JP3849236B2 - オーナメントの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳まれて収納されたエアバッグを覆うカバーに対して取り付けるオーナメントの取付構造に関し、特に、カバーにおけるエアバッグの膨張時に開く扉部に対して取り付けられるオーナメントの取付構造に関する。エアバッグ装置は、自動車のステアリングホイール・助手席前方部位・ドア・シート等に装着されている。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、エアバッグの膨張時に開く扉部にオーナメントを取り付けたカバーとしては、実開平1−81351号公報に記載されているものが知られている。
【0003】
上記カバーでは、オーナメントを配置させるカバー扉部が、ネットインサートを配置させた軟質合成樹脂製としており、オーナメントを、扉部の配置部位に対して、弾性を有した糸でネットインサートに縫い付けるように縫合して、取り付けていた。
【0004】
しかし、昨今、カバーの低コスト化のために、カバーを、ネットインサートと軟質合成樹脂層との2層構造から、ポリオレフィン系やスチレン系等の熱可塑性エラストマーからなる1層構造で構成することとなってきた。
【0005】
このような場合、熱可塑性エラストマー製のカバーでは、ネットインサートを埋設させたカバーよりも伸びが大きく、カバーにオーナメントを縫合しても、縫合部位が伸びて破断する虞れが生じて、強固に取り付けることができないことから、オーナメントを取付不能としていた。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグ装置のエアバッグを覆うカバーの扉部にオーナメントを取り付ける際、カバーの意匠性を低下させることなく、高い取付安定性を確保してオーナメントを取り付けることができるオーナメントの取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る取付構造は、折り畳まれたエアバッグを覆って該エアバッグの膨張時に開く扉部を有したカバーの前記扉部に対して、オーナメントを取り付けるオーナメントの取付構造であって、
前記オーナメントが、装飾部と、該装飾部の側部から延びて取付孔を有した脚部と、を備えて構成され、
前記扉部が、前記オーナメントの前記装飾部の配置部位に、リベット止め用の貫通孔を備えるとともに、該貫通孔の周囲に、前記オーナメントの脚部を挿通可能な挿通孔を備えて構成され、
前記オーナメントの脚部が、前記扉部の表面側から前記挿通孔を挿通した状態の前記扉部の裏面側で、前記脚部の取付孔と前記扉部の貫通孔とを挿通して装着されるリベットにより、前記扉部に固定され、
前記オーナメントの装飾部が、前記扉部表面側の前記リベットの頭部を覆うように配置されて、
前記オーナメントが前記扉部に取り付けられるとともに、
前記扉部の裏面側における前記オーナメントの脚部の周囲に、前記リベットより突出するリブが設けられていることを特徴とする。
【0008】
また、前記オーナメントに、前記装飾部の周囲における前記脚部と略対称的な部位から延びる第2の脚部を設け、前記扉部に、前記第2脚部を挿入可能な第2の挿通孔を設けて、前記第2脚部を、前記第2挿通孔に係止させ、前記リブは、前記装飾部の周囲における前記脚部と略対称的な部位から延びる第2の脚部との周囲を囲むように、設けることが望ましい。
【0010】
【発明の効果】
本発明に係る取付構造では、オーナメントの脚部が、扉部の表面側から挿通孔を挿通した状態の扉部の裏面側で、脚部の取付孔と扉部の貫通孔とを挿通して装着されるリベットにより、扉部に固定され、オーナメントの装飾部が、扉部表面側のリベットの頭部を覆うように配置されている。
【0011】
すなわち、オーナメントは、取付孔を有した脚部が扉部にリベット止めされているものの、扉部表面側のリベットの頭部が、オーナメントの装飾部で覆われるため、カバー扉部の意匠性が損なわれない。
【0012】
また、オーナメントの装飾部は、オーナメントの脚部を扉部にリベット止めした後、扉部表面側のリベット頭部を覆うように配置させれば良く、そのため、装飾部で覆う前には、扉部表面側のリベット頭部を、扉部裏面側のリベット頭部と同様に、目視できることとなり、不良な締結状態の場合には、締結し直したり、不良品を排除したりして、オーナメントの高い取付安定性を確保したカバーを得ることができる。勿論、オーナメントは、リベット止めされることもあいまって、カバーが熱可塑性エラストマー製であっても、取付安定性を確保して、強固に固定されることとなる。
【0013】
したがって、本発明に係る取付構造では、エアバッグ装置のエアバッグを覆うカバーの扉部にオーナメントを取り付ける際、カバーの意匠性を低下させることなく、高い取付安定性を確保してオーナメントを取り付けることができる。
また、扉部の裏面側におけるオーナメントの脚部の周囲に、リベットより突出するリブを設けておけば、折り畳まれたエアバッグが扉部裏面側のリベット頭部と接触しようとしても、リブによって、エアバッグがリベット頭部と接触し難くなって、エアバッグのリベットとの干渉を防止することができる。
【0014】
そして、オーナメントに、装飾部の周囲における取付孔を有した脚部と略対称的な部位から延びる第2の脚部を設け、カバー扉部に、第2脚部を挿入可能な第2の挿通孔を設けて、第2脚部を、第2挿通孔に係止させてオーナメントを扉部に取り付ければ、装飾部の略対称部位に配置される2つの脚部が共に扉部に対して固定されることから、エアバッグの膨張に伴って扉部が速い速度で開いても、オーナメントの装飾部が扉部から剥れることを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
実施形態のオーナメント21が取り付けられるカバー10は、図1に示すようにステアリングホイールWの中央のボス部Bの上部に配置されるエアバッグ装置1に使用されるもので、エアバッグ装置1は、折り畳まれて収納されるエアバッグ2と、エアバッグ2に膨張用のガスを供給するインフレーター4と、エアバッグ2・インフレーター4・カバー10を保持するバッグホルダ5と、を備えて構成されている。
【0018】
エアバッグ2は、下部に開口部2aを備えた袋状としている。インフレーター4は、上部にガス吐出口4bを備えた円柱状の本体4aと、本体4aの外周面から突出するフランジ部4cと、を備えて構成されている。バッグホルダ5は、中央にインフレーター本体4aを下方から挿入させる挿通孔6aを配置させた底壁6と、底壁6の周縁から下方へ延びる側壁7と、を備えて構成されている。
【0019】
エアバッグ2とインフレーター4とのバッグホルダ5への取り付けは、エアバッグ2内の開口部2aの周縁に配置される円環状のリテーナ3が、下方へ突出する図示しないボルトを備え、これらのボルトをエアバッグ開口部2aの周縁・バッグホルダ底壁6の挿通孔6aの周縁・インフレーター2のフランジ部4cを貫通させて、ナット止めすることにより、行なわれている。
【0020】
カバー10のバッグホルダ5への取り付けは、カバー10の下方へ延びる側壁部20が、バッグホルダ5の側壁7に、当板8を介在させてリベット9止めされることにより、行なわれている。
【0021】
カバー10は、ポリオレフィン系やスチレン系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、折り畳まれたエアバッグ2の上方を覆う天井壁部11と、天井壁部11の下面から下方へ突出する略四角筒形状の側壁部20と、を備えて構成されている。
【0022】
側壁部20の所定位置には、カバー10をバッグホルダ5の側壁7にリベット9止めするための取付孔20aが複数形成されている。
【0023】
天井壁部11には、図1・2に示すように、上方から見て略H字形状とする薄肉の破断予定部12が形成され、エアバッグ2の膨張時に、破断予定部12が破断して2つの扉部13・14を観音扉のように開かせる構成としている。各扉部13・14の開く際のヒンジ部位13a・14aは、天井壁部11の前後方向における側壁部20の近傍となる。
【0024】
そして、ステアリングホイールWにエアバッグ装置1が配置された際の前方側に位置する扉部14側の表面には、図1〜3に示すように、破断予定部12から離れた位置に、オーナメント21の装飾部22を配置させる配置部位15が凹んで形成され、配置部位15の中央には、表裏を貫通する貫通孔16が1つ形成されている。貫通孔16の開口形状は、内周面に応力集中が生じないように、円形としている。また、扉部14の表面側における貫通孔16の周縁には、後述するリベット30の頭部30aが装飾部22の裏面と干渉しないように、座ぐり凹部15aが形成されている。さらに、扉部14の裏面側における貫通孔16の周縁には、肉厚を略均等にして、配置部位15の強度を低下させないように、下方へ突出する隆起部15bが形成されている。
【0025】
また、配置部位15には、貫通孔16を間にした扉部14の前後方向の両側に、それぞれ長方形形状に開口して表裏を貫通した第1・第2挿通孔17・18が形成されている。
【0026】
さらにまた、扉部14の裏面側には、図3・4に示すように、後述するオーナメント21の第1・2脚部23・24の周囲を囲むように、略四角筒形状のリブ19が突設されている。このリブ19の高さは、後述する第1脚部23を固定したリベット30の頭部30bより下方へ高くなるように設定されている。
【0027】
オーナメント21は、図5に示すように、所定形状の鉄やアルミニウム等の薄い金属板からなる基部21aと、基部21aの中央部位に固着されたポッティング層21bと、を備えて構成され、ポッディング層21bの配置部位が装飾部22となる。そして、オーナメント21は、装飾部22の略対称的な位置の両側に、基部21aで構成された第1・第2脚部23・24が、延びた形状に形成されている。
【0028】
第1・第2脚部23・24の断面形状は、それぞれ、対応した第1・第2挿通孔17・18に嵌挿できるような長方形形状としている。2つの脚部23・24の内、長い方の第1脚部23の先端部23bには、貫通孔16に対応した取付孔23cが形成されている。
【0029】
そして、オーナメント21は、図1〜4に示すように、第1脚部23が、扉部14の表面側から第1挿通孔17を挿通した状態の扉部14の裏面側で、取付孔23cと扉部貫通孔16とを挿通して装着されるリベット30により、扉部14に固定されている。なお、実施形態のリベット30は、予め、頭部30bを備えており、頭部30a側をかしめて膨出させる、所謂、かしめリベットである。
【0030】
また、オーナメント21の装飾部22が、扉部14の表面側におけるリベット30の頭部30aを覆うように配置されている。
【0031】
さらに、オーナメント21の第2脚部24が、第2挿通孔18からカバー扉部14の裏面側に突出されて、その先端部24bを曲げて挿通孔18周縁に係止されている。
【0032】
このオーナメント21の扉部14への取り付けについて説明すると、まず、図6に示すように、第1脚部23を、扉部14の表面側から第1挿通孔17に挿通させる。
【0033】
ついで、図7に示すように、取付孔23cを貫通孔16に一致させるように、第1脚部23の元部23a側を曲げ変形させて、扉部14の裏面側に脚部23の先端部23b側を配置させ、さらに、取付孔23cと貫通孔16とにリベット30を挿通させて、頭部30aを形成し、オーナメント21における第1脚部23の先端部23bを扉部14にリベット30止めする。この時、リベット30の両端の頭部30a・30bを、扉部14の表裏で目視することができるため、リベット30が確実に締結されているかを確認することができる。なお、リベット30止め時には、実施形態と逆に、リベット30を扉部14の表面側から挿入して締結しても良い。
【0034】
その後、オーナメント21の第2脚部24の元部24a側を曲げ変形させつつ、先端部24bを、扉部14の第2挿通孔18に挿入させて、さらに、先端部24bの第2挿通孔18から突出した部位を曲げ変形させて、先端部24bを挿通孔18周縁に係止させれば、オーナメント21を扉部14に取り付けることができる。
【0035】
つぎに、エアバッグ装置1の組み付けについて説明すると、エアバッグ2内にリテーナ3を配置させて、エアバッグ2を折り畳み、挿通孔6a内に下方からインフレーター本体4aを挿入させ、リテーナ3の図示しないボルトをバッグホルダ底壁6とインフレーターフランジ部4cとに挿通させて、ナット止めする。その後、オーナメント21を取付固定したカバー10を、折り畳まれたエアバッグ2に被せ、側壁部20をバッグホルダ側壁7にリベット9止めすれば、組み付けが完了することとなる。
【0036】
そして、エアバッグ装置1を、バッグホルダ側壁7に設けられた図示しない取付手段により、ステアリングホイールWに配設させれば良い。
【0037】
ステアリングホイールWを自動車に装着した後、インフレーター4のガス吐出口4bからガスが吐出されれば、膨張するエアバッグ2に押されて破断予定部12が伸びて破断するとともに扉部13・14が開き、エアバッグ2が、カバー天井壁部11から突出して、大きく膨張することとなる。
【0038】
その際、実施形態のカバー10では、オーナメント21の第1脚部23が扉部14にリベット30止めされており、エアバッグ2の膨張に伴って扉部14が速い速度で開いても、オーナメント21が扉部14から外れることはない。
【0039】
そして、実施形態のオーンメント21の取付構造では、オーナメント21の第1脚部23が扉部14にリベット30止めされているものの、扉部14の表面側におけるリベット頭部30aが、オーナメント21の装飾部22で覆われるため、カバー扉部14の意匠性が損なわれない。
【0040】
また、オーナメント21の装飾部22は、第1脚部23を扉部14にリベット30止めした後、リベット頭部30aを覆うように、脚部23を曲げて配置させれば良く、そのため、装飾部22で覆う前には、リベット頭部30aを、扉部14の裏面側におけるリベット頭部30bと同様に、目視できることとなり、不良な締結状態の場合には、締結し直したり、不良品を排除したりして、オーナメント21の取付安定性を確保したカバー10を得ることができる。
【0041】
したがって、実施形態の取付構造では、エアバッグ装置1のカバー10の扉部14にオーナメント21を取り付ける際、カバー10の意匠性を低下させることなく、高い取付安定性を確保してオーナメント21を取り付けることができて、カバー10が熱可塑性エラストマー製であっても、強固にオーナメント21を取りつけることができる。
【0042】
さらに、実施形態のように、オーナメント21に、装飾部22の周囲における第1脚部23と略対称的な部位から延びる第2脚部24を設け、カバー扉部14に、第2脚部24を挿入可能な第2挿通孔18を設けて、第2脚部24を曲げて第2挿通孔18に係止させ、オーナメント21を扉部14に取り付けるように構成した場合には、装飾部22の略対称部位に配置される2つの脚部23・24が扉部14に対して固定されることから、エアバッグ2の膨張に伴って扉部14が速い速度で開いても、オーナメント21の装飾部22が扉部14から剥れることを防止することができる。
【0043】
さらにまた、実施形態の取付構造では、扉部14の裏面側におけるオーナメント21の脚部23・24の周囲に、リベット30の頭部30bより突出するリブ19が設けられており、折り畳まれたエアバッグ2が扉部14の裏面側におけるリベット頭部30bと接触しようとしても、リブ19によって、エアバッグ2がリベット頭部30bと接触し難くなって、エアバッグ2のリベット30との干渉を防止できて、エアバッグ2の保護を図ることができる。
【0044】
なお、実施形態では、オーナメント21の第2脚部24の先端側24bを、扉部14の第2挿通孔18から突出させて、折り曲げることにより、第2挿通孔18に係止させた場合を示したが、先端部24bに、挿通孔18の周縁にアンダカット止めされる膨出部を予め形成しておいても良いし、あるいは、第2挿通孔18から突出させなくとも、第2脚部24を短くかつ太くして第2挿通孔18に単に嵌めて係止させるように構成しても良い。
【0045】
さらに、実施形態の場合には、オーナメント21の基部21aが塑性変形可能な金属板から形成されているため、第2挿通孔18や第2脚部24を設けなくとも、第1脚部23の元部23a側を塑性変形させて、装飾部22を配置部位15に配置させておけば、エアバッグ2の膨張に伴って扉部14が開いても、装飾部22は配置部位15から大きく剥れることがなく、第2挿通孔18や第2脚部24を設けなくとも良い。
【0046】
勿論、オーナメント21の基部21aを可撓性を有した布材等から形成する場合には、第2脚部24に相当する部位を扉部14に設けた第2挿通孔18に係止させるように構成することが望ましい。この場合の係止は、脚部24の先端部24bに膨出部を設けて、扉部14裏面側の挿通孔18周縁にアンダカット止めすることが望ましい。
【0047】
ちなみに、オーナメント21の基部21aを可撓性を有した布材等から形成する場合において、第2脚部24に相当する部位を設けなくとも、オーナメント21自体は、リベット30止めされる第1脚部23によって、扉部14に取り付けられており、扉部14が開いても、オーナメント21が扉部14から完全に分離する訳ではないことから、第2脚部24を設けずに、オーナメント21を形成しても良い。
【0048】
さらに、実施形態では、第1・2脚部23・24をそれぞれ1本ずつ形成した場合を示したが、装飾部22が大きいような場合、適宜、第1・2脚部23・24の本数を増加させても良い。勿論、第2脚部24を設けずに、第1脚部23側だけを複数本としても良く、また、第2脚部24も設ける場合には、第1脚部23の配置位置と略対称的な位置となるように第2脚部24を配置させることが望ましい。
【0049】
さらにまた、実施形態では、脚部23を取り付けるリベット30として、所謂、かしめリベットを使用した場合を示したが、他に、貫通孔16や取付孔23cの一方から使用できるブラインドリベットを使用しても良く、さらに、樹脂製として、所定の頭部側を、加熱軟化させて膨出させる熱かしめタイプのリベットを使用しても良い。
【0050】
さらに、リベット30の使用時、図8に示すように、リベット30の取付強度を向上させることができるように、当板40を使用しても良い。
【0051】
さらにまた、実施形態では、ステアリングホイールWに配置されるカバー10へのオーナメント21の取り付けについて説明したが、助手席前方部位・ドア・シート等に装着されるエアバッグ装置のエアバッグを覆うカバーに、本発明を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のオーナメントが取り付けられたカバーの使用態様を示す断面図であり、図2のI−I部位に対応する。
【図2】同実施形態のカバーの平面図である。
【図3】同実施形態のカバーの要部を示す断面図である。
【図4】同実施形態のカバーの要部を示す底面図である。
【図5】同実施形態のオーナメントを示す斜視図である。
【図6】同実施形態のオーナメントの取付態様を示す断面図である。
【図7】同実施形態のオーナメントの取付態様を示す断面図であり、図6の後の状態を示す。
【図8】他の実施形態のオーナメントの取付態様を示す断面図である。
【符号の説明】
2…エアバッグ、
10…カバー、
14…扉部、
15…配置部位、
16…貫通孔、
17…第1挿通孔、
18…第2挿通孔、
19…リブ、
21…オーナメント、
22…装飾部、
23…第1脚部、
23c…取付孔、
24…第2脚部、
30…リベット、
30a・30b…頭部。

Claims (2)

  1. 折り畳まれたエアバッグを覆って該エアバッグの膨張時に開く扉部を有したカバーの前記扉部に対して、オーナメントを取り付けるオーナメントの取付構造であって、
    前記オーナメントが、装飾部と、該装飾部の側部から延びて取付孔を有した脚部と、を備えて構成され、
    前記扉部が、前記オーナメントの前記装飾部の配置部位に、リベット止め用の貫通孔を備えるとともに、該貫通孔の周囲に、前記オーナメントの脚部を挿通可能な挿通孔を備えて構成され、
    前記オーナメントの脚部が、前記扉部の表面側から前記挿通孔を挿通した状態の前記扉部の裏面側で、前記脚部の取付孔と前記扉部の貫通孔とを挿通して装着されるリベットにより、前記扉部に固定され、
    前記オーナメントの装飾部が、前記扉部表面側の前記リベットの頭部を覆うように配置されて、
    前記オーナメントが前記扉部に取り付けられるとともに、
    前記扉部の裏面側における前記オーナメントの脚部の周囲に、前記リベットより突出するリブが設けられていることを特徴とするオーナメントの取付構造。
  2. 前記オーナメントが、前記装飾部の周囲における前記脚部と略対称的な部位から延びる第2の脚部を備え、
    前記扉部が、前記第2脚部を挿入可能な第2の挿通孔を備え、
    前記第2脚部が、前記第2挿通孔に係止され
    前記リブが、前記装飾部の周囲における前記脚部と略対称的な部位から延びる第2の脚部との周囲を囲むように、設けられていることを特徴とする請求項1記載のオーナメントの取付構造。
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