JP3845881B2 - フットライト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フットライトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
保安灯或いは常備灯と言われる照明器具がある。この照明器具はコンセントに着脱自在に接続し、通常時にはコンセントを通じて接続された商用交流電源により内蔵した充電電池を充電し、また内蔵の照明ランプを点灯させることができるものである。そして商用交流電源の停電を検知すると充電電池により内蔵照明ランプを点灯させる機能が備わっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記照明器具は、コンセントより取り外すことができるため、住宅の廊下や階段に取り付けた場合、はじめに通った人が外して使用すると、次に通る人は真っ暗で足元が見えず危険であり、しかもコンセントに接続する構成であるため、壁面からの出っ張りが多く、掃除の際に邪魔になったり、車椅子での通行で車輪が引っ掛かる心配があったりするという支障もある。
【0004】
また常備灯を構成する照明器具に通常時フットライトとして使用する機能を設けても、取り外して懐中電灯として使用する為レンで集光する必要があり、そのためフットライトとして適当な光の広がりを得ることができない問題や、電源を切ると停電と同じ状態になって自動点灯するため、普通のフットライトのように壁スイッチの電源入り切りによる点滅操作ができず、従来の常備灯(保安灯)にフットライト機能があっても器具に設けたスイッチしか点滅操作ができないので、特に年寄りには屈んでの操作となって操作性が悪いという問題がある。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたもので、請求項1の発明の目的とするところは壁面より飛び出すことなく設置でき掃除や車椅子での通行に対して邪魔にらず、しかも常時・停電時の照明ランプの適切な光り方を持たせることができるフットライトを提供するにある。加えて、照明ランプの点滅操作を操作し易い高さに設置された外部スイッチにより行えるフットライトを提供するにある。また、ランプセードが外されたときにランプへの給電路を遮断でき、感電の恐れ無しに安全に照明ランプの交換ができるフットライトを提供するにある。さらに、充電電池の性能チェックができて停電時に本来の性能を発揮させ得るフットライトを提供するにある。
【0006】
請求項2の発明の目的とするところは、請求項1の発明の目的に加えて、通常時において、周囲の明るさに応じて自動的に照明ランプを点滅させることができるフットライトを提供するにある。請求項3の発明の目的とするところは、請求項1の発明の目的に加えて、通常時において、周囲が暗く、且つ人が居る場合に照明ランプを自動点灯させることができるフットライトを提供するにある。
【0007】
請求項4の発明の目的とするところは、請求項2又は3記載の発明の目的に加えて、自動と手動による照明ランプの点滅が選択できるフットライトを提供するにある。請求項5の発明の目的とするところは、請求項1又は2又は3又は4の発明の目的に加えて、廊下や階段で使用する掃除機等の電源を新たにコンセントを設けることなく確保できるフットライトを提供するにある
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明では、壁面に埋設されるスイッチボックスや壁面に開口された埋め込み穴に対応する取付枠に装着されるボックスと、ボックスに内蔵されボックスの前方を照らす照明ランプと、照明ランプを収納配置したボックスの前面開口部に被着されるランプセードと、商用交流電源により照明ランプに点灯電力を与えるとともに、充電電池を充電する電源回路と、商用交流電源の停電を検知すると充電電池からの電力により照明ランプを点灯させる停電時点灯回路と、商用交流電源の通電時の照明ランプの点滅を屈まずに操作できる位置に設置された外部スイッチのオンオフにより行う点滅手段と、前記ランプセードが取外されている状態を検知すると照明ランプの給電路を遮断するランプセード取外し検知手段と、前記ボックスの内部に収納配置され、操作された際には、ランプセード取外し検知手段により遮断される給電路に並列に接続されたスイッチ回路をオンするとともに、商用交流電源からの給電路を遮断することで停電状態を作り出す点検スイッチとを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、設置場所の明るさを検知する明るさセンサと、明るさセンサの検知する明るさレベルが所定以下になったことを検知する検知手段と、商用電源が供給されている時に明るさレベルが所定レベル以下になったことを示す検知手段の検知出力が有れば照明ランプを点灯させ、明るさレベルが所定レベルを越えると照明ランプを消灯させる点滅手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、設置場所の明るさを検知する明るさセンサと、人体検知センサと、人体検知センサが人体検知出力を発生し且つ明るさセンサの検知する明るさベレルが所定以下になったとき検知出力を発生する検知手段と、商用電源が供給されている時に検知手段の検知出力が有れば照明ランプを点灯させ、検知出力が無ければ照明ランプを消灯させる点滅手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明では、請求項2又は3の発明において、商用交流電源の通電時の点滅手段の動作状態を、照明ランプを消灯させる状態と、連続的に点灯させる状態と、検知手段の検知出力による自動点滅状態とに切換選択する外部のスイッチを付設したことを特徴とする。請求項5の発明では、請求項1又は2又は3又は4の発明において、商用交流電源が接続されたサービスコンセントを併設したことを特徴とする
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0013】
(実施形態1)
図1に示す本実施形態のフットスイッチの合成樹脂製のボックス1はJISで定められた大角形の配線器具を取り付ける2連形の取付枠2を一体装着したもので、取付枠2を用いて廊下、階段等の壁面(特に足元となる位置)に埋設されたスイッチボックス(図示せず)や壁面に設けた埋め込み穴(図示せず)に埋設するようになっている。
【0014】
このボックス1は図示するように前面の開口部分にランプセード3が着脱自在に被着され、内部には図2に示す回路を構成する電子部品や、白熱電球のような照明ランプLを装着するためのランプホルダー4、停電時の電源となる充電電池5、スライドスイッチからなる点検スイッチ6等を実装した回路基板7を収納配置するとともに、この回路基板7の前側に反射板8を収納配置する収納凹部1aを設けている。つまり収納凹部1aは照明ランプ収納部をも構成する。
【0015】
照明ランプLは反射板8に穿設してある挿入孔9より口金部を挿入してランプホルダーに装着される。
【0016】
反射板8は照明ランプLの光を反射してランプセード3を通じて前方の所定範囲に光を照射するためのものであり、左下隅に形成した切欠8aより点検スイッチの操作部を露出させ、また右側縁の切欠8bより、ボックス1の片側内壁面に沿うように設けたランプセード検知用スイッチ10の駆動部10aを露出させている。従ってランプセード3を取り外した状態で点検スイッチの操作が可能となり、またランプセード3を被着した状態でランプセード3の裏面に突設してある突起11がランプセード検知用スイッチ10の駆動部10aの穴に入って穴内の駆動釦(図示せず)を押し駆動し、ランプセード3を取り外した状態でランプセード検知用スイッチ10の駆動を解除するようになっている。
【0017】
取付枠2は壁面に埋設されたスイッチボックス(図示せず)に取りつけるための取り孔12や、壁パネル(図示せず)を挟むことにより取付枠2を壁面に開口した埋め込み穴に固定するための挟み金具(図示せず)を装着するための装着穴13等を設けてある。
【0018】
ランプセード3は光を透過することができる合成樹脂により形成されたもので、上記の突起11以外に裏面にはボックス1の収納凹部1aの前面開口部分に被着する際にボックス1に着脱自在に係止固定するための係止爪14を一体突設してある。尚ボックス1の収納凹部1aの内壁面には係止爪14を係止するための係止孔19を設けてある。
【0019】
ボックス1の前面下部の右端部にはサービスコンセント15の差し込み口を露設している。このサービスコンセント15は本発明フットランプを廊下、階段等の壁面に配設した際に、廊下、階段で使用される掃除機等の電源コンセントを提供するためのもので、ボックス1の裏面に設けた図2に示す電源端子17、17に接続された商用交流電源ACにボックス1内部で接続される。尚このサービスコンセント15は無くても勿論良い。
【0020】
プレート16は、本発明フットランプをスイッチボックスや壁面の埋め込み穴に取り付けた後、取付枠2の前面部を被蔽するように着脱自在に取り付けるもので、中央の窓孔16aにはボックス1の前部を裏側より嵌合して前面に露出させる。
【0021】
次に図2の回路構成について説明する。
【0022】
電源回路20は、ボックス1の裏面に設けた電源端子17、17に接続された商用交流電源ACを整流平滑して所定の直流を得るもので、その直流により点検スイッチ6の常閉側接点6a側と、ダイオード21を介して充電電池5を常時充電するとともに、点滅回路22及びランプセード検知用スイッチ10を介して照明ランプLに点灯電力を供給するようになっている。
【0023】
点滅回路22は、ボックス1の裏面に設けた外部スイッチ接続端子23、23に接続された外部スイッチ(例えば壁面等に設けた壁スイッチ)24のオン、オフに対応して照明ランプLの給電路をオン、オフするスイッチ回路からなる。従って外部スイッチ24がオンすると、電源回路20→点検スイッチ6→点滅回路22→照明ランプL→ランプセード検知用スイッチ10→電源回路20の経路で照明ランプLは給電され点灯する。また外部スイッチ24がオフすれば、点滅回路22のオフ動作により給電路が遮断されて照明ランプLは消灯する。尚外部スイッチ24を操作し易い高さ(通常、約110cmの高さ)に設置することにより、操作の度に屈む必要が無くなって操作性が向上する。
【0024】
停電検知回路25は、点検スイッチ6の常閉側接点6aとグランドラインとの間の電圧の有無により商用交流電源ACの停電を検知するもので、その検知出力を停電時点灯回路26に与えるようになっている。
【0025】
停電時点灯回路26は充電電池と照明ランプLとの間に挿入され、停電検知回路25が商用交流電源ACが通電されていることを示す検知出力を発生しているときにはオフ状態となり、該検知出力が発生しなくなると、つまり停電状態を検知すると、充電電池を電源としてオン動作し、充電電池と照明ランプLとの間を接続し、充電電池→停電時点灯回路26→照明ランプL→ランプセード検知用スイッチ10→充電電池の回路で照明ランプLに給電し照明ランプLを強制的に点灯させるのである。つまり停電を伴う地震、火事等の非常時には外部スイッチ24がオフ状態であっても自動的に照明ランプLを点灯させて足元の明かりを確保し、安全な避難を可能とする。
【0026】
ランプセード検知用スイッチ10はランプセード3がボックス1より取り外されたときにオフ動作して照明ランプLの給電路を遮断するもので、感電の恐れを無くし、ランプ交換時の安全を確保する。
【0027】
点検スイッチ6は充電電池の性能チェック時に使用するもので、常開側接点6b側に切り換えると、電源回路20から充電電池への充電経路及び点滅回路22への給電路を遮断し、停電検知回路25から見て停電状態を作りだす。従って、停電時と同様に停電時点灯回路26が停電検知回路25の検知出力を受けてオン動作する。点検スイッチ6を操作するためにはランプセード3をボックス1より取り外す必要があり、そのため操作時にはランプセード検知用スイッチ10がオフとなっている。そこで本実施形態では、電源回路20からの直流を電源としてオン動作するスイッチ回路からなる点検時点灯回路27をランプセード検知用スイッチ10と並列に接続しており、点検スイッチ6が常開側接点6bに切り換わると、該接点6bを通じて電源回路20から点検時点灯回路27に電源を供給してオン動作させてランプセード検知用スイッチ10の両端を短絡するようになっている。そのため点検時スイッチ6の操作時には充電電池→停電時点灯回路26→照明ランプL→点検時点灯回路27→充電電池の経路で照明ランプLに給電して照明ランプLを点灯させることができ、そのため実際に負荷をかけた状態での充電電池の性能チェックが行えることになる。
【0028】
(実施形態2)
上記実施形態1では通常時の照明ランプLの点滅を外部スイッチ24によって行うようにしているが、本実施形態では、外部スイッチ24の手動操作による点滅機能に加えて、周囲の明るさが所定レベル以下になると自動的に照明ランプLを点灯させる自動点滅機能を追加したものである。
【0029】
つまり図3に示すようにCdS等の受光素子からなる明るさセンサ28と、この明るさセンサ28の検知する明るさレベルが予め設定してある基準レベル以下なのかどうかを判別する明るさ判別回路29からなる検知手段とを設けるとともに、3端子の外部スイッチ接続端子23…を持ち、該外部スイッチ接続端子23…に接続される3接点形の外部スイッチ24の切換えにより、オフする「切」動作と、連続的にオンする「連続入」動作と、明るさ判別回路29からの判別出力に基づく「自動」動作の3つの動作モードが選択されるスイッチ回路からなる点滅回路22を用いている。
【0030】
而して商用交流電源ACが供給されている通常時において、外部スイッチ24が「自動」に接続されている場合には、明るさセンサ28が検出する明るさレベルが基準レベルを上回っている間、点滅回路22はオフ状態にあって照明ランプLへの給電路を遮断し、照明ランプLを消灯させている。夜間になって明るさセンサ28が検出する明るさレベルが基準レベル以下になったと明るさ判別回路29が判別すると、その判別出力に基づいて点滅回路22はオン動作して照明ランプLの給電路をオンして照明ランプLを点灯させる。
【0031】
このようにして外部スイッチ24が「自動」に接続されている場合には、周囲の明るさに対応して自動的に照明ランプLを点灯或いは消灯させる。勿論「切」「連続入」に外部スイッチ24を接続すれば、周囲の明るさに関係なく照明ランプLを消灯、点灯させることができる。
【0032】
尚停電時の動作、点検スイッチ6の操作、ランプセード検知用スイッチ10の動作は実施形態1と同じであるため、図3において実施形態1の回路構成要素と同じ動作を為す回路構成要素に同じ番号、記号を付して説明を省略する。
【0033】
また本実施形態の構造は、図4に示すように3連用の取付枠2に対応したボックス1を用いたもので、ボックス1は、左側にランプホルダー4、充電電池5、点検スイッチ6、ランプセード検知用スイッチ10等を実装した回路基板7を収納配置するとともに反射板8を収納配置し、前面の開口部分にランプセード3を着脱自在に被着する収納凹部1aを設け、右側にはボックス1内に設けた明るさセンサ28の受光面と、サービスコンセント15の差し込み口とを露出させている前壁部1bを設けてある。
【0034】
点検スイッチ6の操作部とランプセード検知用スイッチ10の駆動部10aは収納凹部1aの右上隅に設けてあり、これら操作部及び駆動部10aに対応するように反射板8に切欠8cを設け、またランプセード3の裏面に駆動部10aの穴に挿入されランプセード検知用スイッチ10を駆動する突起11を設けてある。
【0035】
尚その他の構成は基本的には実施形態1と同じであるため、同じ役割を持つ構成要素には同じ番号、記号を付して説明を省略する。
【0036】
またサービスコンセント15を設けない場合には図5に示すように実施形態1と同様な2連用の取付枠2に対応したボックス1を用いても良い。この場合ボックス1の前面下部に明るさセンサ28の受光面を露出させている。この例の場合もその他の構成は基本的には実施形態1と同じであるため、同じ役割を持つ構成要素には同じ番号、記号を付して説明を省略する。
【0037】
(実施形態3)
実施形態2では、外部スイッチ24を「自動」に接続した時には明るさセンサ28の検知する明るさレベルに対応して照明ランプLを点灯、消灯させるようにしているが、本実施形態では図6に示すように焦電素子等の熱線センサからなる人体センサ30を明るさセンサ28に加えて設け、人体センサ30が人を検知している時で且つ明るさセンサ28の検出する明るさレベルが基準レベルを下回っている時に照明ランプLを点灯させるようにしたものである。
【0038】
つまり検知回路31は実施形態2の明るさ判別回路と同様な明るさ判別機能と人体センサ30の検出出力により人の存否を判別する機能とを持ち、人体センサ30が人を検知している時で且つ明るさセンサ28の検出する明るさレベルが基準レベルを下回っている時に検知出力を点滅回路22へ出力するようになっている。
【0039】
点滅回路22は、外部スイッチ接続端子23…に接続してある外部スイッチ24が「切」にあるときにはオフ動作し、「連続入」にあるときにはオン動作し、「自動」にあるときには検知回路31の検知出力が発生しているときにのみオン動作するスイッチ回路から構成される。
【0040】
而して外部スイッチ24を「自動」に接続して場合には、周囲の明るさと人の存否に対応して自動的に照明ランプLを点灯或いは消灯させることができる。また「切」或いは「連続入」に外部スイッチ24を投入することにより、周囲の明るさに関係なく照明ランプLを消灯或いは、点灯させることができる。
【0041】
尚停電時の動作、点検スイッチ6の操作、ランプセード検知用スイッチ10の動作は実施形態1と同じであるため、図6において実施形態1の回路構成要素と同じ動作を為す回路構成要素には同じ番号、記号を付して説明を省略する。
【0042】
また本実施形態の構造は、図7に示すように実施形態2の図4の例と同じように3連用の取付枠2に対応したボックス1を用いたもので、人体センサ30の熱線受光部をボックス1の前面壁部1bの上側に露設している点で実施形態2の図4の例と相違する。尚その他の構成は基本的には実施形態2の図4の例と同じであるため、同じ役割を持つ構成要素には同じ番号、記号を付して説明を省略する。
【0043】
またサービスコンセント15を設けない場合には図8に示すように実施形態2の図5の例と同様な2連用の取付枠2に対応したボックス1を用いても良い。この場合ボックス1の前面下部の中央に人体センサ30の熱線受光部を露出させている。尚その他の構成は基本的には実施形態2の図5の例と同じであるため、同じ役割を持つ構成には同じ番号、記号を付して説明は省略する。
【0044】
尚各実施形態1乃至3における外部スイッチ24を、複数のフットライトに対応させれば、複数のフットライトを纏めて制御すること可能となる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1の発明は、壁面に埋設されるスイッチボックスや壁面に開口された埋め込み穴に対応する取付枠に装着されるボックスと、ボックスに内蔵されボックスの前方を照らす照明ランプと、照明ランプを収納配置したボックスの前面開口部に被着されるランプセードと、商用交流電源により照明ランプに点灯電力を与えるとともに、充電電池を充電する電源回路と、商用交流電源の停電を検知すると充電電池からの電力により照明ランプを点灯させる停電時点灯回路と、商用交流電源の通電時の照明ランプの点滅を屈まずに操作できる位置に設置された外部スイッチのオンオフにより行う点滅手段と、前記ランプセードが取外されている状態を検知すると照明ランプの給電路を遮断するランプセード取外し検知手段と、前記ボックスの内部に収納配置され、操作された際には、ランプセード取外し検知手段により遮断される給電路に並列に接続されたスイッチ回路をオンするとともに、商用交流電源からの給電路を遮断することで停電状態を作り出す点検スイッチとを備えたので、壁面より飛び出すことなく設置でき掃除や車椅子での通行に対して邪魔にらず、しかも常設形であるため懐中電灯としての使用を考慮する必要がないため、常時・停電時の照明ランプの適切な光り方を持たせるように光学的に設計することができるという効果がある。しかも、外部スイッチの操作の度に屈む必要が無くなって操作性を向上することができる。加えて、ランプセードが外されたときに照明ランプへの給電路を遮断でき、そのためランプ交換時の感電の恐れが無くなり、安全に照明ランプの交換ができるという効果がある。さらに、停電時に本来の性能を発揮できるように事前に充電電池の性能チェックが行えるという効果がある。
【0046】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、設置場所の明るさを検知する明るさセンサと、明るさセンサの検知する明るさレベルが所定以下になったことを検知する検知手段と、商用電源が供給されている時に明るさレベルが所定レベル以下になったことを示す検知手段の検知出力が有れば照明ランプを点灯させ、明るさレベルが所定レベルを越えると照明ランプを消灯させる点滅手段とを備えたので、通常時において、周囲の明るさに応じて照明ランプを自動的に点滅させることができ、そのため付け忘れ防止によって足元の安全確保が図れ、また消し忘れ防止によって無駄な照明を無くして省エネルギが図れるという効果がある。
【0047】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、設置場所の明るさを検知する明るさセンサと、人体検知センサと、人体検知センサが人体検知出力を発生し且つ明るさセンサの検知する明るさベレルが所定以下になったとき検知出力を発生する検知手段と、商用電源が供給されている時に検知手段の検知出力が有れば照明ランプを点灯させ、検知出力が無ければ照明ランプを消灯させる点滅手段とを備えたので、通常時において、周囲が暗く、且つ人が居る場合のみ自動的に照明ランプを点灯させことができるので、一層無駄な照明を無くすことができて、省エネルギ化が図れるという効果がある。
【0048】
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において、商用交流電源の通電時の点滅手段の動作状態を、照明ランプを消灯させる状態と、連続的に点灯させる状態と、検知手段の検知出力による自動点滅状態とに切換選択する外部のスイッチを付設したので、自動と、手動による照明ランプの点滅が選択できるという効果がある。
【0049】
請求項5の発明では、請求項1又は2又は3又は4の発明において、商用交流電源が接続されたサービスコンセントを併設したので、廊下や階段で使用する掃除機等の電源を新たにコンセントを設けることなく確保できるという効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の分解斜視図である。
【図2】 同上の回路構成図である。
【図3】 本発明の実施形態2の回路構成図である。
【図4】 同上の構造の一例を示す分解斜視図である。
【図5】 同上の構造の別の例を示す分解斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態3の回路構成図である。
【図7】 同上の構造の一例を示す分解斜視図である。
【図8】 同上の構造の別の例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
L 照明ランプ
1 ボックス
1a 収納凹部
2 取付枠
3 ランプセード
4 ランプホルダー
5 充電電池
8 反射板

Claims (5)

  1. 壁面に埋設されるスイッチボックスや壁面に開口された埋め込み穴に対応する取付枠に装着されるボックスと、ボックスに内蔵されボックスの前方を照らす照明ランプと、照明ランプを収納配置したボックスの前面開口部に被着されるランプセードと、商用交流電源により照明ランプに点灯電力を与えるとともに、充電電池を充電する電源回路と、商用交流電源の停電を検知すると充電電池からの電力により照明ランプを点灯させる停電時点灯回路と、商用交流電源の通電時の照明ランプの点滅を屈まずに操作できる位置に設置された外部スイッチのオンオフにより行う点滅手段と、前記ランプセードが取外されている状態を検知すると照明ランプの給電路を遮断するランプセード取外し検知手段と、前記ボックスの内部に収納配置され、操作された際には、ランプセード取外し検知手段により遮断される給電路に並列に接続されたスイッチ回路をオンするとともに、商用交流電源からの給電路を遮断することで停電状態を作り出す点検スイッチとを備えたことを特徴とするフットライト。
  2. 設置場所の明るさを検知する明るさセンサと、明るさセンサの検知する明るさレベルが所定以下になったことを検知する検知手段と、商用電源が供給されている時に明るさレベルが所定レベル以下になったことを示す検知手段の検知出力が有れば照明ランプを点灯させ、明るさレベルが所定のレベルを越えると照明ランプを消灯させる点滅手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のフットライト。
  3. 設置場所の明るさを検知する明るさセンサと、人体検知センサと、人体検知センサが人体検知出力を発生し且つ明るさセンサの検知する明るさレベルが所定以下になったとき検知出力を発生する検知手段と、商用電源が供給されている時に検知手段の検知出力が有れば照明ランプを点灯させ、検知出力が無ければ照明ランプを消灯させる点滅手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のフットライト。
  4. 点滅手段は、外部スイッチにより、商用交流電源の通電時の点滅手段の動作状態を、照明ランプを消灯させる状態と、連続的に点灯させる状態と、検知手段の検知出力による自動点滅状態とに切換選択されることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のフットライト。
  5. 商用交流電源が接続されたサービスコンセントを併設したことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4記載のフットライト
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