JP3850672B2 - 高強度高熱伝導アルミニウム合金材、熱交換器用フィン材及びアルミニウム合金材の製造方法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばろう付けにより製造される自動車用の熱交換器であるラジエータ、ヒータ、コンデンサ及びエバポレータ等のフィン材として使用するのに好適の高強度高熱伝導アルミニウム合金材、熱交換器用フィン材及びアルミニウム合金材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の熱交換器、例えばラジエータは、アルミニウム合金製の偏平チューブとコルゲート成形されたフィン材とを交互に重ね合わせ、これらを一体的にろう付けすることにより製造される。また、近時、地球環境保護の観点から、熱交換器も軽量化、高性能化及び小型化が要求される方向にあり、熱交換器に使用される材料についても薄肉化が推進されている。また、フィン材には、高強度高熱伝導性が要求されている。
【0003】
従来、高強度アルミニウム合金製フィン材としては、Al−Mn系合金材及びAl−Mn−Si系合金材が提案されている。しかし、これらのアルミニウム合金材におけるMnの固溶度が高く、Mnは導電率を大きく低下させるので、アルミニウム合金材の熱伝導性が低くなる。このため、断面積を大きくして導電性を確保する必要があり、薄肉化には限界がある。そこで、熱伝導性を向上させるため、Mnを含まないAl−Fe系合金材及びAl−Fe−Si−Ni系合金材が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のAl−Fe系合金材及びAl−Fe−Si−Ni系合金材の強度は低く、これらの合金材を使用しながら要求される強度を得るためには所定の板厚が必要であり、薄肉化には限界があるという問題点がある。このように、強度及び熱伝導性について要求する性能を満足するフィン材においては、その作製が困難であるという問題点がある。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、強度及び熱伝導性が共に優れた高強度高熱伝導アルミニウム合金材、熱交換器用フィン材及びアルミニウム合金材の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る高強度高熱伝導アルミニウム合金材は、Fe:2.0乃至3.0質量%及びSi:0.5乃至1.5質量%を含有し、Ti含有量が0.05質量%以下に規制され、残部がAl及び不可避的不純物からなる組成を有し、母相に対する第2相粒子が存在し、粒径が5μm以下の第2相粒子の密度が5×10 6 個/mm 2 以上であることを特徴とする。
【0007】
本発明においては、アルミニウム合金材の強度向上に寄与するFe及びSiの含有量を適正な値に規定しているので、熱伝導性を阻害することなく高い強度を得ることが可能である。また、Tiの含有量を適正に規制しているので、熱伝導性の低下を効果的に抑制することが可能である。
【0008】
本発明においては、更にCu:0.7質量%以下及びMn:0.5質量%以下からなる群から選択された少なくとも1種の元素を含有することが好ましい。また、Ni:1.0質量%以下を含有することが好ましい。更に、Zr:0.2質量%以下を含有することが好ましい。更にまた、Zn:3質量%以下を含有することが好ましい。
【0009】
本発明に係る熱交換器用フィン材は、前述のいずれかの高強度高熱伝導アルミニウム合金材により成形されたものであることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る高強度高熱伝導アルミニウム合金材の製造方法は、前述のいずれかの組成を有する高強度高熱伝導度アルミニウム合金材の溶湯を1℃/秒以上の冷却速度で鋳造することを特徴とする。
【0011】
このような冷却速度で鋳造することにより、第2相粒子の粒径を小さくし、かつその量を多く、例えば5×106個/mm2以上にできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本願発明者等がAl−Fe−Si系合金材の組成、組織及び製造方法について鋭意実験・研究した結果、Si及びFeの含有量を適切に規定すると共に、Tiの含有量を規制することにより、高強度及び高熱伝導性の両立を図ることができることを見出した。また、本願発明者等は、更にZrの含有量を規制し、Mn及びCuの含有量を適切に規定することにより、より一層高い強度及び熱伝導性を得ることができることを見出した。
【0013】
更に、本発明に係るアルミニウム合金材を製造する場合、鋳造時の冷却速度を1℃/秒以上とすることにより、第2相粒子の粒径を小さくし、かつその量を多く、例えば5×106個/mm2以上にできることを知見した。
【0014】
本発明のアルミニウム合金材は、例えば自動車熱交換器用フィン材に適用することができる。これにより、強度及び熱伝導性が優れた自動車熱交換器を得ることができる。
【0015】
以下、本発明の高強度高熱伝導アルミニウム合金材の組成及びその製造方法の数値限定理由について説明する。
【0016】
Si:0.5乃至1.5質量%
Siはアルミニウム合金材を固溶強化しその強度を向上させる。Siの含有量が0.5質量%未満では、十分な強度が得られない。一方、Siの含有量が1.5質量%を超えると、ろう付け加熱時にろう材による浸食が大きくなってろう付け性が低下する。また、Siの添加により導電性が低下するので、強度と熱伝導性との釣り合いをとってSiの添加量を抑える必要がある。従って、Siの含有量は0.5乃至1.5質量%とする。
【0017】
Fe:2.0乃至3.0質量%
Feが添加されると、その一部は固溶強化に寄与し、残部は金属間化合物として存在して分散強化に寄与する。つまり、Si及び/又はNiが母相に含有されていると、FeはSi及び/又はNiと共に金属間化合物を形成し、この金属間化合物が母相に対する第2相粒子として存在して分散強化に寄与する。このようにして、Feを添加することにより強度を向上させることができる。Feの含有量が2.0質量%未満では、十分な強度を得ることができない。一方、Feの含有量が3.0質量%を超えると、鋳造性及び素材の加工性が低下する。また、Feの添加により熱伝導性が低下するので、強度と熱伝導性との釣り合いをとってFeの含有量を抑える必要がある。従って、Feの含有量は2.0乃至3.0質量%とする。
【0018】
Ti:0.05質量%以下に規制
Tiは不純物元素としてアルミニウム合金材中に存在する。また、鋳造性を向上させるために鋳造時に微量のTiをすることもあり、アルミニウム合金材の耐食性を向上させるために微量のTiを添加することもある。しかし、Tiはアルミニウム合金材の熱伝導性を著しく低下させ、Tiの含有量が0.05質量%を超えると顕著に熱伝導性が低下させることが分かった。従って、Tiの含有量は0.05質量%以下に規制し、0.01質量%以下に規制されていることが好ましい。
【0019】
Cu:0.7質量%以下
CuはSiと同様にアルミニウム合金中に固溶強化してその強度を向上させる。一方、Cuの添加量が増加するのに伴って導電率が低下する。また、電位も貴となり、素材の犠牲陽極効果が低下する。Cuの含有量が0.7質量%を超えると、顕著に導電率及び犠牲陽極効果が低下する。従って、Cuの含有量は0.7質量%未満とすることが好ましい。
【0020】
Mn:0.5質量%以下
CuはSi及びCuと同様にアルミニウム合金中に固溶強化してその強度を向上させる。一方、Cuの添加量が増加するのに伴って導電率が低下する。また、電位も貴となり、素材の犠牲陽極効果が低下する。Mnの含有量が0.5質量%を超えると、顕著に導電率及び犠牲陽極効果が低下する。従って、Mnの含有量は0.5質量%未満とすることが好ましい。
【0021】
Ni:1.0質量%以下
Niが添加されると、Feと同様に、その一部は固溶強化に寄与し、残部はFeと共に金属間化合物を形成し、この金属間化合物が母相に対する第2相粒子として存在して分散強化に寄与する。このようにして、Niを添加することにより強度を向上させることができる。しかし、Niの含有量が1.0質量%を超えると、強度を向上させる効果が飽和するので、それ以上のNiの添加はコストが嵩み不経済である。また、Niの添加により熱伝導性が低下するので、強度と熱伝導性との釣り合いをとってNiの含有量を抑える必要がある。従って、Niの含有量は1.0質量%以下とすることが好ましい。
【0022】
Zr:0.2質量%以下
Zrは、ろう付け時の再結晶粒を粗大化させる効果を有し、フィン材のろう材による浸食を抑制してろう付け性を向上させる。ろう付け性を向上させる効果は、Zrの添加量が微量であっても発揮され、Zrの含有量が0.2質量%を超えると、ろう付け性を向上させる効果が飽和する。また、Zrの添加により熱伝導性が低下するため、ろう付け性と熱伝導性との釣り合いをとってZrの添加量を抑える必要がある。従って、Zrの含有量は0.2質量%以下とすることが好ましい。
【0023】
第2相粒子の密度:5×10 6 個/mm 2 以上
主に、Al−Fe系合金からなる第2相粒子のうちで分散強化の効果を奏するものは、第2相粒子の粒径が比較的小さいものだけである。本発明においては、粒径が5μm以下のものが分散強化に寄与する。第2相粒子の密度が5×106個/mm2未満であると、分散強化の効果が小さい。従って、第2相粒子の密度は5×106個/mm2以上であることが好ましい。
【0024】
鋳造時の冷却速度:1℃/秒以上
本発明のアルミニウム合金材においては、鋳造時の冷却速度が速ければ速いほど第2相粒子の粒径を小さくすることができ、かつ第2相粒子の密度を高くすることができる。鋳造時の冷却速度が1℃/秒未満の場合、分散強化に寄与しない5μm以上の第2相粒子が多くなりやすい。一方、鋳造時の冷却速度が1℃/秒以上であると、第2相粒子の粒径の大半が5μm以下となり、かつ粒径が5μm以下の第2相粒子の密度が5×106個/mm2以上となる。従って、鋳造時の冷却速度は1℃/秒以上とする。
【0025】
なお、本発明のアルミニウム合金材は単体の素材として使用することができ、また、フィン材をブレージングシートにより成形した場合は、そのブレージングシートの心材として使用することもできる。ブレージングシートの心材として使用する場合、ろう材としては、例えば従来使用されているAl−Si系又はAl−Si−Mg(Bi)系のろう材をそのまま使用することができる。更に、ろう付け方法として真空ろう付けを適用する場合、上述の元素の他に、Mgを添加することができる。Mgの添加は強度を向上させることに有効である。この場合、Mgの添加量は0.5乃至2.0質量%であることが好ましい。Mgの含有量が0.5質量%未満の場合、真空ろう付け中にMgがフィン材から蒸発し、強度を向上させる効果が小さくなる。一方、Mgの含有量が1.5質量%を超えると、真空ろう付け中にMgの蒸発量が多くなるので、真空炉のメンテナンス回数が多くなりコストが嵩む。
【0026】
また、Mg以外の元素として、フィン材の犠牲陽極効果を向上させるため、フィン材の電位を卑にするZn等の元素を添加してもよい。この場合、Znの添加量は3質量%以下であることが好ましい。Znの添加量が3質量%を超えると、フィン材の自己腐食性が大きくなり、その消耗速度が速くなる。また、フィン材の加工性が低下するので好ましくない。更に、フィン材の電位を卑にする元素としてSn及び/又はIn等を通常使用されている範囲内で添加してもよい。
【0027】
【実施例】
以下、アルミニウム合金材を使用してフィン材を製造し、本発明の範囲に入る実施例について、その特性を比較例と比較して具体的に説明する。
【0028】
第1試験例
下記表1に示す組成の高強度高熱伝導アルミニウム合金を使用して、通常の方法により、鋳造、均質化熱処理及び圧延を施し、フィン材を製造した。なお、このフィン材は板厚が0.07mmであり、H14に調質されている。
【0029】
次に、このフィン材を窒素雰囲気(酸素濃度:100質量ppm以下)中に温度を600℃として2分間保持することにより、ろう付け加熱を行なった。その後、強度、熱伝導性及びろう付け性を評価した。
【0030】
強度の評価では、各フィン材からJIS−5号試験片を採取し、引張試験して引張強度を測定し、これを評価した。
【0031】
熱伝導性の評価では、各フィン材の電気抵抗を4端子法で測定した後、これを導電率に換算し、これを評価した。なお、導電率は標準軟銅(IACS:International Annealed Copper Standard(比抵抗:1.7241μΩ・cm、20℃))の導電率を100としたときの値である。
【0032】
図1は熱交換器のコアを示す模式的斜視図である。コアはフィン材1が1対のプレート2に挟まれて接合されてなるものである。なお、フィン材1の板厚は0.07mmであり、フィン高さは9mm、山数は10、フィンピッチは3mm、フィンの幅は20mmである。プレート材2は、JIS 3003Al合金材を心材とし接合面となる面にJIS 4045ろう材を10%クラッドした板材である。その板厚は0.3mmであり、幅は30mm、長さは40mmである。
【0033】
ろう付け性の評価は、次の手順で行った。先ず、各フィン材1について、フィン材1及びプレート材2に市販のKF−AlF系フラックスを3g/m2塗布した後、これを乾燥させた。次に、フィン材1を1対のプレート材2で挟み、窒素雰囲気(酸素濃度:100質量ppm以下)中に600℃の温度で2分間保持してろう付け加熱を行い、図1に示すコアを作製した。そして、フィン材1とプレート材2との接合部におけるフィン材1へのろうの浸食状態及び座屈状況を観察し、これらを評価した。ろう付け性の評価では、浸食及び座屈がないものを◎、浸食が一部あり座屈がないものを○、浸食及び座屈が発生したものを×とした。これらの結果を表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
上記表2に示すように、本発明範囲内にある実施例No.1乃至17においては、強度及び導電率が高く、ろう付け性が良好であった。引張強度が高いものは導電率が若干低く、導電率が高いものは若干低い傾向にあるが、引張強度の最低値は113MPa、導電率の最低値は52%IACSで強度及び導電率の双方が満足できるものであった。また、Zrが添加された実施例No.16及び17においては、実施例No.1乃至17の中でもろう付け性が特に良好であった。
【0037】
一方、比較例No.30では、Siの含有量が本発明範囲の下限値未満であるため、強度が低かった。比較例No.31では、Siの含有量が本発明範囲の上限値を超えているため、ろう付け後にフィン材が溶損し座屈してしまい、良好な形状のコアを製作することができなかった。比較例No.32では、Feの含有量が本発明範囲の下限値未満であるため、強度が低かった。比較例No.33では、Feの含有量が本発明範囲の上限値を超えているため、鋳造不良により、正常なフィン材を製作することができなかった。比較例No.34乃至36では、夫々Ti、Cu、Mnの含有量が本発明範囲の上限値を超えているため、導電率が低かった。
【0038】
第2試験例
上記表1に示すアルミニウム合金のうち、合金No.1、11、14及び17について、鋳造速度及び冷却水量等を変化させて、第2相粒子の存在状態が異なるフィン材を作製した。そして、前述の第1試験例と同様に強度、導電性及びろう付け性の試験を行い、これらを評価した。この結果を表3に示す。なお、表3に示す第2相粒子の密度は、走査電子顕微鏡で撮影した写真から粒子径が5μm以下の粒子を画像処理装置を使用して抽出し、その密度を求めたものである
【0039】
【表3】
【0040】
上記表3に示すように、請求項5に規定する範囲内にある実施例No.18乃至21と請求項5に規定する範囲から外れる実施例No.22乃至25とを比較すると、同じ合金材を使用したものでは、実施例No.18乃至21の方が、引張強度及び導電率に関して優れていた。例えば、同じ合金No.1を使用した実施例18と実施例22とを比較すると、実施例18の引張強度及び導電率が実施例22のそれよりも高いものとなった。
【0041】
第3試験例
アルミニウム合金材の製造方法の発明について、上記表1に示すアルミニウム合金のうち、合金No.1、11、14及び17を製造する際に、鋳造時の冷却速度を種々の条件で変化させてフィン材を作製した。そして、第1試験例と同様に強度、導電性及びろう付け性の試験を行い、これらを評価した。この結果を表4に示す。
【0042】
【表4】
【0043】
上記表4に示すように、冷却速度が本願請求項7に規定する範囲内にある実施例No.26乃至29と冷却速度が本発明範囲の下限値未満である実施例No.37乃至40とを比較すると、前者は第2相粒子の密度が5.0×106個/mm2以上、後者は第2相粒子の密度が5.0×106個/mm2未満であり、同じ合金材を使用したものでは、実施例No.26乃至29の方が、引張強度及び導電率に関して優れていた。特に、実施例No.28、29では、引張強度が特に高く、実施例No.26では、導電率が特に高かった。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、アルミニウム合金材の組成、組織及び製造方法を適切に規定しているので、強度が高く熱伝導性が優れ、かつろう付け性が良好なアルミニウム合金材を得ることができる。また、このアルミニウム合金材を自動車熱交換器用のフィン材に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱交換器のコアを示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
1;フィン材
2;プレート材
Claims (7)
- Fe:2.0乃至3.0質量%及びSi:0.5乃至1.5質量%を含有し、Ti含有量が0.05質量%以下に規制され、残部がAl及び不可避的不純物からなる組成を有し、母相に対する第2相粒子が存在し、粒径が5μm以下の第2相粒子の密度が5×10 6 個/mm 2 以上であることを特徴とする高強度高熱伝導アルミニウム合金材。
- 更にCu:0.7質量%以下及びMn:0.5質量%以下からなる群から選択された少なくとも1種の元素を含有することを特徴とする請求項1に記載の高強度高熱伝導アルミニウム合金材。
- 更にNi:1.0質量%以下を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の高強度高熱伝導アルミニウム合金材。
- 更にZr:0.2質量%以下を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の高強度高熱伝導アルミニウム合金材。
- 更にZn:3質量%以下を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高強度高熱伝導アルミニウム合金材。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の高強度高熱伝導アルミニウム合金材により成形されたものであることを特徴とする熱交換器用フィン材。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の組成を有する高強度高熱伝導アルミニウム合金材の溶湯を1℃/秒以上の冷却速度で鋳造することを特徴とする高強度高熱伝導アルミニウム合金材の製造方法。
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