JP3848928B2 - 構造化文書作成装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents

構造化文書作成装置及び方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PDA(Presonal Digital Assistants)等の情報端末装置において入力された文書に意味づけをし、構造化した文書に加工するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
PDA(Personal Digital Assistants)は、携帯型の情報端末装置としてビジネスマンなどの間で広く使われている。PDAでは、表示デバイスの大きさによる制約や入力デバイス(一般的には、ペン書きのタッチパネルが用いられる)の制約から、パーソナルコンピュータなどで入力される文書と異なり、項目を並べただけの単純なメモ的な文書が入力されることが多い。
【0003】
最近のPDAでは、他のPDAとの接続機能を備えるものが多い。また、直接またはパーソナルコンピュータなどを介してLAN(Local Area Network)に接続し、パーソナルコンピュータやLAN上のサーバ装置などの上位装置との連携機能を備えたものもある。このように他の装置との連携機能を備えるようにすれば、個人がPDAで入力した文書を、会社の同一部署の者などで共有して使用することができるようになる。多くの者が文書を共有する場合には、必要な文書が容易に探し出せるようになっていることが好ましい。
【0004】
ところで、XML(eXtensible Markup Language)などのマークアップ言語を用いて文書を作成すると、文書中にその文書全体又は部分に意味的な情報を埋め込んだり、文書を表示あるいは印刷する際のレイアウト情報や文字修飾情報などを埋め込んで、文書を構造化することができる。これにより、複数の者で情報を共有する場合に、必要な情報を容易に探し出すことができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、XMLなどのマークアップ言語を用いて文書を構造化しようとする場合、入力した文書に含まれる各項目に対して「スケジュールのタイトル」とか「ToDo項目」とかいった意味づけをユーザが自分で行わなければならなかった。つまり、文書中にタグを埋め込む作業をユーザが細かく指定して行わなければならず、非常に手間がかかるものであった。
【0006】
特にPDAの場合には、パーソナルコンピュータなどとは異なり、表示デバイスや入力デバイスにかなりの制約が設けられている。このため、タグを埋め込む作業を細かく行うにしても、パーソナルコンピュータなどにおいて行う場合よりも面倒な点が多くなるという問題があった。特にPDAがメモ的な記述を行うのに用いられる場合が多いことなどを考えると、文書を構造化する機能を有していても、実際にはあまり使用されないものとなってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、文書中に含まれる各項目に対して簡易な操作を行うだけで、該文書を容易に構造化することができる構造化文書作成装置等を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる構造化文書作成装置は、
複数の項目を含む文書を入力する文書入力手段と、
前記文書入力手段から入力された文書に含まれる各項目を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された各項目に、ユーザにより指定された所定の種類の属性を付加する項目属性付加手段と、
前記文書に含まれる複数の項目のうち、ユーザにより指定された所望の項目同士を連結する項目連結手段と、
連結された項目の属性の種類と、該連結された項目間の依存関係の種類とを対応づけて記憶した依存関係記憶手段と、
前記項目連結手段により連結された項目同士の属性に従って前記依存関係記憶手段に記憶された依存関係の種類を参照し、該依存関係の種類に応じて前記文書を構造化する文書構造化手段と
を備えることを特徴とする。
【0009】
上記構造化文書作成装置は、
連結された項目間の依存関係の種類と、該依存関係の種類に応じて前記文書のうちの連結された項目に対応する部分を構造化する手法とを対応づけて記憶した構造化手法記憶手段をさらに備えていてもよい。この場合において、
前記文書構造化手段は、前記項目連結手段により連結された項目間の依存関係の種類に従って前記構造化手法記憶手段に記憶された手法を参照し、該手法により前記文書のうちの当該連結された項目に対応する部分を構造化するものとすることができる。
【0010】
上記構造化文書作成装置では、ユーザは、複数の項目を含む文書を入力した後に、各項目に付加する属性の種類を指定し、所望の項目同士の連結を指定するという作業だけを行えば、文書構造化手段が、連結された項目間の依存関係の種類に応じて構造化した文書を自動的に生成するものとなる。このように、ユーザは、文書中に含まれる各項目に対して簡易な操作を行うだけで、構造化された文書を容易に生成することができるようになる。
【0011】
上記構造化文書作成装置において、
前記項目属性付加手段が各項目に付加する属性は、飾り属性であってもよい。この場合において、
前記表示手段は、前記項目属性付加手段により飾り属性が付加された項目を表示することができる。
【0012】
また、上記構造化文書作成装置は、
連結された項目間の依存関係の種類と、該依存関係の種類に対応する線の種類を記憶した線種記憶手段をさらに備えていてもよい。この場合において、
前記表示手段は、前記項目連結手段により連結された項目同士を、該項目間の依存関係の種類に対応して前記線種記憶手段に記憶された種類の線で結んで表示することができる。
【0013】
上記のように、文書の各項目に付加する属性を飾り属性とし、その飾り属性を付加して項目を表示することで、どのような属性が付加されている項目かが分かり易くなる。また、連結した項目間を依存関係の種類に応じた線種の線で結ぶことで、項目間の依存関係がどのような種類のものであるかが分かり易くなる。これにより、構造化された文書の構造が視覚的にも非常に分かり易いものとなる。
【0014】
上記構造化文書作成装置は、
前記表示手段の前面側に配置され、該表示手段に表示された各項目を透過して視認させると共に、前記表示手段に表示された項目に対応した位置情報を入力する位置情報入力手段をさらに備えるものであってもよい。この場合において、
前記項目属性付加手段は、前記位置情報入力手段により入力された位置情報が示す位置に対応する項目に、該位置情報の形態が示す種類の属性を付加し、
前記項目連結手段は、前記位置情報入力手段により入力された位置情報の端部に位置する項目同士を連結することができる。
【0015】
上記のように表示手段の前面側に配置された位置情報入力手段(いわゆるタッチパネル)を入力デバイスとして用いた場合、項目に対応する位置に所定の形態を入力することで属性を付加することができ、項目同士を端部とするような入力を行うことで該項目同士を連結することができる。このように各項目への属性の付加と項目同士の連結が非常に簡易な操作で行えるため、結果として文書の構造化も容易に行うことができるようになる。
【0016】
上記構造化文書作成装置は、
上位装置に接続すると共に、前記文書構造化手段により構造化された文書を該上位装置に読み出させる上位接続手段をさらに備えるものとしてもよい。この場合において、
前記上位装置は、前記上位接続手段により読み出された文書に、さらに項目を追加して入力する手段と、前記文書構造化手段により文書を構造化したのとは識別可能な方法で該文書を構造化する手段とを有するものであってもよい。
【0017】
上記構造化文書作成装置をこのような上位装置と連携させることで、さらに項目を追加した内容の詳細な文書を容易に作成することができると共に、他の構造化文書作成装置でこの文書を利用する場合に、必要な項目を限って文書を表示することができるようになる。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる構造化文書作成方法は、
文書に含まれる複数の項目のうちで連結された項目の属性の種類と、該連結された項目間の依存関係の種類とを予め対応づけて記憶手段に記憶するとともに、項目間の依存関係と構造化の手法とを対応づけて該記憶手段に記憶した情報処理装置における構造化文書作成方法において、
前記情報処理装置が備える入力手段により、複数の項目を含む文書を入力して該情報処理装置が備える記憶手段に記憶させるステップと、
前記情報処理装置が備える表示手段により、前記入力されて前記記憶手段に記憶された文書に含まれる各項目を表示するステップと、
前記情報処理装置が備える処理手段により、前記記憶手段に記憶された文書に含まれる各項目にユーザにより指定された所定の種類の属性を付加するステップと、
前記処理手段により、前記記憶手段に記憶された文書に含まれる複数の項目のうち、ユーザにより指定された所望の項目同士を連結するステップと、
前記処理手段により、前記ユーザの指定により連結された項目同士の属性に従って前記記憶手段に予め記憶された依存関係の種類と該依存関係の種類に対応する構造化の手法とを参照し、該依存関係の種類に応じて前記記憶手段に記憶された文書を構造化するステップと
を含むことを特徴とする。
【0019】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるプログラムは、
複数の項目を含む文書を入力する文書入力手段、
前記文書入力手段から入力された文書に含まれる各項目を表示する表示手段、前記表示手段に表示された各項目に所定の種類の属性を付加する項目属性付加手段、
前記文書に含まれる複数の項目のうち、所望の項目同士を連結する項目連結手段、
連結された項目の属性の種類と、該連結された項目間の依存関係の種類とを対応づけて記憶した依存関係記憶手段、及び、
前記項目連結手段により連結された項目同士の属性に従って前記依存関係記憶手段に記憶された依存関係の種類を参照し、該依存関係の種類に応じて前記文書を構造化する文書構造化手段
としてコンピュータ装置を機能させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、この実施の形態に適用される情報端末装置の外観を示す図である。図1の情報端末装置1は、PDAを例とするもので、タッチパネル14を備えており、ここに情報が表示されると共に、ペン2による押圧操作で情報の入力を行う。本発明は、情報端末装置1としてPDAなどの小型のものを適用した場合に好ましいものではあるが、汎用のものでも、特定業務に専用のものであってもよい。
【0022】
図2は、図1の情報端末装置1のブロック図である。図示するように、情報端末装置1は、CPU11(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示装置14a及びタブレット14bとから構成されるタッチパネル14と、外部I/F(InterFace)15とを備えており、これらは互いにバス10を介して接続されている。
【0023】
CPU11は、内部タイマを備え、ROM12に記憶された後述するフローチャートに示すプログラムなどを実行し、文書の構造化の処理を含む各種の処理を実行する。また、情報端末装置1の各部を制御する。ROM12は、固定的なデータやCPU11のプログラムを記憶する不揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11がプログラムを実行する際のワークエリアなどとして使用される。
【0024】
タッチパネル14は、液晶表示装置や有機EL表示装置などの平面型の表示装置14aの上に透明のタブレット(ディジタイザ)14bが重ね合わされて構成される。表示装置14aは、CPU11による処理結果として、ユーザにより入力された文字などを表示する。タブレット14bは、ペン2で押圧された位置の座標をCPU11に入力するポインティングデバイスである。外部I/F15は、次に示すネットワークに接続された外部機器等との間でデータをやりとりするためのデバイスである。
【0025】
また、図1、図2に示す情報端末装置1は、ネットワークに接続して外部機器とデータをやりとりすることができる。図3は、図1、図2の情報端末装置1が接続されたネットワークの構成を示す図である。図示するように、情報端末装置1は、外部I/F15を介してパーソナルコンピュータ(PC)3に接続される。パーソナルコンピュータ3は、サーバ装置4と共にLAN5上に接続されている。図3では、情報端末装置1を接続したパーソナルコンピュータ3をLAN5上に1つだけ接続したものとしているが、複数接続されていてもよい。また、同一のパーソナルコンピュータ3に、異なる情報端末装置1が接続されてもよい。
【0026】
パーソナルコンピュータ3は、情報端末装置1との連携機能を有するものであり、情報端末装置1のRAM13に記憶された情報を読み出し、また、情報端末装置1のRAM13に情報を書き込ませる機能を有する。情報端末装置1から情報として読み出された文書に対して、パーソナルコンピュータ3は、さらにキーボードなどから項目を付加して入力する機能を有する。ここで、構造化された文書においては、情報端末装置1において入力された項目とパーソナルコンピュータ3において入力された項目とが区別できるようになっている。
【0027】
サーバ装置4は、パーソナルコンピュータ3が情報端末装置1から読み出した文書、及びこれに項目を付加した文書を収集してデータベースに保存する機能を有する。サーバ装置4のデータベースに保存された文書は、任意のパーソナルコンピュータ3に、さらにはパーソナルコンピュータ3を介して任意の情報端末装置1にダウンロードすることができる。
【0028】
次に、この情報端末装置1における文書の構造化について説明する。この例において、文書は、フリーメモとしてユーザが単に項目を並べただけのものである。また、文書を構造化するための構造化言語(マークアップ言語)として、XML(eXtensible Markup Language)を例として説明するが、XML以外の構造化言語を適用してもよい。
【0029】
図4は、図1、図2の情報端末装置1に入力された文書について表示装置14aに表示された画面を示す図である。この文書では、「○○企画会議」101、「2002/07/XX」102、「資料作成」103という項目が入力されている。それぞれの項目の飾り属性として、それぞれ枠囲み、下線、円囲みが付されている。また、「○○企画会議」101と「2002/07/XX」102との間、「○○企画会議」101と「資料作成」103との間は、それぞれ点線111、(細い)実線112で結ばれている。
【0030】
もっとも、情報端末装置1に「○○企画会議」101、「2002/07/XX」102、「資料作成」103の各項目は、当初はメモ書きとして入力されるもので、上記したような飾り属性は付されていない。ユーザがそれぞれの項目についてペン2でタッチパネル14bをなぞって枠囲み、下線の付加、円囲みを行うことで、CPU11がその軌跡を解析して、それぞれの項目に飾り属性を付するものとなる。ここで、枠囲み、下線、円囲み、無属性(飾り属性なし)は、文書を構造化する際の項目間の依存関係の判断材料となる。
【0031】
また、「○○企画会議」101と「2002/07/XX」102との間の点線111と、「○○企画会議」101と「資料作成」103との間の実線112についても、各項目の入力時から付加されているものではない。ユーザがそれぞれの項目間についてペン2でタッチパネル14bをなぞることで、項目間に直線が引かれると共に、項目間が連結されたものとなる。直線の線種については、両端の項目の属性に依存するもので、CPU11が両端の項目の依存関係を判断して、線種を変更する。また、この依存関係に従って、文書も構造化される。
【0032】
図5(a)は、項目の連結時の依存関係を示すテーブルである。このテーブルでは、直線が引かれた両端の項目の飾り属性(属性なしを含む)と、該両端の項目の依存関係とを示している。例えば、直線が引かれた両端の項目A、Bの飾り属性がいずれも枠囲みであった場合には、当該項目A、B間の依存関係は、リンクということとなる。また、直線の一端の項目Aの飾り属性が枠囲みであって、他端の項目Bの飾り属性が丸囲みであった場合には、項目Bは、項目AのToDo項目ということとなる。
【0033】
図5(b)は、項目間の依存関係と対応する線種を示すテーブルである。このテーブルでは、図5(a)のテーブルに従って判断される直線が引かれた両端の項目間の依存関係に応じて、当該直線について設定すべき線種を登録している。例えば、直線の両端の項目間の依存関係がリンクである場合には太い実線になり、ToDo関係である場合には細い実線となり、日付属性である場合には点線となり、付加属性である場合には一点鎖線となる。
【0034】
図5(c)は、項目間の依存関係と対応する構造化の手法を示すテーブルである。このテーブルでは、図5(a)のテーブルに従って判断される直線が引かれた両端の項目間の依存関係に応じて、文書中の当該項目についての部分を構造化する手法(ここでは、XMLを構造化言語として適用しているので、タグ付けの処理内容)を登録している。
【0035】
例えば、項目間の依存関係がリンクである場合には、<link>タグ内に<linkitem>タグを作成し、直線の両端の項目のIDをパラメータとして追加する。項目間の依存関係がToDo関係である場合には、親の項目のIDをPARENTIDパラメータとして子の項目に追加する。両端の項目に付加されていた飾り属性は、図5(a)のテーブルから参照可能であるため、これを外す。
【0036】
項目間の依存関係が日付属性である場合には、親の項目の<item>タグ内にDATEパラメータとして挿入し、この項目は、文書内では独立した項目としては消える。また、両端の項目に付されていた飾り属性は、図5(a)のテーブルから参照可能であるため、これを外す。項目間の関係が付加属性である場合には、親の項目の<item>タグ内にAPPENDIXパラメータとして挿入し、この項目は、文書内では独立した項目としては消える。また、両端の項目に付加されていた飾り属性は、図5(a)のテーブルから参照可能であるため、これを外す。
【0037】
なお、情報端末装置1からパーソナルコンピュータ3に文書を一旦読み出し、パーソナルコンピュータ3にて項目を追加する場合には、<item>タグ内のパラメータが情報端末装置1で入力した項目とは異なるものとなる。情報端末装置1において入力した項目には、<item>タグ内のパラメータ(後述するように、"param keyで示される)として、図5(b)のテーブルに従って挿入されるパラメータの他には、TITLEだけが用いられる。これ以外のパラメータが付されていれば、全てパーソナルコンピュータ3において入力された項目であることが分かる。
【0038】
次に、文書中の各項目への飾り属性の付加について簡単に説明する。ROM12には、ペン2でタッチパネル14bをなぞったストロークと文字との位置関係、及びそれに対応する飾り属性の種類を登録したテーブルが記憶されている。CPU11は、タッチパネル14b上で文書中の各項目の位置がペンでなぞられると、その文字との位置関係とストロークの種類とを判断する。その位置関係とストロークの種類に対応づけてテーブルに登録されている種類の飾り属性を、当該項目の飾り属性として付加するものとなる。
【0039】
以下、この実施の形態に適用される情報端末装置1において、入力された文書にユーザが意味づけを行い、構造化された文書に加工するための処理について説明する。図6は、この実施の形態における文書の構造化のための処理を示すフローチャートである。なお、ここでは説明を簡単にするため、文書の各項目は入力済みで表示装置14aに表示されているものとし、各項目に飾り属性を付加した後、構造化された文書に加工するという手順をとるものとする。
【0040】
まず、ユーザがタッチパネル14b上で飾り属性を付与しようとしている項目の表示位置に対応した位置にペン2を使って、付与しようとする飾り属性の種類に応じたストロークでなぞる。CPU11は、ペン2でなぞられたストロークの種類と文字との位置関係を判断し、対応する飾り属性の種類をテーブルから読み出す。CPU11は、読み出した種類の飾り属性を、ストローク入力があった位置の項目に付加する(ステップS101)。これをユーザが飾り属性を付与しようとする全ての項目について行う。
【0041】
次に、CPU11は、タッチパネル14bがペン2でなぞられた軌跡により、表示されている項目間に直線が引かれたかどうかを判定する(ステップS102)。項目間に直線が引かれていなければ、ステップS102の処理を繰り返し、いずれかの項目間に直線が引かれるのを待機する。
【0042】
項目間に直線が引かれた場合には、CPU11は、その両端の項目に付された飾り属性(属性なしを含む)を判断し、両端の項目の依存関係に従って図5(a)のテーブルを参照する。その結果として、直線の両端の項目の依存関係をテーブルから抽出する(ステップS103)。次に、CPU11は、抽出された依存関係に従って図5(b)のテーブルを参照し、該依存関係に対応してテーブルに登録されている線種に、項目間に引かれた直線の線種を変更する(ステップS104)。
【0043】
さらに、CPU11は、ステップS103で抽出された依存関係に従って図5(c)のテーブルを参照し、該依存関係に対応してテーブルに登録されている文書の構造化の手法を読み出す。そして、読み出した手法に従って、入力されている文書中で直線の両端の項目に対応した部分のタグ構造を変更し、文書を構造化する(ステップS105)。そして、ステップS102の処理に戻り、次に項目間に直線が引かれるのを待機する。
【0044】
以下、この実施の形態に適用される情報端末装置1において、入力された文書にユーザが意味づけを行い、構造化された文書に加工する過程を具体例に基づいて説明する。図7〜図10は、情報端末装置1に入力された文書を構造化する過程の例を説明する図である。
【0045】
情報端末装置1に入力され、表示装置14aに表示された文書には、図7(a)に示すように、「企画報告」201、「02/10/01」202、「企画書作成」203、「試作デモ」204、「データ準備」205、「資料作成」206の各項目が含まれているものとする。この時点での文書の構造は、図7(c)の各<item>タグで囲まれた項目221〜226で飾り属性(param keyのパラメータをATTRIBUTEとしたタグ)が付加されていないないものとなっている。
【0046】
次に、図7(b)に示すように、ユーザがペン2でタッチパネル14b上を操作し、「企画報告」201、「02/10/01」202、「企画書作成」203、「試作デモ」204、「データ準備」205、「資料作成」206の各項目に、それぞれ枠囲み、下線、丸囲み、枠囲み、丸囲み、丸囲みの飾り属性を付加したものとする。この時点で文書の構造は、図7(c)に示すように、各<item>タグで囲まれた項目221〜226で飾り属性(param keyのパラメータをATTRIBUTEとしたタグ)が付加されたものとなる。
【0047】
次に、図8(a)に示すように、ユーザがペン2でタッチパネル14b上を操作し、「企画報告」201と「02/10/01」202との間、「企画報告」201と「企画書作成」203との間、並びに「試作デモ」204と「データ準備」205との間に、それぞれ直線211、212、213を引いたものとする。
【0048】
図5(a)のテーブルを参照すると、「企画報告」201と「02/10/01」202の飾り属性はそれぞれ枠囲み、下線なので、「02/10/01」202は「企画報告」201の日付属性ということになる。「企画報告」201と「企画書作成」203の飾り属性はそれぞれ枠囲み、丸囲みなので、「企画書作成」203は「企画報告」201のToDo項目ということとなる。「試作デモ」204と「データ準備」205の飾り属性はそれぞれ枠囲み、丸囲みなので、「データ準備」205は「試作デモ」204のToDo属性ということとなる。
【0049】
こうして判断された項目間の依存関係に従って図5(b)のテーブルを参照することで、図8(a)に示すように、「企画報告」201と「02/10/01」202との間の直線211の線種は点線となり、「企画報告」201と「企画書作成」203との間の直線212の線種は細い実線となり、並びに「試作デモ」204と「データ準備」205との間の線種も細い実線となる。
【0050】
また、「企画報告」201と「02/10/01」202との間、「企画報告」201と「企画書作成」203との間、並びに「試作デモ」204と「データ準備」205との間の依存関係が分かると、それぞれに依存関係に対応して図5(c)のテーブルに登録されている手法に従って文書が構造化される。「02/10/01」202は、文書中において「企画報告」201に対応する項目221のDATEパラメータ232として挿入される。また、図7(c)にあった項目222は削除されると共に、「企画報告」201に対応する項目の飾り属性が削除され、図8(b)に示す項目221’に変更される。
【0051】
「企画書作成」203に対応する文書中の項目223は、図8(b)に示すように、親の項目である「企画報告」201に対応する文書中の項目221’に対応したID(=1)がPARENTIDパラメータ233として追加されると共に、飾り属性が削除される。「データ準備」205に対応する文書中の項目225についても、親の項目である「試作デモ」204に対応する文書中の項目224に対応したID(=4)がPARENTIDパラメータ235として追加される。また、「試作デモ」204に対応する文書中の項目224と「データ準備」225に対応する文書中の項目225は、それぞれ飾り属性が削除され、図8(b)に示す項目224’、225’に変更される。
【0052】
次に、図9(a)に示すように、ユーザがペン2でタッチパネル14b上を操作し、「企画報告」201と「試作デモ」204との間に直線214を引いたものとする。図5(a)のテーブルを参照すると、「企画報告」201と「試作デモ」204の飾り属性はいずれも枠囲みなので、両者間の依存関係はリンクということとなる。こうして判断された依存関係に従って図5(b)のテーブルを参照することで、図9(a)に示すように、「企画報告」201と「試作デモ」204との間の直線214の線種は、太い実線となる。
【0053】
また、「企画報告」201と「試作デモ」204との間の依存関係であるリンクに従って図5(c)のテーブルを参照すると、<link>タグ内に<linkitem>タグを生成することが登録されている。ここでは、図9(b)に示すように、<link>タグ227を新たに生成し、「企画報告」201と「試作デモ」204のID(=1,4)をパラメータとして含む<linkitem>タグ228を生成する。
【0054】
次に、図10(a)に示すように、ユーザがペン2でタッチパネル14bを操作し、「データ準備」205と「資料作成」206との間に直線215を引いたものとする。図5(a)のテーブルを参照すると、「データ準備」205と「資料作成」206の飾り属性はいずれも丸囲みなので、両者間の依存関係は、いずれかの親の項目(ここでは、「データ準備」205の親の項目となっている「試作デモ」204)に依存ということとなる。
【0055】
親の項目があるのは、「データ準備」205の方なので、これに対応する文書中の項目225’には変更を加えない。親の項目がない「資料作成」206に対応した文書中の項目226には、「データ準備」205に対応する文書中の項目225’に対応したID(=5)がPARENTIDパラメータ236として追加されると共に、飾り属性が削除され、図10(b)に示す項目226’に変更される。
【0056】
以下、この実施の形態にかかる情報端末装置1を図3に示したようにLAN5上にあるパーソナルコンピュータ3に接続して、パーソナルコンピュータ3及びサーバ装置4と連携させる処理について説明する。図11(a)〜(c)は、情報端末装置1を、パーソナルコンピュータ3及びサーバ装置4と連携させた場合の例を説明する図である。この例では、情報端末装置1及びパーソナルコンピュータ3においては、項目同士の連結は行われていないものとする。また、項目のIDや飾り属性のパラメータについては省略する。
【0057】
情報端末装置1において、「○○会議」と「2003/02/XX」という2つの項目を含む文書が入力されたものとする。このときの文書の構造として、図11(a)に示すように、<item>タグで囲まれた項目としてパラメータをTITLE、DATEとした項目301、302だけが含まれたものとなる。
【0058】
次に、情報端末装置1をパーソナルコンピュータ3に接続し、図11(a)に示した文書をパーソナルコンピュータ3に読み出したものとする。パーソナルコンピュータ3において、当該文書に新たに「第1会議室」、「佐藤△△,鈴木××,田中◇◇」、「新規プロジェクト立ち上げについて」という3つの項目が追加されて入力されたものとする。このときの文書の構造として、図11(b)に示すように、<item>タグで囲まれた項目としてパラメータをROOM、MEMBER、ABOUTとした項目303〜305が、項目301、302に加えて含まれたものとなる。そして、この文書を一旦サーバ装置4内のデータベースに保存する。
【0059】
次に、別の情報端末装置1(以下、別端末)をパーソナルコンピュータ3に接続し、サーバ装置4のデータベースに保存された図11(b)の文書を、パーソナルコンピュータ3を介して別端末1に読み出したものとする。ここで、別端末1に読み出され、そのRAM13に一旦保存される文書は、図11(c)に示すように、全く同じ構造を有するものである。
【0060】
もっとも、この文書中の項目301〜305のうちで情報端末装置1において入力されたことを示すパラメータを有するのは、項目301と302の2つだけである。このため、図11(c)に示す文書を別端末1の表示装置14aに表示したときには、文書中の項目301、302に対応した「○○会議」と「2003/02/XX」の2つだけということになる。なお、項目303〜303は、別端末1において別のページなどに表示されるものとしてもよい。
【0061】
以上説明したように、この実施の形態にかかる情報端末装置1では、ユーザは、複数の項目を含む文書を入力した後に、タッチパネル14b上をペン2で操作することにより、各項目に飾り属性を付加し、所望の項目同士を直線で結ぶ操作を行う。このとき、直線で結ばれた両端の項目の依存関係が、該両端の項目に付された飾り属性に従って判断されるものとなる。そして、この依存関係に応じて、文書中の当該項目が構造化されるものとなる。このようにユーザが簡易な操作を行うだけで、構造化された文書を容易に生成することができる。
【0062】
また、文書中の各項目に付加される属性は、飾り属性であって表示装置14a上に表示されるものであるため、その属性がユーザにとって視覚的に分かり易いものとなる。また、項目同士を直線で結んだ場合、当該項目間の依存関係に応じて直線の線種が変更されて表示装置14a上に表示されるため、項目間の依存関係(この依存関係が実質的に文書の構造を示す)がユーザにとって視覚的に分かり易いものとなる。
【0063】
さらに、入力した文書中の各項目に飾り属性を付加するのは、タッチパネル14b上の当該項目の位置においてペン2で所定のストローク入力をするだけでよい。項目同士を直線で結ぶのも、タッチパネル14b上をペン2でなぞるだけでよい。このように各項目への飾り属性の付加と、項目同士の直線での結合が簡単な操作で行えるため、結果として文書の構造化を容易に行うことができるようになる。
【0064】
また、この実施の形態にかかる情報端末装置1は、さらに上位のパーソナルコンピュータ3やサーバ装置4と連携させることで、複数の情報端末装置1において文書を共有することができるようになっている。パーソナルコンピュータ3においては、文書に項目を追加して入力することができるので、より詳細な内容を含む文書を容易に作成することができるようになる。
【0065】
もっとも、パーソナルコンピュータ3において入力された項目のパラメータは、情報端末装置1において入力された項目のパラメータとは異なるものとなっている。このため、情報端末装置1において元々作成され、サーバ装置4のデータベースに保存された文書を他の情報端末装置1で利用する場合、当該他の情報端末装置1の表示装置14a上に表示される項目を、最初の情報端末装置1で入力された項目に限定することができる。このため、表示領域の大きさに制約のある情報端末装置1において、表示される項目が過多になって、文書が見にくくなってしまうことを避けることができる。
【0066】
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0067】
上記の実施の形態では、文書に含まれる各項目の飾り属性としては、枠囲み、丸囲み、下線及び無属性の4種類だけであり、項目間の直線の線種も太い実線、細い実線、点線及び一点鎖線の4種類だけであった。これに対して、項目の属性や項目間の依存関係として多くの種類のものを適用できるようにするため、色属性を適用するものとしてもよい。この場合、項目の属性や依存関係が視覚的にもより分かり易くなる。
【0068】
また、情報端末装置1をパーソナルコンピュータ3やサーバ装置4と連携させ、文書を別の情報端末装置1に読み出したときには、当該別の情報端末装置1においても、パーソナルコンピュータ3で追加入力された項目は表示装置14aに表示されないようになっている。もっとも、表示装置14aに表示された内容が同じであると、さらに別の項目があるかどうかがユーザにとってわかりにくいため、例えば別の項目がパーソナルコンピュータ3で追加入力された項目があることを、表示された項目の色彩を変えることなどによって示してもよい。
【0069】
上記の実施の形態では、文書に含まれる各項目の飾り属性は、ユーザがタッチパネル14b上の項目に対応する位置をペン2でなぞることによって、付加されるものとなっていた。これに対して、飾り属性として下線が付加されるのは、基本的に日付属性だけであり、また、日付属性が付加される項目のデータ形式は一定形式のものに限られている。このようにデータ形式によって項目の属性が絞られる場合には、当該項目に自動的に飾り属性を付加するものとしてもよい。
【0070】
上記の実施の形態では、項目の連結時の依存関係を示すテーブル、項目間の依存関係と線種の対応付けを示すテーブル、及び項目間の依存関係と構造化の手法の対応付けを示すテーブルは、ROM12に予め記憶されていたものとしていた。これに対して、これらのテーブルをユーザがカスタマイズできるようにしてもよい。この場合、ROM12に記憶されていたデフォルトのテーブルをRAM13にコピーし、RAM13にコピーされたテーブルに登録されたデータを変更できるようにすればよい。フラッシュメモリなどの電気的に読み書き可能な不揮発性のメモリにテーブルを記憶させるものとしてもよい。
【0071】
上記の実施の形態では、文書の構造化を行う場合には、文書に含まれる各項目に飾り属性を付加してから、それぞれの項目同士を直線で結ぶという作業手順をとるものとしていた。しかしながら、項目同士を直線で結んでから、それぞれの項目に飾り属性を付加するという作業手順によるものとしてもよい。また、各項目の飾り属性を後から変更できるようにしてもよい。これらの場合、後から付加されたまたは変更された飾り属性に基づいて項目間の依存関係を判断し直し、新たな依存関係に従って、項目間の線種を変更し、文書の構造を変更するものとすればよい。
【0072】
上記の実施の形態では、情報端末装置1として小型のものを適用するのに好ましいものとして説明したが、タブレットPCと呼ばれるより大型のものを適用することもできる。また、入力デバイスとしてペン2を用いて入力を行うタブレット14bを適用した情報端末装置に限られるものではない。マウスなどの他の入力デバイスを適用した情報端末装置にも本発明を適用することができる。また、パーソナルコンピュータ3を介してではなく、LAN5に直接接続可能な情報端末装置であってもよい。
【0073】
上記の実施の形態では、文書の構造化を行うためのプログラム及びデータは、ROM12に予め記憶されているものとして説明した。しかしながら、このプログラム及びデータをCD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して、ハードウェアとは独立して配布するものとしてもよい。情報端末装置1に着脱可能なメモリカードに格納して提供してもよい。また、これらの処理プログラムをインターネット上のWebサーバ装置が有する固定ディスク装置に格納しておき、インターネットを通じて配信するものとしてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが簡易な操作を行うだけで、複数の項目を含む文書を容易に構造化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される情報端末装置の外観を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に適用される情報端末装置のブロック図である。
【図3】図1、図2の情報端末装置を接続したネットワークの構成図である。
【図4】図1、図2の情報端末装置に入力された文書の表示画面の例を示す図である。
【図5】(a)は、項目の連結時の依存関係を示すテーブルを、(b)は、項目間の依存関係と線種の対応付けを示すテーブル、(c)は、項目間の依存関係と文書を構造化する手法の対応付けを示すテーブルである。
【図6】本発明の実施の形態における文書の構造化のための処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態において、文書を構造化する過程の例を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態において、文書を構造化する過程の例を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態において、文書を構造化する過程の例を説明する図である。
【図10】本発明の実施の形態において、文書を構造化する過程の例を説明する図である。
【図11】図1の情報端末装置を、パーソナルコンピュータ及びサーバ装置と連携させた場合の例を説明する図である。
【符号の説明】
1 情報端末装置
2 ペン
3 パーソナルコンピュータ(PC)
4 サーバ装置
5 LAN
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14a 表示装置
14b タブレット
14 タッチパネル
15 外部I/F

Claims (7)

  1. 複数の項目を含む文書を入力する文書入力手段と、
    前記文書入力手段から入力された文書に含まれる各項目を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された各項目に、ユーザにより指定された所定の種類の属性を付加する項目属性付加手段と、
    前記文書に含まれる複数の項目のうち、ユーザにより指定された所望の項目同士を連結する項目連結手段と、
    連結された項目の属性の種類と、該連結された項目間の依存関係の種類とを対応づけて記憶した依存関係記憶手段と、
    前記項目連結手段により連結された項目同士の属性に従って前記依存関係記憶手段に記憶された依存関係の種類を参照し、該依存関係の種類に応じて前記文書を構造化する文書構造化手段と
    を備えることを特徴とする構造化文書作成装置。
  2. 連結された項目間の依存関係の種類と、該依存関係の種類に応じて前記文書のうちの連結された項目に対応する部分を構造化する手法とを対応づけて記憶した構造化手法記憶手段をさらに備え、
    前記文書構造化手段は、前記項目連結手段により連結された項目間の依存関係の種類に従って前記構造化手法記憶手段に記憶された手法を参照し、該手法により前記文書のうちの当該連結された項目に対応する部分を構造化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の構造化文書作成装置。
  3. 前記項目属性付加手段が各項目に付加する属性は、飾り属性であり、
    前記表示手段は、前記項目属性付加手段により飾り属性が付加された項目を表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の構造化文書作成装置。
  4. 連結された項目間の依存関係の種類と、該依存関係の種類に対応する線の種類を記憶した線種記憶手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記項目連結手段により連結された項目同士を、該項目間の依存関係の種類に対応して前記線種記憶手段に記憶された種類の線で結んで表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構造化文書作成装置。
  5. 上位装置に接続すると共に、前記文書構造化手段により構造化された文書を該上位装置に読み出させる上位接続手段をさらに備え、
    前記上位装置は、前記上位接続手段により読み出された文書に、さらに項目を追加して入力する手段と、前記文書構造化手段により文書を構造化したのとは識別可能な方法で該文書を構造化する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構造化文書作成装置。
  6. 文書に含まれる複数の項目のうちで連結された項目の属性の種類と、該連結された項目間の依存関係の種類とを予め対応づけて記憶手段に記憶するとともに、項目間の依存関係と構造化の手法とを対応づけて該記憶手段に記憶した情報処理装置における構造化文書作成方法において、
    前記情報処理装置が備える入力手段により、複数の項目を含む文書を入力して該情報処理装置が備える記憶手段に記憶させるステップと、
    前記情報処理装置が備える表示手段により、前記入力されて前記記憶手段に記憶された文書に含まれる各項目を表示するステップと、
    前記情報処理装置が備える処理手段により、前記記憶手段に記憶された文書に含まれる各項目にユーザにより指定された所定の種類の属性を付加するステップと、
    前記処理手段により、前記記憶手段に記憶された文書に含まれる複数の項目のうち、ユーザにより指定された所望の項目同士を連結するステップと、
    前記処理手段により、前記ユーザの指定により連結された項目同士の属性に従って前記記憶手段に予め記憶された依存関係の種類と該依存関係の種類に対応する構造化の手法とを参照し、該依存関係の種類に応じて前記記憶手段に記憶された文書を構造化するステップと
    を含むことを特徴とする構造化文書作成方法。
  7. 複数の項目を含む文書を入力する文書入力手段、
    前記文書入力手段から入力された文書に含まれる各項目を表示する表示手段、
    前記表示手段に表示された各項目に所定の種類の属性を付加する項目属性付加手段、
    前記文書に含まれる複数の項目のうち、所望の項目同士を連結する項目連結手段、
    連結された項目の属性の種類と、該連結された項目間の依存関係の種類とを対応づけて記憶した依存関係記憶手段、及び、
    前記項目連結手段により連結された項目同士の属性に従って前記依存関係記憶手段に記憶された依存関係の種類を参照し、該依存関係の種類に応じて前記文書を構造化する文書構造化手段
    としてコンピュータ装置を機能させるためのプログラム。
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