JP3846687B2 - 電子錠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された信号に基づいて開錠するか否かを判断する電子錠に関するものであり、特に、携帯電話を使用して開錠する電子錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気的な信号を用いて開錠する電子錠としては、テンキーの操作により暗唱番号を入力して照合し、合致すれば開錠するもの(特開平8−100555号公報)、網膜や指紋を読み取って開錠するもの、ICカードから読み出される情報により開錠するもの(特開平11−53490号公報)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術における暗唱番号を入力して開錠する電子錠においては、カギを持ち歩く必要はないが、暗唱番号を覚えたり、テンキーを入力操作することが必要であった。このため、桁数の多い数字を暗唱番号として設定すると、暗唱番号として覚えられなかったり、入力操作に時間がかかるという問題があった。このため、通常は、3〜4桁の数字を暗唱番号として設定していたので、照合する情報量が少なく、保安上、より複雑な情報で開錠するか否かを判断するものが望まれていた。
【0004】
また、網膜や指紋で開錠する電子錠においては、網膜や指紋の複雑な形状を検出し、それを読み取って記憶しなければならないため、装置が高価で且つ大型化してしまうという問題があった。このため、利用範囲が限られていた。
【0005】
更に、ICカードで開錠する電子錠においては、比較的複雑な情報で開錠するか否かを判断するため、一般的に保安上の問題は生じないが、通常のカギを携帯するのと同様にICカードを開錠のためだけに携帯しなければならなかった。
【0006】
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなされたもので、開錠のみに使用する機材、機器を携帯することなく、常時携帯することを前提とした機器から出力される複雑な情報により開錠する電子錠を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子錠は、携帯電話の外部接続端子をコネクタに接続し、初期メモリ設定ボタンを操作することにより前記携帯電話から読み出されるメモリダイヤルを記憶手段に記憶し、開錠時にメモリダイヤル読み出しボタンを操作することにより前記コネクタに接続される携帯電話からメモリダイヤルを読み出し、前記記憶手段が記憶するメモリダイヤルと開錠時に携帯電話から読み出されるメモリダイヤルとを比較手段にて比較し、前記比較手段が一致を検出したときに信号出力ボタンが操作されると開錠信号を出力するメモリ部と、扉が閉まると施錠してロック状態にすると共に前記メモリ部からの開錠信号に応答してロック状態を解除する開錠手段を含むロック部と、を備えている。
【0008】
この電子錠におけるメモリダイヤルは、携帯電話の電話帳機能におけるメモリの一部又は全部から読み出される情報および自己の電話番号を含むものとなっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の電子錠は、携帯電話のメモリダイヤルを利用して開錠するか否かを判断するものとなっている。即ち、この電子錠は記憶手段を有しており、ここに携帯電話から読み出されたメモリダイヤルを記憶する。また、この電子錠には比較手段が設けられており、記憶手段に記憶されたメモリダイヤルと開錠時に入力される携帯電話からのメモリダイヤルとを比較する。そして、この比較手段が一致を検出すると、開錠手段が開錠することになる。
【0010】
携帯電話は、常時携帯することを前提とする機器であるため、これを利用することにより、開錠のためだけに何等かの機器を所持する必要はなくなる。また、携帯電話の使用者が個々に設定するメモリダイヤルは、偶然であっても同一となる場合は事実上全くないものであり、暗唱番号のように新たな番号等を入力設定して意識的に暗号化する必要もない。このため、比較的複雑で保安上も十分な情報でありながら、簡単に設定、入力することが可能となる。
【0011】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係る電子錠の機能構成を示す機能説明図、図2はその電子錠の外観を示す斜視図である。本実施例における電子錠は、図1に示すように、記憶手段2、比較手段4、開錠手段6を有している。
【0012】
記憶手段2は、メモリ回路からなり、携帯電話からのメモリダイヤルを記憶するものであり、本実施例においては初期登録者を判別するための情報としてメモリダイヤルを記憶するものとなっている。
【0013】
比較手段4は、マイコンの一機能からなり、記憶手段2に記憶されたメモリダイヤルと開錠時に入力される携帯電話のメモリダイヤルとを比較して一致検出するものである。携帯電話のメモリダイヤルは、通常、短縮番号(00〜99等)毎に電話番号と名前等を対応させた情報であり、個人個人がそれぞれ設定するものであるため、他人の携帯電話のメモリダイヤルの内容と完全に一致することは実際には起こり得ない。従って、記憶手段2に記憶されたメモリダイヤルと同一となるメモリダイヤルは、初期登録時に使用した携帯電話以外にはないことになる。このことから、比較手段4が一致を検出すると、初期登録時に登録した携帯電話を携帯する初期登録者と判断することができる。
【0014】
また、開錠手段6は、本実施例においては機械的に閉まるとロックするロック部10(図2)に含まれており、比較手段4が一致検出すると、それに応答してモータ、ソレノイド等のアクチュエータを作動させてロックを解除し開錠するものとなっている。
【0015】
上記電子錠は、外観上、記憶手段2と比較手段4を含むメモリ部8と、開錠手段6を含むロック部10とから構成されている。
【0016】
メモリ部8には、携帯電話12の外部接続端子を接続するコネクタ14と、記憶手段2に携帯電話12が出力するメモリダイヤルを記憶させるための初期メモリ設定ボタン16と、開錠時に携帯電話12からメモリダイヤルを読み出すためのメモリダイヤル読み出しボタン18と、比較手段4が一致を検出したときにロック部10の開錠手段6を作動させる開錠信号を出力させる信号出力ボタン20と、が設けられている。
【0017】
ロック部10は、扉22等に取り付けられており、扉22が閉まると機械的又は電気的に施錠してロック状態にすると共に、メモリ部8からの開錠信号に応答してロックを解除して開錠するものとなっている。
【0018】
次に、上記構成からなる電子錠におけるメモリダイヤルの記憶と開錠の手順を説明する。はじめに、携帯電話12の外部接続端子をメモリ部8のコネクタ14に接続し、初期メモリ設定ボタン16を操作する。これにより、携帯電話12からメモリダイヤルが読み出され、記憶手段2に記憶される。
【0019】
上記のように初期登録を行い、その後、開錠する場合には、携帯電話12の外部接続端子をコネクタ14に接続し、今度はメモリダイヤル読み出しボタン18を操作する。これにより、携帯電話12からメモリダイヤルが読み出され、比較手段4にて記憶手段2に記憶されたメモリダイヤルと比較することになる。その結果、携帯電話12から読み出されたメモリダイヤルと記憶手段2が記憶するメモリダイヤルとが一致すると、比較手段4はその一致を検出する。ここで信号出力ボタン20を操作すると、ロック部10の開錠手段6によりロックが解除され、開錠される。
【0020】
尚、上記実施例においてはメモリ部8に操作ボタンを設けているが、マイコンの機能により初期登録から開錠までの動作を全て自動制御しても良い。
【0021】
また、メモリ部8にテンキーや表示部を設けて入力の変更や初期登録をキー操作で行うと共にその状態を表示部で確認することができるようにしても良い。
【0022】
更に、携帯電話12から読み出されるメモリダイヤルとしては、携帯電話の電話帳機能におけるメモリの一部又は全部から読み出される情報だけでなく、自己の電話番号も同時に読み出して組み合わせても良い。特に、自己の電話番号は携帯電話毎にそれぞれ異なる番号が設定されているため、仮に電話帳機能に同一のメモリダイヤルを記憶させたとしても自己の電話番号まで変更しなければ全ての情報が一致することはないので、事実上、全く同一の情報を出力する携帯電話は存在しないことになり、保安上好ましい。
【0023】
また、本実施例においては、ロック部10が、通常、機械的又は電気的にロック状態になるように設定しているが、初期登録時にロック状態になるように設定しても良い。更に、この場合、開錠時に記憶手段2の記憶内容をクリアーし、初期登録が行われるまでロック解除状態にすることも可能である。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、事実上、携帯電話のメモリダイヤルが同一となる携帯電話を所持している人がいないことに着目し、メモリダイヤルを登録して比較することで、初期登録を行った携帯電話を所持する人物であるか判断している。これにより、開錠のみに使用するカード等の機器を携帯する必要がなくなり、また、暗唱番号を覚えたり、暗唱番号を入力する必要もなくなる。
【0025】
また、携帯電話のメモリダイヤルの情報量は複雑で多く、そのメモリダイヤルを直接読み出して記憶させる以外に同一の内容の情報を作り上げることは困難であり、セキュリティシステムとしての信頼性も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子錠の機能構成を示す機能説明図である。
【図2】図1に示す電子錠の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 記憶手段
4 比較手段
6 開錠手段
8 メモリ部
10 ロック部
Claims (1)
- 携帯電話の外部接続端子をコネクタに接続し、初期メモリ設定ボタンを操作することにより前記携帯電話から読み出される携帯電話の電話帳機能におけるメモリの一部又は全部から読み出される情報および自己の電話番号を含むメモリダイヤルを記憶手段に記憶し、開錠時にメモリダイヤル読み出しボタンを操作することにより前記コネクタに接続される携帯電話からメモリダイヤルを読み出し、前記記憶手段が記憶するメモリダイヤルと開錠時に携帯電話から読み出されるメモリダイヤルとを比較手段にて比較し、前記比較手段が一致を検出したときに信号出力ボタンが操作されると開錠信号を出力するメモリ部と、
扉が閉まると施錠してロック状態にすると共に前記メモリ部からの開錠信号に応答してロック状態を解除する開錠手段を含むロック部と、
を備えることを特徴とする電子錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001021097A JP3846687B2 (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 電子錠 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2002227483A JP2002227483A (ja) | 2002-08-14 |
JP3846687B2 true JP3846687B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=18886705
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001021097A Expired - Fee Related JP3846687B2 (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 電子錠 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3846687B2 (ja) |
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2001
- 2001-01-30 JP JP2001021097A patent/JP3846687B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002227483A (ja) | 2002-08-14 |
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