JP3845376B2 - 切換式電流源デジタル・アナログ・コンバータのためのトラッキング及び減衰回路及び方法 - Google Patents

切換式電流源デジタル・アナログ・コンバータのためのトラッキング及び減衰回路及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル・アナログ・コンバータ(DAC)の分野に関し、更に詳しくは、切換式電流源DACの動的線形性(ダイナミック・リニアリティ)を改善する回路及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
有線及び無線通信のための市場における強力な成長が主な要因となり、高速で高分解能のDACに対する要求が継続的に大きくなっている。高速かつ高分解能のDACを構築するのに用いられてきた1つのアーキテクチャとして、電流源のアレイを用いるものがある。すなわち、DACは、所望の出力電流を表すデジタル入力ワードを受け取り、電流源は、所望の出力電流を提供する出力に選択的に切り換えられる。このようなDACが、高速かつ高分解能の応用例において好まれてきたのであるが、その理由は、電圧バッファを必要とすることなく、抵抗性負荷を直接的に駆動することができるからである。
【0003】
残念であるが、これらの「切換式電流源」DACには深刻な短所がある。すなわち、デジタル入力ワードが変化すると、DACの内部の電流源の中のいくつか又はすべてがそれに応答して切り換わり、この切り換え動作における寄生振動とスキュー(skew)のために、DACの動的線形性を劣化させる動的非線形性及び過渡的な誤差とが生じる。なお、動的線形性は、スプリアス・フリーのダイナミック・レンジ(SFDR)の仕様によって数量化されるのが一般的である。
【0004】
切換式電流源DACの動的線形性を改善するために、これまでいくつかの方法が用いられてきている。そのような方法の1つが、米国特許第5,646,620号に記載されている。この方法は、その電流源が変化している間は、バイポーラ・トランジスタがDACの出力電流をグランドに切り換えるというものである。しかし、この技術は、シングル・エンデッドの出力を有するDACの場合だけに用いられる。また、オンのときにはバイポーラ・トランジスタ・スイッチの抵抗値はゼロ・オームよりもかなり上であるから、出力を減衰できる程度が制限され、それによって、スイッチングの際の不調が幾分かは出力にまで生じてしまうことがあり得る。
【0005】
これとは異なるアプローチが、米国特許第5,614,903号において論じられている。このアプローチでは、DACの出力に接続されたトラック・アンド・リセット型のダイオード・ブリッジ・スイッチが用いられる。しかし、この技術は、DACの出力電圧を減衰させる手段を提供するものであり、従って、電圧モードのDACと共にだけ用いるのが適当である。このアプローチによって得られる減衰の量は、ダイオード・ブリッジ・スイッチの構成要素の抵抗値によって内在的に制限される。
【0006】
【発明の概要】
切換式電流源DACと共に用いられるトラッキング及び減衰(T/A)回路及び方法が提供され、これにより、そのようなDACの動的線形性が著しく改善される。
【0007】
本発明は、差動出力電流を生じる切換式電流源DACに応用可能である。このT/A回路は、DACの差動出力の両端に接続され、3つの減衰スイッチを含む。すなわち、差動出力の正及び負の側をそれぞれ信号グランドに接続する第1及び第2のシングル・エンデッド・スイッチと、正及び負の出力線を相互に接続する第3の差動スイッチとである。
【0008】
これら3つの減衰スイッチは、DACのサンプル・クロックのそれぞれのサイクルの一部の間は閉じていて、切換式電流源の出力が安定しつつある間はDACの出力を減衰させ、それによって、電流源を切り換える結果として生じる動的非線形性が差動出力電流の中に導かれることを回避する。適切なサイズであるならば、これら3つの減衰スイッチは(閉じられているときには)差動出力電流をゼロ近くまで減少させ、出力線の間のコモン・モード電圧を低下させる。必要である場合には、ローパス・フィルタを用いて差動出力電流をフィルタリングし、T/A回路によって出力スペクトルの中に生じるクロック周波数のスプールの大きさを減少させることができる。
【0009】
本発明のこれ以外の特徴及び効果は、以下の詳細な説明を添付の図面と共に読めば、当業者にとっては明らかであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の基本原理を図解している。切換式電流源DAC5は、所望の差動出力電流を表すデジタル入力ワードを受け取るコントローラ10を含む。電流源のアレイ12は、2位置スイッチ14にそれぞれが接続された出力を有している。それぞれのスイッチにおける対応する端子は、相互に接続され、出力線16及び17の相補的対を形成する。コントローラは、デジタル入力ワードを加えると、それに応答して、スイッチのそれぞれを、その2つの位置の一方に配置して、正の出力線16(+IDAC)と負の出力線17(−IDAC)との上に所望の差動出力電流を提供する。差動出力電流は、負荷を駆動するように接続されている。ただし、ここでは、負荷は、正の出力線16に接続された抵抗値RL+と負の出力線17に接続された抵抗値RL-とで表されている差動負荷として示されている。出力電流IDAC+及びIDAC-とは、負荷RL+及びRL-とをそれぞれ駆動し、その両端に電圧VOUT+及びVOUT-とを生じさせる。
【0011】
上述した従来型の切換式電流源DACに対するタイミング図が、図1に示されている。周期Tを有するサンプル・クロック18が、コントローラ10に提供される。サンプル・クロックの1サイクル当たり1回、コントローラ10は必要に応じてスイッチ14を動作させ、コントローラに与えられたデジタル入力ワードと対応する差動出力電流を出力線16及び17上に提供する。負荷抵抗値RL+の両端に結果的に生じる電圧VOUT+(conv.)が、このタイミング図に示されている。従来型のDAC出力はフルサイクルであり、DAC出力は、クロック周期Tの全体に対して有効である。しかし、スイッチング・スキューや寄生振動のために、VOUT+(conv.)は、各周期Tの最初における動的非線形性によって損なわれている。これらの動的非線形性は、DACの動的線形性に悪影響を与え、そのSFDR仕様を著しく劣化させる。
【0012】
DACにトラッキング及び減衰(T/A)回路20を加えることによって、スイッチング・スキュー及び寄生振動に起因する動的非線形性19は、実質的に除去され、DACの動的線形性は劇的に改善される。T/A回路は、3つの減衰スイッチを含む。すなわち、閉じられると正及び負の出力線16及び17をそれぞれの信号グランドに短絡させるシングル・エンデッド・スイッチS1及びS2と、閉じられると出力線16及び17を相互に短絡させる差動スイッチS3とである。それぞれの減衰スイッチは、ATTEN信号を用いて制御され、ATTENがハイのときに閉じ、ATTENがローのときに開く。T/A回路20は、また、サンプル・クロック18を受け取りATTEN信号を発生する駆動回路22も含んでいる。
【0013】
これらの減衰スイッチは、nMOSFETを用いて実現されるのが好ましい。これによって、T/A回路はユニポーラとなるが、その理由は、スイッチを駆動するのにただ1つのクロック信号(ATTEN)だけが要求されるからである。これにより、立ち上がり及び立ち下がりのクロック波形を一致させなければならないという問題が回避される。しかし、pMOSやバイポーラ・トランジスタを含むこれ以外のスイッチのタイプを用いることも可能である。
【0014】
T/A回路の動作は、図1のタイミング図に図解されている。ATTEN信号は、サンプル・クロック18と同期している。すなわち、電流源出力スイッチ14がコントローラ10によって切り換えられると、ATTEN信号はハイ(A)になり、減衰スイッチが閉じる。減衰スイッチが閉じると、差動電流出力+IDAC及び−IDACがそれぞれスイッチS1及びS2を介してグランドに接続され、更に、スイッチS3を介して相互に接続される。出力負荷によって低インピーダンスのスイッチを並列に接続すると、実効出力インピーダンスが低下し、それによって、差動出力電流が新たな値に安定する間、VOUT+が減衰される。従って、S1、S2及びS3が閉じると、出力電流が、そして、動的非線形性19が、負荷に対して送られることが大幅に回避される。出力信号と動的非線形性とは完全にゼロにまで減少するのではないが(スイッチは依然として有限のインピーダンスを有する)、大幅に減少し、従って、DACのSFDRを改善する。安定期間の後では、この回路は、「トラッキング」(T)に設定され、S1、S2及びS3はオフにされ、差動出力電流は負荷に流れ込むことが許容される。全体的な効果は、ATTENがハイでありS1、S2及びS3がオンにされるときに出力信号が低電圧レベルに戻るという意味で、「ゼロ帰還」(RZ)と類似している。しかし、T/A回路のために、(ATTENが50/50のデューティ・サイクルを有すると仮定した場合に)出力信号のパワーが半分になるということはない。
【0015】
T/A回路がトラッキングに設定されると、出力電圧VOUT+及びVOUT-とは、負荷と関連するキャパシタンスが充電されるにつれて、有限の速度で上昇する。T/A回路が減衰するように設定されると、同じキャパシタンスは放電するが、その際に、電圧パルスの積分が所望のアナログ値となる。
【0016】
負荷への電流がそれぞれのクロック・サイクルの一部分の間中断されるので、クロック周波数スプールが出力スペクトルの中に入り込んでしまうようないくつかの応用例では、正及び負の出力線16及び17と負荷との間に1又は複数のローパス・フィルタ24を挿入して適切な形状のアナログ信号を回復することが必要となる場合がある。しかし、ベースバンドに対するT/A回路の唯一の効果は、信号の大きさを50%減少させることである(ATTENに対して50/50のデューティ・サイクルを想定する)。しかし、多くの応用例は、出力電流を内在的にフィルタリングするか、又は、離散的なローパス・フィルタが不要となるようにフィルタリングを必要とはしない。
【0017】
ATTEN信号は、図1では、50/50のデューティ・サイクルを有しているように示されている。これは、ほとんどの2相クロックのDACの場合に便利な値である。しかし、50/50のデューティ・サイクルが必要ということはない。実際、理想的なT/A回路であれば、それぞれのクロック・サイクルの間に十分な長さだけ出力電流を減衰させ、電流源を切り換えるときに生じる動的非線形性を取り除き、よって、出力信号のパワーを最大化している。
【0018】
本発明によるT/A回路を備えた典型的なDACによって達成可能な動的線形性パフォーマンスが、図2のグラフに図解されている。なお、このグラフは、サンプリング速度が100MS/秒の場合に、入力信号周波数(サンプル・クロック周波数fclkの分数として表された)に対するSFDR/dBcをプロットしたものである。これとは対照的に、100MS/秒のサンプリング速度で動作されている従来型の切換式電流源DAC(本発明を含まない)は、対応する入力信号周波数のレンジでは、10ないし15dB低いSFDR/dBcの値を示している。
【0019】
減衰スイッチのサイズを適切に決めることによって、DACの動的線形性パフォーマンスを最大化することができる。動的線形性を最大にするためには、T/A回路によって提供される減衰は、可能な限り大きくあるべきである。提供される減衰は、「減衰ファクタ」(AF)によって数量化することができるが、減衰ファクタとは、負荷抵抗値によって分割される減衰フェーズの間に差動出力電流に与えられる抵抗値として定義される。AFが低い方がより大きな減衰が得られる。3つの減衰スイッチのすべてが閉じているときには、T/A回路は、図3に示されているようにモデル化することができる。なお、図3では、それぞれのシングル・エンデッド・スイッチS1及びS2の抵抗値はそれぞれがRSであり、差動スイッチS3の抵抗値はRDであり、負荷抵抗値RL+及びRL-の抵抗値はそれぞれがRLである。+IDAC及び−IDACによって負荷抵抗の両端に生じる電圧はそれぞれVP及びVNであって、この構成に対する差動出力電圧Vdiff(=VP−VN)と、減衰ファクタAFとは、RP=RL||RSとして、次の式で与えられる。
【0020】
【数1】
diff=(+IDAC − −IDAC)[(RPD)/(RD+2RP)]
【0021】
【数2】
AF3-switch=(RPD)/[RL(RD+2RP)]
差動スイッチS3だけを含むT/A回路に関する同様の解析からは、AFに関する次の式が得られる。
【0022】
【数3】
AF1-switch=RD/(RD+2RL
全体的なスイッチのサイズが同じ場合、すなわち、1スイッチ構成におけるスイッチS3のサイズが、3スイッチ構成におけるS1、S2及びS3を組み合わせたサイズと等しい場合には、AFは1スイッチ構成の場合の方が僅かに低いことを示すことができる。
【0023】
しかし、このような解析では、シングル・エンデッド・スイッチS1及びS2を加えることによる差動スイッチS3の抵抗値への影響を無視している。この加算の結果として、出力ノードのコモン・モード電圧VCMが、1スイッチ方式におけるVCM1-switch≒IFS[RL 2/(2RL+RD)]から、3スイッチ方式におけるVCM3-switch≒IFS[RP 2/(2RP+RD)]まで減少する。ただし、ここで、IFSはフルスケールのDAC出力電流である。スイッチ抵抗値RSは負荷抵抗値RLよりもはるかに小さいのが一般的であるから、VCM3-switchはVCM1-switchよりも小さく、減衰フェーズの間はゼロに近い。減衰スイッチS1及びS2がnウェルCMOSプロセスを用いて製造されるときには、コモンモード電圧のこの減少は、差動スイッチのゲート駆動(VGS−VTH)を約0.5ないし1ボルト増加させ(DAC出力電流に左右される)、本体がより低いことの効果(lower-body effect)としてVTHを減少させ、従って、S3の抵抗値RDを約2/3のファクタの分だけ減少させる。すなわち、3スイッチ方式における単位デバイスの幅当たりの差動スイッチ抵抗値は、1スイッチ方式におけるその値の約2/3となる。これらを解析に組み入れると、3スイッチ方式のAFは、1スイッチ方式の場合とおおよそ同じである。
【0024】
しかし、これ以外の要素を考慮すると、3スイッチ方式の方が1スイッチ方式よりも優れているように思える。これ以外の要素とは、特に、非線形性を差動出力電流に生じさせてしまう電荷注入とスレショルド電圧効果とである。これらの非線形性は、DACの電流源のスイッチングに対してよりも、むしろ、減衰スイッチの動作と直接に関係する。2つのシングル・エンデッド・スイッチだけを用いる構成(2スイッチ方式)を1スイッチ方式と比較すると、線形性の観点から見て、前者の方が、チャネル電荷注入とスイッチ抵抗値特性とが優れていることを示すことが可能である。2スイッチ方式では、スイッチのソース・ノードは接地されている。そして、第1次近似では、チャネル電荷とスイッチ抵抗値とは一定のままである。その理由は、VGSはクロック波形電圧にだけ依存する定数であり、VTHはソース・ノードに信号が存在しないために一定であって信号とは独立であるからである。従って、スイッチがオフに切り換えられたときの電荷注入と、スイッチがオンに切り換えられたときの電荷の取り込み(uptake)(電流が制限されているDAC出力では著しい)とは、共に一定であり、スイッチ抵抗値もまた一定である。しかし、1スイッチの場合には、スイッチ・ノードの両方において、信号成分が存在する。従って、チャネル電荷は信号に依存し、バックゲート効果に起因するスレショルド電圧も同様であり、よって、出力段の線形性が低下する。これらの要素のすべてを考慮すると、3スイッチによる実現例が、2スイッチや1スイッチによる構成よりも優れているのは明らかであり、従って、本発明は、この出願において説明されているように、3スイッチによる実現例を必要とする。
【0025】
次に、更なる解析が実行され、3つのスイッチの間でスイッチ全体のサイズの最適な分割が決定される。この解析に基づいて、シングル・エンデッド・スイッチS1及びS2のいずれよりも2倍大きな差動スイッチS3を作ることにより、電荷注入及びスレショルド電圧効果を最小に維持しながら、最良のAFが提供されるということがわかっている。
【0026】
本発明によるT/A回路20を用いているDAC45の別の実施例が、図4に示されている。この場合には、1対の折り返し(folding)電流源50及び52が切換式電流源の相補的な出力線に接続されている。既に述べたように、DAC45は、それぞれのスイッチ56に接続された電流源のアレイ54を含んでおり、コントローラ58は、与えられたデジタル入力ワードに応答してスイッチ56を動作させ、所望の差動出力電流(+IDAC、−IDAC)を相補的な出力線60及び62において提供するように構成されている。図4において構成されているように、電流源54は、電流シンクとして動作する。折り返し電流源50及び52はシンクされた電流+IDAC及び−IDACを供給された電流に変換し、電流源50及び52は好ましくは1対のpMOSトランジスタQf+及びQf-を用いて実現され、これらのトランジスタは正の供給電圧V+に接続されたそれぞれのゲート入力において固定されたバイアス電圧BIASを受け取る。BIAS電圧は、折り返されている電流よりも大きな+Ifold及び−Ifoldを折り返し電流源50及び52が導通させるように、設定される。注意すべきであるが、折り返し電流源50及び52がシンクされた電流を供給された電流に変換するように示されているが、折り返し電流源は、例えばnMOSFETを用いて、供給された電流(+IDACや図1の+IDACなど)をシンクされた電流に変換するようにも用いることができる。
【0027】
本発明によるT/A回路を備えた切換式電流源DACの好適実施例が図5に示されている。この実現例は、調整されたカスコード回路60及び62図4の実施例に追加したものであり、これらのカスコード回路は、差動出力電流+IDAC及び−IDACとT/A回路20との間に接続される。カスコード回路60及び62は、折り返し電流源トランジスタQf+及びQf-のドレイン端子と差動出力電流+IDAC及び−IDACとをほぼ一定の電位に維持し、これによって、DACの静的線形性を向上させる。カスコード回路60は、1対のpMOSFETQ1及びQ2を備えており、Q1のソース・ドレイン回路は+IDACと減衰スイッチS1との間に接続され、Q2のソース・ドレイン回路はV+とQ1のゲートとの間に接続され、Q2のゲートは、接合64において+IDACに接続されている。カスコード回路60は、Q1のゲートと信号グランドとの間に接続されたバイアス電流源I1を用いてバイアスされ、I1と並列に接続されたコンデンサC1を用いて補償される。このように構成されると、カスコード回路のフィードバック・ループは、接合64における電圧をQ2のVgs電圧に設定し、Qf+のドレインと差動出力電流+IDACとをほぼ一定に保つ。こうすることによって、DACの静的線形性は著しく改善される。
【0028】
同様にして、カスコード回路62は、1対のpMOSFETQ3及びQ4を備えており、Q3のソース・ドレイン回路は−IDACと減衰スイッチS2との間に接続され、Q4ソース・ドレイン回路はV+とQ3のゲートとの間に接続され、Q3のゲートは接合66において−IDACに接続されている。カスコード回路62は、Q3のゲートと信号グランドとの間に接続されたバイアス電流源I2を用いてバイアスされ、I2と並列に接続されたコンデンサC2を用いて補償される。このように構成されると、カスコード回路のフィードバック・ループは、接合66における電圧をQ4のVgs電圧に設定し、Qf-のドレインと差動出力電流−IDACとをほぼ一定に保つ。
【0029】
カスコード回路の単位利得帯域幅は、固定されたdc電流成分を差動回路のそれぞれの側を強制的に導通させることによって、すべての出力電流値に対して1つのクロック・サイクルの中で安定させるのに必要な最小値を超える値に維持されるのが好ましい。dc成分は、折り返し電流源50及び52の過剰なバイアスによって得られるのが好ましく、その結果として、接合64及び66において電圧を安定させるための最小の受入可能な帯域幅を維持することになる。あるいは、ゼロであるDAC電流位置においてである。調整されたカスコード回路の中へのインピーダンスは、DAC電流源54がサイクルの中間におけるスイッチングから適当に分離されその点におけるその安定位置から著しく妨げられないことを保証する程度に十分に大きくなければならない。
【0030】
示されている折り返し電流源や調整されたカスコード回路は単なる例示であり、他の多くの回路構成を差動電流出力とT/A回路との間に用い、同じ機能を提供することもできる。例えば、T/A回路は、図4及び5に示されているものとは逆の極性を有するFETトランジスタを用いて再構成できるし、バイポーラ・トランジスタを用いて実現することもできる。
【0031】
以上では本発明の特定の実施例が示され説明されたが、多くの変形例や別の実施例がこの技術分野の当業者であれば想到することができる。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限を受ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本原理を図解している回路図である。
【図2】 本発明によるT/A回路を伴うDACについて、入力信号周波数に対するSFDR/dBcのプロットである。
【図3】 減衰モードにおけるT/A回路をモデル化している回路図である。
【図4】 1対の折り返し電流源も含んでいる本発明によるT/A回路を伴うDACの回路図である。
【図5】 本発明によるT/A回路を伴うDACの好適な実現例の回路図である。

Claims (10)

  1. 切換式電流源デジタル・アナログ・コンバータ(DAC)であって、
    それぞれが出力電流を生じる電流源のアレイ(12)と、
    制御信号に応答して前記電流源出力のそれぞれを相補的な1対の出力線(16、17)の一方に切り換え、前記相補的な1対の出力線の上に差動出力電流を提供するように接続されたスイッチのアレイ(14)と、
    所望の差動出力電流を表すデジタル入力ワードとサンプル・クロック(18)とを入力において受け取り、前記制御信号を前記スイッチに提供して前記所望の差動出力電流を生じさせるコントローラであって、前記サンプル・クロックの1サイクル当たり前記スイッチを1回動作させるように構成されており、前記差動出力電流は前記スイッチが動作された後の所定の時間間隔の間に安定する、コントローラ(10)と、
    トラッキング及び減衰(T/A)回路であって、
    減衰信号に応答して閉じられると、前記相補的な出力線の一方を信号グランドに接続する第1の減衰スイッチ(S1)と、
    前記減衰信号に応答して閉じられると、前記相補的な出力線の他方を信号グランドに接続する第2の減衰スイッチ(S2)と、
    前記減衰信号に応答して閉じられると、前記相補的な出力線を相互に接続する第3の減衰スイッチ(S3)と、
    前記減衰信号を生じ、それによって、前記減衰スイッチはそれぞれが前記所定の安定時間の間は閉じており、前記差動出力電流が安定する間、前記差動出力電流を減衰させるように構成された減衰スイッチ駆動回路(22)と、
    を備えているトラッキング及び減衰(T/A)回路(20)と、
    を備えていることを特徴とするデジタル・アナログ・コンバータ。
  2. 請求項1記載のデジタル・アナログ・コンバータにおいて、前記第1、第2及び第3の減衰スイッチは電界効果トランジスタ(FET)であり、前記FETはそれぞれのゲート入力において前記減衰信号を受け取ることを特徴とするデジタル・アナログ・コンバータ。
  3. 請求項2記載のデジタル・アナログ・コンバータにおいて、前記第3の減衰スイッチを構成するFETは、前記第1及び第2の減衰スイッチのいずれを構成するFETの2倍大きいことを特徴とするデジタル・アナログ・コンバータ。
  4. 請求項1記載のデジタル・アナログ・コンバータにおいて、前記減衰スイッチ駆動回路は、前記サンプル・クロックを受け取り、前記減衰スイッチを閉じてそれぞれのサンプル・クロック・サイクルの半分の間は前記差動出力電流を減衰させ、前記減衰スイッチを開くことによりそれぞれのサンプル・クロック・サイクルの残りの半分の間は前記差動出力電流の減衰を停止するように構成されていることを特徴とするデジタル・アナログ・コンバータ。
  5. 請求項1記載のデジタル・アナログ・コンバータにおいて、前記相補的な1対の出力線は正の出力線(16)と負の出力線(17)とを備えており、このデジタル・アナログ・コンバータは、前記差動出力電流が前記電流源から供給されるように構成されており、前記正及び負の出力線に接続され前記電流源によって供給された差動出力電流をシンクする第1及び第2の折り返し電流源(50、52)を更に備えていることを特徴とするアナログ・デジタル・コンバータ。
  6. 請求項1記載のデジタル・アナログ・コンバータにおいて、前記相補的な1対の出力線は正の出力線(16)と負の出力線(17)とを備えており、このデジタル・アナログ・コンバータは、前記差動出力電流が前記電流源によってシンクされるように構成されており、前記正及び負の出力線に接続され前記電流源によってシンクされる差動出力電流を供給する第1及び第2の折り返し電流源(50、52)を更に備えていることを特徴とするアナログ・デジタル・コンバータ。
  7. 請求項6記載のデジタル・アナログ・コンバータにおいて、前記第1及び第2の折り返し電流源は、正の供給電圧と前記正及び負の出力線との間にそれぞれ接続された電流回路を有する第1及び第2のトランジスタ(Qf+、Qf-)を備え、その制御入力においてそれぞれのバイアス電圧を受け取り、前記第1及び第2のトランジスタが前記電流源によってシンクされた前記差動出力電流を導通させることを特徴とするデジタル・アナログ・コンバータ。
  8. 請求項7記載のデジタル・アナログ・コンバータにおいて、第1及び第2の調整されたカスコード回路を更に備えており、
    前記第1の調整されたカスコード回路(60)は、
    前記正の出力線と前記第1の減衰スイッチとの間に接続された電流回路を有する第3のトランジスタ(Q1)と、
    前記正の出力線に接続された制御入力と、前記正の供給電圧と前記第3のトランジスタの制御入力との間に接続された電流回路とを有する第4のトランジスタ(Q2)と、
    前記第3のトランジスタの制御入力と前記信号グランドとの間に接続された第1のバイアス電流源であって、前記第3及び第4のトランジスタとこの第1のバイアス電流源とは、前記正の出力線における電位を実質的に一定にするように構成された第1のフィードバック・ループを形成している、第1のバイアス電流源(I1)と、
    前記第3のトランジスタの制御入力と前記信号グランドとの間に接続され前記第1のフィードバック・ループを補償する第1のコンデンサ(C1)と、
    を備えており、前記第2の調整されたカスコード回路(62)は、
    前記負の出力線と前記第2の減衰スイッチとの間に接続された電流回路を有する第5のトランジスタ(Q3)と、
    前記負の出力線に接続された制御入力と、前記正の供給電圧と前記第5のトランジスタの制御入力との間に接続された電流回路とを有する第6のトランジスタ(Q4)と、
    前記第5のトランジスタの制御入力と前記信号グランドとの間に接続された第2のバイアス電流源であって、前記第5及び第6のトランジスタとこの第2のバイアス電流源とは、前記負の出力線における電位を実質的に一定にするように構成された第2のフィードバック・ループを形成している、第2のバイアス電流源(I2)と、
    前記第5のトランジスタの制御入力と前記信号グランドとの間に接続され前記第2のフィードバック・ループを補償する第2のコンデンサ(C2)と、
    を備えていることを特徴とするデジタル・アナログ・コンバータ。
  9. 請求項8記載のデジタル・アナログ・コンバータにおいて、前記調整されたカスコード回路は、それぞれの単位利得帯域幅がすべての出力電流値に対して1クロック・サイクルの間で安定するのに要求される最小値を超えるように構成されていることを特徴とするデジタル・アナログ・コンバータ。
  10. 切換式電流源デジタル・アナログ・コンバータ(DAC)の動的線形性を改善する方法であって、
    第1のデジタル入力ワードに応答して切換式電流源(12)のアレイの正及び負の出力線(16、17)の上に差動出力電流(+IDAC、−IDAC)を発生するステップであって、前記切換式電流源のアレイはDAC(5)を形成する、ステップと、
    前記デジタル入力ワードの変化に応答して前記出力電流が新たな値に変化している間、前記正の出力線の上の出力電流を減衰させるステップと、
    前記デジタル入力ワードの変化に応答して前記出力電流が前記新たな値に変化している間、前記負の出力線の上の出力電流を減衰させるステップと、
    前記正及び負の出力線を相互に接続して、前記デジタル入力ワードの変化に応答して前記出力電流が前記新たな値に変化している間、前記差動出力電流を減衰させるステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
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