JP3848760B2 - 暗渠または開渠の継手構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、地下鉄,共同溝,下水道溝等の複数のコンクリート駆体から成る暗渠の接続部または放水路等の上部を開放させた開渠における継手構造にかかわり、更に詳しくは部品点数を低減させるて施工を簡単に行うことが出来る暗渠または開渠の継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地下鉄,共同溝,下水道溝等の複数の断面中空方形状のコンクリート駆体から成る暗渠または開渠間の接続は、例えば、図5に示すように、予めコンクリート駆体1a,1bの接続端面に沿ってそれぞれ埋設された取付け金具2a,2bに所定の長さに形成された断面波状で帯状の伸縮ゴム3の幅方向側縁部をアンカーボルト4,押さえ金具5及びナット6等により締め付け固定してコンクリート駆体1a,1b間の間隙h及び目地材7を覆い、また伸縮ゴム3の長手方向の端末接続部は、加硫接着等によってエンドレス接続加工を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、従来の伸縮ゴム3の幅方向側縁部をアンカーボルト4,押さえ金具5及びナット6等により締め付け固定する接続構造は、時間の経過と共に応力緩和が発生し、漏水が発生すると言う問題があった。
また、施工においてもアンカーボルト4に押さえ金具5を介して伸縮ゴム3の幅方向側縁部を挟持させナット6により締め付け固定する構造であるので、ナット6によるトルク値を管理する手間が発生し、また部品点数が多いために、施工工数が多く、施工費用が高くなると言う問題があった。
【0004】
更に、伸縮ゴム3の長手方向の端末接続部は、製造工場内及び現場の加硫接続方法によるエンドレス加工であるため、大規模な設備が必要となる上に、加工に多くの手間と時間がかかり、また取付け金具2a,2bの長手方向の端末接続部は、溶接による接続で、多くの手間と時間がかかると言う問題があった。
この発明の目的は、施工作業を短時間で効率良く行うことが出来ると共に、部品点数が少なく、安価に施工することが出来、施工工数や管理を減らして施工費を低減させることが出来る暗渠または開渠の継手構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するため、コンクリート駆体の接続端面に沿ってそれぞれ埋設される取付け金具に、伸縮可能な帯状のゴム状弾性体の幅方向側縁部を加硫接着によりそれぞれ固定し、前記ゴム状弾性体の長手方向の端末接続部を接続手段を介して連結し、前記接続手段が、ゴム状弾性体の長手方向の端末接続部に金属板をそれぞれ突出させ、金属板を溶接により溶着したことを要旨とするものである。
また、この発明の開渠の継手構造は、コンクリート駆体の接続端面に沿ってそれぞれ埋設される取付け金具に、伸縮可能な帯状のゴム状弾性体の幅方向側縁部を加硫接着によりそれぞれ固定し、前記ゴム状弾性体の長手方向の端末接続部を接続手段を介して連結し、前記接続手段が、ゴム状弾性体の長手方向の端末接続部に磁性金属板をそれぞれ突出させ、金属板相互を磁力により連結したことを要旨とするものである。
【0006】
このように、コンクリート駆体間の接続と、ゴム状弾性体の長手方向の端末部の接続を簡単に、しかも短時間に行うことが出来、またゴム状弾性体と取付け金具とは、接続手段を介して一体化した構造であるので、施工管理や締結部材等が必要なくなり、施工費用を低減させることが出来るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づきこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明を実施したコンクリート駆体10a,10bから成る暗渠の接続部における一部斜視図を示し、前記暗渠10a,10bの接続部は、図2の参考図に示すように、コンクリート駆体10a,10bの接続端面に沿ってそれぞれ埋設される所定の長さの取付け金具11a,11bに、予め伸縮可能な帯状のゴム状弾性体12の幅方向側縁部12a,12bを加硫接着によりそれぞれ一体的に固定する。
【0008】
そして、前記ゴム状弾性体12の長手方向の端末接続部12cは、接続手段13を介して着脱可能または固定により連結させるように構成しても良い。
前記接続手段13としては、図3の参考図に示すようにゴム状弾性体12の長手方向の端末接続部12cに嵌合可能な凹凸部14a,14bを形成したり、また図4に示すこの発明の実施形態では、ゴム状弾性体12の長手方向の端末接続部12cに金属板15a,15bをそれぞれ突出させ、金属板15a,15bを溶接により溶着し、更に磁性金属板をそれぞれ突出させ、金属板相互を磁力により連結して構造することも可能である。
【0009】
また、ゴム状弾性体12に熱可塑性材料を用いることにより、加熱により端末接続部12c同志を溶着させて連結させても良い。
このように、ゴム状弾性体12の幅方向側縁部12a,12bと取付け金具11a,11bとは、加硫接着により予め一体的に形成して、取付け金具11a,11bをコンクリート駆体10a,10bのコンクリート打設時に埋設させて固定することで、従来のようにアンカーボルトや押さえ金具,ナット等が不要となり、部品点数を少なく出来ると共に、コンクリート駆体10a,10b間のシール性も良好で、また取付け金具11a,11bは、コンクリート型枠と同等の効果を得るので、施工作業も効率良く行うことが出来る。
【0010】
また、ゴム状弾性体12の長手方向の端末接続部12c及び取付け金具11a,11bの長手方向の端末接続は、上記のように接続手段13を用いたり、溶接等により接続することにより、エンドレス接続作業を簡易に行うことが出来るものである。
なお、上記の実施形態は、暗渠の接続部の構造について説明したが、放水路等の上部を開放させた開渠の継手構造に適用することも勿論可能であり、また同様の効果を奏することが出来る。
【0011】
【発明の効果】
この発明は上記のように構成したので、以下のような優れた効果を奏するものである。(a).ゴム状弾性体の幅方向側縁部と取付け金具とは、加硫接着により予め一体的に形成するので、従来のようなアンカーボルトや押さえ金具,ナット等が不要となり、部品点数を少なく出来、コストの低減を図ることが出来る。
(b).施工工数の低減と止水管理等が減り、施工費用を大幅に低減させることが出来る。
(c).現場における施工作業が少ないので施工作業を短時間で効率良く行うことが出来る。(d).コンクリート駆体間の取付け間隙も狭くてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したコンクリート駆体から成る暗渠の接続部における一部斜視図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】ゴム状弾性体の長手方向の接続部の断面図である。
【図4】ゴム状弾性体の長手方向の接続部の断面図である。
【図5】従来のコンクリート駆体の接続部の断面図である。
【符号の説明】
10a,10b コンクリート駆体
11a,11b 取付け金具
12 ゴム状弾性体
12a,12b ゴム状弾性体の幅方向側縁部
12c ゴム状弾性体の長手方向の端末接続部
13 接続手段
14a,14b 接続手段の凹凸部
15a,15b 金属板
Claims (2)
- コンクリート駆体の接続端面に沿ってそれぞれ埋設される取付け金具に、伸縮可能な帯状のゴム状弾性体の幅方向側縁部を加硫接着によりそれぞれ固定し、前記ゴム状弾性体の長手方向の端末接続部を接続手段を介して連結し、前記接続手段が、ゴム状弾性体の長手方向の端末接続部に金属板をそれぞれ突出させ、金属板を溶接により溶着したことを特徴とする開渠の継手構造。
- コンクリート駆体の接続端面に沿ってそれぞれ埋設される取付け金具に、伸縮可能な帯状のゴム状弾性体の幅方向側縁部を加硫接着によりそれぞれ固定し、前記ゴム状弾性体の長手方向の端末接続部を接続手段を介して連結し、前記接続手段が、ゴム状弾性体の長手方向の端末接続部に磁性金属板をそれぞれ突出させ、金属板相互を磁力により連結したことを特徴とする開渠の継手構造。
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JP28338797A JP3848760B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 暗渠または開渠の継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP28338797A JP3848760B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 暗渠または開渠の継手構造 |
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JPH11117371A JPH11117371A (ja) | 1999-04-27 |
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Family Applications (1)
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JP28338797A Expired - Fee Related JP3848760B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 暗渠または開渠の継手構造 |
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JP (1) | JP3848760B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28338797A patent/JP3848760B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11117371A (ja) | 1999-04-27 |
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