1)、(2)のシリンダブロックでは、ウォータジャケットのなかでスペーサを組み付ける必要のない箇所に水孔を介してスペーサが誤って組み付けられるのが防止できる。
上記(3)のシリンダブロック、上記(4)、(5)のスペーサ、上記(6)、(7)のガスケットでは、スペーサを複数の水孔のうち挿入すべき水孔に正しく挿入することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のシリンダブロックおよびスペーサ並びにガスケットを図面を参照して説明する。
図面中、
図1は本発明のシリンダブロックの実施例1を示し、
図2は本発明の実施例2を示し、
図3は本発明の実施例3を示し、
図4は本発明の実施例4を示し、
図5は本発明の実施例5を示し、
図6は本発明の実施例6を示し、
図7は本発明の実施例7を示し、
図8は本発明の実施例8を示し、
図9は本発明の実施例9を示し、
図10は本発明の実施例10を示し、
図11は本発明の実施例11を示し、
図12は本発明の実施例12を示し、
図13は本発明の実施例13を示し、
図14は本発明の実施例14を示し、
図15は本発明の実施例15を示し、
図16、図17は一般のクローズドデッキ型シリンダブロックのウォータジャケットまわりの構造を示す。
【0007】
そして、請求項1は本発明の実施例1〜3に対応し、請求項2は本発明の実施例4〜8に対応し、請求項3は本発明の実施例11、12に対応し、請求項4は本発明の実施例13、14に対応し、請求項5は本発明の実施例15に対応し、請求項6は本発明の実施例9に対応し、請求項7は本発明の実施例10に対応する。
【0008】
本発明の全実施例にわたって共通または類似する部分には、本発明の全実施例にわたって同じ符合を付してある。
まず、本発明の全実施例にわたって共通または類似する部分を、たとえば図16〜図17を参照して、説明する。
【0009】
本発明のシリンダブロック10は、シリンダボア壁14のまわりに連続して延びるウォータジャケット11を有し、ウォータジャケット11にスペーサ1が挿入、配置された、クローズドデッキ型のシリンダブロックである。シリンダブロック10はクローズドデッキであるから、シリンダブロック上面の水孔12は、シリンダブロックの鋳造後の素材段階で、ウォータジャケット11の伸長方向に非連続になっている。ウォータジャケット11はシリンダボア13に沿ってシリンダブロック長手方向に連続している。シリンダブロック上面の水孔12は、シリンダブロック10内のウォータジャケット11とシリンダヘッド内のウォータジャケットとの間にエンジン冷却水を流すための孔であり、ウォータジャケット11とつながっている。
【0010】
スペーサ1(スペーサはインサート、挿入物等と呼ばれてもよい)は、クローズドデッキをもつシリンダブロック10のウォータジャケット11に挿入、配置される。スペーサ1はシリンダボア壁14のうち過度に冷却されることを防止したい部分(燃焼室まわりから下方に離れた部分)の外周に密着または間隙を置いて配置され、スペーサ配置部のシリンダボア壁14から熱が過度に奪われないように水流、水量を調整するものである。スペーサ1はシリンダブロック上面の水孔12を通してウォータジャケット11に挿入される。
【0011】
エンジン冷却水温は、冷却水流れ方向下流側ほどエンジンシリンダブロック10の熱を奪って温度が上昇するので、シリンダボア壁14を過度に冷却することがなくなる。したがって、冷却水流れ方向の位置によって、下流側のスペーサ1のサイズを小さくしたり、スペーサ1を設けない場合もある。その場合、大きなサイズのスペーサを組み付けるべき位置に小さなサイズのスペーサを組み付けたり、スペーサを組み付ける必要のない位置にスペーサを組み付けたりしないように、スペーサの誤組み付けが防止される必要が生じる。このスペーサの誤組み付け防止手段または誤組み付け防止構造は、以下に説明するように、本発明の各実施例に応じて種々の態様をとる。
【0012】
以下に、本発明の各実施例の特有な部分の構成、作用を、請求項毎にまとめて、説明する。
請求項1でまとめられる本発明の実施例1〜3では、図1〜図3に示すように、上面に複数の水孔12が形成され、この水孔12からウォータジャケット11にスペーサ1が挿入されることにより、スペーサ1が組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロック10であって、水孔12のうちスペーサ1を組み付ける必要のない箇所に位置する水孔12の形状がスペーサ1を挿入できない形状とされている。
本発明の実施例1〜3の作用については、スペーサ1を組み付ける必要のない箇所に位置する水孔12の形状がスペーサ1を挿入できない形状とされているので、その位置に水孔12を通してスペーサ1を挿入することができず、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0013】
本発明の実施例1〜3の各実施例について説明すると、つぎの通りである。
本発明の実施例1では、図1に示すように、スペーサ1の設置が不要な箇所に位置する水孔12の幅をスペーサ1の幅より狭くし、スペーサ1を水孔12を通して挿入できないようにしてある。図1で、幅がW1の水孔はスぺーサ1の設置が必要な箇所に位置する水孔12であり、幅がW2の水孔はスぺーサ1の設置が不要な箇所に位置する水孔12である。そして、W1はスペーサ1の幅より大で、W2はスペーサ1の幅より小である。
これによって、幅がW2の水孔に対応するウォータジャケット11内の位置にスペーサ1を誤って組み付けることを防止できる。
【0014】
本発明の実施例2では、図2に示すように、スペーサ1の設置が不要な箇所に位置する水孔12の口元にブリッジ15を設けておき、スペーサ1をブリッジ15のある水孔12を通して挿入できないようにしてある。ブリッジ15は水孔12の幅と直交する方向に延びて水孔12の対向縁部を連結している。
これによって、スペーサ1をブリッジ15のある水孔12に対応するウォータジャケット11内の位置に誤って組み付けることを防止できる。
【0015】
本発明の実施例3では、図3に示すように、スペーサ1の設置が不要な箇所に位置する水孔12の口元に突起16を設けておき、スペーサ1を突起16のある水孔12を通して挿入できないようにしてある。突起16は水孔12の幅と直交する方向に突出し対向する水孔縁部に向かって突出ている。
これによって、スペーサ1を突起16のある水孔12に対応するウォータジャケット11内の位置に誤って組み付けることを防止できる。
【0016】
請求項2でまとめられる本発明の実施例4〜8では、図4〜図8に示すように、上面に複数の水孔12が形成され、この水孔12からウォータジャケット11にスペーサ1が挿入されることにより、スペーサ1が組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロック10であって、水孔12のうちスペーサ1を組み付ける必要のない箇所に位置する水孔12にスペーサ1を挿入したときには、スペーサ1がシリンダブロック上面から突出するようウォータジャケット11(の壁面構造)が形成されている。
本発明の実施例4〜8の作用については、スペーサ1を組み付ける必要のない箇所に位置するウォータジャケット11の構造がスペーサ1をシリンダブロック上面から突出させる形状とされているので、その位置に水孔12を通してスペーサ1を挿入しようとするとスペーサ1がシリンダブロック上面から突出してしまってそのウォータジャケット11内の位置にスペーサ1を組み付けることができず、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0017】
本発明の実施例4〜8の各実施例について説明すると、つぎの通りである。
本発明の実施例4では、図4に示すように、スペーサ1の設置が不要な箇所に位置する水孔12の下方のウォータジャケット底面に上側に向かって突出する突起17を設け、スペーサ1を水孔12を通して挿入するとスペーサ1の下端が突起17にあたってそれ以上挿入できず、スペーサ1の上部がシリンダブロック10の上面から突出するようにしてある。突起17の上端とシリンダブロック上面との間の距離は、スペーサ1の長さ(高さ)より小さくしてある。
これによって、突起17の上方の水孔12を通してウォータジャケット11内の位置にスペーサ1全体を組み付けることができず、つまり、その状態ではエンジンを組立てることができず、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0018】
本発明の実施例5では、図5に示すように、スペーサ1の設置が不要な箇所に位置する水孔12の下方のウォータジャケット側面に横方向にウォータジャケット11内に向かって突出する突起18を設け、スペーサ1を水孔12を通して挿入するとスペーサ1の下端が突起18にあたってそれ以上挿入できず、スペーサ1の上部がシリンダブロック10の上面から突出するようにしてある。この場合、突起17とシリンダブロック上面との間の距離は、スペーサ1の長さ(高さ)より小さくしてある。
これによって、突起18の上方の水孔12を通してウォータジャケット11内の位置にスペーサ1全体を組み付けることができず、つまり、その状態ではエンジンを組立てることができず、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0019】
本発明の実施例6では、図6に示すように、スペーサ1の設置が不要な箇所に位置する水孔12の下方のウォータジャケット底面を上方に持ち上げて形成してあり(底面が持ち上げられて形成されている部分(持ち上げ底面部分)を符合19で示す)、スペーサ1を水孔12を通して挿入するとスペーサ1の下端が持ち上げ底面部分19に当たってそれ以上挿入できず、スペーサ1の上部がシリンダブロック10の上面から突出するようにしてある。この場合、持ち上げ底面部分19とシリンダブロック上面との間の距離は、スペーサ1の長さ(高さ)より小さくしてある。
これによって、持ち上げ底面部分19の上方の水孔12を通してウォータジャケット11内の位置にスペーサ1全体を組み付けることができず、つまり、その状態ではエンジンを組立てることができず、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0020】
本発明の実施例7では、図7に示すように、スペーサ1の設置が不要な箇所に位置する水孔12の下方のウォータジャケット11にスペーサ挿入にとって邪魔となる梁20(たとえば、シリンダブロック鋳造時の砂型内のケレンが残っているものを利用した梁)を設け、スペーサ1を水孔12を通して挿入するとスペーサ1の下端が梁20にあたってそれ以上挿入できず、スペーサ1の上部がシリンダブロック10の上面から突出するようにしてある。梁20とシリンダブロック上面との間の距離は、スペーサ1の長さ(高さ)より小さくしてある。
これによって、梁20の上方の水孔12を通してウォータジャケット11内の位置にスペーサ1全体を組み付けることができず、つまり、その状態ではエンジンを組立てることができず、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0021】
本発明の実施例8では、図8に示すように、スペーサ1の設置が不要な箇所に位置する水孔12の下方のウォータジャケット11にタイトプラグ21を突出させておき、スペーサ1を水孔12を通して挿入するとスペーサ1の下端がタイトプラグ21のウォータジャケット内突出部にあたってそれ以上挿入できず、スペーサ1の上部がシリンダブロック10の上面から突出するようにしてある。タイトプラグ21のウォータジャケット内突出部の上端とシリンダブロック上面との間の距離は、スペーサ1の長さ(高さ)より小さくしてある。
これによって、タイトプラグ21のウォータジャケット内突出部の上方の水孔12を通してウォータジャケット11内の位置にスペーサ1全体を組み付けることができず、つまり、その状態ではエンジンを組立てることができず、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0022】
請求項6に対応する本発明の実施例9では、図9に示すように、上面に複数の水孔12が形成され、この水孔12からウォータジャケット11にスペーサ1が挿入されることにより、スペーサ1が組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロック10に用いられ、シリンダブロック上面に組み付けられるガスケット(シリンダヘッドガスケット)30であって、スペーサ1が複数の水孔12のうち挿入すべき水孔12とは異なる水孔12に挿入されたときに、スペーサ1に干渉する突起31がガスケット30に設けられている。突起31は、スペーサ1が挿入されるべきでない水孔12に突入するように、ガスケット下面から下方に向かって突出しており、スペーサ1に干渉したときに、ガスケット30がシリンダブロック10の上面にセットできないようする。
本発明の実施例9の作用については、スペーサ1が挿入されるべきでない水孔12にスペーサ1が挿入された場合に、ガスケット30をセットしようとしてもガスケット30の突起31がスペーサ1に干渉してガスケット30をセットできないので、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0023】
請求項7に対応する本発明の実施例10では、図10に示すように、上面に複数の水孔12が形成され、この水孔12からウォータジャケット11にスペーサ1が挿入されることにより、スペーサ1が組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロック10に用いられ、シリンダブロック上面に組み付けられるガスケット30であって、スペーサ1が複数の水孔12のうち挿入すべき水孔12とは異なる水孔12に挿入されたときにスペーサ1(スペーサ1に設けた突起である場合を含む)に干渉するが、スペーサ1が挿入すべき水孔12に挿入されたときにはスペーサ1(スペーサ1に設けた突起である場合を含む)との干渉をなくす孔32が設けられている。
本発明の実施例10の作用については、スペーサ1が挿入されるべきでない水孔12にスペーサ1が挿入された場合に、ガスケット30をセットしようとしてもスペーサ1(スペーサ1に設けた突起である場合を含む)がガスケット30に干渉してガスケット30をセットできないので、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0024】
請求項3でまとめられる本発明の実施例11、12では、図11、図12に示すように、上面に複数の水孔12が形成され、これら複数の水孔12からウォータジャケット11に各水孔12の形状に対応した複数種類のスペーサ1が挿入されることにより、スペーサ1が組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロック10において、スペーサ1の種類と水孔12の形状との組み合わせに正しくない組み合わせものがある時には、少なくとも一部のスペーサ1が正規のウォータジャケット11内位置に挿入できないかまたはシリンダブロック上面から突出するよう水孔12またはウォータジャケット11が構成されている。
したがって、水孔12にスペーサ1のうちこの水孔12に対応しない種類のスペーサ1を挿入したときには、このスペーサ1がシリンダブロック10の上面から突出するか水孔12を挿通できないものが出てくるため、誤品組み付けが生じていることがわかり、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0025】
本発明の実施例11、12の各実施例について説明すると、つぎの通りである。
本発明の実施例11、12では、図11、12に示すように、各水孔12の形状(たとえば水孔12の幅)がスペーサ1の種類毎に変えてある。すなわち、A形状(幅が大であり高さが小)のスペーサ1が挿入される水孔12の幅は大にしてあり、B形状(幅が小であり高さが大)のスペーサ1が挿入される水孔12の幅は小にしてある。A形状のスペーサ1の幅は幅の小の水孔12の幅より大で、幅の小の水孔12を通ることができないようにしてある。
本発明の実施例11、12の作用については、各水孔12の形状(たとえば水孔12の幅)がスペーサ1の種類に応じて変えてあるので、水孔12の形状とスペーサ1の種類との組み合わせに誤りがある場合は、スペーサ1を水孔12に挿通できない場合が出てきてしまう。
【0026】
また、図11、図12に示すように、各水孔12位置でのウォータジャケット深さがスペーサ1の種類毎に変えてある。すなわち、本発明の実施例11では、図11に示すように、A形状のスペーサ1が挿入される水孔12位置でのウォータジャケット底面が上方に持ち上げられており、本発明の実施例12では、図12に示すように、A形状のスペーサ1が挿入される水孔12位置にはウォータジャケット底面に突起17またはケレン20が設けてあり、B形状のスペーサ1が挿入される水孔12位置にはウォータジャケット底面に突起またはケレンが設けられていない。
また、各水孔12位置でスペーサ1の種類に応じてウォータジャケット深さを変えてあるので、水孔12位置(したがって、水孔12の形状であってもよい)とスペーサ1の種類との組み合わせに誤りがある場合は、スペーサ1を水孔12に挿入しても一部のスペーサ1はシリンダブロック上面から突出してしまう。こうしたことから、何処かの水孔12に誤品組み付けがあることがわかり、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0027】
請求項4でまとめられる本発明の実施例13、14では、図13、図14に示すように、上面に複数の水孔12が形成されたクローズドデッキ型のシリンダブロック10に用いられ、水孔12からウォータジャケット11に挿入されることにより、ウォータジャケット11に組み付けられるスペーサ1であって、下端に切り欠き2が設けられ、その下端は、スペーサ1が複数の水孔12のうち挿入すべき水孔12とは異なる水孔12に挿入されたときには、ウォータジャケット11(の壁、壁から突出している突起22、ケレン、梁等であってもよい)に干渉するが、挿入すべき水孔12に挿入されたときには、切り欠き2によりウォータジャケット11(の壁、壁から突出している突起22、ケレン、梁等であってもよい)に干渉しないようにされている。
したがって、水孔12にスペーサ1のうちこの水孔12に対応しない種類のスペーサ1を挿入したときには、少なくとも一部のスペーサ1がシリンダブロック10の上面から突出するため、誤品組み付け生じていることがわかり、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0028】
本発明の実施例13、14の各実施例について説明すると、つぎの通りである。
本発明の実施例13では、図13に示すように、スペーサ1の種類に応じて、スペーサ1に異なる切り欠き2と、ウォータジャケット11に切り欠き2に入る突起22が設けてある。たとえば、A形状のスペーサ1は図13でスペーサ1の左部下端に切り欠き2があり、ウォータジャケット11にはスペーサ1の左部下方に突起22があるが、B形状のスペーサ1は図13でスペーサ1の右部下端に切り欠き2があり、ウォータジャケット11にはスペーサ1の右部下方に突起22がある。
本発明の実施例13の作用については、スペーサ1の種類とウォータジャケット11の突起22との組み合わせが正常であれば、すべてのスペーサ1がシリンダブロック上面から突出することなく正常に組み付けられるが、組み合わせが間違っていると、突起22を切り欠き2内に受け入れることができなくなって、一部のスペーサ1はシリンダブロック上面から突出する。そのため、誤品組み付けが生じていることがわかり、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0029】
本発明の実施例14では、図14に示すように、スペーサ1の種類に応じて、スペーサ1に異なる切り欠き2と、ウォータジャケット11に切り欠き2に入る梁23(またはケレン)が設けてある。たとえば、A形状のスペーサ1は図14でスペーサ1の左部下端に切り欠き2があり、ウォータジャケット11にはスペーサ1の左部下方に梁23(またはケレン)があるが、B形状のスペーサ1は図14でスペーサ1の右部下端に切り欠き2があり、ウォータジャケット11にはスペーサ1の右部下方に梁23(またはケレン)がある。
本発明の実施例14の作用については、スペーサ1の種類とウォータジャケット11の梁23(またはケレン)との組み合わせが正常であれば、すべてのスペーサ1がシリンダブロック上面から突出することなく正常に組み付けられるが、組み合わせが間違っていると、梁23(またはケレン)を切り欠き2内に受け入れることができなくなって、一部のスペーサ1はシリンダブロック上面から突出する。そのため、誤品組み付けが生じていることがわかり、スペーサ1の誤組み付けが防止される。
【0030】
請求項5に対応する本発明の実施例15では、図15に示すように、上面に複数の水孔12が形成されたクローズドデッキ型のシリンダブロック10に用いられ、水孔12からウォータジャケット11に挿入されることにより、ウォータジャケット11に組み付けられるスペーサ1において、スペーサ上端に突起3が設けられ、スペーサ1の上端は、スペーサ1が複数の水孔12のうち挿入すべき水孔12に挿入されたときには、シリンダブロック上面に組み付けられるガスケット30の孔32に入ってガスケット30に干渉しないが、スペーサ1が挿入すべき水孔12とは異なる水孔12に挿入されたときは、突起3によりガスケット30に干渉するようにされている。
本発明の実施例15の作用については、スペーサ1が挿入されるべきでない水孔12にスペーサ1が挿入された場合に、ガスケット30をセットしようとしてもスペーサ1(スペーサ1に設けた突起3)がガスケット30に干渉してガスケット30をセットできないので、スペーサ1の誤組み付け(誤品組み付け)が防止される。
【0031】
【発明の効果】
請求項1、2のシリンダブロックによれば、ウォータジャケットのなかでスペーサを組み付ける必要のない箇所に水孔を介してスペーサが誤って組み付けられるのが防止できる。
請求項3のシリンダブロック、請求項4、5のスペーサ、請求項6、7のガスケットによれば、スペーサを複数の水孔のうち挿入すべき水孔に正しく挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシリンダブロックの一部の平面図である。
【図2】本発明の実施例2のシリンダブロックの一部の平面図である。
【図3】本発明の実施例3のシリンダブロックの一部の平面図である。
【図4】本発明の実施例4のシリンダブロックのウォータジャケット部の一部の断面図である。
【図5】本発明の実施例5のシリンダブロックのウォータジャケット部の一部の断面図である。
【図6】本発明の実施例6のシリンダブロックのウォータジャケット部の一部の断面図である。
【図7】本発明の実施例7のシリンダブロックのウォータジャケット部の一部の断面図である。
【図8】本発明の実施例8のシリンダブロックのウォータジャケット部の一部の断面図である。
【図9】本発明の実施例9のガスケットとそれが取り付けられるシリンダブロックの一部の断面図である。
【図10】本発明の実施例10のガスケットとそれが取り付けられるシリンダブロックの一部の断面図である。
【図11】本発明の実施例11のシリンダブロックのウォータジャケット部の一部の断面図である。
【図12】本発明の実施例12のシリンダブロックのウォータジャケット部の一部の断面図である。
【図13】本発明の実施例13のスペーサとそれが取り付けられるウォータジャケットの一部の断面図である。
【図14】本発明の実施例14のスペーサとそれが取り付けられるウォータジャケットの一部の断面図である。
【図15】本発明の実施例15のスペーサとそれと組み合わされるガスケットの一部の断面図である。
【図16】一般のクローズドデッキ型シリンダブロックの平面図である。
【図17】図16の断面図である。
【符号の説明】
1 スペーサ
2 切り欠き
3 突起
10 シリンダブロック
11 ウォータジャケット
12 水孔
13 シリンダボア
14 シリンダボア壁
15 ブリッジ
16、17、18 突起
19 持ち上げ底面
20 梁
21 タイトプラグ
22 突起
23 梁(またはケレン)
30 ガスケット(シリンダヘッドガスケット)
31 突起
32 孔

Claims (7)

  1. 上面に複数の水孔が形成され、この水孔からウォータジャケットにスペーサが挿入されることにより、前記スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックであって、前記水孔のうちスペーサを組み付ける必要のない箇所に位置する水孔の形状が前記スペーサを挿入できない形状とされているシリンダブロック。
  2. 上面に複数の水孔が形成され、この水孔からウォータジャケットにスペーサが挿入されることにより、前記スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックであって、前記水孔のうちスペーサを組み付ける必要のない箇所に位置する水孔に前記スペーサを挿入したときには、前記スペーサが前記シリンダブロックの上面から突出するよう前記ウォータジャケットが構成されているシリンダブロック。
  3. 上面に複数の水孔が形成され、これら複数の水孔からウォータジャケットに各水孔の形状に対応した複数種類のスペーサが挿入されることにより、前記スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックであって、前記スペーサの種類と前記水孔の形状との組み合わせに正しくない組み合わせものがある時には、少なくとも一部のスペーサが正規のウォータジャケット内位置に挿入できないかまたはシリンダブロック上面から突出するよう前記水孔またはウォータジャケットが構成されているシリンダブロック。
  4. 上面に複数の水孔が形成されたクローズドデッキ型のシリンダブロックに用いられ、前記水孔からウォータジャケットに挿入されることにより、前記ウォータジャケットに組み付けられるスペーサであって、下端に切り欠きが設けられ、その下端は、前記複数の水孔のうち挿入すべき水孔とは異なる水孔に挿入されたときには、前記ウォータジャケットに干渉するが、前記挿入すべき水孔に挿入されたときには、前記切り欠きにより前記ウォータジャケットに干渉しないようにされているスペーサ。
  5. 上面に複数の水孔が形成されたクローズドデッキ型のシリンダブロックに用いられ、前記水孔からウォータジャケットに挿入されることにより、前記ウォータジャケットに組み付けられるスペーサであって、上端に突起が設けられ、その上端は、前記複数の水孔のうち挿入すべき水孔に挿入されたときには、前記上面に組み付けられるガスケットに干渉しないが、前記挿入すべき水孔とは異なる水孔に挿入されたときは、前記突起により前記ガスケットに干渉するようにされているスペーサ。
  6. 上面に複数の水孔が形成され、この水孔からウォータジャケットにスペーサが挿入されることにより、前記スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックに用いられ、前記上面に組み付けられるガスケットであって、前記スペーサが前記複数の水孔のうち挿入すべき水孔とは異なる水孔に挿入されたときに前記スペーサに干渉する突起が設けられているガスケット。
  7. 上面に複数の水孔が形成され、この水孔からウォータジャケットにスペーサが挿入されることにより、前記スペーサが組み付けられるクローズドデッキ型のシリンダブロックに用いられ、前記上面に組み付けられるガスケットであって、前記スペーサが前記複数の水孔のうち挿入すべき水孔とは異なる水孔に挿入されたときに前記スペーサに干渉するが、前記スペーサが前記挿入すべき水孔に挿入されたときには前記スペーサとの干渉をなくす孔が設けられているガスケット。
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