JP3847927B2 - 発光管及びそれを用いた光源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発光管及びそれを用いた光源装置に関し、発光部からの光束の有効利用を図った、例えば液晶プロジェクターやオーバーヘッドプロジェクター等の照明装置や投影装置等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より液晶プロジェクター等の光源装置はメタルハライドランプや高圧水銀ランプ等の発光管が用いられている。
【0003】
図16は従来の液晶プロジェクターに用いられている発光管の要部概略図である。同図において210は発光管である。202はアーク棒であり、2つのアーク棒202の間隔の中心が発光中心202aとなっている。210aは球体部であり、210cは球体部210a外壁210dのの球心である。球心210cに発光中心202aが位置するようにしている。210bは球体部210aの内壁である。
【0004】
同図において発光中心202aから放射した光束は内壁210bを介し、球体部210aより射出している。このとき発光管210から射出する光束の配光角度は図15に示すように広く、かつ発光管210の矢印203に示す長手方向に対して垂直な方向に約50度の対称な配光分布を持っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図16に示すように対称な配光特性を有する発光管210を、図17に示すように集光反射鏡として、例えば楕円鏡211と組み合わせて使用する場合、発光管210から発せられる光をなるべく多く用いるようとすると、楕円鏡211の形状は同図に示すように、楕円211の第1焦点F1の小さいものを組み合わせなければならない。その結果、結像倍率の大きい楕円鏡となってしまい、照明光の入射開口が小さく、小さな光源像を必要とする場合には照明効率を向上させるのが難しいという問題点があった。
【0006】
特に、発光管210の長手方向に対して垂直な方向に対して50度以上の光は、発光管210の内壁で全反射を繰り返し発光管の端面から射出されてしまう。つまり、発光管の長手方向に対して垂直な方向に50度以上の光は、楕円鏡211の反射面に射出されないので無駄な光となってしまう。
【0007】
又、図16に示すように対称な配光特性を有する発光管210を図18に示すように集光反射鏡として、例えば、放物面鏡212と組み合わせて使用する場合、発光管から発せられる光を、なるべく多く用いるようとすると、放物面鏡の形状は同図に示すように、放物面鏡212の焦点Fの短いものを組み合わせなければならない。その結果として放物面鏡212から反射される光の平行度が悪くなるという問題があった。
【0008】
特に、放物面鏡212の光軸Aの近くの反射面では、発光中心202aを見込む角度が大きくなり、射出される光束の平行度が悪化するという問題点があった。特に図16の楕円鏡の場合と同様に、発光管210の長手方向に対して垂直な方向に対して50度以上の光は、発光管210の内壁で全反射を繰り返し発光管の端面から射出されてしまう。つまり、発光管の長手方向に対して垂直な方向に50度以上の光は、放物面鏡212の反射面に射出されないので無駄な光となってしまう。
【0009】
本発明は、発光管を構成する球体部の形状や球体部と発光中心との位置関係等を適切に設定することにより発光管から放射される光束の利用効率を高めた各種のプロジェクターに好適な発光管及びそれを用いた光源装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の発光管は、透明な材質より成る球体部の外壁の中心又はその近傍を含み、該球体部の内壁で囲まれた空間内に発光部の発光中心が位置し、該発光部からの光束を該球体部を介して所定方向に放射する発光管において、該外壁の中心と該内壁の中心、そして発光中心のうちの少なくとも2つの中心は互いにずれて構成されており、該球体部の外壁の曲率半径に比べて内壁の曲率半径の方が大きいことを特徴としている。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記球体部は前記発光部からの光束を偏向させる偏向作用を有していることを特徴としている。
【0012】
請求項3の発明の発光管は、透明な材質より成る球体部の外壁の中心又はその近傍を含み、該球体部の内壁で囲まれた空間内に発光部の発光中心が位置し、該発光部からの光束を該球体部を介して所定方向に放射する発光管において、該球体部の外壁と内壁の曲率半径を各々Ra,Rb、該発光中心から内壁までの距離をD2、該発光管を保持する棒状部の半径をD3としたとき
D2<Rb
1.5×D3<Ra
なる条件を満足し、該球体部の外壁の中心と該球体部の内壁の中心、そして発光中心のうちの少なくとも2つの中心は互いにずれて構成されていることを特徴としている。
【0013】
請求項4の発明の光源装置は、請求項1から3のいずれか1項記載の発光管から放射された光束を反射させて所定方向に導光する反射鏡を有していることを特徴としている。
【0014】
請求項5の発明の光源装置は、請求項1から3のいずれか1項記載の発光管から放射された光束を反射させて所定方向に導光する回転対称な反射面から成る回転反射鏡を有していることを特徴としている。
【0015】
請求項6の発明の光源装置は、請求項1から3のいずれか1項記載の発光管から放射された光束を反射させて所定方向に導光する断面が円錐曲線で表せられる回転反射鏡を有していることを特徴としている。
【0016】
請求項7の発明は、請求項5又は6の発明において、前記回転対称な反射鏡の第1焦点と該発光管の発光中心の虚像を一致させるよう該回転反射鏡を配置したことを特徴としている。
【0017】
請求項8の発明は、請求項5、6又7の発明において、前記円錐曲線の第2焦点は回転反射鏡の回転軸上に位置することを特徴としている。
【0018】
請求項9の発明の照明装置は、請求項4から8のいずれか1項記載の光源装置からの光束で被照射面を照明していることを特徴としている。
【0019】
請求項10の発明の撮影装置は、請求項4から8のいずれか1項記載の光源装置からの光束で照明した投影物体を所定面上に投影していることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の発光管の実施形態1の要部断面図である。同図において1は発光管である。2はアーク棒であり、2つのアーク棒2で挟まれる間隔(発光部)の中心が発光中心2aとなっている。発光管1の球体部1aの外壁の中心1cに対して発光中心2aが発光管1の矢印ASで示す中心軸となる長手方向(アーク棒2方向で照明装置に用いるときは光学系の光軸方向)にずれるように構成している。球体部1aの外壁1dの中心1cと内壁1bの中心は略一致している。
【0023】
本実施形態では以上のような構成により発光管1から放射される光束の配光分布を偏らせている。同図では基準軸AXに対して、一方が32°、他方が69°の配光分布となっている。
【0024】
尚、本実施形態では球体部1aの外壁1dの中心1cと内壁1bの中心、そして発光中心2aのうち、少なくとも2つの中心が互いにずれていれば良く、その組み合わせは任意である。
【0025】
図2は本発明の発光管の実施形態2の要部概略図である。本実施形態の発光管3は2つアーク棒2の間隔の中心(発光中心)2aおよび発光管3の内壁3bが、発光管3の球体部3aの外壁3dの中心3cに対し発光管3の矢印ASで示す長手方向にずれて配置されている。発光中心2aは内壁3bの略中心に位置している。
【0026】
発光中心2aおよび発光管3の内壁3bを球体部3aの外壁3dの中心3cよりずらして配置することにより、発光管3より放射される光束の配光分布をさらに偏らせている。
【0027】
図3は本発明の発光管の実施形態3の要部概略図である。本実施形態の発光管4は2つのアーク棒2の間隔の中心(発光中心)2aが、発光管4の球体部4aの外壁4dの中心4cに対し、発光管4の矢印ASで示す長手方向にずれて配置している。
【0028】
また、断面図における内壁4bの曲率半径を図1の内壁1bに比べて大きくし、球体部4aの外壁4dの曲率半径より大きくすることにより、内壁4bと球体部4aの外壁4dとで形成される部材(球体部4a)が集光効果をもつようにしている。つまり、球体部4aの内壁4bの内側はラグビーボウル状の空間を形成している。このように発光中心2aを球体部4aの外壁の中心4cからずらし、かつ球体部4aに集光効果をもたせることにより、発光部2aから放射した光束の集光性をより高め、配光分布を適切に偏らせている。
【0029】
尚、球体部4aの外壁の中心4cと内壁4bの中心は略一致している。本実施形態では基準軸AXに対して、一方が22°,他方が56°の配光分布となっている。
【0030】
図4は本発明の発光管の実施形態4の要部概略図である。本実施形態の発光管5は2つのアーク棒2の間隔の中心(発光中心)2aが、発光管5の球体部5aの外壁の中心5cに対し、発光管5の矢印ASで示す長手方向にずれて配置されている。また、断面図における内壁5bの曲率半径を図1の内壁1bに比べて大きくし、球体部5aの外壁5dの曲率半径より大きくすることにより、図3の実施形態3と同様に球体部5aに集光効果をもたせるとともに、内壁5bを球体部5aの外壁の中心5cに対してずらして形成している。
【0031】
つまり、球体部5aの内壁5bの内側は、ラグビーボウル状の空間が球体部の外壁5dの中心5cにたいしてずれて形成している。このように発光中心2aを球体部5aの外壁5dの中心5cからずらし、かつ球体部5aに集光効果をもたせることにより、発光中心2aから放射した光束の集光性を高め、さらに配光分布を偏らせている。
【0032】
尚、内壁5bの中心と発光中心2aとは略一致している。本実施形態では基準軸AXに対し、一方が13°,他方が69°の配光分布となっている。
【0033】
図5は本発明の発光管の実施形態5の要部概略図である。本実施形態の発光管6は2つのアーク棒2の間隔の中心(発光中心)2aを発光管6の球体部6aの外壁6dの中心6cと一致させている。そして発光管6の内壁6bを発光管6の球体部6aの外壁6dの中心6cに対し発光管6の矢印ASで示す長手方向にずれて配置している。
【0034】
このように発光管6の内壁6bをずらすだけで、発光管6から放射される光束の配光分布を偏らせている。本実施形態では基準軸AXに対し、一方が40°,他方が66°の配光分布となっている。
【0035】
図6は本発明の発光管を用いた光源装置の実施形態1の要部概略図である。本実施形態は図2に示す発光管3を従来公知の楕円鏡8の一部に適用した場合を示している。楕円鏡8の第1焦点F1又はその近傍発光管3の発光中心2aが位置するようにしている。又、発光管3の中心軸は光源装置の光軸と一致している。8f,8cは楕円鏡8の最外反射部と最内反射部である。発光管3の発光中心2aから放射した光束は、楕円鏡8の反射面で反射し、第2焦点F2に集光している。
【0036】
第2焦点F2に集光した光束は、その後拡がり、例えば照明装置を構成する光学系に入射して、被照射面を照明する光束として使用されている。楕円鏡8の反射面の最大径を80mm程度としたとき、第1焦点F1は端面8aより21mm、第2焦点F2は端面8aより109mmである。
【0037】
本実施形態では図17に示した従来の楕円鏡を用いた光源装置に対し、第1焦点F1の長い楕円鏡を用いることができるので集光効率を向上することができる。
【0038】
又、図17に示した従来の楕円鏡の第1焦点F1;14mm、第2焦点F2;109mmに対し、楕円鏡の近軸倍率を3分の2に小さくすることができ、結果として第2焦点位置F2における2次光源像の大きさを小さくすることができる。この結果、光束の利用効率を高めることができる等の特徴がある。
【0039】
図7は本発明の発光管を用いた光源装置の実施形態2の要部概略図である。本実施形態は図2に示す発光管3を従来公知の放物面鏡9の一部に適用した場合を示している。
【0040】
本実施形態では焦点距離の長い放物面鏡9を用いることによって、放物面鏡9で反射し射出する光束の平行度を良くしている。9f,9cは放物面鏡9の最外反射部と最内反射部である。放物面鏡9の反射面の最大径は80mm程度としたとき、焦点距離Fは端部9aより15mmである。
【0041】
本実施形態では図18に示した従来の放物面鏡の焦点F;7.5mmに対し放物面鏡の焦点距離を2倍に大きくすることができ、結果として放物面鏡で反射される光の平行度を2分の1に小さくすることができる。
【0042】
尚、図6,図7の光源装置で用いている反射鏡は球面や非球面、そして楕円鏡の放物面鏡に近似した微小平面の集合体であっても良い。
【0043】
図8は本発明の発光管の実施形態6の要部概略図である。同図において1は発光管、2はアーク棒であり、2つのアーク棒の間隔が発光し、その中心が発光中心2aとなっている。
【0044】
発光管1の球体部1aの外壁1dの中心1cと発光中心2aとは略一致している。1bは球体部1aの内壁である。球体部1aの外側(外壁)1dの面と内壁1bの面との曲率半径を適切に設定し、双方の面で形成される光学部材(ガラス体)1eに発光中心2aから放射される光束を集光する集光作用を持たせている。
【0045】
次に本実施形態の発光管1の具体的な形状について説明する。図8では発光管1の球体部1aの外径の面1dの曲率半径Raを4mm、内壁1bの面の曲率半径Rbが6mm、光学部材1eのガラス厚D1は2mm 、球体部1aの内壁1bと球体部1aの外壁の中心1cの距離D2は2mm、発光管1のガラスの材質の屈折率が1.5、2つのアーク棒2の間隔は1.4mm、棒状部2cの半径D3が1.25mmの場合を示している。
【0046】
球体部1aの外壁の中心1cは発光管の発光中心2aと一致している。内壁1bの曲率半径Rbを球体部1aの外壁の中心1cと内壁1bの間隔D2より大きくすることにより球体部1aのガラス体1eに集光効果をもたせている。球体部1aの内壁1bの内側はラグビーボウル状の空間が形成されている。図8の形状では発光管1の発光中心2aから発せられる放射角70度の光を放射角50度に集光している。
【0047】
このように、本発明の発光管1では発光中心2aから発せられる光のほとんどを50度以内に集光している。このとき発光管1のみかけの発光中心は点2bに移動し、点2bに発光中心2aの虚像ができている。
【0048】
本実施形態では
発光管1の球体部1aの外径1dの曲率半径をRa,
発光管1の球体部1aの内壁1bの曲率半径をRb,
発光中心2aと発光管1の内壁の頂点までの距離をD2,
発光管1の棒状部2cの半径をD3
としたとき
D2<Rb ‥‥‥(1)
1.5×D3<Ra ‥‥‥(2)
となるようにしている。
【0049】
条件式(1)は発光管1の球体部1aの内壁1bの曲率半径Rbと、発光中心2aと球体部1の内壁1bの間隔D2の比について限定したもので、条件式(1)の範囲外では球体部1aの集光効果が弱く好ましくない。
【0050】
条件式(2)は発光管1の球体部1aの外径1dの曲率半径Raと棒状部の半径D3の比について限定したもので、条件式(2)の範囲外では棒状部に入射される光量が多くなり照明効率が低下するので好ましくない。
【0051】
尚、条件式(1),(2)は更に
1.5×D2<Rb ‥‥‥(1a)
2×D3<Ra ‥‥‥(2a)
の如く設定するのが好ましい。
【0052】
尚、本実施形態において、発光管1として先の実施形態1〜5と同様な球体部1aの外壁の中心1cと、内壁1bの中心、そして発光中心2aのうち少なくとも2つの中心が互いにずれている構成のものを用いても良い。これによれば発光管から放射される光束の利用効率を更に高めることができる。
【0053】
図9は本発明の発光管を用いた光源装置の実施形態3の要部概略図である。本実施形態は図8の発光管1を断面が楕円より成る回転反射鏡に組み込んだ場合を示している。
【0054】
図9において楕円10aの光軸11aは,回転反射鏡の回転軸Aに対し、回転反射鏡の回転軸A上に位置する楕円10aの第2焦点f2を中心として、反時計方向に傾けて配置されている。
【0055】
一方、楕円10bの光軸11bは、回転反射鏡の回転軸Aに対し、回転反射鏡の回転軸A上に位置する楕円10bの第2焦点f2を中心として、時計方向に傾けて配置されている。
【0056】
このように楕円10aを回転反射鏡の回転軸Aに対して傾けて配置することにより発光管1の発光中心2aの虚像2bと楕円10aの第1焦点10af1を一致させている。これによって効率良く楕円の第2焦点f2に、発光管1から発せられた光を集光している。
【0057】
本実施形態の回転反射鏡は,回転反射鏡の回転軸Aに対して楕円10aの光軸11aを傾けた楕円の回転体となっている。
【0058】
図10は図9の楕円10a,10bと発光管1の配置を分かりやすく示した断面図である。楕円10aは、回転反射鏡の回転軸A上に位置する楕円10aの第2焦点f2を中心に、回転反射鏡の回転軸Aに対して反時計方向に0.844度傾けて配置させて、発光管1の発光中心2aの虚像位置2bと楕円10aの焦点10af1を一致させている。楕円10bは、回転反射鏡の回転軸A上に位置する楕円10bの第2焦点f2を中心に、回転反射鏡の回転軸Aに対して時計方向に0.844度傾けて配置している。
【0059】
図11は本発明の初交換を用いた光源装置の実施形態4の要部概略図である。本実施形態は図8に示す発光管1を断面が放物線より形成される回転反射鏡に組み込んだ断面図を示している。
【0060】
本実施形態の回転反射鏡は回転反射鏡の回転軸Bに対して、放物面鏡12aの光軸13aを平行移動し、該放物面鏡12aを,回転反射鏡の回転軸Bに対して回転した形状となっている。回転反射鏡をこのような形状にすることにより発光管1の発光中心2aの虚像2bを放物面鏡12aの焦点12afに一致させている。放物面は円錐曲線のなかで円錐曲線の第2焦点が無限大に位置する場合なので、放物面の光軸と回転反射鏡の回転軸はこの場合のみ平行となる。
【0061】
図12は図11の放物線12a,12bと発光管1の位置関係分かりやすくを示した断面図である。放物面鏡12aの光軸13aを回転反射鏡の回転軸Bに対し,1.4mm紙面下側に平行移動させて、発光管の1の発光中心2aの虚像位置2bと放物面鏡12aの焦点12afを一致させている。また、放物面鏡12bの光軸13bを回転反射鏡の回転軸Bに対し,1.4mm紙面上側に平行移動させている。
【0062】
上記、回転反射鏡を形成する反射面は、楕円や放物線に近似した微小平面鏡の集合体であってもよい。
【0063】
図13は図8に示す発光管1を従来の放物面鏡に組み込んだ光源装置の断面図および光路図を示す。放物面鏡14の焦点fと発光管1の発光中心2aの虚像2bが一致しないため、放物面鏡14で反射され、射出する光は平行度が悪くなっている。
【0064】
図14は図8に示す発光管1を従来の楕円鏡に組み込んだ光源装置の断面図および光路図を示す。楕円15の第1焦点f1と発光管1の発光中心2aの虚像2bが一致しないため、楕円15の第2焦点f2における光源像は大きく広がってしまい集光性が悪くなっている。
【0065】
尚、図9,図11において発光管1として先の実施形態1〜5と同様な球体部1aの外壁の中心1cと、内壁1bの中心、そして発光中心2aのうち少なくとも2つの中心が互いにずれている構成のものを用いても良い。これによれば発光管から放射される光束の利用効率を更に高めることができる。
【0066】
図15は本発明の光源装置を用いた液晶プロジェクターの概略構成図である。同図において、101は前述した本発明の光源装置である。光源装置101からの光束(白色光)は赤外線カットフィルター102を介し、集光レンズ103によって集光されてダイクロイックミラー104に入射している。そしてダイクロイックミラー104により、第1の色光(例えばG)が透過、第2,第3の色光(例えばR,B)が反射されて色分解される。
【0067】
該ダイクロイックミラー104からの第2,第3の白色は、ダイクロイックミラー105により、第2の色光(R)が反射、第3の色光(B)が透過され、各々コンデンサーレンズ115,116を介して各色光に対応したモノクローム画像を表示する液晶パネル111R,111Bを照明する。
【0068】
一方、ダイクロイックミラー104を透過した第1の色光は、全反射ミラー109で反射され、コンデンサーレンズ114を介して液晶パネル111Gを照明している。該液晶パネル111R,111Gからの色光R,Gはダイクロイックミラー106で色合成され、更に該色光R,Gがダイクロイックミラー107で、液晶パネル111Bから全反射ミラー108を介して導光される色光Bと合成される。
【0069】
そして、該色合成された色光R,G,Bは投影レンズ110によりスクリーン126面上に導光される。これにより各液晶パネル111R,111G,111Bに形成された画像情報を重ね合わせてスクリーン126面上に拡大投影している。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば以上のように、発光管を構成する球体部の形状や球体部と発光中心との位置関係等を適切に設定することにより発光管から放射される光束の利用効率を高めた各種のプロジェクターに好適な発光管及びそれを用いた光源装置を達成することができる。
【0071】
特に本発明によれば発光中心の位置を発光管の球体部の外壁の中心に対してずらしたり、発光管の配光分布を偏向させる効果を発光管の球体部にもたせることにより、発光管の配光特性を偏向でき、その結果、倍率の小さい楕円鏡や焦点距離の長い放物面鏡とを組み合わせて光の利用効率を向上させることができる。
【0072】
又、発光管の球体部に集光効果をもたせ、その発光管の発光中心の虚像と回転反射鏡の第1焦点を一致させるように、回転反射鏡の断面を形成する円錐曲線の光軸を、回転反射鏡の回転軸に対し回転反射鏡の回転軸上に位置する円錐曲線の第2焦点を中心として回転させることにより、発光間から発せられる光のほとんどを第2焦点に集光することができ、光の利用効率を高めることができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光管の実施形態1の要部概略図
【図2】本発明の発光管の実施形態2の要部概略図
【図3】本発明の発光管の実施形態3の要部概略図
【図4】本発明の発光管の実施形態4の要部概略図
【図5】本発明の発光管の実施形態5の要部概略図
【図6】本発明の光源装置の実施形態1の要部概略図
【図7】本発明の光源装置の実施形態2の要部概略図
【図8】本発明の発光管の実施形態6の要部概略図
【図9】本発明の光源装置の実施形態3の要部概略図
【図10】図9の詳細図
【図11】本発明の光源装置の実施形態4の要部概略図
【図12】図11の詳細図
【図13】本発明の実施形態6の発光管を従来の放物面鏡に適用したときの説明図
【図14】本発明の実施形態6の発光管を従来の楕円鏡に適用したときの説明図
【図15】本発明の光源装置を用いた液晶プロジェクターの要部概略図
【図16】従来の発光管の要部概略図
【図17】従来の発光管を用いた光源装置の要部概略図
【図18】従来の発光管を用いた光源装置の要部概略図
【符号の説明】
1,3,4,5,6 発光管
1a,3a,4a,5a,6a 球体部
1b,3b,4b,5b,6b 内壁
1c,3c,4c,5c,6c 球心
1d,3d,4d,5d,6d 外壁
2 アーク棒
2a 発光中心
8,10a,10b,15 楕円鏡
9,12a,12b,14 放物面鏡
101 光源装置
104,105,106,107 ダイクロイックミラー
111R,111G,111B 液晶パネル
110 投影レンズ
126 スクリーン

Claims (10)

  1. 透明な材質より成る球体部の外壁の中心又はその近傍を含み、該球体部の内壁で囲まれた空間内に発光部の発光中心が位置し、該発光部からの光束を該球体部を介して所定方向に放射する発光管において、該外壁の中心と該内壁の中心、そして発光中心のうちの少なくとも2つの中心は互いにずれて構成されており、該球体部の外壁の曲率半径に比べて内壁の曲率半径の方が大きいことを特徴とする発光管。
  2. 前記球体部は前記発光部からの光束を偏向させる偏向作用を有していることを特徴とする請求項1の発光管。
  3. 透明な材質より成る球体部の外壁の中心又はその近傍を含み、該球体部の内壁で囲まれた空間内に発光部の発光中心が位置し、該発光部からの光束を該球体部を介して所定方向に放射する発光管において、該球体部の外壁と内壁の曲率半径を各々Ra,Rb、該発光中心から内壁までの距離をD2、該発光管を保持する棒状部の半径をD3としたとき
    D2<Rb
    1.5×D3<Ra
    なる条件を満足し、該球体部の外壁の中心と該球体部の内壁の中心、そして発光中心のうちの少なくとも2つの中心は互いにずれて構成されていることを特徴とする発光管。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の発光管から放射された光束を反射させて所定方向に導光する反射鏡を有していることを特徴とする光源装置。
  5. 請求項1から3のいずれか1項記載の発光管から放射された光束を反射させて所定方向に導光する回転対称な反射面から成る回転反射鏡を有していることを特徴とする光源装置。
  6. 請求項1から3のいずれか1項記載の発光管から放射された光束を反射させて所定方向に導光する断面が円錐曲線で表せられる回転反射鏡を有していることを特徴とする光源装置。
  7. 前記回転対称な反射鏡の第1焦点と該発光管の発光中心の虚像を一致させるよう該回転反射鏡を配置したことを特徴とする請求項5又は6の光源装置。
  8. 前記円錐曲線の第2焦点は回転反射鏡の回転軸上に位置することを特徴とする請求項5,6又は7の光源装置。
  9. 請求項4から8のいずれか1項記載の光源装置からの光束で被照射面を照明していることを特徴とする照明装置。
  10. 請求項4から8のいずれか1項記載の光源装置からの光束で照明した投影物体を所定面上に投影していることを特徴とする投影装置。
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