JP3849211B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体後部に開口を有し、該開口をリフトゲートによって開閉自在に覆う車両の後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体後部に設けられた開口をリフトゲートによって覆うワゴン形式の車両においては、リフトゲートに固定されたリヤウインドガラスに対してリヤワイパーが設けられているのが一般的である。そして、このリヤワイパーは、リフトゲート内に駆動モータとワイパーピボットを取り付け、このワイパーピボットに対してワイパーアームをナットを介して着脱自在に固定していた。また、該ナットのぼろ隠しの為に、ナットを隠蔽する蓋部材を別途ワイパーピボットに設け見栄えを損なうことがないよう構成していたものが従来から知られている。また、この種のワゴン形式の車両においては、リフトゲートを開閉操作する為に把持部が形成されたアウターハンドルが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来構造においては、ワイパーピボットとワイパーアームを固定するナットを隠蔽する蓋部材を別途設けている為、コスト、取り付け作業性の点において問題があるとともに、見栄えの的においても十分なものではなかった。
【0004】
また、重いリフトゲートを開閉するアウターハンドルの反力に伴うリフトゲートの変形防止、及びアウターハンドルのぐらつき防止を図る為に、アウターハンドル支持部周辺のリフトゲートを強固にする必要があるという問題があった。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ワイパーピボットとワイパーアームを固定するナットに対し別途ぼろ隠し等を設けることなくワイパーピボット周辺の見栄えを向上させることができるとともに、リフトゲートにさほどの強化をすることなく、アウターハンドル周辺の構造強化を図ることができる後部車体構造を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為、本件発明が講じた解決手段は、車体後方に設けられた開口を開閉自在に覆うリフトゲートを有した車両の後部車体構造において、上記リフトゲートに設けられたリヤウインドガラスに対して揺動自在となるよう、上記リフトゲートもしくはリヤウインドガラスに支持されたリヤワイパーと、上記リヤワイパーは、上記リフトゲートもしくはリヤウインドガラスに固定され、該リヤワイパーの揺動軸を構成するワイパーピ ボットと、該ワイパーピボットの軸方向から固定部材を介して固定されるワイパーアームとを有し、上記リフトゲートに固定され、該リフトゲートを開閉操作する把持部が構成されたアウターハンドルとを備え、上記アウターハンドルに、上記固定部材該アウターハンドルからの荷重を伝達可能に隠蔽する凹部一体的に形成されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成に基づき以下に記載されるような効果を奏することができるものである。ワイパーピボットとワイパーアームを固定するナットに対し、ぼろ隠しの為に別途隠蔽する蓋部材を設ける必要がなく、コスト、取り付け作業性及び見栄えを大幅に向上させることができる。
【0008】
また、重いリフトゲートを開閉する際、アウターハンドルの反力に伴って生じるリフトゲートの変形や、アウターハンドルのぐらつきに対しワイパーピボットに荷重伝達を図ることで、あえてアウターハンドル支持部周辺を強固にする必要がないという実用上優れた効果を奏することができるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施例を図1〜図3を用いて詳細に説明する。図1は、本発明が適応されたワゴン車両の後部車体構造を示し、本車両には、車体後部に設けられた開口2を図示していないヒンジを介して開閉自在に覆うリフトゲート1が設けられている。
【0010】
この、リフトゲート1には、その上半部にリヤウインドガラス3が設けられているとともに、このリヤウインドガラス3に対して揺動自在なリヤワイパー5が、リヤウインドガラス3及びリフトゲート1に支持されている。さらに、このリヤワイパー5の揺動軸であるワイパーピボットを覆うようにリフトゲート1に対してアウターハンドル6が上下方向に固定されている。
【0011】
以下、図2及び図3を用いてアウターハンドル6周辺の詳細構造を説明する。リフトゲート1は、インナーパネル1Aとアウターパネル1Bとによって閉断面形状に構成され、その上部及び下部に空間部7、8が形成されている。また、この上部及び下部空間部7、8間に渡ってリヤウインドガラス3が所定の接着剤を介して強固に固定されている。
【0012】
上部空間部7には図示していないヒンジが設けられ、このヒンジを介してルーフパネル後端部に設けられたリヤヘッダー9に対し、リフトゲート1を上下方向に揺動自在となるよう支持している。一方、下部空間部8には、その内部に、リヤフロアークロスメンバー10に固定されたストライカ11に係脱自在に係合するロック装置12が設けられ、これにより車体に対してリフトゲート1の開放、ロックを行うよう構成されている。
【0013】
ロック装置12は、ストライカ11に係脱自在となるようインナーパネル1Aに揺動自在に支持されたフック13と、アウターパネル1Bに固定されたキーシリンダ14と、このキーシリンダ14の動きを伝達ロッド15を介して上記フック13に適切な動きに変換するリンク機構部16とから構成されているものである。なお、キーシリンダ14は、周知の構造であって、キー挿入部を押し込むことで上記フック13が開放動作するよう各リンク機構が構成されている。
【0014】
図中5は周知のワイパー構成からなるリヤワイパーであって、このリヤワイパー5は、インナーパネル1Aに固定された駆動軸であるワイパーピボット17にワイパーアーム5Aがナット18を介して固定されることでリヤウインドガラス3に対して揺動自在となるよう支持されている。なお、19はワイパー5の駆動装置であって、これにより、上記ワイパーピボット17を、その軸線周りに往復回転させることでワイパー5を揺動自在に駆動しているものである。
【0015】
図3に示すアウターハンドル6には、リフトゲート1を開閉操作する際にユーザーが握る把持部21が設けられており、このアウターハンドル6は図に示す如くアウターパネル1Bに補強ブラケット22を介してナット23で固定されている。また、このアウターハンドル6には、上記キーシリンダ14が挿入される貫通孔24が設けられているとともに、貫通孔24から上方に延びる延長部25が一体的に形成されているものである。
【0016】
また、延長部25には、車体内方側が開口するよう凹部26が形成されている。この凹部26は、リフトゲート1への取り付け状態において、上記ワイパーピボット17とワイパーアーム5Aとを固定するナット18に対し、それを隠蔽するよう設けられているものである。
【0017】
なお、本実施例においては、アウターハンドル6を上下方向に配設しているが、これに限られるものではなく、車幅方向に配設し、その上面にワイパーアーム5Aが挿入される挿入口を形成することで上記ナット18を隠蔽するよう構成しても良いことは言うまでもない。
【0018】
なお、図中27はリヤバンパである。以上のように構成されている為、ワイパーピボット17とワイパーアーム5Aを固定するナット18に対し、別途ぼろ隠しの為に蓋部材等を設ける必要がないことから、コストや取り付け作業性を大幅に向上させることができるものである。また、ワイパー5とアウターハンドル6とが連続したデザインとなって見栄えの向上も図ることができる。
【0019】
さらに、重いリフトゲート1を開閉する際に生じるアウターハンドル6からの反力によって、リフトゲート1の変形やアウターハンドル6のぐらつきが生じるが、これをさほどの強化等を行うことなく確実に防止できるものである。すなわち、アウターハンドル6からの荷重に対し、強固にリフトゲート1及びリヤウインドガラス3に支持されたワイパーピボット17に凹部26を介して荷重伝達を図ることできる為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適応された車両の後方斜視図
【図2】図1におけるA−A断面図
【図3】アウターハンドルの単体斜視図
【符号の説明】
1:リフトゲート
3:リヤウインドガラス
5:リヤワイパー
6:アウターハンドル
11:ストライカ
12:ロック装置
13:フック
14:キーシリンダ
17:ワイパーピボット
18:ナット(固定部材)
23:ナット
26:凹部

Claims (1)

  1. 車体後方に設けられた開口を開閉自在に覆うリフトゲートを有した車両の後部車体構造において、
    上記リフトゲートに設けられたリヤウインドガラスに対して揺動自在となるよう、上記リフトゲートもしくはリヤウインドガラスに支持されたリヤワイパーと、
    上記リヤワイパーは、上記リフトゲートもしくはリヤウインドガラスに固定され、該リヤワイパーの揺動軸を構成するワイパーピボットと、該ワイパーピボットの軸方向から固定部材を介して固定されるワイパーアームとを有し、
    上記リフトゲートに固定され、該リフトゲートを開閉操作する把持部が構成されたアウターハンドルとを備え、
    上記アウターハンドルに、上記固定部材該アウターハンドルからの荷重を伝達可能に隠蔽する凹部一体的に形成されていることを特徴とする車両の後部車体構造。
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