JP3847942B2 - ケーブル、鞘管の懸架用管 - Google Patents

ケーブル、鞘管の懸架用管 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地盤に埋設される上下水道用等の管路内に通信、電力用のケーブルまたは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管を懸架して敷設するケーブル、鞘管の懸架用管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地盤に埋設される上下水道用等の管路内に光ファイバーケーブルを懸架する場合、図19に示すように予め管壁1aにボルト51を埋設しておき、光ファイバーケーブル52をサドル53により受けて該サドル53に設けられた穴にボルト51を挿通してナット54を該ボルト51に螺合締着して懸架していた。
【0003】
また、小径管では作業員の代わりに管内を走行作業するロボットが採用されており、図20(a)に示すようにロボットがドリルにより管壁1aに下穴1bを開けた後、光ファイバーケーブル52をL字型のアンカー61により受けて該アンカー61の本体に対してスライド可能なプランジャーピン62を下穴1bの底面に突き当ててアンカー61本体を下穴1b内に挿入する(図20(b)参照)。
【0004】
プランジャーピン62とアンカー61本体との間には接着剤63が収納されており、プランジャーピン62がスライドしてアンカー61本体に収容される際に接着剤63がプランジャーピン62に押されて該プランジャーピン62に沿って溢れ出し、アンカー61本体の外周部と下穴1bの壁面との間に浸透して該アンカー61と管壁1aとを接着固定する(図20(c)参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来例において、図19に示したようにサドル53を用いて光ファイバーケーブル52を支持し、管壁1aに予め埋設されたボルト51にナット54を螺合締着して懸架する場合、サドル53とナット54とが別体であるためサドル53を支持した状態でナット54をボルト51に螺合締着する必要があるため取付作業性が悪く、作業員が入れる大径管では取付作業が出来るが小径管ではロボットによるナット54の螺合作業が困難となるため複雑な機構をロボットに装備しなければならずコストアップの原因となる上、取付作業に時間がかかるという問題がある。
【0006】
また、図20に示したようにプランジャーピン62をスライド可能に内蔵したアンカー61を用いて光ファイバーケーブル52を支持する場合には小径管でもロボットにより作業が出来るもののアンカー61自体の構成が比較的複雑であり、該アンカー61の定着部の定着をより確実にしなければならないという問題がある。
【0007】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、大径管で作業員が取り付ける場合でも作業性が良く、小径管でもロボットにより容易に作業が出来、構造が簡単で部品コストも低減出来るケーブル、鞘管の懸架用管を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管は、地盤に埋設される上下水道用等の管路内に通信、電力用のケーブルまたは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管を懸架して敷設するケーブル、鞘管の懸架用管において、前記ケーブルまたは鞘管を懸架するフックに設けられた係合部と係合し得るインサートを管壁内に埋設したことを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、ケーブルまたは鞘管を懸架するフックに設けられた係合部と係合し得るインサートを管壁内に埋設したことで、管壁内に埋設したインサートにフックの係合部を係合させるだけで、該フックを管壁に容易に取り付けることが出来る。
【0010】
また、前記インサートの外側端部に鍔部を設け、該鍔部を管の外壁面に設けた当接部に当接係止した場合には、インサートが管壁に対して強固に支持され、ケーブル或いは鞘管の重量が大きい場合でも安定して支持出来る。
【0011】
また、前記管壁の前記インサートを埋設する位置に該管壁の肉厚を大きくするための補強部材を設けた場合には、管壁が薄い場合でもインサートが管壁に対して強固に支持され、ケーブル或いは鞘管の重量が大きい場合でも安定して支持出来る。
【0012】
また、前記補強部材を前記管壁または該管壁に埋設されたインサートに対して螺合締着可能で、且つ前記フックに設けられた係合部と係合し得るボルト部材により構成した場合には、補強部材となるボルト部材の取付が容易に出来る。
【0013】
また、前記フックに設けられた係合部がボルトで、且つ前記インサートが該ボルトに螺合し得るナットで構成した場合には、ボルトとナットの螺合締着によりフックをインサートに対して容易に取り付けることが出来る。
【0014】
また、前記インサートが前記フックに設けられた係合部を挿入することにより拡張して前記管壁に係止される場合には、管壁に対するインサートの係止がフックの挿入動作によりワンタッチで出来るので取付作業性が良い。
【0015】
また、前記フックがリング形状の懸架部を有する場合には該リング形状の懸架部にケーブルや鞘管を確実且つ容易に懸架することが出来る。
【0016】
また、前記フックをリング形状の懸架部を有するIボルトで構成した場合にはフックの構成が簡単で市販されたものを使用することが出来、部品コストを低減することが出来る。
【0017】
また、前記フックのリング形状の懸架部を開閉可能に構成した場合には、懸架部を開放してケーブルや鞘管をフックに容易に懸架することが出来、懸架後は懸架部を閉鎖してケーブルや鞘管をフックに確実に支持させることが出来る。
【0018】
また、前記フックは平板形状または棒状の懸架部を有する場合でも良く、更には前記平板形状の懸架部を管内壁面近傍位置に収納可能に構成した場合にはケーブルや鞘管を懸架しない時には該平板形状の懸架部を管内壁面近傍位置に収納しておくことで管路を流通する雨水等の流れを妨げることがなく、必要に応じてケーブルや鞘管を懸架する時に該平板形状の懸架部を管内壁面近傍位置から管内部側に突出させてケーブルや鞘管を懸架部に懸架することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の一実施形態を具体的に説明する。図1(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第1実施形態の構成を示す図、図2(a)〜(c)は第1実施形態の要部の構成を示す図、図3は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第2実施形態の構成を示す図、図4(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第3実施形態の構成を示す図、図5(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第4実施形態の構成を示す図、図6(a)〜(c)は第4実施形態の要部の構成を示す図、図7(a),(b)及び図8(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第5実施形態の構成を示す図、図9(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第6実施形態の構成を示す図、図10(a),(b)は第6実施形態の要部の構成を示す図、図11(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第7実施形態の構成を示す図、図12(a),(b)は第7実施形態の要部の構成を示す図、図13(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第8実施形態の構成を示す図、図14(a),(b)は第8実施形態の要部の構成を示す図、図15(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第9実施形態の構成を示す図、図16(a),(b)は第9実施形態の要部の構成を示す図、図17(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第10実施形態の構成を示す図、図18(a),(b)は第10実施形態の要部の構成を示す図である。
【0020】
先ず、図1及び図2を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第1実施形態の構成について説明する。図1(a),(b)において、1はヒューム管、硬質塩化ビニル管、FRP(繊維補強パイプ)、鋼管等で構成され、地盤に埋設されて上下水道用等の管路を構成するケーブル、鞘管の懸架用管であり、以下に示す各図では丸管で構成された場合の一例を示すが、他の形状として断面楕円形状管や長円形状管、或いは角管で構成されるケーブル、鞘管の懸架用管に適用することも可能である。
【0021】
管1内には通信用の光ファイバーケーブルや電力用のケーブル或いは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管等をフック2により懸架して敷設し得るようになっている。
【0022】
図示しないケーブルまたは鞘管を懸架するフック2の一端部には図2(c)に示すように係合部2aが設けられており、一方、管1の管壁1a内にはフック2に設けられた係合部2aと係合し得るインサート3が埋設されている。
【0023】
係合部2aとインサート3との係合手段は種々のものが適用出来るが、例えば、フック2と係合部2aとをリング形状の懸架部を有するIボルトで、且つインサート3を該Iボルトを螺合締着可能なナットで構成することが出来る。
【0024】
図2(a)〜(c)に示すように、管壁1aの厚さに対応する長さを有するインサート3の両側部に夫々ネジ溝3a,3bが形成されており、管壁1aの内部側に配置されたネジ溝3aにフック2のIボルトが螺合締着されるようになっている。
【0025】
また、管1がコンクリート管で構成された場合には、インサート3のネジ溝3bに管1の製造時に型枠側に設けられたボルトを螺合締着して管1の型枠とインサート3とを固定し、管1の成形時にインサート3が一体的に管壁1a内部に埋設されるようになっている。
【0026】
インサート3の外周面には軸方向に配置されたリブと軸と直交する方向に配置されたフシとからなる突起3cが形成されており、該突起3cが管壁1aに食い込むことによりインサート3が管壁1aに対して強固に係止されて固定されている。
【0027】
また、管1が鋼管の場合には、管壁1aに該管壁1aを貫通するネジ溝を形成すると共にインサート3の外周部に前記管壁1aに設けたネジ溝に螺合し得るネジ山を形成することでも良い。
【0028】
また、Iボルトからなるフック2のインサート3の端部に対応する位置には鍔部2bが設けられており、フック2をインサート3に螺合締着した際に鍔部2bがインサート3の端部及び管壁1aの内壁面1bに当接してフック2の位置を規定すると共にフック2とインサート3及び管壁1aとが強固に接合される。
【0029】
上記構成において、管1内に通信、電力用のケーブルまたは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管を懸架して敷設する場合には、予め工場等で管1を成形する際にインサート3が管壁1aに埋設された管1を各インサート3の位置が略連続的な配置位置になるように連接して敷設した後、フック2をインサート3に螺合締着して固定し、該フック2に通信、電力用のケーブルまたは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管を挿通して懸架して敷設する。
【0030】
管1が大径管である場合には作業員が管1内に入ってフック2をインサート3に螺合締着して前記ケーブルや鞘管を挿通懸架することも出来るが、管1が小径管である場合には作業員の代わりに管1内を走行作業するロボットによりフック2をインサート3に螺合締着して前記ケーブルや鞘管を挿通懸架することが容易に出来る。
【0031】
また、鞘管をフック2に懸架した状態でケーブルを空気送りで該鞘管に挿通させることが容易に出来るものである。
【0032】
上記構成によれば、ケーブルまたは鞘管を懸架するフック2に設けられた係合部と係合し得るインサート3を管壁1a内に埋設したことで、管壁1a内に埋設したインサート3にフック2の係合部を係合させるだけで、該フック2を管壁1aに容易に取り付けることが出来る。
【0033】
また、フック2に設けられた係合部がボルトで、且つインサート3が該ボルトに螺合し得るナットで構成した場合には、ボルトとナットの螺合締着によりフック2をインサート3に対して容易に取り付けることが出来る。
【0034】
また、フック2をリング形状の懸架部を有するIボルトで構成した場合にはフック2の構成が簡単で市販されたものを使用することが出来、部品コストを低減することが出来る。
【0035】
次に図3を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0036】
前記第1実施形態ではフック2をリング状の閉じた懸架部により構成したが、本実施形態では通信、電力用のケーブルまたは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管の懸架作業を容易にするために前記フック2のリング状の懸架部の一部を開閉可能に構成したものである。
【0037】
図3において、フック2のリング状の懸架部の一部が開口され、軸2cを中心に回動可能な蓋部材2dが図示しない付勢部材により図3の矢印a方向に常時付勢されて設けられ、該蓋部材2dはフック2の端部2fに係止されて図3の状態で保持されている。
【0038】
そして、フック2に通信、電力用のケーブルまたは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管を懸架する際には、フック2のリング状の懸架部の開口部から蓋部材2dを軸2cを中心に図3の矢印aと反対方向に押し回して前記ケーブルまたは鞘管をフック2に懸架し、蓋部材2dが軸2cを中心に図3の矢印a方向に回動して該蓋部材2dがフック2の端部2fに係止されて図3の状態で保持される。
【0039】
上記構成によれば、フック2のリング形状の懸架部を開閉可能に構成したことで懸架部を開放してケーブルや鞘管をフック2に容易に懸架することが出来、前記第1実施形態の懸架作業ではフック2にケーブルや鞘管を挿通する必要があったが、本実施形態ではフック2の開口部からケーブルや鞘管を嵌め込むだけで懸架することが出来るので作業性が向上し、懸架後はフック2の懸架部を閉鎖してケーブルや鞘管をフック2に確実に支持させることが出来る。
【0040】
尚、前記実施形態では蓋部材2dが軸2cを中心に回動してリング形状の懸架部となるフック2が開閉するように構成したが、他の構成としてフック2の一部が該フック2に沿ってスライドして伸縮することでリング形状の懸架部となるフック2が開閉するように構成することも出来、他の種々の開閉部の構成が考えられる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0041】
次に図4を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第3実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0042】
本実施形態ではフック2が平板形状または棒状の懸架部を有する構成の場合であって図4には平板形状の懸架部の一例を示す。図4(a),(b)に示すフック2は管壁1aの内壁面1bに当接して配置される平板2gと、通信、電力用のケーブルまたは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管を懸架するための平板2hとが溶接等により固着されており、平板2gが皿ボルト2iにより管壁1aに埋設されたインサート3のネジ溝3aに螺合締着されて固定されている。尚、平板2hには皿ボルト2iが通過し得る貫通穴2jが形成されている。本実施形態では前記平板2g,2hは夫々剛性を有する材質で構成されている。
【0043】
尚、前記平板2hの代わりに鉄筋等の棒状の懸架部を皿ボルト2iがインサート3のネジ溝3aに螺合される際に進行する経路を避けた位置に配置して平板2gに溶接等により固着することでも良い。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され同様な効果を得ることが出来る。
【0044】
次に図5及び図6を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第4実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0045】
本実施形態では、インサート3の外側端部に鍔部3dを設け、該鍔部3dを管1の外壁面1cに設けた凹部当接部1dに当接係止したものである。上記構成によれば、インサート3が管壁1aに対して更に強固に支持され、ケーブル或いは鞘管の重量が大きい場合でも安定して支持出来る。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0046】
次に図7及び図8を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第5実施形態の構成について説明する。尚、前記第1、第3実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0047】
本実施形態では図4に示して前述した第3実施形態の平板2hを弾性を有する板バネ2kで構成し、該板バネ2kを管1の内壁面1bの近傍位置に収納可能に構成したものである。
【0048】
板バネ2kと平板2gとはピン2lにより連結接合されており、板バネ2kには前記第3実施形態と同様に皿ボルト2iが通過し得る貫通穴2jが形成されている。そして、平板2gが皿ボルト2iにより管壁1aに埋設されたインサート3のネジ溝3aに螺合締着されて固定されている。
【0049】
通信、電力用のケーブルまたは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管をフック2に懸架する場合には図7(a),(b)に示すように管1の内壁面1bの近傍位置に収納された板バネ2kをその弾性力に抗して図8(a),(b)に示すように反り返し、平板2gと板バネ2kとの間に設けられた懸架部に前記ケーブルまたは鞘管を挿通して懸架することが出来る。
【0050】
また、ケーブルや鞘管を懸架しない時には図8(a),(b)に示すように管1の内壁面1bから管1の内部側に突出した状態にある板バネ2kをその弾性力に抗して図7(a),(b)に示すように反り返し、該板バネ2kを管1の内壁面1bの近傍位置に収納しておくことで管路を流通する雨水等の流れを妨げることがなく、必要に応じて前述のようにケーブルや鞘管を懸架する時に板バネ2kを管1の内壁面1bの近傍位置から管1の内部側に突出させてケーブルや鞘管を懸架部となる板バネ2kに懸架することが出来る。
【0051】
他の構成は前記第1、第3実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0052】
次に図9及び図10を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第6実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
本実施形態では、図9(a),(b)及び図10(a),(b)に示すように、管1の管壁1aの肉厚が薄い場合に管壁1aのインサート3を埋設する位置に該管壁1aの肉厚を大きくするための補強部材4を設けたものである。
【0054】
本実施形態の補強部材4は管1がヒューム管である場合にはモルタル等を適量接着補強して構成され、管1が硬質塩化ビニル管等の樹脂系の管である場合にはエポキシ樹脂等の接着剤で硬質塩化ビニル材等からなる補強部材4を接着して接合し、管1が鋼管である場合には溶接等により鋼材からなる補強部材4を固着し、補強部材4と管壁1aにネジ溝を形成すると共にインサート3の外周部に前記ネジ溝に螺合し得るネジ山を形成しておく。
【0055】
上記構成によれば、管1の管壁1aが薄い場合でもインサート3が管壁1aに対して強固に支持され、ケーブル或いは鞘管の重量が大きい場合でも安定して支持出来る。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0056】
次に図11及び図12を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第7実施形態の構成について説明する。尚、前記第1、第6実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】
本実施形態では管1の管壁1aの肉厚を大きくするための補強部材とフック2に設けられた係合部2aと係合し得るインサートとをボルト部材5が兼ねており、該ボルト部材5を管1の管壁1aに埋設された外側インサート6に対して該管1の外側から螺合して着脱可能に設けたものである。
【0058】
外側インサート6の内部には該外側インサート6を貫通するネジ溝6aが形成されており、管1がヒューム管や硬質塩化ビニル管、或いはFRPで構成された場合には、該管1の製造時に型枠側に設けられたボルトを該ネジ溝6aに螺合締着して管1の型枠と外側インサート6とを固定し、管1の成形時に外側インサート6が一体的に管壁1a内部に埋設されるようになっている。
【0059】
外側インサート6の外周面には軸方向に配置されたリブと軸と直交する方向に配置されたフシとからなる突起6bが形成されており、該突起6bが管壁1aに食い込むことにより外側インサート6が管壁1aに対して強固に係止されて固定されている。
【0060】
ボルト部材5の一端部には外側インサート6のネジ溝6aに螺合し得るボルト部からなるインサート3が設けられており、該インサート3の内部に形成されたネジ溝3aにフック2のボルトからなる係合部2aが螺合締着して固定されるようになっている。
【0061】
上記構成において、フック2を管1の管壁1aに取り付ける場合には、先ず、工場や現場等でボルト部材5のインサート3となるボルト部の外周にゴムパッキン7及びワッシャー8を挿通して予め管1の管壁1aに埋設された外側インサート6のネジ溝6aに管1の外側から該ボルト部を螺合締着して固定した後、管1を連接配置してインサート3のネジ溝3aにフック2のボルトからなる係合部2aを螺合締着して固定する。
【0062】
上記構成により、補強部材を兼ねるボルト部材5を外側インサート6に螺合締着する作業だけで管1の管壁1aの肉厚を大きくして補強することが出来、前記第6実施形態と比較して補強部材の取付け作業が容易である。他の構成は前記第1、第6実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0063】
次に図13及び図14を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第8実施形態の構成について説明する。尚、前記第1、第7実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0064】
本実施形態では、管1が硬質塩化ビニル管や鋼管の場合で、前記第7実施形態の外側インサート6を省略し、管1の管壁1a自体に該管壁1aを貫通するネジ溝1fを形成したものである。
【0065】
上記構成において、フック2を管1の管壁1aに取り付ける場合には、先ず、工場や現場等でボルト部材5のインサート3となるボルト部の外周にゴムパッキン7及びワッシャー8を挿通して予め管1の管壁1aに形成されたネジ溝1fに管1の外側から該ボルト部を螺合締着して固定した後、管1を連接配置してインサート3のネジ溝3aにフック2のボルトからなる係合部2aを螺合締着して固定する。
【0066】
上記構成により、補強部材を兼ねるボルト部材5を管壁1aのネジ溝1fに螺合締着する作業だけで管1の管壁1aの肉厚を大きくして補強することが出来、前記第6実施形態と比較して外側インサート6を省略して部品点数を削減することが出来るため部品コスト及び組み付け工数を低減することが出来、コストダウンを図ることが出来る。他の構成は前記第1、第7実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0067】
次に図15及び図16を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第9実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0068】
本実施形態では、管1の管壁1aに貫通穴1gが形成されており、該貫通穴1gにインサート3が挿入されて埋設されている。フック2の係合部2aの外周面は平坦面で構成されており、該係合部2aをインサート3の内部に設けられた貫通穴3fに挿通して嵌入した際にインサート3が拡張して管壁1aに係止されるようになっている。
【0069】
前記インサート3は管壁1aの内壁面1b側の端部が円筒状に一体的に構成され、外壁面1c側の端部が複数の片3dに分割して構成されており、分割された複数の片3dの内面には管1の径方向外側に向かって高くなるように形成されたテーパー面3eが形成されている。
【0070】
また、貫通穴1gの管1の径方向外側の一部でインサート3の複数の片3dに対応する位置には管1の径方向外側に向かって拡張されたテーパー面1hが形成されている。
【0071】
上記構成において、フック2を管1の管壁1aに取り付ける場合には、先ず、工場や現場等で予め管1の管壁1aに設けた貫通穴1gに管1の外側からインサート3を挿入して嵌入し、フック2の係合部2aをインサート3の貫通穴3fに挿入して嵌入する。
【0072】
この時、フック2の係合部2aが片3dのテーパー面3eに当接摺動して該片3dが拡張し、該片3dの裏面が貫通穴1gのテーパー面1hに圧接して係止され、固定される。
【0073】
上記構成によれば、フック2をインサート3内に押し込むだけでワンタッチで固定できるので取付作業性が向上する。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
【0074】
次に図17及び図18を用いて本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第10実施形態の構成について説明する。尚、前記第1、第9実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0075】
本実施形態では前記第9実施形態と同様に管1の管壁1aに貫通穴1gが形成されており、該貫通穴1gの管1の外壁面1cには凹部当接部1dが形成されている。また、前記第9実施形態と同様にインサート3の分割された複数の片3dの外側端部で前記管1の外壁面1cに形成した凹部当接部1dに対応する位置には夫々鍔部3gが設けられている。
【0076】
上記構成において、フック2を管1の管壁1aに取り付ける場合には、先ず、工場や現場等で予め管1の管壁1aに設けた貫通穴1gに管1の外側からインサート3を該インサート3の片3dに設けた鍔部3gが凹部当接部1dに当接して係止されるまで挿入して嵌入し、フック2の係合部2aをインサート3の貫通穴3fに挿入して嵌入する。
【0077】
この時、フック2の係合部2aが片3dのテーパー面3eに当接摺動して該片3dが拡張し、該片3dの裏面が貫通穴1gの側壁に圧接すると共に鍔部3gが凹部当接部1dの側壁に圧接して係止され、固定される。
【0078】
上記構成によれば、フック2をインサート3内に押し込むだけでワンタッチで固定できるので取付作業性が向上すると共にインサート3を管1の貫通穴1gに挿入する際に該インサート3の片3dに設けた鍔部3gが管1の外壁面1cに設けた凹部当接部1dに当接係合されて該インサート3の挿入位置が規制され、インサート3を安定した位置に挿入することが出来る。
【0079】
他の構成は前記第1、第9実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
【0080】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、大径管で作業員が取り付ける場合でも作業性が良く、小径管でもロボットにより容易に作業が出来、構造が簡単で部品コストも低減出来るケーブル、鞘管の懸架用管を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第1実施形態の構成を示す図である。
【図2】(a)〜(c)は第1実施形態の要部の構成を示す図である。
【図3】本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第2実施形態の構成を示す図である。
【図4】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第3実施形態の構成を示す図である。
【図5】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第4実施形態の構成を示す図である。
【図6】(a)〜(c)は第4実施形態の要部の構成を示す図である。
【図7】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第5実施形態の構成を示す図である。
【図8】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第5実施形態の構成を示す図である。
【図9】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第6実施形態の構成を示す図である。
【図10】(a),(b)は第6実施形態の要部の構成を示す図である。
【図11】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第7実施形態の構成を示す図である。
【図12】(a),(b)は第7実施形態の要部の構成を示す図である。
【図13】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第8実施形態の構成を示す図である。
【図14】(a),(b)は第8実施形態の要部の構成を示す図である。
【図15】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第9実施形態の構成を示す図である。
【図16】(a),(b)は第9実施形態の要部の構成を示す図である。
【図17】(a),(b)は本発明に係るケーブル、鞘管の懸架用管の第10実施形態の構成を示す図である。
【図18】(a),(b)は第10実施形態の要部の構成を示す図である。
【図19】従来例を説明する図である。
【図20】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…管
1a…管壁
1b…内壁面
1c…外壁面
1d…凹部当接部
1f…ネジ溝
1g…貫通穴
1h…テーパー面
2…フック
2a…係合部
2b…鍔部
2c…軸
2d…蓋部材
2f…端部
2g,2h…平板
2i…皿ボルト
2j…貫通穴
2k…板バネ
2l…ピン
3…インサート
3a,3b…ネジ溝
3c…突起
3d…片
3e…テーパー面
3f…貫通穴
3g…鍔部
4…補強部材
5…ボルト部材
6…外側インサート
6a…ネジ溝
6b…突起
7…ゴムパッキン
8…ワッシャー

Claims (11)

  1. 地盤に埋設される上下水道用等の管路内に通信、電力用のケーブルまたは該通信、電力用のケーブルを収納する鞘管を懸架して敷設するケーブル、鞘管の懸架用管において、
    前記ケーブルまたは鞘管を懸架するフックに設けられた係合部と係合し得るインサートを管壁内に埋設したことを特徴とするケーブル、鞘管の懸架用管。
  2. 前記インサートの外側端部に鍔部を設け、該鍔部を管の外壁面に設けた当接部に当接係止したことを特徴とする請求項1に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
  3. 前記管壁の前記インサートを埋設する位置に該管壁の肉厚を大きくするための補強部材を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
  4. 前記補強部材は前記管壁または該管壁に埋設されたインサートに対して螺合締着可能で、且つ前記フックに設けられた係合部と係合し得るボルト部材により構成したことを特徴とする請求項3に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
  5. 前記フックに設けられた係合部はボルトであり、前記インサートは該ボルトに螺合し得るナットで構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
  6. 前記インサートは前記フックに設けられた係合部を挿入することにより拡張して前記管壁に係止されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
  7. 前記フックはリング形状の懸架部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
  8. 前記フックはリング形状の懸架部を有するIボルトで構成したことを特徴とする請求項7に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
  9. 前記フックのリング形状の懸架部を開閉可能に構成したことを特徴とする請求項7または請求項8に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
  10. 前記フックは平板形状または棒状の懸架部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
  11. 前記平板形状の懸架部は管内壁面近傍位置に収納可能に構成したことを特徴とする請求項10に記載のケーブル、鞘管の懸架用管。
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