JP3850567B2 - 気筒休止エンジンのegr制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、すべての気筒を運転する全筒運転と、一部の気筒の運転を休止する休筒運転とに切り換えて運転可能な気筒休止エンジンにおいて、排気ガス再循環(EGR:exhaust gas recirculation) 動作を制御する気筒休止エンジンのEGR制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の気筒休止エンジンのEGR制御装置として、例えば特開昭60−45767号公報に記載されたものが知られている。この気筒休止エンジンは4気筒エンジンであり、エンジン水温(冷却水温)、回転数および加減速状態に応じて、4気筒のうちの2気筒への燃料供給を休止するとともに、これら2気筒の吸排気弁をともに閉鎖状態に保持する休筒運転と、4気筒すべてを通常に運転する全筒運転とに切り換えて運転される。また、EGR制御装置は、排気ガスを吸気側に再循環し、気筒休止エンジンの燃焼温度を下げることによって排気ガス中のNOxを低減させるEGR動作を制御するものであり、気筒休止エンジンの運転状態が休筒運転と全筒運転との間で切り換わると同時に、運転状態に応じて変更したEGR率でEGR弁を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
気筒休止エンジンでは、一般的にその運転状態を休筒運転と全筒運転との間で切り換えると、運転切換の過渡期において、エンジンの燃焼状態や排気ガスなどが不安定になりやすい。上記従来の気筒休止エンジンのEGR制御装置では、気筒休止エンジンの運転状態を切り換えると同時にEGR率を変更しているにすぎないので、上記過渡期における燃焼状態の不安定さを増大させてしまう。すなわち、全筒運転から休筒運転に切り換えた直後の状態では、運転を続ける気筒においては、充填効率が高められ、燃焼温度が上昇するので、燃焼状態が一時的に不安定になる。このような不安定な燃焼状態の気筒に対してEGR動作を行えば、燃焼状態の不安定さを増大させてしまう。これとは逆に、気筒休止エンジンにおいて、休筒運転中にEGR動作を行っているときには、運転している気筒中の燃焼温度が低くなっており、この状態から休筒運転から全筒運転に切り換わると、充填効率が低下し、燃焼温度がさらに低下することによって、燃焼状態がやはり一時的に不安定になる。このような不安定な燃焼状態において、EGR動作を行えば、気筒内の燃焼状態の不安定さをやはり増大させてしまう。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、全筒運転と休筒運転の間で運転状態を切り換えたときに、より安定した燃焼状態が得られるようにEGR動作を制御することができる気筒休止エンジンのEGR制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の気筒休止エンジン3のEGR制御装置1は、すべての気筒3aを運転する全筒運転と、一部の気筒3aの運転を休止する休筒運転との間で運転状態を切換可能な気筒休止エンジン3の排気ガスを、EGR通路(EGR管13)を介して、全筒運転中はすべての気筒3aの吸気側に、休筒運転中は運転される気筒3aの吸気側にそれぞれ再循環させるEGR動作を制御する気筒休止エンジン3のEGR制御装置1であって、EGR通路(EGR管13)を開閉する開閉手段(例えば、実施形態における(以下、この項において同じ)EGR制御弁6)と、EGR動作の実行条件が成立したか否かを判別する判別手段(ECU2、ステップ1〜5、ステップ9〜10)と、この判別手段の判別結果に応じて、開閉手段(EGR制御弁6)を開閉駆動することにより、EGR動作の実行および中止を切り換える(ステップ6〜9、ステップ12〜13)とともに、運転状態が切り換わる場合には、運転状態の切換タイミング(時刻t4、時刻t7)に対してEGR動作の切換タイミング(時刻t5、時刻t6)をずらすように制御する制御手段(ECU2)と、を備え、制御手段(ECU2)は、気筒休止エンジン3の運転状態が全筒運転から休筒運転に切り換わる場合においてEGR動作を実行するように切り換えるとき(図3に示す状態、ステップ1〜3,5の判別がYesでかつステップ4の判別がNoのとき)には、運転状態の切換が終了した後のタイミング(時刻t5)でEGR動作を実行し(ステップ6〜8)、運転状態が休筒運転から全筒運転に切り換わる場合においてEGR動作を中止するように切り換えるとき(図4に示す状態、ステップ1,9の判別がYesでかつステップ2,10の判別がNoのとき)には、運転状態が切り換わる前のタイミング(時刻t6)でEGR動作を中止する(ステップ12〜13)ように制御することを特徴とする。
【0006】
この気筒休止エンジンのEGR制御装置は、判別手段の判別結果に応じて、開閉手段を開閉駆動することにより、EGR動作の実行および中止を切り換えるとともに、気筒休止エンジンの運転状態が全筒運転と休筒運転の間で切り換わる場合には、運転状態の切換タイミングに対してEGR動作の切換タイミングをずらす。したがって、運転状態の切換とEGR動作の切換とが同時に行われることがなくなるので、気筒休止エンジンの運転状態、すなわち燃焼状態が安定しているときに、EGR動作の切り換えを実行することができる。したがって、従来と異なり、運転状態を切り換えた直後における燃焼状態の不安定さを増大させることなくEGR動作を行うことができ、より安定した燃焼状態を得ることができる。さらに、全筒運転から休筒運転への運転状態の切り換わりが終了した後のタイミングでEGR動作を実行するので、このEGR動作の実行タイミングを適切に設定すれば、従来と異なり、燃焼状態が不安定なときを避け、これらが安定した後にEGR動作を実行することができる。したがって、全筒運転から休筒運転への切換時において、より安定した燃焼状態を確実に得ることができる。同様に、運転状態が休筒運転から全筒運転に切り換わる前のタイミングでEGR動作を中止するので、このEGR動作の中止タイミングを適切に設定すれば、EGR動作を中止した後、気筒の燃焼状態が安定した時点で全筒運転への切り換えを行うことができる。したがって、休筒運転から全筒運転への切換時において、より安定した燃焼状態を確実に得ることができる。
【0007】
請求項2の気筒休止エンジン3のEGR制御装置1は、すべての気筒3aを運転する全筒運転と、一部の気筒3aの運転を休止する休筒運転との間で運転状態を切換可能な気筒休止エンジン3の排気ガスをEGR通路(EGR管13)を介して吸気側に再循環させるEGR動作を制御する気筒休止エンジン3のEGR制御装置1であって、EGR通路(EGR管13)を開閉する開閉手段(EGR制御弁6)と、EGR動作の実行条件が成立したか否かを判別する判別手段(ECU2)と、この判別手段の判別結果に応じて、開閉手段(EGR制御弁6)を開閉駆動することにより、EGR動作の実行および中止を切り換えるとともに、EGR動作を実行するように切り換えるときには、EGR動作の切り換え後、気筒休止エンジンの運転状態を全筒運転と休筒運転との間で切り換えるように制御する制御手段(ECU2)と、を備え、制御手段は、運転状態の切換タイミングをEGR率に応じて変更することを特徴とする。
【0008】
この気筒休止エンジンのEGR制御装置では、判別手段の判別結果に応じて、開閉手段を開閉駆動することにより、EGR動作の実行および中止を切り換え、EGR動作を実行するように切り換えるときには、EGR動作の切り換え後、気筒休止エンジンの運転状態を全筒運転と休筒運転との間で切り換えるように制御するとともに、運転状態の切換タイミングがEGR率に応じて変更される。それにより、例えば、EGR率が大きいほど、運転状態の切換タイミングがより遅くなるように変更することによって、EGR動作の実行への切換に伴う気筒休止エンジンの運転状態への影響をより小さくすることができ、その結果、燃焼状態が安定した後に気筒休止エンジンの運転状態を切り換えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る気筒休止エンジンのEGR制御装置について説明する。図1は、気筒休止エンジン(以下「エンジン」という)およびそのEGR制御装置の概略構成を示している。同図に示すように、EGR制御装置1は、ECU(判別手段、制御手段)2を備えており、このECU2には、EGR制御弁(開閉手段)6および油圧制御機構8などが接続されているとともに、エンジン3のエンジン水温(冷却水温)TWを検出する水温センサ5や、EGR制御弁6のバルブリフト量を検出するリフトセンサ7などから検出信号が入力される。そして、ECU2は、後述するように、これらの入力信号に応じてEGR制御弁6の開閉駆動することによりEGR動作を制御するとともに、所定の運転パラメータに応じて油圧制御機構8を駆動することにより、エンジン3の運転状態を全筒運転と休筒運転との間で切り換える。
【0010】
エンジン3は、V型6気筒のSOHCエンジンであり、所定の運転パラメータ(例えばスロットル開度、エンジン回転数、運転速度、エンジン水温TW、加減速状態およびギア段数など)に応じて、6気筒すべてを通常に運転する全筒運転と、6気筒のうちの右バンクの3気筒への燃料供給を休止するとともに、これら3気筒の吸排気弁4a,4bをともに閉鎖状態に保持する休筒運転と、に切り換えて運転される。図1には、エンジン3の右バンクの要部の断面構成が示されており、以下、右バンクについて説明する。同図に示すように、エンジン3は、気筒3a毎にピストン3bおよび動弁機構4を備えており、各動弁機構4は、2つの吸気弁4a,4aおよび2つの排気弁4b,4b(ともに1つのみ図示)と、各吸気弁4aおよび各排気弁4bをそれぞれ駆動するための吸排気ロッカアーム4c,4dと、これらのロッカアーム4c,4dを駆動するためのカムシャフト4eなどを備えている。
【0011】
各吸気弁4aは、エンジン3の燃焼室3cの吸気ポート3dを開閉するようにシリンダヘッド3eに取り付けられており、吸気ポート3dを閉鎖する閉弁位置(図1に示す位置)と、燃焼室3c内に突出することにより、吸気ポート3dを開放する開弁位置(図示せず)との間で移動可能に設けられている。吸気弁4aは、図示しないコイルばねを備えており、このコイルばねによって、常時、閉弁位置側に付勢されている。排気弁4bも吸気弁4aと同様に、燃焼室3cの排気ポート3fを開閉するようにシリンダヘッド3eに取り付けられており、排気ポート3fを閉鎖する閉弁位置(図1に示す位置)と、燃焼室3c内に突出することにより、排気ポート3fを開放する開弁位置(図示せず)との間で移動可能に設けられている。また、排気弁4bも図示しないコイルばねを備えており、このコイルばねによって、常時、閉弁位置側に付勢されている。
【0012】
吸排気ロッカアーム4c,4dはそれぞれ、吸排気ロッカアームシャフト4f,4gに回動自在に取り付けられており、これらの吸排気ロッカアームシャフト4f,4gは、図1の奥行方向に延びるとともに、図示しないホルダに固定されている。吸排気ロッカアーム4c,4dの外端部はそれぞれ、吸排気弁4a,4bの上端部と当接しており、吸排気ロッカアーム4c,4dの内端部にはそれぞれ、図示しないローラが回転自在に取り付けられている。また、吸排気ロッカアーム4c,4dにはそれぞれ、図示しない吸排気連結ロッカアームが常時、連結されており、これらの吸排気連結ロッカアームのカムシャフト4e側の端部には、図示しないローラが回転自在に取り付けられている。
【0013】
さらに、カムシャフト4eは、カム面を有する所定の断面形状の吸排気駆動カム4h,4iと、断面真円形の休止カム4k,4k(1つのみ図示)とを備えている。上記吸排気連結ロッカアームのローラはそれぞれ、常時、吸排気駆動カム4h,4iのカム面に当接しており、カムシャフト4eが回転する際に、これらのカム面に案内されながらこれらの上を転動する。この転動によって、吸排気連結ロッカアームはそれぞれ、吸排気ロッカアームシャフト4f,4gの回りに回動し、これに伴って、吸排気ロッカアーム4c,4dがそれぞれ、吸排気ロッカアームシャフト4f,4gの回りに回動する。このように回動することによって、吸排気ロッカアーム4c,4dはそれぞれ、上記コイルばねの付勢力に抗しながら吸排気弁4a,4bを開閉駆動する。
【0014】
一方、吸排気ロッカアームシャフト4f,4gの内部にはそれぞれ、吸排気油路8a,8bが形成されており、これらの吸排気油路8a,8bの上流側端は、前記油圧制御機構8に接続されている。また、動弁機構4は、吸気ロッカアーム4cおよび吸気連結ロッカアームに一体に組み込まれた図示しない吸気弁休止機構と、排気ロッカアーム4dおよび排気連結ロッカアームに一体に組み込まれた図示しない排気弁休止機構とを備えており、吸排気油路8a,8bの下流側端はそれぞれ、これらの吸排気弁休止機構に接続されている。
【0015】
油圧制御機構8は、ともにECU2に接続された電磁弁および油圧アシストポンプを組み合わせたものであり、油圧制御機構8には、油圧源9からの低油圧が常時、加えられる。油圧アシストポンプは、ECU2からの信号で起動され、これによって、油圧源9からの油圧を低油圧から高油圧に上昇させるものである。電磁弁は、非励磁のときには、低油圧を吸排気油路8a,8bを介して吸排気弁休止機構に加え、ECU2からの信号で励磁されたときには、油圧アシストポンプからの高油圧を吸排気弁休止機構に選択的に加えるように動作する。このように油圧制御機構8は、吸排気弁休止機構に加える油圧を、常時は、低油圧に制御し、ECU2により駆動されたときに、高油圧に制御する。
【0016】
油圧制御機構8から高油圧が加えられると、吸排気弁休止機構はそれぞれ、吸排気ロッカアーム4c,4dと吸排気連結ロッカアームの連結を解除する。このように吸排気連結ロッカアームとの連結を解除された際に、吸排気ロッカアーム4c,4dの上記ローラは、カムシャフト4eの上記休止カム4kのカム面に案内されるようになっており、この場合、休止カム4kが断面真円状であることにより、吸排気ロッカアーム4c,4dはそれぞれ吸排気ロッカアームシャフト4f,4gの回りに回動することなく、吸排気弁4a,4bのコイルばねの付勢力によって図1に示す状態に保持される。これによって、吸排気弁4a,4bが休止状態になる。
【0017】
これとは逆に、ECU2による油圧制御機構8の駆動を停止することにより、上記吸排気弁休止機構に低油圧をそれぞれ加えると、吸排気弁休止機構は、吸排気ロッカアーム4c,4dと吸排気連結ロッカアームを連結させる。これによって、吸排気弁4a,4bが動作可能状態に復帰する。以上のように、ECU2による油圧制御機構8の駆動・停止によって、後述する図3および図4に示すタイミングで、吸排気弁4a,4bが休止・動作可能状態に切り換えられる。
【0018】
以上のようにエンジン3の右バンクは構成されており、左バンクは、例えば吸排気弁4a,4bの吸排気弁休止機構や吸排気油路8a,8bなどがない点を除けば、右バンクとまったく同様に構成されている。
【0019】
一方、エンジン3には、吸気ポート3dに臨むように燃料噴射弁10がそれぞれ取り付けられており、この燃料噴射弁10の燃料噴射時間および噴射タイミングは、ECU2によって制御される。後述するように、休筒運転時には、右バンクへの燃料供給を休止する、すなわちフューエル・カット(以下「F/C」という)制御を実行するために、右バンクの燃料噴射弁10が休止される。また、エンジン3には、サーミスタなどからなる前記水温センサ5が取り付けられており、水温センサ5は、エンジン3のエンジン水温TWを検出して、その検出信号をECU2に送る。
【0020】
また、エンジン3は、吸気管11と排気管12を接続するEGR管(EGR通路)13を備えている。このEGR管13は、エンジン3の排気ガスを吸気側に再循環し、前記燃焼室3c内の燃焼温度を下げることによって排気ガス中のNOxを低減させるEGR動作を実行するためのものであり、その一端が吸気管11の図示しないスロットルバルブよりも下流側に接続され、他端が排気管12の図示しない3元触媒よりも上流側に接続されている。
【0021】
EGR管13には、前記EGR制御弁6が取り付けられている。EGR制御弁6は、リニア電磁弁であり、ECU2からの後述する駆動信号に応じてそのバルブリフト量がリニアに変化し、これによってEGR管13を開閉する。EGR制御弁6には、前記バルブリフトセンサ7が取り付けられており、ECU2は、バルブリフトセンサ7の検出信号によってEGR制御弁6の実際のバルブリフト量を検出するとともに、この検出値に応じてEGR制御弁6のバルブリフト量をフィードバック制御することにより、吸気側に再循環される排気ガスの量すなわちEGR率を制御する。
【0022】
一方、エンジン3は、図示しないクランクシャフトの回転に伴い、パルス信号であるTDC信号をECU2に出力するクランク角センサ(図示せず)を備えている。TDC信号は、各気筒3aにおいてピストン3bが吸気行程開始時の上死点位置にあることを示す信号であり、クランクシャフトが2回転する毎に、6パルスが出力される。このTDC信号は、後述するECU2のEGR動作の制御処理を実行する際のトリガ信号として利用される。
【0023】
ECU2は、CPU、RAM、ROMおよび入出力インターフェースなどからなるマイクロコンピュータ(いずれも図示せず)で構成されている。前述した水温センサ5、リフトセンサ7およびクランク角センサからの検出信号はそれぞれ、入力インターフェースでA/D変換や整形が施された後、マイクロコンピュータに入力される。マイクロコンピュータは、これらの入力信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラム、テーブルおよびマップ(いずれも図示せず)などに基づいて、駆動信号を出力インターフェースを介して油圧制御機構8およびEGR制御弁6に出力する。これによって、ECU2は、以下に述べるようにEGR動作の制御を実行するとともに、後述するようにエンジン3の全筒運転と休筒運転の切換制御を実行する。
【0024】
以下、ECU2が実行するEGR動作の制御処理について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。本処理は、TDC信号がECU2に入力される毎に、これに同期して実行される。
【0025】
本処理では、まず、ステップ1(図2ではS1と略す。以下同様)において、EGR動作を実行するための所定条件が成立しているか否かを判別する。この所定条件としては、例えば、空燃比のフィードバック制御を実行中であること、フューエル・カット運転を行っていないこと、スロットルバルブが全開でないことなどがある。
【0026】
ステップ1の答がYesの場合、すなわちEGR動作を実行するための所定条件が成立している場合には、ステップ2で気筒休止条件が成立しているか否かを判別する。この気筒休止条件の判別は、気筒休止フラグF_CYLSTPに基づいて実行される。気筒休止フラグF_CYLSTPは、図示しない気筒休止判別処理プログラムにおいて、所定運転パラメータに基づいて設定されるものであり、気筒休止条件が成立しているときには「1」にセットされ、気筒休止条件が成立していないときには「0」にリセットされる。この場合の所定運転パラメータとしては、スロットルバルブの開度、エンジン回転数、車速、エンジン水温TW、加減速状態およびギア段数などが用いられる。この気筒休止フラグF_CYLSTPが「1」と「0」の間で切り換わる場合には、後述する図3および図4に示すタイムチャートのように、エンジン3が全筒運転と休筒運転の間で切換制御される。
【0027】
ステップ2の答がYesの場合、すなわち気筒休止フラグF_CYLSTPが「1」にセットされている場合には、ステップ3でエンジン水温TWが下限値TWE1Lより高い(TW>TWE1L)か否かを判別する。下限値TWE1Lは、例えば25℃に設定される。ステップ3の答がYesのとき、すなわちエンジン水温TWが下限値TWE1Lより高いときには、ステップ4でエンジン水温TWが上限値TWE1Hより高い(TW>TWE1H)か否かを判別する。上限値TWE1Hは、例えば50℃に設定される。
【0028】
ステップ4の答がYesのとき、すなわちエンジン水温TWが上限値TWE1Hより高いときには、ステップ6でEGRフラグF_EGRを「1」にセットする。このEGRフラグF_EGRは、EGR動作の実行・中止を示すフラグであり、値「1」は、EGR動作を実行していることを示し、これとは逆に値「0」は、EGR動作を中止していることを示す。
【0029】
次いで、ステップ7でバルブリフト量LCMDの算出ルーチンを実行する。この算出ルーチンでは、所定運転パラメータ(例えば、エンジン回転数と吸気管内負圧など)とEGR制御弁6のバルブリフト量LCMDとの関係を示すマップを検索することにより、算出バルブリフト量LCMDNを求める。次いで、ステップ8で、算出バルブリフト量LCMDNをバルブリフト量LCMDにセットして本処理を終了する。このようにセットされたバルブリフト量LCMDは、駆動信号としてEGR制御弁6に出力される。以上のように、ステップ6〜8において、EGR動作が実行される。
【0030】
一方、ステップ1の答がNoの場合、すなわちEGR動作を実行するための所定条件が成立していない場合には、ステップ11でダウンカウント式のタイマtmを所定値TEGRON(例えば200〜500msec)にセットしてスタートさせる。このタイマtmは、後述するようにEGR動作の実行タイミングを設定するためものであり、タイマtmのタイムアップに応じて、EGR動作が実行される。次に、EGR制御弁6のバルブリフト値LCMDを「0」にセットし、EGRフラグF_EGRを「0」にリセットして本処理を終了する(ステップ12〜13)。この場合、バルブリフト値LCMDを「0」にリセットすることは、EGR制御弁6を閉鎖する、すなわちEGR管13を閉鎖してEGR動作を中止することを意味する。以上のように、ステップ12〜13においては、EGR動作が中止される。
【0031】
また、ステップ2の答がNoの場合、すなわち気筒休止条件が成立していない場合には、ステップ9でステップ7と同様に、エンジン水温TWが下限値TWE1Lより高いか否かを判別する。エンジン水温TWが下限値TWE1L以下のときには、上記と同様にステップ11〜13を実行し、高いときには、ステップ10でステップ4と同様に、エンジン水温TWが上限値TWE1Hより高いか否かを判別する。そして、エンジン水温TWが上限値TWE1Hより高いときには、上記と同様にステップ6〜8を実行し、上限値TWE1H以下のときには、ステップ11〜13を実行する。
【0032】
さらに、ステップ4の判別がNoの場合、すなわちエンジン水温TWがTWE1L<TW≦TWE1Hの場合には、ステップ5でタイマtmがタイムアップしている(tm=0)か否かを判別する。この答がYesの場合、すなわちタイマtmがタイムアップしている場合には、ステップ6〜8を実行することによりEGR動作を実行し、タイムアップしていない場合にはステップ12〜13を実行することによりEGR動作を中止する。以上のようにECU2は、EGR動作の実行および中止を制御する。
【0033】
次に、図2に示すステップ1の所定条件が成立し、エンジン水温TWがTWE1L<TW≦TWE1Hの場合に、運転状態が切り換わるときの具体的な動作タイミングとEGR動作が切り換わるタイミングとの関係を図3および図4のタイムチャートを参照しながら説明する。両図において、図中の横軸は時間を示し、図中の横軸と交わる点線は、TDC信号の入力タイミングを示している。
【0034】
まず、図3は、運転状態が全筒運転から休筒運転に切り換わる場合に、EGR動作を実行するように切り換えるときを示している。同図に示すように、全筒運転中に気筒休止条件が成立し、フラグF_CYLSTPが「1」にセットされると、その直後のTDC信号の入力タイミング(時刻t1)で気筒休止制御中を示すフラグF_CSINが「1」にセットされる。この場合、エンジン水温TWがTWE1L<TW≦TWE1Hであるので、前述した図2のステップ2およびステップ9〜11に示すように、タイマtmは、フラグF_CYLSTPが「1」にセットされる前のTDC信号の入力タイミング(時刻tx)ですでにスタートしている。
【0035】
上記フラグF_CSINが「1」にセットされてから3つ目のTDC信号の入力タイミング(時刻t2)で、エンジン3の右バンクの気筒3aのF/Cが実行される(OFF→ON)。さらに、F/Cの実行タイミング(時刻t2)から、6つ目のTDC信号の入力タイミング(時刻t3)で吸気弁4aの休止が、8つ目のTDC信号の入力タイミング(時刻t4)で排気弁4bの休止がそれぞれ実行される。このように吸気弁4aの休止を排気弁4bの休止に先立って実行する理由は、排気弁4bを吸気弁4aと同時に、または排気弁4bを吸気弁4aに先立って休止すると気筒3a内に燃焼ガスが残ってしまうので、これを確実に排出するためである。これらの吸気弁4aおよび排気弁4bの休止は、前述したように、油圧制御機構8の油圧アシストポンプおよび電磁弁を駆動し、吸気弁休止機構および排気弁休止機構に高油圧をそれぞれ上記のようなタイミング(時刻t3,t4)で加えることによって実行される。
【0036】
また、排気弁4bの休止が実行されると同時に、上記フラグF_CSINが「0」にリセットされ、かつ気筒休止中を示すフラグF_CSOUTが「1」にセットされる。これによって、気筒休止制御が終了し、全筒運転から休筒運転に完全に切り換わる。この後、タイマtmがタイムアップした時刻tyの直後におけるTDC信号の入力タイミング(時刻t5)で、EGRフラグF_EGRが「1」にセットされ、EGR動作が実行される。すなわち、図2のステップ8で設定したバルブリフト量LCMDでEGR制御弁6が駆動されることにより、EGR管13を介して排気ガスが吸気側に再循環される。上記タイマtmの所定値TEGRONは、エンジン3が休筒運転中のときに、左バンクの気筒の燃焼状態が安定した時点でタイムアップするように設定されており、これによって、左バンクの気筒の燃焼状態が安定した時点の後のタイミング(時刻t5)でEGR動作が実行される。
【0037】
以上のように、エンジン3の運転状態が全筒運転から休筒運転に切り換わる場合にEGR動作を実行するように切り換えるときには、全筒運転から休筒運転に切り換わったタイミング(時刻t4)よりも後にずれたタイミング(時刻t5)でEGR動作が実行される。この時刻t4と時刻t5の間隔は、タイマtmにセットする所定値TEGRONによって決まり、かつ所定値TEGRONは、左バンクの気筒の燃焼状態が安定した時点でタイムアップするように設定されるので、休筒運転に切り換わり左バンクの気筒の燃焼状態が安定したタイミング(時刻t5)で、EGR動作を実行することができる。したがって、従来と異なり、左バンクの気筒の燃焼状態が不安定なときを避け、これが安定した後にEGR動作を実行することができるので、全筒運転から休筒運転への切換時において、より安定した燃焼状態を確実に得ることができる。
【0038】
図4は、運転状態が休筒運転から全筒運転に切り換わる場合に、EGR動作を中止するように切り換えるときを示している。同図に示すように、休筒運転中に気筒休止条件が不成立になりフラグF_CYLSTPが「0」にリセットされると、その直後のTDC信号の入力タイミング(時刻t6)でEGRフラグF_EGRが「0」にリセットされ、EGR動作が中止される。すなわち、図2のステップ12で設定したバルブリフト量LCMD(LCMD=0)でEGR制御弁6が閉鎖駆動されることにより、EGR管13が閉鎖される。これと同時に、排気弁4bの休止が解除される。すなわち、油圧制御機構8の油圧アシストポンプおよび電磁弁の駆動を停止することにより、低油圧を排気弁休止機構に加える。
【0039】
この後、6つ目のTDC信号の入力タイミング(時刻t7)で、吸気弁4aの休止が解除されると同時に、右バンクのF/Cが中止される(ON→OFF)。これによって、右バンクの気筒3aの燃焼が開始される。さらに、次のTDC信号の入力タイミング(時刻t8)で気筒休止中を示すフラグF_CSOUTが「0」にリセットされ、これから4つ後のTDC信号の入力タイミング(時刻t9)で気筒復帰制御が終了する。
【0040】
以上のように、エンジン3の運転状態が休筒運転から全筒運転に切り換わる場合にEGR動作を中止するように切り換えるときには、EGR動作を中止するタイミング(時刻t6)と、右バンクの気筒3aが燃焼状態に切り換わるタイミング(時刻t7)との間には、6つのTDC信号分の間隔があるので、EGR動作を中止した後、左バンクの気筒の燃焼状態が安定した時点で、右バンクの気筒3aを燃焼状態に切り換えることができる。したがって、エンジン3は、EGR動作の切り換えによる影響をほとんど受けることなく、全気筒が燃焼する状態への切り換えを行うことができるので、休筒運転から全筒運転への切換時において、より安定した燃焼状態を確実に得ることができる。{この場合、図4に示すように、エンジン3の全筒運転への復帰タイミングは時刻t9であるが、休止していた右バンクの気筒3aの燃焼開始タイミングは時刻t7であるので、EGR動作の中止による左バンクの気筒の燃焼状態への影響を考慮する場合には、EGR動作を中止するタイミング(時刻t6)と、右バンクの燃焼開始タイミング(時刻t7)とを比較することが適切である。}
【0041】
以上詳述したように、本実施形態の気筒休止エンジンのEGR制御装置1によれば、エンジン3の運転状態が全筒運転から休筒運転に切り換わる場合にEGR動作を実行するときも、休筒運転から全筒運転に切り換わる場合に、EGR動作を中止するときも、その切換時において、より安定した燃焼状態を確実に得ることができる。
【0042】
なお、上記実施形態においては、エンジン3が休筒運転から全筒運転に切り換わる場合に、EGR動作を中止するタイミング(時刻t6)と、排気弁4bの休止解除のタイミング(時刻t6)とを同時としたが、これに限らず、EGR動作を中止してから所定間隔をおいたタイミング、例えば数個目のTDC信号が入力されたタイミングで排気弁4bの休止を解除し、この後、さらに数個目のTDC信号が入力されたタイミングで、F/C制御の解除および排気弁4bの休止解除を実行するようにしてもよい。このようにすれば、エンジン3の燃焼状態がさらに安定しているときに、エンジン3を休筒運転から全筒運転に切り換えることができる。
【0043】
また、EGR動作を中止から実行に切り換えた後、エンジン3の運転状態を休筒運転と全筒運転の間で切り換えるような場合には、そのときに設定されたEGR率に応じて、切り換えるタイミングを変更するように制御してもよい。具体的には、運転状態の切換タイミングを決定するタイマの値を、例えば図5に示すようなEGR率とタイマの関係を示すテーブルを参照することにより、EGR率に応じて設定すればよい。このようにすれば、EGR率が大きいほどタイマの値をより大きく設定することによって、運転状態の切換タイミングを後にずらすことができるので、EGR動作の切り換えに伴うエンジン3の燃焼状態への影響をより少なくすることができ、燃焼状態が安定した後にエンジン3の運転状態を切り換えることができる。
【0044】
さらに、上記実施形態においては、エンジン水温TWがTWE1H<TWの場合には、エンジン3の運転状態の切換とは無関係に、EGR動作を継続して実行するようにしたが、このような場合にも、例えば前述したようなタイマtmを用いてステップ5およびステップ11の動作を実行することにより、運転状態の切換中はEGR動作を中止し、この切換タイミングよりも後にずれたタイミングでEGR動作を実行するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明の気筒休止エンジンのEGR制御装置によれば、全筒運転と休筒運転の間で運転状態を切り換えたときに、より安定した燃焼状態が得られるようにEGR動作を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る気筒休止エンジンのEGR制御装置と気筒休止エンジンの概略構成を示す図である。
【図2】EGR制御装置のEGR動作の制御処理を示すフローチャートである。
【図3】気筒休止エンジンが全筒運転から休筒運転に切り換わる場合にEGR動作を実行するように切り換えるときのタイムチャートである。
【図4】気筒休止エンジンが休筒運転から全筒運転に切り換わる場合にEGR動作を中止するように切り換えるときのタイムチャートである。
【図5】EGR率とタイマの関係を示すテーブルである。
【符号の説明】
1 EGR制御装置
2 ECU(判別手段、制御手段)
3 気筒休止エンジン
3a 気筒
6 EGR制御弁(開閉手段)
13 EGR管(EGR通路)
t4 運転状態が全筒運転から休筒運転に切り換わる時刻(運転状態が全筒運転から休筒運転に切り換わるタイミング)
t5 EGR動作を実行するように切り換える時刻(運転状態の切り換わりが終了した後のタイミング)
t6 EGR動作を中止するように切り換える時刻(運転状態の切り換わる前のタイミング)
t7 運転状態が休筒運転から全筒運転に切り換わる時刻(運転状態が休筒運転から全筒運転に切り換わるタイミング)
S1〜S5,S9〜S10 EGR動作の実行条件が成立したか否かを判別するステップ(判別手段)
Claims (2)
- すべての気筒を運転する全筒運転と一部の気筒の運転を休止する休筒運転との間で運転状態を切換可能な気筒休止エンジンの排気ガスを、EGR通路を介して、当該全筒運転中はすべての気筒の吸気側に、当該休筒運転中は運転される気筒の吸気側にそれぞれ再循環させるEGR動作を制御する気筒休止エンジンのEGR制御装置であって、
前記EGR通路を開閉する開閉手段と、
前記EGR動作の実行条件が成立したか否かを判別する判別手段と、
この判別手段の判別結果に応じて、前記開閉手段を開閉駆動することにより、前記EGR動作の実行および中止を切り換えるとともに、前記運転状態が切り換わる場合には、当該運転状態の切換タイミングに対して前記EGR動作の切換タイミングをずらすように制御する制御手段と、を備え、
当該制御手段は、前記気筒休止エンジンの前記運転状態が前記全筒運転から前記休筒運転に切り換わる場合において前記EGR動作を実行するように切り換えるときには、前記運転状態の切換が終了した後のタイミングで前記EGR動作を実行し、前記運転状態が前記休筒運転から前記全筒運転に切り換わる場合において前記EGR動作を中止するように切り換えるときには、前記運転状態が切り換わる前のタイミングで前記EGR動作を中止するように制御することを特徴とする気筒休止エンジンのEGR制御装置。 - すべての気筒を運転する全筒運転と、一部の気筒の運転を休止する休筒運転との間で運転状態を切換可能な気筒休止エンジンの排気ガスをEGR通路を介して吸気側に再循環させるEGR動作を制御する気筒休止エンジンのEGR制御装置であって、
前記EGR通路を開閉する開閉手段と、
前記EGR動作の実行条件が成立したか否かを判別する判別手段と、
この判別手段の判別結果に応じて、前記開閉手段を開閉駆動することにより、前記EGR動作の実行および中止を切り換えるとともに、前記EGR動作を実行するように切り換えるときには、当該EGR動作の切り換え後、前記気筒休止エンジンの前記運転状態を前記全筒運転と前記休筒運転との間で切り換えるように制御する制御手段と、を備え、
当該制御手段は、前記運転状態の切換タイミングをEGR率に応じて変更することを特徴とする気筒休止エンジンのEGR制御装置。
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