JP3851199B2 - タイムスタンプ付与装置およびそれを用いたデジタル録画装置 - Google Patents

タイムスタンプ付与装置およびそれを用いたデジタル録画装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルストリームを構成するパケットに到着時間を付与する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在実施されているデジタル放送では、番組をMPEG(Moving Picture Experts Group)2規格に準拠した固定長パケットのトランスポートストリームにて伝送する。
【0003】
このトランスポートストリーム中には、符号化の際に使用した周波数27MHzの放送局側基準クロックを復元するためのタイミング情報が記述されている。一般的な受信機では、このタイミング情報に基づいて受信機内の周波数27MHzである局発周波数がPLL(Phase Locked Loop)制御され、放送局側の基準クロックに同期して動作する。上述のトランスポートストリーム中に含まれるタイミング情報を、PCR(Program Clock Reference)と言う。一般には、放送局側の基準クロック周波数には誤差が生じるので、受信機には受信機側の局発周波数を一定の範囲内で周波数補正する能力が要求される。
【0004】
パケット到着時刻付与方式のデジタル録画機の場合、録画時の局発周波数と再生時の局発周波数が等しければ、付与された到着時刻に基づき再生時送出を行うことにより、原理的に問題なく再生が可能となる。
【0005】
しかしながら、一般に局発周波数は水晶などの発振素子により生成されており、録画時と再生時の局発周波数は動作時の温度などでわずかに変動する。つまり、発振素子が生成する局発周波数がその外部環境に影響されて変動する。また、磁気テープや光記録媒体などのリムーバブルメディアを用いた録画機の場合、録画時の装置と再生時の装置が異なる場合があり、装置間に局発周波数のズレが見られることもある。局発周波数のズレ量が大きい場合、時としてコマ落ちや音切れが発生したりし、表示品位の低下を招く。
【0006】
このため、録画機においても録画時にVCXO(Voltage Controlled Xtal Oscillator)などの周波数変動素子を用いてPLL制御により装置基準時刻を補正し、その補正された装置基準時刻に基づき生成された到着時刻をパケットに付与する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、PLLを構成する場合、一般に上述のようにVCXOが用いられることが多い。VCXOは、入力電圧に応じて出力周波数を変動できる素子であるが、固定された周波数を出力する発振素子と比較して、一般的には高価である。
【0008】
本発明は、こうした状況に鑑みなされたもので、その目的は、VCXOを用いずにストリーム中の基準時刻を利用してパケットに付与すべき到着時刻を補正する技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、タイムスタンプ付与装置に関する。このタイムスタンプ付与装置は、デジタルストリームを構成するパケットに含まれるストリーム基準時刻を抽出するストリーム基準時刻抽出部と、ストリーム基準時刻と異なる装置基準時刻を所定の発振周波数に基づき生成する装置基準時刻生成部と、抽出されたストリーム基準時刻と生成された装置基準時刻との差分を計算する比較部と、パケットに付与すべき到着時刻を装置基準時刻に基づき生成するタイムスタンプ生成部と、比較部にて計算された差分に基づき到着時刻の補正量を算出する補正部と、装置基準時刻と算出された補正量をもとにパケットに対して補正された到着時刻を付与するタイムスタンプ付与部と、抽出されたストリーム基準時刻を装置基準時刻として設定し直す装置時刻校正部と、を有する。
【0010】
MPEG2規格に準拠したデジタルストリームを特にトランスポートストリームという。デジタル放送では、映像信号と音声信号はそれぞれMPEG2規格に基づき圧縮符号化されている。圧縮符号化された信号は、パケットと呼ばれる構造を有するデータに組み直される。このパケットが連続した列がトランスポートストリームと呼ばれている。以下、上述のパケットをTSパケットとも言う。また、TSパケット中には符号化の際に使用する周波数27MHzのクロックのカウンタ値(Program Clock Reference;以下、単に「PCR」とも言う)が記述されている。ただし、PCRは、規格では100msに最低1度記述されていればよく、全てのパケットに記述されているわけではない。
【0011】
ここで、ストリーム基準時刻とは、デジタルストリームを生成する際に使用されそのストリームに記述されている情報であり、例えば、MPEG2規格に準拠したトランスポートストリームにおいては、PCRがストリーム基準時刻に相当する。また、装置基準時刻は、デジタルストリームを受信する装置がその内部に備える発振素子を基準として生成される。
【0012】
一つのトランスポートストリームは、複数の放送番組が収容されている。つまり、トランスポートストリームを構成するTSパケットは、全て同一の放送番組を収容しているわけではない。例えば、一つのトランスポートストリームに7種類の放送番組が収容されているとすれば、連続する7個のTSパケットは、それぞれ異なる放送番組を収容してもよい。
【0013】
したがって、特定の放送番組を録画する場合、所望のパケットのみを取り出して記録する。つまり、間のパケットは間引かれることになる。これにより、PCRがすべてのパケットには記述されていないので、パケットをそのまま記録し、再度再生すると間を詰めてしまい、高速で再生されることになる。そこで、パケットを記録する際に、PCRに関連づけられた到着時間を付与し、適切なタイミングで再生されるようになっている。
【0014】
到達時間は装置基準時刻に基づいて生成されるが、上述のようにこの装置基準時刻は、誤差が生じやすい。誤差を含んだ到着時間が補正されずパケットに記述されると、再生時に同期がズレてしまい、このズレが大きくなると再生の際にデコーダバッファのアンダーランやオーバーランなどが発生してしまう。そこで、デジタルストリーム中に記述されている基準時刻を利用して、パケットに記述すべき到着時刻が補正される。
【0015】
例えば、装置基準時刻を生成する発振素子の周波数が27MHzよりわずかに高いと仮定する。トランスポートストリームから抽出されたPCRが「200」のとき、装置基準時刻は「203」となっている可能性がある。ズレが小さければ視聴に影響を与えるような表示品位の低下はないが、小さなズレでもそれが蓄積された場合、視聴に影響を来す可能性がある。従って、どこかのタイミングでこのズレを補正する必要がある。
【0016】
また、補正部は、タイムスタンプ生成部で到着時刻を生成するために稼働しているカウンタの進行を制御することで到着時刻を補正してもよい。このカウンタは、PCRが生成されたクロックと同一の周波数を発信する発振素子に基づいて、その値が進行する。例えば、PCRは27MHzの周波数を基準として生成されているので、上述のカウンタも27MHzの周波数を発振する発振素子に基づき進行する。
【0017】
一般には、装置基準時刻を補正するために、VCXOを用いて発振素子が発振する周波数がPLL制御され補正された。ここでは、VCXOを用いずにカウンタの進行を制御することで、VCXOを用いた補正と同様の効果が期待される。
【0018】
また、補正部は、到着時刻を補正する際の1パケットにおける補正量の上限を設定可能であってもよい。また、補正部は、ストリーム基準時刻を取得した間隔を検出し、検出した間隔に基づいて、補正をする間隔を決定してもよい。また補正部は、補正をする間隔を所定のパケットの個数により決定してもよい。また、補正部は、補正量が所定の上限を超えている場合、補正すべき補正量の一部のみを補正してもよい。
【0019】
このような、タイムスタンプ付与装置はLSI(Large Scale Integration)などの集積回路に組み込まれてもよい。また、入力されるデジタルストリームの上限速度が、出力されるデジタルストリームの上限速度より低く設定されてもよい。
【0020】
本発明の別の態様は、デジタル記録装置に関する。このデジタル記録装置は、デジタルストリームを受信する受信部と、受信したデジタルストリームを構成するパケットに含まれるストリーム基準時刻を抽出するストリーム基準時刻抽出部と、ストリーム基準時刻と異なる装置基準時刻を所定の発振周波数に基づき生成する装置基準時刻生成部と、抽出されたストリーム基準時刻と、生成された装置基準時刻との差分を計算する比較部と、パケットに付与すべき到着時刻を装置基準時刻に基づき生成するタイムスタンプ生成部と、比較部にて計算された差分に基づき到着時刻の補正量を算出する補正部と、装置基準時刻と前記補正量をもとにパケットに補正された到着時刻を付与するタイムスタンプ付与部と、抽出されたストリーム基準時刻を装置基準時刻として設定し直す装置時刻校正部と、補正された到着時刻が付与されたパケットを所定の記録媒体に記録する記録部と、を有する。
【0021】
【発明の実施の形態】
デジタル放送を記録する録画機において、録画すべき番組を収容するTSパケットに到着時刻を付与する際に、トランスポートストリームに含まれているPCRを抽出し、抽出したPCRと録画機の基準時刻とのズレが算出される。算出されたズレ量に基づき付与すべき到着時刻が補正される。従来は、録画機の基準時刻を生成するために、局発振素子としてVCXOが用いられ、算出されたズレ量に基づき、局発振素子の発信する周波数が補正された。本実施の形態では、局発振素子としてVCXOより安価である固定周波数を発信する素子を用い、到着時刻を生成しているカウンタの値を制御することで、番組を録画する際にパケットに付与される到着時刻の誤差が抑えられる。
【0022】
図1は、本実施の形態に係る、タイムスタンプ付与装置12を含むデジタル録画システム10の構成を示した図である。デジタル録画システム10は、アンテナ16と、受信部18と、タイムスタンプ付与装置12と、27MHzの固定周波数を発振する局発振素子28と、磁気テープや磁気ディスクや光記録媒体からなる蓄積メディア40と、蓄積メディア40に所望のTSパケットを書き込む記録部42から構成される。
【0023】
タイムスタンプ付与装置12は、パケット選択部22と、PCR抽出部24と、装置基準時刻生成部26と、誤差算出部30と、補正値計算部32と、タイムスタンプ生成部34と、タイムスタンプ付与部36と、補正量設定部38を備える。
【0024】
パケット選択部22は、受信したトランスポートストリームからユーザにより指定されたチャンネルの放送に対応するTSパケットをそのパケットに割り振られて番組を構成するTSパケットの識別に用いられるPID(Packet Identification)を参照して選択する。例えば、番組を構成するビデオ、オーディオ、PCRなどを伝送するTSパケットをそれぞれPIDにより選択する。
【0025】
PCR抽出部24は、PCRが付与されているTSパケットをPIDにより選択し、そのPCRを抽出し取得する。装置基準時刻生成部26は、局発振素子28が発振する周波数をカウントしその値をローカルPCR(以下、単に「LPCR」と略す)として保持する。ここで、PCR抽出部24は、PCRを取得すると、その値を装置基準時刻生成部26に通知する。一方、PCRを通知された装置基準時刻生成部26は、LPCRを通知されたPCRと等しく設定する。
【0026】
誤差算出部30は、PCRとPCR取得時のLPCRの差分を計算する。補正値計算部32はその差分に応じて補正量および補正タイミングを計算し、その計算結果をタイムスタンプ生成部34へ通知する。補正量設定部38は、補正量および補正タイミングを計算する際の諸条件を設定する。その条件とは、1度に補正する補正量およびその上限、補正を行う間隔である。また、補正値計算部32は、PCRを取得する間隔を取得して、その間隔を上述の補正量や補正タイミングの計算に反映させてもよい。
【0027】
タイムスタンプ生成部34は、局発振素子28で発振される27MHzの周波数をカウントし、TSパケットに付与すべきタイムスタンプを生成しタイムスタンプ付与部36へ通知する。このとき、タイムスタンプ生成部34は、補正値計算部32から通知された補正量に基づき周波数のカウントを加減算する。つまり、カウントした値を進めたり遅らせたりする。
【0028】
タイムスタンプ付与部36は、タイムスタンプ生成部34から通知されたタイムスタンプを到着時刻としてTSパケットに付与する。タイムスタンプを付与されたTSパケットは、記録部42によって蓄積メディア40に記録される。
【0029】
図2は、蓄積メディア40に記録されているTSパケットを再生する再生システム50の構成図である。再生システム50は、タイムスタンプ抽出部52と、比較器54と、TS蓄積メモリ56と、送出時刻カウント部58と、送出制御部60と、局発振素子28と、蓄積メディア40を備える。タイムスタンプ抽出部52は、蓄積メディア40から読み出されたTSパケット中に含まれるタイムスタンプを取得する。取得したタイムスタンプは比較器54へ通知される。つづいて、TSパケットはTS蓄積メモリ56へ送られ、蓄積され送出制御部60からの出力指示を待つ。
【0030】
また、送出時刻カウント部58は、局発振素子28から発振される周波数をカウントし、その値を比較器54に通知する。比較器54は、タイムスタンプ抽出部52から通知されるタイムスタンプと送出時刻カウント部58でカウントされた値が一致すると、送出制御部60に対して、所望のTSパケットをTS蓄積メモリから出力するよう指示する。
【0031】
以上の構成による、TSパケットに付与すべきタイムスタンプの補正方法について、図3に基づき説明する。図3は、PCR、LPCRおよびTSパケットに付与される到着時刻の関係を示した図である。上から順に、PCR抽出部24で抽出されたPCR、装置基準時刻生成部26でカウントされたLPCR、PCRとLPCRの誤差、タイムスタンプ生成部34で生成された到着時刻を示している。さらに一番下には、タイムスタンプ生成部34に対する補正量が示されている。
【0032】
まず、PCR抽出部24がTSパケット中からPCRとして「100」という値を抽出すると、その値を装置基準時刻生成部26に通知する。装置基準時刻生成部26はそこでカウントされているLPCRを「100」に初期化する。この値は、タイムスタンプ生成部34に通知され、タイムスタンプ生成部34は時刻を「100」として生成する。
【0033】
いま、TSパケット中に含まれるPCRは「100」カウント間隔であるので、次のPCRが取得されるまで、装置基準時刻生成部26は局発振素子28から発振される周波数をカウントしLPCRとする。タイムスタンプ生成部34が次に「200」というPCRを取得するとき、LPCRが「203」までカウントされている。つまり、PCRが「100」進む間に、LPCRは「103」進み、誤差が「+3」発生している。誤差算出部30が、PCRとLPCRを比較して、その誤差「+3」を算出する。そのとき、LPCRは、再度PCRの値に設定される。つまり、LPCRは「203」から「200」へ初期化される。
【0034】
一方、タイムスタンプ生成部34でカウントされている値、つまり生成されている到着時刻は、「203」となる。この値は、このときLPCRのように初期化されることはない。したがって、TSパケットに付与される到着時刻は、この段階では補正されていない。この誤差「+3」は、次にPCRが取得されるまでに補正される。これは、一度にこの誤差を補正すると、TSパケットのジッタが大きくなり、前後するTSパケットの到着時刻が逆転するなどの矛盾が生じる恐れがあるためである。例えば、タイムスタンプ生成部34は、カウンタ値「20」毎に3回、そのカウントを「1」カウントだけとめ、誤差「+3」を補正する。
【0035】
次に、PCR抽出部24でPCRとして、「300」という値が取得されたとする。このとき、LPCRが「302」であれば、誤差は「+2」となる。このとき、LPCRは「102」進んでいるので、補正がなされていない場合、タイムスタンプ生成部34で生成されている到着時刻は「203」に「102」を加算した「305」になる。
【0036】
しかし、前回発生した誤差「+3」は、LPCRが「200」から「302」に進む間に、補正されているので、PCRとして「300」が抽出されたときに、タイムスタンプ生成部34で生成されている到着時刻は「302」となる。この時点で、上述のように前回までに認識されていた誤差は補正されており、今回発生した誤差のみが到着時刻に残っていることになる。また、LPCRは、上述同様「302」から「300」へ初期化される。
【0037】
同様に、PCRとして「400」が取得されとき、LPCRは「404」となっていて、誤差「+4」が発生している。このとき、先ほど到着時刻に残っていた誤差「+2」は、補正されており、この時点の到着時刻は「404」となっている。以降同様の処理がなされ、到着時刻には誤差が蓄積されない。
【0038】
図4のフローチャートをもとに、到着時刻の補正手順を簡単に説明する。まず、PCR抽出部24がTSパケットに含まれるPCRを抽出する(S10)。つづいて、誤差算出部30は、抽出されたPCRと装置基準時刻生成部26でカウントされているLPCRの誤差を算出し(S12)、誤差の算出が終了すると、LPCRがPCRに等しくなるように校正される(S14)。補正値計算部32は、タイムスタンプ生成部34に対して補正量を指示し、タイムスタンプ生成部34はその指示に基づき到着時刻であるカウンタ値を補正し(S16)、タイムスタンプ付与部36がTSパケットに補正された到着時刻を付与する(S18)。TSパケットの記録を継続する場合(S20のN)、PCRが抽出され到着時刻が補正されTSパケットに補正された到着時刻を付与するS10からS20の工程を繰り返す。TSパケットの記録を終了場合(S20のY)、この一連の処理は終了する。
【0039】
以上、本実施の形態によれば、トランスポートストリーム中に記述されているPCRを利用し、受信装置の装置基準時刻に生じた誤差を初期化することができる。また、パケットに付与すべき到着時刻の誤差を視聴に影響を与えない範囲に抑えることができる。
【0040】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それら各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲であることは当業者に理解されるところである。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、VCXOを使用せずに、パケットに付与すべき到着時刻を視聴に影響のない誤差内に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る、タイムスタンプ装置を備えるデジタル方式の録画システムの構成を示した図である。
【図2】 蓄積メディアに記録されているTSパケットを再生する再生システムの構成を示した図である。
【図3】 PCR、LPCRおよびTSパケットに付与される到着時刻の関係を示した図である。
【図4】 到着時刻の補正の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタル録画システム、 12 タイムスタンプ付与装置、 18 受信部、 22 パケット選択部、 24 PCR抽出部、 26 装置基準時刻生成部、 28 局発振素子、 30 誤差算出部、 32 補正値計算部、 34 タイムスタンプ生成部、 36 タイムスタンプ付与部、 38 補正量設定部、 40 蓄積メディア、 42 記録部、 50 再生システム、 52 タイムスタンプ抽出部。

Claims (6)

  1. デジタルストリームを構成するパケットに含まれるストリーム基準時刻を抽出するストリーム基準時刻抽出部と、
    前記ストリーム基準時刻と異なる装置基準時刻を所定の発振周波数に基づき生成する装置基準時刻生成部と、
    前記抽出されたストリーム基準時刻と、前記生成された装置基準時刻との差分を計算する比較部と、
    前記パケットに付与すべき到着時刻を装置基準時刻に基づき生成するタイムスタンプ生成部と、
    前記比較部にて計算された差分に基づき前記到着時刻の補正量を算出する補正部と、
    前記装置基準時刻と前記補正量をもとに前記パケットに補正された到着時刻を付与するタイムスタンプ付与部と、
    前記抽出されたストリーム基準時刻を前記装置基準時刻として設定し直す装置時刻校正部と、
    を有することを特徴とするタイムスタンプ付与装置。
  2. 前記補正部は、前記タイムスタンプ生成部で到着時刻を生成するために稼働しているカウンタの進行を制御することで前記到着時刻を補正することを特徴とする請求項1に記載のタイムスタンプ付与装置。
  3. 前記補正部は、前記到着時刻を補正する際の1パケットにおける補正量の上限を設定可能であることを特徴とする請求項1に記載のタイムスタンプ付与装置。
  4. 前記補正部は、前記ストリーム基準時刻を取得した間隔を検出し、検出した間隔に基づいて、前記補正をする間隔を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のタイムスタンプ付与装置。
  5. 前記補正部は、前記補正をする間隔を所定のパケットの個数により決定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のタイムスタンプ付与装置。
  6. デジタルストリームを受信する受信部と、
    受信したデジタルストリームを構成するパケットに含まれるストリーム基準時刻を抽出するストリーム基準時刻抽出部と、
    前記ストリーム基準時刻と異なる装置基準時刻を所定の発振周波数に基づき生成する装置基準時刻生成部と、
    前記抽出されたストリーム基準時刻と、前記生成された装置基準時刻との差分を計算する比較部と、
    前記パケットに付与すべき到着時刻を装置基準時刻に基づき生成するタイムスタンプ生成部と、
    前記比較部にて計算された差分に基づき前記到着時刻の補正量を算出する補正部と、
    前記装置基準時刻と前記補正量をもとに前記パケットに補正された到着時刻を付与するタイムスタンプ付与部と、
    前記抽出されたストリーム基準時刻を前記装置基準時刻として設定し直す装置時刻校正部と、
    前記補正された到着時刻が付与されたパケットを所定の記録媒体に記録する記録部と、
    を有することを特徴とするデジタル録画装置。
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